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MD（日本うつ病学会）［指定演題］

プログラム

大会企画教育講演1～6

大会企画シンポジウム1～8

日本うつ病学会委員会企画シンポジウム：自殺対策委員会双極性障害委員会多職種連携委員会

診療教育委員会企画講習会第9回うつ病診療講習会大会企画教育セミナー1～3

2015年下田光造賞受賞講演日本うつ病学会交流の広場

うつ病とこころの健康環境

プログラム・抄録集

The 12th Annual Meeting of the Japanese Society of Mood Disorders / The 15th Annual Convention of the Japanese Association for Cognitive Therapy

MD（うつ病学会）教育講演12015年7月17日（金）　16:50～17:40 京王プラザホテル本館5F MD第1会場「コンコードC」

M-EL1 即効性の抗うつ薬や気分安定薬の可能性座　　長加藤忠史理化学研究所脳科学総合研究センター

演　　者橋本謙二千葉大学社会精神保健教育研究センター

MD（うつ病学会）教育講演2　2015年7月17日（金）　16:50～17:40 京王プラザホテル南館4F MD第2会場「扇」

M-EL2 うつ病と生活習慣座　　長貝谷久宣医療法人和楽会パニック症研究センター

演　　者佐々木司東京大学大学院教育学研究科身体教育学コース健康教育学分野

MD（うつ病学会）教育講演3　2015年7月17日（金）　16:50～17:40 京王プラザホテル本館4F MD第3会場「花C」

M-EL3 なぜ我々は臨床研究を行うのか :エビデンスと臨床実践をつなぐ座　　長神庭重信九州大学大学院医学研究院精神病態医学

演　　者中川敦夫慶應義塾大学医学部クリニカルリサーチセンター

MD（うつ病学会）教育講演4　2015年7月18日（土）　13:40～14:30 京王プラザホテル本館5F MD第1会場「コンコードC」

M-EL4 エピジェネティクスからみたうつ病の病態メカニズム座　　長鬼頭伸輔国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

演　　者森信　繁高知大学医学部神経精神科学講座

MD（うつ病学会）教育講演5　2015年7月18日（土）　13:40～14:30 京王プラザホテル南館4F MD第2会場「扇」

M-EL5 こころとからだ　－身体疾患を持つ患者さんへの精神療法的アプローチ座　　長野村総一郎日本うつ病センター

演　　者藤澤大介慶應義塾大学医学部精神・神経科

MD（うつ病学会）教育講演6　2015年7月18日（土）　13:40～14:30 京王プラザホテル本館4F MD第3会場「花C」

M-EL6 地域における自殺対策座　　長中村　純産業医科大学名誉教授北九州古賀病院

演　　者大塚耕太郎岩手医科大学医学部災害・地域精神医学

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第12回日本うつ病学会総会・第15回日本認知療法学会


MD（うつ病学会）大会企画シンポジウム1　うつ病治療最適化の試み2015年7月17日（金）　9:00～11:00 京王プラザホテル本館5F MD第1会場「コンコードC」

【趣旨・狙い】うつ病を治療する際には、診断を含めた患者のアセスメントを行い、患者との信頼関係を構築した上で治療方法の選択を行っていく。通常の診療では医師が行う診たてと知識、経験に基づいて一連のプロセスが成立するが、その結果として必ずしも高い治療反応率が得られているわけではない。時には複数の薬剤を試行錯誤して用いるなど、いわば「治療探しの旅」に出なければいけないこともある。本シンポジウムでは、それら通常の診療プロセスに何らかの手段を加えることで、診断をより精度高く、治療をより効果的にすることはできないのかということを、4人のシンポジストを招いて検討したい。

