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1 Copyright(c)2008 NTT,corp.All Rights Reserved. NGNと研究開発 NGNと研究開発 NGNを創る、使う、超える NGNを創る、使う、超える 平成20年6月6日 四宮 光文 日本電信電話株式会社 NTTサービスインテグレーション基盤研究所 九州NGN研究会 第2回技術セミナー

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NGNと研究開発NGNと研究開発

~~ NGNを創る、使う、超えるNGNを創る、使う、超える ~~

平成20年6月6日

四宮 光文

日本電信電話株式会社

NTTサービスインテグレーション基盤研究所

九州NGN研究会第2回技術セミナー

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目目 次次

1.NGNを創る・NGNとは?

・NGNの国際標準化

・NGNを実現する技術

2.NGNを使う・NGNの商用化

・NGNで実現するサービス

・NGNによる生活の変化

3.NGNを超える・NGNの次は?

・ネットワーク技術革新

・サービス技術革新

4.まとめ

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1.NGNを創る1.NGNを創る

・NGNとは?・NGNとは?

・NGNの国際標準化・NGNの国際標準化

・NGNを実現する技術・NGNを実現する技術

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通信ネットワークの変遷通信ネットワークの変遷

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岐路に立つ日本の情報通信産業岐路に立つ日本の情報通信産業(2004(2004年時点年時点))

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日本の情報通信サービス加入数の推移日本の情報通信サービス加入数の推移

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NGNNGNとは?とは?((NTTNTTの商用化サービスの場合)の商用化サービスの場合)

従来の電話網がもつ信頼性・安定性を確保しながら、IPネットワークの利便性・経済性を備えた、次世代の情報通信ネットワーク。それが国際標準に準拠した最先端の技術を利用しながら、NTTが世界に先駆けて実現する、NGNです。

従来の電話網がもつ信頼性・安定性を確保しながら、IPネットワークの利便性・経済性を備えた、次世代の情報通信ネットワーク。それが国際標準に準拠した最先端の技術を利用しながら、NTTが世界に先駆けて実現する、NGNです。

品質確保

「QoS」

利用するアプリケーションに応じて、適切な通信品質が提供され、通信に必要な帯域がしっかりと確保されます。

オープンなインタフェース

セキュリティ 信頼性

通信回線や通信装置の冗長化などを行ったり、特定エリアに通信が集中した際のトラヒックコントロールや、重要通信の確保などが可能です。

NGNの特長

さまざまな通信機能を利用して多彩なアプリケーションが創造できるよう、ネットワークのインタフェース仕様を公開しています。

回線ごとに割り当てた発信者IDのチェックを行い、なりすましを防止。また、異常なトラヒックを制限する機能なども備えています。

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オープンなインターフェースオープンなインターフェース

NGNでは、高品質の音声や映像通信のためのインタラクティブ通信機能、コンテンツ配信のためのユニキャスト通信機能やマルチキャスト通信機能、インターネット接続機能、さらには高品質の次世代イーサ機能を提供します。

NGNでは、高品質の音声や映像通信のためのインタラクティブ通信機能、コンテンツ配信のためのユニキャスト通信機能やマルチキャスト通信機能、インターネット接続機能、さらには高品質の次世代イーサ機能を提供します。

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NGNNGNの定義(の定義(ITUITU--TT勧告勧告Y.2001Y.2001))

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NGNNGNの特徴の特徴

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NGNNGNのアーキテクチャ概要のアーキテクチャ概要

NACF: Network Attachment Control FunctionsRACF: Resource and Admission Control Functions

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SIP(SessionSIP(Session Initiation Protocol)Initiation Protocol)とはとは

TV電話パソコン等

TV電話パソコン等

SIPサーバ

SIPサーバ

• SIPとは、IP網上で、音声や映像等のストリーム型の通信の設定や解放を制御する方法(プロトコル)である。• SIPは、ユーザ間にエンドーエンド通信を実現し、既にパソコン通信をはじめ、IP電話やTV電話に使われている。• NGNでは事業者という概念を基本としたUNI/NNI規定が必要であり、ポイントはQoSやセキュリティ制御である。

