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PXI NI PXI-665x ユーザマニュアル PXI 用タイミングおよび同期モジュール NI PXI-665x ユーザマニュアル 2015 5 370711C-0112

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PXINI PXI-665x ユーザマニュアルPXI用タイミングおよび同期モジュールNI PXI-665x ユーザマニュアル

2015 年 5月370711C-0112

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サポート

技術サポートのご案内ni.com/support

世界各地のオフィスni.com/niglobalから、お問い合わせ先、サポート電話番号、電子メールアドレス、現在実施中のイベントに関する最新情報を提供する各国現地オフィスのウェブページにアクセスできます。

日本ナショナルインスツルメンツ株式会社 105-0012 東京都港区芝大門 1-9-9 野村不動産芝大門ビル 8F/9F Tel: 0120-527196

National Instruments11500 North Mopac Expressway Austin, Texas 78759-3504 USA Tel: 512 683 0100

サポート情報の詳細については、「NI サービス」を参照してください。 ナショナルインスツルメンツのドキュメントに関してご意をお寄せいただく場合は、ナショナルインスツルメンツのウェブサイト、ni.com/jp/infoにある Info Codeに「feedback」とごください。© 2004–2015 National Instruments. All rights reserved.

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法的情報限定的保証本書は、「現状有姿」(as is)で提供されており、事前の通知なしに次の改訂版で変更される場合があります。最新版については、ni.com/manualsをご参照ください。National Instruments Corporation(以下「NI」という)は、本書の技術的な正確性を念にチェックしております。ただし、NIは、本書に記載の情報の正確性について、切の明は黙の保証をわず、技術的な誤りについて切の責任を負いません。NIは、請求日から 1年間、ハードウェア製品について、当該製品が適用あるNIの公表された仕様に実質的に適合しないこととなるような素材及び製造技術上の欠陥は存在しないことを保証します。NIは、請求日から 90日間、(ⅰ)ソフトウェア製品が適用される付属のマニュアル文書に実質的に従って機能し、かつ(ⅱ)当該ソフトウェアの媒体に素材及び製造技術上の欠陥が存在しないことを保証します。NIが適用ある保証期間中に欠陥は不適合の通知を受領した場合、NIはその裁量により、(ⅰ)問題のある製品を修理若しくは交換し、は(ⅱ)問題のある製品の料を払い戻します。修理は交換後のハードウェアは、当初の保証期間の残期間は 90日間のうちいずれかい期間について保証されます。NIが問題のある製品を修理は交換することを選択する場合、NIは、新品、は新品と同等の性能及び信頼性を有し、当初の部品は製品と少なくとも同等の機能を有する整備済みの部品は製品を使用することができます。お客様は製品をNIに返却する前に、NIからRMA番号を取得する必要があります。NIは、限定的保証の対象外のハードウェアの検査及び試験についてその費用を請求する権利を留保します。限定的保証は、NI製品の欠陥が次のいずれかの事柄に起因するものである場合には適用されません:(NI以外の者によって実施された)不適切は不分なメンテナンス、設置、修理は校正、許可を受けていない改変、不適切な環境、不適切なハードウェアはソフトウェア・キーの使用、製品の仕様の範囲を超えた不適切な使用は操作。不適切な電圧の印加、事故、誤用は不注意、雷、洪は他の天災等の災害。上記の救済手段は排他的なものであり、お客様が有する唯の救済手段です。また、これらの救済手段がその主要な目的を達成しえない場合であっても適用されます。本書に明に規定される場合を除いては、NI製品は、いかなる種類の保証も付されることなく、「現状有姿」(as is)で提供されます。NIは、NI製品に関するいかなる保証(商品性の黙の保証、特定目的適合性、第三者の所有権その他の財産権を侵害していないこと、及び取引慣は取引過程によりじうるあらゆる保証を含みます)も、明、黙を問わず、いません。NIは、正確さ、的確性、信頼性その他いかなる点についても、NI製品の使用は使用結果に関して、保証せず、またいかなる表明もいません。NIは、NI製品の稼働に中断がなく、は誤作動がないことを保証しません。お客様とNIがNI製品を対象とする保証条件について、別途署名は記名押印済みの契約を締結している場合、当該契約書における保証条件が適用されます。著作権著作権法に基づき、National Instruments Corporation(米国ナショナルインスツルメンツ社)の書面による事前の許可なく、本書のすべては部を写真複写、記録、情報検索システムへの保存、及び翻訳を含め、電子的は機械的ないかなる形式によっても複製は転載することを禁止します。National Instrumentsは他者の知的財産を尊重しており、お客様も同様の方針に従われますようお願いいたします。NIソフトウェアは著作権法その他知的財産権に関する法律により保護されています。NIソフトウェアを用いて他者に帰属するソフトウェアその他のマテリアルを複製することは、適用あるライセンスの条件その他の法的規制に従ってそのマテリアルを複製できる場合に限り可能であるものとします。エンドユーザ使許諾契約及び他社製品の法的注意事項エンドユーザ使用許諾契約(EULA)及び他社製品の法的注意事項は以下の場所にあります。• 注意事項は、<National Instruments>¥_Legal Information及び <National Instruments>ディレクトリにあります。

• EULAは、<National Instruments>¥Shared¥MDF¥Legal¥licenseディレクトリにあります。• NI製品とともに作成したインストーラに法律情報を組み込む方法については、<National

Instruments>¥_Legal Information.txtをお読みください。国政府の権利の制限お客様が米国政府の機関、省はその他の事業体(「米国政府」と総称する)である場合、本書に記載の技術データの使用、複製、再製、公表、修正、開は転送は、間機関用の連邦調達規則 52.227-14と軍事機関用の国防省連邦調達規則補 252.227-7014及び 252.227-7015に基づく限定権利条項の適用を受けます。

商標NIの商標の詳細については、ni.com/trademarksのNI Trademarks and Logo Guidelines(英語)をご覧ください。ARM, Keil, and μVision are trademarks or registered of ARM Ltd or its subsidiaries.

LEGO, the LEGO logo, WEDO, and MINDSTORMS are trademarks of the LEGO Group.

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TETRIX by Pitsco is a trademark of Pitsco, Inc.

FIELDBUS FOUNDATION™ and FOUNDATION™ are trademarks of the Fieldbus Foundation.

EtherCAT® is a registered trademark of and licensed by Beckhoff Automation GmbH.

CANopen® is a registered Community Trademark of CAN in Automation e.V.

DeviceNet™ and EtherNet/IP™ are trademarks of ODVA.

Go!, SensorDAQ, and Vernier are registered trademarks of Vernier Software & Technology. Vernier Software & Technology and vernier.com are trademarks or trade dress.

Xilinx is the registered trademark of Xilinx, Inc.

Taptite and Trilobular are registered trademarks of Research Engineering & Manufacturing Inc.

FireWire® is the registered trademark of Apple Inc.

Linux® is the registered trademark of Linus Torvalds in the U.S. and other countries.

Handle Graphics®, MATLAB®, Simulink®, Stateflow®, and xPC TargetBox® are registered trademarks, and Simulink Coder™, TargetBox™, and Target Language Compiler™ are trademarks of The MathWorks, Inc.

Tektronix®, Tek, and Tektronix, Enabling Technology are registered trademarks of Tektronix, Inc.

The Bluetooth® word mark is a registered trademark owned by the Bluetooth SIG, Inc.

The ExpressCard™ word mark and logos are owned by PCMCIA and any use of such marks by National Instruments is under license.

The mark LabWindows is used under a license from Microsoft Corporation. Windows is a registered trademark of Microsoft Corporation in the United States and other countries.

本書中に記載されたその他の製品名及び企業名は、それぞれの企業の商標は商号です。National Instruments Alliance Partner ProgramのメンバーはNIより独している事業体であり、NIと何ら代理店、パートナーシップはジョイント・ベンチャーの関係にありません。特許NIの製品を保護する特許については、ソフトウェアで参照できる特許情報(ヘルプ→特許)、メディアに含まれている patents.txtファイル、はni.com/patentsからアクセスできるNational Instruments Patent Notice(英語)のうち、該当するリソースから参照してください。

輸出関連法規の遵守に関する情報NIの輸出関連法規遵守に対する方針について、また必要なHTSコード、ECCN(Export Control Classification Number)、その他の輸出に関する情報の取得方法については、「輸出関連法規の遵守に関する情報」(ni.com/legal/ja/export-compliance)を参照してください。

National Instruments Corporation製品を使する際の警告お客様は、National Instruments Corporation(以下「NI」という)の製品がお客様のシステムはアプリケーションに組み込まれるかどうかにかかわらず常にNI製品の適合性及び信頼性(システムはアプリケーションの適切な設計、プロセス及び安全性を含みます)を確認し、検証する最終的な責任を負います。NI製品は、命若しくは安全の維持に不可欠なシステム、危険な環境若しくはフェイル・セーフ機能が必要となる他のあらゆる環境(原子施設の運用、航空機ナビゲーション、航空交通管制システム、救命若しくは命維持システムその他の医療装置の運用若しくは操作を含みます)、はこの製品の欠陥が死亡、傷害、重大な財産損害若しくは環境被害をもたらしうるその他あらゆる用途における使用(以下「リスク用途」と総称する)のために設計、製造は試験されたものではありません。さらに、故障・機能不全を防ぐために、バックアップ及びシャットダウン機構の準備などの慎重な処置を講じる必要があります。NIは、NI製品のリスク用途への適合性について、明は黙を問わず、いかなる保証もいません。

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コンプライアンス電磁両性に関する情報このハードウェアは、ハードウェアの適合宣言 (DoC)1 に記載される電磁両性 (EMC) の制限、および当該する規制基準に基づいて所定の試験が実施され、これらに適合するものと認定されています。 これらの基準および制限は、ハードウェアを意図された電磁環境で操作する場合に、有害な電磁妨害から保護するために設けられました。 たとえば、感度またはノイズのハードウェアが近接する場所で使用されるなどの特別な場合は、電磁妨害が起こる可能性を最限に抑えるために追加の軽減対策を実する必要がある場合もあります。このハードウェアは当該する EMCの規制基準に準拠していますが、特定の設置において電磁妨害が起こらない保証はありません。 ハードウェアによるラジオおよびテレビ受信への電磁妨害が起こる可能性、そして許容できない性能低下を最限に抑えるには、ハードウェアのドキュメントおよび DoC1 の手順に厳密に従って取り付け、使用してください。ハードウェアの電源を切し、正規の無線通信サービスまたはその他の隣接する電気装置に電波妨害を起こしていると判断した場合は、以下の措置を取ってください。• レシーバ(妨害を受けているデバイス)のアンテナを再設定する。• トランスミッタ(妨害を起こしているデバイス)をレシーバに対して再配置する。• トランスミッタを異なるコンセントに接続し、トランスミッタとレシーバを異なる分岐回路に配置する。海中または工業地帯などの特殊な EMC環境で使用する場合、EMC基準に準拠するために、属、シールドケースの使用が必要な可能性のあるハードウェアもあります。 製品の設置要件については、ハードウェアのユーザドキュメントおよび DoC1 を参照してください。

