isit 第10回 カーエレクトロニクス研究会 『グローバル化とmbd...

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1 Copyright © 2012 GAIO TECHNOLOGY CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. 【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】 2012.1.30 ガイオ・テクノロジー(株) 橋本一也 ISIT第10回 カーエレクトロニクス研究会 『グローバル化とMBD 化が進む 組込み開発で選ぶ「ツール」とは ?』 本内容は、予告無く変更する場合がありますので、予めご了承下さい。

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Page 1: ISIT 第10回 カーエレクトロニクス研究会 『グローバル化とMBD …car-electronics.jp/CE10/CEW10_3_Hashimoto.pdf · ・日本も今後はツール活用を増やしてゆき

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

2012.1.30

ガイオ・テクノロジー(株)

橋本一也

ISIT 第10回 カーエレクトロニクス研究会

『グローバル化とMBD化が進む

組込み開発で選ぶ「ツール」とは?』

※本内容は、予告無く変更する場合がありますので、予めご了承下さい。

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

ガイオ・テクノロジーとは?

・組込み系開発ツールのメーカー(コンパイラ/検証・テスト・解析ツール/プロトタイピングツール等) ・MBDやMDDなどのモデル開発事業とテスト・検証に関するサービスやコンサルテーションを展開

・30年のツール開発や販売のノウハウを活かしツール開発・供給を拡大・加速させてゆく

ガイオ・テクノロジー株式会社 GAIO TECHNOLOGY CO., LTD.

■ 設立 1980年 ■ 資本金 2億9800万円 ■ 従業員 80名

(営業10名 技術者60名 支援要員 10名) ■ 本社: 横浜 ■ 事業所: 東京、松山 ■ 子会社: GAIO INC(USA)

GAIO:ポルトガル語で快活な、楽しそうな、抜け目のないの意

カバレッジテストツール

仮想検証ツール/MBD向けテストツール

自動テストツール

ツール関連事業の1例

GAIO:ポルトガル語で快活な、楽しそうな、抜け目のないの意

ツール事業 モデル中核開発事業

お客様の「エンジニアリング能力(競争力)」向上を支援

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

ガイオのツールチェーンコンセプト「GIS」

・業界、とくにカーメーカー、ECUサプライヤーの期待に応えるものとして ・検証と実装を生業にしてきたガイオも設計やライフサイクルマネージメントの提案を必要と決断

・Global tool Interlink Solution (略称GIS)をツールチェーンコンセプトとして前面に打ち出してゆく

Integrity連携 ■ Team Center連携 ■ Team Concert連携 ■ Inter Stage ADM連携 ■ Quality Center連携 ■ EA連携 ■ astah連携 ■ プロトビルダー ■ GUIビルダー/A2RU ■

Reactis連携 ■ EmbeddedTester連携 ■ Matlab/Simulink連携 ■ SLDV連携 ■

■ ■

G-VPM ■ プロジェクトコンポーザー ■

■ ■

リバースモデリング代行 ■ ■

レガシーリファクタリング ■ ソフトウェア見える化 ■ 単体品質ギャップ診断 ■

■ XCCV/XCC++ ■

■ ■ ■ ■ RtFT ■ ADAMS連携 ■ SCS ■ VECU-G/VMPF-G ■ VESS-G ■ MFSS-G ■ ASLS-G ■ ■ FIシミュレータ ■ ■ winEVT ■ ■ ■ カバレッジマスター ■ ユニットマスター ■ ユニットテストオンザトラック

■ ■ MC-Checker ■ TargetLink連携 ■ 単体テスト代行 ■ ■ CasePlayer2 ■ ■ WXG 機能安全solution ■

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

モデル(MBD/MDD)中核開発事業(MCD事業)展開

・従前のハード、ソフト受託開発能力をMBD/MDDに対応 ・ツール事業で経験を積んだソリューションやコンサルをサービス事業に

・中期的にはモデル販売とカスタマイゼーションおよびプロセス導入支援を中核に事業を拡大

開発

企画

様検

討 システム設計

ソフト設計

ハード設計 ソフト実装/検証

ハード実装/検証

モデルリファクタリング モデルリダクション

モデルチューニング

システム検証

MBDを基軸に

MDDを基軸に

MBD/MDD 開発受託

ソリューション

リバースモデリング

コンサルティング MBDのプロセスとツール導入および定着の支援

MDDのプロセスとツール導入および定着の支援

モデル/ライブラリ開発および販売とカスタマイズ モデル/ライブラリ

開発&販売

モデル(MBD/MDD)中核開発事業

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

ガイオは何が得意?

リバース エンジニアリング

CASE連携

リバース CASE

MISRA 構文チェック

協調検証 協調検証

MBD対応

I/O検証 単体テスト コードカバレッジ

測定

RTOS M/W

試作レス 実機レス

静的解析

テストデータ 生成

テスト設計

BtoBテスト

・クロスコンパイラ/マイコンシミュレータ系デバッガでツールメーカーとしての地場を固める ・各種ツールをリリースし多様性をアピール 現在は検証ツール、テストツールを中心に事業展開

・コンパイラ開発で得たコード解析技術・経験とマイコンシミュレータの開発資産・経験が基礎技術

コード 解析・加工

システム シミュレーション

クロス アセンブラ

クロス コンパイラ

デバッガ シミュレータ

HMI仕様作成

近年の傾向 ・自動化/機械化による省力 ・品質改善 ・安全規格への対応

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

海外展開

・欧州、中国、インド、北米にセールス拠点を展開(インドはパートナー選定中) ・欧州にはサポート拠点も設置

・ガイオのビジネスフォーカスはワールドワイド

GAIO Technology Tokyo,Japan

Sales&Support R&D VRAIC

China Sales

Undecided India Sales

Sumitomo Deutschland GmbH EU/Germany

General Agent GAIO Inc USA/North America

Sales

Undecided EU

Sales&Support

スペシャリストによる顧客訪問 顧客先でのセールスパッケージ展開 戦略的活動

VRAICサイトでのサイクリックな セールスプログラム実施

Webベース営業 トライアルパッケージ中核

顧客訪問を中心とした直販 セミナーとDMを多用した販促 展示会は年間に大小4つ程度 製品開発と製品企画

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

目次

1. ソフトウェア開発の動向

2. MBDと開発ツール

3. 機能安全と開発ツール

4. 今時の開発ツール

5. まとめ

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

1.ソフトウェア開発の動向 (グローバル化が進む環境)

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

車載ソフト開発の現状と課題

設計品質の向上

開発期間の短縮

開発コストの削減

■ 技術テーマが、快適・安全・環境へ移行

■ 機能安全への対応が必要に

■ 国際規格の制定で、開発がグローバル化

部品管理

品質問題

会社間コミュニケーション円滑化 業界規格対応

スキル不足

グローバル化 性能向上 機能間の相互接続

インテリジェント化(高機能化)

大規模化

標準プロセス適用

作業の可視化

エビデンス作り

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

開発ツールの動向 欧/米/中/日

・欧米や中国ではツールを多用する文化が日本に先行 特に欧州は国策-産学連携が上手く機能 ・日本は優秀な技術者があらゆる問題を解決してきたので汎用ツールの活用余地が少なかった

・日本も今後はツール活用を増やしてゆき 真の国際競争力を得る段階に来たと考える

北米や欧州、中国に比べ日本はツール使用度合いが低いといわれる 経済産業省のデータを見ても「品質確保のため」がツールの購入理由の大半であっても 設計ツールや管理ツールの利用割合はけっして高くない

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

参考:UML/ADL動向

・自動車業界から見たUML動向 UMLからADLへ 自動車業界が規格作成に大きく関与 ・日本の積極的関与はほとんど無し 当面は、規格を上手にキャッチアップするベンダーの見極め

UML2

SDL MSC

Synchronous Language

AML

ADL

UML3,MARTE,SysML2,EAST-ADL

ITU OMG

BWM BOSCH

INRIA CEA/LIST

SAE SEI IEEE EAST

ERICSSON

UML1.4 ADL:Architecture Description Language AML:Automotive Modeling Language SDL:Specification Description Language MSC:Message Sequence Chart

アーキテクチャ記述言語ADLに関するとりくみ

欧州 HOO 1990~

Koala 1996~

AIL-Transport 1999~ EEA

EAST-ADL 2001~ EAST-EEA

AUTOSAR 2003~ AUTOSAR,EASIS

UML2.0 2003~ OMG提案は2002

EAST-ADLⅡ 2006~ ATESST

SysML,MARTE 2005~ 2008 OMG

EAST-ADLⅢ 2008~ ATESSTⅡ

米国 AADL SAE,SEI,IEEE CMM/SEIはアーキテクチャ手法中心 ASAM,ATAM

日本 なし

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

どんな影響が発生するのか?

