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MEDIA OVER IP IPビデオ・ワークフローの基本を解説

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目次

はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2

IP革命の歴史 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3

COAXからIPへの乗り換え:なぜ今なのか?. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4

IPで可能になるメディアテクノロジー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6

IPを利用したビデオ処理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8

MEDIA OVER IPソリューション . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9

今後の課題 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13

結論 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14

HARMONICのIPイノベーション . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15

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はじめにIPを通じて送られる圧縮ビデオ信号は、現在ブロードキャスト・インフラの重要な要素となっています。このパラダイムの起源は、10年以上前の配布アプリケーションに見ることができます。配布アプリケーションの、接続における根本的な問題点は、ITネットワーキング環境から輸入した技術によって向上する余地がありました。このシナリオでは、IPと共に、ブロードキャスト専用・SDIベースの機能が残り、ワークフローをより複雑にするおそれがありました。

軽度および重度の圧縮技術を、IP上に流れる非圧縮シグナルとシームレスに組み合わせる簡素化したブロードキャスト・インフラは、現在に至るまで実現していません。

最近のネットワーク技術の発達によって、SDI依存の製品が、圧縮シグナルと共に高いビットレートの非圧縮シグナルを動かすことができるIPソリューションに置き換えられつつあります。SDIが必要とされる場面はまだありますが、それは過去の製品または周辺インフラがSDIの使用を必要とするような場合に限られます。

ビッグ・ブロードキャスト・サーベイ2015のマーケットレポートによると、46%の回答者が、IPネットワーキングとコンテンツ配信はこれからのビジネスにおいて重要になってくる、と回答しました。彼らの興味を最も掻き立てているのは、将来のサービスに再利用できる、より機敏で柔軟なテクノロジー・インフラを作る能力です。より発達したソリューションアジリティにより、オペレーターは急速に変化する市場ダイナミクスにも対応することができます。システムが特定のフォーマットに対し利用できなくなった場合、メディア機能の中心エリアは、視覚化やソフトウェアによって規定されたネットワーキング(SDN)のようなエンタープライズ技術を利用するようになります。ライブ・ブロードキャスト・ワークフローは、こうした発展から、帯域幅や処理について利益を受けたものです。これらにより、ウルトラHDを含む全てのビデオフォーマットが、全IPデリバリーチェーンを利用できるようになりました。

IPベースのワークフローの、効率性・CAPEXやOPEXへの利益は、ブロードキャスターたちの注目を集めている。これらの利益を実現するには、IPワークフローを利用したメディアを採用する上での技術的な根本課題をはっきりさせる必要があり、それこそがこの電子本の主な目的である。その目的とはすなわち、全IPワークフローへの移行の際に利用可能な技術について、基本的な情報を提供することである。

46%の回答者が、IPネットワーキングとコンテンツ配信はこれからのビジネスにおいて重要になってくる、と答えた。

1. 2015 Devoncroft Big Broadcast Survey

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IP革命の歴史IPネットワーク上の圧縮ビデオアプリケーションは、配布アプリケーションから始まり、現在はインジェストとコンテンツ作成ワークフローへ積極的に活用されています。

IP登場以前は、SDIの一種であるASI(非同期的なシリアスインターフェース)が、圧縮ビデオ配信の主流でした。MPEGトランスポートストリームを行うこのフォーマットは、ビデオの同期的世界とIPネットワーキングの非同期的なドメインの間の、まさに妥協的ソリューションでした。しかし、ASIからIPトランスポートへの転換は、ビデオ・インフラにおけるIPネットワークをベースにしたソリューションの適用に向けた、最初の大きな変化のひとつでした。この革新的なステップにあたって、IPネットワークは、過去の放映製品およびソリューションと同じ冗長性、障害許容力、非ブロック動作を持つ必要がありました。また、マルチプロトコル・ラベルスイッチング(MPLS)のネットワーク、シームレスパケットスイッチングおよび頑強なエラー保護も、高度なビデオ通信に必要なクオリティ・オブ・サービス(QoS)を保障するために重要な要素でした。

