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IVR-CT装置 仕様書 地方独立行政法人 栃木県立がんセンター

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Page 1: IVR-CT装置 · フラットパネルディテクター搭載の血管撮影装置と大口径のct装置を組み合わせたivr-ctの導入 が必須となる。当院の現行装置は、2009年3月より稼動開始している。しかし来年度以降から現

IVR-CT装置

仕様書

地方独立行政法人栃木県立がんセンター

Page 2: IVR-CT装置 · フラットパネルディテクター搭載の血管撮影装置と大口径のct装置を組み合わせたivr-ctの導入 が必須となる。当院の現行装置は、2009年3月より稼動開始している。しかし来年度以降から現

1. 調達の背景

2. 設置期限

2019年9月30日

3. 設置場所

栃木県宇都宮市陽南4丁目9番13号栃木県立がんセンター

4. 調達物品及び構成内訳

血管造影撮影装置(IVRアンギオCTシステム) 一式(構成内訳)1 全身血管撮影装置 一式1-1X線高電圧発生装置1-2X線管装置1-3X線検出装置1-4アーム支持装置1-5患者テーブル1-6デジタル画像処理装置1-7IVR-CT室モニタシステム1-8操作コンソール

2 IVR支援X線CT装置2-1 ガントリーシステム2-2 X線管球及びX線発生装置2-3 X線検出器システム2-4 操作コンソール2-5 スキャン機能2-6 CT透視機能

3 3次元画像処理装置(ワークステーション)4 通信機能5 周辺機器及び関連機能6 検査室・操作室備品7 搬入、設置工事、調整、稼働テスト等8 保守及び保証9 教育体制10 その他

5. 調達物品に係る要求要件の趣旨

1 本調達物品に係る機能・性能及び技術等の要求要件は以下に示すとおりである。2 要求要件は必要とする最低限の仕様を示しており、これを満たしていないと判断がなされた場合には不合格となり、落札決定の対象から除外する。

3 要求要件を満たしているか否かは、入札説明書で求める提出資料の内容を審査して行う。

6. その他

1 調達物品は入札時点で製品化されていること2 本仕様書で求める調達物品のうち、医療用機器に関しては入札時点で薬事法定められている製造の承認を得ている物品であること

3 本仕様書中、がんセンターにおいて費用負担する旨を明記してある事項を除き、調達物品に係る機能・性能及び技術等の要求要件を満たすために必要な経費はすべて供給者の負担で行うこと

近年の血管造影は診断のみならず血管塞栓術、CT下生検、リザーバー留置など、その適用範囲は広く高度なものとなっている。正確かつ効果的に手技を実施するためには高性能のデジタルフラットパネルディテクター搭載の血管撮影装置と大口径のCT装置を組み合わせたIVR-CTの導入が必須となる。当院の現行装置は、2009年3月より稼動開始している。しかし来年度以降から現行装置の部品製造が中止されることが決まり、今後メンテナンスに支障が出てしまう可能性があると通達を受けた。本システムを更新し装置の稼働を安定させることで、診断・治療手技の精度の向上、安全性の確保、検査時間短縮をはじめとする検査効率向上により患者サービスの充実を図り県立病院として医療の向上をはかるものである。

Page 3: IVR-CT装置 · フラットパネルディテクター搭載の血管撮影装置と大口径のct装置を組み合わせたivr-ctの導入 が必須となる。当院の現行装置は、2009年3月より稼動開始している。しかし来年度以降から現

