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2010 11 Xserve からの移行ガイド

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2010年11月

Xserveからの移行ガイド

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はじめに

Appleでは、Xserveの販売を終了させていただくこととなりました。Xserveは、2011年1月31日まで、これまで通りご注文いただけます。それ以降に、既存のXserveシステムを、新しいApple製ハードウェアにアップグレード、交換、増強したいお客様は、以下の2つのサーバソリューションをご検討ください。

Snow Leopard Server搭載Mac Pro

要点Appleは新バージョンのXserveを開発しません。

Xserveの販売は2011年1月31日で終了します。Xserveの保証と拡張サポートはすべて継続します。Mac OS X Serverは、Snow Leopard Server

搭載Mac ProとSnow Leopard Server搭載Mac miniに搭載されます。

Mac Proシステムは、Xserveと同等またはそれ以上のパフォーマンスと拡張性を持ち、最高レベルのパフォーマンス、ストレージ、拡張性を求めるお客様に最適なサーバソリューションをご提供します。Mac OS X Serverを搭載したMac Proのタワー型フォームファクタは、オフィスのデスク付近に設置したり、データセンタの12Uラックに2台並べて設置できます。

Snow Leopard Server搭載Mac mini

2009年秋の登場以来、Snow Leopard Server搭載Mac miniは、Appleで最も人気のサーバシステムとなっています。手頃な価格と、どこにでも設置できる小型のフォームファクタは、優れた機能性を発揮します。50人までのスモールビジネスやワークグループに最適です。Mac mini1台で、Mac OS

X Serverサービスのフルスイートを実行できます。もっとユーザー数の多いビジネスや教育の環境では、1台のMac miniをシングルタスクサーバとして利用できます。作業負荷やユーザー数に応じて、1台または複数台のMac miniサーバシステムを、1台のXserveの代替としてご利用ください。

Xserveからの移行期間中、既存のXserve製品に対する保証サービスと無償電話サポートは、引き続きご利用いただけます1。Mac OS X Serverは、Xserveの代替サーバとしてお勧めする、人気のSnow Leopard Server搭載Mac miniと新しいSnow Leopard Server搭載Mac Proで、引き続きご利用いただけます。このドキュメントは、Xserveからの移行を検討しているお客様向けのガイドラインと考慮事項を記載しています。

移行ガイドXserve

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Xserveからの移行

移行ガイドXserve

現行のXserveモデルは、2011年1月31日までご注文いただけます。ご購入いただいたシステムには、Appleの標準である1年間の保証がついています。ご注文時に、Xserve用のAppleCare Premium Service and Support Planに加入すると、無償電話サポートと製品保証の期間をXserve購入日から3年間に延長できます2。

Xserveシステムの保証サービスと拡張サポートは今後も引き続きご利用いただけます。160GB、1TB、2TBのApple Drive Module for Xserve3の在庫については、2011年の年末まで、または在庫切れになるまで、引き続きご提供いたします。Xserveをご利用のお客様には、保証対象と保証対象外のいずれの場合も、引き続きサービスパーツをご提供いたします4。

既存のXserveシステムを、新しいApple製ハードウェアにアップグレード、交換、増強したいお客様は、以下の2つのオプションをご検討ください。

Appleのタワー型デスクトップシステムは、長い間、サーバとしても利用されてきました。12コアのIntel Xeon “Westmere” プロセッサと、最速の512GBのソリッドステートドライブ (SSD)を搭載した最新のMac Proは、Xserveを上回るプロセッサパフォーマンスを発揮しています。大きなフォームファクタのタワー型システムとして、常に優れた内蔵ストレージと拡張性を提供してきました。高密度の1Uラックマウント式フォームファクタが必要な環境でなければ、十分にXserveの代替となりえます。

Xserveと同等の高性能なIntel Xeonアーキテクチャをベースとし、Intel Xeon “Westmere”プロセッサを搭載した、最新のMac Proは、同様に構成されたXserveと同量の作業負荷を処理できます。