座　　長工藤　喬大阪大学保健センター精神科

菊地俊暁杏林大学医学部精神神経科学教室

M-S1-1 遺伝子を用いたうつ病診断について伊賀淳一愛媛大学大学院医学系研究科精神神経学講座

M-S1-2 抗うつ薬の治療効果と免疫学的諸因子の関連高橋一志東京女子医科大学神経精神科

M-S1-3 画像を用いたうつ病診断について工藤　喬大阪大学保健センター

M-S1-4 臨床症状による抗うつ薬の治療反応予測櫻井　準慶應義塾大学医学部精神神経科学教室

MD（うつ病学会）大会企画シンポジウム2　気分障害と概日リズム－位相前進仮説から時計遺伝子変異へ－2015年7月17日（金）　9:00～11:00 京王プラザホテル南館4F MD第2会場「扇」

【趣旨・狙い】うつ病における位相前進仮説は精神生理学の発展とともに提唱された。しかしその後概日リズム失調は、脳の神経学的異常を示唆する所見にも関わらず、他の症候と並列に扱われてきてもいた。近年になり双極性障害において時計遺伝子の変異が発見され、今後、説得力のある直接的病因となる可能性もでてきている。ここでは過去の位相前進仮説についての概説と気分障害における時計遺伝子変異研究の到達点を啓示したい。

座　　長梶村尚史むさしクリニック

中島亨杏林大学医学部精神神経科学教室

M-S2-1 気分障害における位相前進仮説の概要中島　亨杏林大学医学部精神神経科学教室

M-S2-2 生体における時計遺伝子の役割海老澤尚横浜クリニック

M-S2-3 双極性障害における概日リズム障害：時計遺伝子レポーターによる解析本間さと北海道大学大学院医学研究科時間医学講座



MD（うつ病学会）大会企画シンポジウム3　ストレスチェック制度導入をめぐって～有効に活用するために～2015年7月17日（金）　9:00～11:00 京王プラザホテル本館4F MD第3会場「花C」

【趣旨・狙い】平成27年12月より実施が法制化されたストレスチェック制度は、労働者の心理的な負担の程度を把握するための調査を行い、その結果をもとに医師による面接指導を実施し、必要な場合には就業上の措置を講じることを事業者に義務付けている。すなわち、この制度は、2次予防ではなく、1次予防と職場環境の改善を一義としたものであり、うまく機能すれば労働者の健康および職場の業績向上にも寄与するものであろうが、その有効な運用にはさまざまな困難が予想される。今回のシンポジウムでは、企業関係者、産業医、精神科医がそれぞれの立場で遭遇すると思われる困難点を明確にすると同時に、その解決方向を探ることを目的とする。

座　　長渡辺洋一郎渡辺クリニック

M-S3-1 ストレスチェック導入における企業としての課題生嶋章宏 DIC株式会社総務人事部

M-S3-2 ストレスチェック導入に向けて村上善次郎昭和通り内科診療所

M-S3-3 ストレスチェック導入における精神科主治医としての課題紫藤昌彦紫藤クリニック

指定発言黒木宣夫東邦大学医療センター佐倉病院

MD（うつ病学会）大会企画シンポジウム4　うつ病の生物学的研究の最前線－うつ病症候のメカニズム－2015年7月17日（金）　14:50～16:50 京王プラザホテル本館5F MD第1会場「コンコードC」

【趣旨・狙い】うつ病の病態研究は、モノアミン欠乏仮説、神経可塑性異常仮説へと進展してきたが、うつ病の多様な臨床症候との関連性は不明なままである。多様なうつ病の病態を理解のためには、うつ病の症候に関連する神経回路を特定し、その脳部位における分子病態を解明することが不可欠である。本シンポジウムでは、うつ病の生物学的研究のエキスパートの4名の先生に、ヒト、サル、げっ歯類を対象にした最先端の脳科学研究からわかってきたうつ病症候に関連したメカニズムについてご発表頂く。

座　　長山脇成人広島大学大学院医歯薬保健学研究院精神神経医科学

須原哲也放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター

M-S4-1 うつ病症候の脳内メカニズム　fMRI研究岡田　剛広島大学大学院医歯薬保健学研究院精神神経医科学

M-S4-2 認知バイアスの分子・神経メカニズムから「抑うつの現実主義」の脳病態を探る山田真希子国立研究開発法人放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター分子神経