ブロードキャストIPヘッドエンドの初期の登場は、圧縮ビデオプロトコルの標準化の芽を含み、SMPTE 2022-1/-5のような前方誤り訂正(FEC)スキームの発達を促しました。結果、IP上で、メディアデータの確実な通信が可能になりました。これまで、IPワークフローの範囲を、軽度の圧縮・非圧縮ビデオトランスポートまで拡張する努力がなされてきました。JPEG2000やAVC-1のようなハードウェアベースのコデックは、軽度の圧縮パフォーマンスおよび符号化されたコンテンツを編集する機能を提供し、これらは多くのIP中心の生産環境に採用されています。しかしながら、IP技術とソリューションをビデオ配信の領域まで広げるためには、ハードウェアとソフトウェアの両方に適用可能な圧縮スキームが必要です。

全てのIP配信ネットワーク・ワークフローにとって、VC-2、TICO®、およびSonyのLLVCのような軽度の圧縮コーデックは、潜在的なイネーブラーです。また、IPネットワーク上で非圧縮シグナルを送信する際に使用する SMPTE ST 2022-6プロトコルも同様です。上記の規格があることによって、ブロードキャスターは、圧縮・非圧縮ビデオを使って

作業ができます。この状況では、全IPインターコネクトによって、すでに大きな事業セクターの基盤となっているオペレーショナル・セービングが利用可能になります。全IPインフラの発展において、同期的なビデオへの切り替えは大いに役立ちますが、タイミング・制御・メタデータ・ライブメディアの要求に応じて機能するネットワークの能力は、ブロードキャスターとサービスプロバイダーがさらに目標としているものです。

さらに、ライブメディアの確実な通信のためには、パケットベースのIPネットワーク固有の弱点を克服するための、バッファリング、エラー訂正、ゲンロック・スキームも必要です。この現実をふまえ、視覚化されたIPネットワークが開発されました。これは具体的には、ネットワーク全体をビデオの要求に合わせて最適化するために、ネットワーク・コントロールレイヤーが特注ハードウェアから分離されたSDN手法のことです。

あらゆる革命と同様、IP適用のスピードは、グローバルマーケットにおいて、同じではありませんでした。一部のオペレーターたちは、他のオペレーターたちよりも進化したIPビデオ・ワークフローを受け入れる準備が単にできています。また、一部のベンダーは、SDI技術のわずかな改訂版である特注ソリューションに、IP接続を加えることこそが、将来の方法だと提案しています。Harmonic社は、オペレーターが彼らの技術・経済的要求に沿ってIP, SDI, IPトランスポートの利益を最大化していくための、簡素でハイブリッドな環境を提案するアプローチを取っています。

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COAXからIPへの乗り換え:なぜ今なのか?24時間年中無休のブロードキャスターが、伝統的なcoaxベースのSDIインフラからIPへと一夜にして移行することはないでしょう。SDIは、単に埋め込まれすぎているため、移行が段階的なのです。特にプロダクション・プレイアウトアプリケーションに関しては、その傾向があります。メディア業界は、過去に似たような移行を行いました。例えば、アナログからデジタルへ、SDからHDへと移行したときです。どちらの場合でも、ほとんどのブロードキャスターは、新しい技術を構築し、適切なワークフローの取捨選択を行いました。IPを利用したメディアへの以降もまた、例外ではありません。

デリバリーチェーンにおけるIPの適用を促すきっかけとなる出来事は何だったので しょうか?

メディア環境における、標準ITネットワーキング技術、ソリューション、プラクティスの利用の増加。プログラマーとサービスプロバイダーは、主にデータセンターで以前発見された技術(例えばIPスイッチやルーター)を活用することの利点に気づき、これらのシステムがベースバンドビデオ・エコシステムに影響を与える機会を模索してきた。SDIアイランドを収容するために何回も符号化したり復号することなく大きなファイルを送信すると、快適なワークフロー効率が実現するが、これにはSDI-to-IPブリッジが必要である。いくつかのテクノロジー、例えばSMPTE ST 2022-6などはこの機能を提供している。TICOやLLVCのような専売コーデックを通じて、軽度の圧縮コンテンツをトランスポート・ストリームで移動させることも実行可能ではあるが、全てのアプリケーションには適さないかもしれない。

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“装置の数、基準変更の頻度、ケーブリング、容量、電力を減らしてほしいという期待が高まる中、IPは柔軟で経済的に持続可能なビデオエコシステ