Snow Leopard Server搭載Mac Proへの移行

Snow Leopard Server搭載Mac miniへの移行

それぞれについて詳しくは、このガイド全体でご説明します。

IntelベースのXserveシステムは、移行期間を過ぎても、これまで通りご利用いただけます。

Mac ProとMac miniという2つの代替サーバ

Snow Leopard Server搭載Mac Proへの移行

作業負荷についてのガイドライン

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0% 25% 50% 75% 100% 125% 150%

移行ガイドXserve

Xserveと同様なプロセッサ、メモリ、回転ディスクを内蔵し、Mac OS X Serverを搭載したMac Proは、Xserveに匹敵するパフォーマンスを発揮します。12コアのプロセッサ、512GBのソリッドステート対応の内蔵ドライブベイ4基、1TBまたは2TBのドライブ、強力なグラフィックスプロセッサなど、Xserveよりも強力な構成が可能です。

以下のグラフは、8コアのXserveモデルと、同じ構成の12コアのMac Proモデルとのパフォーマンスの相対比較です5。

Xserveとのパフォーマンス比

XserveからMac Proへの移行を検討しているお客様は、以下のことを考慮してください。

Mac OS X Serverは、Mac Proのすべてのハードウェア構成で完全にサポートされています。

考慮事項

一般的なサーバタスクのパフォーマンス比Mac Pro(12コア)とXserve(8コア)

ファイル共有

メールサーバ

ウェブサーバ

ディスクパフォーマンス(内蔵)

(ベースライン)

Snow Leopard Server 搭載 Mac Pro

Mac Proは、Mac OS X Serverと、2.8GHzクアッドコアIntel Xeonプロセッサ、8GBのDDR3メモリ、1TBの7200-‐rpmハードドライブ32基、Mac OS X Serverの無制限クライアントライセンスを搭載しています。プロセッサ、メモリ、ストレージは必要に応

じて構成できます。

搭載するメモリとディスクが同じであれば、Mac Proは、Xserveと同等(クアッドコアまたは8コアの場合)、またはそれ以上(12コアの場合)のプロセッサパフォーマンスを発揮します。

シングルプロセッサ(クアッドコアまたは6コア)のMac Proシステムは、4基のDIMMスロットで(8GBのDIMMを使用して)32GBまでメモリを拡張できます。一方、デュアルプロセッサ(8コアまたは12コア)のシステムは、8基のDIMMスロットで(8GBのDIMMを使用して)64GBまでメモリを拡張できます。

内蔵ドライブベイを4基搭載したMac Proは、2TBの7200-‐rpmハードドライブで、8TBまでのSATAストレージに対応できます。最大4基のソリッドステートドライブ(SSD)を内蔵できるので、2TB未満の超高速ストレージをサーバに直接接続したい場合でも、外部ストレージを拡張する必要はありません。

Mac Pro RAID Cardを使えば、SATAハードドライブによる内蔵RAID機能を構成できます。

IntelベースのXserveシステムで使用中のPCI Express拡張カードは、Mac Proに移行できます。

IntelベースのXserveシステムで使用中のApple Dual-‐ChannelとQuad-‐Channel 4Gb Fibre Channel PCI Express Cardは、Mac Proに移行できます。Xserveで使用中のFibre Channel接続の外部ストレージサブシステムは、Mac Proにつなげることができます。Xsan環境でXserveを実行しているお客様は、Fibre Channel接続を利用するために、Mac Proシステムをご検討いただく必要があります。

Mac Proには、PCI Express拡張スロットが4基あります(Xserveは2基)。ただし、スロット1には、グラフィックスカードが事前に取りつけられているため、空きの拡張スロットは3基(16スロット x 1基、4スロット x 2基)のみです。

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Xserve

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移行ガイドXserve

Gigabit Ethernetポートを2基搭載しているため、Xserveと同等のネットワーク接続が可能です。

Xserveが提供するLOM(Lights-‐Out Management)機能は、サポートしていません。内蔵の電源管理機能と、サードパーティ製の電源コントローラを使うことで、LOMの一部と同等の機能を提供できます。