イメージング研究プログラム

M-S4-3 サル意欲低下モデルにおけるドーパミン・セロトニンの機能障害南本敬史放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター




M-S4-4 報酬のための辛抱強さを調節するセロトニンの役割宮崎勝彦沖縄科学技術大学院大学神経計算ユニット

MD（うつ病学会）大会企画シンポジウム5　さまざまなうつ病への認知行動療法2015年7月17日（金）　14:50～16:50 京王プラザホテル南館4F MD第2会場「扇」

【趣旨・狙い】現代社会では、古典的うつ病にはほとんど遭遇しなくなりました。教育の変化に伴い、核家族化に伴い、また社会の複雑化に伴い、種々なタイプのうつ病またはうつ状態がみられるようになりました。臨床の現場では種々なうつ状態に対して画一的にうつ病の診断がなされ、安易に抗うつ薬が処方され、望まれる治療効果が得られないケースが多くなっています。このような時期に現代のうつ状態を見直し、種々状況の病態を適切にとらえ、治療に結びつけることを目指し、本シンポジウムを企画しました。

座　　長野村　忍早稲田大学人間科学学術院

貝谷久宣医療法人和楽会パニック症研究センター

M-S5-1 軽症うつ病の認知行動療法坂野雄二北海道医療大学心理科学部臨床心理学科

M-S5-2 職場結合性うつ病のCBT：復職支援に活かす認知行動療法の工夫鈴木伸一早稲田大学人間科学学術院／医療法人和楽会心療内科・神経科赤坂クリニック

M-S5-3 薬物治療抵抗性のうつ病へのCBT 中川敦夫慶應義塾大学医学部クリニカルリサーチセンター

M-S5-4 不安症を根底に持つうつ病のCBT 正木美奈横浜クリニック

MD（うつ病学会）大会企画シンポジウム6　精神療法は有効なのか？エビデンスを問う2015年7月18日（土）　9:00～11:00 京王プラザホテル本館5F MD第1会場「コンコードC」

【趣旨・狙い】精神療法は心理社会的側面から患者に対して働きかける治療法で、患者からのニーズも高い。近年は臨床研究方法論の進化、また社会のニーズや医療者・研究者自身の努力によって、わが国でも、エビデンスを積極的に取り入れて精神療法実践を試みる臨床現場や、また精神療法の介入試験や系統的レビューの報告が増加している。本シンポジウムでは実践に加えて研究にてエビデンスを発信しているトップランナーのシンポジストにお集まりいただき、各専門領域の観点から、1）その領域での精神療法のエビデンス、2）その領域の精神療法介入試験における問題点と今後の進むべき方向、という2点をお話しいただく予定である。

座　　長渡辺範雄国立精神・神経医療研究センタートランスレーショナル・メディカルセンター

下寺信次高知大学医学部神経精神科学教室

M-S6-1 精神療法のエビデンス：オーバービュー渡辺範雄国立精神・神経医療研究センタートランスレーショナル・メディカルセンター



M-S6-2 うつ病への認知行動療法：RCTからのエビデンスとdissemination and implementation

中川敦夫慶應義塾大学医学部クリニカルリサーチセンター

M-S6-3 うつ病の心理教育下寺信次高知大学医学部神経精神科学教室

M-S6-4 自殺企図の再発予防稲垣正俊岡山大学病院

MD（うつ病学会）大会企画シンポジウム7　レジリアンスの観点に立つうつ病治療2015年7月18日（土）　9:00～11:00 京王プラザホテル南館4F MD第2会場「扇」

