no. ゆたか証券no.1013 マーケット展望...

11
商号等/豊証券株式会社 金融商品取引業者 東海財務局長(金商)21 加入協会/ 日本証券業協会 2019.3.29 NO.1013 マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目 産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連 企業ニュース (東証1部:2269)明治ホールディングス (東証1部:3038)神戸物産 (東証1部:5108)ブリヂストン (東証1部:5301)東海カーボン (東証1部:9743)丹青社 パフォーマンス一覧 №1005 参考銘柄 5 社平均の高値騰落率は 9.5% リソー教育の高値騰落率が 23.8%を達成 ゆたか証券 マーケットウィークリー

Upload: others

Post on 22-Jan-2021

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: NO. ゆたか証券NO.1013 マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目 産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連

商号等/豊証券株式会社 金融商品取引業者 東海財務局長(金商)第 21号

加入協会/ 日本証券業協会

2019.3.29

NO.1013

マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目

産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連

企業ニュース

(東証1部:2269)明治ホールディングス

(東証1部:3038)神戸物産

(東証1部:5108)ブリヂストン

(東証1部:5301)東海カーボン

(東証1部:9743)丹青社

パフォーマンス一覧 №1005参考銘柄 5社平均の高値騰落率は 9.5%

リソー教育の高値騰落率が 23.8%を達成

ゆたか証券 マーケットウィークリー

Page 2: NO. ゆたか証券NO.1013 マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目 産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連

マーケットウィークリー・1013号 2019.3.29

マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目 作成者:奥村義弘

世界的な景気悪

化懸念が強まる

日本経済も足踏

み状況、問われる

企業戦略

中計では企業の

価値創造戦略を

注視したい

「企業価値向上

表彰」なども参考

にしたい

FRB(米連邦準備制度理事会)の想定以上のハト派姿勢を歓迎し

たばかりの株式市場だが、今度は長短金利の逆転が話題となっている。

22日に公表された3月のユーロ圏購買担当者指数(PMI)が大幅に低

下、米国のPMIも悪化したことが景気の先行き不安を高めた。米国

長期金利の指標である米10年物国債利回りは22日、米財務省証券(T

B)3カ月物の金利を下回り、2007年8月以来の長短金利の逆転となっ

た。景気不安が強くなると、将来の利下げを織り込む形で長期金利が

大きく低下し、短期金利を下回ることがある。これが長短逆転で、こ

の状況がしばらく続くと、景気後退が始まるシグナルになると言われ

る。景気後退への警戒感が一段と強まり、25日の日経平均株価は一時

700円以上下げ、2万1,000円台を割り込んで引けた。

日本経済も1月の景気動向指数では中国経済の低迷が響き、景気の基

調判断が「下方への局面変化を示している」に引き下げられた。2月の

工作機械受注などを見る限り、中国経済の底打ちを論ずるには実体経

済の動きは低調である。4月1日に日銀短観が発表されるが、中国をは

じめとする世界経済の減速や、半導体などIT関連の需要の伸びが鈍

っており、製造業、非製造業ともに企業の景気判断は引き下げられる

とみられる。4-5月には3月本決算会社の決算発表が本格化するが、厳

しい環境下での会社方針を示す中期経営計画などが、ハイクオリティ

銘柄(持続的に安定的かつ高い収益成長が期待できる銘柄)選別のツ

ールとして、これまで以上に関心を集める可能性があろう。

中期経営計画をみるにあたっては、生命保険協会が毎年アンケート

を実施している「株式価値向上に向けた取り組みについて」が参考に

なる。直近は昨年4月に公表された平成29年度調査になるが、中期経営

計画を公表している企業は全体の8割近くに上り、投資家と企業との対

話を促すツールとなっている。また同調査で投資家は、中期経営計画

の内容充実に向けて改善すべきものとして、「事業環境や見通しに関

する分析を踏まえた戦略の策定」「長期的な経営ビジョン・スタンス

の説明」を挙げており、経営陣が自社の強みや経済・社会の構造変化

を分析した上で戦略を策定し、中長期にどのような価値創造を行おう

としているのかについての十分な説明を期待している。企業は同項目

を「既に重視している」と回答しているが、投資家は企業の取り組み

に対してさらなる改善余地があると捉えていることが示唆される。

投資家目線での中期経営計画の内容の判断に当たっては、増配や自

社株買いの発表など株主還元への取り組み姿勢が重視されることが多

い。ただ単に1株当たり配当金や配当性向、ROEといった単一指標で

論じるのではなく、成長の方向性や投資方針、資本効率の考え方など

を総合的に考える必要があろう。株主とのコミュニケーションの取り

組み姿勢なども重要な要素である。個人投資家などでは、専門家が行

った評価を利用するのも有効な手段と言えよう。東京証券取引所が行

っている各種の表彰制度も、投資家に対し企業分析の有用な材料を提

供している。1月28日には2018年度の「企業価値向上表彰」として、大

賞にダイキン(6367)を選出した。選出理由には以下の3点がポイント

として挙げられた。①企業価値向上の実現に向け、経営目標・指標等

Page 3: NO. ゆたか証券NO.1013 マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目 産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連

