NetSHAKER Version5.2 NOTIFY サービス

ユーザーズマニュアル

ご注意

1. 本製品の仕様およびマニュアルに記載されている内容は、バージョンアップ等に伴い、予告なしに変更すること

があります。あらかじめご了承ください。

2. マニュアルの内容には万全を期しておりますが、万一技術的もしくは校正上の誤りやお気づきの点がございまし

たら、ご連絡くださいますようお願いいたします。

3. 2.に関わらず、マニュアルの適用の結果生じた間接損害を含めいかなる損害についても、責任を負いかねますの

でご了承ください。

4. このマニュアルの内容の一部、または全部を無断で転載することは固くお断りいたします。

マニュアルに記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

Copyright (C) 2010 YASKAWA INFORMATION SYSTEMS Corporation All Rights Reserved.

i

目次

はじめに............................................................................................................................................................................... 1 ................................................................................................................................................................ 3 1. 初期設定編

.............................................................................................................................................. 3 1.1. 運用形態について

........................................................................................ 3 1.1.1. NetSHAKER NOTIFY サーバを使用しない場合

........................................................................................... 4 1.1.2. NetSHAKER NOTIFY サーバを使用する場合

.................................................................................................................................................. 5 1.2. オンライン登録

.................................................................................................................................................. 5 1.2.1. 設定の流れ

..................................................................................................................................... 6 1.2.2. WISEへのアクセス

........................................................................................................................................... 7 1.2.3. オンライン登録

................................................................................................................................ 9 1.2.4. システムアップデート

.............................................................................................................................................. 10 1.2.5. NOTIFY設定

................................................................................................................................................................ 13 2. WISE操作

................................................................................................................................... 13 2.1. WISEへのアクセス方法

.............................................................................................................................................. 14 2.2. WISEの管理項目

................................................................................................................................ 14 2.2.1. WISE管理画面の構成

........................................................................................................................................................... 16 3. メニュー構成

.................................................................................................................................................................. 17 4. 機能詳細

.............................................................................................................................................. 17 4.1. NOTIFYサービス

................................................................................................................................................... 17 4.1.1. CPU負荷

................................................................................................................ 19 4.1.2. 外側ネットワークトラフィック

................................................................................................................ 21 4.1.3. 内側ネットワークトラフィック

......................................................................................................................................... 23 4.1.4. WWWアクセス

..................................................................................................................................... 35 4.1.5. プロキシアクセス

..................................................................................................................................... 47 4.1.6. システム状態監視

..................................................................................................................................... 49 4.1.7. 不正アクセス監視

.............................................................................................................................................. 51 4.1.8. NOTIFY設定

......................................................................................................................................... 55 5. DotSchool共有について

....................................................................................................................................... 55 5.1. 管理用PCの初期設定

......................................................................................................................................... 58 付録A. 月次レポートの見方

....................................................................................................................... 58 A.1. パスワード通知メールについて

......................................................................................................................................... 59 A.2. 月次レポートの見方

..................................................................................................................................... 64 A.3. 月次レポートの注意点

iii

はじめに

この度は、NetSHAKER をご利用いただきまして、まことにありがとうございます。

NOTIFY サービス（リモートサポートサービス）は、お客様ネットワークで稼動する NetSHAKER

のさまざまな監視を行い、異常の発生時に NOTIFY サービスセンタ（NetSHAKER NOTIFY サ

ーバ、もしくは、NetSHAKER NOTIFY センタサーバ）へ通知することで、異常に対して迅速な

対応を行うことを目的としたオプションサービスです。

NOTIFY サービスを有効にするためには、別途、サービス契約が必要となりますので、詳細は弊

社までお問合せください。

このマニュアルでは、下図のようなネットワークの運用形態を前提として説明します。

クライアント PC

内部ネットワーク

管理用 PC

教育センターなど

インターネット

安川情報システム

NetSHAKER NOTIFY

センタサーバ NetSHAKER NOTIFY サーバ

1

初期設定編

2

3

1. 初期設定編

初 期 設 定 編

ここでは、NetSHAKER の NOTIFY サービスを有効にし、動作させるまでの設定について説明し

ます。NOTIFY サービスを有効化すると各種サービスをご利用いただけるようになります。

なお、NOTIFY サービスを有効にするためには、事前にサービス契約が必要となります。

1.1. 運用形態について

NOTIFY サービスのネットワーク運用形態には、大きく分けて、「NetSHAKER NOTIFY サーバ

を使用しない場合」と「NetSHAKER NOTIFY サーバを使用する場合」の二つの形態があります。

1.1.1. NetSHAKER NOTIFY サーバを使用しない場合

NetSHAKER NOTIFY サーバを使用しない場合（NetSHAKER NOTIFY センタサーバを直接使

用する場合）は、NetSHAKER は弊社の NetSHAKER NOTIFY センタサーバに対して異常を通

知し、弊社 NOTIFY サービスセンタで直接、NetSHAKER を監視します。

この場合は、NOTIFY サービスの有効化のために、特に設定の必要はありません。サービス契約

が行われている場合は、NetSHAKER の「オンライン登録」後、「システムアップデート」によ

って NOTIFY サービスが有効化されます。

ただし、NetSHAKER NOTIFY センタサーバへのアクセスに、プロキシサーバの利用が必要な場

合は、そのための設定が必要です。

4

1.1.2. NetSHAKER NOTIFY サーバを使用する場合

NetSHAKER とあわせて NetSHAKER NOTIFY サーバをご導入いただくと、NetSHAKER

NOTIFY サーバによる NetSHAKER を監視が可能になります。 初 期 設 定 編

NetSHAKER NOTIFY サーバは NetSHAKER を経由して、管理用 PC に導入された「PC 管理シ

ステム」などのソフトウェアと連携することも可能です（DotSchool 連携）。この連携により、

「授業支援システム」や「環境復元システム」等のソフトウェアのアップデートや、クライアン

トポリシーの配布、利用状況の閲覧といった操作を、NetSHAKER NOTIFY サーバから行うこと

ができます。

NetSHAKER NOTIFY サーバを使用する場合は、NetSHAKER の「オンライン登録」を行う際に、

「NetSHAKER NOTIFY サーバアドレス」を指定する必要があります。サービス契約が行われて

いる場合は、NetSHAKER の「オンライン登録」後、「システムアップデート」によって NOTIFY

サービスが有効化されます。

また、NetSHAKER NOTIFY サーバへのアクセスに、プロキシサーバの利用が必要な場合は、そ

のための設定が必要です。

「PC 管理システム」、「授業支援システム」、「環境復元システム」はパッケージにより含

まれないこともあります。詳細については、弊社までお問合せください。

ご注意

NetSHAKER NOTIFY サーバアドレス

「NetSHAKER NOTIFY サーバアドレス」の値については、NetSHAKER NOTIFY サー

バの管理者にお尋ねください。

5

1.2. オンライン登録

1.2.1. 設定の流れ 初 期 設 定 編

NOTIFY サービスが有効になっていない場合は、「オプション」―「NOTIFY サービス」メニュー

が画面に表示されず、NOTIFY サービスをご利用いただけません。

NOTIFY サービスを有効にするためには、WISE（Web Interface System Environment）を使用

して、NetSHAKER の「オンライン登録」、「システムアップデート」を実施する必要があります。

「オンライン登録」はインターネット経由で行われるため、事前に NetSHAKER の初期設定が完

了し、インターネットに接続可能であることが前提となります。初期設定の詳細については、

「NetSHAKER Version5.2 ユーザーズマニュアル」を参照してください。

（NetSHAKER の初期設定）

WISE へのアクセス

（NOTIFY サーバの入力）

オンライン登録

システムアップデート

（NOTIFY 設定）

6

1.2.2. WISE へのアクセス

WISE へのアクセスは、次の手順で行います。 初 期 設 定 編

1. 管理用 PC でブラウザを起動し、URL に「NetSHAKER の内向け（eth0）IP アドレス」と「ポ

ート番号“880”」を指定してください。

＜例＞ NetSHAKER の内向け（eth0）IP アドレスが“192.168.1.1”の場合

URL：“http://192.168.1.1:880/”