• SIPとは、IP網上で、音声や映像等のストリーム型の通信の設定や解放を制御する方法(プロトコル)である。• SIPは、ユーザ間にエンドーエンド通信を実現し、既にパソコン通信をはじめ、IP電話やTV電話に使われている。• NGNでは事業者という概念を基本としたUNI/NNI規定が必要であり、ポイントはQoSやセキュリティ制御である。

IP網

音声

画像

画像

セッション

設定 解放

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NGNNGNととIMSIMS、、FMCFMC

(IP)パケット網

既存3G移動端末

3Gアクセス

3G-AP3G-AP

音声回線交換網

インターネットインターネットPSTNPSTN

IMSのコンセプトを「移動・固定統合All-IP網の呼処理サーバ群仕様」に拡大

バックボーンの

オールIP化議論

バックボーンの

オールIP化議論

アクセス多様化に

よる移動固定融合

アクセス多様化に

よる移動固定融合

第三世代移動体網(現在) All-IP移動体網 移動・固定統合All-IP網

All-IPコアネットワーク

All-IP移動端末

3Gアクセス

3G-AP3G-AP

インターネットインターネットPSTNPSTN

IMSAll-IPコアネットワーク

3Gアクセス(数M)

3G-AP3G-AP

4Gアクセス(100M)

4G-AP4G-AP

3G端末 4G端末

ホットスポット

WLANWLAN 固定固定

固定系端末

光メタル

IMS

IMS(IP Multimedia Subsystem)は移動網のAll-IP化に向けて議論されてきた呼制御アーキテクチャであるが、この技術を固定系アクセスに適用し、認証系や帯域管理機能等を拡張したものがNGNである。IMSをベースとしたネットワークを構築することで、移動・固定融合(FMC: Fixed Mobile Convergence)を容易にすることが期待されている。

IMS(IP Multimedia Subsystem)は移動網のAll-IP化に向けて議論されてきた呼制御アーキテクチャであるが、この技術を固定系アクセスに適用し、認証系や帯域管理機能等を拡張したものがNGNである。IMSをベースとしたネットワークを構築することで、移動・固定融合(FMC: Fixed Mobile Convergence)を容易にすることが期待されている。

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NGNNGN関連標準化関連標準化団体の構図団体の構図

ATISETSITISPAN

CJK NGN WG

ITU-TFG-NGN ⇒ NGN-GSI

ITU-TFG-NGN ⇒ NGN-GSI

3GPP・3GPP2

EuropeEuropeAsiaAsia USAUSA

FG-NGN (Focus Group on NGN) ETSI (European Telecommunications Standards Institute)NGN-GSI (Global Standards Initiatives) 3GPP (Third Generation Partnership Project)ATIS (Alliance for Telecommunications Industry Solutions) CJK (China, Japan, Korea)ATIS (Telecommunications and Internet converged Services and Protocols for Advanced Networking)

IETF (The Internet Engineering Task Force)

NGNの議論の中心IMSの採用を提案

NGN標準化ではTISPANを支持、事業者間接続については積極的

国際標準化として最終的な議論を行なう

IETF

IMSの作成元

SIPの規定元

移動

インターネット

*国連の専門機関、189カ国と600以上の民間機関が参加

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連携したグローバルスタンダードの重要性連携したグローバルスタンダードの重要性

●移動体での経験(GSM、3GPPでの成功):ローミング含む相互接続性の確保

● IP技術によるNGNの構築:インターオペラビリティ確保やマルチベンダ指向

● 移動体での経験(GSM、3GPPでの成功):ローミング含む相互接続性の確保

● IP技術によるNGNの構築:インターオペラビリティ確保やマルチベンダ指向

例.ITU-Tでの信号方式検討(SIPの場合)

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NGNNGN標準化のリリースアプローチ標準化のリリースアプローチ

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NGNNGNリリース1(リリース1(ReleaseRelease1)の基本的な勧告1)の基本的な勧告

