naccs業務講習会資料 【パッケージソフトの基本操作】 ·...
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netNACCSデジタル証明書の更新(1)
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netNACCSを利用する場合には、セキュリティ確保を目的としたデジタル証明書が必要となっています。デジタル証明書には有効期限(発行日から1年間)が設定されていますので、有効期限が切れる前に必ず更新を行ってください。 2015年12月20日より、デジタル証明書のご利用における不便さを改善するため、 「デジタル証明書インストールツール」をご提供しており、デジタル証明書の新規取得または更新の際に当該ツールご利用いただくことにより、従来より簡単に効率よくデジタル証明書を取得または更新することが可能となりました。以下に「デジタル証明書インストールツール」のインストール方法を示します。
「デジタル証明書インストールツール」インストール方法
① パッケージソフトをダブルクリックして起動します。
② 証明書の有効期間が終了する28日前から有効
期間が終了する日までに、パッケージソフトへア
クセスすると、自動的に「注意」画面が開きます。
「はい(Y)」を選択すると③へ、「いいえ(N)」を選
択すると、そのままパッケージソフトが立ち上が
ります。
③ 「デジタル証明書インストールツール」のダウン
ロード画面が開くので「ダウンロード」ボタンをク
リックし、当該ツールのダウンロードおよびイン
ストールを実施します。
詳細な手順は、下記URLのP4~P11をご覧ください。
http://www.naccscenter.com/_files/00098847/deji_
tejun_koshin_20160222.pdf
④ デスクトップに「デジタル証明書インストール
ツール」が作成されます。
① ②
③
④
netNACCSデジタル証明書の更新(2)
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デジタル証明書インストールツール」をインストール後、当該ツールを使用して「netNACCS専用デジタル証明書」を更新します。以下にその手順を示します。
①
②
③
デジタル証明書の更新手順
① デスクトップの「デジタル証明書インストールツール」を実行
します。
② 更新対象の証明書が選択された状態で、デジタル証明書
インストールツールの「更新」画面が表示されることを確認
し、「更新」ボタンをクリックします。
③ 「更新処理」の画面が表示されたら、証明書の更新は完了
です。「終了」ボタンをクリックして、終了して下さい。
【注意】 デジタル証明書の更新を忘れてしまった場合は、デジタル証明書の再発行が必要となります。 再発行処理は最短で1営業日(NSSで申請した日の翌営業日)必要となります。 詳細な再発行手順は、下記URLをご覧ください。
http://www.naccscenter.com/_files/00069397/digital_saihakkou
http://www.naccscenter.com/use/digital/saihakkou.html
③
netNACCSデジタル証明書の更新(3)
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デジタル証明書の更新後は、パッケージソフトのデジタル証明書も更新後のものに変更する必要があります。変更方法は、新規にデジタル証明書を取得したときと同じです。以下にその方法を示します。
①
【重要】 デジタル証明書の選択
① 「クライアント証明書の選択」をクリックし
ます。
② Windowsセキュリティ「クライアント証明
書選択」画面が開き、取得済みの証明
書が表示されます。
その中から
発行者 :netNACCS.Secure Client CA
有効期間:最新のもの
を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
③ 「発行者」と「有効期限」に②で選んだ
証明書の発行者と有効期間が自動的
に反映されます。
②
③
受信電文展開画面での便利機能
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◎ 照会業務の業務リンク機能
照会業務の場合、照会結果の画面を右クリックし
「業務リンク(L)」を行うことで、照会した情報に登録
されている内容を元に、別の照会業務を行えます。