・品質規格に制約をうけ日本の技術力が平凡化 ・グローバル化、開発手法の変化、に立ち遅れることで日本の技術競争力低下の懸念

・放置が続けば日本製または日本である必然性が低下してゆく

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

国際規格制定による影響が大きい

■国際規格の制定により

グローバル化が進展 • AUTOSAR規格 • 機能安全規格ISO26262 • 他

コンソーシアム 策定規格

MSR 仕様書交換フォーマット

HIS OSEK拡張

C言語コーディングガイド

メトリクスガイド

Automotive-SPICE

テストプロセスTPI-Automotive

OSEK リアルタイムOS

ASAM 適合データツール、フォーマット

MOST マルチメディア通信

FlexRay 高速通信

CAN 通信

LIN ボディ通信

AUTOSAR 基本ソフトPF

UML/SPEM ソフトプロセス

UML/BPM ビジネスプロセス

●AUTOSAR関連の主要民間コンソーシアム

(海外が中心)

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

2.MBDと開発ツール

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

各自動車関連メーカー様の取り組み

①標準開発プロセスの適用推進 • AutomotiveSPICE、CMMI、など

②モデルベース開発の推進 • 業界標準ツール、AUTOSAR、ADL、など

③開発プラットフォームの整備 • AUTOSARなど

④機能安全への対応 • ISO26262など

※どれもグローバルな対応が求められる

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

仕様書 (文書)

設計書 (文書)

分析 モデル

機能 モデル

実装 モデル

フロー チャート

t

残存 バグ 数

残存 バグ 数

要件定義 DR DR 機能設計 詳細設計 プログラ ミング

テスト デバッグ

DR

要件定義 機能設計 テスト デバッグ

MR SIM

DR: デザイン・レビュー MR: モデル・レビュー SIM: シミュレーション

0

従来

開発

プロ

セス

デル

ベー

ス開

発プ

ロセ

期間短縮

品質向上

MR SIM

MR SIM

詳細設計

モデルベース開発の推進

■ モデルベース開発プロセスの効用

• 分析、機能、実装モデル毎の検証による品質向上と期間短縮

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

・パラメチューニング

・単体/合体検証 ・ターゲット化の影響 (機能実行速度や スタック使用量など) を検証 ・異常系の確認 ・オートコードの動作確認 ・物理的プロトタイプを削減

・ハードウェア化の影響(動作タイミングなど) を検証する ・コントローラ不具合の検出 ・実験で生じた不具合の再現

・HILSでは困難なデバッグ

MILS環境 (Model In the Loop Simulation)

SILS環境 (Software In the Loop Simulation) HILS環境

(Hardware In the Loop Simulation)

実機検証環境

PILS環境 (Processor In the Loop Simulation)

プロトタイプ (Prototyping)

実行環境 ・シミュレータ (SPILS) ・エミュレータ ・ボード

・S-Functionアルゴリズムで検証する ・C言語化の影響(量子化誤差など)を検証する ・高速シミュレーションする

・制御装置の試作期間短縮 ・検討用コードの自動生成 ・効率的なモニタ・データ解析環境 ・コントローラ要求仕様検討

V字開発プロセスとMBD検証環境

検証 設計

コントローラ (モデル)

Plant (モデル) +

コントローラ (PC)

Plant (モデル) +

コントローラ (実機)

Plant (モデル) +

コントローラ (実機)

Plant (実機) +

コントローラ (マイコン)

Plant (モデル) +

コントローラ (プロトタイプ)

Plant (実機) +

・コントローラ設計 ・離散化検証 ・パラメチューニング

ECU単体 実機(HILS)検証

実車テスト 車両仕様設計

ECU単体 詳細設計

コード生成

ECU実装

車載ソフト 単体検証

車載ソフト 合体検証

※各用語の定義は各社で異なりますので、ご注意ください。

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

モデル関連ツール必要技術

・モデルベースの場合、必要技術が成熟途上にあるものがまだ多い

分類 技術 コードベース開発時代の必要技術 モデルベース開発時代の必要技術

実装 記述ルール コーディングルール モデリングルール

リファクタリング コードレベル モデルレベル

実装品質の確認 デバッグ コードデバッグ モデルデバッグ

テストパターン作成 コードレベル モデルレベル

テスト自動化 コード駆動 モデル駆動

シミュレーション コードシミュレーション モデル連携シミュレーション(MIL/SIL/PIL/HIL)

性能測定 コード実行性能(実行・スタック使用量) コード実行性能

モデルシミュレーションによる測定

実装品質の基準 メトリクス コードメトリクス モデルメトリクス

カバレッジ コードカバレッジ コードカバレッジ(ACGの品質が満足できない場合)

モデルカバレッジ

(システムカバレッジ) (システムカバレッジ)

仕様・設計工程に関わる技術

ソースコード自動生成 オートコーダー

コード作成 コンパイラ コンパイラ

リバース(資産移行) クロスリファレンス リバースモデリング(資産移行作業)

設計書作成

一致性確認 ウォークスルー/レビュー BTBテスト(Back-To-Backテスト)

※赤字は、特徴的な技術

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

機能 モデルベース開発時代の必要技術 ツール・サービス

記述ルール モデリングルール ガイドライン MISRA AC (機能安全にフォーカス)、JMAAB Control Algorithm Modeling Guidelines (コントローラのモデルレイアウト&ネーミングコンベンション)、dSPACE TargetLink Modeling Gudeline

チェッカー Model Examinar (MXAM: Simulink, Stateflow, MISRA ACのチェック)、StyleChecker (AFT)

リファクタリング モデルレベル リファクタリングサービス

デバッグ モデルデバッグ Simulink, Simulink Design Verifier

テストパターン作成 モデルレベル SystemTest, Reactis, EmbeddedTester, TVEC, カバレッジマスター+CasePlayer2

テスト自動化 モデル駆動 SystemTest, Reactis, EmbeddedTester, TVEC, MC-Checker

シミュレーション モデル連携シミュレーション 各社HILS, 各社PILS, VECU-G/VMPF-G/VSFS-G/ASLS-G

性能測定 コード実行性能 MC-Checker

モデルシミュレーションによる測定 Simulink

メトリクス モデルメトリクス eXquote

カバレッジ コードカバレッジ Reactis, EmbeddedTester, TVEC, カバレッジマスター ほか

モデルカバレッジ Simulink Verification and Validation、Reactis, EmbeddedTester, TVEC

システムカバレッジ

ソースコード生成 オートコーダー Real-Time Workshop Embedded Coder、 TargetLink

リバース リバースモデリング リバースモデリング代行サービス(一部ツール化予定)

一致性確認 BTBテスト MC-Checker、EmbeddedTesterほか

参考) 現状のモデル関連ツール

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

MBDの適用状況

■ アプリの部分での適用

■ 量産適用が始まっている

プロジェクト

項目 先行開発 量産開発

制御仕様開発

要求検討 ○ ○

ラピッドプロトタイピング ○ (フルパス・バイパス)

○ (バイパス)

Simulink仕様書 ○ (アプリ)

○ (アプリ)

実装 ACG

(自動コード生成)

○ ○

確認・検証 HILS/SILS/PILS ○ ○

JMAABより

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MILS/SILS SPILS

MBDの構成要素

コントローラ (制御器) + プラント

(制御対象)

