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Page 1: NPO法人えひめこどもチャレンジ支援機構八幡浜支部kochall.org/12/yawatahamar1.pdf · はじめに 八幡浜支部の子どもチャレンジは13年目を迎えました。「みんなでチャレンジ・みんな

NPO法人えひめこどもチャレンジ支援機構八幡浜支部

はじめに

八幡浜支部の子どもチャレンジは13 年目を迎えました。「みんなでチャレンジ・みんな

のチャレンジ」をモットーに、活動をしてきました。

「食」食べる喜び・大切さを学ぼう。

「職」いろいろなことを、プロから学ぼう。

「触」八幡浜の自然や人とふれあい、仲間と協力してやりとげよう。

これらのキーワードを基に「防災」のテーマで募集した結果、小学生 3 名、中学生 6 名、

高校生 11 名の応募があり、20 名での活動となりました。

元気いっぱい、夢いっぱいの子どもたち、今回もどんなチャレンジが繰り広げられるで

しょうか。

1 アクション・プラン

⑴ 期 日 令和元年 7 月 6 日(土)・7 日(日)

⑵ 活動場所 国立大洲青少年交流の家

~プランニング風景♪~

みんな、一生懸命考

えています。

高校生がリーダー

シップを発揮し、意見

をまとめていきます。

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⑶ アクション・プランで決定した内容

① 概要

・ 被災を想定して、自分たちでどんな対応ができるかを考え、模擬体験をする。

・ 被災時に対応できるよう、いろいろなことを学ぶ。

② アクション・チャレンジの活動内容

・ 避難所での段ボールハウス(しきり)、トイレ、家具作り

・ 泥水を真水に変える実験

・ 非常食のシェアリング

・ 防災講座・・・救命救急法

・ レクリエーション

2 アクション・チャレンジ

⑴ 活動日と場所

① 期 日 令和元年8月17日(土)~8月18日(日)

② 活動場所 双岩中学校校舎・体育館

⑵ 日程等と活動の様子

グループ名 ポップコーン (子どもチャレンジ八幡浜支部)

時 間 活 動 内 容 各自の準備物 担当

1日目 8/17

集合

活動①

8:30

9:00

11:00

・開会式、健康観察、日程説明等

・避難所作り

(しきり、トイレ作り)

・Toshio マジックタイム

・水がよみがえる、他♪

・カッター、ハサミ

レジ袋、ガムテープ

作業用手袋 (すべりに

くい軍手等)

※段ボールは、スタッ

フが用意します。

昼食 12:00 ・非常食を食べる 非常食

活動②

13:00 ・家具作り

・買い出し

・会場づくり

高校生

スタッフ

夕食準備

夕食

片付け

16:00

18:00

19:00

・夕食作り

食材処理・・公民館調理室

バーベキュー(アルファ米)

活動③ 20:00 ・肝試し(高校生が企画)

・花火(各自持参)

花火、懐中電灯は個人

で用意(打ち上げは、で

きない)

高校生

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就寝 21:00 模擬避難所で宿泊 各自で泊りの用意

2日目 8/18

起床

朝食準備

朝食

片付け

7:00

7:30

8:50

・ホットケーキ作り

活動④ 9:00 ・前日の片づけ

・スポーツ(バレーボール)

昼食準備 11:00 ・そうめん、ピザ作り

活動⑤

体験活動

まとめ

13:00

15:00

15:30

・防災講座 ~救急法~

AED、担架作り、その他

・まとめを提出

各自で筆記用具用意

スタ ッ フで

用意

利 用 施 設

の掃除

閉 会 式 後

に解散

16:00

~段ボールを使って、しきり作り、家具作り、ハウス作り~

みんなで知恵を出し合って、しきりを作ります。

すてきな段ボールハウスが完成しましたよ~!!

中は入ってのお楽しみ~♪

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~Toshio マジックタイム~

段ボールを丸めて丸めて、椅子の

できあがり。トイレにも活用できる

んですよ。この椅子は、食事の時に大

活躍しました。

2日目のランチはピザ♪

アルミホイルを使って上手に

焼きました。おいしいね~!

