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有機化学Ⅰ 講義資料 第 10回「アルキンの反応」
– 1 – 名城大学理工学部応用化学科
10
今回は、炭素・炭素三重結合を持つ化合物について学ぶ。このような化合物をalkyne と総称する。最も簡単なアルキンは acetylene HC≡CH である。
アルキンの系統的名称は、同じ炭素骨格を持つアルカンの名称の末尾の –ane を –yne に変えたものである。アセチレンの系統名は ethyne となる。三重結合の位置を示す必要がある時には、主鎖に位置番号をつけて、三重結合の炭素の小さい方の番号で示す。
1.
アセチレンは直線分子である。従って、炭素原子からは互いに 180°の角度をなす2本の結合が出ている。
この結合は、sp によって作られる。sp混成軌道とは、s軌道と1つの p 軌道が混じり合って生成する2つの等価な軌道である。
アセチレンでは、炭素原子の sp混成軌道と水素原子の 1s軌道から C–Hσ結合が作られ、2つの炭素原子の sp混成軌道から C–Cσ結合が作られる。
H C C H�� ����� �ethyne (acetylene)
CH3 C C H�� propyne
CH3CH2 C C H��� 1-butyne
CH3 C C CH3��� 2-butyne
1234 1234
H C C H
180°
+ =
+ =
– 1 px√21 s√2
1 s√2
1 px√2
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それぞれの炭素原子には、2つの p軌道と2個の価電子が残っている。これらが図のように混じり合って、2本のπ結合を作る。1本のσ結合と2本のπ結合を合わせて、三重結合となる。
アルキンの三重結合が炭素鎖の末端にあるとき、これを terminal alkyne
と呼ぶ。末端アルキンでないアルキンは、 internal alkyne と呼ばれる。末端アルキンと内部アルキンはしばしば反応性に大きな差がある。
2.
アルキンはπ電子を持っているので、アルケンと同じように求電子付加反応を起こす。
中間体として生成するカルボカチオンは、sp 炭素上に正電荷を持っている。このようなカルボカチオンを と呼ぶ。ビニル型カルボカチオンは、通
C sp 結合性軌道 反結合性軌道H 1s
C sp C sp
C 2p C 2p
H3C C C CH3 + H Br H3C C CH
CH3+ Br–
H3CC C
H
CH3Br�� ������2-bromo-2-butene
����������
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常の sp2炭素上のカルボカチオンよりも不安定である。従って、アルキンの求電子付加反応は、アルケンよりも遅い。
sp 炭素上のカルボカチオンが sp2炭素上のカルボカチオンよりも不安定である理由は、sp 炭素の方が sp2炭素よりも「電子を強く引きつけている」からである。「酸と塩基」の章でも述べた通り、混成軌道の中の「s軌道の成分」が多いほど、原子核との相互作用が強くなり、電子は強く原子核に引きつけられるようになる。そのため、逆に電子が奪われると、不安定な状態になると言える。 非対称のアルキンの場合は、最初の H+がどちらに結合するかによって、二通りのビ
ニル型カルボカチオンが生じうる。末端アルキンの場合、下のようになる。
上段のカルボカチオンは、メチル基の超共役によって安定化を受けることができる。下段のカルボカチオンはそのような効果がない。従って、上段のカルボカチオンの方がより安定である。従って、こちらを経由する方が主生成物となる。生成物はブロモアルケンである。
なお、ビニル型カルボカチオンでは、カルボカチオン転位は起こらない。これは、遷移状態での構造変化があまりにも大きく、活性化エネルギーが極めて大きくなってしま
CR
R RCH
R RCH
R HC C> > >
�� �� �� ����
H3C C C H + H Br
H3C C CH
H+ Br–
H3CC C H
H+ Br–
������ �����
H3C C C H + H Br
H3C C CH
H+ Br–
H3CC C H
H+ Br–
����
H3CC C
H
HBr
H3CC C
H
BrH
����
有機化学Ⅰ 講義資料 第 10回「アルキンの反応」
– 4 – 名城大学理工学部応用化学科
うためである。
注1:ブルースの教科書では、アルキンへの求電子付加反応が「π錯体」を経由する可能性について言及されている。この意見には反論もあり(Tidwell, J. Chem. Educ. 1996, 73, 1081–1082)、まだ完全な合意はされていないようである。本講義では、ビニルカチオンを経由する従来の反応機構を採用するが、将来教科書の記述が変わる可能性はある。
3.
