leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

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LEAN STARTUPを リーンにヤル 黒田 樹 @i2key フロー効率性を意識した仮説検証 リクルートテクノロジーズ

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Page 1: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

LEAN STARTUPをリーンにヤル黒田 樹 @i2key

フロー効率性を意識した仮説検証

リクルートテクノロジーズ

Page 2: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

顧客発見 【ニーズ検証】

顧客実証 【売って検証】

組織構築 【本格拡大】

Problem/Solution Fit

Product/Market Fit Scaling

Retention CAC < LTV 売上

課題解決可能 な最小限

売り方最適化 / 売上最大化売る

指標値例

検証アク ション

検証 ポイント

MVP 目標

MVP作って壊す最低限の

売れる状態セグメントに応じて売れる状態

検証が既存ユーザに影響与えない

独自な価値提供を出来ているか 深い課題を抱えた顧客がいるか その課題の解決策は妥当か

独自な価値提供を出来ているか 顧客は本当に買ってくれるか コスト構造に無理がないか

顧客開拓 【リーチ検証】独自な価値提供を出来ているか 最適な売り方の検証 最適な価格設定の検証

導入期 成長期 成熟期

利益

独自な価値提供を出来ているか CPA最適化 マーケットシェア

キードライバー値 最大化

利益最大化

ビジネス フェーズ

AARRR

①ビジネス 仮説

①② ③

① ①② ③④⑥ ⑤

① ①② ③ ④

⑥⑦⑦⑦⑦

仮説検証 実行

Page 3: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

顧客発見 【ニーズ検証】

顧客実証 【売って検証】

組織構築 【本格拡大】

Problem/Solution Fit

Product/Market Fit Scaling

Retention CAC < LTV 売上

課題解決可能 な最小限

売り方最適化 / 売上最大化売る

指標値例

検証アク ション

検証 ポイント

MVP 目標

MVP作って壊す最低限の

売れる状態セグメントに応じて売れる状態

検証が既存ユーザに影響与えない

独自な価値提供を出来ているか 深い課題を抱えた顧客がいるか その課題の解決策は妥当か

独自な価値提供を出来ているか 顧客は本当に買ってくれるか コスト構造に無理がないか

顧客開拓 【リーチ検証】独自な価値提供を出来ているか 最適な売り方の検証 最適な価格設定の検証

導入期 成長期 成熟期

利益

独自な価値提供を出来ているか CPA最適化 マーケットシェア

キードライバー値 最大化

利益最大化

ビジネス フェーズ

AARRR

①ビジネス 仮説

①② ③

① ①② ③④⑥ ⑤

① ①② ③ ④

⑥⑦⑦⑦⑦

仮説検証 実行 ここを効率よくすすめる話

Page 4: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

稼働率が100%?

効率が良いとは

Page 5: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

速く作業が出来ること?