【趣旨・狙い】うつ病の病因論に関してはこれまで長いこと議論されてきたものの未だ結論が出ておらず、またうつ病の治療アプローチに関しても益々多様化して来ているが、それでも回復に至らないことが多い。このような現状において、むしろ新たに当事者におけるレジリアンスの観点に立った治療アプローチが求められているのではないだろうか。本シンポジウムではうつ病そのもの、そして薬物療法や認知療法などについてもこの新たな観点に立って再考したい。

座　　長原田誠一原田メンタルクリニック

渡邊衡一郎杏林大学医学部精神神経科学教室

M-S7-1 自然治癒力からレジリアンスへ八木剛平翠星ヒーリングセンター・おおぞらクリニック

M-S7-2 レジリアンスの観点から見たうつ病の薬物療法渡邊衡一郎杏林大学医学部精神神経科学教室

M-S7-3 精神病理・精神療法の見地からうつ病のレジリアンスに光をあてる加藤　敏小山富士見台病院

M-S7-4 うつ病治療・認知行動療法の立場から原田誠一原田メンタルクリニック

MD（うつ病学会）大会企画シンポジウム8　精神疾患を持った労働者に対する多職種連携によるアプローチ2015年7月18日（土）　14:30～16:30 京王プラザホテル本館5F MD第1会場「コンコードC」

【趣旨・狙い】うつ病や双極性障害などの精神疾患を抱えた労働者に対するアプローチは、企業やその中で働く産業医や産業保健スタッフによってまちまちであり、労働者はその間で右往左往することも少なくない。また精神科・心療内科主治医の職場のメンタルヘルス活動に対する考え方の違いも大きく、企業との連携も甚だ不十分である。こういった状況は、何よりも病気を抱えた労働者にとって不幸なことであり、休業者の増加や休業期間の長期化を引き起こしている大きな要因の一つとも考えられる。本シンポジウムでは、職場のメンタルヘルスに関わる職種のそれぞれの役割を整理するととともに、多職種間の連携の在り方についてそれぞれの立場から改善のための提言をいただく。




座　　長田中克俊北里大学大学院医療系研究科産業精神保健学

M-S8-1 職域における精神科医の役割渡辺洋一郎渡辺クリニック

M-S8-2 精神疾患を持った労働者に対する多職種連携によるアプローチ産業医の立場から

塚本浩二東京ガス株式会社人事部安全健康・福利室

M-S8-3 精神疾患を持った労働者に対する多職種連携によるアプローチ～産業保健師の立場から～

椎葉倫代新日鉄住金ソリューションズ（株）

M-S8-4 企業からみたうつ病とこころの健康環境への対応のあり方浅野健一郎株式会社フジクラ人事・総務部健康経営推進室

MD（うつ病学会）委員会企画シンポジウム：自殺対策委員会　自殺対策のための戦略研究・ACTION-Jの成果と展望2015年7月18日（土）　14:30～16:30 京王プラザホテル本館4F MD第3会場「花C」

【趣旨・狙い】自殺未遂の既往は最も明確な自殺の危険因子である。わが国において、未遂者の自殺再企図防止方略の開発を目的に自殺対策のための戦略研究（厚生労働科研費補助金事業）、「自殺企図の再発防止に対する複合的ケース・マネージメントの効果：多施設共同による無作為化比較研究」（通称 ACTION-J）が2006年より実施され、結果として、研究班が開発したケース・マネージメント介入プログラムが自殺再企図発生の減少に効果的であることが示された。本シンポジウムでは、自殺未遂者への介入に関するシステマティック・レビューを示した上で、ACTION-Jの成果を解説する。そして、その成果の施策化のために取り組みや課題について検討する。

座　　長渡邊衡一郎杏林大学医学部精神神経科学教室

大塚耕太郎岩手医科大学医学部災害・地域精神医学講座

M-SS-1 ACTION-J study その背景と目的山田光彦国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神薬理研究部