1-1 X線高電圧発生装置は以下の要件を有すること

1-1-1 高電圧発生方式は、インバータ方式を採用していること

1-1-2 公称最⼤電⼒は、100kWであること

1-1-3 短時間定格、125kV-800mA、100kV-1000mAの性能を有していること

1-1-4 撮影時間は、最短1msec以下の性能を有していること

1-1-5 パルス透視が可能で、30〜1P/Sの間で9段階以上の切替が可能であること

1-1-6 透視・撮影線量は4段階以上の設定が可能であること

1-2 X線管装置は以下の要件を有すること

1-2-1 焦点サイズは、3焦点以上であり、小焦点0.3mm以下、中焦点0.6mm以下、大焦点1.0mm以下であること

1-2-2 検査中に焦点が断絶した場合に、別焦点で透視/撮影を続⾏できるバックアップフォーカス機能を装備していること

1-2-3 陽極回転支持機構は液体⾦属ベアリング⽅式であること

1-2-4 陽極熱容量は3000kHU以上であること

1-2-5 繰り返し撮影に支障をきたすことのないよう、最⼤7700HU/秒以上の陽極冷却率を有していること

1-2-6 X線絞り内には、コリメータと被ばく低減用のX線線質調整フィルタを3種類装備していること

1-2-7 使用するX線線質調整フィルタの種類を、撮影プログラム及び透視モード毎に登録可能であること

1-2-8 X線可動絞り前⾯(X線管装置カバー内部)に⾯積線量計を装備し、患者照射基準点における入射線量を表⽰すること

1-3 X線検出装置は以下の条件を満たすこと

1-3-1 X線検出器は間接変換方式の平面検出器(FPD)であること

1-3-2 検出器視野サイズは38cm×28cm以上であり、4段階以上の視野切替えが可能であること

1-3-3 検出器 読み取りマトリクス数は2048×1536マトリクスであること

1-3-4 画素サイズは194μm以下であること

1-3-5 量⼦変換効率は75%以上であること

1-3-6 ⾼分解能の透視・撮影像を得るため、最⼤2.6lp/mm以上の解像度を有していること

1-3-7 オフセットキャリブレーションが⾃動で⾏われる機構を有していること

1-3-8 災害時/院内停電時を考慮し、FPDは24時間通電が不要な構造を採⽤していること

1-4 アーム支持装置は以下の要件を満たすこと

1-4-1 保持装置は天井⾛⾏式Cアームで、患者の頭⾜⽅向に90cm以上の移動可能であること

1-4-2 患者上腕部の透視/撮影、及び患者寝台上から完全退避させる為、X線管/X線検出器保持装置の横手方向移動が200cm以上

1-4-3 保持装置は支柱が±135°旋回し、患者頭側、右側、左側から挿入可能であること

1-4-4 保持装置の支柱回転においても平面検出器、X線絞りが患者頭足方向を維持するよう自動的に回転補正すること

1-4-5 保持装置の機械的な回転範囲は、RAO180°/LAO120°(患者頭側セット時)であること

1-4-6 保持装置の機械的なスライド範囲はCRA50°/CAU90°(患者頭側セット時)であること

1-4-7 通常使⽤時の保持装置主回転及びスライド回転速度は20°/秒以上であること

1-4-8 コーンビームCT撮影時におけるCアーム回転速度は、最⼤25°/秒以上であること

1-4-9 FPD上下動は300mm以上であること

1-4-10 X線検出器本体に上下動スイッチを備え、X線検出器の単独上下動が⾏えること

1-4-11 緊急時及び患者乗降時には、患者寝台上から保持装置を退避させるオートパーク機構を装備していること

1-4-12 保持装置⾓度、SID、Cアーム⻑⼿、横⼿位置、支柱回転、カテーテルテーブル⾼さ、補償フィルタ位置、CTガントリ位置

を自動設定するオートポジショニング機構を60メモリ以上有すること

1-4-13 常に患者を基準としたCアーム⾓度設定が可能な臨床⾓制御機能を搭載していること

1-4-14 モニタに表⽰されたMap画像の撮影⾓度へ保持装置を設定することが可能であること

1-4-15 テーブルサイドに保持装置、カテーテルテーブルの操作器を取り付け可能であること

1-4-16 患者領域監視及びCTガントリとの位置関係を認識できるソフトウェアによる衝突防⽌機構、接触式センサによるハード

ウェアの衝突防止機構を有していること

1-4-17 ソフトウェア制御による⼲渉防⽌機構を備え、CT装置セット時にも、その位置に応じたCRA/CAU⽅向の⾓度付けが可能で

1-5 患者テーブルは以下の要件を有すること

1-5-1 カテーテルテーブルは⻑⼿⽅向に1500mm以上移動可能であること

1-5-2 カテーテルテーブルは横手方向±175mm以上移動が可能であること

1-5-3 患者胸部位置の天板幅は450mm以上であること

1-5-4 天板のX線吸収率は1.5mmAl当量以下であること

1-5-5 天板上下動は床⾯から天板上⾯まで、775mm以下〜1100mm以上の範囲で可能であること

1-5-6 カテーテルテーブルは緊急時の対応のため、+90°〜-90°の範囲で回転可能であること

1-5-7 カテーテルテーブルの最⼤許容負荷質量は200kg、⼼臓マッサージ(CPR)時の追加荷重は100kgであり、さらに⼼臓マッ

サージ時の補助具を備えていること

1-5-8 CT撮影可能範囲が通常撮影可能範囲1100mmよりも500mm以上延⻑できる補助天板を備えること

1-5-9 頭部検査用の患者固定具を装備していること

1-5-10 患者固定具(CT装置と同等品)1式備えること

1-5-12 天板マットはテンピュール製もしくは相当品のマットを通常検査用、幅広用各1式づつ及び患者用枕を2式備えること

1-6 デジタル画像処理装置は以下の要件を有すること

1-6-1 自動、またはマニュアルで撮影条件が設定可能なこと

1-6-2 画像処理をリアルタイムに透視像に施し、⾃動で最適な透視画質を表⽰できること

1-6-3 背景ノイズ低減、残像低減が可能であること

調達物品に係る機能・性能及び技術等の要求要件

1 全身血管撮影装置

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1-6-4 従来のリカーシブフィルタ⽅式や周波数分離処理とは異なる⽅式で、背景ノイズ低減、残像低減が可能で、画素ごとに最適