同定モデル

データフローモデル 状態遷移モデル

VinDC = 130

TX1

L1_VALUE = 10mHL2_VALUE = 0.166mH

C20.5n

R2100

0

00

C30.1u

R1130

1 2L1

20uH

C1200u

OUT

0

D1

D1N4933

D2D1N4933

Rf100Meg

D3D1N4933

1

2

3

4

5 -Reference

+X1

ZX

Rref1

0

VloadDC = 1

0 0

Vsw

TRAN = pulse(0 1 5u 0.05u 0.05u 12.5u 25u)0

2N6547/TO

Q1

0

Load

ターゲット コード

オートコード 生成

専用OS

コントローラモデル プラントモデル

コードダウンロード

専用ライブラリ

モデル関連ツール

Real World

Virtual World

ターゲットボード

プロトタイプボード HILSボード/FPGAボード

ダウンロード

HILS

実機

測定データ

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

モデル関連ツール (MBD/MDD開発対応ツール)

・下表のように、要望はつきない →まだまだ十分ではない ・これから徐々に整備

ツール名 ツールのやくわり

1 テストパターンジェネレーション モデルからテストパターンを生成

2 モデリングルールチェック (独自/MAAB/JMAAB/TargetLink/…)

大量のルールを自動チェックで効率化

3 Simulinkビューア Simulinkライセンスなしでも使える

4 Simulinkモデルメトリクス モデルの出来栄えを一定の物差しで評価

5 Simulink整形 可視化+ルールに準拠した整形

6 ブロック検索 複数のブロックの組合せを検出

7 レポーター ブロック&プロパティ表示(レビュー用図面)

8 専用データディクショナリ パラメータ一括設定・閲覧・変更用

9 タグ&ジャンプ エディタ操作性向上

10 静的解析 Simulinkの解釈難のエラーメッセージの補助

11 Simulinkブロックロガー ブロックがどう実行されるかトレース

12 リバースモデリングツール(C→Simulink) 資産移行の効率化

13 Simulinkブロックとコード関数の連携 オートコード評価環境

※お客様の必要度に応じ開発優先順位を変更

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

a.c a.c

組込みソフトウェア(obj-E)

モデルベース開発(MDD)のプロセスとツール

a.c

obj-D

m.c

obj-M

TP-D

AMS/CP2

100%

テストデータ カバレッジ情報

オートコーダー (RTW-EC)

スタブ関数

TP-M

AMS/CP2

100%

テストデータ カバレッジ情報

s.c

obj-E

MATLAB/Simulink (実装モデル)

リンク

コントローラ (マイコン)

Plant (モデル) +

MC-Checker 一致性

MATLAB/Simulink (全体モデル)

MATLAB/Simulink (機能モデル)

・離散化 ・固定小数点化 ・機能モデルとの一致性確認

結合テスト (全体動作確認+故障注入テスト)

単体テスト (モデルとコードの動作確認)

SysML(Enterprise Architect / astah?)

コンポーネント図

シーケンス図

クラス図

ステートマシン図 ユースケース図

要件定義 設計 実装

コード生成

単体テスト (カバレッジ確認)

シナリオ入力

ダウンロード

d.c

ドライバ等

ソフトウェアPF

マイコン・シミュレータ

Plant (モデル)

同じもの

※ 現時点で一番近い現実解の例

課題

課題

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

UML(SysML) とSimulinkとの連携 (現時点の連携方法)

■ UMLシミュレーション(全体実行)

■ Simulink実行

MATLAB/Simulink

リンク コード生成

コンポーネント図

シーケンス図

クラス図

ステートマシン図 ユースケース図

要件定義 設計 実装

Plant (モデル)

MATLAB/Simulink

S-function生成

Plant (モデル)

dll

RTW

dllリンク

dll S-function

コンポーネント図

シーケンス図

クラス図

ステートマシン図 ユースケース図

要件定義 設計 実装

Obj

RTW-EC

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】 ※ :ガイオソリューションで対応

開発プラットフォームの整備

●実装モデル

機能2 プラント1

A C

BSW1

HW1

機能1

E C

B

D A

ターゲット コード

コンポーネントベース開発 モデルベース開発 プラットフォームベース開発

BSW2

HW2

B A C

BSW3

HW3

B

機能2

機能1

参照

プラント モデル1

MILS/SILS

MILS/SILS

ECU3 ECU2 ECU1

●機能モデル

プラント1

機能2

機能1

プラント モデル1

MILS/SILS

MILS/SILS

コードベース SWコンポーネント

A C

BSW3

HW3

B

ECU3

RTE

BSW2

HW2

B

ECU2

RTE

A C

BSW1

HW1

ECU1

RTE

A C

ECU1

プラント1 プラント モデル1

MILS/SILS

MILS/SILS

オートコード生成 /コンパイル /リンク

VFB VFB

ECU2

B A C

ECU3

VFB

B

E C

B

D A HW毎

リンク

E G

BSW3

HW3

F

ECU3

BSW2

HW2

B

ECU2

A C

BSW1

HW1

ECU1

A C

ECU1

コンパイル /リンク

ECU2

B E G

ECU3

F

ECU毎 オートコード生成

HILS

SS

SILS/PILS SILS/PILS

PILS /HILS

PILS /HILS

モデルベース SW-C

ECU再構築可能

BSWにより HWの抽象化

再利用性向上 流動化

VFB: Virtual Functional Bus RTE: Run-time Environment

AUTOSAR / JasPar

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

AUTOSAR プロジェクト・プラン

■ 開発 • 3つのフェーズで進行しており、 現在はフェーズ3に

■ 適用状況 • 欧州のOEM

― → • 北米のOEMは・・・

― GMなどはAUTOSAR 4.Xを使用予定としている • 日本のOEMは・・・

― 機能安全のメリットがAUTOSARによってどこまで見出せるのか? ― JasParの検討結果待ち状態?

フェーズ 活動内容

フェーズ1 ・ AUTOSAR Release2.Xで2006年まで

フェーズ2 ・ AUTOSAR Release3.Xをメインにこれまでのアップデートや改善 ・ AUTOSAR Release4.0のスタート

フェーズ3 ・ AUTOSAR Release4.Xの最終版として2012年目標でBSWのエンハンスメントや機能安全、パワーセーブなどを盛り込む予定 => 4.X を使用した量産ECUの開発が加速する模様

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

AUTOSAR ソフトウェア・アーキテクチャ

出所)AUTOSAR, “AUTOSAR_LayeredSoftwareArchitecture”より転載

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

.XML

ECU Extract of System Configuration Configure

ECU Extract ECU-Specific Information

System Configuration Description

Configure System

System Configuration Input

.XML .XML

.XML

ECU Configuration Description

Implement Component

Implemented Component

Generate Executable

.exe

ECU Executable

Component related templates

●ECUの設計とコンフィギュレーション

●コンポーネント実装

●システム・コンフィギュレーション

AUTOSAR Methodology (概要)

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

.XML

.XML

.XML .XML Vendor Specific ECU Configuration Parameter Definition : Module Def BSW Module Description

: BSW Module Description

Collection of Available SWC Implementations

ECU Extract of System Configuration : System

Configure ECU

Extract ECU-Specific Information

ECU Configuration Extractor

System Configuration Description : System

System CommunicationMatrix : CommunicationMatrix Type

System Configuration Generator

Configure System

System Mapping : SystemMapping

Available SWC Implementation : Implementation

Collection of Available SWC Implementations

Top-Level Composition : CompositionType

Mapping Constraints : SystemMapping

CommunicationMatrix as Constraint : CommunicationMatrixType

ECU Resource Description : ECU

System Configuration Input : System

Topology : SystemTopologyType

.XML

.XML .XML .XML

.XML

.XML

.XML

.XML

.XML

.XML

.XML

.h

.XML

ECU Configuration Description

Generate COM

RTE Generator

COM Generator

Generate RTE

Generate OS

OS Generator

OS Configuration Header

COM Configuration Header

RTE Header

RTE Code

COM Configuration Code

OS Configuration Code

MCAL Code

MCAL Header

Generate MCAL

MCAL Generator

Edit ECU Configuration

ECU Configuration Editors

.h

.h

.h

.c

.c

.c

.c

Compile Mudules

.obj

Compiled Objects

Link Mudules

.XML

Component Internal Behavior Description [API Generation] : InternalBehavior

Generate Component API

Component API Generator

Component API

Additional Headers

Implement Component

Component Internal Behavior Description [Post Implementaion] : InternalBehavior

Component Implementaion Description [for SourceCode] : Implementaion

Component Implementation

Compile Component

Component Implementaion Description [for ObjectCode] : Implementaion

Compiled Component

.XML .c

.XML

.XML

.h

.obj

.XML

.exe

Executable

.obj .obj

.obj .obj

RTE COM

OS MCAL

Compiler

●ECUの設計とコンフィギュレーション

●コンポーネント実装

●システム・コンフィギュレーション

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

■システムデザインツール ・SystemDesk (dSPACE) ・DaVinci Developer (Vector) ・VSA (Mentor) ・ZIPC Autosar (CATS) ・Rhapsody (IBM)

