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2015.5.19
ITソリューションサービス本部
エンタープライズソリューション事業部
データマネジメントソリューション部 部長
入山 秀樹
Customer Success Stories 2015
ビッグデータが“あたりまえ”になる前に
先進各社の着実で効果的なIT基盤刷新アプローチ
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アジェンダ
IT基盤刷新の視点と検証(PoC)の必要性 PoC事例、検証環境活用事例 IT基盤刷新における標準化とテクノロジー まとめ
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IT基盤刷新の視点と 検証(PoC)の必要性
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IT基盤刷新を支えるテクノロジーのトレンド Oracle Exadata Database Machine X5、
Oracle Database Appliance X5、 Oracle Database 12c、Oracle Security Solution etc
1. プライベート・クラウドやDB統合による効率化
2. ビジネスを加速させる 超高速インメモリ・データ処理
3. I/O処理をより速くする フラッシュディスク活用
4. マルチテナント機能を利用した バックアップの効率化
5. 内部からの情報不正取得への対策、 データベースセキュリティ強化
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セキュリティ対策の必要性
HWの保守切れ
経営者
SWライセンス の保守切れ
情報システム部
・リアルタイムな経営情報把握 ・更なる業務の改善 ・自社のビジネス価値の向上
IT基盤刷新に必要な視点
基盤刷新は、システムの限定的な課題解決だけではなく、 ビジネスの課題解決をも実現する必要がある。
・DB,HWの最新化 ・内部、外部犯行の防御 ・システムのレスポンス改善
環境変化のスピードアップ グローバル市場への対応
新しい競合の参入 不確実性増大
データ量増大と レスポンス遅延
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IT基盤刷新における取り組みのポイント
■机上検討以外に、実機を用いた検証(PoC)が現実解に向けた効果的手段 ■検証(PoC)はシステム技術面だけでなく、目的を踏まえ、アプリケーションや、 業務、ビジネスの視点を加味した内容で実施する事が必要
ハードウェア,DBなどの システムの限定的な
課題解決
業務・アプリケーションを含むビジネスの
課題解決へ
ハードウェア・DB
アプリケーション
ビジネス
アプリケーション
ビジネス
ハードウェア・DB
企業価値の向上、業務改善など ビジネス課題の解決へ
システムの限定的な課題解決
目的:何のために? 目標:目標数値は? 手段:実現方法は?
目標
目的
手段
システム技術の検証 ビジネス目標実現の検証 ビジネス目的の実現
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事前検証(PoC)を実施することの意義
primary Job
PJ スタート
目的/目標/ 手段の検討
机上による 分析
課題 設定
POC 検証 無し
POC 検証 有り
情報 収集
PJ スタート
目的/目標/ 手段の検討
Secondary Job
PJ スタート
目的/目標/手段の検討
早期PJスタート
目的、目標、手段の精度向上
Secondary Job
Secondary Job
■プロジェクトの早期スタートや実現精度の向上に大きく寄与
その他の効果 ・リスク、コストの低減 ・製品に対する理解の浸透 ・PJ体制の相互理解の浸透、etc
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PoC事例、検証環境活用事例
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顧客データ活用とサービス向上
会員の購買動向に踏み込んだ分析と、加盟店との協業による リアルタイムなリコメンドなどの会員サービスの向上
TCO削減と取引管理の効率化
• カード利用履歴 • ライフスタイル • エリア • 年齢 • 性別
• WEB閲覧履歴 • 購入到達率 カード利用
店舗
Web
Web閲覧履歴
統合顧客/ 取引DB
• 多数の旧各社システムを統合
• ハード保守切れに対応
TCO削減
キャンペーンやリコメンドなどの会員サービス向上
目的:リアルタイム顧客分析基盤構築による、会員向けサービスの向上
事業企画 経営管理
リアルタイム セグメント分析
レコメンドの 効果測定、評価
加盟店
統合分析基盤により、旧各社保有のシステムは統合され、 3年で2億円のTCOの削減と、取引・顧客管理が一元化され ている状態
事例①大手クレジットカード企業様 リアルタイム顧客分析基盤構築
目指す姿
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SAP BW for Exadata
勘定系 システム