例えば、貨物情報をICG(貨物情報照会)で照会し
た画面から、その貨物情報に紐付く輸入申告番号
を元に、IID(輸入申告等照会)を行うことができます。
◎ 再送防止機能の再送防止オフ
受信電文によっては、操作ミスによる連続送信を避
けるために「再送防止」が設定されているものがありま
す。再送防止されている電文をそのまま送信しようと
すると、「E515」エラーで送信できません。
そのままの内容を送信したい場合、「再送防止」を解
除する必要があります。画面右下の「再送防止」を右
クリックして「再送防止オフ」を選択するか、メイン画面
「編集(E)」の「再送防止オフ(L)」をクリックします。
ここでは、受信フォルダにある受信電文の再送機能と照会業務の業務リンク機能について示します。
業務入力画面での便利機能
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◎ 表示切替機能
業務画面のツールバーの「表示(V)」→「タブ切り替え(C)」ま
たはキーボードの「F5」キーにより、表示されている画面の
「共通部」と「繰返部」を切り替えられます。
表示されている文字のサイズは、「表示(V)」にて「文字を大
きくする(L)」「小さくする(S)」「元の大きさに戻す(P)」にて3段
階に変更可能です。
◎ 画面クリア機能
この機能を使うと、複数の項目の入力内容を同時にクリアする
ことができます。
業務画面で右クリックし、「画面クリア(D)」を選択します。
「全クリア」、「共通部クリア」、「以降の繰返し行クリア」、「選択
繰返行クリア」の4種類の中から選択します。
特に繰返部の一部の行を削除したい場合に有効で、1行目を削
除したい場合は、1行目で「選択繰返行クリア」を選択すると、以
降の行が繰り上がります。
◎ フィールド属性表示機能
対象となる項目で右クリックし、「フィールド属性を表示(F)」を選
択します。以下の内容が確認できます。
桁数 :入力可能桁数
属性 : n /数値(小数含む) an/英数字 j /日本語可
必須入力ON : 必須 or 任意
ここでは、業務画面での表示切替機能、画面クリア機能、フィールド属性表示機能について示します。
c
CSVファイルの利用
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CSVファイルでの電文保存、展開
① 業務画面で必要な項目を入力し、業務画面の
左上にあるフロッピー型の「外部ファイル保存」
アイコンをクリックすると、「名前を付けて保存」
画面は開きます。
「ファイルの種類」を「全てのファイル(*.*)」に変
更し、ファイル名の拡張子部分を「.csv」として保
存します。
② CSV形式の外部ファイルを業務に展開する場合
は、あらかじめ次の加工が必要です。
共通部開始をする場合
CSVファイルをExcelで展開し先頭1行目を削除
繰返部開始をする場合
CSVファイルをExcelで展開し先頭1行目及び共
通部の行を削除
③ CSV形式の外部ファイルを業務に展開する場合
は、該当する業務画面を展開し、「ファイル(F)」
→「CSV読み込み(C)」→「共通部開始(C)」また
は「繰返部開始(R)」により、展開します。
共通部
繰返部
共通部開始の場合は、先頭1行目を削除する。
繰返部開始の場合は、先頭1行目及び共通部の部分を削除する。
①
②
③
ここでは、電文保存の際にテキスト形式ではなくCSV形式で保存する方法と、CSVファイルで保存したファイルを業務画面に展開する方法を示します。
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ここでは、あらかじめ複数の外部ファイルを作成しておき、一括して連続で送信する方法を示します。
外部ファイルの連続送信
①メイン画面の「ファイル(F)」→「外部ファイル
(E)」→「連続送信(I)」を選択します。
②外部ファイルが保存されているフォルダが開
きますので、連続送信する複数の対象ファイ
ルを選択し(背景が青く反転します)、「開く
(O)」をクリックします。
【参考】
【複数のファイルの選択方法】
シフトキーを利用する方法 … 1個目のファ
イルをクリック後に、最後のファイルをシフト
キーを押しながらクリックする。
ドラッグを利用する方法 … 対象ファイルを
すべてドラッグする。
外部ファイルの連続送信
①
②
1件ごとの電文外部保存
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1件ごとの電文外部保存
① 受信フォルダに入っている電文のうち、