■BSWコンフィグレーション ツール ・EB tresos Studio (Elektrobit) ・DaVinci Configurator Pro (Vector) ・ECU SPECTRUM (KPIT)

■マイコンとMCAL ・Renesas Electronics ・Fujitsu ・Freescale ・Infineon ・ST micro ・Texas Instruments

AUTOSARツール

■デバッグ テストツール ・モデルカバレッジ機能 ・コードカバレッジ機能 ・通信可視化機能 ・テストデータ生成機能 ・スタック使用量測定 ・VFB環境

■デバッグ テストツール ・コードカバレッジ機能 ・テストデータ生成機能 ・割込みテスト機能 ・エミュレータ ・通信データ測定器 ・評価ボード

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

AUTOSAR Methodologyとマイコンシミュレータの連携(例)

.XML

ECU Extract of System Configuration

Configure ECU

Extract ECU-Specific Information

System Configuration Description

Configure System System Configuration Input

.XML .XML

.XML

ECU Configuration Description

Implement Component

Implemented Component

Generate Executable

.exe

ECU Executable

Component related templates

●ECUの設計とコンフィギュレーション

●コンポーネント実装

●システム・コンフィギュレーション

SW-C

(サーバ)

SW-C

(クライアント)

SW-C

(クライアント)

SW-C

(レシーバ)

SW-C

(センダー)

SW-C

(レシーバ)

通信状況を タイミングチャート でビジュアル化

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

・ODEモデル→Simulink記述 ・DAEモデル→ODEモデルへ変換→Simulink記述 or ・DAEモデル→Modelica記述

プラントの表現

コントローラ (制御器) + プラント

(制御対象)

常微分方程式 (ODE: Ordinary Differential Equation) で表現

作用・反作用、キルヒホッフの法則、 質量保存則といった代数式を含む 微分代数方程式 (DAE: Differential Algebraic Equation) で表現

■ODE変換の問題点 ・非常に多くの労力必要 ・結果は作業者に依存

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

プラント・モデリングに関する動向: modelicaが注目されている

■ modelicaとは、オブジェクト指向のマルチドメイン・モデリング言語

• オブジェクト指向 • 方程式でのモデル表現 • 物理量の国際単位の適用 • 微分、代数、離散方程式への対応

■ 物理システムのモデリング国際標準を目指す

■ 制御も記述できるが、プラント記述に利用。特に物理現象を表現するモデルの構築で使われている。コントローラ(制御ロジック)はSimulinkで記述。

■ 特徴(典型的記述)

• 代入文) x := 2+y; • 方程式) f = m * a; (左辺と右辺の式が等しいことを表現する)

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

Modelicaのツール

ツール名 メーカ 特徴

(MSL) Modelica協会 MSL=Modelica Standard Library (Molelica標準ライブラリ)

CATIA ダッソー・システムズ

Dymola ダッソー・システムズ Dymola=ダイナミック・モデリング・ラボラトリ

AMESim LMS

JModelica JModelica.org

MapleSim Maplesoft

MathModelica MathCore

OpenModelica OSMC

SCICOS Modlica SCICOS includes a compiler for a subset of Modelica language

SimulationX ITI

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

3.機能安全と開発ツール

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

各産業分野に対する機能安全規格

引用文献:“Functional Safety in the Automotive Industry, Process and methods” BMW AG, RELNETyX AGに加筆

安全規格 Safety Standards - IEC 61508 (Meta-Standard) - ISO TR 15497: MISRA Guidelines - ECSS-E-40A (EU, Space) - RTCA DO-178B (Aerospace SW, V&V) - SAE APR 7451 (Aerospace, HW) - NASA-GB-1740,13-96 (SW-Guidebook) - Def Stan 00-55 (Military) - IEC 60880 (SW in Nuclear Power Plants) - AUTOSAR Safety Function - ISO13482 (サービスロボット)

IEC 61508 Derivates - IEC62278, EN 5012x (鉄道) - IEC62304 (医療機器ソフトウェア)、 IEC60601 1-4 (Medical) - ISO10218 (産業用ロボット) - IEC61311-6 (PLC) - IEC62061 (産業機械) - IEC61800 (電子制御モータ) - IEC61784-3 (フィールドバス) - EN81-1 (エレベータ) - IEC61511 (プロセス産業) - IEC61513 (原子力) - ISO EN 12100 (Machinery) - ISO26262 (Automotive)

Specific Design Instructions - Standardised E-Gas-Safety Concept - Type Approval Regulations: ECE R13(H) Annex 18(8), ECE R79 Annex 6

Assessment Models - IEC 15504 (SPICE) - CMM(I)

品質規格 Quality Standards - ISO 16949 (automotive) - VDA Band 3.1 und 4.ff - DIN EN 60300-2(Reliability Management) - VDI 4001-10: Technical Reliability

Engineering Standards - ISO/IEC 12207 (SW-Process) - V-Model

Automotive SPICE

派生

派生

ISO26262 (Automotive)

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

機能安全対応ツールのポイント

3-1 各工程支援(各手法の支援)

3-2 作業成果物・検証エビデンスの作成

3-3 使用する開発ツールの認定

3-4 安全機構の確認支援

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

6-8

ソフトウェア単体設計と実装

6-9

ソフトウェア単体テスト

6-7

ソフトウェアアーキテクチャ設計

6-6

ソフトウェア安全要求仕様

6-10

ソフトウェア結合テスト

6-11

ソフトウェア安全要求の検証

CM/winAMS

MC-Checker

CasePlayer2

ASLS-G

VECU-G

VMPF-G

VSFS-G

クロスコンパイラ

システムシミュレータ

CM/winAMS

UnitMaster

VECU-G

MC-Checker

システムシミュレータ

ASLS-G

VECU-G

VMPF-G

VSFS-G

3-1 各工程支援(各手法の支援)

■ソフトウェア開発における ISO26262-6参照開発フェーズモデルとガイオが提供するツール

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

参考:マイコンコアシミュレータ-機能安全とのかかわり

・ISO/DIS 26262のpart-6に記載される推奨 ・代表的ツールにもマイコンシミュレータが活用できるものが少なくない

分類 表題 代表的ツール (ガイオの理解)

6-5 製品開発の開始 表1 モデリングおよびコーディングの指針でカバーされる原則 構造解析ツール、構文解析ツール、モデリングツール

6-6 ソフトウェア安全要求仕様

6-7 ソフトウェアアーキテクチャ設計

表2 ソフトウェアアーキテクチャ設計のノーテーション 構文解析ツール

表3 ソフトウェアアーキテクチャ設計の原則 モデリングツール、構造解析ツール

表4 ソフトウェアアーキテクチャレベルにおけるエラー検出メカニズム 構造解析ツール、動的解析ツール

表5 ソフトウェアアーキテクチャレベルにおけるエラーハンドリングメカニズム

構造解析ツール、動的解析ツール

表6 ソフトウェアアーキテクチャ設計のベリフィケーション手法 レビュープロセス支援ツール、構造解析ツール

6-8 ソフトウェア単体の設計と実装

表7 ソフトウェアユニット設計のノーテーション 文書校正支援ツール、文書管理ツール

表8 ソフトウェアユニット設計および実装のための設計原則 構文解析ツール、構造解析ツール、動的解析ツール

表9 ソフトウェアユニット設計および実装のベリフィケーション手法 レビュープロセス支援ツール、構造解析ツール、構文解析ツール

6-9 ソフトウェア単体テスト

表10 ソフトウェアユニットテスト手法 テスト設計ツール、ユニットテストフレームワーク、モニタリングツール、動的解析ツール、テスト比較ツール、故障/障害模擬ツール