な画像処理が可能であること

1-6-5 FPD視野切替とは別にリアルタイム透視画像拡⼤が可能であること

1-6-6 検査⽬的に応じ、透視画像処理のパラメータ(空間フィルタやウィンドウ処理)を任意変更可能であること

1-6-7 検査⽬的毎または術者毎に透視画像処理条件を登録し、検査開始時に⾃動セットすることが可能であること

1-6-8 透視画像のラストイメージホールドが可能であること

1-6-9 X線絞り、補償フィルタの現在位置、移動状態を透視のラストイメージホールド画面上でグラフィック表示可能であること

1-6-10 関⼼領域にのみX線が照射され、その他の領域には静⽌画像を表⽰するスポット透視が可能であること

1-6-11 ⼀度の透視中に最⼤1000フレームの動画像を画像ディスクへ記録可能であること

1-6-12 ⼀度の透視中に最⼤90秒間の動画像を画像ディスクへ記録可能であること

1-6-13 フットスイッチにて透視画像収集が可能であること

1-6-14 透視ロードマップが可能であり、背景画像は透視収集像、事前撮影像(参照画像)双方を選択可能であること

1-6-15 DA/DSA/単発撮影/回転DSA/3D-Angio/コーンビームCT撮影/下肢ステッピングDSA撮影が可能であること

1-6-16 DA及びDSAにて1024x1024マトリクス/12bit/秒間30fpsの収集(最大)が可能であること

1-6-17 DSA画像を造影剤の到達時間等を元にカラー表示する機能を有すること

1-6-18 保持装置を患者の頭側、右側、左側から挿入した状態で回転DSAが可能であること

1-6-19 保持装置の⼀往復の回転だけで、マスク像とコントラスト像を収集可能であること

1-6-20 デジタルラジオグラフィ装置の画像ディスクには、1024x1024マトリクス/12bit画像を最大70,000枚以上記録可能である

1-6-21 撮影画像中のキーフレームを、最大500枚以上、静止画登録(Map登録)することが可能であること

1-6-22 表示されているMap像から、元の動画像をワンタッチで再生できる機能を装備していること

1-6-23 透視中であっても、検査室/操作室双方で参照画像を動画で観察可能であること。本体装置で対応できない場合は、動画像

参照システムを別途構築し、動画像参照できるようにすること

1-6-24 検査室/操作室どちらでも、透視中に参照画像の動画選択・表示、Map作成等の操作が可能であること

1-6-25 モニタの画像表示エリア外に、撮影画像のサムネールを常に表示し、検査室、操作室から任意画像を選択、再生可能である

1-6-26 検査室側での透視、撮影、動画再⽣、Map作成等と並⾏して、操作室側でも当該検査のMap作成、解析、次患者登録、任意

患者のフィルミングや画像処理、DICOM CD-Rへの画像記録及びネットワーク送信操作等の各種操作を可能であること

1-6-27 撮影像のデジタル的な拡大が最大2倍以上で表示が可能であること

1-6-28 検査室側のテーブルサイドコンソールで、撮影画像のWW,WL調整、撮影プログラム選択、及び最適なシフト量を⾃動的に

設定するオートピクセルシフトなどの機能を操作可能であること

1-6-29 現在の保持装置⾓度に最も近い⾓度情報を有する参照画像をワンタッチで表⽰可能であること

1-6-30 画像へのコメント入⼒が可能であること

1-6-31 コメント入⼒時プルダウンメニューからの定型⽂選択が可能であり、⽇本語に対応している

1-6-32 1台の装置で多⽬的の検査に対応するために(様々な使い⽅に対応するために)、術者や検査種類毎に、画像表⽰/処理条

件、モニタ情報表示項目、ネットワークやCD-Rへの画像記録条件、使用する撮影プログラム、画像コメントのリスト内容

等の装置のセッティング環境を選択変更し、常に最適な状態で検査を進めることが可能であること

1-6-33 撮影プログラムの変更、参照画像の操作、オートポジションセッティング等をタブレットで操作できること

1-6-34 撮影画像から距離計測がおこなえること

1-6-35 患者入射⽪膚線量を参考として表⽰すること

1-6-36 患者入射⽪膚線量の計算では、体型に合わせた患者モデルで⽪膚位置の計算をリアルタイムに⾏うこと

1-6-37 X線照射録をDICOM RDSRで出⼒することに加え、CVS形式のテキストファイルで出⼒すること

1-6-38 患者入射⽪膚線量を理解しやすく表⽰するため、患者モデル上にカラーマップとしてリアルタイムに積算表⽰する機能を有

しサーバーに転送できること

1-6-39 上記被ばく線量を管理する医療被ばく管理システムを導入すること(詳細は別紙1参照)

1-7 IVR-CT室モニタシステムは以下の要件を満たすこと

1-7-1 検査室内の⼤画⾯モニタ⽤天井⾛⾏式シーリングアームに取り付けて使⽤する対⾓57.5インチ以上、解像度3840×2160以

上でDICOM Part14GSDF表示に準拠した高精細大画面モニタを1面以上有すること

1-7-2 【1-7-1】⼤画⾯モニタの輝度は700cd/㎡以上であること

1-7-3 【1-7-1】大画面モニタは手術中や清掃中の衝撃や傷から液晶画面を守るよう保護ガラスを装着すること

1-7-4 【1-7-1】大画面モニタのバックアップモニタとして対角19インチ以上の液晶モニタを2面以上有すること

1-7-5 【1-7-1】⼤画⾯モニタに表⽰する入⼒信号映像の⼀部分を切り出し、拡⼤表⽰する機能を有すること。また、切り出し前

後のいずれの映像も信号ソースとして選択でき、分割レイアウト内に同時表示ができること

1-7-6 【1-7-1】⼤画⾯モニタはJESRA X-0093品質管理ガイドラインに基づく品質管理試験およびキャリブレーションが当院内

のPACSモニタと同じクライアントソフトウェアで実施できること

1-7-7 【1-7-1】⼤画⾯モニタは機器導入時に輝度の測定をメーカー担当者が実施し、レポートを提出すること

1-7-8 【1-7-1】の⼤画⾯モニタに表⽰するポリグラフなどの波形を太く強調させて表⽰する画像処理機能を有すること

1-7-9 検査室内に対⾓27インチ以上、解像度3840×2160以上の2分割表⽰可能なサブモニタをシーリングアームに1⾯設置する

1-7-10 操作室の壁⾯に対⾓42インチ以上、解像度1920×1080以上の壁掛けモニタを1台設置し、検査室内の【1-7-1】⼤画⾯モ

ニタのミラー画像を表示すること

1-7-11 検査室内にアンギオLive/CT表示用として対角19インチ以上の液晶モニタを1面以上有し、移動式カートで運用できること

1-7-12 アンギオ室⼤画⾯⽤信号配信マネージャは16種類以上の信号を入⼒でき、【1-7-1】⼤画⾯モニタへ全ての入⼒信号の中か

ら6種類以上の画像を分割レイアウトで同時表示する機能を有すること。また、同じ信号配信マネージャーからアンギオ室

内の【1-7-10】サブモニタの2分割表⽰間、【1-7-11】移動式カート設置モニタの単画⾯表⽰の表⽰映像を切り替えるこ

とが出来ること

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1-7-13 専用の操作用タブレットを操作卓上、操作用タッチパネルを検査室壁面に設置し、ドラッグ&ドロップ操作で直感的に【1-