NetSHAKER との接続が確立すると、下図のような基本認証ダイアログが表示され、「ユーザ

ー名」と「パスワード」の入力を求められます。

2. 「ユーザー名」には“setup”を、「パスワード」には NetSHAKER に登録されているパスワ

ードを入力して、［OK］ボタンをクリックしてください。工場出荷時のパスワードは

“Mamorukun”に設定されています。

正しい「ユーザー名」と「パスワード」が入力されている場合は認証が成功し、オンライン

登録が完了していない場合は「オンライン登録」画面が表示されます。（オンライン登録完了

時は「システム動作状況」画面が表示されます）

NetSHAKER の WISE 画面へのアクセスには、バージョン 7 以上の Internet Explorer を

ご使用ください。

NetSHAKER を WISE から設定する際には必ず、ブラウザで「プロキシを使用しない」、「ブ

ラウザのキャッシュを使用しない」ように設定しておく必要があります。設定の詳細につ

いては、「NetSHAKER Version5.2 ユーザーズマニュアル」を参照してください。

ご注意

7

1.2.3. オンライン登録

認証に成功すると「オンライン登録」画面が表示されます。 初 期 設 定 編

※ 「オンライン登録」画面が表示されない場合は、「オンライン登録」メニューを選択してくだ

さい。

①

②

③

1. 以下の点に注意して、各項目を入力してください。

① 「E-Mailアドレス」の項目は、月次レポートの閲覧に必要な「パスワード通知メール」な

どの案内メールの宛先となりますので、必ず、インターネットからのメールを受信できる

メールアドレスを正確に入力してください。

② NetSHAKER NOTIFY サーバを使用する場合は、「NetSHAKER NOTIFY サーバアドレス」

の項目に、NetSHAKER NOTIFY サーバの IP アドレスまたは FQDN を入力してください。

（設定値については、NetSHAKER NOTIFY サーバの管理者にお尋ねください）

③ オンライン登録にプロキシサーバの利用が必要な場合は、「プロキシサーバアドレス : ポ

ート番号」の項目に、使用するプロキシサーバの IP アドレスもしくは FQDN と、ポート

番号を指定してください。（オンライン登録では、HTTP のプロトコルを使用します）

8

2. ［送信］ボタンをクリックすると、下図のような確認ダイアログが表示されます。

初 期 設 定 編

3. ［OK］ボタンをクリックすると、入力された情報が当社サーバ（NetSHAKER NOTIFY セ

ンタサーバ）に送信されます。NetSHAKER NOTIFY サーバを使用する場合は、指定された

NetSHAKER NOTIFY サ ー バ に 情 報 が 送 信 さ れ 、 NetSHAKER NOTIFY サ ー バ は

NetSHAKER NOTIFY センタサーバに情報を送信します。

［キャンセル］ボタンをクリックすると、送信は行われません。

4. 送信された情報の登録が完了すると、下図のようなメッセージボックスが表示されますので、

［OK］ボタンをクリックしてください。

※ 各入力項目の詳細については、「NetSHAKER Version5.2 ユーザーズマニュアル」を参照し

てください。

次のような場合は、再度、NetSHAKER の「オンライン登録」を行ってください。

NetSHAKER の「オンライン登録」後に「NOTIFY サービス」の契約を行った場合

NOTIFY サービスの契約期間が満了して NOTIFY サービスが無効になり、その後、再

契約を行った場合

ご注意

9

1.2.4. システムアップデート

初 期 設 定 編

オンライン登録の完了後、「システム」－「システムアップデート」メニューからシステムアップ

デートを実行してください。

NOTIFY サービスは NetSHAKER とは別に、別途ライセンスが必要なオプション機能ですので、

システムアップデートを実行し、機能を有効化する必要があります。システムアップデートが完

了するまで NOTIFY サービスは有効になりませんので注意してください。

1. 「システム」－「システムアップデート」で［すぐに実行］ボタンをクリックしてください。

2. システムアップデートが開始され、次のような画面が表示されます。

※ 「NOTIFY サービス」の有効化以外に、他のシステムアップデートがダウンロード可能な場

合は、続けてシステムアップデートのダウンロードを促す画面表示になります。システムア

ップデートの詳細については、「NetSHAKER Version5.2 ユーザーズマニュアル」を参照し

てください。

3. 画面の指示に従って、NetSHAKER を再起動してください。NOTIFY サービスが有効化され、

メニュー項目が表示されます。

10

初 期 設 定 編

1.2.5. NOTIFY 設定

NOTIFY サービスで、NetSHAKER NOTIFY センタサーバや NetSHAKER NOTIFY サーバへの

アクセスに、プロキシサーバを利用する必要のある場合は、「NOTIFY サービス」メニューの

「NOTIFY 設定」を選択し、プロキシサーバを指定してください。

①

②

1. 「NetSHAKER NOTIFY サーバ設定」の各項目を入力してください。

① 「NetSHAKER NOTIFY サーバアドレス」の項目は、「オンライン登録」画面で入力され

た値が表示されます。変更の必要のある場合のみ、設定値を変更してください。

11

初 期 設 定 編

② NetSHAKER NOTIFY センタサーバまたは NetSHAKER NOTIFY サーバへのアクセスに、

プロキシサーバを利用する必要のある場合は、「プロキシサーバアドレス : ポート番号」

の項目に、使用するプロキシサーバの IP アドレスもしくは FQDN と、ポート番号を指定

してください。（通信には HTTP のプロトコルが使用されます）

2. ［設定］ボタンをクリックしてください。

※ 各入力項目の詳細については、「4.1.8 NOTIFY設定」を参照してください。

以上で、NOTIFY サービスの有効化と動作させるための操作は終了です。

設定管理編

12

13

2. WISE 操作

設 定 管 理 編

ここでは、内側ネットワーク内の管理用PCのブラウザからNetSHAKERのWISE（Web Interface

System Environment）にアクセスし、CPU 負荷やネットワークトラフィックのような統計情報

を閲覧したり、NOTIFY サービスに関する設定を行う方法について説明します。

2.1. WISE へのアクセス方法

■ 管理用 PC のブラウザの設定

NetSHAKER の WISE（Web Interface System Environment）画面へのアクセスには、バー

ジョン 7 以上の Internet Explorer をご使用ください。

NetSHAKER を WISE から設定する際には必ず、ブラウザで「プロキシを使用しない」、「ブラ

ウザのキャッシュを使用しない」ように設定しておく必要があります。

具体的な設定方法については、「NetSHAKER Version5.2 ユーザーズマニュアル」を参照して

ください。

■ WISE へのアクセス

WISE へアクセスするには、管理用 PC でブラウザを起動し、URL に「NetSHAKER の内向け

（eth0）IP アドレス」と「ポート番号“880”」を指定してください。

＜例＞ NetSHAKER の内向け（eth0）IP アドレスが“192.168.1.1”の場合

http://192.168.1.1:880/URL：“ ”

HTTPS でのアクセス

NetSHAKER の WISE には HTTPS による暗号化通信も利用可能です。HTTPS でのアク

セスする場合は、URL のスキーム（プロトコル）に「https」、ポート番号に「882」を指

定してください。

URL：“https://＜NetSHAKERの内向け（eth0）IPアドレス＞:882/”