マーケットウィークリー・1013号 2019.3.29

が、資本コストを意識したものであり、長期にわたり首尾一貫してい

る。②企業価値向上の実現に向け、経営管理の仕組みが、資本コスト

を意識したものとなっている。③資本コストを意識した経営目標・指

標及び経営管理の仕組みについて、その社内浸透に力を注いでいる。

その他、優秀企業にはアサヒ(2502)、日電産(6594)、ユニチャー

ム(8113)が選定された。また東京証券取引所では、2月21日に「健康

経営銘柄2019」、3月22日に「なでしこ銘柄」を発表するなど、様々な

角度から企業評価を行っている。

◇中期経営計画の内容充実に向けて重視するもの(企業)・改善すべきもの(投資家) (単位:%)

企業 投資家 企業 投資家 長期的な経営ビジョン・ スタンスの説明

68.8 57.8 資金使途(設備投資、研究 開発等)の説明

25.1 37.9

具体的な数値目標の設定

55.6 38.8 財務方針の説明(自己資本 比率等)

18.9 19.0

達成確度の高い現実的な 目標設定

16.0 19.8 計画の途上評価と見直しの 実施(計画のローリング)

18.4 21.6

計画達成に向けた組織・ グループ体制の説明

20.0 25.9 計画期間内での段階的な 目標設定

10.2 12.1

事業環境や見通しに関する 分析を踏まえた戦略の策定

54.0 67.2 その他 0.9 4.3

株主還元方針の説明

36.1 44.8 無回答 1.9 6.0

(出所)平成29年度生命保険協会調査「株式価値向上に向けた取り組みについて」

◇第7回企業価値向上表彰の表彰会社 (単位:円、倍)

銘柄

コード

株価

(3/25)

予想

PER

コメント

<大賞>

ダイキン 6367 12,225 19.9 戦略経営計画「FUSION20 後半3ケ年計画」目標は、21.3期に 営業利益3,480億円を設定。世界的な空調企業の足固めを持続。

<優秀賞>

アサヒ 2502 4,700 14.2 中期経営方針では利益成長率1桁台半ばを計画、コストダウン 徹底で収益安定化を図る。堅実な成長と安定性を両立。

日電産 6594 13,360 35.1 寡占化戦略でICT、自動車、産業機器で高い収益性を確保。 減速機やEV向けトラクションモーターへの期待大。

ユニチャーム 8113 3,518 33.0 中国、タイ、ベトナム、インド、インドネシアを注力地域と し、利益率の高いフェミニンケア用品の拡販が加速。

(注)予想PERは今期会社予想 (出所)東京証券取引所公表資料等よりCAM作成

▲ 1

0

1

2

3

4

5

6

◇米国国債利回り、長短金利差の推移

TB3カ月 10年債

(%)

▲ 1

0

12345

03/9

04/9

05/9

06/9

07/9

08/9

09/9

10/9

11/9

12/9

13/9

14/9

15/9

16/9

17/9

18/9

(出所)Quick Astra Manager より CAM作成

(%)

長短金利差

◇FRB参加者の経済見通し

2019 2020 2021 長期

実質GDP成長率(4Qの前年比)

3月 2.1 1.9 1.8 1.9

12月 2.3 2.0 1.8 1.9

コアPCE価格上昇率(4Qの前年比)

3月 2.0 2.0 2.0 -

12月 2.0 2.0 2.0 -

FFレート

3月 2.4 2.6 2.6 2.8

12月 2.9 3.1 3.1 2.8

(注)FRBメンバーの予想の中央値

(出所)FRB資料よりCAM作成

Page 4: NO. ゆたか証券NO.1013 マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目 産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連

マーケットウィークリー・1013号 2019.3.29

産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連 作成者:荒木晶子

2019年のゴール

デンウィークは

10連休

新天皇陛下の即位日である5月1日が祝日となり、2019年のゴールデンウィーク

は4月27日~5月6日の10連休となる。働き方改革の推進で休暇が取りやすくなっ

ていることもあり、大型連休中の消費動向には注目が集まる。特に、旅行、テー

マパーク、ホテルなど、レジャー関連の企業への収益貢献期待が高まっているよ

うだ。今回は、レジャー関連企業の動向や、大型連休中の集客予想などについて

まとめた。

大型連休中の旅

行需要が高まる

まずは、旅行需要に注目したい。2019年のゴールデンウィーク期間においては、

例年と比べて予約の早期化が進んでいるようだ。旅行会社大手のHIS(9603)