7-1】大画面モニタに表示するレイアウト選択・映像選択・同一レイアウト内での表示位置入替が操作できること。また、

【1-7-10】サブモニタに表示する2分割間の映像選択も同一タッチパネル上で実施できること。また、【1-7-11】移動式

カート設置モニタの表⽰映像の単画⾯切替操作が出来ること

1-7-14 プリセット機能により⼿技ごとなどで各モニタ表⽰の切替ができること

1-7-15 専用マウスの操作で検査室内で【1-7-1】大画面モニタに表示するレイアウト選択・映像選択・同一レイアウト内での表示

位置入替が操作出来、同一のマウス及びキーボードを使用して当院指定のワークステーション端末の操作も検査室内で実施

1-7-16 内視鏡や超⾳波装置など外部検査機器の入⼒⽤として壁⾯などに入⼒コンセントを病院要望に合わせて設置すること

1-7-17 検査室内の壁面に当院の要望に合わせてLive/Ref用モニタを3台設置すること

1-7-18 検査室内の壁面に当院の要望に合わせ生体モニタ用モニタを移設すること

1-7-19 操作室には、21インチ以上の画像解析モニタを1台、19インチ以上のLive、Reference、Mapモニタを計3式、3Dワークス

テーションモニタを1台以上有すること。また、当院の指示に従い、壁面にLive、Refモニタを各1式設置すること

1-8 操作コンソールは以下の要件を満たすこと

1-8-1 Cアームコントローラは検査室に2式有すること

1-8-2 テーブルサイドタブレットを有し、撮影プログラムの変更、参照画像の操作、オートポジションセッティング等の操作を術

者が容易に⾏えること

1-8-3 フットスイッチはワイヤレス式であること。尚、バックアップのためにワイヤード式フットスイッチも有すること

2-1 ガントリーシステムは以下の要件を満たすこと

2-1-1 ガントリ開口径は900mm以上を有すこと

2-1-2 X線管と検出器が一体となって連続回転する第三世代方式を有すこと

2-1-3 ガントリ内の回転方式は、静粛性に優れたリニアモーターダイレクトドライブ方式であること

2-1-4 スキャンにおけるガントリ回転速度は最速0.5秒以下であること

2-1-5 ガントリ内の発⽣熱を効率よく冷却できる空冷機構を有し外部に冷却ユニットを必要としないこと

2-1-6 データの転送⽅式は、データが⾼速で⼤容量転送できる転送⽅式を採⽤していること

2-1-7 ガントリはレール上を自走するスライディングガントリ方式であり、ガントリの移動ストロークは1,920mm以上であるこ

2-1-8 螺旋状スキャンの撮影⽅式は、ガントリが⾃⾛しながら撮影する安全な⽅式であること

2-1-9 螺旋状スキャンの最⾼速は96mm/秒以上であること

2-1-10 CT装置の撮影可能範囲は最⼤1,100mm以上であること。延⻑補助具(天板)を装備することで1,390mm以上を撮影する

ことが可能であること

2-1-11 床⾯のガントリ移動レールのカバーは上部をユニットが通過しても強固な作りであること。また異物が混入しづらい構造を

有していること。もし、異物が混入しやすい構造の場合は、病院関係者と協議の上、対策を施すこと

2-2 X線管球及びX線発生装置は以下の要件を満たすこと

2-2-1 最⼤出⼒は72kWであること

2-2-2 X線管電圧は最大135kV以上、最小80kV以下が選択可能であること

2-2-3 最⼤管電流は最⼤600mA以上、最⼩10mA以下の出⼒が可能であること

2-2-4 X線管のターゲットの熱膨張による影響を制御する機構を有すこと

2-2-5 連続照射時間は100秒以上であること

2-2-6 X線管の陽極熱容量は、7.5MHU以上の性能を有すこと

2-2-7 X線管の最⼤陽極冷却効率は、1,386kHU/分以上の性能を有すこと

2-2-8 X線管の陽極熱膨張による焦点移動によって被ばく増加や画像への影響が出ないよう、X線管本体に両側支持方式などの焦

点移動対策機能を有していること

2-2-9 X線管側に被ばく低減のため、X線濾過フィルタを有すこと

2-3 X線複数列検出器システムとして以下の要件を満たすこと

2-3-1 X線複数列検出器はX線利⽤効率の⾼い固体検出器であること

2-3-2 最小撮影コリメーション厚は0.5mm以下であること。再構成および焦点振幅などによるものではなく、X線検出器の最小

コリメーションとして0.5mm以下を実現していること

2-3-3 X線複数列検出器の体軸⽅向(Z⽅向)の検出器列数は実装(実効ではない)で40列以上搭載すること。またその中の16

列以上の検出器を同時に⽤いて撮影が可能であること

2-3-4 1回転で32枚以上のスライス再構成が可能であること

2-3-5 X線検出器の最大収集可能範囲は体軸方向に32mm以上であること

2-3-6 X線複数列検出器の回転⽅向(X-Y⽅向)の検出器列数は実装(実効ではない)で994ch以上であること

2-3-7 最大ビューレートは秒間1,800ビュー以上であること

2-3-8 空間分解能は18.0 lp/cm以上の性能を有すこと

2-3-9 密度分解能は2mm/0.3%以上の性能を有すこと

2-3-10 CT値の測定と表⽰は-32,768〜+32,767の性能を有すこと

2-4 操作コンソールとして以下の要件を満たすこと

2-4-1 CPUは64bit以上の性能、機能を有すこと

2-4-2 メインメモリの総容量は12GB以上であること

2-4-3 操作卓は、撮影⽤と画像処理⽤が別々にあること。この場合、撮影⽤・画像処理⽤は独⽴した専⽤のCPUを搭載し、⽣デー

タを用いた画像再構成指示を2箇所から同時に操作することができること。モニタ、キーボード、マウスとも各1式、計2

式となること

2-4-4 CT本体に30万枚以上の画像データを記録する機能を有すこと

2-4-5 CT本体に3,600回転以上の生データを記録する機能を有すこと

2 IVR支援X線CT装置

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2-4-6 画像再構成マトリクスは最大512×512以上で、画像表示マトリクスは最大1,024×1,024以上であること

2-4-7 画像再構成時間は512マトリクスにて最大22画像/秒以上の生成が可能であること

2-4-8 逐次近似応用画像再構成方法を有すこと

2-4-9 ⾦属アーチファクトによりダークバンドが発⽣する画像に対しても、ダークバンドに特化した逐次近似応⽤再構成法を⽤い

ることによって視認性を向上させる専⽤の画像再構成法を有すること(ダークバンドは、⿊く落ち込んだ虚像でビームハー

ドニング効果よりも低カウントに陥った場合に発生するアーチファクトを示す)