ムを実現する唯一の方法である。

SDIとIP機能の比較SDI IP

保証された帯域幅 最善の努力/優先

確定的 確率的

固定された回路接続 流動的/ルート

単独シグナル マルチシグナル

同期的なタイミング 非同期的なタイミング

リアルタイム リアルタイムでない/ジッター再命令

低遅延性 変動的な待ち時間/有用化

エラーフリー パケットロス/再送/FEC

ポイントからポイント 全範囲

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ブロードキャスト・インフラの所有権の合計コスト(TOC)を減らしたいという要望の拡大。この点において、COTSサーバーで作動するソフトウェアベースのメディア処理アプリケーションは、期待に応えます。機能統合(かつて分離された機能を、シングルプラットフォーム上で統合する能力)は、ソフトウェアベースのメディアプロセッサーにとって重要な利点です。なぜならこの機能統合は、CAPEXとOPEXを大幅に節約し、全体的なビジネスコストを下げるからです。

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柔軟かつ拡張可能なワークフローは、ほとんどのプログラマーとコンテンツプロバイダーにとって、今や必需品です。ブロードキャスト、ケーブル、サテライト、そしてIPTVサービスは、ビデオ・オンデマンド(VOD)およびオーバー・ザ・トップ(OTT)サービスと共存しなければなりません。そうすれば、顧客は好きな時にあらゆるデバイスでコンテンツを見ることができるからです。HEVCのような新しくより効率的なコーデックが登場してきており、彼らは、ヘッドエンドのフォークリフト・アップグレードなしでこれらを適用できるように努力しています。そしてもちろん、ウルトラHDコンテンツ配信もまもなく始まるため、プログラマーととサービスプロバイダーは、リアルタイムで高ビットレートのシグナルを効率よく送信する能力を身につける必要があります。

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非圧縮ワークフローの利点

トーマス・エドワーズ(VP Engineering & Development, FOX Network Engineering & Operations)による「SMPTE ST 2022-6メディアストリー ムの保存、再生、処理を対象とするCOTSハードウェアのデモンスト

レーション」の改作

ブロードキャスト・プラントの柔軟性と敏捷性の強化

COTSハードウェアの使用の増加による、CAPEXの減少

より豊富なメタデータの送信のためのサポート

全てのメディアフォーマットおよびコーデックを対象とする単独イーサネット・ファブリックを通じた、簡素化したインフラ

複数シグナルの戦略的多重化を通じた、ケーブル削減

ビデオシグナルのより簡単なモニタリング

プライベートおよびパブリッククラウドを通じた、柔軟な配信

SD、HD、圧縮・非圧縮コンテンツを対象とする単独マルチ解像度ファブリック。UHDへの簡単なアップグレードも可能。

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IPで可能になるメディアテクノロジーIP上のメディアが様々な産業において利用可能となるためには、基準をしっかりと守ることが重要です。専売もしくは社内プロトコルはある程度機能するかもしれませんが、ビデオ再生・配布アプリケーションの全スペクトルを満たすために必要な、全体的な柔軟性および安全性は提供していません。現在、IPネットワーク上のビデオ送信のために考えられている多くの選択肢があります。ここでは、規格化されたり、開発途中である、その中のいくつかの選択肢について見てみましょう。

プロダクション・コーデックAVC-I: AVC-Iとは、MPEG-4/AVCコーデックを軽度に圧縮したものです。2005年に、MPEG-4 AVC製造規格のうちの、ビデオコントリビューション・アプリケーション向け低遅延度オプションとして、規格化されました。十分なビットレートが使用可能で、端末相互間の低遅延性が絶対必要で、ストリームを編集する必要があるもしくはアプリケーションが通信エラーに対して敏感である時は、AVC-Iなどのイントラ専門コーデックは、long-GOPオプションよりも効率的です。

JPEG 2000: JPEG 2000とは、画像専門家グループが開発した軽度の圧縮コーデックであり、本来のJPEGのパフォーマンス水準の向上を目的として作られました。ウェーブレット圧縮技術に基づき、JPEG2000の構造は、携帯デジタルカメラから先進的な医療撮影やその他の主要なセクターにわたる、様々な使用目的に役立ちます。高いビットレートだと、JPEG2000の画像の精度は上がるため、プロダクション・アプリケーションにおいて幅広く利用されています。

メザニンコーデックLLVC: LLVC(少待ち時間ビデオコーデック)は、10- Gbps イーサネット上での4K 60p通信要件をサポートする目的でSonyが開発した、軽度の圧縮化技術です。視覚的に可逆的な3:1圧縮レベルにより、このフォーマットはSonyのIPライブ製造システムを強化し、ライブスタジオとスポーツ放映の効率性を高め価格を下げることが期待されています。このコーデックは現在、SMPTE RDDとしてレビューされています。

