サービス創新lab vol4

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サービス創新研究所 サービス創新Lab. ワークショップ vol.4 “お客様の事、知ってますか?” 2013/6/24

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Page 1: サービス創新Lab vol4

サービス創新研究所 サービス創新Lab.ワークショップ vol.4

“お客様の事、知ってますか?”

2013/6/24

Page 2: サービス創新Lab vol4

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ワークショップ①自分のしごと(事業やサービス)を植物で表す

目的自分の仕事を抽象的に理解・再整理して、その本質を誰かに解りやすく伝える技術を体験してみる。(自己紹介の抽象化)

やること 自分のしごと(事業やサービス)を植物に見たてて、ウチワの一面に、筆ペンを使って書く。

【参考】具体的にどんな事を書くのか(一例)

植物:草?木?花?タネ?

状態:葉が茂る、新緑、枯れかけ、花が咲く、実がなる、切り株、芽が出た、根が深い/浅い、根がない

天候:晴れ/雨?、風は吹いている?、あつい/さむい?

土地:栄養豊富、都市の街路、ジャングル、砂漠のオアシス、鎮守の杜、崖、硬いコンクリートの隙間、植木鉢(移動可能)

植物に集まるもの:鳥、虫、動物、ミミズ、ひと、多い/少ない、有益/損害

成長に必要な事:日光、水分、土地の栄養(腐葉土)、時間、耕す、殺虫剤

時間軸:いまと将来

所要時間 5分くらい(深く考え始めると1時間経っても終わらなくなります)

終わったら 筆ペンとウチワ持参で隣の部屋に移動して食べ物とビール!

Page 3: サービス創新Lab vol4

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ワークショップ②お客様を植物で表す

目的お客様の事をどれだけ理解していて、抽象的に再整理できるか。

その中で、自分はどのような事をしているのか。

やること

いまの場所で、お客様(事業やサービス)を植物にみたてて、ウチワの反対面に、筆ペンを使って書く。

「自分のしごとを植物で表す」で書いた視点と同じように書く

「お客様の植物」の中で、自分は何か。(太陽?土?傘?支柱?)お客様にどのような価値を提供しているのか。それは本当にお客様の将来にとって役に立つのか

所要時間 5-10分くらい(難しい内容なので、ある程度で諦めてください)

終わったら 隣の部屋から食べ物とビールを持ってきて歓談

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お客様の事、知ってますか?

想定した顧客の

期待価値

お客様サービス設計者

期待価値

設計したサービス・価値

内部事情(リソース、予算、期間)

お客様が何にお金を払っているのか分からない

誰がお客様なのか分からない

設計したサービス・価値

サービス提供者

実際に提供したサービス

サービスの背景、解釈

(提供サービス)

(期待価値)

知覚価値

知覚価値=対価支払

サービス品質

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お客様は誰ですか?

購買人(Buyer)

支払人(Payer)

利用者(User)

サービスを選択する人 主な期待価値を決める

サービスの対価を支払う人 価値を金額に変換して評価

サービスを使う人 直接的な価値を受ける

その他 社内外の利害関係者(上司とか)(Steak Holder)

Buyer

Payer

User

Steak Holder

Buyer

Payer

User

Steak Holder

Buyer

Payer

User

Steak Holder

Buyer

Payer

User

Steak Holder

価格≠期待価値=Σ(Buyer価値

+Payer価値+User価値

+Steak Holder価値)

お客様の事って、本当にわかるんでしょうか?特に新サービスの時は?

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ワークショップ③ワールドカフェ(交流セッション)

• テーマ– 新サービスを考える際、お客様の事をよく知る方法

※このテーマでいいですか?

• 交流セッション– はじめに挨拶と、簡単な自己紹介(名刺交換とか)

– 紙の中央にテーマを書いて丸で囲む

– まず感想からはじめて、自由に意見交換をする

– 発言者が周りにコメント・キーワードを自由に書き加える

※批判や論評は禁止。多様な意見を聞く。質問力が大事。

Page 7: サービス創新Lab vol4

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ワークショップ④ワールドカフェ(再交流セッション)

• メンバーチェンジ– グループ内1名を残して、他の3人は他グループに移動。

※同じグループの人と重複しないように。

• 再交流セッション– 残った1名がそのグループでの話題を伝える

– 他の3名と共にその話題について意見交換

– 発言者が周りにコメント・キーワードを自由に書き加える

※前のセッションと全く同じ主張を頑なに繰り返さない。

Page 8: サービス創新Lab vol4

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ワークショップ⑤結晶化ワールドカフェ

• 結晶化セッション– グループで、キーワードを3~5個相談しながら選び出す

– キーワードを選択した背景もよく共有する

• シェア– 最初から残った1名以外の人から発表者を決める

– 発表者は、はじめにキーワードを発表し、その後、背景について説明する

Page 9: サービス創新Lab vol4

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新たな顧客の価値を創り出す=サービスイノベーション

ダレル・マン,「TRIZ:必要だが不十分 市場およびすべてを包括する理論」,小西慶久訳, 第5回日本TRIZシンポジウム(2009年9月10-12日, 国立女性教育会館,埼玉県),日本TRIZ協会,2009年9月,http://www.triz-japan.org/PDF/05-02_EI02jS-Mann(UK)-090825_J.pdf(p. 9, 2013年1月24日アクセス)

発想支援法、マーケティング手法、分析手法

知って損なし

気楽に使うと痛い目にあう

HowよりWhen、Whyが重要

振り翳すなら、知らない方が良い

レトリック、結果論

次々出てくる経営手法、バズワードはこの文脈で理解すべき

イノベーティブなアイデアは出ない

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組織的なサービスイノベーションへの取組の難しさ

・新事業(新ビジネスモデル)への参入・条件→企画(経営)が本気。・リソース配分の大幅見直し(採用・解雇含む)。・既存ビジネスモデルを破壊、縮小させる可能性も。

・次世代人材育成、事業コンテクストの持続的共有・目的:次世代経営幹部を選抜する。・来たる新事業参入に備えてトレーニング

・従業員のモチベーションアップ・既存サービスオペレーションへの刺激・“小さなイノベーション”の誘発

⇒組織としてイノベーショナルなサービスを受け入れるのか?

サービスイノベーション論、発想手法、MBA系の勉強、自己啓発

新事業にリソースが投入されるまで、やり過ごす(既存事業エース+社内キワモノ+外部コンサル)

これまでの成功事例や、伝説的プロジェクト、いまの事業の萌芽期の話

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組織の中でイノベーショナル・サービスを提供する難しさ

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クロージング:サービス創新の土台としての知恵集約

• だれ、背景– 仕事を通じた悩みや気づきを意見交換したい人– 自分の考えについて発表して、意見のフィーバックが欲しい人– 働き方・会社との関わり方に関する意識の変化

• 二の足を踏む– 開催プロセスがわからない、集客チャネルがない、準備する時間がない– セッション/セミナー/講演/ワークショップの進め方に自信がない

• どんなことをしたいと思っているか– ソーシャルメディアを使ったリアルな知恵集約の場を作りたい– 忙しい社会人が、短い準備時間で、自分の考えを起点として、他の社会人の

知恵を集約する方法を提供したい– 「相互ひとり道場破り」「ソーシャル新橋の赤提灯」

• 具体的には– やりたい人がいたらいつでも声をかけてください。一緒に考えましょう。