NetSHAKER との接続が確立すると、下図のような基本認証ダイアログが表示され、「ユーザ

ー名」と「パスワード」の入力を求められます。

「ユーザー名」には“setup”を、「パスワード」には NetSHAKER に登録されているパスワー

ドを入力してください。工場出荷時のパスワードは“Mamorukun”に設定されています。

14

正しい「ユーザー名」と「パスワード」が入力されている場合は認証が完了し、NetSHAKER

の管理画面が表示されます。

設 定

管 理

編

2.2. WISE の管理項目

ここでは、WISE の画面構成、メニュー項目の概要について説明します。

2.2.1. WISE 管理画面の構成

WISE の管理画面は、大きく分けてメインメニュー領域、サブメニュー領域、設定管理画面領域、

メッセージ表示領域から構成されています。

メインメニュー領域

それぞれの領域には次の内容が表示されます。

設定管理画面領域

サブメニュー領域

メッセージ表示領域

15

表 2-1 WISE 画面構成

設 定 管 理 編

領域名 説明

メインメニュー領域 大きな機能毎にメニューを表示します。

メニューボタンをクリックすると、「サブメニュー領域」に、選択したメインメニュー

に属するサブメニューが表示されます。

左右両端にある矢印（ 、 ）をクリックすることで、メニューをスクロールするこ

とができます。

「NetSHAKER」のロゴをクリックすると、WISE へのログイン時に表示される「よく

使うメニュー」画面を表示することができます。

サブメニュー領域 選択したメインメニューに属する機能を設定管理するためのボタンを表示します。

サブメニューに表示されるボタンは 2 段階の階層を持ちます。サブメニューが階層を持

つ場合は、ボタンをクリックすることで配下のメニュー項目を表示します。

選択中のメニューは青色で表示されます。更に、選択中のメニューの設定管理画面が表

示されている場合、そのメニュー項目は濃い青色で表示されます。

設定管理画面領域 選択したメニューの設定、管理を行うための画面（設定管理画面）を表示します。

選択した画面が設定管理画面を持たない場合は、現在選択中のメインメニューに属する

「よく使うメニュー」のアイコンを表示します。

［備考］ よく使うメニューのアイコンは「システム」－「システム設定」－

「よく使うメニュー設定」で設定する必要があります メッセージ表示領域 ボタンや、表示項目にマウスカーソルをあわせた場合、それらに関するヘルプメッセー

ジを表示します。

また、捜査の結果、何らかのエラーが生じた場合は、そのエラー情報を表示します。

［備考］ メッセージ表示領域にエラー情報を表示している場合、ボタンや表

示項目にマウスカーソルをあわせてもヘルプメッセージは表示され

ません。エラー情報をクリアし、ヘルプメッセージを表示可能にす

るためには、［ ］ボタンをクリックしてください。

16

設

定 管 理 編

3. メニュー構成

「NOTIFY サービス」メニューは NetSHAKER の「オプションメニュー」に属します。

「NOTIFY サービス」ニューには、次のメニュー項目が存在します。

表 3-1 「NOTIFY サービス」メニュー

メニュー名 説明

NOTIFYサービス NOTIFY サービスに関する設定や、NOTIFY サービスの各種機能を提供します。

CPU負荷 CPU の使用状況レポートを表示します。

外側ネットワークトラフィック 外側ネットワーク（eth1）の使用状況レポートを表示します。

内側ネットワークトラフィック 内側ネットワーク（eth0）の使用状況レポートを表示します。

WWWアクセス WWW サービスへの詳細なアクセス統計情報を表示します。

プロキシアクセス プロキシサービスへの詳細なアクセス統計情報を表示します。

システム状態監視 システムの動作状況を表示します。

NetSHAKER への不正アクセス検出結果を表示します。 不正アクセス監視

NOTIFY設定 NOTIFY サービスと DotSCHOOL 連携に関する設定を行います。

17

4. 機能詳細 設 定 管 理 編

4.1. NOTIFY サービス

NOTIFY サービスに含まれる各メニュー項目について説明します。

4.1.1. CPU 負荷

NetSHAKER の CPU 負荷の統計情報を表示します。

①

②

①

②

①

②

①

②

※［最新情報表示］ボタンをクリックすると、最新情報を表示します。

18

■ 情報源と更新日時

「CPU 負荷率」には、以下の小メニューで表示される CPU 負荷平均（load average）の情報

源の「ホスト名」と、そのデータが最後に更新された日時である「更新日時」が表示されます。 設 定 管 理 編

「ホスト名」には、NetSHAKER の外向けホスト名が表示されます。

■ CPU 負荷統計グラフ

以下の 4 種類のグラフと、それぞれの「最大値」、「平均値」、「現在値」が小メニュー毎に表示

されます。

「過去 1 日のグラフ (5 分平均)」

「過去 1 週間のグラフ (30 分平均)」

「過去 1 ヶ月のグラフ (2 時間平均)」

「過去 1 年のグラフ (1 日平均)」

① 統計グラフ

緑色の線は、「CPU 負荷率の 1 分平均値」に関する値を示し、青色の線は「CPU 負荷率の 5

分平均値」に関する値を示します。

例えば、「過去 1 週間のグラフ (30 分平均)」は、「CPU 負荷率の 1 分平均値」と「CPU 負荷

率の 5 分平均値」について、それぞれ 30 分間ごとの平均値を縦軸にとった、過去 1 週間分

のグラフになります。

② 最大値／平均値／現在値

各グラフの「CPU 負荷率の 1 分平均値」と「CPU 負荷率の 5 分平均値」について、「最大値」、

「平均値」、および、「現在値」を表示します。

CPU 負荷率、CPU 負荷率の平均

「CPU 負荷」（load）とは、ある瞬間の CPU の負荷を示し、実行可能状態になっているが

CPU による処理を待っている状態のプロセスやスレッドの数を表します。ここでは、「CPU

負荷」が 1 のとき、「CPU 負荷率」を 100%としています。

「CPU 負荷平均」（load average）とは、ある一定期間内の「CPU 負荷」の平均値を示し

ます。NetSHAKER では、「CPU 負荷平均」の値を取得する直前の 1 分、5 分、15 分の間

の平均値を取得することができ、それぞれを「CPU 負荷の 1 分平均値」、「CPU 負荷の 5

分平均値」、「CPU 負荷の 15 分平均値」と呼びます。ここでは、%値に換算した「CPU 負

荷率」に関する値をそれぞれ、「CPU 負荷率の 1 分平均値」、「CPU 負荷率の 5 分平均値」、

「CPU 負荷率の 15 分平均値」としています。

19

4.1.2. 外側ネットワークトラフィック

外側（eth1 側）ネットワークインタフェースの入出力トラフィックに関する統計情報を表示しま

す。 設 定 管 理 編

①

②

①

②

①

②

①

②

※［最新情報表示］ボタンをクリックすると、最新情報を表示します。

20

■ 情報源と更新日時

「外側ネットワークトラフィック」には、以下の小メニューで表示される外側（eth1）ネット

ワークトラフィックの情報源の「ホスト名」、「インタフェース」、「IP アドレス」と、そのデー

タが最後に更新された日時である「更新日時」が表示されます。また、「最大帯域(kBytes/s)」

や「稼働時間(日)」も表示されます。

設 定 管 理 編

「ホスト名」には、NetSHAKER の外向けホスト名が表示されます。

■ ネットワークトラフィック統計グラフ

以下の 4 種類のグラフと、それぞれの「最大値」、「平均値」、「現在値」が小メニュー毎に表示

されます。

「過去 1 日のグラフ (5 分平均)」

「過去 1 週間のグラフ (30 分平均)」

「過去 1 ヶ月のグラフ (2 時間平均)」

「過去 1 年のグラフ (1 日平均)」

① 統計グラフ

緑色の線は、「入力トラフィック」に関する値を示し、青色の線は「出力トラフィック」に関

する値を示します。単位は Bytes/s です。

例えば、「過去 1 週間のグラフ (30 分平均)」は、「入力トラフィック」と「出力トラフィッ

ク」について、それぞれ 30 分間ごとの平均値を縦軸にとった、過去 1 週間分のグラフにな

ります。

② 最大値／平均値／現在値

各グラフの「入力トラフィック」と「出力トラフィック」について、「最大値」、「平均値」、

および、「現在値」を表示します。単位は Bytes/s です。

入力トラフィック、出力トラフィック

「入力トラフィック」とは、ネットワークインタフェースが受信したデータ量を表します。

「出力トラフィック」とは、ネットワークインタフェースが送信したデータ量を表します。

21

4.1.3. 内側ネットワークトラフィック

内側（eth0 側）ネットワークインタフェースの入出力トラフィックに関する統計情報を表示しま

す。 設 定 管 理 編

①

②

①

②

①

②

①

②

※［最新情報表示］ボタンをクリックすると、最新情報を表示します。

22

設 定 管 理 編

■ 情報源と更新日時

「内側ネットワークトラフィック」には、以下の小メニューで表示される内側（eth0）ネット

ワークトラフィックの情報源の「ホスト名」、「インタフェース」、「IP アドレス」と、そのデー

タが最後に更新された日時である「更新日時」が表示されます。また、「最大帯域(kBytes/s)」

や「稼働時間(日)」も表示されます。

「ホスト名」には、NetSHAKER の外向けホスト名が表示されます。

■ ネットワークトラフィック統計グラフ

以下の 4 種類のグラフと、それぞれの「最大値」、「平均値」、「現在値」が小メニュー毎に表示

されます。

「過去 1 日のグラフ (5 分平均)」

「過去 1 週間のグラフ (30 分平均)」

「過去 1 ヶ月のグラフ (2 時間平均)」

「過去 1 年のグラフ (1 日平均)」

① 統計グラフ

緑色の線は、「入力トラフィック」に関する値を示し、青色の線は「出力トラフィック」に関

する値を示します。単位は Bytes/s です。

例えば、「過去 1 週間のグラフ (30 分平均)」は、「入力トラフィック」と「出力トラフィッ

ク」について、それぞれ 30 分間ごとの平均値を縦軸にとった、過去 1 週間分のグラフにな

ります。

② 最大値／平均値／現在値

各グラフの「入力トラフィック」と「出力トラフィック」について、「最大値」、「平均値」、

および、「現在値」を表示します。単位は Bytes/s です。

23

4.1.4. WWW アクセス

NetSHAKER の WWW サーバへのアクセスに関する統計情報を表示します。 設 定 管 理 編

統計情報は 1 日に 1 回作成され、当日の午前 4:00 までのアクセス統計情報を表示します。

統計情報は最大で過去 12 ヶ月分を保持します。

■ 年間アクセス統計

「WWW アクセス」には、「統計期間」と表示中の統計情報の「作成日時」が表示されます。

また、「年間アクセス統計グラフ」、「年間アクセス統計表」も表示されます。

「年間アクセス統計表」の各月の部分には、月別詳細の「WWW アクセス統計」を表示するた

めのリンクが設定されています。

■ 年間アクセス統計グラフ

各月の「Pages/Files/Hits」、「Visits/Sites」、および、「KBytes」がグラフで表示されます。

① Pages/Files/Hits

水色は「Pages」（ページ数）、青色は「Files」（ファイル数）、緑色は「Hits」（ヒット数）を

示します。

② Visits/Sites

① ②

③

④ ⑤

24

設 定 管 理 編

黄色は「Visits」（訪問者数）、橙色は「Sites」（サイト）を示します。

③ KBytes

赤色は「KBytes」（転送データ量）を示します。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-1 WWWアクセス統計データの種類」を参考にしてくだ

さい。

■ 年間アクセス統計表

④ 一日あたりの平均

「Hits」（ヒット数）、「Files」（ファイル数）、「Pages」（ページ数）、および、「Visits」（訪問

者数）について、それぞれ、「一日あたりの平均」の値が月別に表示されます。

⑤ 月合計

「Sites」（サイト）、「KBytes」（転送データ量）、「Visits」（訪問者数）、「Pages」（ページ数）、

「Files」（ファイル数）、および、「Hits」（ヒット数）について、それぞれ、「月合計」の値が

月別に表示されます。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-1 WWWアクセス統計データの種類」を参考にしてくだ