NGNにおける性能測定の管理要求条件、管理アーキテクチャを規定した文書。NGNにおける性能測定の管理Y.2173(AAP中)

NGNの認証モデルを規定し、各区間における要求条件を規定した文書。NGN R1の認証要求条件Y.2702

NGNリリース1におけるセッション型基本通信機能を記述した文書NGNリリース1能力カセット1Y.2041

NGNにおけるモビリティ管理(MM)の要求条件を規定した文書。NGNでのモビリティ管理のための考慮事項、管理タイプを記述。

NGNにおけるモビリティ管理の要求条件

Q.1706/Y.2801

網の資産、サービス、エンド・ユーザーの通信や情報を守るための、網が行うセキュリティについての要求条件を規定した文書。

NGN R1のセキュリティ要求条件Y.2701

コール・サーバ型アーキテクチャを使用したPSTN/ISDNエミュレーションを規定した文書。

コールサーバ型PSTN/ISDNエミュレーション

Y.2271

IMSベースとコール・サーバ(CS)ベースで、電話網がNGNに移行する際の留意事項を規定した文書。

NGNへのPSTN/ISDNエボリューション

Y.2261

非常時にNGNに入ってくるテレコミュニケーション・サービスの受付制御実現のための3つの優先レベルを規定した文書。

NGNにおける受付制御優先レベルY.2171

リソース/受付制御機能の機能エンティティおよび参照点を規定した文書。NGNにおけるリソース/受付制御機能Y.2111

NGNにおける用語および定義を示した文書。NGNにおける用語定義Y.2091

PSTN/ISDNエミュレーション・サービスを提供する、PSTN/ISDNエミュレーション・サービス・コンポーネント(PES)の機能エンティティ、参照点を規定した文書。

PSTN/ISDNエミュレーションアーキテクチャ

Y.2031

IMSの提供機能および内部機能エンティティ、参照点、3GPP IMSとの関連を規定した文書。

NGNにおける3GPP IMSの位置づけY.2021

NGNリリース1の勧告群の中で要求条件(ステージ1)に準拠した、NGNの機能的なアーキテクチャ(ステージ2)を記述した文書。

NGNの機能要求条件とアーキテクチャ

Y.2012

NGNリリース1のハイレベルな要求条件を規定した文書。NGNリリース1要求条件Y.2201

NGNリリース1(R1)の検討範囲を、想定する網構成(環境)と提供サービス例の側面で記述した文書。

NGNリリース1スコープY.2000シリーズに対するサプリメント(補足)1

Y.2000群の補足1

概要勧告名勧告番号

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NGNNGNリリース2の検討項目(サービス)リリース2の検討項目(サービス)

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ネットワークの全体最適化ネットワークの全体最適化

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NGNNGNの研究実用化の研究実用化光光22000000万時代を支える基盤ネットワーク技術万時代を支える基盤ネットワーク技術

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フォトニックネットワークの基盤技術フォトニックネットワークの基盤技術光光22000000万時代の多彩なサービスをサポートする万時代の多彩なサービスをサポートする

大容量かつ経済的なネットワーク大容量かつ経済的なネットワーク

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パーソナルパーソナルIPIP(固定(固定IPv6IPv6))通信サービス通信サービスヒト、モノのサービス制御/管理機構をネットワークが実現ヒト、モノのサービス制御/管理機構をネットワークが実現

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アクセスシステムアクセスシステムFTTHFTTHのさらなる高度化を実現のさらなる高度化を実現

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PONPON((Passive Optical NetworkPassive Optical Network))

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高機能化帯域を利用した高機能化帯域を利用したPONPONシステム構成例システム構成例

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運用経験のフィードバック運用経験のフィードバック

・現場付コネクタ(FAS)・光設備選定システム(PAS)・架空/地下配線工具

長年にわたりネットワークを維持管理してきたノウハウを活かして、運用者としての観点(開通処理・試験・監視等)での技術開発を行うことで、ネットワークの構築・維持におけるコスト・スピードの革新を図る。