アルキンと「二当量」のハロゲン化水素の反応について、考えてみよう。「二当量」とは、物質量の比が2倍であることを示す。アルキンと一当量の HBr の反応ではブロモアルケンが生成することを前節で学んだ。ブロモアルケンは二重結合を持つため、反応系中に HBrが残っていたら、さらに付加反応が進行することが予想できる。
2-ブチンの反応について考える。まず、ブロモアルケンが生成する。
二回目の HBr の付加では、二通りのカルボカチオン中間体が生成しうる。
前節と同じように、カルボカチオン炭素に結合している置換基が安定化に寄与できるかどうかを調べてみる。上段のカルボカチオン中心にはメチル基・エチル基・臭素原子が、下段のカルボカチオン中心にはメチル基・1-ブロモエチル基・水素原子が結合している。
今までのカルボカチオンと異なるのは、臭素原子が結合していることである。今まで
H3C C CH
H H2CC C
H
H
H
��������
H3C C C CH3H Br
H3C C CH
CH3+ Br–
H3CC C
H
CH3Br
H3CC C
H
CH3Br
H Br H3CC C
H
CH3BrH
H3CC C
H
CH3BrH
+ Br–
+ Br–
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登場したカルボカチオンは「炭素・水素原子のみ」から成っていたので、安定化の効果としては「アルキル基の超共役」だけを考えればよかった。しかし、カルボカチオンの置換基に、炭素・水素以外の原子が含まれている場合は、超共役とは全く異なる影響を考える必要が出てくる。 臭素原子・塩素原子は、カルボカチオンの安定性に対して、二つの相反する効果を持
つ。一つは、「臭素(塩素)原子上のローンペア電子を、カルボカチオンの空軌道に与える」という効果である。これを delocalization of lone pair
electrons と呼ぶ。この効果は、カルボカチオンを安定化する。もう一つは、「電気陰性度が高いために、σ結合の電子を自分の方に引き寄せる」という効果である。これを
inductive electron withdrawal と呼ぶ。この効果は、カルボカチオンを不安定化する。
ローンペア電子の非局在化の様子を、分子軌道を使って図示すると、下のようになる。非局在化のときに現れる新しい分子軌道は、2つの p軌道を使ってπ結合を作るときとよく似た形をしている。軌道同士の重なり合いが大きいため、ローンペア電子の非局在化の効果は、σ電子の非局在化による超共役の効果よりもずっと大きい。
ローンペア電子の非局在化は、臭素原子がカルボカチオン炭素のすぐ隣、つまり直接結合している場合にのみ働いて、カルボカチオンを安定化する。カルボカチオン炭素が結合1つ分離れている場合は、非局在化の効果は働かない。この場合は、電子求引性誘起効果によって、逆にカルボカチオンが不安定化される。電子求引性誘起効果も、間の結合の数が増えると徐々に弱くなるが、非局在化効果のように突然ゼロにはならない。従って、下図の右のカルボカチオンでは、非局在化による安定化はゼロ、電子求引性誘起効果は(小さくなるが)ゼロではないため、小さな不安定化が残ることになる。
CBrCBr
������� �����������
����������������
��p��
Brのローンペア 空のp軌道
+ +
電子の非局在化(=エネルギー下がる)
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そこで、左のカルボカチオンを経由する 2,2-ジブロモブタンが主生成物となる。
4. (1)
アルケンと同様に、アルキンも水の付加反応を起こす。まず、内部アルキンである2-ブチンに対する水の付加反応について考えてみよう。この反応は、アルキンに対する H+ の求電子付加によって開始される。
注2:ここで「H+」と書いたものは、実際には水とプロトンが結合した「H3O+」である。酸触媒の反応機構を書く場合、このように「H3O+」を「H+」と簡略化することが多い。H+が脱離する段階も、本当は H2Oが H+を受け取って H3O+となるのだが、受け取るものを明記せずに「H+
が外れる」ように書くことが多い。
生成したビニル型カルボカチオンに対して水が求核攻撃し、続いて H+が脱離すると、図のようなアルコールが得られる。
このアルコールは、炭素-炭素二重結合の一方の炭素原子に OHが結合している。このようなアルコールを enol と呼ぶ。エノールは、下に示すように、カルボニ
H3CC C
H
CH3BrH
H3CC C
H
CH3BrH
�� ������������
�� ������������������
H3CC C
H
CH3Br
H Br H3CC C
H
CH3BrH
H3CC C
H
CH3BrH
+ Br–
+ Br–
H3C C CH
CH3BrH
Br
H C CBr
CH3BrH
