女性医師の年次推移 - mhlw...女性医師の年次推移...

9
女性医師の年次推移 (出典)医師・歯科医師・薬剤師調査 ○全医師数に占める女性医師の割合は増加傾向にあり、平成24年時点で19.7%を占める。 ○近年、若年層における女性医師は増加しており、医学部入学者に占める女性の割合は約3分の1 となっている。 女性医師数の割合 医師数全体に占める割合 0 50 000 100 000 150 000 200 000 250 000 300 000 男性 女性 19.7(出典)学校基本調査(文部科学省) 医政局医事課試験免許室調べ 医学部入学者・国家試験合格者数に占める 女性の割合 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 昭和 51 53 55 57 59 61 63 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 入学者 国試合格者 参考資料3

Upload: others

Post on 30-May-2020

6 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

女性医師の年次推移

(出典)医師・歯科医師・薬剤師調査

○全医師数に占める女性医師の割合は増加傾向にあり、平成24年時点で19.7%を占める。

○近年、若年層における女性医師は増加しており、医学部入学者に占める女性の割合は約3分の1

となっている。

女性医師数の割合

※ 医師数全体に占める割合

0

50 000

100 000

150 000

200 000

250 000

300 000

男性

女性

19.7%

(出典)学校基本調査(文部科学省) 医政局医事課試験免許室調べ

医学部入学者・国家試験合格者数に占める女性の割合

0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

35%

40%

昭和

51

53

55

57

59

61

63 2 4 6 8

10

12

14

16

18

20

22

24

入学者

国試合格者

参考資料3

各国の人口1000人当たり臨床医数

※は2008年 ♯は2007年 注1 単純平均とは、各国の人口当たり医師数の合計を国数で割った数のこと。 注2 加重平均とは、全医師数を全人口で割った数のこと。 注3 ギリシャ・フランス・アイルランド・オランダ・カナダ・トルコは研究機関等に勤務し 臨床にあたらない医師を、ポルトガルは資格を有しており現役で働いていない 医師を含んでいる。 OECD Health Data2011

1.0 1.6

1.9 2.0 2.2 2.2 2.4 2.4 2.4 2.6 2.6 2.7 2.7 2.7 2.7 2.9 2.9 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 3.1 3.3 3.3 3.4 3.4 3.4 3.5 3.6 3.6 3.7 3.7 3.8 3.8 4.0

4.7 6.1

0.0 2.0 4.0 6.0 8.0

チリ※ トルコ 韓国

メキシコ 日本※

ポーランド カナダ アメリカ

スロヴェニア ニュージーランド OECD加重平均

イギリス フィンランド※

ルクセンブルク※ フィンランド※

ベルギー オランダ※

オーストラリア※ スロヴァキア♯

ハンガリー オーストラリア

OECD単純平均 アイルランド

フランス エストニア

デンマーク※ イタリア

イスラエル スペイン ドイツ チェコ

アイスランド スウェーデン※

ポルトガル スイス

ノルウェー オーストリア

ギリシャ

各国の女性医師の割合(%)

18.0 19.3

27.9 30.8 31.1

32.7 34.0 34.7 35.1 36.0 36.1 36.7 37.0 37.2

39.6 39.7 40.5 40.5 40.6 41.5 41.8 42.9 43.5 44.2 44.6

47.5 49.0

52.3 53.0

54.8 55.5 55.7

58.3 73.8

0 10 20 30 40 50 60 70 80

日本 韓国

ルクセンブルク アメリカ

アイスランド チリ

ベルギー スイス

オーストラリア OECD加重平均

イタリア トルコ

アイルランド カナダ

ニュージーランド フランス

ノルウェイ イスラエル

ドイツ OECD単純平均

イギリス オーストリア

オランダ デンマーク

スウェーデン スペイン

ポルトガル ハンガリー

チェコ スロバキア フィンランド ポーランド スロベニア エストニア

メキシコおよびギリシアについては、女性医師の数が得られなかったため除いている。 注1 単純平均とは、各国の女性医師の割合を国間で平均をとったもの。 注2 加重平均とは、OECD加盟国全体における女性医師数を総医師数で割ったもの。

注3 チリ、エストニア、アイルランド、イスラエル、イタリア、ニュージーランド、ポルトガルは資格を有している医師数、 カナダ、フィンランド、フランス、オランダ、スロバキア、トルコは活動している医師数を登録している。

1

平成24年 年代別女性医師の割合(総数)

35.5%

30.1%

20.4%

13.0%

9.7% 9.6%

0.0%

5.0%

10.0%

15.0%

20.0%

25.0%

30.0%

35.0%

40.0%

0

10000

20000

30000

40000

50000

60000

70000

80000

29歳以下 30~39 40~49 50~59 60~69 70歳以上

女性割合

(出典)平成24年大臣官房統計情報部 医師・歯科医師・薬剤師調査

0.0%

20.0%

40.0%

60.0%

80.0%

100.0%

19.6% 16.4%

7.1%

21.3%

33.7%

31.5%

36.3%

11.5% 5.0%

4.9% 4.4%

25.9%

37.5%

20.0%

44.3%

21.5% 23.0%

女 男 ※1・・・内科、腎内、血内、糖尿病、循内、消内、神内、アレルギー、リウマチ、感染症、心療内科 ※2・・・外科、消化器外科、乳腺外科、呼吸器外科、心臓血管外科、気管食道外科、肛門外科、小児外科 ※3・・・産婦人科、産科、婦人科