は同期間の海外旅行の予約数が前年の3倍となった。国内旅行の予約も3倍強で推

移しており、一部の商品は既に売り切れ、キャンセル待ちも出ているようだ。同

じく旅行会社大手のJTBも、同期間の海外旅行の予約数が2.5倍となり、2018

年に発売した商品には売り切れも多く、55本の追加チャーター便を使ったプラン

を発売した。旅行会社は、10連休の恩恵を十分に享受できよう。

海外旅行市場の

拡大に期待

JTB総合研究所がまとめた「海外観光旅行の現状2018」によれば、海外旅行

準コア層(2~3年に1回は行く)や、ライト層(定期的ではなく、誘われたり、

話題にあがった時にだけ行く)が拡大してきており、海外旅行需要の裾野が広が

っているようだ。ゴールデンウィークが終わった後も、海外旅行市場が拡大する

のかが注目される。

テーマパークの

入場者数も増加

傾向

テーマパークの需要も強そうだ。経済産業省が発表する特定サービス産業動態

統計調査によると、2018年のテーマパーク入場者数は前年比1.6%増であり、堅

調さがうかがえる。OLC(4661)の東京ディズニーリゾートの入園者数は、好

調に推移している。大型連休中は地方から宿泊を伴って来園するゲストも増加す

るとみられ、OLCが運営するホテルや周辺の宿泊施設には恩恵があろう。テー

マパーク運営企業は、他のサービス業と同様に人件費の上昇が懸念されている。

今後は、チケット価格の見直し、飲食やおみやげの購入など1人当たりの消費額

の増加が成長の鍵となろう。

宿泊以外の付加

価値提案が求め

られるホテル業

ホテルにおいては、2018年に相次いだ自然災害が業績に大きく影響したため、

他のレジャー関連と比べると出遅れている印象だ。しかし、訪日旅行客は増加を

続けており、国内のレジャー需要も堅調であることを踏まえれば、ホテルの需要

も拡大余地があると考えられる。ホテル運営事業者のほか、鉄道企業などでもホ

テルの建設を進めている。東京ドーム(9681)は3月28日に熱海後楽園ホテルを

中心とする「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN」を開業し

た。熱海エリアは東京からの日帰り旅行が可能であり、実際にその需要は大きい

と同社はみている。そこで、熱海最大級の日帰り温泉施設や地元の食材を使った

レストランなどを展開、宿泊者だけでなく日帰り旅行客も取り込めるようなコン

セプトにした。ホテル業界でも、宿泊機能の充実のほか、旅行客の興味を引く付

加価値の提案が必要となろう。

沿線施設の開業

による鉄道利用

者の増加に注目

鉄道各社の沿線に開業したレジャースポットにも注目したい。3月15日、アカ

ツキ(3932)の子会社であるアカツキライブエンターテインメントが運営する複

合体験エンタメ施設「アソビル」が、神奈川県横浜市に開業した。横浜中央郵便

Page 5: NO. ゆたか証券NO.1013 マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目 産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連

マーケットウィークリー・1013号 2019.3.29

◇関連銘柄の株価、予想PER、コメント等 (単位:円、倍)

銘柄名 コード 株価

(3/25)

予想

PER

コメント等

寿スピリッツ 2222 4,180 34.1 地域ブランドのお菓子を展開

スシローGH 3563 7,450 27.3 回転寿司チェーン、顧客層拡大に取り組む

アカツキ 3932 5,840 11.6 スマホゲームの開発・運営

OLC 4661 12,300 50.5 東京ディズニーリゾートや周辺施設を運営

JR東日本 9020 10,530 13.9 新幹線需要が堅調、沿線開発にも注目

西武HD 9024 1,842 13.1 沿線のレジャー施設開業による利用者増に期待

HIS 9603 3,980 20.7 海外旅行市場の拡大による収益成長に期待

東京ドーム 9681 1,072 16.5 熱海の宿泊施設で日帰り旅行需要を取り込む

(注)予想PERは今期会社予想

(出所)CAM作成

局の別館部分をリノベーションした施設であり、アミューズメント施設やフット

サルコートなどのスポーツ施設、飲食店などが集まる。運営事業者のほか、沿線

のJR東日本(9020)や東急(9005)などの利用者増が期待できよう。また、3

月16日には埼玉県飯能市のテーマパーク「メッツァ」に、フィンランドの絵本の

キャラクターであるムーミンの世界を追体験できる「ムーミンバレーパーク」が

開業した。メッツァ内には北欧風の飲食店や雑貨店、ワークショップなどが設け

られている。年間来場者数は100万人を見込んでいる。開業前からメディアでも

取り上げられており、新たなレジャースポットとして関心が高い。西武HD

(9024)の路線沿線にあるため、こちらも鉄道利用者の増加が期待される。

ファミリー層の

シェア獲得に取

り組む外食企業

外食需要の増加も注目されよう。家族での外出増加が予想され、ファミリーレ

ストランなどの需要が高まろう。外食企業では、訪日旅行客からの人気もあり、

回転寿司業態が好調だ。スシローGH(3563)の業績は好調で、国内外からの需

要をうまく取り込んでいるようだ。子供向けのメニューや女性向けのスイーツの

メニューを拡充するなど、顧客層の拡大を図っている。一方、居酒屋業態は異業

態でのアルコールの提供などにより競争が激化、各社苦戦が続いている。居酒屋

業態の中でも、全面禁煙化や子供向け・女性向けメニューの拡充に取り組んでい

る企業は、ファミリー層などこれまでコアでなかった顧客のシェアを獲得できて

いるようで、業績成長の余地があろう。

外出需要に伴う

おみやげ購入の

増加に期待

旅行や日帰りでのレジャー需要増加に伴い、外出先でのおみやげの購入なども

増加しよう。寿スピリッツ(2222)は訪日旅行客の増加で収益を拡大してきたが、

国内の外出需要が増加することで、さらなる恩恵が期待できよう。

連休後も堅調と

見込まれる旅客

需要

鉄道、航空の旅客需要も堅調だ。2018年度のJR西日本(9021)、JR東海(9022)

の新幹線の旅客実績は第3四半期まで好調に推移してきた。また、国内航空大手

のJAL(9201)とANAHD(9202)の旅客実績も、国際線を中心に良好であ

る。足元の動向に大きな変化がないことから、ゴールデンウィークの10連休後も

堅調な旅客需要が見込めると思われる。

イベント効果や

働き方改革によ

るレジャー需要

拡大に期待

10連休中のレジャー関連への収益貢献期待から、レジャー関連の株価は堅調に

推移している。連休後は、2019年秋のラグビーワールドカップや2020年の東京オ

リンピックなどのイベント効果、働き方改革による時間外労働の短縮、休暇取得

の増加などにより、レジャー需要はますます拡大するとみられる。

Page 6: NO. ゆたか証券NO.1013 マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目 産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連

