当社グループは、

情報サービス事業と

収納代行サービス事

業という２つの事業

を柱に事業を展開

しています。さらに

現在は、東濃イン

ターネットデータセ

ンターを中心にした

クラウドサービス事

業をさらに拡大すべ

く積極的に取組ん

でいますが、インター

ネット、モバイル、

IoT等の普及に伴

い、国内外において、

情報セキュリティを

堅牢に守るニーズが

一層高まっておりま

す。

　

この要望に対応す

べく、当社がこれま

で培った情報セキュ

リティ技術を一段と

高度化し、「情報セ

キュリティ事業」を

強化してまいりま

す。その第一歩とし

て、アメリカやイス

ラエルなど世界最先

端の情報セキュリ

令和2年9月18日号 Vol.153 岐阜市日置江1丁目58番地（058）279-3456

株式会社 電算システム 総務部広報チーム

INNOVATION編集・発行

イノベーション（革新）は、電算システムの社是のうちの一語です。

電算NEWS

　

当社は、このたび情報セキュリティ事業会社

である「株式会社ピーエスアイ」（本社:

東京

都新宿区、代表取締役社長:

山崎充宏、以下

「ピーエスアイ」）の全株式をM&Aにより取得

し、当社傘下のグループ会社といたしました。▲写真左から：ピーエスアイ山崎社長、当社高橋副社長、セキュリティ事業部西澤事業部長、渡邉担当部長

ティ関連製品の輸入販売と

保守サポートに実績のある

ピーエスアイの全株式を

M&Aにより取得、グルー

プ会社といたしました。

　

ピーエスアイは、

１９９４年創業以

来、情報セキュリ

ティ製品の輸入販

売と技術サポート

事業を展開し、世

界的に有名なセキュリティ

ベンダーの一次代理店販売

権を有するなど、当該分

野における実績と信頼の

ある企業です。

　

特に、昨今急増してい

る悪質なウィルスやハッ

カーによるシステムへの侵

害を防ぐために、アメリ

カなどの次世代ファイア

ウォールやUTM（統合

脅威管理）製品、さらに

は、AIを駆使した最先

端のサイバーセキュリティ

システム等を日本の顧客

に最適な形で販売してい

ます。

情報セキュリティ事業会社

株式会社ピーエスアイの全株式取得

世界最先端のセキュリティ製品取扱いとセキュリティ事業への本格参入

株式会社ピーエスアイについて

（ 1 ） 2020年（令和2年）9月18日　第153号

イスラエル本社のファイアウォールとして世界有数のベンダー。NASDAQ上場企業（時価総額約1.8兆円）ピーエスアイの2019年売上　約2.3億円

　

今般のM&Aでは、

当社グループの経営資

源とピーエスアイの実績

との融合による大きな

シナジー効果が発揮で

きます。

　

具体的には、当社グ

ループの情報セキュリ

ティ分野の技術力がよ

り一層強化され、同時

に世界最高水準のセ

キュリティ製品の取り扱

いが可能になります。よ

り高度なソリューション

の提供ができる体制を

構築し、情報セキュリ

ティ事業を拡大、発展

させてまいります。

　

その拠点として、こ

のたび、東京本社に新

たに「セキュリティ事業

部」を設置いたします。

ピーエスアイの技術と実

績を最大限に活かしつ

つ、「世界最先端セキュ

リティ技術に強い信頼の

電算システム」として、

セキュリティサービスの

強化を図るとともに、

当社グループの事業拡

大を目指します。

　「５４年間、最先端の

IT技術を活用してお

客様のシステム運用を支

えてきた当社は、なに

よりも信頼、信用を第

一としてやってきました。

例えば、コンビニ収納代

行サービスでは、年間

数兆円ものお客様の大

切な資金を安全に運用

できましたのは、当社

が昔からお客様のデー

タと資金を安全に守り

ぬくという、『セキュリ

ティに対する強い意識と

決意』を大切にして、

技術を培ってきた歴史

と文化があったからだと

自負しております。

　

当社のセキュリティ技

術を今後さらに磨き、

事業として強化発展さ

せていくにあたり、この

分野で非常に実績ある

ピーエスアイに当社グ

ループの一員となっても

らえたことは、大きな

意義があります。

　

ピーエスアイは、長年

にわたり米国、イスラエ

ル、英国等の世界最先

端の『セキュリティシス

テム』の一次代理店販売

権を有して、日本の顧

客に販売してきた実績

があります。同社のセ

キュリティ事業での高度

な専門性と、当社の培っ

てきたセキュリティ技術

を融合させることで、

より危険化する悪質な

ハッカーやウィルスから

お客様のシステムとデー

タをしっかり守り抜き、

電算グループ全体で『セ

キュリティ事業』を発

展させたいと考えており

ます。」

　