初日のランチタイム♪

各自で用意した非常食を食べました。

いろいろな非常食があるんだなあ!

スタッフ(菊池親子)によるマジックショー

ペットボトルと布、砂等で、なんと、泥水が真水に変身!!

ていねいで分かりやすい説明で、みんな、楽しく実験できました。

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~消防署員さんによる防災講座~

3 報告会

⑴ 日 時 10 月 12 日(土) 13:00~17:00

⑵ 活動場所 松蔭地区公民館

⑶ 活動の様子

今回の活動のプレゼンを見た後、子どもたちが作成した発表資料で発表しました。参加

者全員が感想を述べた後、来賓の方々に温かいメッセージをいただき、有意義な報告会と

なりました。報告会後、ハロウィン交流会で、おやつを食べながら、みんなで楽しく盛り

上がりました。

~報告会の様子~

緊急時の対応方法、心肺蘇生、AEDの使い方、応急手当、毛布と棒で作った担架に

よる運搬方法等、たくさんのことを、楽しく、分かりやすく教えていただきました。

みんな、真剣に参加していました。 きっと、役に立つはず・・・

子どもたちが作成した、プラン

ニングとアクション・チャレンジ

の資料です。

一人一人の感想は、それぞれの

思いが伝わってきました。

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4 子どもたちの感想

1日目は非常食を食べたり、段ボールを使って家具を作り、避難所を快適にしたりした。

午後には、夜快適に寝られるように、プライバシーが守られるように、段ボールを使って

家(しきり)を作った。私はМDサイズの段ボールを使った。開け閉めのできる窓も作った。

もし、災害が起きた時、体育館にはたくさんの人がいると思う。だから、狭くても 1 家

族が快適に過ごせるような工夫をしたい。非常食は「カロリーメイト」「ゼリー」「乾パン」

「カップラーメン」が多かった。私は、水でもお湯でも作れる「お米」と「ぶり大根」を

食べた。お米はおいしかったけど、ホロホロしてて食べにくかった。ぶり大根は冷めてて

も家で作ったようにおいしいままだった。こんなご飯がたべられるんだったら、避難して

いる時も栄養のかたよりがないご飯を食べたい。

2日目は午後、消防署の方々に来てもらい、呼吸、意識がない場合の救急処置、AED

の使い方、担架の作り方などを教えてもらった。この場では知っている人がいて、恥ずか

しくて声があまり出なかった。消防署の人にやさしくていねいに教えてもらえたけど、や

っぱりむずかしいと思う。もしかしたら、友だちと遊んでいる時かもしれない。もしかし

たら親といる時かもしれない。だから、いろいろなことを知ることができてよかった。

(小学生)

私は、2日間の子チャレを通して防災についてたくさん学ぶことができました。1日目

の始めは、泥水をろ過してきれいな水に変えました。私は、普段そういうことを考えたり

実践したりしないので、やらないことができて、とても良い経験ができました。

避難所作りでは、段ボールをたくさんつなげて 1 つの就寝場所を作りました。寝る所が

ないと暑かったり寒かったりして、とても大変だなと思いました。昼食も普通のご飯を食

べることができず、苦痛でした。1日目は普段よく使う家具や場所がなくて不便だなと思

いました。

2日目は防災講座がありました。大けがをした人がいた場合の手当てなど、細かく詳し

く学ぶことができ、良い体験ができました。AEDなどの使い方も知ることができてよか

ったです。この2日間で災害に合った時、どういう対応をするかとか、こんな時どうした

らいいかなど、たくさんのことを知ることができて、とても充実した2日間になりました。

(中学生)