Xserveが提供するデュアル冗長電源供給オプションはありません。Mac Proをサードパーティ製の無停電電源装置(UPS)に設置することで、(複数電源に対応しているUPSモデルでの)デュアル電源入力など、電源保護の強化が可能になります。ただし、この構成では、電源供給ハードウェアの障害からは保護されません。

Xserveよりも大量の電源供給が可能であり、強力なグラフィックスカードが標準装備されているので、さらにパワフルに稼動します。電力消費のガイドラインについては、Appleのサポート記事をご覧ください。

Mac Proのボディは、ラックマウント式ではありませんが、12Uのラックスペースに2台設置できます。

5

Xserveのパフォーマンス、拡張性、ストレージ接続を必要とし、タワー型フォームファクタを(デスク付近またはラックに)設置できるお客様は、Mac Proをご検討ください。

代替サーバとしてのMac Pro

サーバ専用のMac miniは、2009年10月に発表され、その後高く評価されています。4GBのRAMと500GBのハードドライブ2基を搭載した小型フォームファクタに、Mac OS X Serverの使い勝手3 を兼ね備えたMac miniは、様々な業種、規模のお客様からご好評いただいています。現在、Mac miniは、Appleで最も人気のあるサーバプラットフォームとなっています。

2010年6月のアップデートによって、Mac miniのサーバ構成が強化されました。ボディのデザインが一新され、メモリへのアクセスが簡単になりました。電源アダプタが内蔵され、1Uラックにフィットする薄い筐体には、高速なデュアルコアプロセッサと7200-‐rpmハードドライブを搭載しています。DDR3 RAMも8GBまで拡張可能です。50人までのスモールビジネスやワークグループでは、Snow Leopard Serverを搭載した1台のMac miniで、ワークグループ全体のサーバニーズに対応できます。より多くのユーザーを抱える大規模なワークグループでは、サーバサービスを複数のMac

miniサーバに分散させることができます。

ラック専用のフォームファクタではありませんが、薄くなったアルミニウム製の筐体は1Uラックにぴったりフィットします。1Uラックに2台のMac miniシステムを並べて設置できます。ラックマウント用ブラケットも、サードパーティから提供されています。

Snow Leopard Server搭載Mac miniへの移行

Mac miniは、ファイルとプリント、ウェブとWiki、インスタントメッセージング、連絡先とカレンダーの共有、VPNといった、一般的なワークグループサービスをすべて搭載した、機能豊富なワークグループサーバです。最大50ユーザー(Time Machineを利用する場合は25ユーザー)まで同時に利用できます。Mac miniをシングルタスクサーバとして活用すれば、大規模なユーザーグループにサービスを提供できます。

作業負荷についてのガイドライン

Mac miniは、50人までのワークグループにサービスを提供したり、大規模なクライアントに単一サービスを提供するための製品でありパフォーマンスの面では、Xserveと同等ではありません。高いパフォーマンス、大容量のストレージ、高度なマルチポートネットワークを必要とするお客様には、拡張性が高く、構成オプションが豊富なMac Proをお勧めします。

Xserveとのパフォーマンス比

Mac mini のラックマウントソリューション

Mac mini向けのラックマウントソリューションが、

サードパーティによっていくつか提供されています。

MK1Manufacturing製のMMR-‐2G-‐1Uブラケット

は、1Uのラックスペースに2台のMac miniシステム

を設置できます。詳しくmk1manufacturing.com

をご覧ください。

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以下のグラフは、24GBのメモリとSATAドライブを搭載した8コアのXserveモデルと、8GBのメモリと500GBの7200-‐rpm内蔵デュアルドライブ、Mac OS X Serverを搭載したMac miniとのパフォーマンスの相対比較です6。

一般的なサーバタスクのパフォーマンス比Mac miniとXserve(8コア)

0% 25% 50% 75% 100%

ファイル共有

メールサーバ

ウェブサーバ

ディスクパフォーマンス(内蔵)