2-4-10 3次元画像処理機能をCT本体に標準装備すること。3次元画像処理機能は、ボリュームレンダリング処理、MPR、CP

R、最大値投影法、最小値投影法を有していること

2-4-11 設定したウィンドウ幅、及びレベルで画像転送が可能な機能を有すこと

2-4-12 撮影条件設定画面等が日本語表示対応であること

2-4-13 撮影前に画像再構成領域中⼼及び撮影領域サイズ、画像再構成関数、スライス厚のいずれかが異なる設定を3種類以上設定

可能であること

2-4-14 事前設定により撮影後、MPR画像が直接自動で作成、転送される機能を有すこと

2-4-15 画像ネットワークの対応はDICOM3.0規格に準じていること。当院指定機器(PACS、3次元ワークステーションなど)と

ネットワーク接続し、画像の送信ができること

2-4-16 DICOM MWM(Modality Worklist Management)機能をサポートし、既存RISとの接続を⾏えること

2-4-17 DICOM MPPS(Modality Performed Procedure Step)機能をサポートしていること

2-4-18 DICOM Print機能をサポートしていること

2-4-19 CT撮影被ばくの管理⽤情報として、Doseサマリーを出⼒する機能を有すこと

2-4-20 CT撮影被ばくの管理⽤情報として、DoseSRを出⼒する機能を有すこと

2-4-21 CT本体はコンピュータウイルス対策が施されているシステムであること。これを有しない場合は、セュリティーゲート

ウェイを導入し、CT本体および院内にウイルスによる障害を発生させないような対策を施すこと

2-4-22 DVD-Rなどのメディアを用いDICOM 3.0規格にて画像データの保存ができること

2-5 スキャン機能として以下の機能を有すること

2-5-1 撮影⽅式は、コンベンショナルスキャン及び螺旋状スキャンが可能であること

2-5-2 位置決め撮影および螺旋スキャン、ダイナミックスキャン中にリアルタイムに画像表⽰がされる機能を有すこと

2-5-3 螺旋状スキャンにおいて、被検者の体厚に応じて最適なX線量となるように、管電流が⾃動制御される機能を有すこと

2-5-4 撮影プロトコルには、簡便に年齢、部位毎に適正な管電流の⾃動制御指⽰ができるよう「スライス厚と再構成関数と画像

SD」の組合せで管電流の⾃動制御がされるSD値設定機能を有すこと。また撮影直前にも⼿動で変更が可能であること

2-5-5 螺旋状スキャン撮影は、実装の検出器列数で16列以上同時に収集を⾏なえること

2-5-6 造影剤の関⼼領域内濃度(CT値)を12回/秒以上連続計測し、最適な造影タイミングでの螺旋状スキャン撮影を開始・支援

するモニタリングスキャン機能を有すこと

2-6 CT透視機能として以下の要件を満たすこと

2-6-1 3断面以上の画像を1つのモニタに同時表示が可能であること

2-6-2 CT透視中に表⽰されるリアルタイム画像に逐次近似応⽤再構成処理を適⽤し、同⼀断⾯上の被ばく低減を⼤幅に低減でき

る機能を有すこと

2-6-3 CT透視機能は、撮影室内に独⽴した操作パネルと表⽰⽤モニタを有すこと

2-6-4 検査室内にCT透視用スイッチ、およびハンドスイッチにてX線の照射ON/OFFが可能であること

2-6-5 CT透視はCアームを完全退避位置(パーク)へ移動させ、CT単体システムと同等な作業スペースを確保した状態で手技を

実施することができること

3-1 全身血管撮影装置と接続され以下の要件を満たすこと

3-1-1 回転DSA、回転DA双方のアプリケーションから画像を再構成し、3D表示が可能であること

3-1-2 回転DSA撮影後、サブトラクション像から再構成を⾏なうか、コントラスト像だけから再構成を⾏なうか選択可能であるこ

3-1-3 3Dアプリケーション専⽤のワークステーションを1台設置し、透視撮影等の検査⼿技、Map作成、画像処理等の検査支援操

作とは完全に独⽴して3D作成を可能とする環境を実現可能であること

3-1-4 3D-Angioは回転⾓200°のデータから再構成を⾏なうことが可能であること

3-1-5 3D-Angio撮影時におけるCアーム回転速度は最⼤50°/秒であること

3-1-6 3D-Angioに使用するコントラストフェーズの投影データ数は100枚以上であること

3-1-7 回転撮影終了後、最短60秒以内に3D画像をワークステーション上に表⽰可能であること

3-1-8 検査室側に表⽰された3D画像の⾓度に合せて、Cアームをオートポジショニングセット可能であること

3-1-9 コーンビームCT撮影として断面撮影専用の撮影テクニックを有し、ビームハードニング、リングアーチファクト等の影響

を軽減する画像処理を施した断⾯像を表⽰可能であること

3-1-10 3D-Angio画像を用いた3Dロードマップ機能を有していること

3-1-11 3Dロードマップ機能は、Cアーム回転、視野切替、カテーテルテーブル動作に追従可能であること

3-1-12 3D画像の臨床⾓度表⽰、拡⼤表⽰、距離計測、体積計測が可能であること

3-1-13 コーンビームCT撮影は回転⾓200°以上のデータから再構成を⾏なうことが可能であること

3-1-14 コーンビームCTに使用する画像サイズおよび画像数は、1024マトリクスにて、250画像以上であること

3-1-15 コーンビームCT機能には画質向上のための高精細撮影モードを有すこと

3-1-16 コーンビームCT再構成時間は、最速30秒以内が可能であること

3-1-17 検査室側に表⽰されたコーンビームCT画像の⾓度に合せて、Cアームをオートポジショニングセット可能であること

3-1-18 エントリーポイントとターゲットまでのパスラインの表⽰が可能な穿刺支援機能を有すること

3-2 IVR支援X線CT装置と接続され以下の要件を満たすこと

3-2-1 組合せCTのVR画像と透視像を重ね合わせ表示することが可能であること

3-2-2 CT画像を表示することが出来ること

3 次元画像処理装置(ワークステーション)

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3-2-3 収集した画像上の関心部位を指定することで、その部位に対応する CT 画像断面を含む複数断面を自動的に表示すること。