TICO: TICO圧縮は、TICO連合(製造業者、OEMプロバイダー、ブロードキャスター、電子ブランド、技術会社によるコンソーシアム)によって、HDとUHDインフラのために開発されました。2015NABショーで発表されたように、TICOは、最大 4:1 の視覚的に可逆的な圧縮が可能であり、過去のSDI基盤と現在のIPプロダクションおよび協力ネットワークにUHDとHDコンテンツを送ることができます。

VC-2: Dirac Pitoとしても知られているSMPTE ST 2042-1(VC-2)は、ポストプロダクションへのUHD配信に広く貢献する、フレーム内のコーデック群です。BBCによって開発されたVC-2は、著作権フリー、使用料無料であり、高いパフォーマンスと同時に簡素さ・低遅延性を誇ります。2.1の可逆圧縮率が利用でき、ASIとIP上での通信において、ビットレートは10-200Mbpsの間で調整可能です。

カプセル化技術AVB: AVBは、時間同期された低遅延性の製品コンテンツをIEEE 02ネットワーク上で扱えるようにする、規格のグループを指します。

ASPEN: ASPENはEvertzによって開発された、非圧縮のUHD/3G/HD/SDデータをMPEG-2 トランスポートストリーム(TS)上でカプセル化するフォーマットです。ST302(TS上のオーディオ)・ST2038(TS上の補助的データ)・ST2022-xなどの現在のSMPTE規格と組み合わさった際に、ASPENは、拡張性のIPネットワーク上で、ブロードキャスターにビデオ・オーディオ・データなどの多様な通信方法を提供します。超低遅延性、また独立したビデオ・オーディオ・補助的なデータフローは、ASPENが製品のワークフローに適切であることを示します。

NM: ソニーのネットワークメディアインターフェース(NM)は、SMPTE ST 2022のビデオ転送規格と、SMPTEタイミング・SMPTE ST2059の同期化プロトコルを結合し、IPネットワークを用いたビデオのライブ作成をサポートします。

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2. http://ateme.com/IMG/pdf/avc-i_for_broadcast_contribution_by_pierre_larbier_ateme_cto_-_october_2011-2.pdf3. https://blog.sony.com/press/sony-collaborates-with-evertz-on-ip-interoperability-and-development-of-its-networked-media-interface/4. http://www.evertz.com/resources/ASPEN5. https://www.sdxcentral.com/resources/nfv/whats-network-functions-virtualization-nfv/

PROFESSIONAL INTERFACING

SDIからIPへの移行のための、いくつかのインターフェースとフォーマットの選択肢の参照

Baseband or lightly compressed HD & UHD/4K

SDI: Single (6G/12G) or Quad SDI:

I-Frame (Editable) Mezzanine Long GOP

Compressed TS, mezzanine &baseband HD & UHD/4K

IP: 10/25/40/100 G

VC-2 LLVC

SMPTE ST 2022-x: SMPTE ST 2022規格群は、任意のFECと共に、IP上で様々なメディア信号を転送します。パート5・6のみが非圧縮のメディアに対応可能であり、パート7を除く他のパートは、通常圧縮されているMPEG-2 TSをベースにしたメディアに対応しています。各パートは長距離サービスのために制作されましが、結果としてスイッチングは難易度の高いものであり、IPエコシステム内で機能するには、補助的なタイミング・コントロール規格が必要です。

タイミングSMPTE ST 2059-x: 新しいSMPTE ST2059規格群はIEEE 1588 PTPに基づいたシステムとデバイスのタイミングを調整します。PTPへの移行によって、オペレーターはゲンロック信号の同期化の必要性とIP中心の機器におけるタイムコード作成を避けることができ、メディア通信のために、主にST 2022-5/-6を用いて、SD/HD-SDIからIPへ首尾一貫した移転ををはじめることが出来ます。

ネットワーク・インフラSDN: SDNはネットワークコントロールをハードウェアレベルのパケット転送機能から切り離す、新たな装置です。特徴的な機能の一つとして、ビデオの非ブロック転送に必要な、ネットワークのコントロール・最適化のために、スイッチングの決定を、スイッチレベルで選択することが出来る点です。SDN規格は現在、NFV (network functions virtualization) に対する、ONF (Open Networking Foundation) とETSI (European Telecommunications Standards Institute) 事業の協力により、定義されています。