地下設備

・曲げフリー光コード・宅内先行配線

光サービス開通即応化

・光線路保守支援システム(AURORA)

・コネクタはプラグ・ソケット方式で接続が容易・切替回数は無制限(差替えのみ)・コネクタ作成は特殊工具不要で容易

架空接続のスキルレス化を目指し、現地で作成が容易なコネクタを開発

・・現場付コネクタ(FAS現場付コネクタ(FAS))

光宅内・構内配線工事即応化

保守・運用の遠隔化・効率化

折り返し状態結び状態

・・曲げフリー光コード曲げフリー光コード

メタル並みの取扱いが可能で、光配線の美観向上

フィードバックによる運用の効率化事例

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ワイヤレスアクセスワイヤレスアクセス光と無線を組合わせたシームレスなアクセス手段の提供光と無線を組合わせたシームレスなアクセス手段の提供

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ワイヤレスシステムのトレンドワイヤレスシステムのトレンド

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情報セキュリティに関する研究開発情報セキュリティに関する研究開発暗号理論から社会的影響まで暗号理論から社会的影響まで

幅広い領域におけるセキュリティのメッカ幅広い領域におけるセキュリティのメッカ

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暗号技術開発の系譜暗号技術開発の系譜

●2006年~ Camelliaのオープンソース化 製品化,オープン

ソース化

暗号研究は「安心・安全」を支える重要な要素技術であり、基礎理論の探求から実用的な方式・実装の研究開発までを20年以上継続して行ってきた。その結果、様々な製品への適用や国内外の標準化規格やオープンソースコミュニティでの採用を実現した。

基礎理論、

基礎研究

20年以上に渡る基礎理論研究開発の継続,安全とは何か,解読とは何か,困難とは何か

素因数分解による暗号

楕円曲線による暗号

方式提案,実装研究

●2003年~製品への適用ファイル暗号化 、 暗号LSI 、 認証公証システム 、

セキュリティ暗号メール など

●2000年~ NTT暗号応用ライブラリの実用化

●1990年 ESIGN(デジタル署名)

共通鍵

公開鍵

●1987年 FEAL(64ビット共通鍵暗号) 量子公開鍵

暗号の提案

●2001年 PSEC-KEM(公開鍵暗号による共通鍵配送)

●1999年 ECAO(安全性証明付デジタル署名)

●1999年 PSEC(公開鍵暗号)

●2000年 Camellia(128ビット共通鍵暗号)

●2005年ESIGN-PSS(安全性証明付デジタル署名)

64ビット共通鍵 128ビット共通鍵

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環境にやさしい通信エネルギーシステム環境にやさしい通信エネルギーシステムきれいに作って、無駄なく貯めて、上手に使うきれいに作って、無駄なく貯めて、上手に使う

*ニッケル水素電池、リチウムイオン電池など

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「グリーンNTT」の推進について「グリーンNTT」の推進について((5/25/2報道発表)報道発表)~ソーラーシステムを中心とした環境貢献~~ソーラーシステムを中心とした環境貢献~

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2.NGNを使う2.NGNを使う

・・NGNの商用化NGNの商用化

・NGNで実現するサービス・NGNで実現するサービス

・NGNによる生活の変化・NGNによる生活の変化

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NGNNGNの利用分野(例)の利用分野(例)

・遠隔医療,ヘルスケア

・防災情報システム

・電子政府,電子自治体

・遠隔教育など

NGN信頼性の高い

社会インフラ

・企業VPN

・SaaS

・テレワーク

・テレプレゼンス

・グループウェアなど

・電話,TV電話

・IPTV

・ホームセキュリティ

・ネットワーク型ゲーム

・動画共有など

ビジネスビジネス 個人個人

社会社会

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ブロードバンド・ユビキタスサービスの展開方針ブロードバンド・ユビキタスサービスの展開方針

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今後のブロードバンド・ユビキタスサービスの展開イメージ今後のブロードバンド・ユビキタスサービスの展開イメージ