さらに、CT 画像断⾯の送り戻しの変更ができること

3-2-4 三次元画像処理はボリュームデータ計算より、ボリュームレンダリング、最⼤値投影表⽰、最⼩値投影表⽰、総和値投影表

⽰等を⾏えること

3-3 その他、次の要件を満たすこと

3-3-1 3Dワークステーションは薬事承認を得ており、Angio画像の再構成以外にCT,MR画像の再構成表示が可能であること

3-3-2 ボリュームレンダリング表示、MIP表示、MPR表示、スライスカット表示、仮想内視鏡表示が可能であること

3-3-3 3D画像の臨床⾓度表⽰、拡⼤表⽰、距離計測、体積計測が可能であること

3-3-4 ワークステーションで決定された最適な3D画像を検査室でも観察可能であること

3-3-5 栄養血管を半自動抽出する機能を有すること

4-1 全身血管撮影装置及びIVR支援X線CT装置ともに通信機能として以下の要件を満たすこと

4-1-1 Storage service に対応すること

4-1-2 Print service に対応すること

4-1-3 Workrist service に対応すること

4-1-4 画像送信先、患者情報取得先およびプリント先装置を複数個選択可能なこと

4-1-5 DICOM3.0形式でDVD-Rへ画像記録可能であること

4-1-6 DICOM Printが可能であること

4-1-7 画像ネットワークに対し、画像を送信保存し、画像検索を⾏い取得する機能(DICOM Query/Retrieve, Storage SCPによ

る)を有している。

4-1-8 システムは、DICOM Storage(Storage SCU)、DICOM Storage Commitment(Storage Commitment SCU)、 、

DICOM Modality Worklist Management 、DICOM Modality Performed Procedure Step、DICOM Printの全てに対応し

ていること

4-1-9 詳細については別紙1の要件をみたすこと

5-1 周辺機器として以下の要件を満たすこと

5-1-1 造影剤自動注入機として、シーマン社製ゾーンマスターネオAモデルを2式有すること

5-1-2 【5-1-1】造影剤注入機はベッドサイド支柱であること

5-1-3 無影灯(3灯式)と一体型の天井吊り式防護板を1式設置すること

5-1-4 天井埋め込み型無影灯を1式設置すること

5-1-5 患者テーブル用の放射線防護クロス(上部防護板付き)を1式設置すること

5-1-6 遠隔患者監視モニタシステム4式(19インチ以上のモニタ6台含む)を設置すること

5-1-7 ⾼性能(⾼感度)マイクシステムを1式設置すること

5-1-8 X線透視画像用の卓上モニタを一式設置すること

5-1-9 DVX社製フェモラールテーブルプラス(1式)及び同社製IRシールド(2式)を有すること

5-1-10 撮影補助具一式(ロングタイプアームホルダー・アームサポート700mm以上のもの1式・アームレスト・CT用ヘッドレス

トなど)を有すること

5-1-11 【5-1-10】補助具について当院の要望にあわせて保管場所を設置すること

5-2 関連機能として以下の要件を満たすこと

5-2-1 CT装置、血管造影装置、患者寝台を同室設置できること

5-2-2 CT撮影、血管撮影が患者乗降なしに迅速に繰り返し⾏えることができること

5-2-3 CTガントリ、X線管/FPD保持装置を退避させ、寝台周囲・寝台上空のクリアランスを十分確保できること

5-2-4 検査効率を向上させるため、オートポジション機能によるCT装置、血管撮影装置のセッティングが可能であること

5-2-5 CT撮影後、検査室内で読影スライス画像の選択が可能であること

5-2-6 安全性を考慮し、CT装置、血管撮影装置の併⽤時は患者領域監視、CT装置位置関係の認識が可能であること

5-2-7 CT 画像をもとに、Cアーム位置およびカテーテルテーブルの上下位置の設定が確認できるインタロックを有すること

5-2-8 収集した画像の付帯情報をもとに、CT 架台をポジショニングできるインタロックを有すること

6-1 検査室・操作室備品として以下の要件を満たすこと

6-1-1 当センター担当者と協議の上指定位置に点滴レールを設置すること

6-1-2 当センター担当者と協議の上カテーテル収納棚を設置すること

6-1-3 当センター担当者と協議の上音響システムを一式設置すること

6-1-4 当センター指定のX線防護衣(6式)及びX線防護メガネ(4式)を有すること

6-1-5 当センター担当者と協議の上、検査室・操作室について内装工事をおこなうこと

6-1-6 詳細については別紙2の備品をそなえること

7-1 搬入、設置工事、調整、稼働テストに関しては、以下の要件を満たすこと

7-1-1 納入期限までに調達物品が医療業務に使⽤できるよう搬入、設置工事(電源・給排⽔・空調設備・配管・配線・ネットワー

ク配線等を含む。以下同じ。)、調整(医療ガス・ネットワーク等を含む。以下同じ。)、稼働テスト等(以下「設置工事

等」という。)を⾏うこと

7-1-2 設置工事等の実施にあたっては当センター職員とあらかじめ打ち合わせの上実施すること

7-1-3 IVR-CT装置更新に伴う必要な室内工事、改修工事(別紙3)は当センター職員と協議の上、その指⽰のもとに⾏うこと

7-1-4 7-1-2の打ち合わせの内容を踏まえ設置予定計画書を提出すること(設置予定計画書提出前の着工は認めない)

7-1-5 設置場所は当センター職員が指定した場所とすること

7-1-6 搬入・設置工事等の期間中、これらの作業に起因して病院運営業務に支障が出ないよう必要な措置を講ずること

7-1-7 当センターが指定する既存設備については、撤去廃棄を⾏うこと

7 搬入、設置工事、調整、稼働テスト等

4 通信機能

6 検査室・操作室備品

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7-1-8 搬入、搬出に伴う費用は納入業者の負担とすること