左にフロッピーディスクのマークが付い
た電文は、テキスト形式の外部ファイ
ルとして保存されています。
② それ以外の電文をテキスト形式の外部
ファイルとして保存するには、該当の
電文を右クリックし「外部ファイル(E)」
の「保存(S)」を選択します。
③ テキスト形式で保存したファイルを送
受信フォルダに戻すと、再度展開や印
刷が可能になります。受信フォルダに
戻すには、メニュー画面のツールバー
の「外部ファイル」→「送受信電文一覧
登録(D)」で戻すことができます。
①
②
③
ここでは、受信フォルダ、送信済みフォルダおよびごみ箱に入っている電文を1件ごと外部ファイルへ保存する方法を示します。
複数電文の外部保存
①複数の電文を一括で保存するには、
該当の電文をすべて選択し、メイン画面の「オプショ
ン(O)」→「電文エクスポート(X)」をクリックします。
続いて「名前を付けて保存」画面が表示されるので、
ファイル名と保存場所を指定し「保存(S)」をクリック
します。
保存すると、1回の電文エクスポートにつき、拡張子
が「.dat」と「.idx」の2つのファイルが作成されます。
②エクスポートした電文は、インポートすることで送受信
電文一覧に戻すことが可能です。
インポートするには、メイン画面の「オプション(O)」→
「電文インポート(M)」をクリックします。
続いて「ファイルを開く」画面が表示されるので、目的
のインポートファイル(.dat)を選択し「開く(O)」をク
リックします。インポートすると、電文が元あったフォ
ルダに戻ります。
【お願い】
大事な電文はNACCSパッケージソフト上に溜め込む
のではなく、適宜外部ファイルで保存してください。
複数件一括での電文外部保存 ここでは、複数の電文やフォルダ内の電文全てをエクスポートし、外部データとして保存する方法を示します。
①
②
10
c
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自動保存設定(種別単位)
① メイン画面のツールバーの「オプション(O)」
→「設定(S)」を選択し、クリックします。
② オプション設定画面が開くので、「自動保存
(種別単位)」タブを開きます。
③ 「自動ファイル保存を行う」に「レ」点チェック
を入れます。
④ 保存したい種別の電文の「保存対象」に「レ」
点チェックを入れます。
⑤ 「参照」ボタンにより保存先のフォルダを指定
します。
⑥ 自動保存した電文のファイル名を「ファイル
名」の欄で指定します。
【参考】
許可書や承認書等は 「帳票用出力電文(P)」です。
許可書等を自動動保存したい場合は「帳票用出
力電文(P)」部分の「保存対象」に「レ」点チェックを
入れてください。
自動保存設定(種別単位)
①
② ③
④ ⑤
⑥
受信電文には、許可承認等情報等や帳票用出力電文等、7種類の種別があります。ここでは、電文の種別ごとに、電文を外部ファイルとして自動保存設定する場合の設定方法について示します。
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自動保存設定(出力情報コード単位)
① メイン画面のツールバーの「オプション(O)」→「設
定(S)」を選択し、クリックします。
② オプション設定画面が開くので、「自動保存(種別
単位)」タブを開きます。
③ 「自動ファイル保存を行う」に「レ」点チェックを入れ
ます。
④ 「保存対象」に「レ」点チェックは入れません。
⑤ 「自動保存(出力情報コード単位)」タブを開きます。
⑥ 「追加」ボタンをクリックします。
⑦ 「出力情報コード」に目的の電文の出力情報コード
を入力します。(例えば、輸入許可通知(簡易/A)
情報の出力情報コードは「SAD1AG0」。)
⑧ 「保存対象」に「レ」点チェックを入れます。
⑨ 保存先フォルダを指定します。
自動保存設定(出力情報コード単位) 受信電文は、電文ごとに出力情報コードがあります。ここでは電文の出力情報コードごとに、電文を外部ファイルとして自動保存設定する場合の設定方法ソ示します。例えば、輸入許可情報と輸出許可情報の自動保存先を別々に設定したい場合等に便利です。
③
①
② ④
⑤
⑥ ⑦ ⑧
⑨
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◎ 両面印刷の設定
① オプション設定画面の「プリンタ」タブを開きます。
② 「両面印刷」に「レ」点チェックを入れます。
◎ 手差しトレイの設定
関税等の「納付書情報」を専用の用紙に印刷するための手差しトレイ
の設定を行うことも可能です。