H3C���� ����
H3C C C CH3 H3C C CH
CH3
H+
H3C C CH
CH3
+H
OH
H3CC C
H
CH3OHH
H3CC C
H
CH3HO
– H+
�����������2-buten-2-ol
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ル基 (C=O) を持つ異性体との間で平衡状態にある。通常は、ケト型の異性体の方が圧倒的に安定であり、この平衡は大きく右側に偏っている。
これらの異性体を、 − keto-enol tautomer と呼ぶ。互変異性体とは、互いに速い平衡にある構造異性体のことである。
酸触媒でのケト-エノール互変異性化の反応機構は、以下の通りである。後に、カルボニル化合物の反応のところで詳しく学ぶ。
先ほどの、2-ブチンの水和反応に戻る。ビニル型カルボカチオンと水が反応して得られたエノールは、速やかにケト型に互変異性化する。生成物はケトンである。
5. (2) Hg2+
末端アルキンは、2-ブチンのような内部アルキンに比べて、水和反応を受けにくい。同様に酸触媒を用いて反応させようとしても、うまくいかない。
これは、内部アルキンの三重結合が2つのアルキル基の超共役によって電子豊富になっているのに対して、末端アルキンはアルキル基が1つしかないため、三重結合の電子密度が低く、求電子攻撃を受けづらいからである。
C CHO
C CO
H
����� ���
enol form keto form
C CHO
H+C C
OH
H
– H+C C
OH
����� ���
H3CC C
H
CH3HO
H3CC C
H
CH3OH
������������ ����
2-butanone (or ethyl methyl ketone)
H3C C C H + �����H+
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注3:「超共役によって電子豊富になる」という説明がわかりづらいかもしれない。もう少し詳しく言うと、「メチル基の C–H 結合のσ電子が、三重結合のπ反結合性軌道に非局在化する」ということである。その結果、三重結合の部分に電子が多く存在することになり、π電子の求核性が高まる。
末端アルキンは超共役が一箇所しかないため、π電子の求核性は十分ではない。このため、末端アルキンの水和反応の際には、酸とともに水銀(II)イオン (Hg2+) を触媒として用いる。Hg2+は、求電子剤として三重結合のπ電子を攻撃すると同時に、5d 電子のローンペアを使って炭素原子と結合を作り、三員環の中間体(
mercurinium ion)を生成する。
この環状マーキュリニウムイオンに対して水が求核攻撃し、2-位に水銀置換基を持つエノールが生成する。
水の求核攻撃は、末端の炭素原子ではなくて、メチル基がついている方の炭素原子に対して起きる。これは、反応の遷移状態がカルボカチオンに類似しているため、メチル基の超共役で安定化されることによる。
H3C C C CH3 H3C C C H
����� �����
���������� ����������
C–H σ結合 π反結合性軌道非局在化
H3C C C HHg2+
H3CC C
H
Hg2+
H3C C C H
Hg2+
����������cyclic mercurinium ion
H3CC C
H
Hg2+ HO H H3C
C CHg+
HO
H3CC C
Hg+
HHO����������
HH
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ここから先の反応は少し難しい。この反応は通常酸性条件で行うため、H+が触媒として働き、以下のような経路をたどると考えられる。まず Hg+ が Hに置き換わり、その後ケト・エノール互変異性化が起きる。最終生成物は、やはりカルボニル化合物である。
日本で化学を学ぶ者として、この反応には特別な注意を払わなくてはならない。かつて、この反応を用いてアセチレンからアセトアルデヒドを生産する工場が日本各地にあった。そのうちの一つ、新日本窒素水俣工場から排出された工場廃液が原因となって、重篤な神経疾患が発生した(水俣病)。水俣病の原因物質は、メチル水銀化合物であることが今ではわかっている。しかし、最初の患者の発生から原因物質の特定まで長期間を要し、その間にも工場廃液の排出が続いたため、被害の拡大を招いた。このような苦い教訓のもとに、現在では事業所からの廃液等については厳しい法規制が課されている。しかし、経済的に苦しくなった事業者が廃液を不法投棄する事件は現在でも発生している。また、諸外国では法整備が遅れている場合もあり、有害廃液を継続的に排出している事業者もまだ多くある。みなさんは、化学の専門知識を持つ者として、このような事例に出会った時に「専門家の良識」をもって対処するよう心がけて欲しい。
6.