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事業構造の改革の取り組み事業構造の改革の取り組み

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光サービスユーザの光サービスユーザのNGNNGNへのマイグレーションへのマイグレーション

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IPTVIPTVのプロデュース活動のプロデュース活動

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OSAPOSAPのプロデュース活動のプロデュース活動

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デジタルサイネージのプロデュース活動デジタルサイネージのプロデュース活動

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NTTNTTグループショールーム「グループショールーム「NOTENOTE」」((NTT Open Telecom ExperienceNTT Open Telecom Experience))

http://www.ngn-note.jp/

NGNで実現する多様なサービスをわかりやすく、より具体的に体験できる空間です。次世代ネットワークの未来像を自由に描いてもらうために、またより多くの人々に新たなコミュニケーションのページを開いてもらうことを願って、常に最新の情報を発信してまいります。 (予約制)

NGNで実現する多様なサービスをわかりやすく、より具体的に体験できる空間です。次世代ネットワークの未来像を自由に描いてもらうために、またより多くの人々に新たなコミュニケーションのページを開いてもらうことを願って、常に最新の情報を発信してまいります。 (予約制)

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新音声符号化国際標準新音声符号化国際標準ITUITU--T G.711T G.711広帯域拡張広帯域拡張

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レッドタクトン(レッドタクトン(RedTactonRedTacton))電波や光ではなく電波や光ではなく、、人の体の表面を伝送路とする人の体の表面を伝送路とする新しいヒューマンエリア・ネットワーク技術新しいヒューマンエリア・ネットワーク技術

http://www.redtacton.com/

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日本とタイ間でのICT技術を活用した世界初の遠隔医療共同実証実験について

http://www.ntt.co.jp/news/news08/0803/080311a.html

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NGNNGN時代の新たな品質課題時代の新たな品質課題

NGNの特徴NGNの特徴 品質関連の課題品質関連の課題

多様なネットワーク形態(アクセス網,ユーザ網,端末,等)

多様なプレーヤー(xSP,キャリア,ベンダー,ユーザ,等)

多様なサービスとサービス統合(WWW,音声通信,映像配信,情報家電,等)

多様な通信網の利用方法(FMC,ユビキタス,等)

新たなリスク(サイバーテロ,コンピュータウィルス,等)

品質劣化時の影響範囲と責任所在の明確化

(セキュリティなど)新たなリスクへの対処/対策

大規模故障/災害への対策

緊急/重要通信の確保

サービスの多様化に対応した複数メディアの品質目標値の明確化多様なプレーヤ間での品質配分の考え方の確立複雑な接続形態を考慮した接続系のモデル化/ネットワーク内品質配分の明確化

インサービス品質管理の実現

マルチメディアサービスの品質指標と目標値の明確化

複雑系(マルチキャリア環境)における品質規定/管理

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QoSQoSととQoEQoEQoE(quality of experience)の主観評価から客観評価へ

ホームネットワーク

家電電話

PC

ホームネットワーク品質

キャリアネットワーク

配信伝送品質

QoS

STB

TV

復号化品質

ディスプレイ品質リモコンの操作性メニューの機能性・・・

撮影・録画品質(コンテンツ品質)

QoE

蓄積サーバ

復号化装置

IP伝送装置

符号化品質

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QoEQoE評価技術のポイント評価技術のポイント

客観品質評価法 測定可能な物理量から主観品質を推定する方法【VoIPの例:E-modelによるR値*2】

主観品質評価法 人間が感じる品質(QoE)を定量化する心理試験法【電話の例:ACR法によるMOS値*1】

国際標準化へ

☆測定できなければ制御できない☆そうは言っても人間の感覚の良し悪しは様々

制御可能なパラメータへ

*1 MOS: Mean Opinion Score(平均オピニオン評点)*2 0-100の値をとる品質指標.MOSにマッピングされる.

テレビ電話サービスの総合品質評価モデル(ITU-T勧告G.1070)

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3.NGNを超える3.NGNを超える

・NGNの次は?・NGNの次は?

