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平成28年におけるコミュニティサイト等に起因する事犯の現状と対策について
1 全体の傾向⑴ コミュニティサイト及び出会い系サイトに起因する事犯の被害児童数の推移⑵ 罪種別の被害児童数の推移(コミュニティサイト)⑶ 年齢別の被害児童数の推移(コミュニティサイト)⑷ 罪種別の被害児童数の推移(出会い系サイト)⑸ 年齢別の被害児童数の推移(出会い系サイト)
2 被害の現状⑴ 主なコミュニティサイト種別の被害児童数の推移⑵ 被害児童のコミュニティサイトへのアクセス手段(割合)の推移⑶ コミュニティサイトにおける児童被害の現状⑷ 被害児童数が多いサイト
資料1
資料2
資料3
資料4
資料5
資料6
資料7
資料8
資料9
792
1,136
1,239
1,085 1,076
1,293
1,421
1,652
1,736
796 856
889 847
1,278
1,085 1,061
1,153 1,100
724
453
254 282 218
159 152 93
42 48 45 22 20
0
200
400
600
800
1000
1200
1400
1600
1800
2000
コミュニティサイト 出会い系サイト
+458
コミュニティサイト及び出会い系サイトに起因する事犯の被害児童数の推移
出会い系サイトでの過去最多の被害児童数
1,278人(H15)
コミュニティサイトにおける被害児童数は増加傾向が継続し、過去最多。他方、出会い系サイトにおける被害児童数は更に減少し、過去最少。
約2.2倍増
資料1
出会い系サイト規制法改正
出会い系サイト規制法施行
罪種別の被害児童数の推移(コミュニティサイト)
罪種別の被害児童数の構成比(H28)
資料2
コミュニティサイトでは、児童買春及び児童ポルノの被害児童数が増加。他罪種はほぼ横ばい傾向。
662
563
425
43
43 0
100
200
300
400
500
600
700
800
900
青少年保護育成条例違反 児童ポルノ 児童買春 児童福祉法違反 重要犯罪
青少年保護育成
条例違反662
38.1%
児童ポルノ563
32.4%
児童買春425
24.5%
児童福祉法違反43
2.5%
重要犯罪43
2.5%
年齢別の被害児童数の推移(コミュニティサイト)
14歳以上の被害児童数が多い。特に16歳、17歳の被害児童数の増加傾向が顕著。
18
53
168
304
323
450
420
0
50
100
150
200
250
300
350
400
450
500
11歳以下 12歳 13歳 14歳 15歳 16歳 17歳
11歳以下
18
1.0%
12歳
53
3.1%
13歳
168
9.7%
14歳
304
17.5%
15歳
323
18.6%
16歳
450
25.9%
17歳
420
24.2%
年齢別の被害児童数の構成比(H28)
資料3
0
50
100
150
200
250
300
350
400
児童買春 青少年保護育成条例違反 児童福祉法違反 児童ポルノ 重要犯罪 その他
罪種別の被害児童数の推移(出会い系サイト)
出会い系サイトでは、平成20年の出会い系サイト規制法の改正に伴い、事業者による届出や年齢確認、書き込みの確認強化や警察の取締り等により、いずれの罪種においても被害児童数は減少。
資料4
青少年保護育成条例違反
29 児童買春
3
0
9
児童ポルノ
児童福祉法違反
重要犯罪
0 その他
1
被害児童数(H28)
0
50
100
150
200
250
11歳以下 12歳 13歳 14歳 15歳 16歳 17歳
年齢別の被害児童数の推移(出会い系サイト)
かつて14歳以上を中心に多く見られた被害児童数は大幅に減少。平成28年中は13歳以下の被害はなし。
資料5
16歳
17 17歳
6
0
11
14歳
15歳
13歳
0 12歳
8
0 11歳以下
被害児童数(H28)
主なコミュニティサイト種別の被害児童数の推移
複数交流系での被害児童数が大幅に増加し、チャット系に代わり最多。
複数交流系:広く情報発信や同時に複数の友人等と交流する際に利用されるサイト( Twitter、LINE、Facebookなど)
チャット系:面識のない利用者同士がチャットにより交流するサイト(ぎゃるる、ひま部、友達作りTalk、ひまチャットなど)
ID、QRコード交換系:IDやQRコード
を交換し、見知らぬ相手と交流することを目的としたサイト(ひまトーークなど)
ブログ、掲示板系:趣味やカテゴリー別のコメント、日記等を掲載し、それを閲覧した利用者と交流するサイト
