日医発第 -...

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日医発第 590 号(保 113 令和元年 9 10 都道府県医師会長 殿 日本医師会長 横 倉 義 武 材料価格基準の一部改正等について 令和元年830日付け厚生労働省告示第99号をもって材料価格基準の一部が改正 されるとともに令和元年830日付け保医発08304厚生労働省保険局医療課長 通知をもって「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」 (平成3035日保医発0305第1号)等の一部が改正され、令和元年91日から適 用されました。 今回の改正は、別途ご連絡申し上げました「医療機器の保険適用について」(令和 元年 8 30 日付け保医発 0830 5 号)の 5 ページ及び 18 ページから 19 ページに 掲載されている医療機器が区分 A3C1 及び C2 として保険適用されたこと等によ るものです。(令和元年 9 10 日付け 日医発第 591 号(保 114)をご参照下さい。) つきましては、今般発出された通知による改正内容について、貴会会員に周知く ださるようお願い申し上げます。 なお、今回の留意事項等の改正につきましては、日本医師会雑誌 11 月号に掲載を 予定しております。また、日本医師会ホームページのメンバーズルーム中、医療保 険の「新たに保険適用が認められた検査・医療機器等」に掲載いたします。 (添付資料) 1.官報 ( 令和元年.8.30 号外第 103 抜粋) 2.「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」等の一部改 正について(令和元年.8.30 保医発08304号 厚生労働省保険局医療課長) 3.新たに機能区分及び保険償還価格が設定された医療機器等 (日本医師会医療保険課)

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Page 1: 日医発第 - Med...1別添1の第2章第2部第2節第1款C107に次を加える。(8)脊髄損傷又は中枢性低換気症候群の患者に対して、呼吸補助を行うことを

日医発第 590 号(保 113)

令 和 元 年 9 月 1 0 日

都道府県医師会長 殿

日 本 医 師 会 長

横 倉 義 武

材料価格基準の一部改正等について

令和元年8月30日付け厚生労働省告示第99号をもって材料価格基準の一部が改正

されるとともに令和元年8月30日付け保医発0830第4号 厚生労働省保険局医療課長

通知をもって「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」

(平成30年3月5日保医発0305第1号)等の一部が改正され、令和元年9月1日から適

用されました。

今回の改正は、別途ご連絡申し上げました「医療機器の保険適用について」(令和

元年 8 月 30 日付け保医発 0830 第 5 号)の 5 ページ及び 18 ページから 19 ページに

掲載されている医療機器が区分 A3、C1 及び C2 として保険適用されたこと等によ

るものです。(令和元年 9 月 10 日付け 日医発第 591 号(保 114)をご参照下さい。)

つきましては、今般発出された通知による改正内容について、貴会会員に周知く

ださるようお願い申し上げます。

なお、今回の留意事項等の改正につきましては、日本医師会雑誌 11 月号に掲載を

予定しております。また、日本医師会ホームページのメンバーズルーム中、医療保

険の「新たに保険適用が認められた検査・医療機器等」に掲載いたします。

(添付資料)

1.官報 (令和元年.8.30 号外第 103 号 抜粋)

2.「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」等の一部改

正について(令和元年.8.30 保医発0830第4号 厚生労働省保険局医療課長)

3.新たに機能区分及び保険償還価格が設定された医療機器等

(日本医師会医療保険課)

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保医発 0 8 3 0 第 4号令和元年8月 3 0日

地 方 厚 生 ( 支 ) 局 医 療 課 長都道府県民生主管部(局)国 民 健 康 保 険 主 管 課 ( 部 ) 長 殿

都道府県後期高齢者医療主管部(局)後 期 高 齢 者 医 療 主 管課 (部 )長

厚 生 労 働 省 保 険 局 医 療 課 長( 公 印 省 略 )

厚生労働省保険局歯科医療管理官( 公 印 省 略 )

「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」等の一部改正について

今般 特定保険医療材料及びその材料価格 材料価格基準 の一部を改正する件 令、 ( ) (和元年厚生労働省告示第99号)が公布され、令和元年10月1日から適用されること等

、 、 、に伴い 下記の通知の一部を別添のとおり改正し 同日から適用することとするのでその取扱いに遺漏のないよう、貴管下の保険医療機関、審査支払機関等に対して周知徹底を図られたい。