・ネットワーク技術革新・ネットワーク技術革新

・サービス技術革新・サービス技術革新

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NTTNTT研究所における基盤ネットワーク研究開発研究所における基盤ネットワーク研究開発

1980 1990 2000

△INSモデル実験開始

△INSネット64サービス開始

△INS-Pサービス開始

△INS構想

△VI&P構想

・映像を含むマルチメディアへ・光アクセスの全家庭展開

△MNN-A(フレームリレー)△MHN-S(PHS)

△MHN-Aπ(ATMメガリンク)

△T1-CA(VoIP)

△FA-10G

△WDM

(2.4Gx32波)

△WDM(10Gx32波)△10G-OADM

△ATM-PON△Πシステム

△B-PON △

GE-PON

△民営化

△NTT再編(1999)

△中期経営計画「NGN」構想(2004)

△NGN商用

IP化へ

ノード

光リンク

光アクセス

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光アクセス

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ネットワークの進展(ネットワークの進展(NGNNGN時代)時代)(2008~)(2008~)

メタル ADSL

PSTN/ISDN

100Mbps/1Gbps

インターネットアクセス

映像/テレビ

地上ディジタル

家電制御・セキュアコンテンツサービス

APLサーバ

宅内GW

ひかり電話

インターネット(OCN等)

オンデマンド映像・コンテンツ

NGN

AP AP AP

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NGN

将来ネットワークに対する将来ネットワークに対する方向性のイメージ方向性のイメージ

端末数

端末毎の利用帯域狭 広

タグセンサー

アクチュエータ物品

(実世界把握)

タイニーバンド

マス・サービス

インタラクティブ映像クラウドコンピューティング音声、Web、P2P等

超高臨場感通信CDN

広域データセンタ

ヒュージバンドサービス

ブロードバンドパケットサービス

膨大な数の、多種類の新しい端末に、パケット或いはサーキットサービスにより、コンテクスト収集、センシング、モノ間通信を提供

パケット技術の限界を超える、超広帯域、低遅延サービスを、光ネットワークのメリットを最大限に活用して提供

インターネット上で発展してきた多様なサービスを、新パラダイムのパケットNWによって実現

NGNNGNの次の新世代ネットの次の新世代ネットワーク(ワーク(NWGNNWGN)へ!)へ!

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光インフラ技術開発の系譜光インフラ技術開発の系譜

1985 1990 1995 200019801975 2005

デバイスデバイス

試験システム試験システム・装置・装置

商用システム商用システム・サービス・サービス

2010

・77 VAD法

・81 DFBレーザの常温連続発振 ・94 AWG実用化(PLC)

・86 光スプリッタ(PLC)

・83 F-400M (非同期)

・80 F-400M現場試験

・96 光スイッチ(PLC)

・96 1Tbit/sWDM伝送実験

・96 10Gシステム(FA-10G)

・02 B-PONシステム

・・0505 GEGE--PONPONシステムシステム

・85 つくば博でアクセス網に光ファイバ導入

・97 CATV映像伝送システム

・99 OADMシステム(10G×16ch)

単一チャネル伝送 多チャンネル伝送

光アクセスシステム・99 WDM 80Gシステム

(2.4G×32ch)

・07 WDM 1.6Tシステム(40G×40ch)

・07 20.4Tb/sWDM伝送実験(100G×204ch)

・88 分散シフトファイバ実用化

・87 F-1.6G (非同期)

・81 単一モードファイバ実用化

・85 日本縦貫光ファイバ網完成

・91 F-2.4G(SDH)

・90 F-600M(SDH)

光ブロードバンドサービスは、光ファイバ、光スプリッタ、光アクセスシステム、波長多重伝送システム、光コネクタといった光に関するNTTの基礎から基盤までのおよそ30年以上に及ぶ研究開発の積み重ねにより実現した。

・06 フォトニック結晶による光蓄積(1ナノ秒)

・07 高安定・高速可変波長光源

オール光のネットワーク実現

光電子融合型パケットルータプロトタイプの開発

インフラ技術開発には時間&忍耐力が必要!