効率が良いとは

Page 6: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

「リソース効率性」が良い (例)稼働率100%、リソースに遊びが無い

「フロー効率性」が良い (例)機能リリースまでのリードタイムの短さ

Page 7: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率性とフロー効率性

A A A A A A A A A A A A A A A

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

A A A A A

A A A A A

A A A A A

B B B B

B B B B

B B B B

C C C

C C C

C C C

月 火 水 木 金 月 火 水 木 金 月 火 水 木 金

月 火 水 木 金 月 火 水 木 金 月 火 水 木 金リリースまでのリードタイム 1w

リリースまでのリードタイム 約2w

リリースまでのリードタイム 3wリリースまでのリードタイム 3w

リリースまでのリードタイム 3w

A機能、B機能、C機能の実装それぞれ15人日かかる場合

A

A

A

B B

B B

B B

10

Page 8: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率性とフロー効率性

A A A A A A A A A A A A A A A

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

A A A A A

A A A A A

A A A A A

B B B B

B B B B

B B B B

C C C

C C C

C C C

月 火 水 木 金 月 火 水 木 金 月 火 水 木 金

月 火 水 木 金 月 火 水 木 金 月 火 水 木 金リリースまでのリードタイム 1w

リリースまでのリードタイム 約2w

リリースまでのリードタイム 3wリリースまでのリードタイム 3w

リリースまでのリードタイム 3w

A機能、B機能、C機能の実装それぞれ15人日かかる場合

A

A

A

B B

B B

B B

10

「リソース効率性」が良い (例)稼働率100%、リソースに遊びが無い

「フロー効率性」が良い (例)機能リリースまでのリードタイムの短さ

Page 9: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率性

A A A A A A A A A A A A A A A

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

月 火 水 木 金 月 火 水 木 金 月 火 水 木 金リリースまでのリードタイム 3w

リリースまでのリードタイム 3wリリースまでのリードタイム 3w

A機能、B機能、C機能の実装それぞれ15人日かかる場合

複数のことを同時にやるとプロダクトがユーザに届くまで・検証を開始するまでのリードタイムが長くなる。 ただし、皆に仕事が割り振られるため、また時間の余る限り複数の仕事を持つためリソースあたりの稼働率は高くなる。

Page 10: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

1つのリソースを稼働率が100%になるまで分配する例 ・マルチタスク ・大きなウォーターフォール型開発(SOR的)

A B C

Resource

流れる対象

30% 30% 40%

リソース稼働率:100% (作業時間を絞り出す量を最大化)

1リソースに フォーカスする

流れる対象 流れる対象

リソース効率性

Page 11: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

フロー効率性

A A A A A

A A A A A

A A A A A

B B B B

B B B B

B B B B

C C C

C C C

C C C

月 火 水 木 金 月 火 水 木 金 月 火 水 木 金リリースまでのリードタイム 1w

リリースまでのリードタイム 約2w

A機能、B機能、C機能の実装それぞれ15人日かかる場合

A

A

A

B B

B B

B B

同時にやることをひとつにするとプロダクトがユーザに届くまでのリードタイムは短くなる。しかし、全員が同じことをやるため、一時的に手持ちがなくなる人が出たりするためリソースの稼働率は下がる。 (総生産量は期間のとり方によっては下がる)

Page 12: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

A

Resource

流れる対象

流れる対象(タスク)が得られるリソースの時間を最大化する

流れる対象に フォーカスする

Resource Resource

例 ・ペアプログラミング/モブプログラミング ・クロスファンクショナルチーム(SOE的) ・システム障害発生時の動き

フロー効率性

Page 13: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率性とフロー効率性

A A A A A A A A A A A A A A A

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

A A A A A

A A A A A

A A A A A

B B B B

B B B B

B B B B

C C C

C C C

C C C

月 火 水 木 金 月 火 水 木 金 月 火 水 木 金

月 火 水 木 金 月 火 水 木 金 月 火 水 木 金リリースまでのリードタイム 1w

リリースまでのリードタイム 約2w

リリースまでのリードタイム 3wリリースまでのリードタイム 3w

リリースまでのリードタイム 3w

A機能、B機能、C機能の実装それぞれ15人日かかる場合

A

A

A

B B

B B

B B

10

Page 14: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率性とフロー効率性

A A A A A A A A A A A A A A A

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

B

C

A A A A A

A A A A A

A A A A A

B B B B B

B B B B B

B B B B B

C C C C C

C C C C C

C C C C C

月 火 水 木 金 月 火 水 木 金 月 火 水 木 金

月 火 水 木 金 月 火 水 木 金 月 火 水 木 金リリースまでのリードタイム 1w

リリースまでのリードタイム 2w

リリースまでのリードタイム 3w

リリースまでのリードタイム 3wリリースまでのリードタイム 3w

リリースまでのリードタイム 3w

A機能、B機能、C機能の実装それぞれ15人日かかる場合

「リソース効率性」が良い (例)稼働率100%、リソースに遊びが無い

「フロー効率性」が良い (例)機能リリースまでのリードタイムの短さ

10

Page 15: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率と フロー効率の関係

10

Page 16: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率とフロー効率はトレードオフの関係になりやすい