NFV: NFVは、ネットワークアドレス翻訳・ファイアウォール・侵入探知・ドメインネームサービス・キャッシングなどのネットワーク機能をソフトウェア内で実行するために、ネットワーク機能を所有者のハードウェアアプライアンスから分離します。NFVは、ネットワーク機能を視覚化するために、大容量サービス・スイッチ・ストレージハードウェアに共通する標準IT技術を用いており、有線・無線ネットワーク・インフラの両方で、いかなるデータの平面処理もしくはコントロール平面処理にも対応できます。

For media over IP to become

viable industry-wide,

adherence to standards

is essential.

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IPを利用したビデオ処理全IPワークフローはOTTからUHDまですべてのコンテンツに対し、もっと効果的で安価なメディア・プロセスを約束、将来安全な投資としてSDIよりもよいオプションを提供します。SDIリンクにおけるそれぞれのビデオフォーマットに対するビットレートのアウトラインは以下の通り:

フォーマット 標準 名称 ビットレート(Gbps)

720p, 1080i SMPTE ST 292 HD-SDI 1.485

1080p SMPTE ST 372 Dual Link HD-SDI 2.970

1080p SMPTE ST 424 3G-SDI 2.970

UHD1 30 fps SMPTE ST 2082 6G-SDI 6

UHD1 60 fps SMPTE ST 2082 12G-SDI 12

UHD1 120 fps SMPTE ST 2036 24G-SDI 24

この表によると、UHD-60fpsコンテンツの 運用には12G-SDI接続が必要なため、 10-GbEリンクには持ち越し不可、 軽めの圧縮が必要です。

IPネットワーク上のSMPTE基準

SMPTEはIPネットワーク上でのメディア通信基準範囲を保障しています。詳細は以下の通りです。

SMPTE ST 2022-1 Forward Error Correction for Real-Time Video/Audio Transport over IP Networks

SMPTE ST 2022-2 Unidirectional Transport of Constant Bit Rate MPEG-2 Transport Streams on IP Networks

SMPTE ST 2022-3 Unidirectional Transport of Variable Bit Rate MPEG-2 Transport Streams on IP Networks

SMPTE ST 2022-4 Unidirectional Transport of Non-Piecewise Constant Variable Bit Rate MPEG-2 Streams on IP Networks

SMPTE ST 2022-5 Forward Error Correction for High Bit Rate Media Transport over IP Networks

SMPTE ST 2022-6 Transport of High Bit Rate Media Signals over IP Networks (HBRMT)

SMPTE ST 2022-7 Seamless Protection Switching of SMPTE ST 2022 IP Datagrams

SMPTE ST 2059-1 Generation and Alignment of Interface Signals to the SMPTE Epoch

SMPTE ST 2059-2 SMPTE Profile for use of IEEE-1588 Precision Time Protocol in Professional Broadcast Applications

SMPTE ST 2071-1 Media Device Control — Framework (MDCF)

SMPTE ST 2071-2 Media Device Control — Protocol (MDCP)

SMPTE ST 2071-3 Media Device Control — Discovery (MDCD)

SMPTE ST 2071-4 Media Device Control — Interface Repository (not published yet)

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HARMONIC MEDIA OVER IPソリューション

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IPネットワークデザインには、利便性と同様に、セキュリティとパフォーマンスを構成する必要があります。IPソリューション上のHarmonicメディアは、SDIとIPの同時進行機能によって顧客は圧縮されたワークフローとベースバンドとの間のギャップを埋めることができるという、統合アーキテクチャによって、これらの問題に取り組んでいます。このようなハイブリッドソリューションに貢献するHarmonic社の製品概要は、以下のとおりです。

Electra XVM Electra XVMは、Harmonic VOS仮想化メディア処理プラットフォームの幅広い機能を活用し、VVI専用に設計された業界初の放送対応メディア処理プラットフォームです。ITデータセンター環境の一般的なハードウェアプラットフォーム上で作動しながら、ダイナミックに配置可能な、一連の安定したメディア処理アプリケーションをホストするために、Electra XVMは現代のIntelベースのサーバのコンピューティングパワーを最適化します。 Electra X2のように、Electra XVMは生まれながらにして、圧縮されたST 2022-6 IPの通信ストリームを、IP上のDiviTrackIP statmuxと同様にサポートしています。