マーケットウィークリー・1013号 2019.3.29

企業ニュース 明治ホールディングス (東証1部:2269)https://www.meiji.com 作成者:兵藤三郎

医薬品事業を持つ大手食品メーカー

2009年、明治製菓(1916年創業)と明治乳業(1917年創業)の

経営統合により共同持ち株会社として設立。両社は旧・明治製糖

を起源とする企業であった。経営の効率化、成長機会の追求など

を目指し統合。2011年、グループ内事業の再編を行い、食品事業

会社「明治」と医薬品事業会社「Meiji Seika ファルマ」を発足

させた。2018年7月、一般財団法人化学及血清療法研究所(化血

研)の主要事業を継承した「KMバイオロジクス」を連結子会社

化した。食品事業では乳幼児の粉ミルク、子供向け菓子、スポー

ツ時などの栄養補助食品、老人向け流動食・栄養補助食品など、

医薬品事業では医療用医薬品のほかインフルエンザワクチンなど

を取り扱っている。国内シェアではヨーグルト、スポーツプロテ

イン、牛乳、チョコレートなどがNo.1となっている。

医薬品事業が伸長、20.3期は値上げ効果にも期待

19.3期・第3四半期累計(4-12月)の連結業績は売上高が9,507億円、前年同期比1%増、営業

利益が796億円、同10%増。主力の食品は、プロバイオティクス(「R-1」など機能性ヨーグル

ト類)やチョコレートの減収影響を好調なチーズ、栄養食品、スポーツ栄養などで補えず減収

となったが、新連結(KMバイオロジクス)効果も寄与し好調に推移した医薬品の増収で補っ

た。営業利益は食品事業での費用コントロールや医薬品の原価低減などで増益となった。

19.3期連結業績の会社計画は、売上高が1兆2,655億円、前期比2%増、営業利益が1,010億

円、同7%増。従来計画は据え置かれたが、営業利益では18.3期を上回る進捗状況にある。プロ

バイオティクスの減収基調は継続しているが、インフルエンザの流行などもあり「R-1」は回復

傾向にある模様。医薬品の好調、経費抑制などで計画達成は可能であろう。20.3期は市販用ア

イスクリーム(3月1日より)、市乳部門商品(4月1日より)などの価格改定効果も期待できよ

う。KMバイオロジクスも通年寄与し、連続増収増益を予想する。

[株価動向・投資判断]

価格改定により、連続増収増益が期待できる銘柄。プロバイオティクス、チョコレートなど

の需要回復が次のカタリストとなろう。

◇18.3期売上高構成比

(出所)明治ホールディングス資料より

CAM作成

食 品

86%

医薬品

14%

<2269 明治HD 業績:日本基準>      [今期予想の配当金は発行会社予想]

売上高 営業利益 経常利益 当期利益 1株利益 1株配当

百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 円 円

17.3 1,242,480 ( 2 ) 88,395 ( 14 ) 88,839 ( 9 ) 60,786 ( ▲ 3 ) 413.1 記110.00

18.3 1,240,860 ( ▲ 0 ) 94,673 ( 7 ) 95,877 ( 8 ) 61,278 ( 1 ) 422.2 130.00

19.3 予 1,265,500 ( 2 ) 101,000 ( 7 ) 101,000 ( 5 ) 71,000 ( 16 ) 489.5 130.00

[主要株価指標] (売買単位:100株)

株価(2019/3/25) 8,760 円

昨年来高値(高値日) 9,840

同 安値(安値日) 7,170

予想PER(19.3予) 倍

1株株主資本(PBR算出用) 円

PBR 2.40 倍

予想配当利回り 1.48 %

(1株当たり配当金年130.00円)

ROE(18.3) 13.1 %

発行済み株式数 15,268 万株

円(18/1/9)

円(18/9/14)

3,644.2

17.9

6,000

6,500

7,000

7,500

8,000

8,500

9,000

9,500

10,000[週足]

13週平均

26週平均

Page 7: NO. ゆたか証券NO.1013 マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目 産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連

マーケットウィークリー・1013号 2019.3.29

企業ニュース 神戸物産 (東証1部:3038)https://www.kobebussan.co.jp/ 作成者:荒木晶子

「業務スーパー」を全国展開

1985年設立。食材などの「業務スーパー」をフランチ

ャイズ展開している。店舗数は819店(2019年1月末時

点)。中間業者を介さない直接仕入れや、業務・店舗に

おけるコスト削減などによるローコスト運営が強み。

18.10期のセグメント別売上高構成比は、業務スーパー

事業88.6%、単体主体の中食・外食事業である神戸クッ

ク事業0.6%、子会社の外食事業であるクックイノベン

チャー事業10.3%、メガソーラー発電などのエコ再生エ

ネルギー事業0.4%、その他0.1%。20.10期を最終年度と

する中期経営計画では、売上高2,900億円、営業利益170

億円、国内業務スーパーの店舗数850店を目指す。出店増

と商品力の強化で、収益拡大を図る。

店舗の増加とPB商品強化が貢献し、増収増益

19.10期・第1四半期(11-1月)の連結業績は、売上高が706億円、前年同期比5%増、営業利

益が42億円、同11%増。主力の業務スーパー事業は、同6.2%増収。店舗数の増加や他社にはな

いPB(プライベートブランド)商品の開発などが、認知度向上や新規顧客の獲得につながっ

た。クックイノベンチャー事業は、居酒屋業態の不振や不採算店舗の閉店が影響し、同8.1%減

収となった。売上原価や販管費が増加したが、増収効果で吸収し2桁増益となった。

19.10期の通期会社計画は、売上高が2,819億円、前期比6%増、営業利益が165億円、同5%

増。業務スーパー事業の拡大に注力する。期末店舗数は838店を計画しており、出店増による認

知度の向上やシェアの拡大を目指す。また、PB商品の開発にも力を入れる。食品工場のM&

Aを推進し、国内自社工場でのPB商品の増強を図る。中期経営計画では、PB商品取扱高800

億円を掲げており、PB比率の上昇による利益率の向上が期待できよう。

[株価動向・投資判断]