さい。

■ 月別詳細表示

「月の統計」の一覧表の“月”のリンクをクリックすると、新しいウィンドウが開き、選択し

た月の詳細な「WWW アクセス統計」が表示されます。

表 4-1 WWW アクセス統計データの種類

項目名 説明

Hits

（ヒット数）

一定期間中に、WWW サーバのログに記録された、すべてのファイル（HTML ファイルや GIF

画像、CGI プログラム、存在しないファイル、など）に対するリクエスト数を示します。

この数には、存在しないファイルやパーミッションがないファイルへのアクセス、CGI プログ

ラムの実行エラーといったエラーも含みます。

また、同一訪問者（接続元 IP アドレス）からのアクセスもカウントされます。

Files

（ファイル数）

Hits（ヒット数）のうち、エラーがなく、正常にユーザのブラウザへ結果を返したものの数を

示します。

Pages

（ページ数）

Hits（ヒット数）のうち、画像や音声、Flash ファイルなどを除いた、HTML ページの数を示

します。NetSHAKER では、拡張子が「htm*」（htm や html）と「cgi」によるドキュメントを

カウントしています。

Visits

（訪問者数）

Pages（ページ数）を元に計算した、訪問者（接続元ホストの IP アドレス）の数を示します。

30 分以内で同じ IP アドレスからのリクエストはカウントされません。

Sites

（サイト数）

Hits（ヒット数）を元に計算した、初めての訪問者（接続元ホストの IP アドレス）の数を示し

ます。1 年間で同じ IP アドレスからのリクエストはカウントされません。

KBytes

（転送データ量）

WWW サーバのログに記録された、一定期間中にサーバから転送されたデータの総量を示しま

す。ここでは、1 KBytes = 1024 Bytes です。

25

WWW アクセス統計－月の統計

「月の統計」では、下図のような 1 ヶ月間の WWW アクセス統計データが表示されます。

設 定 管 理 編

■ 月の統計

各項目それぞれについて、1 ヶ月間の合計値、また、平均値と最大値が表示されます。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-1 WWWアクセス統計データの種類」、および、「表 4-4 リ

ファラー／検索文字列／ユーザエージェントについて」を参照してください。

■ レスポンスコードごとのヒット数

リクエストに応じて WWW サーバが返したレスポンスコードごとに、ヒット数が表示されます。

レスポンスコードの分布から、HTML ページのリンク切れなどの人為的なミスや、不正アクセ

スの兆候などが分かることもあります。

表 4-2 主なレスポンスコードの一覧」を参照してください。 ※ レスポンスコードについては、「

26

設 定 管 理 編

表 4-2 主なレスポンスコードの一覧

ステータス コード 説明句 説明

200 OK リクエストは成功した。

206 Partial Content レジュームダウンロードなどの部分的 GET リクエストを実行した。

301 Moved Permanently リクエストされたリソースは新しい恒久的な URL に割り当てられた。

多くは、URL のディレクトリ名の後の‘/’（スラッシュ）を省略したようなリ

クエストで発生します。（例：“http://www.example.com/”以下にディレクトリ

“example”が存在する時、“http://www.example.com/example”のように最

後の‘/’を付けずにリクエストする）

302 Found

（RFC 2068 : Moved

Temporarily）

リクエストされたリソースは一時的に別の URL に存在している。

別の URL へリダイレクトさせる際に発生します。

304 Not Modified リクエストされたリソースは更新されていない。

If-Modified-Since などの条件付き GET が行われ、リソースが更新されていな

かったような場合に発生します。

400 Bad Request リクエストは不正な構文のためサーバに理解されなかった。

401 Unauthorized リクエストは認証を必要とする。

基本認証（BASIC 認証）が失敗した場合に発生します。

※多くのブラウザでは、最初の 401 のステータスコードを受け取ってもエラ

ーを表示せず、ユーザ名とパスワードを入力させるダイアログを表示させま

す。

403 Forbidden リクエストはサーバに理解されたが、その実行が拒否された。

パーミッションが無いようなリソースがリクエストされた場合に発生します。

404 Not Found リクエストに一致するファイルが存在しない。

多くは、HTML ページのリンク切れなどの原因で発生します。

405 Method Not Allowed 許可されていないリクエストメソッドを受けた。

GET しか許可されていないリソースに POST でリクエストしたような場合に

発生します。

500 Internal Server Error リクエストの実行を妨げる予測しない状態が発生した。

原因として、CGI プログラムのエラーが挙げられます。

501 Not Implemented リクエストを実行するのに必要な機能をサポートしていない。

メソッドの“GET”が小文字の“get”になっていたような場合に発生します。

503 Service Unavailable 一時的な過負荷またはメンテナンスのため、リクエストを処理できない

※ レスポンスコードは、HTTP/1.1 プロトコルの一部として、RFC 2616の第 10 章で定義され

ています。正確なレスポンスコードについては、RFC 2616を参照してください。

27

WWW アクセス統計－日ごとの統計

「日ごとの統計」では、下図のような、日ごとの統計グラフと統計表を表示します。 設 定 管 理 編

①

②

③

■ 日ごとの統計グラフ

日ごとの統計グラフでは、その月の日にち別に、「Pages/Files/Hits」、「Sites/Visits」、および、

「KBytes」がグラフで表示されます。

① Pages/Files/Hits

水色は「Pages」（ページ数）、青色は「Files」（ファイル数）、緑色は「Hits」（ヒット数）を

28

示します。

② Sites/Visits

橙色は「Sites」（サイト）、黄色は「Visits」（訪問者数）を示します。 設 定 管 理 編

③ KBytes

赤色は「KBytes」（転送データ量）を示します。

表 4-1 WWWアクセス統計データの種類※ 表示項目の詳細については、「 」を参考にしてくだ

さい。

■ 日ごとの統計表

「Hits」（ヒット数）、「Files」（ファイル数）、「Pages」（ページ数）、「Visits」（訪問者数）、「Sites」

（サイト）、および、「KBytes」（転送データ量）について、それぞれ、日にち別の値と「月合

計」に対する割合が表示されます。

表 4-1 WWWアクセス統計データの種類※ 表示項目の詳細については、「 」を参考にしてくだ

さい。

WWW アクセス統計－時間ごとの統計

「時間ごとの統計」では下図のように、時間ごとの統計グラフと統計表を表示します。

29

■ 時間ごとの統計グラフ

時間ごとの統計グラフでは、その月のデータを時間帯別に集計した、「Pages/Files/Hits」がグ

ラフで表示されます。水色は「Pages」（ページ数）、青色は「Files」（ファイル数）、緑色は「Hits」

（ヒット数）を示します。 設 定 管 理 編

表 4-1 WWWアクセス統計データの種類※ 表示項目の詳細については、「 」を参考にしてくだ

さい。

■ 時間ごとの統計表

「Hits」（ヒット数）、「Files」（ファイル数）、「Pages」（ページ数）、および、「KBytes」（転送

データ量）について、それぞれ、時間帯別の平均値と合計値と「月合計」に対する割合が表示

されます。

表 4-1 WWWアクセス統計データの種類※ 表示項目の詳細については、「 」を参考にしてくだ

さい。

WWW アクセス統計－URL、エントリー、Exit

「URL」、「エントリー」および「Exit」では下図のように、ヒット数または転送データ量が上位

の URL を一覧表示します。

①

②

③

④

■ URL アクセスランキング表

① ヒット数ランキング表

「ヒット数」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「KBytes」（転送データ量）、および、「URL」

が、最大で上位 30 位まで表示されます。「Hits」と「KBytes」は、それぞれ、値と全体に対

する割合が表示されます。各“URL”には、該当 URL を表示するためのリンクが設定されて

います。

② 転送データ量ランキング表

「転送データ量」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「KBytes」（転送データ量）、および、

「URL」が、最大で上位 10 位まで表示されます。「Hits」と「KBytes」は、それぞれ、値と

全体に対する割合が表示されます。各“URL”には、該当 URL を表示するためのリンクが設

30

定されています。

表 4-1 WWWアクセス統計データの種類※ 表示項目の詳細については、「 」を参考にして

ください。ただし、ここでの「Hits」からは、画像ファイル（拡張子がgif, GIF, jpg, JPG,

png, PNG）や音声ファイル（拡張子がra）等へのアクセスが除かれています。 設 定 管 理 編

■ エントリーページランキング表

③ エントリーページランキング表

「Entry Pages」（入口ページ）について、「訪問者数」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「Visits」

（訪問者数）、および、「URL」が、最大で上位 10 位まで表示されます。「Hits」と「Visits」

は、それぞれ、値と全体に対する割合が表示されます。各“URL”には、該当 URL を表示す

るためのリンクが設定されています。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-1 WWWアクセス統計データの種類」、および、「表

4-3 Entry Pages/Exit Pagesについて」を参考にしてください。

■ Exit ページランキング表

④ Exit ページランキング表

「Exit Pages」（出口ページ）について、「訪問者数」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「Visits」

（訪問者数）、および、「URL」が、最大で上位 10 位まで表示されます。「Hits」と「Visits」

は、それぞれ、値と全体に対する割合が表示されます。各“URL”には、該当 URL を表示す

るためのリンクが設定されています。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-1 WWWアクセス統計データの種類」、および、「表