ハードウェアが試験対象または試験導線に接続されている場合、システムは障害により影響を受けやすくなり、地域の電磁環境に電磁妨害を起こす可能性があります。このハードウェアを住宅地域で使用されますと、有害な混信を引き起こすことがあります。 ユーザは自己負担で電磁妨害の問題を解決するか、ハードウェアの操作を停止する必要があります。ナショナルインスツルメンツによって明的に許可されていない変更および修正は、地域の取締規則下でハードウェアを操作するユーザの権利を無効にする可能性があります。

1 適合宣言 (DoC) には、ユーザまたは設置者に対する重要な EMC準拠および手順が記載されています。 この製品の適合宣言を手するには、ni.com/certification(英語)にアクセスして型番または製品ラインで検索し、該当するリンクをクリックしてください。

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© National Instruments | vii

目次このマニュアルについてナショナルインスツルメンツのドキュメント....................................................................... ix関連ドキュメント................................................................................................................................. ix

第 1章はじめに使用を開始する前に ............................................................................................................................1-1デバイスを梱包から取り出す.........................................................................................................1-2ソフトウェアプログラミングのオプション............................................................................1-2安全性について......................................................................................................................................1-3

第 2章インストールおよび構成ソフトウェアをインストールする ...............................................................................................2-1ハードウェアを取り付ける .............................................................................................................2-1モジュールを構成する .......................................................................................................................2-2

第 3章ハードウェア概要NI PXI-6653フロントパネル.............................................................................................................3-4NI PXI-6652フロントパネル.............................................................................................................3-5NI PXI-6651フロントパネル.............................................................................................................3-6

Access LED.....................................................................................................................................3-7Active LED ......................................................................................................................................3-7コネクタ ..........................................................................................................................................3-8

ハードウェア機能.................................................................................................................................3-8クロック成 ..........................................................................................................................................3-10

ダイレクトデジタルシンセシス(DDS)..........................................................................3-10PXI_CLK10および OCXOまたは TCXO ..........................................................................3-11

信号を経路設定する ............................................................................................................................3-12ソースおよび出先を決定する ..........................................................................................3-14

フロントパネル PFIをとして使用する .........................................................3-16フロントパネル PFIを出として使用する .........................................................3-16PXI/RTSIトリガを使用する ...........................................................................................3-17PXI Starトリガを使用する ............................................................................................3-18

経路設定の種類を選択する....................................................................................................3-18非同期経路設定 ..................................................................................................................3-19同期経路設定 .......................................................................................................................3-19

単パルス(グローバルソフトウェアトリガ)を成する ................................3-21PXI_CLK10 PLLを使用する ...............................................................................................................3-21

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目次

viii | ni.com

第 4章キャリブレーション工場出荷時のキャリブレーション............................................................................................... 4-1

OCXO周波数 ............................................................................................................................... 4-1TCXO周波数 ................................................................................................................................. 4-1PXI_CLK10位相 ............................................................................................................................ 4-1DDS開始トリガ位相 ................................................................................................................. 4-1DDS初期位相................................................................................................................................ 4-2

追加情報.................................................................................................................................................... 4-2

付録 A仕様

付録 BNI サービス

語集

索引

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© National Instruments | ix

このマニュアルについてナショナルインスツルメンツの NI PXI-665xタイミングおよび同期モジュールをお買い上げいただき、ありがとうございます。NI PXI-665xを使用すると、2台以上の PXIシャーシ間で PXIのタイミングおよびトリガ信号を渡すことができます。NI PXI-665xは、複数シャーシ内のデバイス間でクロック信号を成および経路設定することで、複数シャーシの PXIシステム内の複数デバイスを同期する方法を提供します。

このマニュアルでは、NI PXI-665xの電気的および機械的側面について説明します。また、デバイスの操作とプログラミングに関する情報も提供されています。

ナショナルインスツルメンツのドキュメント『NI PXI-665x ユーザマニュアル』は、ご使用の測定システムに関するドキュメントセットに含まれている 1つのドキュメントです。このほかにも複数のドキュメントでハードウェアとソフトウェアが説明されています。以下のドキュメントを参照してください。• 測定ハードウェアのドキュメント —このドキュメントには、コンピュータに差

し込むまたは接続する測定ハードウェアについての詳細が記載されています。ハードウェアの取り付けおよび構成手順、測定ハードウェア特有の情報、使用上のヒントについては、このドキュメントを参照してください。

• ソフトウェアドキュメント —ni.com/manualsから『NI-Sync User Manual』を参照してください。

NIのドキュメントは、ni.com/manualsからダウンロードできます。

関連ドキュメント以下のドキュメントには、このマニュアルを使用する上で役につ情報が記載されています。• 『PICMG 2.0 R3.0, CompactPCI Core Specification』(www.picmg.orgから

PICMGで手可能)• 『PXI Specification』Revision 2.1(www.pxisa.orgから手可能)• 『NI-VISA User Manual』(ni.com/manualsから手可能)• 『NI-VISA Help』(NI-VISAソフトウェアに含まれる)• 『NI-Sync User Manual』(ni.com/manualsから手可能)• 『NI PXI-665x Calibration Procedure』(ni.com/manualsから手可能)

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© National Instruments | 1-1

1はじめにNI PXI-665xタイミングおよびトリガモジュールを使用すると、2台以上の PXIシャーシ間で PXIのタイミング信号を渡すことができます。NI PXI-665xモジュールは、複数シャーシ内のデバイス間でクロック信号を成および経路設定することで、PXIシステム内の複数デバイスを同期する方法を提供します。

使を開始する前にNI PXI-665xのセットアップおよび使用には以下が必要です。

NI PXI-665xタイミングおよびトリガモジュール

『NI PXI-665x ユーザマニュアル』

NI-VISA

NI-Sync CD

以下のいずれかのソフトウェアパッケージとドキュメント– LabVIEW

– LabWindows™/CVI™

– Microsoft Visual C++ (MSVC)

PXIシャーシ

PXIを組み込んだコントローラまたはMXI-3でPXIシャーシに接続されているデスクトップコンピュータ

システムで NI PXI-665xを使用して NI PXI-4472、NI PXI-5112、NI PXI-5411、NI PXI-6115、または Eシリーズ DAQモジュールを使用している場合、NI-Sync CDまたはni.com/manualsからダウンロードできる『NI-Sync User Manual』を参照できます。

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第 1章 はじめに

1-2 | ni.com

デバイスを梱包から取り出すNI PXI-665xは、静電気による破損を防止するため静電気防止用袋に梱包されて出荷されます。静電気(ESD)によってモジュール上の部品が破損する可能性があります。

注意 露出しているコネクタピンには絶対に触れないでください。

取り扱い中にモジュールを破損しないために、以下の予防措置を取ってください。• 接地ストラップを使用したり、接地されている物体に触れて、身体を接地します。• 静電気防止用パッケージをシャーシの属部分に接触させてから、モジュールを

取り出します。

モジュールを箱から取り出し、部品の接続がゆるんでいないかどうか、また、破損箇所がないかどうか調べます。モジュールが破損している場合は、ナショナルインスツルメンツまでご連絡ください。破損したモジュールをコンピュータに接続しないでください。

NI PXI-665xを使用しないときは静電気防止用袋にれて保管してください。

ソフトウェアプログラミングのオプションNI PXI-665xでプログラミングをう場合、LabVIEWまたは LabWindows/CVI等のNIアプリケーション開発環境(ADE)ソフトウェア、または Visual C/C++等のその他の ADEを使用することができます。

LabVIEWは、対話的なグラフィック、最先端のインタフェース、そしてパワフルなグラフィカルプログラミング言語を特徴としています。LabVIEWには、ナショナルインスツルメンツ製の DAQハードウェアで LabVIEWを使用する際に必要な複数の仮想計測器(LabVIEWデータ収集 VIライブラリ)が含まれています。

LabWindows/CVIは、対話的なユーザインタフェース、コード成ツール、およびLabWindows/CVIデータ収集と簡易 I/Oライブラリが搭載された完全な ANSI C ADEです。

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NI PXI-665x ユーザマニュアル

© National Instruments | 1-3

安全性についてこのセクションでは、ハードウェアの取り付けと使用の際に従う必要がある安全に関する重要な注意事項を説明します。

このドキュメントに記載されている以外の方法でデバイスを使用しないでください。製品の使用法を誤ると危険です。また、破損した製品を使用した場合には、製品に組み込まれている安全保護機能が保証できません。製品が破損している場合は、ナショナルインスツルメンツまでお問い合わせください。

このドキュメントで説明されていない限り、製品の部品を置換したり変更を加えないでください。この製品は、操作手順で指定されたシャーシ、モジュール、アクセサリ、およびケーブルとのみ併用してください。製品の操作中は、すべてのカバーおよびフィラーパネルが取り付けられている必要があります。

爆発性大気や可燃性ガスが存在する場所で製品を使用しないでください。このような環境で製品を使用する必要がある場合は、必ず適切な定格の筐体内にデバイスを設置してください。

製品を掃除する必要がある場合は、非属のやわらかなブラシを使用します。修理サービスに出す前に、必ず製品を完全に乾燥させ、汚れがない状態にしてください。

製品は汚染度 2 以下で操作してください。汚染とは、絶縁耐または表面抵抗率を減少させる固体や液体およびガス状の異物のことです。各汚染度の説明は以下のとおりです。• 汚染度 1とは、汚染の発がないこと、または乾いた非導電汚染のみが発し

たことを表します。この汚染による影響はありません。• 汚染度 2とは、通常非導電汚染のみが発したことを表します。ただし、場合

によっては結露による時的な伝導がじる可能性があります。• 汚染度 3は、導電性汚染の発、または乾いた非導電性汚染の発による結露

で導電性になることを表します。

製品の定格電圧に適合するように信号接続部を必ず絶縁してください。製品の定格電圧を超える電圧を印加しないでください。製品が電気信号によって活電状態のときは配線をわないでください。システムが電源に接続されている場合は、端子台の取り外しまたは追加はしないでください。モジュールのホットスワップ中には、人体と端子台が接触しないように注意する必要があります。信号線を製品に接続したり接続解除する前に、信号線への電を解除してください。

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第 1章 はじめに

1-4 | ni.com

製品は、ハードウェアのラベルに付けられたMeasurement Category(測定カテゴリ)1以下で使用してください。測定回路は、測定またはテスト中に接続された回路からの動作電圧2 や過渡応(過電圧)にさらされます。Measurement Categoryは、配電システムで通常起こる標準のインパルス耐電圧レベルを設定します。以下はMeasurement Categoryについての説明です。• Measurement Category Iは、MAINS3 電圧と呼ばれる配電システムに直接接続

されていない回路上で実される測定用です。このカテゴリは、特別に保護された 2次回路からの電圧の測定用です。そのような電圧測定には、信号レベル、特殊ハードウェア、エネルギー制限されたハードウェアの部、安定化低電圧ソースから電供給される回路、および電子装置が含まれます。

• Measurement Category IIは、配電システム(MAINS3)に直接接続された回路上で実される測定用です。このカテゴリは、標準のコンセント(たとえば、アメリカでは 115 V(AC)、ヨーロッパでは 230 V(AC))から供給されるようなその地域で使用される配電です。Measurement Category IIを使用する例としては、家電製品、型の電気工具などの測定があります。

• Measurement Category IIIは、建物に取り付けられた配電レベルで実される測定です。このカテゴリは、固定装置や、配電盤、ブレーカー上のハードウェアなど配線されたハードウェアの測定に適用されます。その他の例としては、固定装置のケーブルを含む配線や、線、配電盤、スイッチ、壁コンセント、および固定装置に永久接続されているモータがあります。