堅調な業績を背景に、株価は上昇している。低価格販売によるシェア拡大やローコストオペ

レーションによる利益の確保で収益成長が期待できよう。

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

0

500

1000

1500

2000

2500

3000

15.10期 16.10期 17.10期 18.10期 19.10期(予)

◇売上高と営業利益の推移

売上高(左軸) 営業利益(右軸)

(億円) (億円)

(出所)神戸物産資料よりCAM作成

<3038 神戸物産 業績:日本基準>      [今期予想の配当金は発行会社予想]

売上高 営業利益 経常利益 当期利益 1株利益 1株配当

百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 円 円

17.10 251,503 ( 5 ) 14,606 ( 23 ) 15,778 ( 81 ) 8,346 ( 83 ) 318.5 50.00

18.10 267,175 ( 6 ) 15,722 ( 8 ) 15,831 ( 0 ) 10,363 ( 24 ) 390.9 65.00

19.10 予 281,900 ( 6 ) 16,500 ( 5 ) 16,300 ( 3 ) 10,800 ( 4 ) 202.3 35.00

(注)18年11月1日付で普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を実施。

[主要株価指標] (売買単位:100株)

株価(2019/3/25) 3,895 円

昨年来高値(高値日) 4,065

同 安値(安値日) 2,734

予想PER(19.10予) 倍

1株株主資本(PBR算出用) 円

PBR 5.99 倍

予想配当利回り 0.90 %

(1株当たり配当金年35.00円)

ROE(18.10) 36.0 %

発行済み株式数 6,840 万株

円(19/3/22)

円(18/10/30)

650.8

19.3

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500[週足]

13週平均

26週平均

Page 8: NO. ゆたか証券NO.1013 マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目 産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連

マーケットウィークリー・1013号 2019.3.29

企業ニュース ブリヂストン (東証1部:5108)http://www.bridgestone.co.jp/ 作成者:奥村義弘

世界三大タイヤメーカーの一角

仏ミシュラン、米グッドイヤーと並ぶ世界三大タイヤメ

ーカーの一角。1931年、福岡県久留米市にブリッヂストン

タイヤ株式会社を設立。1942年、太平洋戦争にともない、

社名を日本タイヤ株式会社に変更。1951年、社名をブリヂ

ストンタイヤ、1984年、現社名に変更。タイヤ事業

(18.12期の売上高構成比83%)の他、化工品、スポーツ

用品、自転車、その他各種事業を行う多角化事業(同

17%)により構成されている。SUV向けの高付加価値タ

イヤや建設・鉱山用超大型タイヤ、低燃費タイヤなど戦略

商品で高い競争力を持つ。18.12期の市場別売上高構成比

は日本19%、米州48%、欧州・ロシア・中近東・アフリカ18%、中国・アジア大洋州16%。

高付加価値品の販売増が利益を押し上げよう

18.12期の連結業績は売上高が3兆6,501億円、前期比微増、営業利益が4,027億円、同4%減。

タイヤ事業の営業利益は3,939億円、同2%増。グローバルタイヤの販売本数では、乗用車向け

が横ばい、トラック・バス用が伸長、建機・鉱山機械用など特殊タイヤが好調であった。利益

面では値上げ効果や高付加価値品が貢献する一方、南米通貨安や原材料高がマイナス要因とな

った。一方、多角化事業の営業利益は89億円、同72%減。将来に向けた国内化工品事業の再構

築費用の増加、米国屋根材事業の原材料価格の上昇など一時要因が重なった。

19.12期の会社計画は、売上高が3兆6,900億円、前期比1%増、営業利益が4,100億円、同2%

増。為替前提は1ドル=108円、1ユーロ=123円。減益要因として減価償却費▲240億円、為替▲

230億円、販管費▲170億円、原材料▲130億円、これに対して、売値ミックス数量他で+842億

円を見込む。為替感応度はドルで26億円、ユーロで8億円。SUV比率向上による製品ミックス

の改善、鉱山向け超大型タイヤなどの継続的な伸長が見込め、前向きに評価できよう。

[株価動向・投資判断]

取得総額2,000億円、取得株数5,700万株(発行済株式総数の7.6%)を上限とする自己株式の

取得(取得期間19年2月18日~12月23日)の発表も株価の下支え材料となろう。

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

16.12 17.12 18.12 19.12予

◇売上高、営業利益の推移

売上高(左軸)営業利益(右軸)

(億円) (億円)

(出所)ブリヂストン資料よりCAM作成

<5108 ブリヂストン 業績:日本基準>      [今期予想の配当金は発行会社予想]