表11 ソフトウェアユニットテストのテストケース導出手法 テスト設計ツール、構文解析ツール、構造解析ツール

表12 ソフトウェアユニットレベル構造カバレッジメトリックス カバレッジ計測ツール、テストデータ準備ツール、テスト実行ツール

6-10 ソフトウェア結合テスト

表13 ソフトウェア結合テスト手法 テスト設計ツール、ユニットテストフレームワーク、モニタリングツール、動的解析ツール、テスト比較ツール、故障/障害模擬ツール

表14 ソフトウェア結合テストのテストケース導出手法 テスト設計ツール、構文解析ツール、構造解析ツール

表15 ソフトウェアアーキテクチャレベル構造カバレッジメトリックス カバレッジ計測ツール、テストデータ準備ツール、テスト実行ツール

6-11 ソフトウェア安全要求の検証

表16 ソフトウェア安全要件ベリフィケーション実行環境 HILS、SILS、PILS

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

分類 表 表題 ガイオ・ソリューション(部分的に適用)

モデリング、コーディング

表1 モデリングおよびコーディングのガイドラインでカバーされる原則 CasePlayer2

アーキテクチャ

表2 ソフトウェアアーキテクチャ設計のノーテーション

表3 ソフトウェアアーキテクチャ設計の原則

表4 ソフトウェアアーキテクチャレベルにおけるエラー検出メカニズム

表5 ソフトウェアアーキテクチャレベルにおけるエラーハンドリングメカニズム

表6 ソフトウェアアーキテクチャ設計のベリフィケーション手法

ユニット 表7 ソフトウェアユニット設計のノーテーション

表8 ソフトウェアユニット設計および実装のための設計原則 CasePlayer2

表9 ソフトウェアユニット設計および実装のベリフィケーション手法 CasePlayer2+WinAMS

表10 ソフトウェアユニットテスト手法 WinAMS / UnitMaster / VECU-G / システムシミュレータ / MC-Checker

表11 ソフトウェアユニットテストのテストケース導出手法 WinAMS / UnitMaster

表12 ソフトウェアユニットレベル構造カバレッジメトリックス WinAMS / UnitMaster

結合 表13 ソフトウェア結合テスト手法 VECU-G / VMPF-G / VSFS-G / ASLS-G /システムシミュレータ / MC-Checker

表14 ソフトウェア結合テストのテストケース導出手法

表15 ソフトウェアアーキテクチャレベル構造カバレッジメトリックス

実行環境 表16 ソフトウェア安全要件ベリフィケーション実行環境 VECU-G / VMPF-G / VSFS-G / ASLS-G

ISO26262-6の手法に対応するガイオ・ソリューション一覧

■ ソフトウェア単体テスト関連が中心の製品群

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

ISO26262-6手法に対応するツール (詳細例1)

■ 表12 ― ソフトウェアユニットレベル構造カバレッジメトリックス

手法 ASIL ガイオから提供できるソ

リューション A B C D

1a ステートメントカバレッジ ++ ++ + +

WinAMS / UnitMasterにより計測、エビデンス作成(効率化)

1b 分岐カバレッジ + ++ ++ ++

WinAMS / UnitMasterにより計測、エビデンス作成(効率化)

1c MC/DC (Modified Condition/Decision Coverage) + + + ++

WinAMS / UnitMasterにより計測、エビデンス作成(効率化)

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

ISO26262-6手法に対応するツール (詳細例2)

■ 表10 - ソフトウェアユニットテスト手法

手法 ASIL ガイオから提供できるソリ

ューション A B C D

1a 要件ベーステスト ++ ++ ++ ++

1b インタフェーステスト ++ ++ ++ ++

1c 故障注入テスト

+ + + ++

WinAMS / UnitMaster / VECU-G / システムシミュレータ / FIシミュレータで欠陥データ作成・シミュレーション実行(効率化)

1d リソース使用測定 + + + ++

1e 該当する場合には、モデルとコードとのBack-to-backテスト

+ + ++ ++ MC-Checkerで一致性自動確認(効率化)

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

規格におけるユニットテストの手法

機能の含まれ具合 規格 適合度合

確認手段・対策

仕様書 == コード (一致)

仕様書 > コード (仕様に記述されている機能が、コード内に実装されている機能より多い)

× 要件ベーステスト 要件カバレッジ

仕様書 < コード (仕様に記述されている機能が、コード内に実装されている機能より少ない)

× コードカバレッジ

■ 単体テストの目的は、ユニットソフトウェア仕様書通りであること、余分な機能がふくまれないこと、を確認すること。

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

ユニットテストに関するポイント (ISO 26262規格要約+コメント)

■ ユニットテスト環境 • ユニットテストの環境は、できるだけターゲット環境に近い環境にすること。

― ユニットテストがターゲット環境で実行できない場合は、ターゲット環境下でテスト(単体テストでない)を規定するために、「ソースコードおよびオブジェクトコードの差異」、「単体テスト環境とターゲット環境」の差異を分析すること。

例)単体テスト環境とターゲット環境の差異が、データ語長、アドレス長が異なるソース/オブジェクトコードに表れる可能性がある

■ カバレッジについて

• 計測用コードを用いる場合は、その計測機能がテスト結果に影響を及ぼさないことを示す必要がある。

• 達成したカバレッジ率に対して論理的根拠を示すこと。

■ BTBテストについて • モデルベース開発の場合は、BTBテスト(Back-to-backテスト)が実施される場合があ

る。 ― BTBテストとは、「二通り以上の実現方法で開発されたソフトウェアを同じ入力でテストを行い、

その結果を比較することでテストを行う手法」を言う。期待値を作成する工程が削減できる利点がある(テストケース(入力)さえ作れば短期間に大量のテスト実行が可能)。

―現行のオートコーダの技術水準は「成熟度が低い」ので、出力コードの正しさをチェックしなければならない、との意見もある

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

適用事例) パワートレーンECUメーカでのBTBテストツール利用例

■ 走行データをテストに活用し、モデル一致性テストと単体テストを実現 • 実車走行のデータをMC-CheckerとカバレッジマスターwinAMSで実行 • 実車走行データでの動作確認をすることでOEM(完成社メーカ)とのコミュニケーションが円滑になる • 今後はCarSim(㈱バーチャルメカニクス製)やCANalyzer(Vector 製)などからテストデータの作成を

検討中

u実車走行データ

uCarSimデータ

uCANalyzerデータ MC-Checker

winAMS

テスト データ テスト データ テスト データ

lモデル動作の確認

lモデルとコードの一致性の確認

lカバレッジ取得

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

3-2 作業成果物・検証エビデンスの作成

安全計画(修正版)

ソフトウェア検証計画

モデル&プログラム言語用設計・コーディングガイドライン

ツール適用ガイドライン

ソフトウェア安全要件仕様

ハードウェア-ソフトウェア・インタフェース仕様(修正版)

ソフトウェア検証計画(修正版)

ソフトウェア検証報告

ソフトウェアアーキテクチャ設計仕様

安全計画(修正版)

ソフトウェア安全要件仕様(修正版)

安全分析報告

ソフトウェアユニット設計仕様

ソフトウェアユニット実装

ソフトウェア検証報告(修正版)

ソフトウェア検証計画(修正版)

ソフトウェア検証仕様

ソフトウェア検証報告(修正版)

ソフトウェア検証計画(修正版)

ソフトウェア検証仕様(修正版)

組込みソフトウェア

ソフトウェア検証報告(修正版)

ソフトウェア検証計画(修正版)