BWキューブ
生成
SAP BW for Exadata Exadata
・データ量が最も多い取引先別の分析データ。これを月次でSAP BWの多次元キューブへロードするためにかかる時間は約3時間半。 データ不備による再ロードは6時間。これをExadata上で実行した。
⇒ Exadata を利用した場合、これまで3時間30分かかっていた、 SAP BWのロード処理が、3分で完了。(約70倍) 経営管理部が翌日まで待っていた再ロードは、6時間が、47分へ。
POC 結果
セグメント別分析
SAP BW
SAP R/3
会計 DWH
経営管理
事例①大手クレジットカード企業様 リアルタイム顧客分析基盤構築
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事例②ベリトランス株式会社様 課金決済プラットフォーム刷新
背景
EC事業者様に様々な決済手段を一括提供
PCI DSSに対応した課金決済プラットフォームをデータセンター含めて全て刷新する
ご支援内容と効果
Oracle Exadata, Advanced Security, GoldenGate を包括的に採用
バッチ処理 360分→15分 検索処理件数 約200件→約10件/日に削減(*)
「TIS EAラボ」で検証を繰り返し、実現性を確認。GoldenGateによるほぼ無停止移行を、入念な準備とリハーサルで障害ゼロで実現。
強固なセキュリティと 高速な処理機能を実現
クレジット業界におけるグローバル・セキュリティ基準(PCI DSS) に対応した課金決済プラットフォームを構築
(*)30秒以上かかる検索処理件数。また、バッチ処理、検索処理件数ともベリトランス社調べ
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PCI DSSに対応した課金決済プラットフォームを データセンター含めて全て刷新する
ECサイト
クレジットカード・ コンビニ各社
現行データセンター 新データセンター
次世代システムを構築 さらなる高速化・安定化・ 強固なセキュリティを実現
販売管理情報等
GoldenGate によるノンストップ切替
商品購入情報等
VeriTrans3G等
事例②ベリトランス株式会社様 課金決済プラットフォーム刷新
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事前の影響調査、計画、検証・リハをEAラボで繰り返して移行作業を実施
3/x移行日
旧システム
新システム
2週間前
同期 切替
移行1ヵ月後 検証
移行設計・ TIS EAラボ・ テスト環境で検証
キックオフ 影響調査・ 課題抽出・ 計画
移行5ヶ月前 標準化された方法論の適用 移行対象システムの状態把握 GoldenGate適用効果を判断し
入念に計画 移行4ヶ月前
リハ
移行2ヶ月前
移行設計 TIS EAラボやテスト
環境を活用し検証
ラグ等の 性能も確認
順次同期 を開始
AP含め10分 未満で切替
万が一の 切戻し可
臨戦体制
事例②ベリトランス株式会社様 課金決済プラットフォーム刷新
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顧客データ活用とサービス向上
事例③大手通信企業様 グローバル管理会計基盤構築
要件定義工程からPOCを実施し、 設計開始当初からパッケージ適用の 限界条件をフィードバックすることで、設計段階から性能を作り込み これにより、後工程(テスト等)で 問題の発覚を抑止
性能リスクの早期極小化のためにEAラボを活用
サーバ環境(機器手配/搬入~環境 構築)が準備できるまでの期間、 TIS EAラボの環境を活用 環境準備がPJ進捗の阻害要因となることを防止
開発環境の早期立ち上げにもEAラボを活用
プロジェクト開始
テスト 稼動
短納期PJでは、サーバ環境準備が PJのクリティカルパスとなる。
PJの垂直立ち上げを実現
要件定義 サイジング 発注調整
★発注 ★搬入
検証・開発環境
プロジェクト開始
開発 テスト 移行 要件定義 設計
性能問題発覚
後工程での性能課題は手戻り多く、進捗に大きな影響を与える
継続的・段階的な性能改善プロセス により設計段階から性能を作りこむ
PoC
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性能対策プロセス
PoC(EAラボ) 構築 性能試験 改善
重要機能の選定 PoC目標の設定
PoC環境
PoC実施
開発環境への フィードバック
パフォーマンステスト レスポンス(単一) スループット(多重) チューニング
開発環境へFBすることにより、性能問題の発生リスクを極小化
スケジュール
機能要件 定義
要件定義/ IF設計/セットアップ設計
※スパイラル方式
基本 設計
詳細設計 製造/UT
実装/ セットアップ
テスト
IT/ IF
接続 ST 定着
移行 教育
14年 5月
14年 6月
14年 7月
14年 8月
14年 9月
14年 10月
14年 11月
14年 12月
15年 1月
15年 2月
15年 3月
15年 4月
15年 5月
「性能目標の設定」、「発生した課題の開発環境へのフィードバック」を繰り返すことで、継続的・段階的にサイジング精度を向上させ、確実に性能要件を達成
事例③大手通信企業様 グローバル管理会計基盤構築