大規模開発のような大量のものを一括でドン!と リリースする文脈(リソース効率が支配するパラダイム)

ペアプログラミングしたいです! (効果:フロー効率アップ)

2人で同じことやったら、 効率半分に落ちるだろ!却下! (効果:リソース効率ダウン) エンジニア氏

偉い人氏 10

Page 17: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率とフロー効率はトレードオフの関係になりやすい仮説検証型でUI/UX改善を回し、KPIを伸ばしにいく文脈。 現場は学びまでのリードタイムを限りなく最小化したい。 (無意識にフロー効率を重視している)

リリース物はすべて承認が必要だ。 だが、わしは忙しいから

一括でまとめて持ってきなさい。 (フロー効率ダウン)

(効率落ちるだろ!) ヘイトマッハっすわー

エンジニア氏

偉い人氏

10

Page 18: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

Efficiency Paradox

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

Page 19: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

効率的な島々

効率的な海

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

荒廃した土地

完全な状態

Page 20: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

効率的な島々

効率的な海

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

荒廃した土地

完全な状態

・それぞれの島の中において資源効率が高く、島毎に個別最適化された状態。 ・フォーカスは資源であり、独自の資源を効率的に活用することによって、  各部門は生産される商品やサービスのコスト削減に貢献 ・製造業において、各コンポーネントや製品が在庫として費やしている時間の割合が  大半を占める。 ・結果的に、顧客に価値が届くまでの時間を長くする待機時間を作り出している。

Page 21: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

効率的な島々

効率的な海

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

荒廃した土地

完全な状態

・効率が高いが資源効率が低い状態。 ・フォーカスは顧客にあり、可能な限り効率的にニーズを満たすこと。 ・フロー効率を最大限にするには、組織のリソースに空き容量が必要。  リソースの効率的な使用を犠牲にしてフローを効率的にする。 ・効率的な海を作り流れを作り出すには、独立した効率的な島だけではなく、  全体像をよく理解する必要がある。

Page 22: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

効率的な島々

効率的な海

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

荒廃した土地

完全な状態

・組織はそのリソースを効率的に使用することも、  効率的なフローを作成することもできていない状態。 ・リソースの浪費 & 顧客への提供価値が低い状態

Page 23: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

効率的な島々

効率的な海

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

荒廃した土地

完全な状態

・完璧な状態 ・この状態を達成する組織は、高いリソース効率と  高いフロー効率の両方を備えている。 ・完璧な状態に到達することは困難である ・完全な状態に到達することの難しさの鍵は、Variation(ムラ)。

Page 24: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

稼働率100%のチーム 機能がリリースされるまでの リードタイム長い

稼働率は100%ではないチーム 機能がリリースされるまでの リードタイム短い

Variation

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

Page 25: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

稼働率100%のチーム 機能がリリースされるまでの リードタイム長い

稼働率は100%ではないチーム 機能がリリースされるまでの リードタイム短い

Variation

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

例:高級ホテル/旅館 (部屋稼働率:空き部屋あり) (客数に対する従業員数:多)

例:カプセルホテル (部屋稼働率:100%)

(客数に対する従業員数:少)

Page 26: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

Variation

我々

稼働率100%のチーム 機能がリリースされるまでの リードタイム長い

稼働率は100%ではないチーム 機能がリリースされるまでの リードタイム短い例:高級ホテル/旅館

(部屋稼働率:空き部屋あり) (客数に対する従業員数:多)

例:カプセルホテル (部屋稼働率:100%)

(客数に対する従業員数:少)

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

Page 27: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

VariationWaterFallSoR

AgileSoE

小規模・仮説検証

大規模開発

我々

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Page 28: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