ソフトウェア検証仕様(修正版)

ソフトウェア検証報告(修正版)

従属故障分析報告

ソフトウェア検証報告(修正版)

コンフィギュレーションデータ仕様

キャリブレーションデータ仕様

安全計画(修正版)

コンフィギュレーションデータ

キャリブレーションデータ

ソフトウェア検証計画(修正版)

検証仕様

検証報告

6-5 ソフトウェ

アレベル製品開発

6-6ソフトウェア

安全要件の仕様

6-7 ソフトウェ

アアーキテクチャー設計

6-8 ソフトウェ

アユニットの設計と実装

6-9 ソフトウェ

アユニットテスト

6-10 ソフトウェア統合とテスト

6-11 ソフトウェ

ア安全要件の検証

6-AnnexC ソフト

ウェアコンフィギュレーション

■ 作業成果物は、全体で100以上。これらのトレーサビリティを保証する必要がある • トレーサビリティの保証 →ALM等のツールを利用 • 各作業成果物の作成 →各種ツールを利用

●表1:モデリングおよびコーディングの ガイドラインでカバーされる原則 ●表2:ソフトウェアアーキテクチャ設計のノーテーション

●表3:ソフトウェアアーキテクチャ設計の原則 ●表4:ソフトウェアアーキテクチャレベルにおけるエラー検出メカニズム ●表5:ソフトウェアアーキテクチャレベルにおけるエラーハンドリングメカニズム ●表6:ソフトウェアアーキテクチャ設計のベリフィケーション手法

●表7:ソフトウェアユニット設計のノーテーション ●表8:ソフトウェアユニット設計および実装のための設計原則 ●表9:ソフトウェアユニット設計および実装のベリフィケーション手法

●表10:ソフトウェアユニットテスト手法 ●表11:ソフトウェアユニットテストのテストケース導出手法 ●表12:ソフトウェアユニットレベル構造カバレッジメトリックス

●表13:ソフトウェア結合テスト手法 ●表14:ソフトウェア結合テストのテストケース 導出手法 ●表15:ソフトウェアアーキテクチャレベル 構造カバレッジメトリックス

●表16:ソフトウェア 安全要件 ベリフィケーション 実行環境

※参照ポインタは一部

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3-3 ソフトウェアツールの認定

■TI (Tool Impact)

・ツールの不具合が安全要求を満足でき

ないような影響を与える可能性

TI1 可能性がないという論拠がある

TI2 上記以外

■TD (Tool error Detection)

・ツールの不具合、誤出力を検出できる確率

TD1 その確率が高い

TD2 その確率が中程度

TD3 上記以外

■TCL (Tool Confidence Level)

・要求される信頼度水準

TD1 TD2 TD3

TI1 TCL1 TCL1 TCL1

TI2 TCL1 TCL2 TCL3

Method ASIL

A B C D

TCL1 1a 使用実績から得られる信頼度

1b 開発プロセスの評価

1c ソフトウェアツールの妥当性検証

1d 安全標準に適合する開発

TCL2 1a 使用実績から得られる信頼度 ++ ++ ++ +

1b 開発プロセスの評価 ++ ++ ++ +

1c ソフトウェアツールの妥当性検証 + + + ++

1d 安全標準に適合する開発 + + + ++

TCL3 1a 使用実績から得られる信頼度 ++ ++ + +

1b 開発プロセスの評価 ++ ++ + +

1c ソフトウェアツールの妥当性検証 + + ++ ++

1d 安全標準に適合する開発 + + ++ ++

■ 課題 • たくさんある自社製ツールをどう認定するか

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

3-4 安全機構の確認支援

四輪操舵システム

21% 3

32

17

12 6

10

AFS

28% 12

30

13

11 2

4 OS

チューニング 制御 フェールセーフ/診断

信号処理・ システム マネージメント

ドライバ

CAN

ET2008基調講演より

■ 比較的割合が大きい「フェールセーフ/診断」部の検証も重要

■ ECU機能が統合されてくると、アプリ間の保護が必要になってくる

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

安全機構検証に関わる検討事項

■ フェールセーフ&フールプルーフの安全機構は • ハードウェアのみで実装 (ハードウェア的診断)

― ウォッチドッグタイマ ― クロック停止 ― etc

• ソフトウェアのみで実装 (ソフトウェア的診断) ― メモリパリティチェック ― 演算チェック ― CRCチェック ― 伝送路渋滞検出 ― etc

• ハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実装

■ では、その安全機構をどのように確認するか?

■ 安全機構が確認できる状況を作って、その状況化で確認する必要ある • その確認には故障系動作を模擬できる仮想環境が必須と言われている

―(仮想環境だと)故障状態になっても壊れない ―(仮想環境だと)故障状態のままデバッグもできる

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

4.今時の開発ツール (期待されるツールの機能・要件の具体的事例)

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

今後期待されるツール機能 (例)

① テストデータ自動生成

② バリデーション (仕様記述と形式手法)

③ vECU-MBD (仮想ECU)

④ フォールトインジェクション (故障注入テスト)

⑤ 割込みカバレッジ

vECU-MBD (仮想ECU)

テストデータ自動生成

バリデーション

フォールトインジェクション

割込みカバレッジ

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

①-1 UMLからテストデータ自動生成 (EnterpriseArchitect)

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

テストベクタ生成

①-2 Simulinkモデルからテストデータ自動生成&自動テスト

Simulink モデル

Tester

Reactis (動作はMスクリプトで記述可能)

csv Export

テストベクタ

SPILS実行(MC-Checker)

MILS 実行結果

OK/NG

BTB結果

Validator

カバレッジレポート 違反検出 特定のテストケースの検出

モデル実行

Simulator

テストベクタ+実行結果

カバレッジ計測 モデル上に通過パスを可視化

Back step

要求

要求の確認

テストベクタ

Simulink モデル

ターゲットコード

SPILS 実行結果

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

テストベクタ生成

①-3 TargetLinkモデルからテストデータ自動生成&自動テスト

Simulink モデル

Mスクリプト

TargetLink モデル

Cソース

ATG

CV

実行・期待値作成

SL-MIL

TL-MIL

TL-SIL

TL-PIL

BTBテスト

SL-MIL

TL-MIL

TL-SIL

TL-PIL

MC/DC

モンテカルロ法

形式検証テクノロ ジーを利用 テストベクタ

(MC/DC用)

実行結果

EmbeddedTester (動作はMスクリプトで記述可能)

csv Convert/export (プラグイン)

MCC用 テストベクタ

SPILS実行(MC-Checker)

csv

SPILS実行結果

OK/NG

BTB結果

OK/NG

BTB結果

プロファイル作成

カバレッジ 測定

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

今後期待されるツール機能 (例)

① テストデータ自動生成

② バリデーション (仕様記述と形式手法)

③ vECU-MBD (仮想ECU)

④ フォールトインジェクション (故障注入テスト)

⑤ 割込みカバレッジ

vECU-MBD (仮想ECU)

テストデータ自動生成

バリデーション

フォールトインジェクション

割込みカバレッジ

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

モデルで実施する検証

●機能モデル(浮動小数点モデル)

車両 機能 車両 機能 車両 要件

●要求分析モデル(SysML等)

●集中実装モデル(固定小数点モデル)

●分散実装モデル

Task1 Task2

タスク間通信(遅延)

機能間通信 (遅延)

Task3

機能1 機能2

(VFB)

(RTE) (RTE)

●実装コード

Task1 Task2 Task3

OS NW

OS NW

NW通信

ECU1 ECU2

●NW設計モデル

ECU

CAN ノード LIN

GW

ECU

ECU

t

task1 task2

task3

●タスク設計モデル

FlexRay

メッセージ マッピング

タスクマッピング コンフィギュレーション情報

■誤差検証 ・シミュレーション

■リアルタイム性保証 / リソース要求検証 ・BCET/WCET (静的・動的) ・シミュレーション

■実行時エラー検証 ・Cソース静的解析 (モデル検査)

OEMメーカ

ECUメーカ

■到達可能性・矛盾性検証 ・形式検証(モデル検査)