4-3 Entry Pages/Exit Pagesについて」を参考にしてください。

各“URL”に設定されているリンクでは、リンク先の URL のホスト名の部分に NetSHAKER

の外向けホスト名が使用されています。クリックして表示するには、管理用 PC、または、

ブラウザの使用するプロキシが、このホスト名を名前解決（IP アドレスへ変換）できる必

要があります。

ご注意

表 4-3 Entry Pages/Exit Pages について

項目名 説明

Entry Pages

（入口ページ）

一番最初にリクエストされたページを示します。

Exit Pages

（出口ページ）

最後に参照されたページを示します。

最後にリクエストされた URL はどのようなものでも（画像や音声ファイルであっても）、

Exit Pages としてカウントされます。

※ これらの値は、「表 4-1 WWWアクセス統計データの種類」の「Visits」（訪問者数）の

カウント方法にもとづく推定値です。

31

WWW アクセス統計－サイト

「サイト」では下図のように、ヒット数または転送データ量が上位のサイト（サーバへアクセス

したホスト）を一覧表示します。 設 定 管 理 編

①

②

■ サイトアクセスランキング表

① ヒット数ランキング表

「ヒット数」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「Files」（ファイル数）、「KBytes」（転送デ

ータ量）、「Visits」（訪問者数）、および、「ホスト名」が、最大で上位 30 位まで表示されます。

「Hits」、「Files」、「KBytes」、「Visits」は、それぞれ、値と全体に対する割合が表示されます。

② 転送データ量ランキング表

「転送データ量」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「Files」（ファイル数）、「KBytes」（転

送データ量）、「Visits」（訪問者数）、および、「ホスト名」が、最大で上位 10 位まで表示され

ます。「Hits」、「Files」、「KBytes」、「Visits」は、それぞれ、値と全体に対する割合が表示さ

れます。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-1 WWWアクセス統計データの種類」を参考にして

ください。

NetSHAKER では接続元の逆引き（IP アドレスからホスト名を調査する）を行っていませ

んので、「ホスト名」には接続元のホストの IP アドレスが表示されます。

ご注意

32

WWW アクセス統計－リファラー、検索文字列、エージェント

設 定 管 理 編

「リファラー」、「検索文字列」および「エージェント」では下図のように、ヒット数が上位のも

のを一覧表示します。

①

②

③

■ リファラーランキング表

① リファラーランキング表

「ヒット数」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）の値と全体に対する割合、および、「リファ

ラー」が、最大で上位 30 位まで表示されます。各“リファラー”には、該当 URL を表示す

るためのリンクが設定されています。ただし、リファラーのなかったアクセスは“- (Direct

Request)”と表示され、リンクは設定されていません。

33

設 定 管 理 編

※ 表示項目の詳細については、「表 4-1 WWWアクセス統計データの種類」、および、「表 4-4

リファラー／検索文字列／ユーザエージェントについて」を参考にしてください。

■ 検索文字列ランキング表

② 検索文字列ランキング表

「ヒット数」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）の値と全体に対する割合、および、「検索文

字列」が、最大で上位 20 位まで表示されます。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-1 WWWアクセス統計データの種類」、および、「表 4-4

リファラー／検索文字列／ユーザエージェントについて」を参考にしてください。

■ ユーザエージェントランキング表

③ ユーザエージェントランキング表

「ヒット数」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）の値と全体に対する割合、および、「ユーザ

エージェント」が、最大で上位 15 位まで表示されます。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-1 WWWアクセス統計データの種類」、および、「表 4-4

リファラー／検索文字列／ユーザエージェントについて」を参考にしてください。

表 4-4 リファラー／検索文字列／ユーザエージェントについて

項目名 説明

Referrers

（リファラー）

リクエスト時の参照元、リンク元のリソースの URL を示します。

リクエストされたサーバのリソース（文書や画像ファイル）が、どのサイトの HTML ペ

ージからリンクされているのかが分かります。

ブラウザのアドレス欄に、直接、URL が入力された場合は、参照元がありませんのでリ

ファラーも無しとなります。（“- (Direct Request)”と表示されます）

Search Strings

（検索文字列）

Yahoo!などの主要な検索エンジン（検索サイト）で、検索に使用された文字を示します。

検索サイトでどのような文字が使用され、このサーバにやってきたのかが分かります。

ただし、日本語の検索文字列は表示されません。

User Agents

（ユーザエージェント、

エージェント）

ブラウザごとに持っている製品固有の名前やバージョン情報などを示します。

どのようなブラウザが使用されているかが分かりますが、この情報はブラウザが報告し

ている値であり、偽ることもできるため、必ずしも正しい情報とは限りません。

34

WWW アクセス統計－国

「国」では下図のように、統計グラフと統計表を表示します。 設 定 管 理 編

■ 国別アクセス統計グラフ

国別アクセス統計グラフでは、アクセス元の「国」の割合がグラフで表示されます。

■ 国別アクセス統計表

「ヒット数」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「Files」（ファイル数）、「KBytes」（転送デー

タ量）、および、「国」が、最大で上位 30 位まで表示されます。「Hits」、「Files」、「KBytes」は、

それぞれ、値と全体に対する割合が表示されます。

国（Countries）

「国」（Countries）の値は、リクエストを行ったホストの FQDN のトップレベルドメイン

（TLD）にもとづき、判断します。

例えば、“.COM”は“US Commercial”、“.NET”は“Network”、“.ORG”は“Non-profit

Organization ”、“ .JP ” は “ Japan ” と な り ま す 。 FQDN が 分 か ら な い 場 合 は

“Unresolved/Unknown”（不明）となります。

リクエストを行ったホストの FQDN は、IP アドレスから逆引き（IP アドレスからホスト

名を調査する）を行って調べる必要がありますが、NetSHAKER では逆引きを行っていま

せん。

このため、「国」に関しては、すべて“Unresolved/Unknown”と表示されます。

ご注意

35

4.1.5. プロキシアクセス

NetSHAKER のプロキシサーバへのアクセスに関する統計情報を表示します。 設 定 管 理 編

統計情報は 1 日に 1 回作成され、当日の午前 4:00 までのアクセス統計情報を表示します。

統計情報は最大で過去 12 ヶ月分を保持します。

■ 年間アクセス統計

「プロキシアクセス」には、「統計期間」と表示中の統計情報の「作成日時」が表示されます。

また、「年間アクセス統計グラフ」、「年間アクセス統計表」も表示されます。

「年間アクセス統計表」の各月の部分には、月別詳細の「PROXY アクセス統計」を表示する

ためのリンクが設定されています。

■ 年間アクセス統計グラフ

各月の「Pages/Files/Hits」、「Visits/Sites」、および、「KBytes」がグラフで表示されます。

① Pages/Files/Hits

水色は「Pages」（ページ数）、青色は「Files」（ファイル数）、緑色は「Hits」（ヒット数）を

示します。

② Visits/Sites

①②

③

④ ⑤

36

設 定 管 理 編

黄色は「Visits」（訪問者数）、橙色は「Sites」（サイト）を示します。

③ KBytes

赤色は「KBytes」（転送データ量）を示します。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-5 PROXYアクセス統計データの種類」を参考にして

ください。

■ 年間アクセス統計表

④ 一日あたりの平均

「Hits」（ヒット数）、「Files」（ファイル数）、「Pages」（ページ数）、および、「Visits」（訪問

者数）について、それぞれ、「一日あたりの平均」の値が月別に表示されます。

⑤ 月合計

「Sites」（サイト）、「KBytes」（転送データ量）、「Visits」（訪問者数）、「Pages」（ページ数）、

「Files」（ファイル数）、および、「Hits」（ヒット数）について、それぞれ、「月合計」の値が

月別に表示されます。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-5 PROXYアクセス統計データの種類」を参考にして

ください。

■ 月別詳細表示

「月の統計」の一覧表の“月”のリンクをクリックすると、新しいウィンドウが開き、選択し

た月の詳細な「PROXY アクセス統計」が表示されます。

37

設 定 管 理 編

表 4-5 PROXY アクセス統計データの種類

項目名 説明

Hits（ヒット数） 一定期間中に、プロキシサーバのログに記録された、すべてのファイル（HTML ファイ

ルや GIF 画像、CGI プログラム、存在しないファイル、など）に対するリクエスト数を

示します。

この数には、存在しないファイルやパーミッションがないファイルへのアクセス、CGI

プログラムの実行エラーといったエラーも含みます。

また、同一訪問者（接続元 IP アドレス）からのアクセスもカウントされます。

Files（ファイル数） Hits（ヒット数）のうち、エラーがなく、正常にユーザのブラウザへ結果を返したものの

数を示します。

Pages（ページ数） Hits（ヒット数）のうち、画像や音声、Flash ファイルなどを除いた、HTML ページの数

を示します。

NetSHAKER では、拡張子が「htm*」（htm や html）と「cgi」によるドキュメントをカ

ウントしています。

Visits（訪問者数） Pages（ページ数）を元に計算した、訪問者（プロキシサーバへリクエストした接続元ホ

ストの IP アドレス）の数を示します。

30 分以内で同じ IP アドレスからのリクエストはカウントされません。

Sites（サイト） Hits（ヒット数）を元に計算した、初めての訪問者（プロキシサーバへリクエストした接

続元ホストの IP アドレス）の数を示します。

1 年間で同じ IP アドレスからのリクエストはカウントされません。

KBytes（転送データ量） プロキシサーバのログに記録された、一定期間中にプロキシサーバから転送されたデー

タの総量を示します。

ここでは、1 KBytes = 1024 Bytes です。

38

PROXY アクセス統計－月の統計

「月の統計」では下図のように、1 ヶ月間の PROXY アクセス統計データを表示します。 設 定 管 理 編

■ 月の統計

各項目それぞれについて、1 ヶ月間の合計値、また、平均値と最大値が表示されます。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-5 PROXYアクセス統計データの種類」を参照してく