(ベースライン)Xserve

XserveからSnow Leopard Server搭載Mac miniへの移行を検討しているお客様は、以下のことを考慮してください。

考慮事項

Mac miniは、8GBの1066MHz DDR3メモリに対応しています。

内蔵ハードドライブ以外でのストレージ拡張は、FireWire 800またはUSB 2.0を使用して行うことができます。Promise TechnologyのSmartStor DS4600のようなサードパーティ製マルチドライブRAIDシステムを、いずれかのインターフェイスを使用してMac miniにつなぐことができます7 。FireWireは、複数のデバイスをデイジーチェーン接続してストレージを拡張しますが、FireWire 800バスの帯域幅を共有することになります。

Mac miniは、Gigabit Ethernetインターフェイスを1基搭載しています。Mac miniにApple USB Ethernetアダプタを取りつければ、10/100BASE-‐Tネットワークインターフェイスを増設できます。

Xserveが提供するLOM(Lights-‐Out Management)機能は、サポートしていません。内蔵の電源管理機能と、サードパーティ製の電源コントローラを使うことで、LOMの一部と同等の機能を提供できます。

Xserveが提供するデュアル冗長電源供給オプションはありません。Mac miniをサードパーティ製の無停電電源装置(UPS)に設置することで、(複数電源に対応しているUPSモデルでの)デュアル電源入力など、電源保護の強化が可能になります。ただし、この構成では、電源供給ハードウェアの障害からは保護されません。

内部電力供給は85W、アイドル時の消費電力はわずか11Wなので、Xserveよりもはるかに節電できます。Xserve1台の電源冷却エンベロープに、複数のMac miniを収納できます。

Mac miniのボディは、ラックマウント式ではありませんが、1Uのラックスペースに2台設置できます。サードパーティからラックマウント用ブラケットが提供されています。アルミニウム製の頑丈なボディなので、側面を下にして設置できます。ただし、空気の流れを妨げたり、スペースの条件が整わない場合は避けてください。

Snow Leopard Server 搭載 Mac mini

Appleで最も人気のあるサーバハードウェアです。Mac OS X Serverを搭載したMac miniには、2.66GHz Intel Core 2 Duoプロセッサ、4GBのDDR3メモリ、500GBの7200-‐rpmハードドライブ2基が内蔵されています3 。Mac OS X Serverの無制限クライアントライセンスも付属しています。

箱から出してすぐに、スモールビジネスやワークグ

ループ向けのサービスを提供できます。

6移行ガイドXserve

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Appleで最も人気のあるサーバフォームファクタであるMac miniは、性能と使いやすさを兼ね備えています。50人までのスモールビジネスやワークグループに最適のソリューションです。強力なハードウェアとソフトウェアを、効率的で使いやすい小型のボディに搭載し、オフィスやデータセンタへの設置も簡単です。規模の大きなワークグループやビジネス、教育機関では、強力なシングルタスクサーバとして、膨大な作業負荷を処理できます。

代替サーバとしてのMac mini

優れた電力効率

Snow Leopard Server搭載Mac miniは、電力効率に優れ、アイドル時には11Wしか消費しません。つまり、運用コストを抑え、無駄な熱も発散しませ

ん。安価なUPSシステムを使えば、停電時の予備電力も供給できます。

7移行ガイドXserve

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移行ガイドXserve

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サーバ構成とパフォーマンス

Xserve Snow Leopard Server 搭載Mac mini Snow Leopard Server

搭載Mac Pro

プロセッサ 2.26GHzクアッドコアIntel Xeon “Nehalem”

2.8GHzクアッドコアIntel Xeon “Nehalem”

2.66GHz Intel Core 2 Duo

メモリ 3GBの1066MHz DDR3 8GBの1066MHz DDR3 4GBの1066MHz DDR3

ストレージ3 160GB 7200-‐rpm 1TB 7200-‐rpm 2基 500GB 7200-‐rpm 2基

ネットワーク 10/100/1000 Ethernet 2基 10/100/1000 Ethernet 2基 10/100/1000 Ethernet

入出力 USB 2.0、FireWire 800 USB 2.0, FireWire 800 USB 2.0、FireWire 800、SD

拡張 PCI Expressスロット2基 PCI Expressスロット4基 – (2基が空き) (3基が空き)

LOM – – (Lights-‐Out Management)