• Measurement Category IVは、主要電源供給装置で通常は屋外で実される測定用です。例には、主要過電流保護デバイスおよびリプル制御ユニットでの電量計や測定が含まれます。

1 Measurement Categoryは、過電圧または設置カテゴリとも呼ばれ、電気安全規格 IEC 61010-1およびIEC 60664-1で定義されています。

2 動作電圧とは、任意の絶縁物にかかる ACまたは DC電圧の最大 RMS値です。3 MAINSは、ハードウェアに電を供給する危険通電電源供給システムです。適切な定格の測定回路を計測目的でMAINSに接続することができます。

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© National Instruments | 2-1

2インストールおよび構成この章では、NI PXI-665xのハードウェアの取り付けおよびソフトウェアのインストールの方法、またデバイスの構成方法について説明しています。

ソフトウェアをインストールするソフトウェアインストールの手順は、NI-Sync CDに含まれている readme.htmファイルを参照してください。

メモ NI PXI-665xハードウェアを取り付ける前に、必ずドライバソフトウェアをインストールしてください。

ハードウェアを取り付ける以下は、般的な手順です。新しいモジュールを取り付ける際の特別な手順および警告については、シャーシのユーザマニュアルまたはテクニカルリファレンスマニュアルを参照してください。1. シャーシの電源を切断し、電源プラグを抜きます。2. PXIシャーシ内の使用可能な PXIスロットを選択します。

メモ NI PXI-665xは通常スロット 2に取り付けます。

3. 手順 2で選択した PXIスロットのフィラーパネルを取り外します。4. 接地ストラップを使用したり、接地されている物体に触れて、身体を接地しま

す。第 1章「はじめに」の「デバイスを梱包から取り出す」セクションに記載されている静電気放電対策に従ってください。

5. NI PXI-665xを PXIスロットに挿します。脱着ハンドルを使用して、モジュールをシャーシにしっかりと差し込みます。

6. デバイスのフロントパネルをシャーシのフロントパネルマウントレールのネジで固定します。

7. 取り付けを視覚的に確認してください。モジュールが他のモジュールまたはコンポーネントに接触していないこと、またスロットに完全に挿されていることを確認します。

8. シャーシの電源ケーブルプラグを差し込み、電源を投します。

これで NI PXI-665xの取り付けは終了です。

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第 2章 インストールおよび構成

2-2 | ni.com

モジュールを構成するNI PXI-665xは、ソフトウェアで完全構成することが可能です。システムソフトウェアが自動的にすべてのモジュールリソースを割り当てます。

フロントパネル上の 2つの LEDはモジュール状態をします。第 3章の「ハードウェア概要」にあるフロントパネルの説明セクションに、LEDに関する詳細が記述されています。

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© National Instruments | 3-1

3ハードウェア概要この章では、図にす、NI PXI-6653、NI PXI-6652、NI PXI-6651シリーズのハードウェア機能の概要を説明します。図 3-1は、NI PXI-6653および NI PXI-6652ハードウェアの機能概要をします。図 3-2は、NI PXI-6651ハードウェアの機能概要をします。

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第 3章 ハードウェア概要

3-2 | ni.com

図 3-1. NI PXI-6653および NI PXI-6652の機能概要

PX

IP

CI

PXI_STAR<0..12>

PXI_TRIG<0..7>

CLKOUT

CLKINAC PXI_CLK10_IN

OCXO

DACOCXO PXI_CLK10

DDS

PFI 0

DAC

PFI 0 /

PFI 1 /

PFI 2 /

PFI 3 /

PFI 4 /

PFI 5 /

PFI 2

DAC

OCXO (6653)TCXO (6652)

PFI 1

DAC

PFI 3

DAC

PFI 4

DAC

PFI 5

DAC

DDS

PLL

PCI

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NI PXI-665x ユーザマニュアル

© National Instruments | 3-3

図 3-2. NI PXI-6651の機能概要

PCI

PX

IP

CI

PXI_TRIG<0..7>

CLKINAC

PXI_CLK10_IN

PFI 0 /

PFI 1 /

PXI_STAR<0..12>

PFI 0

DAC

PFI 1

DAC

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第 3章 ハードウェア概要

3-4 | ni.com

NI PXI-6653フロントパネル図 3-3は、NI PXI-6653のフロントパネル上にあるコネクタと LEDをします。

図 3-3. NI PXI-6653フロントパネル

1 Access LED2 Active LED3 CLKOUTコネクタ

4 CLKINコネクタ5 PFI<0..5>コネクタ

NI PXI-6653Timing Module

CLKOUT

PFI 0

PFI 1

PFI 2

PFI 3

PFI 4

PFI 5

CLKIN

ACCESS ACTIVE

1 2

3

4

5

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NI PXI-6652フロントパネル図 3-4は、NI PXI-6652のフロントパネル上にあるコネクタと LEDをします。

図 3-4. NI PXI-6652フロントパネル

1 Access LED2 Active LED3 CLKOUTコネクタ

4 CLKINコネクタ5 PFI<0..5>コネクタ

21

3

4

5

CLKOUT

PFI 0

PFI 1

PFI 2

PFI 3

PFI 4

PFI 5

CLKIN

NI PXI-6652Timing Module

ACCESS ACTIVE

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第 3章 ハードウェア概要

3-6 | ni.com

NI PXI-6651フロントパネル図 3-5は、NI PXI-6651のフロントパネル上にあるコネクタと LEDをします。

図 3-5. NI PXI-6651フロントパネル

1 Access LED2 Active LED

3 CLKINコネクタ4 PFI<0..1>コネクタ

1

3

4

2

NI PXI-6651Timing Module

ACCESS ACTIVE

PFI 0

PFI 1

CLKIN

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Access LEDAccess LEDは、NI PXI-665xの通信状態をします。Access LEDの位置については、図 3-3、図 3-4、図 3-5を参照してください。

表 3-1は Access LEDの色の意味を記載しています。

Active LEDActive LEDは、エラーまたは位相ロックループ(PLL)の動作をします。エラーが選択をオーバーライドしない限り、Active LEDを色に変更することが可能です。Active LEDの位置については、図 3-3、図 3-4、図 3-5を参照してください。

ヒント Active LEDの色を色に変更すると、マルチシャーシ状況でデバイスを認識する場合、またはアプリケーションがコードの定義済みセクションに到達したことを知りたい場合に役にちます。

表 3-2は、Active LEDの各色の意味を記載しています。

メモ 赤色の Active LEDは、PXI_CLK10が停止したか PLLエラーが発したかをします。

表 3-1. Access LEDの色の説明

色 ステータスOFF モジュールはまだ機能していません。

緑 ドライバはモジュールを初期化しました。

オレンジ デバイスにアクセス中。モジュールがアクセスされると、Access LEDが色に 50ミリ秒ほど点滅します。

表 3-2. Active LEDの色のクイックリファレンス表

色 PXI_CLK10停止 PLLエラー ユーザ設定 PLLアクティブ

赤 — —

オレンジ × × —

緑 × × × OFF × × × ×

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第 3章 ハードウェア概要

3-8 | ni.com

コネクタこのセクションは、NI PXI-665xのフロントパネル上のコネクタを説明します。• CLKIN—クロック。このコネクタを通して外部クロックを受けれ、オンボー

ド PPLの基準クロックとして利用したり、または PXIバックプレーン(PXI_CLK10_IN)を通してシャーシ内の別のモジュールにクロックを供給します。

• CLKOUT(NI PXI-6653および NI PXI-6652のみ)—クロック出。このコネクタは、恒温晶発振器 (OCXO)または温度補正晶発振器(TCXO)、ダイレクトデジタルシンセシス(DDS)、またはバックプレーンクロック(PXI_CLK10)からプログラムで経路設定できるクロックをソースする際に使用します。

• PFI <0..5>—プログラム可能な機能的インタフェース <0..5>。(NI PXI-6651はPFI 0..1のみをサポートします。)これらのコネクタは、または出のどちらでも使用できます。さらに、 PFI 0は、内部的に他の信号を同期する場合のクロックとして使用することができます。機能の詳細については、「同期経路設定」のセクションを参照してください。これらの PFI接続の動作は、個別にプログラムすることができます。

NI PXI-665x フロントパネル上のこれらの接続の位置を確認するには、図 3-3、図 3-4、図 3-5を参照してください。

注意 NI PXI-665x上のまたは出信号の最大定格を超えた接続では、モジュールとコンピュータが破損するおそれがあります。ナショナルインスツルメンツは、このような信号接続による損傷の責任を負いません。

ハードウェア機能NI PXI-6653および NI PXI-6652は 2つのボード機能を実します。• クロックおよびトリガ信号の成• ある場所で内部的または外部的に成された信号を別の場所に経路設定

NI PXI-6651は主にスレーブモジュールで、外部成された信号のみを経路設定できます。表 3-3は、この章の中で詳細説明されている信号の機能および方向の概要をまとめたものです。

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表 3-3. 信号の説明

信号名 方向 説明PXI_CLK10_IN 出 これは、PXIバックプレーン上のネイティ

ブ 10 MHz発振器を置換できる信号です。PXI_CLK10_INはオンボード OCXOまたはTCXOまたは外部ソークをソースにすることが可能です。

PXI_CLK10 この信号は、PXI 10 MHzバックプレーンクロックです。デフォルトで、この信号はシャーシ内のネイティブ 10 MHz発振器の出です。スロット 2の NI PXI-665xは、この信号を PXI_CLK10_INと置換できます。

OCXOクロック(NI PXI-6653)またはTCXOクロック(NI PXI-6652)

出 これは、10 MHz OCXOまたは TCXOの出です。OCXOおよび TCXOは、非常に安定した確度のい周波数ソースです。

CLKIN CLKINは、同じ名前の SMBピンに接続される信号です。CLKINは、PXI_CLK10_INとして使用する、または OCXOと TCXO用の位相ロック基準として使用することができます。

CLKOUT(NI PXI-6653および NI PXI-6652のみ)

出 CLKOUTは、同じ名前の SMB出ピン上にある信号です。OCXOクロック、TCXOクロック、DDSクロック、または PXI_CLK10のいずれかをこの場所に経路設定できます。

DDSクロック(NI PXI-6653およびNI PXI-6652のみ)

出 これは NI PXI-6653または NI PXI-6652 DDSの出です。DDS周波数は、1 Hz〜 105 MHzの精度でプログラムすることができます。DDSチップが PXI_CLK10へ自動的に位相ロックをいます。

PXI_STAR <0..12> /出 PXI Starトリガバスは、スロット 2とスロット <3..15>を Star構成で接続します。各 Starラインの電気的パスをできる限り致させることにより、モジュール間のスキューを最限に抑えています。スロット 2のNI PXI-665xは、Starトリガバスを使用して信号をスロット <3..15>に経路設定します。

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3-10 | ni.com

この章の以下の部分では、信号がどのように NI PXI-665xハードウェアによって使用、集録、成されるかを説明し、多様な位置からの信号を複数の測定デバイスおよびPXIシャーシ間で同期する経路設定方法について記述します。

クロック生成NI PXI-6653および NI PXI-6652は 2つのタイプのクロック信号を成します。1つ目のクロックは、オンボード DDSチップを使用して成され、2番目のクロックは精密 10 MHz発振器を使用して成されます。次のセクションでは、この 2種類のクロック成について説明し、それぞれの種類を選択する際の注意事項について説明しています。

