libreoffice conference 2015 参加報告 in osc福岡

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1 LibreOffice Aarhus 2015 Conference Presentation LibreOffice Conference 2015, Aarhus 参加報告 Shinji Enoki ([email protected]) 2015-10-03 オープンソースカンファレンス 2015 Fukuoka

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1LibreOffice Aarhus 2015 Conference Presentation

LibreOffice Conference 2015, Aarhus参加報告Shinji Enoki ([email protected])2015-10-03 オープンソースカンファレンス 2015 Fukuoka

自己紹介榎真治(えのきしんじ)

LibreOffice日本語チーム (2011-)The Document Foundation メンバー (2014/4-)主にイベントしてます明日は第 6回九州 LibreOffice勉強会を行います

最近の LibreOffice動向8月に 5.0リリース半年ごとに順調にリリース9月に LibreOfficeプロジェクト 5周年!LibreOffice Onlineの開発が本格化

UIがHTML5ベースのサーバーAndroid版ビューアのリリース

今年のカンファレンスの概要開催地:デンマーク・オーフス日時: 2015年 9月 23日(水) -25日(金)約 80のセッション(かなりツメツメ)参加者: 150名くらい?(例年より多め)日本からは 3名

Aarhus(オーフス )の紹介Wikipediaによるとデンマーク第 2の都市ユトランド半島にありドイツの北側ヴァイキングの要塞が始まりとかで、歴史も古いらしい

オーフスにたどり着くまで安い航空券を狙ったらバンコク経由にしかも 10時間以上のトランジットコペンハーゲンから列車で 4時間弱橋をいくつか渡るはずが、行きでは電車止まりました結構疲れました与太話は明日の勉強会で

会場のDOKK1(図書館)広々としていて、電源席もあって快適最近出来たらしく綺麗トイレが混雑気味

子供向けゾーンが充実

ボードゲームも

コミュニティミーティングカンファレンス前日、 9月 22日(火)午後に開催開発ミーティング、NLP(Native Language Project)ワークショップの2つNLPの参加者は 30名以上(私もこちらに参加)

Sophie司会:翻訳プロセスのラウンドテーブル

翻訳プロセスワークショップ内容の一部紹介Webベースの翻訳システム Pootleでの翻訳プロセスマスターで翻訳するようになったブランチオフは製品のブランチオフと同時Pootleについてリジェクトする時など理由を書けないという指摘も一括でダウンロード、アップロードできるが ...KeyIDビルド:UIでメニュー 1つずつに IDを振っている

qtz言語パックHelp

GSoCなどで開発されたものなどはアップデートが追いつかず、UIとずれが出ているところも

Italo司会マーケティングのラウンドテーブル

マーケティングラウンドテーブルプレスリリース

Italoは全ての言語を使えるわけではない翻訳しよう(日本などは翻訳して出している)ブラジルの LibreOfficeマガジン大学などのマイグレーション事例紹介やブログの翻訳などマイグレーション事例はマーケティング PJで共有しよう

マーケティングラウンドテーブル (2)

プレスとのコンタクトを保とう (対面で )コンタクトパーソンを各NLPで置くのがよいのではSNSは TDFではGoogle+,FB,Twitter,Linkedinを利用Webサイト( CMS)をどう使うかメニューが深すぎてたどり着けないという指摘も

開発(開発トラックはあまり聞けてないですが)開発者のテストユニットテストの書き方、増加傾向など

Pythonを使った APIを叩く自動テストBaseは利用しているOSSのバグ FIXなどLibreOffice Kitも進めている

LibreOffice Online(LOOL)や Android版などから使うコアLOOLのアーキテクチャの説明も

マイグレーション(移行)ヨーロッパでは行政での導入が目立つカンファレンス直前に発表された、イタリア国防省 15万台の話もブラジルでの大学への導入例オーフス市のOSSへの取り組みハンガリー政府の Linuxへのマイグレーション事例ミュンヘン市の Linux+LibreOffice事例

コミュニティLibreItalia(非営利団体)主に教育向けを中心に活発に活動教師向け、保護者向け、子供向けベトナムコミュニティ距離が離れている。ルール作りをした

MSOは英語UIしかないが、何をどこまで翻訳するか?LibreOfficeだけをやっている人はほぼいない複数のコミュニティをかけもち

小笠原さんによる縦書きの発表

JA福岡市の事例発表しました

パーティというか食事会 9/21

9/22コミュニティミーティング後

Hackfest 9/24夜

Hackfestの様子

5周年の誕生日ケーキ!

個人的な印象 (1)サポートベンダCollabora:開発者やマーケティングの人を採用あいかわらず最大勢力メンバーは増えてきている代理店も増えているCIBの人たちがたくさん来ていた

TDF立ちあげの中心の 1人だったトーステンが SUSEから移籍ボランティアからフルタイムに復帰奥さんのカタリナも CIBメンバにそれ以外にも LibreOffice開発のために人を採っているハンブルグ在住で、久しぶりに復帰するという人も

個人的な印象 (2)

アジアからの参加者も多かった日本 3人、インド 3人?、台湾、ベトナム、スリランカ(他にもいたはず)カンファレンス参加者もいつもより大分多かった初めて会う人が結構いたマイグレーション、コミュニティ系セッション多かった

NLP系の参加者が増えた影響かも

個人的な印象 (3)

日本のコミュニティはメンバが少ないといっても、世界的にみると大きい方だということを実感1人で翻訳してます、みたいな言語も

まとめLOOLなど新しい方向も着実に進んできつつある例年以上に盛り上がったヨーロッパでは LibreOfficeが盛り上がりつつあるかも?

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Thank you!

Shinji Enoki ([email protected])