MX Component for iOS/Android™新製品ニュース No.５２３

iOS/Android™ スマート端末用アプリケーションを手軽に開発。 シーケンサとスマート端末との連携でより便利に。MX Component for iOS/Android™ とはタブレットからシーケンサのデバイスおよびラベルの値を読み書きするための通信ライブラリです。iPad®、iPhone®、Android™ 端末などからシーケンサに対して通信を行う ユーザアプリケーションを作成する際に使用します。MX Component for iOS/Android™を使うことで、シーケンサとの通信部分のプログラム作成時間を大幅に短縮できます。

■ 対応シーケンサMELSEC iQ-Rシリーズ、MELSEC iQ-Fシリーズ（FX5CPU）、 MELSEC-Q シリーズ、MELSEC-L シリーズ

■ 通信経路Ethernet 通信（TCP/IP）・CPU 内蔵 Ethernet ポート ・Ethernet ユニット

お客様で開発したアプリケーションをインストール

開発用パソコン（Mac®/Windows®）

スマート端末（iOS/Android™）

シーケンサ

( Ethernet 内蔵 CPU/ )Ethernet ユニット

無線 LAN ルータ

Wi-Fi 環境で接続

MX Component for iOSMX Component for Android™

本製品をインストール

MX Component for iOS/Android™ で 用途にあわせたアプリを開発

アプリ開 発メーカ様が 開 発したアプリケーションを App store/Google Play 経由でエンドユーザ様へ提供することができます。

─ エンドユーザ ─

MX Component for iOSMX Component for Android™

❶ 開発パソコンにインストール

❸ アプリケーションをStore に登録

❹ アプリケーションをタブレットにインストール

❺ シーケンサのデバイス値を読み書き

─ アプリ開発メーカ ─

シーケンサ

( Ethernet内蔵CPU/ )Ethernetユニット

無線LANルータ

❷ アプリケーションを開発

開発したアプリケーションを自社の設備に付帯してエンドユーザ様へ納品できます。

─ エンドユーザ ─

MX Component for iOSMX Component for Android™

❶ 開発パソコンにインストール

❸ アプリケーションをタブレットにインストール

❹ 設備へ付帯

❺ 設備を出荷

─ 設備メーカ ─

工場

❷ アプリケーションを開発

飲食店

便利な機能で様々な用途に適用タブレットアプリケーションの作成シーケンサとの通信方式を知らなくても、簡単にシーケンサのデバイスおよびラベルの値を読み書きするタブレット用のアプリケーションを作成できます。

パケット文作成

パケット送信

応答待ち

応答パケット受信

パケット解析

［ 従来 ］ 通信手順をプログラムで作成

［ MX Component for iOS/Android™ ］

プログラムが1行に！

[ Int result = mxcomm.readDeviceBlock("D100",1,readdata); ]

ラベルを使用したプログラミング（iQ-RCPU シリーズ）

通信対象が MELSEC iQ-R シリーズの場合は、ラベルを使用してシーケンサのデバイスにアクセスできます。そのため、プログラムが見やすく、機器構成が変更されてもアプリケーションの再作成が不要です。

Press1_Sensor を読み出し

Press1_Sensor を読み出し

X39（Press1_Sensor）がON!

X59（Press1_Sensor）がON!

ユニット構成が変更になっても、プログラムを変更する必要なし！

安全なアプリケーションの作成本ライブラリを使用すると、リモートパスワードが設定されているシーケンサに対して通信する場合にも伝文中のパスワード情報が暗号化 *1 されるため、セキュリティリスクの少ない安全なアプリケーションが作成できます。*1. FX5CPU、QCPU および LCPU の内蔵 Ethernet ポート接続は対応していません。

通信パスワードが暗号化されるため、傍受されても解読が困難。

通信時にリモートパスワードを設定させるアプリを作成

リモートパスワードが設定されたシーケンサ

事例 1（点検作業）今まで目視や手書きによりチェックしていたことが、スマート端末とシーケンサを連動させることにより、装置の状態を通信で自動取得できるため記入ミスを防止。また、取得したデータをサーバに収集し、データの管理効率、検索性も向上できます。

目視チェックと手書きだった点検表が、シーケンサから値を自動取得可能。ミスがなくスピーディーに。

事例 2（セルフオーダーシステム）お客様がテーブル上のタブレット端末から、好きなメニューを選んで注文。店舗スタッフを呼ぶこと無く、入力された注文内容をもとに調理が始まります。また、汎用パソコンではなくシーケンサを活用することで安定したセルフオーダーシステムを構築できます。