自動印刷の設定の際、納付書情報(SAF0010)を出力情報コードで指
定し、プリンタの設定を「参照」ボタンで「手差し」に変更します。
自動印刷の設定 ここでは、受信した帳票電文(許可書、承認書等)が自動的に印刷されるように設定する方法について示します。
◎自動印刷の設定
① オプション設定画面の「自動印刷」タブを開きます。
② 「追加」ボタンをクリックします。
③ 「出力情報コード」に目的の電文の出力情報コードを入力します。
出力情報コードは4桁または6桁で指定します。(例えば、輸入許可通知
情報の出力情報コードとして、「SAD1AG0」または「SAD1」等。)
① 「自動印刷」に「レ」点チェックを入れます。自動印刷を行いたくない電文
は、対象の出力情報コードの 「自動印刷」の「レ」点チェックをはずします。
【注意】
「自動印刷を行う」に「レ」点チェックがあり、出力情報コードに設定がない場
合は、全ての電文が自動印刷されます。
①
②
③ ④
①
②
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JOBキーの設定機能 ここでは、使う頻度が高い業務コードをファンクションキーに登録し、業務コード入力事務を簡素化する方法について示します。
① ②
③ ④
ユーザーキー登録(JOBキー)
① オプション設定画面の「ユーザーキー」タブ
を開きます。
② 「ユーザーキー」タブの中の「JOBキー」タブ
を開きます。
③ 「業務コード」に使う頻度の高い業務コード
を入力します。
④ 「ショートカットキー」は、③で入力した業務
コードを、どのファンクションキーに登録する
か、プルダウンからを選びます。
⑤ 登録した内容は、パッケージソフトの下部に
表示されます。 ⑤
受信電文の種類
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電文の種類
INQ型:即時電文
処理要求電文の入力者宛に直ちに出力される
種類の電文です。
(例 通関業者がIDC後、書類審査扱い等に
なった場合出力される「輸入申告控情報」)
EXZ型:即時電文
処理要求電文の入力者宛に、第三者の入力を
契機に出力される種類の電文です。
(例 通関業者がIDC後、書類審査扱い等に
なった申告に対して税関のCEA(輸入申告審査
終了)した後、通関業者に出力される「輸入許
可通知情報」)
EXC型:即時電文または蓄積電文
処理結果電文が、処理要求電文の入力者と異
なる利用者宛に、第三者の入力を契機に出力
される種類の電文です。
(例 税関のCEA(輸入申告審査終了)後、通関
場所である保税蔵置場宛てに出力される「許
可・承認貨物情報(輸入)」)
※即時電文と蓄積電文については
P17を参照してください。
NACCSで受信する電文は、出力されるタイミングや出力される宛先によって、INQ型、EXZ型、EXC型の3種類に分類されます。ここでは、それぞれの型の電文がどのようなものかを示します。
処理結果電文(出力電文)の出力パターンの例
EXC型電文の宛先変更
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EXC型電文の宛先の設定確認および設定変更方法
① UOC11(EXC型宛先管理登録呼出し)業務の業務画面を展
開します。
② 「利用者コード」及び「出力情報コード」を入力し、「送信」を
クリックします。
※「利用者コード」はログオンしている利用者IDの上5桁と同じ
である必要があります。
※「出力情報コード」は、通常は「999999」です。
③ UOC(EXC型宛先管理登録)業務の画面が開きます。開い
た画面の上段には現在の設定が表示されます。下段に変
更する内容を入力し、「送信」をクリックします。
【参考】
即時電文とは
EXC型電文の宛先を「論理端末名宛て 又は メールボックス
ID宛て」に設定した場合、EXC型電文は即時電文となります。
蓄積電文とは
EXC型電文の宛先を「利用者コード宛て」に設定した場合、
EXC型電文は蓄積電文となります。よって、EXC型電文を受
信したい場合は「蓄積電文取出」ボタンで取得する必要があり
ます。また、「蓄積電文取出」ボタンは「自動タイマ」設定の対
象ではないため、手動で取出しを行う必要があります。
【注意】
UOC11業務及びUOC業務は、平日の9:00~17:00の間の
み実施できます。
①
②
③
EXC型の電文の宛先は、「利用者コード宛て」「論理端末名宛て 又は メールボックスID宛て」のどちらかの設定をすることになります。ここでは、EXC型電文の宛先の設定確認及びその設定の変更方法について示します。