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Oracle DB 12c In-Memory機能ををExadataで検証 ・会計システム(EBS)での適用効果を検証 ・様々なアプリケーションのデータを活用し、12cのIn-Memoryを検証
メモリ領域
プロセス
メモリー上で処理
分析用サーバー DB
メモリ領域
プロセス
データベース
制御ファイル
データファイルERP会計
ログファイル
データベース
制御ファイル
データファイル 人事
ログファイル
制御ファイル
ログファイル
データベース
データファイル 購買
メモリ領域
プロセス
メモリ領域
プロセス
売上データ
仕入 データ
人事 データ
従来の処理
After
Before
In-Memory の効果
処理方法
効果低 効果中 効果大
OLTP系処理 バッチ系処理 情報分析系処理
事例④大手公共系企業様 Right-Timeな経営情報活用の実現
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顧客データ活用とサービス向上
事例⑤大手メーカー企業様 製造・設計業務の改善
データベース分割方法を比較検討し、12c マルチテナント機能を選択
向いているケース ・データベースの運用主体が 大きく異なる。(別会社) ・データベースの可用性が 大きく異なる、または高い。 ・データベースの数が少ない。 (~5程度) ・システム数(=データベース数) が変動する可能性が低い。
向いているケース ・データベースの運用主体が同一。 ・データベースの可用性が 同一レベル、または低い。 ・データベースの数は任意。 ・システム数(=スキーマ数)が 変動する可能性が高い。
データベース分割 スキーマ分割
向いているケース ・データベースの運用主体が 異なる。(グループ会社、部門) ・データベースの可用性が異なる。 ・データベースの数が多い。 (6~程度) ・システム数(=PDB数)が変動 する 可能性が高い。
マルチテナント分割
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IT基盤刷新における 標準化とテクノロジー
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~ IT基盤刷新におけるOracle Databaseの進化 ~
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まとめ
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効果的なIT基盤刷新を実現するために
IT基盤刷新に際しては、ビジネス目標実現を踏まえた事前検証が有効。フィジビリティの確認だけでなく、検討期間の短縮、PJメンバーの相互理解にも役立つ。
基盤テクノロジーの標準化は、システム構築の簡素化や短期化、専門技術者の集約、問題解決の短期化、コスト削減の面からも、IT基盤刷新において重要な視点である。
Engineered Systemやデータセキュリティ、データバックアップ、マルチテナント、クラウドなど、データベーステクノロジーの進化は、基盤テクノロジーの標準化において有効な技術である。
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新製品によるPoC環境を先駆けて整備することにより競争優位を維持・向上させるべく
最新製品を新たにEAラボへ導入
TIS Enterprise Architecture Laboratory
アプリケーションからハードウェアまでの ITシステムの概念実証を提供するTISの施設
Exadata X5 (追加)
ODA X5 (追加)
Exalogic X4 Exalytics T5-8
EBSのIn-Memory検証環境整備により、EBSインストールベース約300社のIn-Memory化アップグレードを醸成
DB新バージョンによる既存アプリケーション検証とHW販売の機会
Oracle DB 12c、セキュリティオプション、RATの検証も可能
■EAラボで利用している施設
(ご参考)EAラボご紹介
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(ご参考)EAラボ活用ステップ
■実行ステップ
導入効果 シミュレーション
現状確認 概念実証 ご提案
ヒアリング実施 (ヒアリングシート活用)
机上検証 (マシンルーム診断活用)
PoC実施 検証結果 活用
ヒアリング結果 有効結果 検証結果
EAラボ活用
標準的に、1~2ヶ月で実施
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(ご参考)EAラボ活用の流れ
■PoC実施フロー
ステップ お客様
申込
期間 TIS
計画
実行
準備
結果報告
1~2日
1週間
2週間
2週間
※期間は目安です。現行のアプリケーション、検証内容により変動いたします。
EAラボのご説明
お申し込み
現状課題のヒアリング
達成目標の設定
テストデータ・プログラム のご提供
データ投入等環境準備
検証実施、報告書作成
結果報告、NextSteps検討
THANK YOU
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