M-SS-2 自殺未遂者への介入：システマティック・レビュー稲垣正俊岡山大学病院

M-SS-3 ACTION-Jの成果（第1報）：プライマリ・アウトカム河西千秋札幌医科大学医学部神経精神医学講座

M-SS-4 ACTION-Jの施策化のための人材育成太刀川弘和筑波大学医学医療系臨床医学域精神医学

指定発言伊東千絵子厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課心の健康支援室



MD（うつ病学会）委員会企画シンポジウム：双極性障害委員会　双極性障害と共に生きる2015年7月18日（土）　14:30～16:30 京王プラザホテル南館4F MD第2会場「扇」

【趣旨・狙い】双極性障害は、治療によりかなりコントロールできる疾患であるが、病相期の症状や継続的な服薬の必要性などから、順調に復職できる方ばかりではない。本シンポジウムでは、双極性障害とうまくつきあい、生活していくとはどういうことか、そのためにはどんな点に注意していけば良いかを、当事者、看護師、医師、それぞれの立場から検討する。

座　　長秋山　剛 NTT東日本関東病院加藤忠史理化学研究所脳科学総合研究センター

M-BS-1 私らしく生きる清野さやか精神保健福祉士・当事者

M-BS-2 双極性障害における復職とリカバリー奥山真司トヨタ自動車株式会社人事部

M-BS-3 双極性障害患者への生活支援進あすか訪問看護ステーションみのり

M-BS-4 双極性障害と自動車運転岩本邦弘名古屋大学大学院医学系研究科発達老年精神医学分野

MD（うつ病学会）委員会企画シンポジウム：多職種連携委員会　女性のうつ2015年7月17日（金）　14:50～16:50 京王プラザホテル本館4F MD第3会場「花C」

【趣旨・狙い】女性のライフサイクルにおける様々な節目で生じるうつ状態に着目し、日ごろ各領域で女性のうつに向き合っているスペシャリストの活動報告とその成果や課題について、職域を超えた活発なディスカッションができることを期待する。

座　　長長谷川雅美金沢医科大学看護学部

向笠章子聖マリア病院臨床心理室

M-CS-1 月経周期と関連したうつ：月経前症候群、月経前不快気分障害を中心に下寺信次高知大学医学部神経精神科学教室

M-CS-2 高齢妊婦のメンタルヘルス新井陽子北里大学看護学部

M-CS-3 妊娠・出産・子育てと女性のうつ花村温子埼玉メディカルセンター心理療法室

M-CS-4 女性の健康における地域支援～板橋区の取り組み石倉佳世板橋区健康生きがい部（保健所）健康推進課女性健康支援係（女性健康支援センター）




MD（うつ病学会）：診療教育委員会企画講習会第9回うつ病診療講習会　うつ病の寛解から完治・社会復帰へ向けて－職場のケース2015年7月18日（土）　8:00～13:00 京王プラザホテル本館4F MD第3会場「花C」

オーガナイザー川嵜弘詔福岡大学医学部精神医学教室

【趣旨・狙い】うつ病診療の実際を広く医療職に理解していただく事を目的にしている。特に職場復帰のケースを扱うので、産業医を対象に、単位の取得が可能にしている。特に、「うつ病の寛解から、完治へ」という点を目標にしているため、コメディカルの参加も期待している。また、精神科医も対象にし、復職に関する知識を取得していただく。現代型うつ病のケースを取り扱っているのも、うつ病学会の中で唯一のプログラムである。

定　　員：30名受講料：12,000円（テキスト・受講修了証・軽食代を含む）参加資格：医師形　　式：①少人数でのグループ形式参加型講習会　②各分野の専門家による講演講　　師：診療教育委員会委員およびうつ病診療のエキスパート主　　催：日本うつ病学会診療教育委員会