7-1-9 震度5以下では装置が転倒しないよう必要な措置を講ずること

7-1-10 漏洩線量測定を実施し報告書類を提出すること

8-1 保守及び保証に関しては、以下の要件を満たすこと

8-1-1 調達物品の障害に対応する技術者の配置体制については、当センター職員からの派遣依頼後2時間以内に派遣が完了できる

体制であること併せて、当該技術者が複数配置されている体制であること、また下記①〜③の体制が整っていること

①修理を開始すること

②修理担当者の来所⽇時を当センター職員と調整し確認すること

③故障品の修理をメーカーの工場等で⾏う場合、工場等への移送の⼿配をすること

8-1-2 社会通念上⼀般的に⾏われている保証(調達物品の稼働に不具合が発⽣した場合の調整・清掃・注油・部品交換の実施・定

期的な保守の実施及びシステムソフトのバージョンアップの実施など)を調達物品の検査に合格した⽇から1.5年間は無償

で⾏うものとする。

8-1-3 調達物品に障害が発生した旨を当センター職員から通知があった時は速やかに技術者を派遣するなど最善の手段で対応する

こと。当該対応については8-1-2の保証期間中は無償で⾏うこと

8-1-4 各調達物品から⾒やすい位置に障害対応担当者の連絡先を掲⽰すること

9-1 教育体制に関しては、以下の要件を満たすこと

9-1-1 調達物品が有効に機能するよう、診療放射線技師2名以上に対し教育訓練をおこなうこと

9-1-2 当センターが必要と認めたときは追加の教育訓練をおこなうこと

9-1-3 ⽇本語による取扱説明書を2部提出することまた簡易マニュアルについても提出すること

9-1-4 医療法施⾏規則に基づき、調達物品が当センターにおいて使⽤した経験のない医療機器である場合は、当該使⽤機器を使⽤

する予定の者に対する研修を⾏い、その実施内容について記録し、提出すること

10-1 その他

10-1-1 更新対象機器さらに不必要になった備品については無償で引き取ること引き取りにあたっては、7-1-2、7-1-3の要件のう

ち「設置工事等」を「更新対象機器の引き取り」と読み替え、これらの要件を準⽤し、実施すること

10-1-2 調達物品を医療業務に使⽤するにあたり官公庁等から許認可を受ける必要がある場合は、当センターが当該許認可申請を⾏

うにあたり申請書作成等に協⼒すること

10-1-3 調達物品の設置が完了した際には、設置作業の工程及び状況が把握できるよう完成図書(装置配置図、電気配線図、建築図

面、建具図面、工事工程表、工事写真)を提出すること

10-1-4 調達物品(ソフトウエアを含む)ごとに「名称」「規格」「数量」「定価」「入札価格に対応する内訳⾦額」を記載した⼀覧

表を提出すること

10-1-5 本仕様書において特定の型番もしくは相当品という表現している場合、当該型番は当センターが求める使用用件に合致する

ことが判明している型番である。当該型番は推奨されるものではあるが指定するものではない。ただし、相当品を納品する

場合には、当センターが求める使用用件に合致するか検証の上、当センター職員から相当品であることについての承認を得

た上で納品すること

10-1-6 本仕様書に記載のない事項については、当センター職員と協議の上、実施すること

8 保守及び保証

9 教育体制

10 その他

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1-1 接続⽅法は伝送速度が100Mbpsまたは1000Mbpsのイーサネットを⽤いること

1-2 DICOM Conformance Statementを添付すること

1-3 DICOM Private Elementがある場合は、Private Creator、VR、VM等の情報を開示すること

1-4 DICOM Ver3.0規格にて、当院既設のDICOM画像サーバ及び検像端末と接続可能であり、画像通信の規格については当院

既設の画像サーバ側及び検像端末側の規格に合わせること

1-5 画像データの送信に関しては、当院が指定するDICOMストレージSCPに対して、画像オブジェクトを送信可能であること

1-6 DICOM通信業務は独⽴として実⾏し、画像通信がネットワークのエラーにより停⽌しても本体の撮影業務に支障をきたさ

ないこと。また、ネットワーク回復後には、画像データを再送信可能なこと

1-7 画像データのスタディは検査毎に同一とすること(イメージ毎にスタディが分かれないようにすること)

1-8 画像データの下記の項目はデータのtypeに関わらず、必ずデータを付加して送信すること

・検査管理番号 (0008, 0050) Accession Number

・検査開始日付 (0008, 0020) Study Date

・検査開始時間 (0008, 0030) Study Time

・患者氏名 (0010, 0010) Patient's Name

・患者ID (0010, 0020) Patient ID

・患者誕生日 (0010, 0030) Patient's Birth Date

・患者性別 (0010, 0040) Patient's Sex

・シリーズNo. (0020, 0011) Series Number

・イメージNo. (0020, 0013) Image Number

1-9 DICOMモダリティワークリストC-FINDサービスクラスを有すること(Modality Worklist Information Model-FIND)