電力 750W 950W 85W (デュアル冗長オプション)

ラックサイズ 1U 12U(2台並べて設置) 1U(2台並べて設置)

オペレーティングシステム Mac OS X Server v10.6 Mac OS X Server v10.6 Mac OS X Server v10.6 無制限クライアントライセンス 無制限クライアントライセンス 無制限クライアントライセンス

ストレージ8 338,800円 278,800円 94,800円

Xserve 搭載 Mac ProSnow Leopard Server

クアッドコア: 3.2GHz Intel – Xeon “Nehalem” 6コア: 3.33GHz Intel Xeon “Westmere” 8コア: 2.4GHz Intel Xeon “Westmere”2基

12コア: 2.66GHz Xeon “Westmere”2基 12-‐core: 2.93GHz Xeon “Westmere”2基

最大48GBの1066MHz DDR3

最大8GB の 1066MHz DDR3

ドライブベイ1~3基:160GB、1TB、2TBの7200-‐rpm SATA HDD、128GBのSSDブートドライブ

ドライブベイ 1~4基: 1TB or 2TBの

7200-‐rpm SATA HDD;

512GB SSD

Xserve RAID Card; Mac Pro RAID Card; –

Dual/Quad-‐Channel Dual/Quad-‐Channel

4Gb Fibre Channel Card 4Gb Fibre Channel Card

標準のサーバ構成

搭載

その他のサーバ構成オプション

プロセッサ

メモリ

ストレージ3

拡張

8コア:2.26GHz Intel Xeon “Nehalem”

8コア:2.66GHz Intel Xeon“Nehalem”

8コア:2.93GHz Intel Xeon“Nehalem”

最大64GBの1333MHz DDR3

64ビットに最適化

Mac Proは、Mac OS X Serverと、2.8GHzクアッドコアIntel Xeonプロセッサ、8GBのDDR3メモリ、1TBの7200-‐rpmハードドライブ32基、Mac OS X Serverの無制限クライアントライセンスを搭載しています。プロセッサ、メモリ、ストレージは必要

に応じて構成できます。

搭載 Mac miniSnow Leopard Server

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サーバのパフォーマンス評価

パフォーマンス作業負荷の比較(単一サーバ、単一サービス)

サービス Xserve Snow Leopard Server搭載Mac Pro

Snow Leopard Server搭載Mac mini

ファイル共有

1,000までの同時ユーザー接続

1,000までの同時ユーザー接続

100までの同時ユーザー接続

-‐

Time Machine

移行ガイドXserve

以下の作業負荷ガイドは、パフォーマンスを相対的に示したものであり、参照目的で提供されています。作業負荷は、同時ユーザー数、ファイルやデータのサイズ、ストレージのパフォーマンス、構成、ネットワーク設計といった様々な要因によって大きく変動します。以下のガイドは、単一サーバで単一サービスを提供した場合の作業負荷テストに基づいています。Mac OS X Serverの配備計画にお役立てください。

ファイル共有のパフォーマンスは、同時ユーザー数、ネットワークスループット、ストレージパフォーマンス

によって、即座に影響を受けます。XserveやMac Proでは、内蔵のSATAディスクを使用して、単一のGigabit Ethernet接続で、ファイル共有の作業負荷に対応すると、すぐにネットワークに制限がかかります。ファイル共有で最大のパフォーマンスを発揮するには、これらのコンピュータに複数のネットワークイ

ンターフェイスを取りつける必要があります。Mac miniの場合、一般的なファイル共有の作業負荷がかかると、プロセッサやメモリの制限に達する前に、ネットワークとディスクが飽和状態になります。