売上高 営業利益 経常利益 当期利益 1株利益 1株配当

百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 円 円

17.12 3,643,427 ( 9 ) 419,047 ( ▲ 7 ) 400,564 ( ▲ 7 ) 288,275 ( 9 ) 375.7 150.00

18.12 3,650,111 ( 0 ) 402,732 ( ▲ 4 ) 381,132 ( ▲ 5 ) 291,642 ( 1 ) 388.0 160.00

19.12 予 3,690,000 ( 1 ) 410,000 ( 2 ) 400,000 ( 5 ) 300,000 ( 3 ) 405.2 160.00

[主要株価指標] (売買単位:100株)

株価(2019/3/25) 4,210 円

昨年来高値(高値日) 5,515

同 安値(安値日) 3,906

予想PER(19.12予) 倍

1株株主資本(PBR算出用) 円

PBR 1.31 倍

予想配当利回り 3.80 %

(1株当たり配当金年160.00円)

ROE(18.12) 12.4 %

発行済み株式数 76,154 万株

円(18/1/18)

円(18/9/12)

3,212.7

10.4

3,800

4,300

4,800

5,300

5,800[週足]

13週平均

26週平均

Page 9: NO. ゆたか証券NO.1013 マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目 産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連

マーケットウィークリー・1013号 2019.3.29

企業ニュース 東海カーボン (東証1部:5301)https://www.tokaicarbon.co.jp/ 作成者:兵藤三郎

黒鉛電極大手

1918年、東海電極製造として設立。国内初の人造黒鉛電極製造

を開始、以降ファインカーボン(半導体用シリコンの製造工程な

どで用いられる特殊黒鉛製品)、カーボンブラック(タイヤなどの

補強材)など炭素関連製品とそのサービスを提供してきた。1975

年に現社名に変更した。現在の主力製品は、電炉内で鉄スクラッ

プを溶かす高電流アーク放電に用いられる黒鉛電極。原料のニー

ドルコークスの生産能力の増強が行われていない中、電気自動車

向け車載用電池負極材の原料にも使われており、価格が上昇して

いる。一方、中国の環境規制の高まりなどもあり電炉の生産は増

加、黒鉛電極の需要も拡大し原料上昇以上の価格転嫁(スプレッ

ドの拡大)で業績に貢献している。新中計(T-2021)では21.12期

に売上高3,800億円、営業利益1,130億円を目指す。

販売価格のフォーミュラー化進捗が業績安定の鍵に

18.12期の連結業績は売上高が2,313億円、前期比118%増、営業利益が753億円、同579%増。

全セグメントが好調に推移し大幅増収増益で着地した。業績のけん引役は黒鉛電極で、価格上

昇に加え、販売数量も拡大した。フル生産状態が継続し、北米拠点獲得(17年11月)なども貢

献した。販売スプレッドの拡大も利益貢献した。

19.12期連結業績の会社計画は売上高が3,227億円、前期比40%増、営業利益が987億円、同

31%増。黒鉛電極の伸長に加え、昨年度に新規連結したTokai Carbon Korea(6月、ファインカ

ーボン)、Tokai Carbon CB(9月、カーボンブラック)の通年寄与などで、全セグメント増収

増益を計画している。黒鉛電極の価格は13,500ドル/トン(上期13,000ドル/トン、下期14,000

ドル/トン価格)だが、販売価格を原材料価格の変動にスライドさせるフォーミュラー方式への

契約変更も進捗しており、上期契約分の販売価格は14,000ドル/トン弱となっている模様。ニー

ドルコークスの増産も限定的で、中期的には黒鉛電極は需給タイトな状況が続こう。

[株価動向・投資判断]

黒鉛電極の価格・スプレッドは市場想定を上回って推移している模様。足元の株価水準は、

世界的な景気減速懸念を過剰に評価していると考え、反転を期待したい。

◇18.12期売上高構成比

(出所)東海カーボン資料よりCAM作成

黒鉛電極

44%

カーボン

ブラック

33%

ファイン

カーボン

11%

工業炉及

び関連製

5%

その他

7%

<5301 東海カ 業績:日本基準>      [今期予想の配当金は発行会社予想]

売上高 営業利益 経常利益 当期利益 1株利益 1株配当

百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 円 円

17.12 106,252 ( 20 ) 11,093 ( 880 ) 12,855 ( 655 ) 12,346 ( - ) 57.9 12.00

18.12 231,302 ( 118 ) 75,284 ( 579 ) 75,210 ( 485 ) 73,998 ( 499 ) 347.2 記24.00

19.12 予 322,700 ( 40 ) 98,700 ( 31 ) 99,000 ( 32 ) 66,100 ( ▲ 11 ) 310.1 記48.00(注)18.12期において、TOKAI CARBON GE HOLDING LLCとの企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、17.12期に   係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させている。

[主要株価指標] (売買単位:100株)

株価(2019/3/25) 1,363 円

昨年来高値(高値日) 2,373

同 安値(安値日) 1,156

予想PER(19.12予) 倍

1株株主資本(PBR算出用) 円

PBR 1.55 倍

予想配当利回り 3.52 %

(1株当たり配当金年48.00円)

ROE(18.12) 47.2 %

発行済み株式数 22,494 万株

円(18/6/4)

円(19/1/4)

880.8

4.4

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

2,200

2,400

2,600[週足] 13週平均

26週平均

Page 10: NO. ゆたか証券NO.1013 マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目 産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連