今回で2回目となった子どもチャレンジは、前回とは全く違うものでした。双岩中で活

動しました。はじめにした段ボールで家具・しきりを作る作業では、段ボールの丈夫さを

感じました。椅子、トイレは、みんなで協力して40個も作りました。私が一番楽しかっ

たのは、しきり作りです。中に部屋を分けて作ったり屋根をつけたり、もはや家になって

いました。災害時でこういう体育館などに避難した際は、1枚の段ボールが個人のプライ

バシーを守れる大事なものになるんだと感じました。他にバーベキューや肝試し、花火も

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しました。バーベキューの時に食べた保存食のご飯は、想像以上においしくて驚きました。

肝試しは、怖かったです。夜は想像以上にとても寒く、こごえるかと思いました。

2日目はホットケーキ作りから始まりました。昼もそうでしたが、みんなで協力して準

備、片付けをすることで、自分の役割を果たすことの大切さを学びました。最後の防災講

座では、初めて人工呼吸、心臓マッサージ、AEDを学びました。いざという時、今回学

んだことを生かして、無理だったら周りの助けも借りて、誰かの命を救えたらいいです。

2日間体験して、避難所にいる人の苦しさと大変さを感じることができました。いつ自

分の身にも起こるかわからない災害に備えて、準備しておきたいです。

(中学生)

今回の子チャレの活動を振り返ってみて、自分たちで考えた日程が実現されるのは、す

ごいなと思いました。2日間を振り返ってみると、自分たちで動くことの大切さを学ぶこ

とができたと思います。1日目は、段ボールで家具作りをしました。段ボールで家具を作

ったのは初めてだったので、上手に作れるか、とても不安でしたが、実際作ってみると思

っていたより丈夫な物を作ることができてすごいなと思ったし、すごくびっくりしました。

自分たちで作った物を使うのは、すごく新鮮に感じました。しきり作りも初めてだった

ので不安だったけど、みんなで協力して作ることができて大きな達成感を得ることができ

ました。肝試しや花火、BBQもすごく楽しかったです。2日目の防災講座は、改めて学

ぶことができました。けがをした人の運び方は初めて学んだので、すごく勉強になりまし

た。胸骨圧迫も実際にしてみると、大変でした。強く、深くしないといけないので、もし、

その場面に遭遇したら、きちんと手当てしたいと思いました。2日間、とても楽しく有意

義に過ごすことができました。

(高校生)

今回の活動で災害が起こった時、どのように対処すればいいのか、実際に体験して理解

することができた。まず、最初に行ったのがトイレ、椅子作りで、段ボールとガムテープ

だけでこんな頑丈なものが作れるんだなと初めて知った。他にも避難した際の自分の生活

スペース作りなど、仲間と協力して自分たちの生活スペースを作ることができた。泥水の

ろ過の仕方なども楽しく、分かりやすく教えていただき、とても勉強になった。1日目は、

その他に肝試しや花火をして、今回のチャレンジのチーム名、「ポップコーン」のみんなと

の絆も深まったと思う。

2日目はホットケーキ作りやスポーツ、ピザ作り、AEDの使い方など、いろいろなこ

とを体験した。ホットケーキ作りは仲間と協力して作ることができた。スポーツでは、チ

ームで体を動かすことで、みんなとの仲が深まったと思う。ピザ作りでは、オーブントー

スターがない災害時を想定して、アルミホイルで焼くなど工夫できた。AEDの使い方で

は、AED以外の応急処置の方法なども知ることができて、実際に災害が起こった時に対

応できそうだ。

(高校生)

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おわりに

今回のアクション・チャレンジのテーマは「防災」で、絞り込みに苦労しましたが、子

どもたちのアイデアと専門家による防災講座、救急講座により、学びの多いチャレンジと

なりました。子どもたちもスタッフも、段ボールで、椅子やトイレ、仕切り等をいっしょ

に作ったり、泥水を真水に変える実験や救急法を実施したりすることで、驚きや発見、多

くの学びを共有することができました。

活動後、参加した子どもの保護者から「子どもチャレンジ後、子どもの防災への関心が

高まり、わが家は防災グッズがたくさん増えました。」と、うれしい報告もいただきました。

これからも、子どもたちと共にチャレンジは続きます。

今度はどんなチャレンジが・・・