アルキンはアルケンと同様に、接触水素添加によって水素と反応させることができる。
H3CC C
H
Hg2+HO H
H3C C C
Hg+
HO
H H
H3CC C
Hg+
HOHH
H3CC C
H
Hg2+HO H
H3C C C
+Hg
H
OH H
HCC
+Hg
H3C O HH
������������� �������
������
H+C C
H
HHO
H3C– Hg2+CC
H3C
O H
HH
���
H3CC C
Hg+
HHO
H3CC C
Hg+
HHOH
O��������������� ���
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接触水素添加はシン付加なので、最初に cis-2-ブテンが生成する。しかし、アルキンよりもアルケンの方が接触水素添加を受けやすいため、反応はさらに進行して、ブタンを生成する。通常の触媒を用いたのでは、この反応をアルケンの段階で止めることはできない。
一方、適切な触媒を選ぶと、アルキンのみを反応させることもできる。この目的でよく用いられるのは、Lindlar 触媒である。これは、パラジウムの微粒子を鉛とキノリンで処理して得られるものである。
接触水素添加は立体選択的である。内部アルキンから出発すると、cis-アルケンが得られる。
7.
末端アルキンは、これまで学んだ炭化水素とは異なる独特の性質を持つ。すなわち、ナトリウムアミド NaNH2のような強い塩基と反応して、 acetylide を作ることである。これは、末端アルキンが酸として働くことを意味している。
この反応が進行するのは、アルキンが NH3よりも酸として強いためである。教科書の巻末付録で調べてみると、アルキン、NH3の pKaはそれぞれ 25, 36 であることがわ
H3C C C CH3H2, Pd/C H3C
C CCH3
HH
H2, Pd/C H3CC C
CH3
HHHH
�����2-butyne
cis-2-���cis-2-butene
���butane
C CH2, Pd/C
C CHH
H2, Pd/CC C
HHHH
��
C C
H2
C CHH
Lindlar��H2
Lindlar�������
R C C H + NH2– R C C + NH3
�����
acetylide
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かる。pKaの値が小さい方が酸として強い。従って、上の平衡は右に偏っている。 末端アルキンの酸性度が高いのは、水素原子が sp 炭素に結合しているためである。
「酸と塩基」の章で述べた通り、酸の強さは「共役塩基の安定性」で決まる。アルキンの共役塩基であるアセチリドは、炭素原子上にローンペアを持っている。sp 混成軌道は、sp2, sp3 混成軌道と比べて、原子核に電子が近づきやすいため、ローンペアの電子がより強く安定化を受ける。このために、アルキン・アルケン・アルカンを比較すると、アルキンの酸性度が最も高くなる。
注4:この酸性度の違いを説明するのに「s性」という用語を使うことがある。これは、混成軌道中の s軌道の割合を示すものである。「s性が高いほど酸性度が高い」と言うことができる。
注5:本章の初めに、「ビニルカチオンが不安定である理由」を説明した。ビニルカチオンの場合は「s性が高いほど不安定」、アセチリドの場合は「s性が高いほど安定」となっている。これらの話はどちらも同じ要因に基づいている。つまり、「s 性が高いほど原子核が電子を強くひきつけている」。従って、電子を奪われたカルボカチオンは s性が高いほど不安定にあり、電子を余分に持つカルボアニオンは s性が高いほど安定になる。
アセチリドは、「炭素-炭素結合」を新たに作るための反応に利用できる。そのような反応は、炭素数の少ない単純な有機化合物から、多くの炭素を含む複雑な有機化合物を合成するのに有用である。たとえば、アセチリドと第一級ハロゲン化アルキルを反応させると、ハロゲンがアセチリドで置き換わって、炭素数の多い内部アルキンが生成する。
この反応は、正に分極した C–Br結合の炭素原子にアセチリドのローンペア電子が接
近し、C–Brの結合電子を臭素原子とともに追い出す反応である。この反応、および類似の反応の反応機構については、次回以降に詳しく学ぶ。
8.
・�sp混成軌道
・�末端アルキン、内部アルキン ・�アルキンへの HBrの付加反応 ・�ビニル型カルボカチオン
H C C H C CH
H
H
HC C
HH
H HH
H
pKa = 25 pKa = 44 pKa > 60
CH3CH2C C + CH3CH2CH2–Br CH3CH2C CCH2CH2CH3 + Br–
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・�アルキンへの二当量の HBr の付加反応 ・�ハロゲン原子のカルボカチオンへの影響 ・�電子求引性誘起効果
・�ローンペアの非局在化 ・�内部アルキンへの酸触媒による水の付加 ・�ケト・エノール互変異性
・�末端アルキンへの Hg2+ 触媒による水の付加 ・�環状マーキュリニウムイオン ・�アルキンへの水素の付加
・�Lindlar触媒 ・�末端アルキンの酸性度 ・�アセチリド
【教科書の問題(第7章)】 5, 12, 14, 30, 34, 41 (a, b, f), 44 ※� 可能な場合は巻き矢印で反応機構を示すこと。