■スケジューリング検証 ・形式検証(モデル検査)

■モデルとコードの一致性検証 ・時間的誤差

■モデルとコードの一致性検証 ・データ誤差 ・時間的誤差

■機能検証 ・シミュレーション ・モデル・カバレッジ

■形式検証

■形式検証

■形式検証

■単体テスト ・形式検証(モデル検査) ■形式検証

(SLP)

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

形式手法の利用が注目されてきている (ISO26262-6規格中の形式手法)

表 手法 ASIL

A B C D 表 手法

ASIL

A B C D

ユニット設計 &実装

アーキテク チャ設計

7 1a 自然言語 ++ ++ ++ ++

1b インフォーマル・ノーテーション ++ ++ + +

1c セミフォーマル・ノーテーション + ++ ++ ++

1d フォーマル・ノーテーション + + + +

2 1a インフォーマル・ノーテーション ++ ++ + +

1b セミフォーマル・ノーテーション + ++ ++ ++

1c フォーマル・ノーテーション + + + +

6 1a 設計のウォークスルー ++ + o o

1b 設計のインスペクション + ++ ++ ++

1c 設計の動的部分のシミュレーション + + + ++

1d プロトタイプ生成 o o + ++

1e フォーマル・ベリフィケーション o o + +

1f 制御フロー分析 + + ++ ++

1g データフロー分析 + + ++ ++

9 1a ウォークスルー ++ + o o

1b インスペクション + ++ ++ ++

1c セミフォーマル・ベリフィケーション + + ++ ++

1d フォーマル・ベリフィケーション o o + +

1e 制御フロー分析 + + ++ ++

1f データフロー分析 + + ++ ++

1g 静的コード分析 + ++ ++ ++

1h セマンティックコード分析 + + + +

【ベリフィケーション】 【ノーテーション】

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

形式検証ツールの適用フロー (EmbeddedValidator/SCADEの場合)

Simulink/Stateflow モデル

TargetLinkモデル

SCADEモデル

true Sig

import

変換

TargetLink

検証 Property

sig1

sig2 sig3

sig1

sig2

Implies (AならばB)

sig3

Property

Property

安全要件の記述 ※SCADEモデルで記述

検証エンジン

反例 (含むベクター)

Assumption

検証エンジン

反例 (含むベクター)

$走行中

$ロックしない

P

Q

※日本語のマクロで記述 (中身は信号名を使ったロジック)

安全要件の記述

PならばQ

デバッグ用モデル (反例を入力 できるモデル)

生成

絞込み

Embedded Validator

SCADE 検証モデル

BTBテストが必要

Assume 制約条件

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

要件/仕様の形式化がポイント

■ 現状の問題:要求仕様書完成度の影響

• 開発のライフサイクルの中で、要求仕様書に起因する問題が40%を占める。(日本科学技術

連盟ソフトウェア品質管理研究会)

• 受発注間(社内も含む)での仕様の共有が困難となっている。 • 手戻り多発、品質低下、納期延長などで、テストの工数が設計・実装の2倍に達してい

る。(Jean-Raymond Abrial, Modeling in Event-B)

• 要求仕様書の欠陥が設計と実装に影響し、さらには市場に出た製品で問題が発生する。

■ ツール例: SPEC L-PERFECT(“SLP” と略)

• 要求仕様書を簡単な文法で正確に書くツール • 要求仕様書の論理整合性と一意性を支援 • 「主語述語論理モデル」による要求仕様記述ツールであり、大規模組込み系要求仕様

書の品質および品質説明力を向上させることを目的とした支援ツールである

※JFP様SLP資料より引用

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

応用1) 仕様形式記述から形式検証

Simulink/Stateflow モデル

TargetLinkモデル

変換

TargetLink

Assumption

検証エンジン

反例 (含むベクター)

$走行中

$ロックしない

P

Q

※日本語のマクロで記述 (中身は信号名を使ったロジック)

要件の記述

PならばQ

デバッグ用モデル (反例を入力 できるモデル)

生成

絞込み

SLP

変換 (自動)

BTC様 仕様記述ツール (Embedded Specifier -開発中)

eXmotion様 仕様記述ツール USDM 仕様

(日本語)

EmbeddedValidator

変換 (自動)

現行仕様 (半形式化されたもの)

要件 (日本語)

SLP

変換 (手作業)

モデル作成 (手作業)

変換 (手作業)

変換 (手作業)

変換 (手作業)

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

テストベクタ生成

応用2) 仕様形式記述から要件テストベクタを生成

Simulink モデル

Mスクリプト

TargetLink モデル

Cソース

ATG

CV

実行・期待値作成

SL-MIL

TL-MIL

TL-SIL

TL-PIL

BTBテスト

SL-MIL

TL-MIL

TL-SIL

TL-PIL

MC/DC

モンテカルロ法

形式検証テクノ ロジーを利用 テストベクタ

(MC/DC用)

実行結果

EmbeddedTester (動作はMスクリプトで記述可能)

csv Convert/export (プラグイン)

MCC用 テストベクタ

SPILS実行(MC-Checker)

csv

SPILS実行結果

OK/NG

BTB結果

OK/NG

BTB結果

プロファイル作成

カバレッジ 測定

ECUソフトウェア

$走行中

$ロックしない

P

Q

PならばQ

要件モデル (Cソース)

SLP

BTC様 EmbeddedTester C-Observer

要件記述

要件記述から 要件モデルを 自動生成

現時点の最適解か。。。

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

今後期待されるツール機能 (例)

① テストデータ自動生成

② バリデーション (仕様記述と形式手法)

③ vECU-MBD (仮想ECU)

④ フォールトインジェクション (故障注入テスト)

⑤ 割込みカバレッジ

vECU-MBD (仮想ECU)

テストデータ自動生成

バリデーション

フォールトインジェクション

割込みカバレッジ

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

vECU-MBD WG

■ ISIT・STARC中心

■ 仮想ECUモデル有効活用に向けた有志活動

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

バーチャルECU(マイコンシミュレータ)による動作確認

赤:HILS

外部入力信号の 丸め処理の調整だけで、 合わせ込みが可能

青:シミュレーション出力 ■HILSと同じ動きをするバーチャルECU (ガイオ事例)

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

モデル流通TFについて

■ 仮想ECUモデル流通のためのガイドラインを作成

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

今後期待されるツール機能 (例)

① テストデータ自動生成

② バリデーション (仕様記述と形式手法)

③ vECU-MBD (仮想ECU)

④ フォールトインジェクション (故障注入テスト)

⑤ 割込みカバレッジ

vECU-MBD (仮想ECU)

テストデータ自動生成

バリデーション

フォールトインジェクション

割込みカバレッジ

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

ISO26262-6で推奨される故障注入テスト

■ 表10 - ソフトウェアユニットテスト手法

手法 ASIL

A B C D

1a 要件ベーステスト ++ ++ ++ ++

1b インタフェーステスト ++ ++ ++ ++

1c 故障注入テスト + + + ++

1d リソース使用テスト + + + ++

1e 該当する場合には、モデルとコードとのBTBテスト + + ++ ++

■ 表13 ― ソフトウェア結合テスト手法

手法 ASIL

A B C D

1a 要件ベーステスト ++ ++ ++ ++

1b インタフェーステスト ++ ++ ++ ++

1c 故障注入テスト + + ++ ++

1d リソース使用テスト + + + ++

1e 該当する場合には、モデルとコードとのBTBテスト + + ++ ++

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

関連用語

開発時 稼動時

欠陥

故障モード

欠陥(Defect)

故障モード (Failure Mode)

フォールト(fault)

異常(Error)

(残存欠陥)

部品レベルの故障

部品レベルの故障

故障(Failure)

システムレベルの 故障

システムレベルの 故障

潜在的 潜在的 顕在的

デュアルポイント故障

シングルポイント故障

部品レベルの故障 システムレベルの 故障

マルチポイント故障

フォールト

マルチポイント フォールト

デュアルポイント フォールト

潜在的フォールト (latent fault)