テーブル上のタブレット端末にて好きなメニューを注文

注文履歴をロギング機能で収集。日報などが自動で作成できるため業務改善に役立ちます。

GOTに表示されたオーダーを見て調理開始

DB

上位サーバ

事例 3（空調 / 照明コントロールシステム）ビル内の空調 / 照明を手元のスマート端末でコントロールできます。また、電力消費量の見える化も実現します。

機能比較表機　能 MX Component for iOS/Android™ MX Component（PC 版）

通信経路 Ethernet 通信 *1

シリアルコミュニケーション通信、Ethernet 通信、 CPU COM/USB 通信、MELSECNET/H 通信、 CC-Link IE コントローラ / フィールドネットワーク通信、 CC-Link 通信、CC-Link G4 通信、Q シリーズバス通信、GX Simulator/GX Simulator2 通信、モデム通信、 ゲートウェイ機能通信、GOTトランスペアレント通信、 インバータ COM/USB 通信、 ロボットコントローラ COM/ＵＳＢ/Ethernet 通信

通信設定 ユーティリティ ─ ●プログラム設定 ● ●

メソッド

回線オープン / クローズ ● ●デバイス名で読み書き ● ●ラベル名で読み書き ● *2 ●バッファメモリ読み書き ─ ●時計データ読み書き ─ ●リモートRUN/STOP ─ ●相手先確認（CPU 形名） ─ ●

*1. 通信先は直結先の局までで、他局（異種ネットワーク）には対応していません。*2. MELSEC iQ-R シリーズのみ対応しています。

開発環境項　目 MX Component for iOS MX Component for Android™

パソコン本体 *3 Mac OS® が動作するパーソナルコンピュータ Windows® が動作するパーソナルコンピュータ

OS • OS X® 10.9 Mavericks （日本語版 / 英語版）• OS X® 10.10 Yosemite （日本語版 / 英語版）

• Microsoft® Windows® 8.1 Operating System （日本語版 / 英語版）

• Microsoft® Windows® 8.1 Pro Operating System （日本語版 / 英語版）

• Microsoft® Windows® 7 Professional Operating System （日本語版 / 英語版）

（32 ビット版 /64 ビット版）

開発環境 *4・言語 開発アプリケーション Xcode® 5 以降 Eclipse™ Kepler Service Release 2 以降開発言語 Objective-C® Java™

ソフトウェア ─ Java™ Platform、Standard Edition 7 Development Kit（JDK 7u60 以降）*5

*3. CPU、必要メモリ、HDD 空き容量は OS、開発環境・言語が推奨する仕様に従ってください。*4. 開発環境に付属するシミュレータでの動作は保証できません。*5. JDK は ORACLE のホームページよりダウンロードしてください。

動作環境OS バージョン 対象機種

iOS iOS 7、8 （32 ビット/64 ビット）

iOS が動作する iPhone®、iPad®、iPad Air™、iPad mini™、 iPod touch®

Android™ OS

Android™ OS 4.2、4.3、4.4CPU は ARM® のみサポート（x86 はサポート外）Android™ OS 4.4.2 使用時は、Dalvik VM のみサポート（ART VM はサポート外）

Android™ OS が動作するスマートフォンおよび タブレット（無線 LAN が使用できる機種）

価格とライセンス製品名 形名 標準価格（円） ライセンス形態

MX Component for iOS SW1MIC-ACTIOS-B 600,000 コンピュータ 1 台に本製品をインストールできます。 また、開発した iOS/Android™ OS 用のアプリケーションに 本製品のライブラリを組み込んで再配布することができますMX Component for Android™ SW1DNC-ACTAND-B 600,000

iOS 用のアプリケーションを開発するには、「iOS Developer Program、または iOS Developer Enterprise Program」のご契約が別途必要となります。詳細は、以下の Apple 社サイトをご確認ください。

「https://developer.apple.com/jp/programs/ios/」「https://developer.apple.com/jp/programs/ios/enterprise/」

〒100-8310　東京都千代田区丸の内2-7-3（東京ビル）

本社機器営業部・・・ （03）3218-6760北海道支社・・・・・・・・・・ （011）212-3794東北支社・・・・・・・・・・・・・・ （022）216-4546関越支社・・・・・・・・・・・・・・ （048）600-5835新潟支店・・・・・・・・・・・・・・ （025）241-7227

神奈川支社・・・・・・・・・・ （045）224-2624北陸支社・・・・・・・・・・・・・・ （076）233-5502中部支社・・・・・・・・・・・・・・ （052）565-3314豊田支店・・・・・・・・・・・・・・ （0565）34-4112関西支社・・・・・・・・・・・・・・ （06）6486-4122

中国支社・・・・・・・・・・・・・・ （082）248-5348四国支社・・・・・・・・・・・・・・ （087）825-0055九州支社・・・・・・・・・・・・・・ （092）721-2247

本資料に記載された製品を正しくお使いいただくためご使用の前に必ず「マニュアル」をお読みください。

商標、登録商標について

安全に関するご注意

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1506〈IP〉 2015年6月作成この印刷物は、2015年6月の発行です。なお、この印刷物に掲載した内容は、改善のために予告なく変更する場合がありますので、ご採用の節には、事前に弊社までお問い合わせください。

MX Component for iOS/Android™新製品ニュース No.５２３