ココに 行きたい

我々

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

Page 29: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

ココに 行きたい

我々

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

Page 30: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

ココに 行きたい

我々

流れに着目するほうがムダを炙り出しやすい こっちから登ったほうが

リソース効率上のムダも発見しやすいThis is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

Page 31: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

ココに 行きたい

我々

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

達成することは不可能。星に到達するためには、組織は2つのことが必要。

・顧客の現在および将来のニーズに関するすべての情報を完全に把握。 ・完全に柔軟で信頼性の高いリソースが必要。 リソースの容量、機能、能力をすぐに調整してすべてのタイプのニーズを満たすこと

ここでの鍵は、需要(顧客のニーズ)と供給(組織のリソース)の両方の変化。

Page 32: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

需要と供給のムラがこの境界を内側に押しこむ到達不能領域

需要が完全に予測可能でなく、かつ/またはリソースが完全に柔軟で信頼できるものではない場合(需要と供給にムラがある場合) 組織がリソース効率を改善し、それを高いフロー効率とどのくらい組み合わせるかには限界が発生する。

Efficiency Frontier

Efficiency Frontier

Page 33: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

Efficiency Frontier

病院の緊急医療室

大量の類似製品を製造する製造会社

到達不能領域Efficiency Frontier

到達不能領域

需要と供給のムラがこの境界を内側に押しこむ

Page 34: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

Efficiency Frontier

新規事業、スタートアップ

到達不能領域Efficiency Frontier

到達不能領域

我々

(大量の類似製品を製造する仕事ではないため両方取りが難しい)

需要と供給のムラがこの境界を内側に押しこむ

Page 35: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率とフロー効率の ビジネスKPIに対する