ダイレクトデジタルシンセシス(DDS)DDSは、プログラム可能な周波数でクロックを成する手法です。DDSは、周波数チューニングワード、アキュムレータ、正弦波ルックアップテーブル、D/A変換器(DAC)、およびコンパレータで構成されています。

周波数チューニングワードは、希望の周波数を指定する番号です。各マスタクロックサイクルで、周波数チューニングワードはアキュムレータに追加され、最大値に達するとロールオーバーします。アキュムレータの値は、正弦波ルックアップテーブルでポイントを取得するために使用され、DACによりアナログ電圧に変換されます。たとえば、正弦波テーブルが 128ポイントである場合、周波数チューニングワードは 1

PFI <0..5> /出 NI PXI-665x上の PFI(プログラム可能な機能的インタフェース)ピンは、複数の PXIシャーシ間でタイミング信号およびトリガ信号を経路設定します。PFIラインには、多種多様のおよび出信号を経路設定することができます。

PXI_TRIG <0..7> /出 PXIトリガバスは、PXIシャーシ内のすべてのスロットで共有される 8つのデジタルラインで構成されています。NI PXI-665xは、これらのラインに多種多様の信号を経路設定できます。 メモ : PXI_TRIG <0..5>は、ハードウェアデバイスまたは APIによっては RTSI <0..5>として知られています。しかし、厳密にはPXI_TRIG <6..7>と RTSI <6..7>は全く同じではありません。

表 3-3. 信号の説明 (続き)

信号名 方向 説明

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で、アキュムレータは 1つの正弦波を出するために 128クロックサイクルを使用します。周波数チューニングワードを 3に変更すると、アキュムレータは正弦波テーブルを 3倍速く処理し、正弦波を 128/3(42.6)クロックサイクルで出します。

DACの出はアナログフィルタを介して滑らかな正弦波にします。フィルタされた出はその後コンパレータに送られ、そこで出を指定の周波数の方形波に変換します。

NI PXIe-6653および NI PXI-6652のプログラム可能な DDS周波数は、1 Hz〜 105 MHz範囲内の約 1 μHz精度で指定できます。周波数の確度は、PXI_CLK10基準クロックによって異なるため、精密な 10 MHzのソースを使用することで DDS出の確度が改善します。さらに正確な DDSタイミングが必要な場合は、10 MHzクロックを OCXOと置換できます。

PXI_CLK10および OCXOまたは TCXONI PXI-6653は、精密 10 MHz OCXOを特徴としています。NI PXI-6652は、精密 10 MHz TCXOを特徴としています。このクロックの周波数確度は、ネイティブ 10 MHz PXIバックプレーンクロック(PXI_CLK10)の周波数に比べて数桁優れています。

ほとんどの周波数基準発振器のエラーソースは温度のばらつきです。OCXOでは発振器を密閉された槽の中に配置しています。抵抗ヒーターおよび自動フィードバック回路が発振器に適する動作温度を精密制御して保ちます。温度制御スキームによって周波数エラーを最レベルに抑えるため、他のソースによるエラーが際ってえます。これらの他のエラーソースを軽減して OCXOで最のパフォーマンスを実現するには、2つの方法があります。1. 5 V供給で変動が最のシャーシを使用します。OCXOでは、5 V供給の電圧レ

ベルでの各 1%の不確度に対して 1 ppbの誤差があります。CompactPCI Specificationでは、すべてのシャーシで 5 V供給を -3%〜 +5%に制限することが要求されており、これにより 5 Vを基準とした誤差は -3 ppb〜 +5 ppbになります。5 V供給で最も精密な確度を指定するシャーシを使用すると、パフォーマンスを向上することができます。NIでは、より精密な電源調整性能のあるNI PXI-1044または NI PXI-1045シャーシを使用することを推奨しています。

2. OCXOの電源を切ってかられなおすことは避けてください。OCXOの継続電源投時間がいほど、経年率が安定します。

最も精密な性能が要求される場合、ユーザは NI PXI-6653が通常使用されている同じシステム内で OCXOをキャリブレートすることができます。これにより、電源変動からの誤差をキャリブレートし、標準動作温度で実されると温度変動からの誤差を削減することができます。OCXOのキャリブレーションについては、『NI PXI-665x Calibration Procedure』を参照してください。

TCXOには、発振器の温度を測定する回路が含まれており、動作温度範囲内の晶の既知の周波数変動を基に、周波数出を調整します。

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第 3章 ハードウェア概要

3-12 | ni.com

PXIシャーシのスロット 2上の NI PXI-6653または NI PXI-6652モジュールにより、ネイティブの PXI 10 MHzバックプレーン周波数クロック(PXI_CLK10)をより安定し正確な OCXOまたは TCXOの出に置換することができます。10 MHzバックプレーンクロックを基準とするシャーシ内のすべての PXIモジュールにおいても、周波数基準の確度が向上します。さらに、NI PXI-6653または NI PXI-6652上の DDSチップもバックプレーンクロックを基準に出するため、OCXOまたは TCXOの優れた確度の恩恵を受けます。OCXOまたは TCXOは、自動的にネイティブ 10 MHzクロックと置換されないため、この機能をソフトウェアで明的に有効化する必要があります。OCXOまたは TCXO出は CLKOUTコネクタへ経路設定することも可能です。

ネイティブバックプレーンクロックを直接置換することに加え、OCXOまたは TCXOは外部周波数ソースに位相ロックできます。この操作の詳細は、「PXI_CLK10 PLLを使用する」セクションで説明します。

信号を経路設定するNI PXI-665xは、多様なトリガ経路設定の機能を備えており、信号をフロントパネル、PXI Starトリガよび PXI/RTSIトリガ間で双方向に経路設定することができます。

また、NI PXI-665xは 10 MHzクロックを CLKINから PXI 10 MHz基準クロックへ経路設定できます。NI PXI-6653および NI PXI-6652は、OCXOまたは TCXOを外部基準クロックにロックして、それを PXI 10 MHz基準クロックに送信することができます。NI PXI-6653および NI PXI-6652は、OCXO、TCXO、DDS、または PXI 10 MHz基準クロックを CLKOUTに経路設定することができます。

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図 3-6と 3-7は NI PXI-6653および NI PXI-6652の経路設定機能の概要をします。この章のこれから先は、経路設定アーキテクチャの機能および制限について説明します。

図 3-6. NI PXI-6653および NI PXI-6652信号経路設定アーキテクチャのレベル回路図

図 3-7は、図 3-6にある「選択回路」の詳細をします。

図 3-7. 信号選択回路図

PFI 0

DDS

PXI_CLK10

PFI 0

DDS

PXI_CLK102N

2M

2N

2M

PFI 0

PFI 1

PFI 5

PXI_STAR 0

PXI_STAR 1

PXI_STAR 12

PXI_TRIG 0

PXI_TRIG 1

PXI_TRIG 7

3

PFI<0..5>

28

*

3

*PXI_STAR<0..12>PXI_TRIG<0..7>PFI<0..5>

PXI_STAR<0..12>PXI_TRIG<0..7>

PFI<0..5>

PXI_TRIG<0..7>

PXI_STAR<0..12>

GND

CLK

CLK/N

CLK/M

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第 3章 ハードウェア概要

3-14 | ni.com

ソースおよび出先を決定するすべての信号の経路設定には、「ソース」()と「出先」が含まれます。さらに、同期のための経路設定操作には、「同期クロック」として知られる第 3信号を定義する必要があります。同期経路設定と非同期経路設定については、「経路設定の種類を選択する」セクションを参照してください。

表 3-4は、NI PXI-665xのソースおよび出先の概要をします。出先は表出しのに平に覧表され、ソースは番左の列に覧表されています。セル内の は、そのセルで定義されるソースと出先の組み合わせが経路設定に有効であることをしています。

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表 3-4. NI PXI-665x での信号経路設定操作のソースと出先

出先

ソース

フロントパネル バックプレーンオンボード

フロントパネル CLKOUT

PFI <0..5>

PXI_ CLK10_IN

PXI_Starトリガ <0..12>

RTSI/PXI TRIG <0..7>

OCXO/TCXO基準 PLL

CLKIN † † †

PFI <0..5>(NI PXI-6651

0..1のみ)

バックプレーン PXI_ CLK10

PXI_STAR <0..12>

RTSI/PXI TRIG <0..7>

オンボード

OCXOまたは TCXO

(NI PXI-6653および

NI PXI-6652のみ)

† † †

DDS(NI PXI-6653

およびNI PXI-6652のみ)

グローバルソフトウェアトリガ

† ソースを PXI_CLK10_INに経路設定して PXI_CLK10を PXI_CLK10_INと置換し(ほとんどのシャーシでは自動的に置換する)、その後 PXI_CLK10を出先に経路設定する 2段階の操作を実して達成します。ソースは 10 MHzである必要があります。

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第 3章 ハードウェア概要

3-16 | ni.com

フロントパネル PFIをとして使するフロントパネル PFIは、0〜 +5 Vの外部信号を受信します。この信号はケーブルのインピーダンスに適合する 50 Ω抵抗をプログラムで終端し、反射を最限に抑えることができます。

メモ 50 Ω抵抗での信号終端は、ソースが他の NI PXI-665xの場合、または 50 Ω出のその他のソースである場合に推奨されます。

フロントパネル PFIの電圧しきい値はプログラム可能です。PFIにされた信号は、コンパレータ回路によりソフトウェアプログラム可能な DACの電圧出と比較され、クロック信号に変換されます。PFIラインのしきい値は個別にプログラムすることができ、電圧振幅が異なる複数のソースから信号をインポートする場合に役ちます。フロントパネル PFIは、任意の PXI Starトリガ、PXI/RTSIトリガ、またはその他のフロントパネル PFI出に信号設定することができます。

フロントパネル PFIを出として使するフロントパネル PFI出は、出インピーダンスが 50 Ωの +3.3 Vドライバです。出は、50 Ω受信器を持つ 50 Ωの同軸ケーブル等の 50 Ω負荷を駆動できます。このケーブル構成は、反射を最限に抑える推奨設定です。この構成により、受信器は+1.6 Vステップを認識します。これはソースから出までの +3.3 Vのステップが 2つの 50 Ω抵抗で分割されるためです。

50 Ωのケーブルは、インピーダンス負荷で駆動できます。出先は、+3.3 Vと認識しますが、ソース側では反射を認識します。このケーブル構成は、低周波数信号または短いケーブルに使用できます。信号ソースは、フロントパネルトリガ(PFI <0..5>)、PXI Starトリガ、PXI/RTSIトリガ、または同期クロック(PXI_CLK10、DDSクロック、または PFI 0)の中から選択できます。同期クロックの概念は、「経路設定の種類を選択する」セクションで詳しく説明されています。

各 PFIラインの出信号ソースは、次のソースのいずれかから個別に選択することができます。• 他の PFI <0..5>

• PXI/RTSIトリガ <0..7>(PXI_TRIG <0..7>)• PXI_STAR <0..12>

• グローバルソフトウェアトリガ• PFI同期クロック

PFI同期クロックは次の信号のいずれかです。• DDSクロック• PXI_CLK10

• PFI 0

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• 前にリストされた信号のいずれかを第 1周波数分周器(2n、最大 512)で除算したもの