別添1 「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について (平成3」0年3月5日保医発0305第1号)の一部改正について

別添2 「特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について (平成30年」3月5日保医発0305第10号)の一部改正について

別添3 「特定診療報酬算定医療機器の定義等について (平成30年3月5日保医発0」305第12号)の一部改正について

別添4 「特定保険医療材料の定義について (平成30年3月5日保医発0305第13号)」の一部改正について

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別添1

「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(平成30年3月5日保医発0305第1号)の一部改正について

1 別添1の第2章第2部第2節第1款C107に次を加える。(8) 脊髄損傷又は中枢性低換気症候群の患者に対して、呼吸補助を行うことを

目的として横隔神経電気刺激装置を使用する場合には、以下のいずれも満たすこと。ア 関連学会の定める適正使用指針を遵守して使用すること。イ H003呼吸器リハビリテーション料の「1」呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)又は「2」呼吸器リハビリテーション料(Ⅱ)に係る施設基準の届出を行っている保険医療機関で使用すること。

2 別添1の第2章第2部第2節第1款C166の次に次を加える。C167 疼痛等管理用送信器加算(1) 人工呼吸器に依存する脊髄損傷又は中枢性低換気症候群の患者に対して、

呼吸補助を行うことを目的として横隔神経電気刺激装置を使用する場合には、本区分の所定点数を準用して算定できる。

(2) 横隔神経電気刺激装置を使用する際に必要なバックアップ用体表面不関電極セット、コネクタホルダ、ストレインリリーフブートキット、その他療養上必要な医療材料の費用については、所定点数に含まれる。

3 別添1の第2章第3部第3節第1款D239(2)を次に改める。「2」については、混合神経について、感覚神経及び運動神経をそれぞれ測定した

場合には、それぞれを1神経として数える。また、左右の神経は、それぞれを1神経として数える。なお、横隔神経電気刺激装置の適応の判定を目的として実施する場合は、当該検査を電極植込術前に1回に限り算定できる。

4 別添1の第2章第10部第1節第7款K533-2の次に次を加える。K537-2 腹腔鏡下食道裂孔ヘルニア手術

横隔神経電気刺激装置の電極植込術を行う場合は、本区分の所定点数を準用して算定できる。

5 別添1の第2章第10部第1節第8款K559-3を次のように改める。(1) 経皮的僧帽弁クリップ術は、経皮的僧帽弁クリップシステムを用いて実施

した場合に算定する。(2) 左心耳閉鎖デバイスを用いて、左心耳の永久閉鎖を行った場合は、本区分

の所定点数を準用して算定する。なお、この場合にあっては、本区分に係る施設基準の規定は適用しない。

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別添2

「特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について」(平成30年3月5日保医発0305第10号)の一部改正について

1 Ⅰの3の202の次に次を加える。203 横隔神経電気刺激装置

人工呼吸器に依存する脊髄損傷又は中枢性低換気症候群の患者に対して、(1)呼吸補助を行うことを目的として使用する場合に限り算定できる。当該材料は、関連学会の定める適正使用指針を遵守して使用した場合に限(2)

り算定できる。当該材料は、以下のいずれにも該当する医師が使用した場合に限り算定で(3)

きる。ア 当該材料を使用した腹腔鏡手術を3例以上実施した経験を有する常勤の消化器外科又は小児外科の医師若しくは、その指導下で当該手術を実施する医師であること。

イ 当該材料を用いた手技に関する所定の研修を修了していること。H003呼吸器リハビリテーション料の「1」呼吸器リハビリテーション(4)

料(Ⅰ)又は「2」呼吸器リハビリテーション料(Ⅱ)に係る施設基準の届出を行っている保険医療機関で実施すること。当該材料を使用する前に、横隔神経伝導試験及びX線透視による横隔膜運動(5)

、 。の観察等によって 横隔神経の電気刺激による横隔膜の収縮を確認することなお、当該材料の算定にあっては、診療報酬明細書の摘要欄に、D239筋電図検査の「2」を実施した日を記載すること。

204 経皮的左心耳閉鎖システム関連学会の定める適応基準を満たす非弁膜症性心房細動患者に対して、左(1)