○ 医療施設従事医師数の女性割合は19.6%であり、22年の18.9%と比べて増加している。

○ 皮膚科や小児科、産婦人科といった診療科では女性医師の占める割合は高いが、外科や脳神 経外科などの診療科では、非常に低い。

(出典)平成24年 医師・歯科医師・薬剤師調査

平成24年 診療科別 医師男女比

女性医師が医師として就業している率は、医学部卒業後、年が経つにつれて、減少傾向をたどり、卒業後11年(概ね36歳)で76.0%で最低となった後、再び就業率が回復していく。

女性医師の就業率のM字カーブ

89.9%

76.0%

40.0%

50.0%

60.0%

70.0%

80.0%

90.0%

100.0%

25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75

男性医師と女性医師の就業率

男性

女性

(注)医師が25歳で卒業すると仮定した場合の就業率である。 (出典)平成18年度厚生労働科学研究「日本の医師需給の実証的調査研究」(主任研究者 長谷川敏彦)

(参考)一般の年齢階級別就業率

(出典) 総務省「平成24年労働力調査」

(%)

66.9%

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

男性

女性

病院における女性医師の雇用状況

現員医師数

A=B+C+D 正規雇用B B/A 短時間正規雇用C

C/A 非常勤D D/A

現員医師数 167,063 132,937 79.6% 3,532 2.1% 30,594 18.3%

うち女性医師 29,129 20,792 71.4% 1,286 4.4% 7,051 24.2%

女性医師の割合 17.4% 15.6% - 36.4% - 23.0% -

(出典)病院における必要医師数実態調査(平成22年9月、厚生労働省)

79.6%

2.1% 18.3%

現員医師数

正規雇用

短時間正

規雇用

非常勤 71.4%

4.4%

24.2%

現員医師数(女性医師)

正規雇用

短時間正

規雇用

非常勤

現員医師数(全体)のうち、女性医師の占める割合は17.4% となっている。 現員医師数(全体)では、短時間正規雇用の占める割合は2.1%、非常勤の占める割合は 18.3%(約1/5)となっている。女性医師では、短時間正規雇用の占める割合は4.4%、 非常勤の占める割合は24.2% (約1/4 )となっている。

注)医師数は、病院、分娩取扱い診療所に従事している医師数であり、臨床研修医を除く。

仕事を中断(休職)、離職した『理由』(n=2,931複数回答)

6.7%

1.5%

3.3%

10.3%

10.8%

14.5%

38.3%

70.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

その他

家事

家族の病気や介護

留学

夫の転勤に伴う

自分の病気療養

子育て

出産

1ヵ月未満 3.6%

(104人)

1~6ヵ月未

満 27.8%

(811人)

6ヵ月~1年

未満 29.0%

(847人)

1年~2年未

満 18.4%

(538人)

2年~3年未

満 11.1%

(323人)

3年以上 10.1%

(295人)

仕事を中断(休職)、離職した『期間』(n=2,918 複数回答)

(出典)女性医師の勤務環境の現状に関する調査報告書(平成21年3月日本医師会) [調査票配布数15,010 有効回答数7,467(有効回答率 49.7%)] [調査対象;病院に勤務する女性医師]

子育てをしながら勤務を続ける上で必要と考えられるもの(複数回答のうち「最も必要」と回答した項目)

(出典)平成25年臨床研修修了者アンケート調査(厚生労働省調べ)

子育てをしながら勤務を続ける上で必要な条件

19.2%

15.7%

21.2%

6.8%

4.1%

8.0%

13.0%

15.0%

12.1%

10.1%

11.3%

9.4%

8.5%

9.0%

8.2%

24.1%

25.9%

23.3%

10.1%

13.4%

8.2%

3.8%

3.5%

3.9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

総計(n=5,597)

女性(n=1,872)

男性(n=3,694)

短時間勤務制度 フレックスタイム制度 当直や時間外勤務の免除

勤務先に託児施設がある 子どもの急病等の際に休暇が取りやすい 職場の理解・雰囲気

配偶者や家族の支援 ロールモデル 今後のキャリアパスの見通し

その他 無効回答・回答なし

1.0% 1.8%

2.9%

○臨床研修医に子育てをしながら勤務を続ける上で必要な条件を問うたところ、「職場の理解・雰囲気」「短時間勤務制度」「当直や時間外勤務の免除」「勤務先に託児施設がある」「配偶者や家族の支援」の順に多かった。

1.2%

2.2%

0.2% 0.9%

1.3% 1.0%

総計(n=5,566)