• 前にリストされた信号のいずれかを第 2周波数分周器(2m、最大 512)で除算したもの

同期クロックの詳細については、「経路設定の種類を選択する」セクションを参照してください。

メモ PFI同期クロックは、PFI <0..5>が出として定義されているすべての経路設定操作において同じですが、このクロックの除算率(最大レート、第 1分周器、第 2分周器)は経路別に選択されます。

PXI/RTSIトリガを使するPXI/RTSIトリガは、シャーシ内のすべてのスロットに適用されます。すべてのモジュールは、同じ PXI/RTSIトリガを受信するため、PXI/RTSIトリガ 0はスロット 2でもスロット 3でも同じです。この機能により、すべてのモジュールで同じトリガを受信するため、複数のデバイスで同時に集録を開始する場合など PXI/RTSIトリガの使用が便利になります。

PXI/RTSIトリガの周波数は、信号の整合性を保つために 20 MHz未満に抑える必要があります。信号は各スロットに完全に同時に到達するわけではありません。8スロットのシャーシでは、スロット間に数ナノ秒の差が出ます。この遅延は、ほとんどのアプリケーションでは問題になりません。信号は、PFI <0..5>、PXI Starトリガ、または他の PXI/RTSIトリガから PXI/RTSIトリガに経路設定できます。また、同期クロックを使用して、PXI_CLK10または DDSクロックを PXI/RTSIトリガライン(PXI_TRIG <0..7>)に経路設定できます。

各 PXI/RTSIトリガラインの出信号ソースは、次のソースのいずれかから個別に選択することができます。• PFI <0..5>

• 別の PXI/RTSIトリガ <0..7> (PXI_TRIG <0..7>)• PXI_STAR <0..12>

• グローバルソフトウェアトリガ• PXI_Trig/PXI_Star同期クロック

PXI_Trig/PXI_Star同期クロックは次の信号のいずれかです。• DDSクロック• PXI_CLK10

• PFI 0

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• 前にリストされた信号のいずれかを第 1周波数分周器(2n、最大 512)で除算したもの

• 前にリストされた信号のいずれかを第 2周波数分周器(2m、最大 512)で除算したもの

同期クロックの詳細については、「経路設定の種類を選択する」セクションを参照してください。

メモ PXI_Trig/PXI_Star同期クロックは、PXI_TRIG <0..7>またはPXI_STAR <0..12>が出として定義されているすべての経路設定操作において同じですが、このクロックの除算率(最大レート、第 1分周器、第 2分周器)は経路別に選択されます。

PXI Starトリガを使する各シャーシには最大 13の PXI Starトリガが装備されています。各トリガラインはスロット 2ともう 1つのスロット間専用の接続です。『PXI Specification』(Revision 2.1)では、各 Starトリガラインの伝播遅延は 1 ns以内です。ほとんどのNI PXIシャーシでは、スキューの標準上限は 500 psです。PXI Starトリガバスの低スキューは、複数のモジュールにトリガをほぼ同時にかける必要のあるアプリケーションに役ちます。

Starトリガラインは、双方向性なので、信号を別のスロットにあるモジュールからスロット 2に送信したり、スロット 2から別のモジュールに送信したりできます。

各 PXI Starトリガラインの出信号ソースは、次のソースのいずれかから個別に選択することができます。• PFI <0..5>

• PXI/RTSIトリガ <0..7>(PXI_TRIG <0..7>)• 別の PXI Starトリガライン(PXI_STAR <0..12>)• グローバルソフトウェアトリガ• PXI_Trig/PXI_Star同期クロック

PXI_Trig/PXI_Star同期クロックの詳細については、「PXI/RTSIトリガを使用する」セクションを参照してください。

経路設定の種類を選択するNI PXI-665xは、信号を非同期または同期のいずれかで経路設定します。次のセクションでは、2種類の経路設定について説明し、それぞれの種類を選択する際の注意事項について説明しています。

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非同期経路設定非同期経路設定は、信号を経路設定するうえで最も単純な方法です。非同期経路は、ソースと出先の 2つの信号位置によって定義できます。デジタルパルスまたは列はソースからり、出先に伝播されます。ソース信号が LOWから HIGHに移すると、このち上がりエッジはモジュールでの伝搬遅延の後に出先に移されます。図 3-8は、非同期経路設定の動作をします。

図 3-8. 非同期経路設定の動作

非同期経路には必ず遅延が伴いますが、NI PXI-665xモジュール間でもこの遅延は温度やシャーシ電圧の変動によって異なります。NI PXI-665xで多様なソースや出先間の非同期経路設定をった場合の標準遅延時間は、付録 A、「仕様」に記載されています。

非同期経路設定は、システム遅延の合計がアプリケーションに対してすぎなければ問題なく動作します。伝播遅延は次の理由により発します。• ソースの出遅延• バックプレーンおよびケーブルにおける信号の伝播遅延• NI PXI-665xにおける信号の遷移遅延• 受信器が信号を認識する時間

NI PXI-665x上での非同期経路設定動作のソースおよび出先は、次のいずれかのラインになります。• 任意のフロントパネル PFIピン(PFI <0..5>)• 任意の PXI Starトリガライン(PXI_STAR<0..12>)• 任意の PXI/RTSIトリガライン(PXI_TRIG <0..7>)

同期経路設定同期経路設定の動作は、ソース、出先、および同期クロックの 3つの信号場所によって定義されます。デジタル信号はソースからり、エッジが同期クロックと再整列された後に出先に遷移されます。

非同期経路設定とは異なり、同期経路設定では、伝播遅延直後に出されるのではなく、同期クロックの次のち上がりエッジを待機し、その後出されます。これで出はこのクロックと同期したことになります。

tpd

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第 3章 ハードウェア概要

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図 3-9は、同期経路設定を表すタイミング図をします。

図 3-9. 同期経路設定の動作

同期経路設定により、トリガを同じクロックサイクル内で複数の場所に送信したり、既知数のクロックサイクルの確定的なスキューの後に複数の場所に送信することができます。信号が同じクロックサイクル内に 2つのシャーシで受信されると、各NI PXI-665xは信号を同期クロックで再整列し、それを各シャーシ内のモジュールに同時に配布します。そのため、同期経路設定にはいつトリガが受信されるかという不確定性がありません。非同期なトリガが受信側クロックのエッジに近いポイントで到着するシステムがある場合があります。このような場合、受信側は信号を第 1クロックサイクルで認識するかもしれないし、第 2クロックサイクルで認識するかもしれません。しかし、信号を同期することでこの不確定性はなくなり、信号は常に第2クロックサイクルで認識されます。

同期経路設定の有用な機能の 1つは、信号を非同期クロックのち上がりエッジまたはち下がりエッジのいずれかで伝播することができることです。さらに、出先信号の極性を反転することができ、アクティブ LOWのデジタル信号を処理する際に役ちます。

同期経路設定で使用できるソースには次のソースが含まれます。• 任意のフロントパネル PFIピン• 任意の PXI Starトリガライン(PXI_STAR<0..12>)• 任意の PXI/RTSIトリガライン(PXI_TRIG <0..7>)• グローバルソフトウェアトリガ• 同期クロック自体

tsetup thold

tCtoQ

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NI PXI-665x ユーザマニュアル

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メモ 同期経路設定での可能な出先は、非同期経路での出先と同じです。これら出先は、フロントパネル PFIピン、任意の PXI Starトリガライン、任意の PXI/RTSIトリガライン等です。

同期経路設定用の同期クロックは、次の信号のいずれかです。• 10 MHz PXIバックプレーンクロック信号• NI PXI-6653または NI PXI-6652上の DDSクロック• フロントパネル PFI 0• 上記の 3つの信号のいずれかを分周したもの NI PXI-665xには、同期クロック信号

を 2の累乗(2〜 512)で分周する 2つのクロック分周器回路が含まれています。

NI PXI-665xでの同期経路設定動作の実方法については、図 3-6および 3-7を参照してください。

単一パルス(グローバルソフトウェアトリガ)を生成するグローバルソフトウェアトリガは、プログラムで遅延を設定できる単パルスで、ソフトウェアコマンドによって発信されます。この信号は、常にクロックと同期して経路設定されます。そのため、信号ソースがグローバルソフトウェアトリガの場合、非同期経路設定はサポートされません。

ソフトウェアトリガは各経路に対して最大 15クロックサイクルまで遅延することが可能です。この機能は単パルスをそれぞれの伝播遅延が大幅に異なる複数の出先に送信する場合に役ちます。経路が短い方のパルスの遅延を大きくすると、伝播遅延のずれを補正することができます。このような状況の例としては、トリガパルスがローカルのバックプレーンと 50 mの同軸ケーブルで分離されている別のシャーシのバックプレーンにほぼ同時に着信する必要がある場合などです。

PXI_CLK10 PLLを使するPXIシャーシのスロット 2に取り付けたモジュールは、PXI_CLK10基準クロックを置換できます。NI PXI-665xでは、3つの置換オプションがあります。このセクションでは、各オプションについて説明します。• オプション 1は、PXI_CLK10を NI PXI-6653上のOCXO出と直接置換する、また

は NI PXI-6652上の TCXO出と直接置換する方法です。この発振器は、ネイティブバックプレーンクロックに比べて安定性と確度に優れた基準クロックになります。

• オプション 2は、10 MHzクロックをフロントパネルから PXI_CLK10_IN(PXI_CLK10と置換されるバックプレーン上のピン)へ直接経路設定する方法です。モジュールを通過するための遅延およびバックプレーン上の配布遅延が存在します。これらの遅延は同じモデルのシャーシ間で類似しているため、同じクロックを 2つのシャーシに経路設定してもそれぞれの PXI_CLK10は数ナノ秒のずれで収まります。

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第 3章 ハードウェア概要

3-22 | ni.com

• オプション 3は、NI PXI-6653または NI PXI-6652 PLL回路を OCXOまたは TCXOに使用する方法です。オプション 1にあるように、OCXOまたは TCXOの出はネイティブ 10 MHz信号を置換します。しかし、このオプションではさらにCLKIN上の信号が必要になります。この信号は、安定したクロックで、周波数は 1 MHzの倍数(たとえば 5 MHzや 13 MHzなど)である必要があります。PPLフィードバック回路は、PXI_CLK10の基準と OCXOまたは TCXOの出間の位相差異に比例した電圧を成します。この PPL電圧出は、その後OCXOまたは TCXOの出周波数を調整します。着信している信号が安定した1 MHz周波数の倍数である限り、PPL回路はすぐに OCXOまたは TCXOをその基準信号にロックし、両信号間のすべての位相ドリフトを除去します。

PPLの使用は、PXIバックプレーン置換における他の 2つのオプションに比べて複数の利点があります。• CLKINは 10 MHzである必要はありません。13 MHzや 5 MHzのような 1 MHzの

倍数である安定した基準があれば、それをシャーシに周波数ロックできます。• CLKINが停止したり切断されても、PXI_CLK10はまだシャーシ内に存在します。• CLKINが 10 MHzの場合、NI PXI-6653または NI PXI-6652はバックプレーンの配

布遅延を補正することができます。PLLのフィードバックは PXI_CLK10から来ます。この PLLによって、NI PXI-6653または NI PXI-6652は CLKINでのクロックエッジとモジュールが受信する PXI_CLK10のエッジとを整列させることが可能になります。単の正確な外部 10 MHz基準を 2つのシャーシに経路設定すると、両方のシャーシを同の基準クロックにロックできます。結果としてシャーシでの PXI_CLK10の同期がより精密になります。