効果・影響

Page 36: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

検索条件入力画面

検索結果一覧画面 詳細画面 予約画面

口コミ

SEO

SEM

ETC

サービストップ 画面

if(isBooked){

}

口コミ

SEO

SEM

ETC

成果課金型 広告枠検索サービス

¥0利用者 クライアント

マッチング サービス

CVR改善 = 売上直結

例:CVR最大化に向けたUI/UX仮説検証

流入数

Page 37: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th we

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th we

CVR

CVR

±0 ±0 ±0 ±0 ±0 ±0 +3

±0 ±0 +1 +1 +1+1 +1±0 ±0 +1 +1+1±0 ±0±0 ±0 +1±0 ±0 ±0 ±0

売上 or

KPI

売上 or

KPI

release

ABC

00.751.5

2.253

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th w

00.75

1.52.25

3

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th w

ビジネス価値とリソース効率性重視の開発スタイル

ABC

ビジネス価値とフロー効率性重視の開発スタイル

Page 38: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th we

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th we

CVR

CVR

±0 ±0 ±0 ±0 ±0 ±0 +3

±0 ±0 +1 +1 +1+1 +1±0 ±0 +1 +1+1±0 ±0±0 ±0 +1±0 ±0 ±0 ±0

売上 or

KPI

売上 or

KPI

release

ABC

00.751.5

2.253

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th w

00.75

1.52.25

3

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th w

ABC

学んでいない期間 稼いでいない期間

学んでいない期間 稼いでいない期間

オーバーヘッドで 若干合計稼働は増える

ビジネス価値とリソース効率性重視の開発スタイル

ビジネス価値とフロー効率性重視の開発スタイル複数の実験を

同時にやると濁る

Page 39: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

Build-Measure-Learnに フロー効率を注入する

Page 40: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

顧客発見 【ニーズ検証】

顧客実証 【売って検証】

組織構築 【本格拡大】

Problem/Solution Fit

Product/Market Fit Scaling

Retention CAC < LTV 売上

課題解決可能 な最小限

売り方最適化 / 売上最大化売る

指標値例

検証アク ション

検証 ポイント

MVP 目標

MVP作って壊す最低限の

売れる状態セグメントに応じて売れる状態

検証が既存ユーザに影響与えない

独自な価値提供を出来ているか 深い課題を抱えた顧客がいるか その課題の解決策は妥当か

独自な価値提供を出来ているか 顧客は本当に買ってくれるか コスト構造に無理がないか

顧客開拓 【リーチ検証】独自な価値提供を出来ているか 最適な売り方の検証 最適な価格設定の検証

導入期 成長期 成熟期

利益

独自な価値提供を出来ているか CPA最適化 マーケットシェア

キードライバー値 最大化

利益最大化

ビジネス フェーズ

AARRR

①ビジネス 仮説

①② ③

① ①② ③④⑥ ⑤

① ①② ③ ④

⑥⑦⑦⑦⑦

仮説検証 実行

Page 41: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

顧客発見 【ニーズ検証】

顧客実証 【売って検証】

組織構築 【本格拡大】

Problem/Solution Fit

Product/Market Fit Scaling

Retention CAC < LTV 売上

課題解決可能 な最小限

売り方最適化 / 売上最大化売る

指標値例

検証アク ション

検証 ポイント

MVP 目標

MVP作って壊す最低限の

売れる状態セグメントに応じて売れる状態

検証が既存ユーザに影響与えない

独自な価値提供を出来ているか 深い課題を抱えた顧客がいるか その課題の解決策は妥当か

独自な価値提供を出来ているか 顧客は本当に買ってくれるか コスト構造に無理がないか

顧客開拓 【リーチ検証】独自な価値提供を出来ているか 最適な売り方の検証 最適な価格設定の検証

導入期 成長期 成熟期

利益

独自な価値提供を出来ているか CPA最適化 マーケットシェア

キードライバー値 最大化

利益最大化

ビジネス フェーズ

AARRR

①ビジネス 仮説

①② ③

① ①② ③④⑥ ⑤

① ①② ③ ④

⑥⑦⑦⑦⑦

仮説検証 実行 ここを効率よくすすめる話

Page 42: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

仮説検証の学びまでのリードタイムを長くするマルチタスクをやめる

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th week

仮説Aの検証

仮説Bの検証仮説Cの検証

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th week

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th week

仮説Aの検証 仮説Bの検証 仮説Cの検証

1st week 7th week

学習コスト 失敗時の損失 不確実さ リスク

学習コスト 失敗時の損失 不確実さ リスク

仮説検証をマルチタスクでやる場合

仮説検証をシングルタスク(WIP制限1)でやる場合

Page 43: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th week

仮説Aの検証

仮説Bの検証

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th week

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th week

仮説Aの検証 仮説Bの検証 仮説Cの検証

1st week 7th week

学習コスト 失敗時の損失 不確実さ リスク

学習コスト 失敗時の損失 不確実さ リスク

仮説検証をマルチタスクでやる場合

仮説検証をシングルタスク(WIP制限1)でやる場合

学んでいない期間

学びを次のインプットへ (軌道修正し易い)

失敗の手戻りがでかい

短期間で学ぶ失敗の痛みが小さい

仮説Cの検証

仮説検証の学びまでのリードタイムを長くするマルチタスクをやめる

軌道修正が早期に出来る

Page 44: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

仮説

Resource

流れる対象

1つの仮説に メンバ全員が

フォーカスする

Resource Resource

仮説検証をシングルタスク(WIP制限1)でやる場合

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th week

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th wee

仮説Aの検証 仮説Bの検証 仮説Cの検証

学習コスト 失敗時の損失 不確実さ リスク

学びを次のインプットへ (軌道修正し易い)

短期間で学ぶ失敗の痛みが小さい軌道修正が早期に出来る

Page 45: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th wee

仮説検証のバッチサイズを小さくする(MVPを小さくする)

仮説A 仮説B 仮説C

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th wee

仮説A 仮説B 仮説C仮説A’ 仮説B’ 仮説C’

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th week

仮説A 仮説B 仮説C仮説B’仮説A’

1仮説検証を2weeksでやる場合、26回/年

1仮説検証を1weekでやる場合、52回/年

検証結果から、実施不要の検証を省略でき、後続の検証を前倒し出来る

仮説C’

Page 46: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

いきなり時計回しで始めるとムダを含むMVPを作りがち

30

仮説検証の精度を上げる(ムダなMVPを作らない)

どんなMVP作ればいいの?