XVMの詳細については、ここをクリックしてください。

Spectrum XHarmonic Spectrum Xアドバンストメディアサーバーシステムは、ファイル・ベースバンド・通信ストリームインジェストと、グラフィックス・ブランディング・DVE・ベースバンドと圧縮IPソースのライブスイッチングなどの包括的な統合チャンネル再生(IP)機能を、結合させます。ソフトウェアベースのシステムは、 最大1080 ( 3G )という広範囲なSDとHDフォーマットをサポートしており、ウルトラHDにアップグレードできます。 同じシャーシ上のSDIとST 2022-6 I/Oを提供することにより、Spectrum Xは IP再生ワークフローへの移行を簡単にしたため、ユーザーは自分のペースで、ベースバンドから離れて移行できます。

Spectrum Xの詳細については、ここをクリックしてください。

Electra X2Electra X2アドバンストメディアプロセッサーは、MPEG-2・AVC・HEVCを通じたOTTのSD・HDコンテント配信及びブロードキャストのための、業界初の完全統合型プラットフォームです。ST 2022-6とソフトウェアを通じた新しいコーデックに適応する能力に対するサポートによって、Electra X2はIPへの放送設備の移行の土台として機能します。Harmonic社のエミー®賞受賞製品DiviTrackIPTM statmux over IP technologyに よるElectra X2の強い統合は、ブロードキャストネットワークの帯域幅の効率性をさらに最適化することができます。The 2-RU Electra X3は、 UHD-HEVCの主要な10のコード化に利用できます。

Electra X2の詳細については、ここをクリックしてください。

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Harmonic MediaGridHarmonic MediaGridは、デジタルメディアのワークフローのために最適化された、高度に拡張可能な、イーサネットベースの共有ストレージシステムです。ビデオ用の高帯域幅と一貫した低遅延度を提供するために特設されたMediaGridシステムは、ペタバイトの容量と毎秒ギガバイトのスループットをシームレスに拡張することができます。業界をリードする高密度のストレージオプション(5 RU内の最大504 TBまでの生容量)は、ラックスペースを最大60 %まで減らすことができ、すべての圧縮と非圧縮ファイルの種類をサポートしています。

MediaGridの詳細については、こちらをクリックしてください。

DiviTrackIPとProStreamHarmonic ProStreamのストリームプロセッサで利用可能なDiviTrackIPは、最大300ミリ秒までのWAN往復遅延へのサポート・IPネットワークの変化への自動適応・1プールあたり最大64チャンネルのMPEG通信ストリームの形成が可能な、IPベースのstatmux技術です。

ProStreamの詳細については、こちらをクリックしてください。

ProMedia X OriginProMedia® X Originマルチスクリーンメディアサーバーは、いつでも、どこでも、消費者に対して、ブロードキャスト品質のビデオを準備・配信するために使用されます。ソフトウェアベースのシステムは、ライブおよびファイルベースのワークフローのためのHarmonic社のIPビデオコード化・コード変換システムと完全に統合され、新しい収益源となるマルチスクリーンサービスを起動するための完全なエコシステムを可能にしています。統合されたパッケージ・オン・ザ・フライの機能により、H.264とH.265�デオの複数のストリームは、最も人気なHTTPアダプティブ・ビットレート・プロトコルのいずれかと選択的に組み合わされるようになります。

ProMedia X Originの詳細については、こちらをクリックしてください。

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Ellipse 3000ハイエンドDSNGとスポーツ中継放送のアプリケーションのために設計された Ellipse 3000系列のコントリビューションエンコーダは、RF、IP、ASIを同時出力します。統合されたDVB -S / S2 / DSNG放送衛星変調器を備えたEllipse 3200のエンコーダ上でのデー タ伝送は、 MPEG -2通信ストリームを使用し、衛星を介して、 IPパケット通信を可能にします。埋め込まれたディープパケット回収技術などのインターネット上での貢献は、Ellipse3102のエンコーダにより利用可能です。

Ellipse 3000の詳細については、こちらをクリックしてください。

ProView 7100/8100ProView IRDは、すべてのコンテンツ受信アプリケーションに対し、未処理のビデオの配信を保証します。RF・ASI・IPの入力、ASI・IPの出力により、ProView 7100・8100シリーズの受信機は、全IPヘッドエンドソリューションを容易にし、付加価値サービスの立ち上げを促進します。高度なコンテンツ配信の冗長的プログラムのサポートには、同時の重要衛星とバックアップIPネットワークフィードの提供が含まれています。管理対象外のIPネットワーク上での配信は、Proview 8100で利用可能です。