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4キャリブレーションこの章では、NI PXI-665xのキャリブレーションについて説明します。

キャリブレーションでは、デバイスの測定確度を確認し、すべての測定誤差の修正をいます。NI PXI-665xは、工場出荷前に約 25で付録 A、「仕様」に記載されるレベルにキャリブレートされています。関連キャリブレーション定数(仕様の要件を満たすために必要な修正)は、オンボード不揮発性メモリ(EEPROM)に保存されています。ドライバソフトウェアはこれらの保存値を使用します。

工場出荷時のキャリブレーションNI PXI-665xの工場出荷時のキャリブレーションでは 4つのキャリブレーション定数を計算して保管します。これらの値は次のセクションで説明するデバイスの 4つの機能の確度を制御します。

OCXO周波数OCXO周波数は、範囲においてばらつきがあります。OCXOの出周波数は、付録 A、「仕様」に記載されている仕様を満たすよう、この定数を使用して調整されます。このキャリブレーションは NI PXI-6653のみに適用されます。

TCXO周波数TCXO周波数は、範囲においてばらつきがあります。TCXOの出周波数は、付録 A、「仕様」に記載されている仕様を満たすよう、この定数を使用して調整されます。このキャリブレーションは NI PXI-6652のみに適用されます。

PXI_CLK10位相PPLを使用して PXI_CLK10を外部基準クロックにロックする場合、クロック間の位相を調整することができます。PXI_CLK10のち上がりエッジとクロック間の時間は、この定数を使用すると最になります。

DDS開始トリガ位相DDSを適切に開始するには、DDS開始トリガが特定の時間枠内に着信される必要があります。DDS開始トリガの位相は、この定数を使用して DDSのセットアップおよびホールド時間の要件を満たすよう制御されます。

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第 4章 キャリブレーション

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DDS初期位相DDS出の位相はこの定数を使用して調整されるため、複数の NI PXI-6653またはNI PXI-6652モジュールからの DDS出が整列されます。

追加情報NIキャリブレーションサービスについての詳細は、ni.com/calibrationを参照してください。

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A仕様この付録には、NI PXI-665xモジュールのシステム使用が記載されています。これらの仕様は、特に注釈がない限り、25で使用した場合の値です。

メモ 仕様は事前の通知なしに変更されることがあります。

CLKIN特性CLKINの基本周波数範囲1................................... 1 MHz〜 105 MHz、正弦波または方形波

インピーダンス .............................................. 50 Ω(公称)

カプリング........................................................ AC

電圧レンジ ................................................................. 400 mVp-p 〜 5 Vp-p

電圧絶対最大値2 ............................................ 6 Vp-p(最大)

CLKINから PXI_CLK10_INへの遅延非補正 ................................................................. 14 ns〜 14.7 ns(標準)PLL補正済み .................................................... ±1 ns(最大)

CLKIN周波数確度要件PLLおよび OCXO用.................................... ±1.5 ppm

PLLおよび TCXO用...................................... ±5.0 ppm

PXI_CLK10置換用 (PLLなし)......................................................... ±100 ppm3

CLKINに追加されたジッタPLLなし.............................................................. 0.5 psrms、10 Hz〜 100 kHz(標準)PLLあり.............................................................. 0.6 psrms、10 Hz〜 100 kHz(標準)

1 PPLが作動し PXI_CLK10がそれにロックされている場合、CLKINの基本周波数は指定範囲内の 1 MHzの倍数になります。PLLなしに PXI_CLK10を置換する場合、周波数は 10 MHzである必要があります。

2 記載された値以上の負荷では、デバイスを恒久的に損傷する可能性があります。最大定格の状態を時間続けると、デバイスの整合性に影響を与えます。動作部品の仕様に記載されている状態外のデバイスの機能動作についての記述はありません。

3 これは PXI仕様の要件です。

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付録 A 仕様

A-2 | ni.com

CLKIN〜 PXI_CLK10_INでのデューティーサイクル歪み PLLなし .............±1%(最大)

要求されるデューティーサイクル (PLL使用時)..............................................................45%〜 55%

CLKOUT特性出周波数

PXI_CLK10から ...............................................10 MHz

OCXO/TCXOから .........................................10 MHz

DDSから1...........................................................1 MHz〜 105 MHz

デューティーサイクル..........................................40%〜 60%

出インピーダンス...............................................50 Ω(公称)

出カプリング ........................................................AC

振幅(LOWおよび HIGH駆動の 2つの電圧レベルにソフトウェアで構成可能)

方形波のち上がり /下り時間(10〜 90%)LOW駆動 ...........................................................0.5 ns(最)、2.5 ns(最大)HIGH駆動 ..........................................................0.5 ns(最)、2.5 ns(最大)

PFI <0..5>特性周波数範囲 ..................................................................DC〜 105 MHz

インピーダンス...............................................50 Ω(公称)、1 kΩ ±10%、|| 35 pF、ソフトウェア選択可能

1 ACカプリングのため、下限は負荷に依存します。インピーダンス負荷の場合、この制限は 1 MHz未満です。

開回路 方形波

LOW駆動 2.0 Vp-p(標準)

HIGH駆動 5.0 Vp-p(標準)

50 Ω 負荷 方形波

LOW駆動 1.0 Vp-p(標準)

HIGH駆動 2.5 Vp-p(標準)

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© National Instruments | A-3

カプリング........................................................ DC

電圧レベル ................................................................. 0 V〜 5 V

電圧絶対最大値1 ............................................ ±5.25 V(最大)

しきい値電圧レベル........................................................ 0 V〜 4.3 V、ソフトウェア選択可能電圧分解能........................................................ 16.8 mV(8ビット)誤差 ...................................................................... ±40 mV

ヒステリシス ............................................................ 50 mV

非同期遅延、tpd

PFI <0..5>から PXI_TRIG <0..7>への出........................... 15 ns〜 23 ns(標準)PFI <0..5>から PXI_STAR <0..12>への出 ........................ 10 ns〜 19 ns(標準)

同期されたトリガ設定時間、tsetup

2...................................................... 11.2 ns(標準)

同期されたトリガホールド時間、thold

2.............................................. -10.8 ns(標準)

出特性周波数範囲 ................................................................. DC〜 105 MHz

出インピーダンス .............................................. 50 Ω(公称)

出カプリング........................................................ DC

電圧レベル ................................................................. 0 V〜 1.6 V(50 Ωに対して)、0 V〜 3.3 V(開回路に対して)(標準)

供給電圧絶対最大値3 ............................................ ±5.25 V(最大)

同期トリガクロック 対出(clock-to-out)時間、tCtoQ

2.............. 8.4 ns(標準)

出間スキュー、同期 ......................................... 500 ps(標準)

1 記載された値以上の負荷では、デバイスを恒久的に損傷する可能性があります。最大定格の状態を時間続けると、デバイスの整合性に影響を与えます。動作部品の仕様に記載されている状態外のデバイスの機能動作についての記述はありません。

2 PXI_CLK10を基準とします。3 記載された値以上の負荷では、デバイスを恒久的に損傷する可能性があります。最大定格の状態を時間続けると、デバイスの整合性に影響を与えます。動作部品の仕様に記載されている状態外のデバイスの機能動作についての記述はありません。

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付録 A 仕様

A-4 | ni.com

PXI_STARトリガ特性PXI_STAR <0..12>から PXI_STAR <0..12>への出スキュー(NI PXI-665xバックプレーンコネクタにおいて)1 ...............................................300 ps(標準)

非同期遅延、tpd

PXI_STAR <0..12>から PFI <0..5>への出 ........................................7 ns〜 11 ns(標準)PXI_STAR <0..12>から PXI_TRIG <0..7>への出 ...........................13 ns〜 19 ns(標準)

PXIトリガ特性PXI_TRIG <0..7>から PXI_TRIG <0..7>への出スキュー(NI PXI-665xバックプレーンコネクタにおいて)......................................................5 ns(標準)

非同期遅延、tpd

PXI_TRIG <0..7>からPFI <0..5>への出 ........................................11〜 17 ns(標準)

OCXO特性公称周波数 ..................................................................10 MHz

キャリブレーション調整 1年内での確度 (1.0〜 55 の 動作温度範囲)2 .........................................................±80 ppb

期安定性 ..................................................................±50 ppb/年

安定性 vs 温度 ...........................................................<10 ppb ピーク -ピーク(0 〜 55の動作温度範囲内)

ジッタCLKOUTへ .........................................................2.0 psrms、10 Hz〜 100 kHz(標準)CLK10INへ ........................................................1.5 psrms、10 Hz〜 100 kHz(標準)

推奨キャリブレーション間隔 ...........................1年

1 この仕様は、PXI_Starラインへのすべての同期経路および PFIから PXI_Starラインへの同期経路に適用します。

2 72時間継続して動作した後の値。

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TCXO特性公称周波数 ................................................................. 10 MHz

キャリブレーション調整 1年内での確度 (1.0 〜 55 の 動作温度範囲)1................... ±5 ppm

期安定性2 ............................................................... ±1 ppm/年

安定性 vs 温度 .......................................................... <1.6 ppm ピーク -ピーク(0 〜 55の動作温度範囲内)

推奨キャリブレーション間隔........................... 1年

DDS特性周波数範囲 ................................................................. 1 Hz〜 105 MHz

周波数分解能 ............................................................ <1.1 μHz

周波数確度3 ............................................................... PXI_CLK10確度に等しい

物理仕様シャーシ要件 ............................................................ 3U CompactPCIまたは PXI スロット

(完全機能には PXIスロット 2)(1つ)

フロントパネルコネクタ .................................... SMBオス、50 Ω

フロントパネルインジケータ........................... 三色 LED(緑、赤、色)(2つ)

最大推奨ケーブルPFI/CLKOUT、DC〜 10 MHz.................... 200 m

CLKOUTゲイン、105 MHz4 ................. 100 m

CLKOUTゲイン、105 MHz2 ................. 30 m

1 72時間継続して動作した後の値。2 TCXOおよびサポート回路の安定性を含みます。3 DDS周波数は、PXI_CLK10の相対周波数を継承します。たとえば、OCXOを PXI_CLK10へ経路設定する場合、DDS出は OCXO出と同じ相対周波数確度を継承します。

4 ケーブルを直接接続した場合の最大ケーブル。信号スプリッタによる損失によって、ケーブルの最大は短縮されます。

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付録 A 仕様

A-6 | ni.com

所要電+5 V.................................................................................2 A(最大)

+3.3 V .............................................................................600 mA(最大)

+12 V ..............................................................................500 mA(最大)

-12 V................................................................................0 A(最大)

環境動作環境周囲温度範囲 .............................................................0 〜 55

(IEC 60068-2-1および IEC 60068-2-2に準拠して試験済み。)

相対湿度範囲 .............................................................10%〜 90%、結露なきこと(IEC 60068--2--56に準拠して試験済み。)

最大使用度 .............................................................2,000 m(周囲温度 25時)

汚染度............................................................................2

室内使用のみ

保管環境周囲温度範囲 .............................................................-20 〜 70

(IEC 60068-2-1およびIEC 60068-2-2に準拠して試験済み。)