ランダムマッチング系:ランダムに他の利用者と結びつき、その利用者と交流するサイト(斉藤さんなど)
動画等投稿・配信系:動画や画像、音声等を投稿、配信し、それを閲覧した利用者と交流するサイト(ツイキャスなど)
ゲーム、アバター系:主にゲーム等のキャラクターやアバターとして他の利用者と交流するサイト
不明:サイトやアプリを特定するに至らなかったもの
資料6
H25上半期
H25下半期
H26上半期
H26下半期
H27上半期
H27下半期
H28上半期
H28下半期
複数交流系 47 80 113 143 174 242 292 369
チャット系 62 83 109 201 328 331 351 285
ID、QRコード交換系 120 237 262 181 122 86 89 65
ブログ、掲示板系 120 114 77 64 43 55 46 34
ランダムマッチング系 16 23 24 20 32 32 27 31
動画等投稿・配信系 9 7 17 21 19 42 32 28
ゲーム、アバター系 149 84 44 45 31 27 23 23
不明 75 67 52 48 47 41 29 12
0
50
100
150
200
250
300
350
400
82.5%
68.4%
45.0%
23.2%
12.0% 10.2%
3.6%0.9% 1.9% 2.0%
7.5%
21.5%
45.8%
67.2%
77.8% 79.5%
85.2%87.5% 86.1% 87.8%
10.0% 10.1% 9.2% 9.6%
10.2% 10.2%
11.2% 11.6% 12.0% 10.2%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
携 帯 スマートフォン 携帯音楽プレイヤー、パソコン等
被害児童のコミュニティサイトへのアクセス手段(割合)の推移
被害児童のコミュニティサイトへのアクセス手段は、約9割がスマートフォン利用。
資料7
454(34.1%) 131(9.8%) 238(17.9%) 235(17.7%)
36(2.7%) 23(1.7%)
68(5.1%)
6(0.5%)
77(5.8%)
63(4.7%)
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
金品目的 性的関係目的 交遊目的優しかった、相談にのってくれた 相手が好みのタイプだった 寂しかったしつこく誘われた 脅された 暇つぶしその他
コミュニティサイトにおける児童被害の現状
被害児童が被疑者と会った理由では、「金品目的」や「性的関係目的」といった援助交際に関連する理由が4割強。インターネット利用等に関して、学校で「指導を受けたことはない」と回答した児童は1割未満。他方で「覚えていない」と回答した児童が約半数。フィルタリングの利用の有無が判明した被害児童のうち、約9割がフィルタリングを利用せず。
【学校における指導状況】n=1,59758(3.6%)
543(34.0%)
90(5.6%)
138(8.6%) 768(48.1%)
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
こまめに指導を受けていた 時々、指導を受けていた 指導を受けたことはない 不登校、怠学 わからない、覚えていない
利用あり
173(11.8%)
利用なし
1,292(88.2%)
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
【フィルタリングの利用状況】n=1,465
【被害児童が被疑者と会った理由】n=1,331
援助交際に関連 585(44.0%)
1
2
3
資料8
その他 870 その他 880
スマとも 73 友達作りTalk 73
LINE 115 ひま部 77
友達作りTalk 165LINE 124
ぎゃるる 203
ぎゃるる 136
Twitter 226
(上半期85/下半期141)Twitter 446
(上半期180/下半期266)
0
200
400
600
800
1000
1200
1400
1600
1800
2000
全体(Twitterを除く)としては、9.5%減
平成27年中(全被害児童数1,652人) 平成28年中(全被害児童数1,736人)
1,426人
被害児童数が多いサイト
Twitterにおける被害児童数が約2倍に増加。全被害児童のうち、4人に1人がTwitterにおける被害。Twitterを除く他のサイトにおける被害児童数は、約1割減少。
97.3%増
資料9
1,290人