地方公共団体 陸前高田市 所在地 岩手県陸前高田市高田町字...
TRANSCRIPT
地方公共団体 陸前高田市所在地 岩手県陸前高田市高田町字鳴石 42 番地 5 地域循環共生圏を活用して目指す地域の姿
コミュニティの課題、地域循環共生圏構築における課題を解決するとともに、『ノーマライゼーションという言葉のいらない
まちづくり』、多世代参加型コミュニティの活性化と循環型社会の実現を目指す。
地域の現状・課題 震災後のまちづくりにおいて「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」(=SDGs の理念「誰一人取り残さない」)を掲げ、子どもから高齢者まで、市民みんなが生き生きと笑顔で過ごせるまちを創造するため、被災者の住宅再建、防潮堤工事や新たな中心市街地の再生等、一日も早い復興を目指し、各種事業に取り組んでいる。一方で、東日本大震災により人口減少は急速に進行し、全国的な潮流である少子化の傾向が一層進み、地域内においては、コミュニティの課題、地域循環共生圏構築における課題が顕在化している。
地域が持つ資源 ・本市の面積のうち約 80%を占める森林資源
・自伐型林業の実践のための講習会開催など、市による自伐型林業の推進
・地域内で発生した有機資源取組内容 ・木質バイオマスなどの可能性調査及び協議会設立運営
・エネルギーセンター及びカスケードセンターの整備
・定期的な間伐・木材供給等、森林資源活用方策や木材流通体制の構築
・木質バイオマスなどの再生可能エネルギーの利活用促進地域循環共生圏を実践することで想定される効果
(環境)
持続可能な伐採量の把握による適切な森林資源の管理や有機資源の有効活用などにより、化石燃料の代替に
よる二酸化炭素排出量が抑制につながる。
(経済)
木材など地域内で原料を調達することにより、経済の地域内循環や各産業間での連携の促進、新たなエネル
ギービジネスの創出につながる。
(社会)
地域資源を活用した再生可能エネルギーの導入や地域エネルギー会社による管理などにより、災害時でも機能するライフラインの構築や新たなライフスタイルの創出につながる。
奇跡の一本松 今泉高台
搬出間伐作業の様子