相対湿度範囲 .............................................................5%〜 95%、結露なきこと(IEC 60068-2-56に準拠して試験済み。)

耐衝撃 /振動動作時衝撃 .................................................................. 最大 30 g(半正弦波)、11 msパルス

(IEC 60068-2-27に準拠して試験済み。MIL-PRF-28800Fに準拠してテストプロファイルを確。)

ランダム振動動作時 ..................................................................5 Hz〜 500 Hz、0.3 grms

非動作時 .............................................................5 Hz〜 500 Hz、2.4 grms

(IEC 60068-2-64に従って試験済み。プロファイルは、MIL-PRF-28800F、Class 3の要件を上回る。)

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NI PXI-665x ユーザマニュアル

© National Instruments | A-7

注意 NI PXI-665xモジュールを掃除する際は、属製でない柔らかいブラシを使用してください。再び使用する前に、デバイスが完全に乾き汚染物質がないことを確認します。

安全性この製品は、計測、制御、実験に使用される電気装置に関する以下の規格要件を満たすように設計されています。• IEC 61010-1、EN 61010-1

• UL 61010-1、CSA 61010-1

メモ ULおよびその他の安全保証については、製品ラベルまたは「オンライン製品認証」セクションを参照してください。

電磁両性この製品は、計測、制御、実験に使用される電気装置に関する以下の EMC規格の必要条件を満たすように設計されています。• EN 61326 (IEC 61326): Class A エミッション、基本イミュニティ• EN 55011 (CISPR 11): Group 1、Class Aエミッション• AS/NZS CISPR 11: Group 1、Class Aエミッション• FCC 47 CFR Part 15B: Class Aエミッション• ICES-001: Class Aエミッション

メモ 製品の EMC決定に適用する基準に関しては、「オンライン製品認証」セクションを参照してください。

CE適合この製品は、該当する EC理事会指令による基本的要件に適合しています。• 2006/95/EC、低電圧指令(安全性)• 2004/108/EC、電磁両性指令(EMC)

オンライン製品認証この製品のその他の適合規格については、この製品の適合宣言(DoC)を参照してください。この製品の製品認証および適合宣言を手するには、ni.com/certificationにアクセスして型番または製品ラインで検索し、保証の欄の該当するリンクをクリックしてください。

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付録 A 仕様

A-8 | ni.com

環境管理ナショナルインスツルメンツは、環境に優しい製品の設計および製造に努めています。NIは、製品から特定の有害物質を除外することが、環境および NIのお客様にとって有益であると考えています。

環境に関する詳細は、ni.com/environmentからアクセス可能な「環境への取り組み」ページを参照してください。このページには、ナショナルインスツルメンツが準拠する環境規制および指令、およびこのドキュメントに含まれていないその他の環境に関する情報が記載されています。

廃電気電子機器(WEEE)欧州のお客様へ 製品寿命を過ぎた製品は、必ずWEEEリサイクルセンターへ送付してください。WEEEリサイクルセンターおよびナショナルインスツルメンツのWEEEへの取り組み、および廃電気電子機器のWEEE指令 2002/96/EC準拠については、ni.com/environment/weee(英語)を参照してください。

RoHSNational Instruments

(RoHS) National Instruments RoHS ni.com/environment/rohs_china (For information about China RoHS compliance, go to ni.com/environment/rohs_china.)

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© National Instruments | B-1

BNI サービスナショナルインスツルメンツは、お客さまを成功に導く手助けとしてグローバルサービスとサポートを提供しています。デプロイメントや継続的メンテナンスにおける計画から開発などの、アプリケーションライフサイクルの各段階で役つトレーニングおよび認定プログラムに加え、製品サービスもご利用ください。

製品サービスを利用するには、ni.com/myproductsで製品を登録してください。

登録されている NI製品をご使用のユーザには次の特典があります。• 適用される製品サービスへのアクセス。• オンラインアカウントによる簡単な製品管理。• 製品に関する重要な通知、ソフトウェアアップデート、サービス期限の通知を受信。

ナショナルインスツルメンツ ni.comのユーザプロファイルにログインして、お客様向けサービス用にカスタマイズされたアクセスページを表します。

サービスとリソース• メンテナンスとハードウェアサービス—NIは、ご使用のシステムの確度および

信頼性の要件を確認する手助けや、製品の寿命期間にわたって確度を維持し、ダウンタイムを最限に抑えることができるように、保証や予備製品およびキャリブレーションサービスを提供しています。詳細については、ni.com/servicesを参照してください。– 保証と修理—すべての NIハードウェア製品には、5年まで延可能な 1年

の標準保証が提供されています。NIの修理サービスは、度な訓練を受けた技術者によりナショナルインスツルメンツサービスセンターで迅速にわれ、修理に際しては純正部品のみを使用しています。

– キャリブレーション—標準のキャリブレーションを通じて、計測器の測定性能を定量化および改善することができます。NIでは、最新式のキャリブレーションサービスを提供しています。ご使用の製品でキャリブレーションがサポートされている場合、ni.com/calibrationからその製品のCalibration Certificate(英語)を手してご利用になることもできます。

• システムインテグレーション —時間の制約がある場合や社内の技術リソースが不している場合、またはプロジェクトで簡単に解消しない問題がある場合などは、ナショナルインスツルメンツのアライアンスパートナーによるサービスをご利用いただけます。詳しくは、最寄りの NI営業所にお電話いただくか、ni.com/allianceをご覧ください。

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付録 B NI サービス

B-2 | ni.com

• トレーニングと認定—NIのトレーニングおよび認定プログラムは、アプリケーション開発の習熟度と産性をめる最も効果的な方法です。詳細については、ni.com/trainingをご覧ください。– 『NI LabVIEWスキルガイド』は、現在のアプリケーションの習熟度要件の確

認を手助けし、これらのスキルを習得するための時間や予算の制約と個人的な学習方法の好みに合ったオプションを提供しています。これらのカスタムパスを確認するには、ni.com/skills-guideを参照してください。

– NIでは、お客様のニーズに応じて、講師による各国の施設でのクラスや、お客様の施設でう出張コース、およびオンラインコースなど、複数の言語および形式のコースを提供しています。

• 技術サポート—ni.com/supportでのサポートには以下のリソースが含まれます。– セルフヘルプリソース—ni.com/supportでは、ソフトウェアドライバと

アップデート、検索可能な技術サポートデータベース、製品マニュアル、トラブルシューティングウィザード、種類豊富なサンプルプログラム、チュートリアル、アプリケーションノート、計測器ドライバなどをご利用いただけます。ユーザ登録されたお客様は、NIディスカッションフォーラム(ni.com/jp/dforum)にアクセスすることもできます。

– ソフトウェアサポートサービスメンバーシップ—標準サポート・保守プログラム(SSP)は、NI Developer Suiteを含む大部分の NIソフトウェア製品に含まれる、毎年更新が必要なプログラムです。このプログラムでは、NIのアプリケーションエンジニアによる電話または Eメールでの個別サポートが提供されます。また、SSPの特典を必要な限り中断なく利用できる柔軟な延契約オプションもご利用いただけます。詳細については、ni.com/sspをご覧ください。

• 適合宣言(DoC)—適合宣言とは、その会社の自己適合宣言を用いた、さまざまな欧州閣僚理事会指令への適合の宣言のことです。この制度により、電磁両性(EMC)に対するユーザ保護や製品の安全性に関する情報が提供されます。ご使用の製品の適合宣言は、ni.com/certification(英語)から手できます。

その他の技術サポートオプションについては、ni.com/servicesをご覧いただくか、ni.com/contactからお問い合わせください。

また、弊社ウェブサイトのWorldwide Officesセクション(ni.com/niglobal(英語))から各支社のウェブサイトにアクセスすることもできます。各支社のサイトでは、お問い合わせ先、サポート電話番号、Eメールアドレス、現のイベントなどに関する最新情報を提供しています。

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© National Instruments | 用語集 -1

用語集

記号 接頭語 値p ピコ 10-12

n ナノ 10-9

μ マイクロ 10-6

m ミリ 10-3

k キロ 103

M メガ 106

記号% パーセント。

± プラスまたはマイナス。

+ 正の数、プラス

- 負の数、マイナス

/ 〜につき。

° 度。

Ω オーム。

A

ADE application development environment(アプリケーション開発環境)。

C

C 摂氏。

CLKIN CLKINは、同じ名前の SMBピンに接続される信号です。CLKINは、PXI_CLK10_INとして使用する、または OCXO用の位相ロック基準として使用することができます。

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用語集

用語集 -2 | ni.com

CLKOUT CLKOUTは、同じ名前の SMB出ピン上にある信号です。OCXOクロックまたは PXI_CLK10のいずれかを CLKOUTに経路設定できます。

CompactPCI 工業用アプリケーション対応の PCIバスの Eurocard構成。

D

D/A Digital-to-Analog(デジタル-アナログ変換)。

DAC Digital-to-Analog Converter(デジタル -アナログ変換器)。デジタル数値を対応するアナログ電圧または電流に変換する電子デバイス。

DAQ データ収集。(1)Data Acquisition(データ収集)。センサ、トランスデューサ、テストプローブやフィクスチャなどから電気信号を集めて測定し、それを処理用にコンピュータにすること。(2)コンピュータに接続された A/DデバイスやDIOデバイスで同種類の電気信号を集めて測定し、場合によっては同じコンピュータ内の D/Aデバイスや DIOデバイスにより制御信号を成すること。

DC Direct Current(直流)。

DDS Direct digital synthesis(ダイレクトデジタルシンセシス)。プログラム可能な周波数でクロックを作成する手法。

E

EEPROM Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory(電気的消去可能な読み出し専用メモリ)。電気信号を使用して消去や再プログラムが可能な ROM。

ESD Electrostatic Discharge(静電気放電)。

H

Hz Hertz(ヘルツ)。毎秒読み取られるスキャン数および書き込まれる更新数。

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NI PXI-665x ユーザマニュアル

© National Instruments | 用語集 -3

I

in. インチ。

L

LabVIEW グラフィカルなプログラミング言語。

LED Light-Emitting Diode(発光ダイオード)。半導体の光源。

M

Measurement & Automation Explorer(MAX)

ナショナルインスツルメンツのすべての DAQ、GPIB、HSDIO、IMAQ、IVI、Motion、VISAおよび VXIデバイスが構成可能な中央集中型の構成環境。

N

NI-DAQ DAQハードウェア用の NIドライバソフトウェア。

O

OCXO oven-controlled crystal oscillator(恒温槽付晶発振器)。

P

PCI Peripheral Component Interconnect(周辺機器相互接続)。ISAおよび EISAに代わるものとしてインテルが開発した性能の拡張バスアーキテクチャ。PCおよびワークステーションの標準として広範に受けれられており、理論上の最大転送レートは 132 MB/sです。

PFI Programmable Function Interface(プログラム可能な機能的インタフェース)。

PLL phase-locked loop(位相ロックループ)。

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用語集

用語集 -4 | ni.com

PXI 特殊な機械的、電気的、およびソフトウェアの機能を持つCompactPCIに基づいたモジュール計測用の耐久性があるオープンシステム。PXIbus規格は 1997年にナショナルインスツルメンツによって最初に開発され、現在は PXIbus Systems Allianceによって管理されています。