ださい。

■ レスポンスコードごとのヒット数

リクエストに応じてプロキシサーバが返したレスポンスコードごとに、ヒット数が表示されま

す。

※ レスポンスコードについては、「エラー! 参照元が見つかりません。」を参照してくださ

い。

39

PROXY アクセス統計－日ごとの統計

「日ごとの統計」では下図のように、日ごとの統計グラフと統計表を表示します。 設 定 管 理 編

①

②

③

■ 日ごとの統計グラフ

日ごとの統計グラフでは、その月の日にち別に、「Pages/Files/Hits」、「Sites/Visits」、および、

「KBytes」がグラフで表示されます。

① Pages/Files/Hits

40

設 定 管 理 編

水色は「Pages」（ページ数）、青色は「Files」（ファイル数）、緑色は「Hits」（ヒット数）を

示します。

② Sites/Visits

橙色は「Sites」（サイト）、黄色は「Visits」（訪問者数）を示します。

③ KBytes

赤色は「KBytes」（転送データ量）を示します。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-5 PROXYアクセス統計データの種類」を参考にして

ください。

■ 日ごとの統計表

「Hits」（ヒット数）、「Files」（ファイル数）、「Pages」（ページ数）、「Visits」（訪問者数）、「Sites」

（サイト）、および、「KBytes」（転送データ量）について、それぞれ、日にち別の値と「月合

計」に対する割合が表示されます。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-5 PROXYアクセス統計データの種類」を参考にして

ください。

41

PROXY アクセス統計－時間ごとの統計

「時間ごとの統計」では下図のように、時間ごとの統計グラフと統計表を表示します。 設 定 管 理 編

■ 時間ごとの統計グラフ

時間ごとの統計グラフでは、その月のデータを時間帯別に集計した、「Pages/Files/Hits」がグ

ラフで表示されます。

水色は「Pages」（ページ数）、青色は「Files」（ファイル数）、緑色は「Hits」（ヒット数）を示

します。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-5 PROXYアクセス統計データの種類」を参考にしてく

ださい。

42

■ 時間ごとの統計表

「Hits」（ヒット数）、「Files」（ファイル数）、「Pages」（ページ数）、および、「KBytes」（転送

データ量）について、それぞれ、時間帯別の平均値と合計値と「月合計」に対する割合が表示

されます。

設 定 管 理 編

※ 表示項目の詳細については、「表 4-5 PROXYアクセス統計データの種類」を参考にしてく

ださい。

PROXY アクセス統計－URL

「URL」では下図のように、ヒット数または転送データ量が上位の URL を一覧表示します。

①

②

43

■ URL アクセスランキング表

① ヒット数ランキング表 設 定 管 理 編

「ヒット数」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「KBytes」（転送データ量）、および、「URL」

が、最大で上位 30 位まで表示されます。「Hits」と「KBytes」は、それぞれ、値と全体に対

する割合が表示されます。各“URL”には、該当 URL を表示するためのリンクが設定されて

います。

② 転送データ量ランキング表

「転送データ量」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「KBytes」（転送データ量）、および、

「URL」が、最大で上位 10 位まで表示されます。「Hits」と「KBytes」は、それぞれ、値と

全体に対する割合が表示されます。各“URL”には、該当 URL を表示するためのリンクが設

定されています。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-5 PROXYアクセス統計データの種類」を参考にして

ください。ただし、ここでの「Hits」からは、画像ファイル（拡張子がgif, GIF, jpg, JPG,

png, PNG）や音声ファイル（拡張子がra）等へのアクセスが除かれています。

PROXY アクセス統計－エントリー

PROXY アクセス統計－Exit

「エントリー」および「Exit」では下図のように、ヒット数が上位の URL を一覧表示します。

①

②

44

設 定 管 理 編

■ エントリーページランキング表

① エントリーページランキング表

「Entry Pages」（入口ページ）について、「訪問者数」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「Visits」

（訪問者数）、および、「URL」が、最大で上位 10 位まで表示されます。「Hits」と「Visits」

は、それぞれ、値と全体に対する割合が表示されます。各“URL”には、該当 URL を表示す

るためのリンクが設定されています。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-5 PROXYアクセス統計データの種類」、および、「表

4-3 Entry Pages/Exit Pagesについて」を参考にしてください。

■ Exit ページランキング表

② Exit ページランキング表

「Exit Pages」（出口ページ）について、「訪問者数」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「Visits」

（訪問者数）、および、「URL」が、最大で上位 10 位まで表示されます。「Hits」と「Visits」

は、それぞれ、値と全体に対する割合が表示されます。各“URL”には、該当 URL を表示す

るためのリンクが設定されています。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-5 PROXYアクセス統計データの種類」、および、「表

4-3 Entry Pages/Exit Pagesについて」を参考にしてください。

表 4-6 Entry Pages/Exit Pages について

項目名 説明

Entry Pages

（入口ページ）

一番最初にリクエストされたページを示します。

Exit Pages

（出口ページ）

最後に参照されたページを示します。

最後にリクエストされた URL はどのようなものでも（画像や音声ファイルであっても）、

Exit Pages としてカウントされます。

※ これらの値は、「表 4-5 PROXYアクセス統計データの種類」の「Visits」（訪問者数）のカ

ウント方法にもとづく推定値です。

45

PROXY アクセス統計－サイト

設 定 管 理 編

「サイト」では下図のように、ヒット数または転送データ量が上位のサイト（プロキシサーバへ

アクセスしたホスト）を一覧表示します。

①

②

■ サイトアクセスランキング表

① ヒット数ランキング表

「ヒット数」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「Files」（ファイル数）、「KBytes」（転送デ

ータ量）、「Visits」（訪問者数）、および、「ホスト名」が、最大で上位 30 位まで表示されます。

「Hits」、「Files」、「KBytes」、「Visits」は、それぞれ、値と全体に対する割合が表示されます。

② 転送データ量ランキング表

「転送データ量」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「Files」（ファイル数）、「KBytes」（転