仮説はある!

オーバースペックMVP

作りすぎのムダ

Page 47: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

いきなり時計回しで始めるとムダを含むMVPを作りがち

30

仮説検証の精度を上げる(ムダなMVPを作らない)

どう測ればいいんだっけ? そもそも測れるのだっけ?

この手元にあるデータで 実証できたといえるんだっけ?

仮説はある!これだめだ、 測り直しだ

再学習のムダ

Page 48: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

手戻りのムダや作り過ぎのムダを減らすために、 ニーズに対しMVP(必要最小限の価値のあるもの)をつくる →ニーズからプルする

情報の流れ

モノの流れ

ニーズwhenwhatamount

whenwhatamount

whenwhatamount

whenwhatamount

pullpullpull

push push push

仮説検証の精度を上げる(ムダなMVPを作らない)

Page 49: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

①仮説

②何を学ぶのか

③必要なデータは?

④どうやって計測する?

⑤必要なものは?

⑥どう構築するか?

思考プロセス (情報の流れ)

pull

pull

pull pull

pull

30

仮説検証の精度を上げる(ムダなMVPを作らない)

Page 50: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

⑫仮説を実証

⑪学ぶ

⑩データを元に検証

⑨計測する

⑧完成したMVP

⑦構築する

実証プロセス (モノの流れ) push

pushpush

push

push

30

仮説検証の精度を上げる(ムダなMVPを作らない)

Page 51: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

情報の流れ(BMLを逆流)

モノの流れ(BMLの流れ)

ニーズpullpullpull

①仮説②何を学ぶのか③必要なデータ

④計測方法⑤必要な計量器

⑥構築方法

⑫実証⑪学ぶ⑩データで検証

⑨計測する⑧完成したMVP⑦構築する

push push push

BUILD MEASURE LEARN

BUILD設計 MEASURE設計 LEARN設計

①②③④ ⑤

⑫⑪⑩⑨ ⑧

仮説検証の精度を上げる(ムダなMVPを作らない)

Page 52: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

仮説検証の精度を上げる(ムダなMVPを作らない)

仮説検証を設計する

Page 53: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

仮説何を学ぶのか

MVP種類 ・紙ペラ ・インタビュー ・動くデモ ・etc

学ぶために何を作るかの詳細

実証に 必要な条件

MVP構築 コスト

仮説実証 にかかる時間

将来のリスク/機会

結果、実際の学び

仮説検証の精度を上げる(ムダなMVPを作らない)

仮説検証を設計する

Page 54: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

PBL

リリース

プランニング

振り返り MTG

レビュー

デイリー MTG

2weeks 開発タスク/Day

ビジネス仮説リスト

※(元)僕の考えた 最強の機能リスト

BUILD

MEASURE

LEARN

IDEA

DATA

① Ready化数

②リリース数

学びまでのリードタイムを削減する

Page 55: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

① ②

① ②

リードタイム

③③=①-②  =在庫量

Ready化数 リリース数累積フロー図

BuildPlanning Measure

工程別 滞留数

(在庫数)

在 庫 量 推 移

Learn

累積Ready数 累積リリース数

:MVP学びまでのリードタイムを削減する(まずは開発効率化)

Page 56: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

③①

Readyにした数とリリースした数 在庫数推移

① ②Ready化数 リリース数

BuildPlanning Measure

工程別 滞留数

(在庫数)

在 庫 量 推 移

Learn

③:MVP

学びまでのリードタイムを削減する(まずは開発効率化)

Page 57: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率を高める(単位時間あたりの実証ロット数を上げる)

High

HighLow

Low

Efficiency Frontier

新規事業、スタートアップ

到達不能領域

我々

さらに、リソースの効率性も上げる

Page 58: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

仮説B’

最初に一つの仮説に絞らない/決定を遅らせる/決定時の選択肢を最大化する

仮説A 仮説A’