マーケットウィークリー・1013号 2019.3.29

企業ニュース 丹青社 (東証1部:9743)https://www.tanseisha.co.jp/ 作成者:村上大志

「空間づくり」をトータルでサポート

1959年、設立。「空間づくり」のプロセスを顧客ニーズ

に合わせトータルでサポートする、総合ディスプレー事業

を展開する。あらゆる分野の施設を対象に事業を展開して

おり、文化施設については業界シェアNo.1である。また、

チェーンストア展開型事業者(飲食、アパレル、コンビニ

など)向けの内装については、他社に先行して事業を立ち

上げたため、競争優位性を確保している。中期経営計画で

は、21.1期の売上高875億円、営業利益61億円を目指す。19.1

期のセグメント別売上高構成比は商業その他施設60%、チ

ェーンストア26%、文化施設13%、その他1%。

売上高、営業利益ともに過去最高

19.1期の連結業績は売上高が827億円、前期比10%増、営業利益が50億円、同10%増。商業そ

の他施設の売上高は499億円、同13%増。営業利益は26億円、同4%増。空港関連施設やホテル、

オフィスなどの新改装案件が堅調に推移した。チェーンストアの売上高は212億円、同9%増、営

業利益は15億円、同30%増。習熟度の高まりで作業効率が上昇したため、収益性が向上した。受

注残高は396億円、同1%増。文化施設や商業その他施設を中心に高水準で推移している。

20.1期の会社計画は売上高が840億円、前期比2%増、営業利益が54億円、同7%増。東京オリ

ンピック・パラリンピックに向けた諸施設の整備や都市再開発案件、働き方改革の影響によるオ

フィスの新改装などの需要増が期待され、良好な受注環境が続こう。今期は短期案件の収益性改

善に加え、長期・大型案件の選別受注など利益重視の事業展開を行う計画で、利益率の上昇が期

待される。新領域では、デジタルサイネージや音声ガイダンス、パノラマ映像などのデジタル要

素を組み込んだ先端ディスプレー領域に積極的に取り組んでいる。デジタル技術と同時にクリエ

イターの育成にも注力しており、同領域の受注拡大が見込めよう。

[株価動向・投資判断]

収益性重視の事業展開で利益成長が見込めることに加え、2025年の大阪万博開催決定で、中期

的な成長が期待される。

0

10

20

30

40

50

60

300

400

500

600

700

800

900

16.1期 17.1期 18.1期 19.1期 20.1期(予)

◇売上高・営業利益の推移

売上高(左軸) 営業利益(右軸)

(億円) (億円)

(出所)丹青社資料よりCAM作成

<9743 丹青社 業績:日本基準>      [今期予想の配当金は発行会社予想]

売上高 営業利益 経常利益 当期利益 1株利益 1株配当

百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 百万円 (伸び率) 円 円

18.1 75,156 ( 6 ) 4,587 ( 17 ) 4,741 ( 15 ) 3,221 ( 23 ) 67.0 記36.00

19.1 82,677 ( 10 ) 5,025 ( 10 ) 5,219 ( 10 ) 4,206 ( 31 ) 87.6 38.00

20.1 予 84,000 ( 2 ) 5,400 ( 7 ) 5,500 ( 5 ) 3,750 ( ▲ 11 ) 78.4 40.00

[主要株価指標] (売買単位:100株)

株価(2019/3/25) 1,271 円

昨年来高値(高値日) 1,582

同 安値(安値日) 976

予想PER(20.1予) 倍

1株株主資本(PBR算出用) 円

PBR 2.26 倍

予想配当利回り 3.15 %

(1株当たり配当金年40.00円)

ROE(19.1) 16.0 %

発行済み株式数 4,842 万株

円(18/6/12)

円(18/12/25)

562.7

16.2

800

1,000

1,200

1,400

1,600[週足]

13週平均

26週平均

Page 11: NO. ゆたか証券NO.1013 マーケット展望 持続的な企業価値向上への取り組みに注目 産業ニュース 大型連休に向けて関心が集まるレジャー関連

マーケットウィークリー・1013号 2019.3.29

パフォーマンス一覧 №1005参考銘柄 5社平均の高値騰落率は9.5%

リソー教育の高値騰落率が23.8%を達成

(注1)基準日株価は各マーケットウィークリー発刊日の終値、高値は基準日以降の高値 (注2)銘柄の網掛けは高値で10%以上上昇した銘柄

(注3)対日経平均相対パフォーマンスは基準日からの各銘柄の騰落率から同日経平均の騰落率を引いたもの

【重要開示事項】

■ 本資料は、ちばぎんアセットマネジメント株式会社(以下「CAM」と略す。)調査部が投資判断の参考と

なるよう情報提供のみを目的として作成したものです。

■ 執筆アナリストは、本資料に掲載されている企業の証券を保有しておりません。

■ 顧客資産の運用において、本資料に記載されている証券の売買を指図することがあります。

■ また、本資料はCAMが信頼できると考える情報源から得た上記日時現在の各種データなどに基づいて作成

されていますが、その情報の正確性および完全性についてCAMが保証するものではありません。

■ 加えて、本資料に記載されたCAMの意見ならびに予測は、予告なしに変更することがあります。

■ 本資料はCAMの著作物であり、著作権法によって保護されております。CAMの事前の承認なく、本資料

の全部もしくは一部を引用または複製、転送等により使用することを禁じます。

■ なお、投資に関する最終決定は、お客様御自身の判断でなさるようお願いいたします。

■ また、掲載した企業について株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むおそれが

ありますのであらかじめご了承下さい。

掲載 執筆者 基準日 基準日 高値 19.3.25NO. 銘柄 株価 高値日 騰落率 終値 騰落率

日経平均 19.2.1 20,788.39 21,860.39 19.3.4 5.2 20,977.11 0.9TOPIX 19.2.1 1,564.63 1,629.88 19.3.4 4.2 1,577.41 0.8