6,500までの同時ユーザー

8,000までの同時ユーザー

250までの同時ユーザー

メールサーバのパフォーマンスには、想定されるユーザー作業負荷に対応できるストレージパフォーマン

スが必要です。サイズの小さなファイルを頻繁に読み込んだり書き込んだりすると、膨大なメタデータの更

新が必要になります。大規模なワークグループで最高のパフォーマンスを実現するには、ユーザーのメー

ルストアを複数のボリュームに分散する必要があります。ディスクサブシステムとサーバメモリが作業負荷

に対応できるサイズであれば、メールサービスはプロセッサコアに依存します。

8,000までの同時ユーザー

8,000までの同時ユーザー

800までの同時ユーザー

ウェブサーバのパフォーマンスには、想定されるユーザー作業負荷に対応できるディスクパフォーマンス、

サーバメモリ、十分なネットワーク帯域幅が必要です。サーバの必要条件は、提供されるコンテンツの種類

によって大きく異なります。静的コンテンツは、サーバメモリに空きがあればキャッシュされますが、データ

ベース駆動型のコンテンツやメディア配信には、作業負荷に対応したサイズのディスクサブシステムが必

要です。

10,000までの同時ユーザー

10,000までの同時ユーザー

800までの同時ユーザー

カレンダーサーバのパフォーマンスには、想定されるユーザー作業負荷に対応できるストレージパフォー

マンスが必要です。サイズの小さなファイルを頻繁に読み込んだり書き込んだりすると、膨大なメタデータ

の更新が必要になります。大規模なワークグループで最高のパフォーマンスを実現するには、ユーザーの

カレンダーデータを複数のボリュームに分散する必要があります。ディスクサブシステムとサーバメモリが

作業負荷に対応できるサイズであれば、カレンダーサービスはプロセッサコアに依存します。

データベースに250,000までのユーザーレコード

毎分25,000までの認証

データベースに250,000までのユーザーレコード

毎分25,000までの認証

データベースに10,000までのユーザーレコード

毎分10,000までの認証

ディレクトリサービスは、LDAPデータベースの読み取りと書き込み、ユーザー認証で構成されています。通常のLDAPデータベースは、サーバメモリだけで高い検索パフォーマンスを実現できるため、パフォーマンス要件を引き上げているのは、認証のための暗号化演算です。

250ユーザー 250ユーザー 25ユーザー

Time Machineは、AFPサービスを利用して動作していて、Macクライアントにサービスを提供するために、十分なストレージとネットワークのパフォーマンスを必要とします。Time Machineのバックアップは、ストレージとメタデータの操作に大きな負荷を与えます。

Server AdminなどのMac OS X Serverに付属のサーバ管理ツールに加え、サーバのパフォーマンスや、重要なハードウェアリソースの使用状況を確認するための強力なコマンドラインツールが用意されています。Appleでは、お客様を支援するためAppleCareのサポート記事としてスクリプトを公開しています。現在使用中のサーバで、CPU、ディスク、メモリ、ネットワークのどこに負荷がかかっているかを確認することは、ハードウェア構成の決定に役立ちます。詳しくは

support.apple.com/kb/HT1992をご覧ください。

メール

ウェブ

カレンダー

ディレクトリサービス

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まとめ

Appleは新バージョンのXserveを開発しません。Xserveは、2011年1月31日まで、これまで通りご注文いただけます。Xserveシステムの保証サービスと拡張サポートは今後も引き続きご利用いただけます。160GB、1TB、2TBのApple Drive Module for Xserveの在庫については、2011年の年末まで、または在庫切れになるまで、引き続きご提供いたします。Xserveをご利用のお客様には、保証対象と保証対象外のいずれの場合も、引き続きサービスパーツをご提供いたします4。

既存のXserveシステムを、新しいApple製ハードウェアにアップグレード、交換、増強したいお客様は、以下の2つのオプションをご検討ください。

Snow Leopard Server搭載Mac Proへの移行

Snow Leopard Server搭載Mac miniへの移行

Mac Proシステムは、Xserveと同等またはそれ以上のパフォーマンスと拡張性を持ち、最高レベルのパフォーマンス、ストレージ、拡張性を求めるお客様に最適なサーバソリューションをご提供します。Mac Proのタワー型フォームファクタは、オフィスのデスク付近に設置したり、データセンタの12Uラックに2台並べて設置できます。