送データ量）、「Visits」（訪問者数）、および、「ホスト名」が、最大で上位 10 位まで表示され

ます。「Hits」、「Files」、「KBytes」、「Visits」は、それぞれ、値と全体に対する割合が表示さ

れます。

※ 表示項目の詳細については、「表 4-5 PROXYアクセス統計データの種類」を参考にし

てください。

NetSHAKER では接続元の逆引き（IP アドレスからホスト名を調査する）を行っていませ

んので、「ホスト名」には接続元のホストの IP アドレスが表示されます。

ご注意

46

PROXY アクセス統計－国

「国」では下図のように、統計グラフと統計表を表示します。 設 定 管 理 編

■ 国別アクセス統計グラフ

国別アクセス統計グラフでは、アクセス元の「国」の割合がグラフで表示されます。

■ 国別アクセス統計表

「ヒット数」の順位ごとに、「Hits」（ヒット数）、「Files」（ファイル数）、「KBytes」（転送デー

タ量）、および、「国」が、最大で上位 30 位まで表示されます。「Hits」、「Files」、「KBytes」は、

それぞれ、値と全体に対する割合が表示されます。

国（Countries）

「国」（Countries）の値は、リクエストを行ったホストの FQDN のトップレベルドメイン

（TLD）にもとづき、判断します。

例えば、“.COM”は“US Commercial”、“.NET”は“Network”、“.ORG”は“Non-profit

Organization ”、“ .JP ” は “ Japan ” と な り ま す 。 FQDN が 分 か ら な い 場 合 は

“Unresolved/Unknown”（不明）となります。

リクエストを行ったホストの FQDN は、IP アドレスから逆引き（IP アドレスからホスト

名を調査する）を行って調べる必要がありますが、NetSHAKER では逆引きを行っていま

せん。

このため、「国」に関しては、すべて“Unresolved/Unknown”と表示されます。

ご注意

47

4.1.6. システム状態監視

NetSHAKER のシステム状態に関する監視情報を表示します。 設 定 管 理 編

NetSHAKER では、監視エージェントがシステムの動作状態やログファイルを定期的（約 5 分毎）

に調査し、異常が発生していないかどうかを監視しています。本画面では、その最後の監視結果

が表示されます。

表 4-7 システム状態監視項目

項目名 説明

検出日 監視エージェントが、最後にシステムの状態を検査した日時が表示されます。

稼動日数 NetSHAKER が起動してからの稼動継続日数が表示されます。

ホスト間通信(外側) 外側ネットワークインタフェースの動作状態（システムによるインタフェースの認識結

果）が報告されます。

デフォルトゲートウェイが外側ネットワークに設定されている場合は、NetSHAKER か

らデフォルトゲートウェイ（ルータ）に対して ping を行い、それによる通信の可否も報

告に含まれます。

ホスト間通信(内側) 内側ネットワークインタフェースの動作状態（システムによるインタフェースの認識結

果）が報告されます。

経路情報 NetSHAKER からデフォルトゲートウェイに対して traceroute を実行し、その結果によ

る通信の可否が報告されます。

ハードディスク状態 ログファイルを調査し、ソフトウェアやハードウェアのエラーが出ていないかどうかが

報告されます。また、ディスク使用率を調査して、空き容量に余裕が無い場合は報告さ

れます。

DNS 状態 NetSHAKER の DNS サーバの「サービス起動/停止」設定と、サービスの応答から、動

作状態が報告されます。

SMTP 状態 NetSHAKER のメールサーバ（SMTP）の「サービス起動/停止」設定と、サービスの応

答から、動作状態が報告されます。

48

設 定 管 理 編

POP3 状態 NetSHAKER のメールサーバ（POP3）の「サービス起動/停止」設定と、サービスの応

答から、動作状態が報告されます。

IMAP4 状態 NetSHAKER のメールサーバ（IMAP4）の「サービス起動/停止」設定と、サービスの応

答から、動作状態が報告されます。

WWW サーバ状態 NetSHAKER の WWW サーバの「サービス起動/停止」設定と、サービスの応答から、動

作状態が報告されます。

プロキシサーバ状態 NetSHAKER のプロキシサーバの「サービス起動/停止」設定と、サービスの応答から、

動作状態が報告されます。

※ 異常が検出された場合、その重要度により、項目の背景が赤色（警告）、または、黄色（注

意）で表示されます。（重要度：警告＞注意）

※ 警告、または、注意レベルの異常が発生した場合は、NetSHAKER NOTIFY センタサーバ、

または、NetSHAKER NOTIFY サーバへアラートが通知されます。（NetSHAKER NOTIFY

センタサーバ、または、NetSHAKER NOTIFY サーバでは、警告レベルの異常の場合は、

管理者へアラートメールが送信されます）

※ 監視エージェントは、上記のような定期的な監視だけでなく、およそ 24 時間に 1 回、

NetSHAKER NOTIFY センタサーバ、または、NetSHAKER NOTIFY サーバへレポート

を報告します。

49

4.1.7. 不正アクセス監視

NetSHAKER に対する不正アクセスの監視情報を表示します。 設 定 管 理 編

監視エージェントがシステムのログファイルを定期的（毎時 20 分と 50 分）に調査し、不正アク

セスが発生していないかどうかを監視しています。本画面では、その監視結果が表示されます。

監視の対象は、システム、メール（SMTP/POP3/IMAP4）、WWW サーバです。

■ 表示サービス指定

「サービス」欄で、「システム」、「メール」、または、「WWW」から、不正アクセス監視結果を

表示するサービスを選択し、［設定］ボタンをクリックしてください。

■ 重要度の指定

「重要度」欄で、「全て(ALL)」、「警告(H)」、「注意(M)」、または、「様子伺(L)」から、表示した

い重要度を選択し、［設定］ボタンをクリックしてください。

※ 「全て(ALL)」を指定すると、全ての重要度の結果が表示されます。

50

設 定 管 理 編

■ 履歴の指定

「履歴」欄で、「現在」、「過去 0」、「過去 1」、「過去 2」、「過去 3」、「過去 4」、「過去 5」、「過去

6」、または、「過去 7」から、表示したい監視結果を選択し、［設定］ボタンをクリックしてく

ださい。

※ 「過去 0」、「過去 1」、…、「過去 7」は、それぞれ、1 週間前、2 週間前、…、8 週間前の

履歴にあたります。NetSHAKER では、毎週日曜日の午前 4 時 22 分に、履歴をローテー

トしています。

■ 表示行数の指定

「表示行数」欄で、「15 行」、「20 行」、「30 行」、「50 行」、「100 行」、「150 行」、または、「200

行」から、1 ページに表示したい監視結果の行数を選択し、［設定］ボタンをクリックしてくだ

さい。

※ 不正アクセスが検出された場合、その重要度により、項目の背景が赤色（警告）、黄色（注

意）、または、白色（様子伺）で表示されます。（重要度：警告＞注意＞様子伺）

※ 警告、または、注意レベルの不正アクセスが発生した場合は、NetSHAKER NOTIFY セン

タサーバ、または、 NetSHAKER NOTIFY サーバへアラートが通知されます。

（NetSHAKER NOTIFY センタサーバ、または、NetSHAKER NOTIFY サーバでは、警

告レベルの異常の場合は、管理者へアラートメールが送信されます）

51

4.1.8. NOTIFY 設定

NetSHAKER NOTIFY サーバの指定や、NOTIFYサービスで利用するプロキシサーバの指定、ま

た、DotSchool連携（「設 定 管 理 編

1.1.2 NetSHAKER NOTIFY サーバを使用する場合」参照）で使用する共

有フォルダ（DotSchool共有）に関する設定を行います。

■ NetSHAKER NOTIFY サーバ設定

各項目を入力して、［設定］ボタンをクリックしてください。

※ 設定項目の詳細については、「表 4-8 NOTIFY設定詳細」を参考にしてください。

※ 「NetSHAKER NOTIFY サーバアドレス」の項目は、「オンライン登録」画面で入力され

た値が表示されます。変更の必要のある場合のみ、設定値を変更してください。

※ 「プロキシサーバアドレス : ポート番号」の項目は、NetSHAKER NOTIFY センタサー

バまたは NetSHAKER NOTIFY サーバへのアクセスに使用されます。プロキシサーバを

利用する必要のある場合は、値を指定してください。

■ DotSchool 共有設定

各項目を入力して、［設定］ボタンをクリックしてください。

表 4-8 NOTIFY設定詳細」を参考にしてください。 ※ 設定項目の詳細については、「

※ DotSchool 共有を使用する場合は、「サービス起動/停止」で、ファイルサーバを起動して

ください。

52

設 定 管 理 編

表 4-8 NOTIFY 設定詳細

項目名 必須 説明

NetSHAKER

NOTIFY サーバ

アドレス

－ NetSHAKER NOTIFY サーバを使用する場合は、その IP アドレスもしくは FQDN を

指定してください。

［使える文字］ 半角数字、小文字の半角英字、’-’（半角ハイフン）、’.’（半角

ピリオド）

［制限］ 256 文字以下

［備考］ オンライン登録」で指定した「NetSHAKER NOTIFY サーバ

アドレス」の値が初期値として表示されます。

設定値については、NetSHAKER NOTIFY サーバの管理者に

お尋ねください。 プロキシサーバ

アドレス : ポート

番号

－ NetSHAKER が NetSHAKER NOTIFY センタサーバ、または、NetSHAKER NOTIFY

サーバに対して、NOTIFY 情報のアップロードやダウンロードを行う際に使用するプ

ロキシサーバの IP アドレスもしくは FQDN と、ポート番号を指定してください。

アドレス 半角数字、小文字の半角英字、’-’（半角ハイ

フン）、’.’（半角ピリオド）

［使える文字］

ポート番号 半角数字

アドレス 256 文字以下 ［制限］

ポート番号 1～65535

［備考］ NOTIFY 情報のアップロードやダウンロードには、HTTP プロ

トコル（ポート番号：80/tcp）を使用します。

NOTIFY 情報のデータは暗号化して送受信されます。 NOTIFY 情報

アップロード間隔

○ NOTIFY 情報を、NetSHAKER が NetSHAKER NOTIFY センタサーバ、または、

NetSHAKER NOTIFY サーバへ、アップロードする最低間隔を選択してください。

［備考］ 通常は初期値から変更する必要はありません。

NOTIFY 情報には、DotSchool 連携における管理用 PC から

の利用状況レポート等が含まれます。 NOTIFY 情報

ダウンロード間隔

○ NOTIFY 情報を、NetSHAKER が NetSHAKER NOTIFY センタサーバ、または、

NetSHAKER NOTIFY サーバから、ダウンロードする最低間隔を選択してください。

［備考］ 通常は初期値から変更する必要はありません。

NOTIFY 情報には、DotSchool 連携におけるソフトウェアア

ップデートモジュール等が含まれます。

53

設 定 管 理 編

DotSchool 共有 ○ “使用する”、“使用しない”のいずれかを選択してください。

“使用する”場合は、NetSHAKER は通常のファイルサーバとは別に、次項目の「コ

ンピュータ名(NetBIOS 名)」で DotSchool 共有を提供するファイルサーバとなりま

す。

［備考］ 初期値は“使用しない”です。

“使用する”場合は、「サービス起動/停止」で、ファイルサ

ーバを起動してください。

“使用しない”場合は、ファイルサーバを起動しても、

DotSchool 共有は利用できません。通常のファイルサーバ機

能のみ利用できます。 コンピュータ名

(NetBIOS 名)

－ NetSHAKER が DotSchool 共有で使用するコンピュータ名を指定します。

［使える文字］ 半角英数字、‘-’（半角ハイフン）

［制限］ 先頭と最後は英字または数字

15 文字以下

［備考］ 初期値は“DOTSCHOOL”です。「ファイルサーバ管理」メ

ニューの「ファイルサーバ設定」にある「コンピュータ名

(NetBIOS 名)」、および、「ワークグループ名(NT ドメイン名)」

と重複する名前は設定できません。

小文字が入力された場合は、自動的に大文字に変換されます。 パスワード

パスワード(再入力)