インフラ技術開発にはインフラ技術開発には時間&忍耐力が必要!時間&忍耐力が必要!

・87 SCコネクタの実用化

・89 光ファイバ増幅伝送実験

・04 ROADMシステム

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超高速・大容量光トランスポート技術超高速・大容量光トランスポート技術~究極の伝送容量を目指して~~究極の伝送容量を目指して~

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フォトニックトランスポートネットワークフォトニックトランスポートネットワーク~より大容量、経済的なネットワークの実現を目指して~~より大容量、経済的なネットワークの実現を目指して~

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量子情報技術の系譜量子情報技術の系譜

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符号化圧縮符号化圧縮技術の系譜技術の系譜

PC カード エンコーダ1998

H.264

ポストH.264

MPEG-2

SuperENC

SuperENC-II

VASA

ISILプロ用1チップ

HDTV LSI

SDTV向け1チップ LSI

ポータブルHDTVエンコーダ

・双方向コーデック(ISIL-Box)

・ディジタルビデオカメラ・プロシューマ用ビデオカメラ

組み込み向け低電力1チップHDTV LSI

MPEG-2

MPEG-4

H.264ソフト

LSI 装置,サービスソフトウエア

2000

2002

2003

2003

20002003-04

2003-04

SDTV向け1チップLSI

2007 春SARA

1チップH264 LSI

WarpVision

PCC

・IPTV・地デジ再送信トランスコーダ・ワンセグ放送・次世代DVD/DVC

・スーパーハイビジョン

・自由視点テレビ・超臨場感通信Ultra Reality Video Codec

2006 ・NGN-VoD

■これまで ⇒ VASA: MPEG-2によるデジタルTV放送素材伝送.事業展開成功

PCカードエンコーダ2000

これから

現在

これまで

・放送用コーデック・ディジタルTV伝送ネットワーク・4k×2k コーデック装置

■現在 ⇒ SARA: H.264による映像サービス(IPTV,映像配信等)展開■これから ⇒ ナチュラルクオリティ映像を睨んだポストH.264(超高圧縮)

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ぶるなびぶるなび-人間の知覚特性を利用した力学インターフェース--人間の知覚特性を利用した力学インターフェース-

●どこにも固定することなく、引っ張られるような並進方向の力を持続的に提示できる方法・GPS付きの携帯電話が画面の地図を見ることなく「手を引いて」案内・ゲーム端末やコントローラ、視覚障がい者の歩行支援など幅広い利用分野で可能性

●どこにも固定することなく、引っ張られるような並進方向の力を持続的に提示できる方法・GPS付きの携帯電話が画面の地図を見ることなく「手を引いて」案内・ゲーム端末やコントローラ、視覚障がい者の歩行支援など幅広い利用分野で可能性

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情報流通から情報流通から““知の流通知の流通””へへ

情報を使いこなすICTの実現により

役立つ知識をタイムリに提供する“知の流通”を目指す

~今・ここで・あなたのための知識~

情報を使いこなすICTの実現により

役立つ知識をタイムリに提供する“知の流通”を目指す

~今・ここで・あなたのための知識~

実世界

バーチャル世界 家庭で

企業で

街中で

知知

・位置情報

・プレゼンス

・天候、周囲音

・周囲の人の数、等

・趣味嗜好

・感情

・行動特性

・価値観、等

コンテキスト情報の過多と

玉石混交化

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コミュニケーションの新たな豊かさコミュニケーションの新たな豊かさ

理解する・感動する

伝える

つながるコミュニケーション

知の流通

“有意な”つながり

“的確な”伝達

“深い”理解と感動

新たな豊かさ

端末環境や周囲状況(場所、騒音、

など)に応じて、意味を損なわず伝

えたい内容だけを的確に伝える

目的・ニーズを理解し、大量の人・

組織・情報のアドレスの中から最適

なものをすぐに探し、つなぐ

嗜好、感情、背景知識などに合わせて、

伝達内容を分かりやすく翻訳し、理解

の補助・感動を提供する

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生活、ビジネスの中の知の流通生活、ビジネスの中の知の流通