ピーエスアイは世界

的に有名な下記セキュ

リティ事業者の一次代理

店の販売権を持ってい

ます。

　

特に、Darktrace

（英

国）は、「AIセキュリ

ティ」として世界

No.1の製品であり、

お客様の社内に入り込

んだウィルス等を、高

度なAIが自動的に検

知する、いわゆる「免

疫システム」を持ってい

ます。未知のウィルスに

対しても、免疫システム

が働き、お客様のシス

テムを守ることができる

ため、非常に注目され

ております。

次世代ファイヤーウォールUTM（統合脅威管理）の世界有数の米国のベンダー。NASDAQ上場企業（時価総額約2.0兆円）ピーエスアイの2019年売上　約7.1億円

韓国で生まれたセキュリティスイッチの大手。ソウル上場（時価総額約85億円）ピーエスアイの2019年売上　約2.2億円

「AIセキュリティ」分野で世界的に著名な英国ベンダー。ケンブリッジ大学が開発したAI技術を活用した未知の脅威にも対応可能。ピーエスアイの2019年売上　約2.7億円

時価総額は2020年9月4日終値

ICTイノベーション事業本部 本部長補佐 兼セキュリティ事業部 事業部長　 西澤　泰夫

シナジー効果による

事業規模の拡大を目指します

1985年　　　　 三井物産株式会社　入社1989-1994年　米国三井物産 Information&Media Dept.Manager（New York駐在）2000-2005年　株式会社キュリオシティ　代表取締役社長2006-2007年　三井物産株式会社 コンシューマーサービス事業本部　次長2012-2014年　同社　ＩTイノベーション第一部　部長2014-2019年　同社　ＩＣＴ事業本部　参与2019年　　　　株式会社電算システム　ICTイノベーション事業本部 本部長補佐

1985年　　　　東京大学　工学部　電子工学科　卒業2014年　　　　ハーバード大学経営大学院（ＡＭＰ）修了

職務略歴

学　　歴

本M&Aを手掛けた、

　　　　　セキュリティ事業部（新設）の新事業部長より

株式会社ピーエスアイの概要1

2

3

4

5

6

7

名 称

所 在 地

代表氏名

事業内容

資 本 金

設立年月日

売 上 高

株式会社ピーエスアイ

東京都新宿区5丁目5番3号

代表取締役社長　山崎充宏

50百万円

1994年1月10日

情報セキュリティ製品の輸入販売及び保守サービスの提供

2017年12月期

2018年12月期

2019年12月期

1,430百万円 1,714百万円 1,913百万円

ピーエスアイが取扱う

セキュリティ関連製品

（ 2 ）2020年（令和2年）9月18日　第153号

㈱アスコエパートナーズと資本業務提携◆◆◆ 自治体マーケットでのビジネス拡大を目指して ◆◆◆

　

当社は、このたび株式会社アスコエパート

ナーズ（本社:

東京都港区、代表取締役社

長:

安井

秀行)

の第三者割当増資を引き受

け、あわせて資本業務提携契約を締結いた

しました。

　

同社は、住民にとってなくてはならない

行政サービス情報を、「ユニバーサルメ

ニュー®」の手法を用いて情報構造化し、

ITでより良く使える形で提供する行政

情報整理のスペシャリストであり、全国約

1,700自治体の100万コンテンツを

越えるデータベース化された行政サービス

情報を持っています。

　

今回の資本業務提携により両社がパー

トナーシップを組み、「ユニバーサルメ

ニュー®」を活用した自治体へのWeb

サー

ビスの提供、国や自治体が進めるオンライ

ン申請などデジタルガバメントの推進に向

けた開発業務の協業を進めます。

　

早速９月には、協業案件として「岐阜県

オンライン申請の導入推進委託業務」を当

社が受託いたしました。国が提供する自治

体向け汎用の電子申請基盤「ぴったりサー

ビス」を利用し県の各種申請手続きをオン

ライン化します。豊富な実績と経験を持つ

同社に参画いただきます。

　

当社では、従来から自治体向けに税金・公

共料金収納、機器等の納入・ＢＰＯサービス

の提供、システム開発など、個々に各自治体

へサービスの提供を行ってきておりますが、

「ユニバーサルメニュー®」を活用したサービ

ス提供という新たな切り口で自治体マー

ケットでのビジネスの拡大を目指してまいり

ます。

　