※青字の用語はISO/DIS 26262で定義 ※本書ではFault=「故障/障害」としている

「故障モード、欠陥、フォールト、そして故障」の定義 各規格で定義が異なるので注意必要。

異常状態

経年・経時変化 (断線,固着,…)

顕在化

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

INT

故障モードが発生する場所

ECU

LAN

ROM RAM CPU

周辺機能 A/D WDT

ECU回路 マイコン 故障診断

入出力ポート

電源IC

サブ マイコン

ロジックIC メモリ 通信

トランシーバ

fault 検出機構

reset

DF

DF

FMC1

FMC2 FMC0

FME2

FME3

FME0

FME1

fault 検出機構

FMC3

※DF: detected fault

FME4

+

フェールセーフ 処理

故障注入テストの目的 故障注入対象 テスト指標

アプリケーションソフト(フェールセーフ機能)の検証

・周辺デバイス ・コード/関数/コールカバレッジ

故障診断プログラムの評価 ・プロセッサ回路 ・ECU回路

・HW故障検出率

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

FIシミュレータの操作対象 (3種類)

(故障モード・欠陥) (検出結果)

FMC0 FMC1 FMC2 FMC3 FMCn FME0 FME1 FME2 FME3 FMEn

DF0 DF1 DF2 DF3 DF4 DFm

回路断線・ メモリ固着など

故障モード・欠陥を HW/SWで検出

(検出機構)

操作1

操作2

操作3 操作

検出の結果が、 割込み・SFR・メモリなど に反映される

操作 操作

(マイコン外の故障モード)

(マイコン内の故障モード)

マイコンメーカが 仕様決定

<故障処理の流れ> (フェールセーフ処理)

対象 操作機能 (例一部)

メモリ値、レジスター値、ポート

指定されたタイミングで、指定されたレジスタ、指定されたアドレス範囲のメモリの値、または、指定されたポートを固着する/変更値を設定する。

実行 指定されたタイミングにおいて指定されたアドレスで実行を抑制する

指定されたアドレス範囲と回数の間、指定されたオペコードは、NOPとみなす。

割込み 指定されたタイミングにおいてエラー/例外割り込みを生成する.

指定されたタイミングで指定された割り込みを抑制する、あるいは、継続させる。

通信 指定されたタイミングにおいて応答を抑制/遅延させる。

指定されたタイミングにおいて各フラグをセット/クリアする

指定されたタイミングにおいて指定された(イリーガルな)メッセージによって応答する。

メッセージの伝達順序を変更する

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

FIシミュレータを使った故障注入テスト

■ SRS故障注入検証に利用 ■ 他、ボデー電装系や音振制御、CAN通信検証、割込

み負荷テストなどの例も

専用ビューアーにより、 ・エアバッグの爆発順序 ・タイミング ・アラーム点燈 を確認

リファレンス データ

シミュレーション結果 ロギング

自動比較

故障設定GUI

決定

Cancel

初期化

点火デバイス1 入力名 設定

システムシミュレータ GUI エディタ

操作記述

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今後期待されるツール機能 (例)

① テストデータ自動生成

② バリデーション (仕様記述と形式手法)

③ vECU-MBD (仮想ECU)

④ フォールトインジェクション (故障注入テスト)

⑤ 割込みカバレッジ

vECU-MBD (仮想ECU)

テストデータ自動生成

バリデーション

フォールトインジェクション

割込みカバレッジ

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

割込みカバレッジとは?

■「割込みテスト基準」とは、割込みがどの程度テストできているかを表す指標

■どのような割込みテストをしていますか? • 「割込み単体テスト→割込み処理部時間実測→机上で論理検証(WCET)→実機

使って確認」といった手順? ―品質確認として十分ですか?

• 耐久テストだけで済ませていませんか?

■再現可能なイベント網羅検証器 ・ 割込み対する制御ソフトの堅牢性の検証を可能にします ・ シミュレータ使用により、確実に現象を再現し、問題特定を 素早くできます

コンセプト ★機能 ・ 割込み条件(割込む 箇所等)を詳細に設 定可能 ・ 割込み自動生成可能 ・ 耐久テスト可能 ・ 割込みカバレッジ測 定可能

※マイコンシミュレータを利用して実現

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

割込みテストの実施例

■特定箇所での割込み動作の確認 • 過去事例の確認 • 割込優先順位の妥当性の確認 • 未使用割込みの発生時の動作 • スリープ/ウェイクアップ(繰り返し)動作の確認 • 割込みによるスタック破壊の確認 • DI/EI処理漏れの確認

■不特定箇所で発生する割込み動作の確認

• 思わぬ箇所での割込み発生時の動作確認 ―割込みタイミング

» 1日1回発生する ←耐久テスト • 通信系割り込みは、通信タイミングを変更して確認

■コードカバレッジ結果により割込み検査レベルの確認

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

国際学会で割込カバレッジを発表 (名古屋大学&GAIO)

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

「割り込まれる側」 リソースに着目した割込みポイント

(1) 全共有リソース網羅

(2) 全割込みポイント網羅

A A B

A, B:共有リソースアクセスタイミング :割込みテストポイント

グラフの縦線が命令。

実行系列1

実行系列2

A A

A A B 実行系列1

実行系列2

A A

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【開示及び用途制限資料 ガイオ・テクノロジー株式会社】

■ 各処理毎の実行系列の選び方として、以下が挙げられる

• (a) 各共有リソースをアクセスする実行系列(パス)を1個網羅する ―例えば、ある割込み処理が2つの共有リソースA、Bにアクセスするならば、いず

れに関しても1回は通る(A11かA12どちらか + B1) • (b) 各共有リソースにアクセスする実行パスを全て網羅する

―共有リソースアクセスする実行パス全て(→ A11 + A12 + B1) • (c) (全ての組み合わせ、多重まで網羅する)

―詳細は議論中 » 要因、回数、順序など

「割り込む側」 実行系列の選び方

■多重割込みは必要か? 多重割込みはシステムの割込み優先順位の問題とすれば、 ソフトウェア観点の割込みカバレッジとしては不要?

A12

A11

B1

要因1の割込みハンドラ

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割込みテスト基準

78

(割り込む側)

実行系列

(割り込まれる側)

割込みポイント

(b) 各共有リソースにアクセスする実行パスを全て網羅

(c) (多重網羅、詳細は検討中)

(1) 全共有リソース網羅 I0 I2 (検討中)

(2) 全割込みポイント網羅

I1 I3 (検討中)

%100´=総数カバレッジアイテムの

イテムの数実行したカバレッジアカバレッジ

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Save/load

Cause interrupt

Information on behavior of interrupt Show

Setting

Tool chain of interrupt testing

Log Infomations

Test events manager

Interrupt condition

Log viewer

Configuration on interrupt condition

(executes interrupt scenario)

Save/load

Calculate and view coverage

Interrupt testing

coverage

●class of interrupt ●Timing of interrupt ●interrupt testing point

●Event log ●Coverage information

Application code

② ③

・・・

Register Memory SFR

Interrupt handling module

Module (OS independent

Task1

OS

Taskn

Shared resources

Software

●Test case for interupt handling module

Input test case for interrupt handling modules

SystemSimulator

Handler code

Interrupting test point will be identified automatically

(例) I0: 100% I1: 90%

※シミュレータだから実現可能!

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協賛会社募集中

■ 「割込みカバレッジ」は、難しい課題であり、まだ検討が必要

■ 日本発の規格をつくりませんか?

■ 参加者募集

• アドバイザ • ツール評価

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5.まとめ

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まとめ

■ グローバル化、MBD化が進む開発で使用するツールの状況

• コードベース開発の時代より、高度化されたツール • 多種多様なツールを使いこなさないとならない時代 • 機能安全用大量のエビデンスを作成・管理するためにもツールを使わなければ

対応できない • ツール自体の信頼性も求められる • ツールは単独で動作するのではなく、ツール間の連携が必要となる

―個別ツールより、ツールチェーンとして整備

■ 進化途上で、これからも期待される機能がある

■ 海外ツールメーカに負けないよう、日本ツールメーカも頑張りたい

• グローバルな活動 • 日本から国際的規格を発信

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