“知の流通”サービスはコミュニケーションに新たな豊かさをもたらし、日常

生活と企業活動の豊かさと効率性を飛躍的に向上する世界を実現します

LifeLife BusinessBusiness

∞(無限大)から、この瞬間に最適な出会い・発見 コスト≒ゼロ&空間≒∞の

リソースマッチング

五感に訴求し、その場に居合わせる感覚の再現

世代、文化の壁を超えた感動体験の共有

巧の技も自由自在×最適な表現でトランスファー

オフィスログ活用による業務ノウハウ継承の完全自動化

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4.まとめ4.まとめ

• NGNとは、オペレーション等のコスト削減を可能とする、また高品質・セキュリティを担保できるキャリアの新しい世界標準ネットワークである。

• NGNの実現において、FMC(固定と移動体の融合)等を考慮すると、IMSがキーワードとなる。

• NGNがリソース受付制御機能によりQoS確保可能な点は、既存のインターネットとの違いの1つである。

• NTT西日本が今年3月から商用化したNGN(商品名:フレッツ光ネクスト)には、ベンダの技術だけでなく、NTT研究所の研究成果が活かされている。

• NGNに関する研究開発(ネットワークとサービス)は、すでにNGNを超える新たなパラダイムシフトに向けて日進月歩を開始している。

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NGNNGNへの理解を深める文献等への理解を深める文献等

・井上友二監修、「[改訂版]NGN入門」、インプレスR&D

・井上友二監修、「NGN教科書」、インプレスR&D

・NTT西日本HP、http://www.ntt-west.co.jp/ngn/

・次世代サービス共創フォーラム、http://www.ngs-forum.jp/

・NTT技術ジャーナル、http://www.ntt.co.jp/journal/

・ITU-Tホームページ、http://www.itu.int/ITU-T/

・NTTのHP(研究開発含む)、http://www.ntt.co.jp/

・etc

サービス創造グループを目指しますサービス創造グループを目指します

ご清聴ありがとうございましたご清聴ありがとうございました

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イーサネット関連標準化団体、主要課題イーサネット関連標準化団体、主要課題//プロジェクトプロジェクト

40G/100G イーサの標準化について課題新設P802.3ba

10G EPONの標準化について、課題新設P802.3av

イーサネットアクセス網(GEPON、アクセス系監視)の標準化(2004年6月完了)P802.3ahIEEE 802.34

PBB-TE(プロバイダバックボーンブリッジのトラヒックエンジニアリング)について、課題新設P802.1Qay

Two Port Mac Relay (いわゆるメディアコンバータ)を含むアクセス系の管理技術。P802.1aj

ネットワークレベルのイーサネットOAMメカニズム。標準化完了(2007/9)P802.1agIEEE 802.13

プロバイダブリッジ(ユーザ、キャリアそれぞれでVLANを定義できる、いわゆる、Q in Q技術)。標準化完了(2005/12)。

P802.1ad

イーサネットリニアプロテクション勧告G.8031を勧告承認済み(2007/10改版承認)。

装置アーキテクチャ勧告G.8021のOAM関連仕様、リングプロテクション勧告G.8032について勧告化中。

Q.9/15ITU-T SG152

イーサネットサービスを勧告化中Q.11/15

P802.1ah

Q.12/15

Q.5/13

課題/

プロジェクト

1

項番

プロバイダバックボーンブリッジ(プロバイダブリッジ網を相互接続する、いわゆる Mac in Mac技術を含む階層化VLANによるスケーラビリティ拡張技術)。

イーサネットアーキテクチャ勧告改訂版(G.8010)を作成中。

イーサネットOAM勧告を作成。Y.1731として勧告承認済み(2006/5)。ITU-T SG13

検討状況標準化団体

現在、以下の団体、課題/プロジェクトを中心にイーサネット関連の標準化が進められている。なお、ITU-TとIEEE 802委員会は密に連携し標準化を推進している。