Mac miniはAppleで最も人気のあるサーバハードウェアです。手頃な価格と、どこにでも設置できる小型のフォームファクタは、優れた機能性を発揮します。50人までのスモールビジネスやワークグループに最適です。Mac mini1台で、Mac OS X Serverサービスのフルスイートを実行できます。もっとユーザー数の多いビジネスや教育の環境では、1台のMac miniで単一のサービスを提供できます。作業負荷やワークグループの規模に応じて、1台または複数台のMac miniサーバシステムを、1台のXserveの代替としてご利用ください。

Xserveからの移行期間中、既存のXserve製品に対する保証サービスと無償電話サポートは、引き続きご利用いただけます1。ただし、Appleでは、Xserveの代替となる2つのサーバソリューションを推奨しています。Mac Pro、Mac miniのシステムにMac OS X Serverを搭載することで、信頼性とパフォーマンスの高いハードウェアに、Macの使いやすさと柔軟な構成オプションが加わりました。驚くほど機能性に優れ、教育、ビジネス、ワークグループのお客様に、最適なサーバソリューションをご提供します。

10移行ガイドXserve

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さらに詳しい情報Xserveについて詳しくは www.apple.com/jp/serverをご覧ください。

移行ガイドXserve

1保証サービスと無償電話サポートについては、それぞれhttp://images.apple.com/legal/warranty/docs/cpuwarranty.pdfとwww.apple.com/support/complimentary/をご覧ください。2保証期間は、Xserveの購入日から3年間です。電話番号、受付時間は地域によって異なり、変更される可能性があります。電話料金がかかる場合があります。対応時間は、Appleの営業時間に基づいた一般的な時間帯です。サービスとサポートについて詳しくはwww.apple.com/legal/applecare/acpssgeos.htmlの規約をご覧ください。 3容量を示す単位は1GB = 10億バイトですが、実際にフォーマットされた容量はそれ以下となります。4サービスパーツは、カリフォルニアにお住まいのお客様にはXserveの製造中止から7年間、それ以外のお客様には5年間ご提供いたします。548GBのRAMと内蔵SATAハードドライブを搭載した2.93GHzの12コアMac Pro量産前モデルと48GBのRAMと内蔵SATAハードドライブを搭載した2.93GHzの8コアXserveを使用し、Appleが2010年10月に実施したテスト結果によります。いずれのシステムも、SmallTree 6ポートGigabit EthernetカードとAppleクアッドポート4Gb Fibre Channelカードで構成し、80 15,000-‐rpm SASハードドライブを搭載したPromise VTrak RAIDサブシステムに接続しました。パフォーマンステストは特定のコンピュータシステムを使って実施したもので、Mac ProとXserveのおおよその性能を示しています。68GBのRAMと内蔵SATAハードドライブを搭載したSnow Leopard Server搭載Mac mini量産モデルと24GBのRAMと内蔵SATAハードドライブを搭載した2.93GHzの8コアXserveを使用し、Appleが2010年10月に実施したテスト結果によります。パフォーマンステストは特定のコンピュータシステムを使って実施したもので、Mac ProとMac miniのおおよその性能を示しています。7本書に記載されているAppleブランド以外の製品については、製品に同梱された使用許諾条件に従って、それぞれの製品の製造メーカーのサービスおよびサポートが提供されます。なお、Apple製品と一緒にパッケージされ販売されるAppleブランド以外の製品においては弊社からの製品保証は一切行われませんので、テクニカルサポートやカスタマーサポートについては、製造メーカーへ直接お問い合わせください。8価格ならびにApple Storeの価格は2010年11月現在のものです。消費税・送料を含みません。また、変更される可能性があります。

© 2010 Apple Inc. All rights reserved. Apple、Appleのロゴ、AppleShare、FireWire、Mac、Macのロゴ、Mac OS、Snow Leopard、Time Machine、Xsan、Xserveは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。AppleCare は、米国および他の国々で登録されたApple Inc.のサービスマークです。Intel、Intel Core、Xeonは、米国および他国のIntel Corp.の登録商標です。本書に記載されているその他の会社名および製品名はそれぞれの会社の商標である場合があります。製品仕様は予告なく変更する可能性があります。この資料は参考のみが目的であり、アップルはその使用に関して責任を負うものではありません。 2010年11月 L422277A