ProView IRDの詳細については、こちらをクリックしてください。

HARMONIC MEDIA OVER IP製品概要

圧縮済 UNCOMPRESSED

In Out In Out

Spectrum X アドバンストメディアサーバー X X X X

MediaGrid 共有ストレージ X X X X

Electra X2 アドバンストメディアプロセッサー X X X

VOS/Electra XVM 仮想化メディアプロセッサー X X X X

Electra 8000/9000 エンコーダ X X

ProStream ストリームプロセッサー X X

Ellipse 3000 コントリビューションエンコーダ X X

ProView 7100/8100 IRDs X X

現在入手可能 計画進行中 検討中

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今後の挑戦メディアインフラの位相幾何学は複雑であり、ゲンロックベースのタイミングのSDIに慣れているユーザーは、 IPネットワークへの移行について、重要なアーキテクチャの違いのいくつかを理解することができません。IPの双方向の性質が明らかだとしても、やりとりを分離する必要はありません。ネットワークセキュリティも、特にそのネットワークがスタジオ環境を越えて延びている場合に、重要な検討事項です。

IP建設においても、従来のSDI志向のユーザーは、いくつかの新しい概念や専門用語を学ぶ必要があります。中でもQoSは、IPネットワークの性能を保証するための重要な測定基準です。複数の信号が単一のIPケーブルを共有しているため、QoSは、メディアの伝達を保証し、そのために必要であれば重要度の低いやりとりの伝達を保留することができます。IPネットワークデザインは、セキュリティと利便も持つ必要があります。

前述したように、リアルタイム、フレーム精度の切り替えは、IPワークフローの特別な課題です。 例えばST 2022-6は、スタジオアプリケーションではなく、長距離輸送アプリケーションを念頭に作成されました。したがって、無圧縮IPビデオストリームのフレーム精度の切り替えは今になってようやく注目されてきました。究極の目標は、現在はコスト高であり、リアルタイムのメディア処理に必要な性能を欠いているパラダイムである特注のビデオスイッチに代えて、COTSベースのコアとワークグループスイッチを使用することです。

追加のデバイスおよび/またはサブシステムを費やして、フレーム精度のスイッチングという目標を達成することができる、AVストリームのパケットステッチングとして知られる他の方法は以下のとおりです:

ソース時のコントロールの切り替えのように実行される

フレーム精度の効果エンドポイントでのバッファリング(これにより、2つのソース 間での送信時間デルタをカバー)両方のソースで必要とされる同期

ソース時のコントロールの切り替えのように実行される

フレーム精度の効果エンドポイントでのバッファリング (これにより、2つのソース間での送信時間デルタをカバー)

目的時のコントロールの切り替えとは異なる -2つのストリームの 「スプライシング」の移動

先をアシスト正確なフレームエンドポイントでのバッファリング

• 接合期間中に必要な追加の帯域幅”

各手段には、協力的資源と、時にはネットワーク上での余分な帯域幅が必要です。

一度コンテンツが IPドメインに入ると、SDIワークフローとの結合のために使用される技術の多くが冗長となり、その結果、処理効率を向上させるために再び作り替えられる必要があります。具体的に言うと、シグナルフローを除いて、タイミングとコントロールのアプローチは、レイヤーとしてこれらの機能の分離を容易にするために、再評価されています。このアプローチは、仮想化エンタープライズ展開の構造と一致しています。

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結論メディア業界は、ビデオ・ドメイン内でIP技術・インフラを採用するという、大きな進歩をしています。IPベースのネットワークは10年以上ありましたが、IP上で、軽度に圧縮された、またはベースバンドのビデオを通信するための新しい基準は、インフラを簡素化し、UHDなどのような新しいサービス展開への扉を開いています。

しかし、all-IPワークフローの実現化に必要なインフラストラクチャーの多くがまだ流動的です。SMPTE 2022は良い出発点です。これは、既存のビデオフォーマットのカプセル化だけでなく、FECとIPデータグラムのシームレスな切り替えという、冗長なIPネットワーク上での確実なビデオ通信のために不可欠な2つの要素もカバーしています。コアSDIスイッチング機能を維持しながら、IPネットワーク内の相互運用を可能にする他のアプローチは現在も展開されているが、これらはしばしば、閉鎖的エコシステムにユーザーを閉じ込めてしまう所有システムとなっています。