－ DotSchool 共有用ユーザ“dotschool”のパスワードを指定してください。

［使える文字］ 半角英数字、半角記号

［制限］ 16 文字以下

［備考］ 初期値は“dotschool”です。「パスワード」と「パスワード(再

入力)」の入力欄には、同じパスワード文字列を入力してくだ

さい。入力された文字は‘●’（または‘*’）で表示されます。

入力しなかった場合は、パスワードは変更されません。

運用管理編

54

55

5. DotSchool 共有について

運 用 管 理 編

ここでは、NetSHAKER の DotSchool 共有を利用する、管理用 PC の初期設定について説明しま

す。

その他の DotSchool 連携や、設定の詳細については、「PC 管理システム」、「授業支援システム」、

および、「環境復元システム」の各マニュアルを参照してください

5.1. 管理用 PC の初期設定

以下では、NetSHAKERの「NOTIFY設定」において、DotSchool共有で使用するコンピュータ名

を“NSK-DS”、パスワードを“dotpassword”に設定したとして説明します。

1. 管理用 PC で［スタート］→「プログラム」→「PC 管理システム」→「DotSchool 環境設

定」をクリックすると、下図のような「DotSchool 環境設定」画面が表示されます。

2. 「サーバーの設定」において［設定］ボタンをクリックすると、下図のような「DotSchool

サーバー設定」画面が表示されます。

表 5-1 DotSchoolサーバー設定例3. 「 」を参考に、各設定項目を入力し、［設定］ボタンをクリ

ックしてください。

56

運 用 管 理 編

表 5-1 DotSchool サーバー設定例

項目名 必須 説明

クライアント

ポリシー配布

○ “¥¥NSK-DS¥dotschool¥download¥policies”を指定してください。

［備考］ コンピュータ名と、各機能ごとの共有フォルダ名称を指定し

てください。 ソフトウェア

アップデート

○ “¥¥NSK-DS¥dotschool¥download¥updates”を指定してください。

バッチ配布・実行 ○ “¥¥NSK-DS¥dotschool¥download¥batches”を指定してください。

統計情報報告 ○ “¥¥NSK-DS¥dotschool¥upload¥report¥usage”を指定してください。

結果報告 ○ “¥¥NSK-DS¥dotschool¥upload¥report¥log”を指定してください。

NSK 共有フォルダ

アクセス用

ユーザ名

○ “dotschool”を指定してください。

［備考］ システム（NetSHAKER）で固定の値となっています。

NSK 共有フォルダ

アクセス用

パスワード

○ “dotpassword”を指定してください。

［備考］ 「DotSchool 共有設定」の「パスワード」で設定したパスワ

ードを指定してください。 ※ 上記は、DotSchool共有で使用するコンピュータ名を“NSK-DS”、パスワードを

“dotpassword”とした場合の設定例

付録

57

58

付 録

付録 A. 月次レポートの見方

NetSHAKER の NOTIFY サービス（月次レポート送付）契約のお客様には、毎月の監視結果のレ

ポートをご案内させていただきます。ここでは、月次レポートの見方について説明します。

A.1. パスワード通知メールについて

月次レポートは、弊社 NetSHAKER NOTIFY センタサーバ、もしくは、NetSHAKER NOTIFY サ

ーバの WWW サーバにて、お客様ごとのユーザ名とパスワードが必要なページとして公開されま

す。そこで使用するパスワードを連絡するメールが「パスワード通知メール」です。

「パスワード通知メール」は NetSHAKER NOTIFY センタサーバ、もしくは、NetSHAKER

NOTIFY サーバから、毎月、送付されます。

※ 「パスワード通知メール」は、NetSHAKER の「オンライン登録」で入力した「E-Mail ア

ドレス」の宛先に送付されますので、「オンライン登録」では、必ず、インターネットから

のメールを受信できるメールアドレスを正確に入力してください。

■ NetSHAKER NOTIFY サーバを使用しない場合は、NetSHAKER NOTIFY センタサーバか

ら、毎月、次のようなメールが送付されます。

例

Subject: NetSHAKER NOTIFY センタサーバからのお知らせ ○○○株式会社 様 月次レポートの作成が完了しましたので、ご案内させていただきます。 ユーザ ID : NSK041SERHU00999 パスワード : 390b11ad この月次レポート公開サイトへのアクセスには、上記のユーザ ID と パスワードでログインしてください。 パスワードは、前月までにお送りしたものはお使いいただけませんので、 今回お送りした最新のものをお使いください。 月次レポートは、お客様の NetSHAKER の運用状況をご確認いただけます。 月次レポートを参照するには、下記の URL にアクセスしてください。 http://<NetSHAKER NOTIFY センタサーバのアドレス>/webreport/monthly/NSK041SERHU00999/

■ NetSHAKER NOTIFY サーバを使用する場合は、NetSHAKER NOTIFY サーバから、毎月、

次のようなメールが送付されます。

例

Subject: NetSHAKER NOTIFY サーバからのお知らせ ○○○小学校 様 月次レポートの作成が完了しましたので、ご案内させていただきます。 ユーザ ID : NSK041SERHT00999 パスワード : f74bcec9 この月次レポート公開サイトへのアクセスには、上記のユーザ ID と パスワードでログインしてください。 パスワードは、前月までにお送りしたものはお使いいただけませんので、 今回お送りした最新のものをお使いください。 月次レポートは、お客様の NetSHAKER の運用状況をご確認いただけます。 月次レポートを参照するには、下記の URL にアクセスしてください。 http://<NetSHAKER NOTIFY サーバのアドレス>/webreport/monthly/NSK041SERHT00999/

59

A.2. 月次レポートの見方

付 録

月次レポートメニュー

「パスワード通知メール」に記載された URL へアクセスし、ユーザ名とパスワードを入力すると、

下図のような「月次レポートメニュー」画面が表示されます。

各月の部分には、月別詳細の「月次レポート」を表示するためのリンクが設定されています。

※ パスワードは毎月変更されますので、新しく送付されたものを使用してください。

■ 月次レポート表示

「月次レポートメニュー」の一覧表の“月”のリンクをクリックすると、選択した月の「月次

レポート」が表示されます。

60

月次レポート－ヘッダ

NetSHAKER NOTIFY サーバを使用しない場合は次のような画面が表示されます。 付 録

①

②

③

NetSHAKER NOTIFY サーバを使用する場合は次のような画面が表示されます。

①

②

③

① 月次レポートの対象期間を示します。

② お客様の NetSHAKER の情報、および、「オンライン登録」で入力された情報です。

③ 今月の概要として、特に注意すべき事柄が記述されます。

61

月次レポート－システム動作状況

付 録

①

②

③

④

⑤

① 月次レポート報告時点でのハードディスクの利用状況に関して、コメントと、ディスク毎（パ

ーティション毎）の使用率が表示されます。

使用率が高すぎる場合は、注意のコメントが記述されることがあります。

② 月次レポート報告時点での NetSHAKER のサービス起動/停止の設定状況を示します。

③ システム状態監視に関するコメントが表示されます。

例）今月は××件のシステム異常が検出されました。

④ システムアップデートに関するコメントが表示されます。

例）今月は○○回のシステムアップデートが行われました。

⑤ CPU 負荷率に関して、コメントと「過去 1 ヶ月のグラフ」、および、月間平均負荷率を示し

ます。負荷が高すぎる場合は、注意のコメントが記述されることがあります。

※ グラフの詳細やCPU負荷率については「4.1.1 CPU負荷」を参照してください。

62

月次レポート－不正アクセス監視結果

付 録

①

②

① 不正アクセス監視において、検出された警告レベル、および、注意レベルの不正アクセスの

数を示します。

② 検出された警告レベルの不正アクセスの内容を表示します。

0 件の場合は表示されません。

③ 検出された注意レベルの不正アクセスの内容を表示します。

0 件の場合は表示されません。

月次レポート－ネットワークトラフィック統計

③

①

②

① 外側（eth1 側）ネットワークインタフェースの入出力トラフィックに関して、「過去 1 ヶ月

のグラフ」、および、最大入出力トラフィックと平均入出力トラフィックを示します。

② 内側（eth0 側）ネットワークインタフェースの入出力トラフィックに関して、「過去 1 ヶ月

のグラフ」、および、最大入出力トラフィックと平均入出力トラフィックを示します。

4.1.2 4.1.3 外側ネットワークトラフィック」および「 内側※ グラフや値の詳細については、「

63

ネットワークトラフィック」を参照してください。

月次レポート－WWW アクセス統計 付 録

WWW サーバに関して、日ごとのアクセス統計を示します。

※ グラフや値の詳細については、「4.1.4 WWWアクセス」を参照してください。

※ サービスを停止している場合は、グラフは表示されません。

月次レポート－Proxy アクセス統計

プロキシサーバに関して、日ごとのアクセス統計を示します。

※ グラフや値の詳細については、「4.1.5 プロキシアクセス」を参照してください。

※ サービスを停止している場合は、グラフは表示されません。

64

付 録

A.3. 月次レポートの注意点

月次レポートのデータは、お客様の NetSHAKER から、毎月 1 日の午前 4 時 2 分に、NetSHAKER

NOTIFY センタサーバもしくは NetSHAKER NOTIFY サーバへ送信されますので、この時刻に

は、NetSHAKER の電源が入っているようにしてください。

発行：2010 年 9 月 初版

安川情報システム株式会社

http://www.ysknet.co.jp/