1005 5社平均値 9.5 -0.5(対日経平均相対パフォーマンス) (4.3) (-1.4) ブロンコビリー 3091 村上 19.2.1 2,584 2,727 19.2.20 5.5 2,658 2.9(対日経平均相対パフォーマンス) (0.3) (2.0) コスモス薬品 3349 荒木 19.2.1 20,940 21,550 19.2.19 2.9 18,730 -10.6(対日経平均相対パフォーマンス) (-2.3) (-11.5) 塩野義製薬 4507 兵藤 19.2.1 6,740 7,200 19.2.28 6.8 6,448 -4.3(対日経平均相対パフォーマンス) (1.6) (-5.2) リソー教育 4714 奥村 19.2.1 442 547 19.3.7 23.8 485 9.7(対日経平均相対パフォーマンス) (18.6) (8.8) クリーク・アンド・リバー社 4763 村上 19.2.1 1,110 1,202 19.2.27 8.3 1,108 -0.2(対日経平均相対パフォーマンス) (3.1) (-1.1)

1006 JSR 4185 兵藤 19.2.8 1,775 1,909 19.2.18 7.5 1,730 -2.5 コマツ 6301 奥村 19.2.8 2,595.0 2,884.5 19.2.25 11.2 2,554.5 -1.6 ネットワンシステムズ 7518 村上 19.2.8 2,493 2,905 19.3.11 16.5 2,623 5.2 東海旅客鉄道 9022 荒木 19.2.8 23,445 25,450 19.3.18 8.6 24,580 4.8 エイチ・アイ・エス 9603 荒木 19.2.8 4,260 4,520 19.3.1 6.1 3,980 -6.6

1007 カカクコム 2371 村上 19.2.15 2,053 2,185 19.2.28 6.4 1,989 -3.1 AGC 5201 兵藤 19.2.15 3,870 3,985 19.3.22 3.0 3,770 -2.6 アンリツ 6754 兵藤 19.2.15 2,238 2,379 19.3.4 6.3 2,049 -8.4 SGホールディングス 9143 荒木 19.2.15 3,055 3,315 19.3.5 8.5 3,170 3.8 イチネンホールディングス 9619 奥村 19.2.15 1,248 1,356 19.2.20 8.7 1,183 -5.2

1008 ルネサンス 2378 奥村 19.2.22 2,010 2,119 19.3.19 5.4 2,049 1.9 レンゴー 3941 兵藤 19.2.22 960 1,020 19.3.22 6.3 996 3.8 小林製薬 4967 荒木 19.2.22 9,000 9,490 19.3.18 5.4 8,940 -0.7 ダイフク 6383 村上 19.2.22 5,650 5,930 19.3.22 5.0 5,640 -0.2

1009 不二製油グループ本社 2607 兵藤 19.3.1 3,765 3,845 19.3.7 2.1 3,645 -3.2 オービック 4684 奥村 19.3.1 10,730 11,250 19.3.18 4.8 10,840 1.0 資生堂 4911 荒木 19.3.1 7,613 8,013 19.3.18 5.3 7,808 2.6 ダイキン工業 6367 村上 19.3.1 12,375 12,795 19.3.22 3.4 12,225 -1.2 日本航空 9201 荒木 19.3.1 4,028 4,054 19.3.4 0.6 3,828 -5.0

1010 キトー 6409 奥村 19.3.8 1,701 1,754 19.3.20 3.1 1,654 -2.8 アズビル 6845 兵藤 19.3.8 2,495 2,586 19.3.22 3.6 2,535 1.6 ヤマハ 7951 兵藤 19.3.8 5,460 5,640 19.3.12 3.3 5,470 0.2 ユニ・チャーム 8113 荒木 19.3.8 3,504 3,714 19.3.18 6.0 3,518 0.4 富士ソフト 9749 村上 19.3.8 4,205 4,315 19.3.12 2.6 4,130 -1.8

1011 大和ハウス工業 1925 荒木 19.3.15 3,405 3,586 19.3.22 5.3 3,444 1.1 日本M&Aセンター 2127 村上 19.3.15 2,917 3,125 19.3.22 7.1 3,025 3.7 富士フイルムホールディングス 4901 兵藤 19.3.15 5,091 5,142 19.3.22 1.0 5,004 -1.7 太陽誘電 6976 村上 19.3.15 2,071 2,246 19.3.22 8.5 2,061 -0.5 シマノ 7309 奥村 19.3.15 17,100 17,500 19.3.22 2.3 16,740 -2.1

1012 日清製粉グループ本社 2002 兵藤 19.3.22 2,507 2,514 19.3.25 0.3 2,459 -1.9 日本触媒 4114 兵藤 19.3.22 7,460 7,460 19.3.22 0.0 7,260 -2.7 オリエンタルランド 4661 荒木 19.3.22 12,390 12,390 19.3.22 0.0 12,300 -0.7 日本ユニシス 8056 村上 19.3.22 2,839 2,839 19.3.22 0.0 2,796 -1.5 共立メンテナンス 9616 奥村 19.3.22 5,780 5,780 19.3.22 0.0 5,700 -1.4

(単位:円、%)