SDNアーキテクチャの開発は、高性能な処理・IPネットワーク内の映像の切り替えの可能性という、大きな期待を示しています。SDNは、メディア・制御・タイミングの分離への階層化アプローチの採用のきっかけとなるかもしれない。また、もしビデオメディアが、基本的な処理能力とアプリケーションの明確な分離がある企業ネットワークの構造をエミュレートする場合には、SDNは必要なステップです。VVIへの移行により、処理リソ

ースの割り当てにおいて、より論理的な分割ができ、ブロードキャスターはサーバー上でビデオアプリケーションを実行することによる利益を全て享受することができます。

非圧縮IPワークフローを展開する流れは、SDIの本質的な技術の実現に集中してきましたが、メディア通信と加工へ、新鮮な視点からアプローチをしようという熱心な努力が行われています。つまり、新たな光の下で、過去のSDIや、アナログの制限までもから解放された、ビデオへの探求が行われているのです。これらの取り組みは、処理や帯域幅の面で重要な効率性の向上をもたらすかもしれません。しかし一方で、以下のような疑問を生むかもしれません。「新たな取り組みは、既存のSDIベースの処理からどこまで進歩させることができ、また同時に、インストール済みのインフラとの互換性も保持できるでしょうか?」

確かなことは、特に10Gイーサネット上での4K / UHD通信において、圧縮にはとても大きな役割があるということです。IP技術がより広い範囲に使用されるためには、新しい圧縮技術は、品質・編集性・画像操作が配給と貢献のために使用されるコーデックにそれぞれ異なる要求を行うという、コンテンツ制作の伝統的なニーズを満たす必要があります。

Harmonic社は、ベースバンドおよびIP信号の効率的な転送のためのインフラを率いています。業界標準を順守していることで、アーキテクチャのコンポーネントが標準的なIPネットワークシステムとの相互運用が可能であることを保証し、VVIへの道を開きます。ソフトウェアベースのVVIにおけるコア機能を認識させるこの動きは、すでにHarmonic VOSメディア処理プラットフォームと共に進行中です。

新標準のためのIPイノベーションとサポートの歴史を誇るHarmonic社は、完全なIP上のメディアワークフローを実現するための理想的なパートナーです。

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HARMONIC IP イノベーションHarmonic社にはIPビデオ技術のイノベーションにおける長い歴史があります。ここに我々の主要なマイルストーンをお見せいたします。

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017

Emmy Winner: W ’sStar

eams

DVB-(ProStream 1000)

(NSG)

- (Ion)

(Spectrum)

(DiviTrackIP)

(MediaGrid)(ProStream 1000 with ACE)

er e

(VOS)

Introduction of new frame-accurate IP dejittering solution, without external reference, for DVB-T SFN-over-IP distribution (ProView 7100)

Introduction of contribution solution over unmanaged IP networks with deep-packet recovery for the open internet (ProView 8100 & Ellipse 3100)

Support for uncompressed video over IP (SMPTE 2022-6)Emmy Winner: IP Closed -loop Statistical Multiplexing of Geographically Distributed Encoders

Harmonic powers Comcast Media Center’s nationwide, all-IP platform for content distribution

Emmy Winner:The Development and Commercialization of (IP-based) Digital Infrastructure for Local Cable Ad Insertion Harmonic powers first public DASH-based IPTV across the Internet trial at 2012 London OlympicsIntroduction of Converged Cable Access Platform (NSG Pro)

Introduction of FLEX technology, universal video/audio decoding enabling the all-IP headend (Electra & Ion)

1st all-IP TV headendand all-AVC headend

#1 in IPTV headends, named by MRG

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© 2015 Harmonic株式会社が全著作権所有しています。Harmonic、Harmonicのロゴ、DiviTrackIP、Electra、Ellipse、Polaris、ProMedia、ProStream、ProView、 Spectrum、VOSは、米国およびその他の国における商標、登録商標、またはハーモニック社のサービスマークです。本書に記載されたその他の社名、製品名およびサービス名は、それぞれ各所有者の商標またはサービスマークである場合があります。すべての製品およびアプリケーション機能と仕様は、予告なしにいつでもHarmonic社の独自の判断で変更されることがあります。2015年10月30日

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