産業医の方へ第9回うつ病診療講習会は、日本医師会認定産業医制度生涯研修会として承認されました。日本医師会認定産業医の更新に必要な生涯・専門3単位を取得できます。

日本うつ病学会診療教育委員会委員長川嵜弘詔

（福岡大学医学部精神医学教室）

＜プログラム＞

内容担当/演者（所属）イントロダクション　講習会概略説明川嵜弘詔（福岡大学医学部精神医学教室）

講　演「うつ病診療の30年間の変化と職場のメンタルヘルス」（仮）

五十嵐良雄（メディカルケア虎ノ門）

症例検討① 典型的なメランコリー型（内因型）うつ病（仮）

グループワーク

症例解説：新開　隆弘（産業医科大学医学部精神医学教室）

休　憩

講演「薬物療法の留意点について」（仮）野村総一郎（日本うつ病センター）

症例検討② 現代型のうつ病（仮）グループワーク

症例解説：衞藤暢明（福岡大学医学部精神医学教室）休　憩（軽食）

講　演「自己愛的ケースの扱い方」（仮）衞藤暢明（福岡大学医学部精神医学教室）講　演「職場復帰のポイント」（仮）小川哲男（自衛隊福岡病院精神科）

講習会まとめ川嵜弘詔（福岡大学医学部精神医学教室）



MD（うつ病学会）大会企画教育セミナー1　うつ病看護のための認知行動療法プロトコール2015年7月17日（金）　11:00～12:30 京王プラザホテル本館5F MD第1会場「コンコードC」

【趣旨・狙い】昨今、うつ病者の急激な増加とともに、うつ病が社会生活機能に重大な損失やQOLの著しい低下を招くことも指摘され、うつ病者への看護は従来からの大きな転換を迫られている。うつ病者の気持ちに寄り添い、受容・共感的にかかわりつつも、うつ病者が社会生活機能を回復し、再発防止し、円滑に社会生活を送るためには、認知行動療法の理論と方法を適用した看護が必要不可欠と考える。これまで演者らは、厚労省の「うつ病の認知療法・認知行動療法治療者用マニュアル」をもとに看護師用の認知行動療法プロトコールを作成し、効果検証を試みている。今回は、プロトコールの作成の概要、実践例を紹介し、今後のうつ病看護の発展への一助としたい。

座　　長岡田佳詠筑波大学医学医療系

北野進東京都立松沢病院

M-ES1-1 うつ病看護のための認知行動療法プロトコールの概要岡田佳詠筑波大学医学医療系

M-ES1-2 認知行動療法プロトコールの実践中野真樹子メンタルヘルスマネージメントオフィスＩＭＳ

MD（うつ病学会）大会企画教育セミナー2　うつ病診療の実際：困難な症例の再検討2015年7月17日（金）　11:00～12:30 京王プラザホテル南館4F MD第2会場「扇」

【趣旨・狙い】近年、うつ病の多様化が強調されることが多くなっている。DSM分類などによる「内因性」概念の消滅による弊害が懸念される一方で、病因論を棚上げした操作的診断によって、うつ病の多様性が明確になったとも考えられる。操作的診断はうつ病治療の入口に過ぎず、心理社会的な要因、発達上の視点、双極性障害との関連、さらには認知症疾患への移行など、様々な要因を各々の症例に対して精緻に検討し、治療戦略を立てることが求められている。本教育セミナーでは、北海道大学、防衛医科大学、大阪医科大学の各々の施設から、治療に難渋した症例を提示し、指定討論者2名、セミナー参加者を交えて、症例の診断・治療について活発な議論を行いたい。

座　　長戸田裕之防衛医科大学校・精神科学講座

金沢徹文大阪医科大学・精神神経科

症例発表① 若槻百美北海道大学大学院医学研究科・神経病態学講座精神医学分野

症例発表② 川端康雄大阪医科大学・精神神経科

症例発表③ 丸田眞由子防衛医科大学校・精神科学講座

指定討論① 上田　諭日本医科大学・精神神経科

指定討論② 田中輝明北海道大学大学院医学研究科精神医学分野




MD（うつ病学会）大会企画教育セミナー3　入院患者の自殺事故：その実態、および予防対策・事故後のスタッフ・ケアの進め方2015年7月17日（金）　11:00～12:30 京王プラザホテル本館4F MD第3会場「花C」