PXI Star 各 PXIスロットにおける待ち時間が最で性能なデバイス同期のための、PXIバックプレーンの特殊なトリガライン。

PXI_Trig/PXI_Star同期クロック

NI PXI-6653上の RTSI/PXIトリガまたは PXI_STARを同期するために使用するクロック信号。

R

RTSIバス Real-Time System Integration(リアルタイムシステムインテグレーション)バス。関数の同期が正確にわれるように、デバイス上部のコネクタを使用して、DAQデバイスを直接接続するナショナルインスツルメンツのタイミングバス。

S

s 秒。

SMB Sub miniature type B。速接続用のスナップ結合機能を有する型の同軸信号コネクタ。

T

tCtoQ clock to output time(クロックから出までの時間)。

thold hold time(ホールド時間)。

tpd propagation delay time(伝播遅延時間)。

TRIG トリガ信号。

tsetup setup time(セットアップ時間)。

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© National Instruments | 用語集 -5

V

V 電圧

VI virtual instrument(仮想計測器)。

あアキュムレータ 数を合計して保管するパーツ。

くクロック グループに読み書きするためのタイミングを制御するハード

ウェアコンポーネント。

しジッタ 理想的な定の周波数からのサンプル周波数またはクロック

の急激な変化。

周波数 周波数カウンタまたはスペクトラムアナライザを使用してイベントまたは振幅で秒単位に測定されるレートの基本単位。周波数は信号周期の逆数。

周波数チューニングワード

周波数を指定する番号。

出インピーダンス 回路の出端子とグランド間の、測定された抵抗値およびキャパシタンス。

すスキュー 理想的には同時に起こるべき 2つのイベント間の実際の時間

差。チャンネル間スキューは、複数チャンネル間の異なる特性によって起こる時間差の例のひとつです。スキューは 1つのモジュール上の複数チャンネル間、または複数の個別のモジュール上のチャンネル間(モジュール間スキュー)で起こります。

スレーブ 別のコンピュータによって制御されるコンピュータまたは周辺デバイス。

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用語集

用語集 -6 | ni.com

スロット カードやモジュールを取り付けるコンピュータまたはシャーシ上の場所。

スロット 2 マスタタイミングユニットを収納できる PXIシステムの第 2スロット。

せ精度 計測器の安定性をす尺度で、同じ信号での複数回の測

定において結果が互いにどの程度近いかをす。

て伝搬遅延 信号が回路を通過するのに要する時間。

と同期 基準クロックに同期されるイベントのプロパティ。

トリガ ハードウェアイベントを開始する、またはイベントの時間を計る(たとえば、データ収集動作の開始など)デジタル信号。

はバス コンピュータ内の個々の回路を相互接続する導線の集まり。

般に、バスは I/Oや他のデバイスを接続する拡張媒体です。PCバスの例として、PCIバスがあります。

バックプレーン 96ピンコネクタおよびコネクタピンを接続する信号パスが搭載されている、プリント回路基板(PCB)のアセンブリ。PXIシステムには J1および J2と呼ばれるコネクタがあります。

発振器 固定周波数信号を成するデバイス。通常発振器は晶を使用して信号を成しますが、調整されたネットワーク、レーザー、原子時計のソースを使用することもできます。発振器で最も重要な仕様は、周波数の確度、周波数の安定性、および位相ノイズです。

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© National Instruments | 用語集 -7

ひ非同期 基準クロックへの同期化なしに、任意の時間に発するイベ

ントのプロパティ。

ふフロントパネル 計測器またはその他のハードウェアの物理的なフロントパネ

ル。

まマスタ マスタ /スレーブ構成における要求または制御デバイス。

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© National Instruments | 索引 -1

索引AAccess LED

色の説明(表)、3-7概要、3-7

Active LED色の説明(表)、3-7概要、3-7

Active LEDの色を変更する(ヒント)、3-7

CCE適合、仕様、A-7CLKINコネクタ

位置(図)、3-4、3-5、3-6仕様、A-1説明、3-8

CLKOUTコネクタ、3-8位置(図)、3-4、3-5、3-6仕様、A-2信号の説明(表)、3-9説明、3-8

DDDS

DDSクロックCLKOUTコネクタへ経路設定する、3-8

PFI同期クロック、3-16PXI_Trig/PXI_Star同期クロック、3-17

クロック成、3-10出としてのフロントパネルトリガ、3-16

仕様、A-5信号の説明(表)、3-9

DDS開始トリガ位相キャリブレーション、4-1

DDS初期位相キャリブレーション、4-2

LLED

Access LED、3-7Active LED、3-7

NNI PXI-6651、部品配置図、3-6NI PXI-665x

インストールソフトウェア、2-1

構成、2-2コネクタ、3-8取り付け

ハードウェア、2-1の機能概要、3-8

OOCXO

OCXOクロックCLKOUTコネクタへ経路設定する、3-8

概要、3-11クロック、PXI_CLK10 PLLを使用する、3-21

クロック成、3-11周波数キャリブレーション、4-1仕様、A-4

PPFI、3-8

PFI <0..5> コネクタ位置(図)、3-4、3-5、3-6信号の説明(表)、3-10説明、3-8

PFI <0..5>信号出としてのフロントパネルトリガ、3-16

仕様、A-2

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索引

索引 -2 | ni.com

としてのフロントパネルPFI、3-16

非同期経路設定、3-19フロントパネル PFIを出として使用する、3-16

フロントパネル PFIをとして使用する、3-16

PFI同期クロック、3-19、3-8可能なソース、3-16フロントパネル PFIを出として使用する、3-16

PLLActive LED、3-7CLKINコネクタから経路設定する、

3-8PXI_CLK10 PLLを使用する、3-21

PXI Starトリガ、出としてのフロントパネルトリガ、3-16

PXI Starトリガバス。「PXI_STAR <0..12>」を参照。

PXI_CLK10Active LED、3-7CLKOUTコネクタへ経路設定する、

3-8DDS位相ロック、3-9PXI/RTSIトリガを使用する、3-17PXI_CLK10 PLLを使用する、3-21クロック成、3-11出としてのフロントパネルトリガ、3-16

フロントパネル PFIを出として使用する、3-16

PXI_CLK10_INCLKINコネクタから経路設定する、

3-8信号の説明(表)、3-9

PXI_CLK10_OUT信号の説明(表)、3-9

PXI_CLK10位相キャリブレーション、4-1

PXI_STAR <0..12>PXI Starトリガを使用する、3-18PXI/RTSIトリガを使用する、3-17仕様、A-4非同期経路設定、3-19フロントパネル PFIを出として使用する、3-16

PXI_TRIG <0..7>PXI Starトリガを使用する、3-18PXI/RTSIトリガを使用する、3-17仕様、A-4信号の説明(表)、3-10非同期経路設定、3-19フロントパネル PFIを出として使用する、3-16

PXI_Trig/PXI_Star同期クロックPXI/RTSIトリガを使用する、3-17可能なソース、3-17

PXIトリガバス。「PXI_TRIG <0..7>」を参照。

PXIバックプレーンクロック、3-11

RRTSI/PXIトリガ

出としてのフロントパネルトリガ、3-16

RTSI信号名(メモ)、3-10

TTCXO

概要、3-11クロック、PXI_CLK10 PLLを使用する、3-21

クロック成、3-11周波数キャリブレーション、4-1仕様、A-5

あ安全性、仕様、A-7

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© National Instruments | 索引 -3

い色

Access LEDの色の説明(表)、3-7Active LEDの色の説明(表)、3-7

インストールソフトウェア、2-1

うウェブリソース、B-1

お温度補正発信器。「TCXO」を参照。

か環境管理、仕様、A-8環境仕様、A-6関連ドキュメント、ix

き技術サポート、B-1キャリブレーション

DDS開始トリガ位相、4-1DDS初期位相、4-2OCXO周波数、4-1PXI_CLK10位相、4-1TCXO周波数、4-1工場出荷時のキャリブレーション、

4-1追加情報、4-2

くグローバルソフトウェアトリガ

PXI Starトリガを使用する、3-18PXI/RTSIトリガを使用する、3-17単パルスを成する、3-21フロントパネル PFIを出として使用する、3-16

クロック成DDS、3-10PXI_CLK10および OCXO、3-11概要、3-10

クロックの成PXI_CLK10および TCXO、3-11

クロックを成するDDS、3-10概要、3-10

けケーブル構成、3-16経路設定アーキテクチャ(図)、3-13

こ恒温槽付晶発振器。「OCXO」を参照。工場出荷時のキャリブレーション、4-1

さ最大信号定格(注意)、3-8サポート

技術、B-1

ししきい値、電圧、3-16周波数チューニングワード、3-10出先、可能な出先(表)、3-15仕様

CE適合、A-7CLKIN特性、A-1CLKOUT特性、A-2DDS特性、A-5OCXO特性、A-4PFI <0..5>

出特性、A-3特性、A-2

PXI_STARトリガ特性、A-4PXIトリガ特性、A-4TCXO特性、A-5安全性、A-7オンライン製品認証、A-7

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索引

索引 -4 | ni.com

環境、A-6環境管理、A-8所要電、A-6掃除、A-7電磁両性、A-7物理仕様、A-5

使用を開始する前に装置、1-1ソフトウェアプログラミングのオプション、1-2

デバイスを梱包から取り出す、1-2所要電仕様、A-6信号ソース、3-14

可能なソース(表)、3-15信号の説明(表)、3-9信号を経路設定する

PXI Starトリガ、3-18RTSI/PXIトリガ、3-17概要、3-12可能なソースおよび出先(表)、

3-15タイプ

同期、3-19非同期、3-19

単パルス(トリガ)を成する、3-21

フロントパネルトリガ出として使用する、3-16として使用する、3-16

そソース

可能なソース(表)、3-15信号、3-14

掃除、A-7装置、使用を開始する前に、1-1ソフトウェア

インストールする、2-1プログラミングのオプション、概要、1-2

たダイレクトデジタルシンセシス。「DDS」を参照。

単パルス成、3-21単パルス(トリガ)を成する、3-21

て抵抗、信号を終端する(メモ)、3-16抵抗を使って信号を終端する(メモ)、

3-16デバイスを構成する

Access LED、3-7Active LED、3-7概要、2-2

デバイスを梱包から取り出す、1-2電圧しきい値、プログラミング、3-16電磁両性、A-7

と同期クロック「PXI_Trig/PXI_Star同期クロック」も参照。

同期クロックソース概要、3-19

同期経路設定概要、3-19可能なソースおよび出先、3-20タイミング図、3-20同期クロックソース、3-21

ドキュメントNIリソース、B-1関連ドキュメント、ix

トリガバス。「PXI_TRIG <0..7>」を参照。、3-10

取り付けハードウェア、2-1

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はハードウェア

概要、3-8キャリブレーション、4-1構成する、2-2コネクタの説明、3-8取り付ける、2-1

はじめにソフトウェアをインストールする、

2-1デバイスを構成する、2-2ハードウェアを取り付ける、2-1

発光ダイオード。「LED」を参照。反射、推奨ケーブル構成、3-16

ひ非同期経路設定

概要、3-19ソースおよび出先、3-19

ふ物理仕様、A-5プログラム可能な機能的インタフェース。「PFI」を参照。

ブロック図、経路設定アーキテクチャ、3-13

フロントパネル「 CLKINコネクタ」も参照。NI PXI-6651の図、3-6コネクタの説明、3-8

へヘルプ、技術サポート、B-1