1-10 DICOM Ver3.0規格にて当院既設のモダリティワークリスト・サーバと接続可能なこと。また、モダリティワークリスト

通信の規格については当院既設のモダリティワークリスト・サーバ側の規格に合わせること

1-11 DICOMモダリティワークリストにおいて、下記データについて情報の取得が可能なこと

・検査管理番号 (0008, 0050) Accession Number

・患者氏名 (0010, 0010) Patient's Name

・患者ID (0010, 0020) Patient ID

・患者誕生日 (0010, 0030) Patient's Birth Date

・患者性別 (0010, 0040) Patient's Sex

1-12 DICOMモダリティワークリストのC-FINDの問い合わせ時は、次の検索条件(Matching Key)に対応できること

・検査日、モダリティ種別

・検査日、AEタイトル

・検査日、AEタイトル、モダリティ種別

1-13 当院既設のモダリティワークリスト・サーバのConformance Statementで規定している以外のタグを要求しないこと

1-14 DICOMモダリティワークリストにおいて、検査時刻タグ(0040,0003)の値は"HHMMSS"の形式とすること

1-15 DICOMモダリティワークリストにおいて、AEタイトルが英数のみであること

1-16 DICOMプリントサービスクラスにSCUとして対応すること

1-17 DICOM規格等の改定/変更時には本装置においては速やかに対応すること

また、バージョンアップ等により通信規格等(プライベートタグデータ含む)に変更がある場合には、変更内容について

導入前に必ず当院に報告すること

2-1 接続⽅法は伝送速度が100Mbpsまたは1000Mbpsのイーサネットを⽤いること

2-2 DICOM Conformance Statementを添付すること

2-3 DICOM Private Elementがある場合は、Private Creator、VR、VM等の情報を開示すること

2-4 DICOM Ver3.0規格にて、当院既設のDICOM画像サーバ及び検像端末と接続可能であり、画像通信の規格については当院

既設の画像サーバ側及び検像端末側の規格に合わせること

2-5 画像データの送信に関しては、当院が指定するDICOMストレージSCPに対して、画像オブジェクトを送信可能であること

2-6 DICOM通信業務は独⽴として実⾏し、画像通信がネットワークのエラーにより停⽌しても本体の撮影業務に支障をきたさ

ないこと。また、ネットワーク回復後には、画像データを再送信可能なこと

2-7 画像データのスタディは検査毎に同一とすること(イメージ毎にスタディが分かれないようにすること)

2-8 画像データの下記の項目はデータのtypeに関わらず、必ずデータを付加して送信すること

・検査管理番号 (0008, 0050) Accession Number

・検査開始日付 (0008, 0020) Study Date

・検査開始時間 (0008, 0030) Study Time

・患者氏名 (0010, 0010) Patient's Name

・患者ID (0010, 0020) Patient ID

・患者誕生日 (0010, 0030) Patient's Birth Date

・患者性別 (0010, 0040) Patient's Sex

・シリーズNo. (0020, 0011) Series Number

・イメージNo. (0020, 0013) Image Number

2-9 DICOMモダリティワークリストC-FINDサービスクラスを有すること (Modality Worklist Information Model-FIND)

2-10 DICOM Ver3.0規格にて当院既設のモダリティワークリスト・サーバと接続可能なこと

IVR-CT装置における通信機能について

1.Angio装置における画像ファイル通信要件

2.CT装置における画像ファイル通信については、次の要件を満たすこと

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また、モダリティワークリスト通信の規格については当院既設のモダリティワークリスト・サーバ側の規格に合わせるこ

2-11 DICOMモダリティワークリストにおいて、下記データについて情報の取得が可能なこと

・検査管理番号 (0008, 0050) Accession Number

・患者氏名 (0010, 0010) Patient's Name

・患者ID (0010, 0020) Patient ID

・患者誕生日 (0010, 0030) Patient's Birth Date

・患者性別 (0010, 0040) Patient's Sex

2-12 DICOMモダリティワークリストのC-FINDの問い合わせ時は、次の検索条件(Matching Key)に対応できること

・検査日、モダリティ種別

・検査日、AEタイトル

・検査日、AEタイトル、モダリティ種別

2-13 当院既設のモダリティワークリスト・サーバのConformance Statementで規定している以外のタグを要求しないこと

2-14 DICOMモダリティワークリストにおいて、検査時刻タグ(0040,0003)の値は”HHMMSS”の形式とすること

2-15 DICOMモダリティワークリストにおいて、AEタイトルが英数のみであること

2-16 DICOMプリントサービスクラスにSCUとして対応すること

2-17 DICOM規格等の改定/変更時には本装置においては速やかに対応すること

また、バージョンアップ等により通信規格等(プライベートタグデータ含む)に変更がある場合には、変更内容について

導入前に必ず当院に報告すること

3-1 被ばく線量管理システム⽤のサーバを導入すること

3-2 被ばく線量管理システム基本ソフトウェアを導入すること

3-3 被ばく線量管理システムのクライアントソフトウェアを5式納入すること

3-4 既設のDICOM画像サーバにてDICOM RDSRを取得できるようにすること

3-5 被ばく線量管理システムは、以下の機能を有すること

3-6 既設のRISより、オーダ情報を取得できること

3-7 既設のDICOM画像サーバと接続を⾏い、DICOM RDSRのデータを受信できること

3-8 DICOM RDSR及びDICOM画像のタグ情報から、被ばく線量管理に必要なデータを抽出できること

3-9 患者ごとに、各検査単位のDLP、CTDIVol等の⼀覧表⽰を⾏うことができること

3-10 検査プロトコル単位で、DLP、CTDIVol等の⼀覧表⽰を⾏うことができること

3-11 検査プロトコル単位で、DLP、CTDIvolのグラフ表⽰を⾏うことができること

3-12 検査プロトコル単位で、DLP、CTDIvolのCSV形式でのデータ出⼒ができること

3.医療被ばく線量管理システムについては、次の要件を満たすこと

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IVR-CT装置導入に伴い、以下の備品(相当品)を備えること

数量

1 2

2 1

3 1

4 1

5 1

6 2

7 2

8 1

9 1

IVR-CT装置導入に伴う周辺備品について

JISデスク用(ライトグレータイプ)

X線防護衣用ラック(スイングラック)

ブライト・コンビタイプ(シーグリーン)

ブライト・コンビタイプ(シーグリーン)

イージースライドM

中量棚M型

KB-A97SEL-UN

KC-A96SEL-U

UR-15

HL-816S

M-7415

コンフォールドカート(大型タイプ)

アルティア引出カート

品名

アルティア下段引出ユニット

型番

NR-650LS

C-9060

NRC-650LD

ESM

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IVR-CT装置入替えに伴う工事概要

*撮影室内装材撤去貼替え(床,壁,天井補修)*操作室内装材撤去貼替え(床一部、壁補修)*機械室室内装材撤去貼替え(床,壁,天井補修)*建具塗装を行う(6ヶ所)*撮影室,操作室,機械室の空調機の交換*撮影室,天井モニターの移設補強*撮影室,防護板変更による天井補強工事*撮影室,医療ガス移設*撮影室,無影灯新規設置*撮影室,操作室内の照明を、LED照明(調光用)に交換*撮影室,操作室内、必要箇所にコンセント移設及び増設*撮影室内棚設置3ヵ所(カテーテル,装置部材収納用)*装置搬入口解体復旧*その他、設置メーカーの装置が問題なく設置および運用出来る様に工事を行う