【趣旨・狙い】病院内で自殺事故が少なからず発生していることが国内外で明らかにされている。日本の調査によれば、自殺者の多くにそのリスク因子があり、一般病院では当事者となった医療者へのケアがほとんどなされていなかったこと、そして予防のための教育機会があまり提供されていないことが明らかにされた（患者安全推進ジャーナル，2006，2007）。同調査を実施した日本医療機能評価機構患者安全推進協議会の専門検討会は、入院患者の自殺事故予防と事後対応のための教材と研修プログラムを作成し、平成23年度より研修事業を実施している。本セミナーでは、自殺事故の実態や自殺予防の基本、そして予防と事後対応のための院内の体制づくりの進めかたを学ぶ。

座　　長張　賢徳帝京大学医学部附属溝口病院精神科

河西千秋札幌医科大学大学院医学研究科精神機能病態学

M-ES3-1 入院患者の自殺事故：その実態、および予防対策・事故後のスタッフ・ケアの進め方

大塚耕太郎岩手医科大学医学部災害・地域精神医学講座 / 岩手医科大学医学部神経精神科学講座 / 岩手県こころのケアセンター

M-ES3-2 入院患者の自殺防止における看護の役割花井恵子北里大学東病院

M-ES3-3 入患者の自殺予防：ソーシャルワーカーの役割佐原まち子一般社団法人WITH医療福祉実践研究所

M-ES3-4 自殺事故後のスタッフ・ケアと院内の予防・事後対応のための体制づくり河西千秋札幌医科大学大学院医学研究科精神機能病態学

MD（うつ病学会）2015年下田光造賞受賞講演2015年7月18日（土）　11:00～11:50 京王プラザホテル本館5F MD第1会場「コンコードC」

座　　長尾崎紀夫名古屋大学大学院医学系研究科精神医学・親と子どもの心療学分野

1. 第10回学会奨励賞

医学分野 7月17日（金）19:20～　懇親会内授賞式にて発表予定医療保健分野（京王プラザホテル本館5F「コンコードB」）

2. 2015年下田光造賞M-KS 双極性障害治療の維持療法における効果と安全性に関するメタ解析

演　　者三浦智史九州大学病院精神科神経科

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MD（うつ病学会）交流の広場　うつ病・双極性障害のセルフヘルプあるいはサポートグループの治療的効果について2015年7月17日（金）　14:50～16:50 京王プラザホテル本館42F MD特別会場「武蔵」

【趣旨・狙い】これまでセルフヘルプあるいはサポートグループの活動は、アルコール依存症や統合失調症を中心に展開されてきたが、最近は、うつ病や双極性障害を対象としたものも生まれてきている。しかし、アルコール依存症に比べるとうつ病や双極性障害を対象としたグループの治療的効果は、まだよくわかっていない。この点に関して、現時点で科学的なデータを揃えることは困難であったとしても、事例などによって議論することが可能な段階に来ていると思われる。今回は、様々な立場で当事者と関わっている方たちに、それぞれが感じている治療的効果について発表していただき、当事者も含め今後さらにそれを高めるために何をすべきか議論する。

座　　長野村総一郎日本うつ病センター

鈴木映二国際医療福祉大学熱海病院

M-IC1 NPO法人MDA-JAPAN（うつ・気分障害協会）での取り組み山口律子 NPO法人MDA-JAPAN（うつ・気分障害協会）

M-IC2 うつの家族会の役割とその効果砂田くにえうつの家族の会みなと

M-IC3 体験を伝える雑誌から広がるリカバリー丹羽大輔地域精神保健福祉機構（コンボ）

M-IC4 双極性障害の当事者会の治療的効果鈴木映二国際医療福祉大学熱海病院心療・精神科

指定発言① 千葉　守 NPO法人ノーチラス会

指定発言② 稲垣麻里子一般社団法人北海道ピアサポート協会


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