国、自治体が提供する、子育て、介護等

様々な行政サービスに関する情報を、誰もが

簡単に検索・活用できることを目指し開発

された、「行政サービス関連標準メニュー体

系」です。

検索性網羅性の高い「情報構

造」（探せる、わかる行政メ

ニュー）

際立つ地域の独自性（全国共

通制度だけでなく、自治体独

自制度のアピールが容易）

オープンデータ、電子申請、

AI基盤としての活用（構造

化された行政サービスＤＢ）

特徴1

特徴2

特徴3

アプリ

行政制度情報を「部品化、工業製品化」する1

●制度情報を構造化（DB化）して、加工・管理しやすくする●一部の専門家しか扱えない情報から、機械化により素人でも扱えるようにする

行政制度情報を「流通する仕組み ： プラットフォーム」2

●自治体が情報発信しやすい仕組みを作る→行政情報発信に関するDBを　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 作る●企業が発信できる仕組みを作る→企業の顧客のオトクに結びつく

ように、行政制度情報を加工する

拡大する仕組みを作る3

●行政制度情報はユニバーサル　ー日本全国、全世界に自治体があり、公共サービスがある●行政制度情報の工業化・流通化の仕組みを、地域から全国、そして、日本から世界に広げる仕組みを作る→「規模」が収益化につながる

ユニバーサルメニュー

アスコエ行政サービスコンテンツDB

ウェブサイト

PRツール冊子・パンフレット

導入自治体神戸市、千葉市、大阪市、福岡市、仙台市、静岡市など、全110自治体

アスコエパートナーズ自社開発メディア「子育てタウン」

2020年7月時点

（ 3 ） 2020年（令和2年）9月18日　第153号

　

2019年12月に文部

科学省から「GIGAス

クール構想」が発表されま

した。義務教育を対象に、

1人1台の学習者用PC

と高速ネットワーク環境な

どを整備する5年間の計画

で、補正予算として令和元

年度に2,318億円、

令和2年度に2,292

億円が計上されています。

　

また、新型コロナウイル

ス感染拡大による臨時休校

の長期化により、遠隔教育

など教育のICT化の加速

が急務となりました。

　

当社クラウドインテグ

レーション事業部では、学

校教育のデジタルシフト推

進のため、G

oogle

™

の教

育向けソリューションである

Google for Education

™

の導入サービスメニューをご

用意し、教育のICT化

をお手伝いをしています。

　

当社は、新卒１年目

から３年目までの社員

に対し、社会人基礎力

の向上を目的とした集

合研修を年３、４回実

施しております。

　

例年ですと、同期が

一堂に会する集合研修

を行っておりますが、

新型コロナウイルス感

染症の拡大状況を鑑

み、今年度はオンライン

形式に変更といたしま

した。

　

８月から９月にかけ

て実施された第１回目

の研修では、G Suite

の

機能の一つである

Classroom

を使用し、

各自の勤務体制に応じ

て岐阜本社、大垣テク

ノセンター、東京本社、

在宅勤務などに分か

れ、それぞれの場所か

ら接続を行いました。

さらに、Classroom

内

でグループ毎にオンラ

インミーティング

（Google Meet

）用

のURLを発行し、グ

ループワークもG

oogle Meet

やGoogle

スライ

ドなどを使用して行わ

れました。

　

この若手社員教育に

ついては、変化が求めら

れる時代の中で、社会

人として必要な様々な

力を身につけ、変化に

対応できる社員を育成

していけるよう、今後

も努めてまいります。

　

その他にも本年3月

に開催された、内閣官

房IT総合戦略室主

催の「GIGAスクー

ル自治体ピッチ」への

登壇、G

oogle

主催の

「Google for

Education

遠隔学習

支援プログラム」への

参画、7月には麻布大

学の全学生・教職員

3,000名に有償の

「G Suite Enterprise

for Education

™」の

当社初導入もあり、大

規模導入にも対応でき

るビジネス体制が整っ

てきました。

　

Google for

Educatio

n

は今後、

機能追加も予定され

ており、利便性が向

上することで当社の

Education

ビジネス推

進の強力な後押しに

なっています。

Google, Google for

Education,

および G

Suite Enterprise for Education

は Google LLC

の商標です。

DSKのサービスメニューChromebook

本体

その他オプションサービス

キッティングChrome EducationUpgrade™

導入・運用管理サービス（G Suite for Education/Chromebook）

1 導入／管理／運用業務を弊社で代行することで、管理者様の負担を減らすことが出来ます

修理代行サービス2 故障品をお預かりし、代替機貸出し～修理

手配～修理品の返送までをすべて弊社が行います

Chromebookあんしん保証サービス

4 メーカー保証に準じた自然故障プラス盗難への対応。物損故障も保証するタイプもあります

トレーニング3 導入を円滑に利活用を進めるために必要

な、専門トレーナーによるトレーニングです

LogSuiter for Education(ログスイーター)

5 ChromebookやGoogleサービスの利用状況を学校ごとやクラスごとに確認が出来るダッシュボードです

生徒の端末を「オンラインで」一括遠隔管理

G Suite

を使用して

オンライン集合研修を実施

教育ICT環境の実現へ

当社の取り組み

（ 4 ）2020年（令和2年）9月18日　第153号