仮説B

仮説C 仮説C’

仮説D 仮説D’

仮説D”

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th week

仮説E 仮説E’

仮説F

仮説G

解決策案の実証① 解決策案の実証② 解決策案の実証③

仮説F’

仮説G’

こんな感じ? Scaling Leanの GOLEAN感

リソース効率を高める(単位時間あたりの実証ロット数を上げる)

Page 59: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

まとめ

Page 60: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

顧客発見 【ニーズ検証】

顧客実証 【売って検証】

組織構築 【本格拡大】

Problem/Solution Fit

Product/Market Fit Scaling

Retention CAC < LTV 売上

課題解決可能 な最小限

売り方最適化 / 売上最大化売る

指標値例

検証アク ション

検証 ポイント

MVP 目標

MVP作って壊す最低限の

売れる状態セグメントに応じて売れる状態

検証が既存ユーザに影響与えない

独自な価値提供を出来ているか 深い課題を抱えた顧客がいるか その課題の解決策は妥当か

独自な価値提供を出来ているか 顧客は本当に買ってくれるか コスト構造に無理がないか

顧客開拓 【リーチ検証】独自な価値提供を出来ているか 最適な売り方の検証 最適な価格設定の検証

導入期 成長期 成熟期

利益

独自な価値提供を出来ているか CPA最適化 マーケットシェア

キードライバー値 最大化

利益最大化

ビジネス フェーズ

AARRR

①ビジネス 仮説

①② ③

① ①② ③④⑥ ⑤

① ①② ③ ④

⑥⑦⑦⑦⑦

仮説検証 実行 ここを効率よくすすめる話

Page 61: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

リソース効率

フロー効率

リソース効率とフロー効率の関係

High

HighLow

Low

This is Lean https://www.amazon.co.jp/dp/919803930X/The Efficiency Matrix -

需要と供給のムラがこの境界を内側に押しこむEfficiency Frontier

新規事業、スタートアップ

到達不能領域Efficiency Frontier

到達不能領域

我々

Page 62: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th week

仮説Aの検証

仮説Bの検証

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th week

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th week

仮説Aの検証 仮説Bの検証 仮説Cの検証

1st week 7th week

学習コスト 失敗時の損失 不確実さ リスク

学習コスト 失敗時の損失 不確実さ リスク

仮説検証をマルチタスクでやる場合

仮説検証をシングルタスク(WIP制限1)でやる場合

学んでいない期間

学びを次のインプットへ (軌道修正し易い)

失敗の手戻りがでかい

短期間で学ぶ

失敗の痛みが小さい

仮説Cの検証

仮説検証の学びまでのリードタイムを長くするマルチタスクをやめる

Page 63: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th wee

仮説検証のバッチサイズを小さくする(MVPを小さくする)

仮説A 仮説B 仮説C

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th wee

仮説A 仮説B 仮説C仮説A’ 仮説B’ 仮説C’

1st week 2nd week 3rd week 4th week 5th week 6th week 7th week

仮説A 仮説B 仮説C仮説B’仮説A’

1仮説検証を2weeksでやる場合、26回/年

1仮説検証を1weekでやる場合、52回/年

検証結果から、実施不要の検証を省略でき、後続の検証を前倒し出来る

仮説C’

Page 64: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

情報の流れ(BMLを逆流)

モノの流れ(BMLの流れ)

ニーズpullpullpull

①仮説②何を学ぶのか③必要なデータ

④計測方法⑤必要な計量器

⑥構築方法

⑫実証⑪学ぶ⑩データで検証

⑨計測する⑧完成したMVP⑦構築する

push push push

BUILD MEASURE LEARN

BUILD設計 MEASURE設計 LEARN設計

①②③④ ⑤

⑫⑪⑩⑨ ⑧

仮説検証の精度を上げる(ムダなMVPを作らない)

Page 65: Leanstartupをリーンにヤル #リーンスタートアップ

ご静聴・ご清聴 ありがとう

ございました