心耳に起因する血栓塞栓症のリスクを低減する目的で使用した場合に限り算定できる。本品の使用に当たっては、抗凝固療法と本システムを用いた療法とのリスクとベネフィットの比較衡量により、適切と判断される治療方法を選択すること。なお、診療報酬明細書の摘要欄に本品を使用する理由及び医学的根拠を詳細に記載すること。当該材料は、関連学会の定める適正使用指針を遵守して使用した場合に限(2)

り、1回の手術に当たり1個を限度して算定できる。当該材料は、関連学会より認定された保険医療機関で使用した場合に限り(3)

算定できる。なお、関連学会より認定された保険医療機関であることを証する文書の写しを診療報酬明細書に添付すること。当該材料は、当該材料を用いた手技に関する所定の研修を修了した医師が(4)

使用した場合に限り算定できる。なお、その医師の所定の研修修了を証する文書の写しを診療報酬明細書に添付すること。当該材料を使用するにあたっては、関連学会が行うレジストリに症例情報(5)

を登録すること。当該材料の使用に伴う合併症について、患者に文書を用いて説明し、及び(6)

同意を取得し、当該文書を診療録に保管すること。当該材料の留置後6ヶ月間は、手技を実施した保険医療機関で患者の指導(7)

管理を行うこと。

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別添3

「特定診療報酬算定医療機器の定義等について」(平成30年3月5日保医発0305第12号)の一部改正について

○ 別表1のⅠの「処置」の「光線治療器(Ⅱ 」の項を次のように改める。)

特定診療酬 定 義 対応する診療報酬項目算定医機器 薬事承認上の位置付け その他の条件の区分 類 別 一般的名称光線治療器 機 械器具 紫外線治療器 赤外線又は紫外線を J 054 皮膚科光線療法(Ⅱ) ( 1 2)理 赤外線治療器 用いて皮膚疾患に対

学 診療用 キセノン光線 する光線治療を行う器具 治療器 ことが可能なもの

エキシマレーザ

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別添4

「特定保険医療材料の定義について」(平成30年3月5日保医発0305第13号)の一部改正について

1 別表のⅡの133 ③カに次を加える。(10)ⅳ 直接吸引型

次のいずれにも該当すること。a 脳血栓を除去することを目的として使用するカテーテルであること。b 脳血栓を直接吸引するためのカテーテルであり、脳血栓の吸引を補助するためのワイヤーを有しないこと。

2 別表のⅡの202の次に次を加える。203 横隔神経電気刺激装置

定義(1)次のいずれにも該当すること。

、 「 ( ) 」 、① 薬事承認又は認証上 類別が 機械器具 12 理学診療器具 であって一般的名称が「横隔神経電気刺激装置」であること。

② 横隔神経の刺激により横隔膜収縮が可能な、人工呼吸器に依存する患者に対する呼吸補助を目的に使用するものであること。機能区分の考え方(2)横隔神経電気刺激装置は、植込型電極セット(1区分 、体外式パルス発)

生器(1区分)及び接続ケーブル(1区分)の合計3区分に区分する。機能区分の定義(3)

① 電極植込キット横隔膜へ植え込む電極、皮下へ留置する不関電極、その他電極を植え込

むために使用する材料から構成されるものであること。② 体外式パルス発生器

横隔膜を収縮させるための電気刺激を発生させる装置であること。③ 接続ケーブル

体外式パルス発生器と各電極を接続するために使用するケーブルであること。

204 経皮的左心耳閉鎖システム定義次のいずれにも該当すること。

、 「 ( ) 」(1) 薬事承認又は認証上 類別が 機械器具 51 医療用嘴管及び体液誘導管であって、一般的名称が「心臓内補綴材」であること。非弁膜症性心房細動患者に対して、左心耳に起因する血栓塞栓症のリスク(2)

を低減する目的で使用するものであること。デリバリーシステム及びアクセスシステムを含むものであること。(3)

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(別添1参考)

「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(平成30年3月5日保医発0305第1号)の一部改正について

(傍線の部分は改正部分)

改 正 後 改 正 前

別添1 別添1

医科診療報酬点数表に関する事項 医科診療報酬点数表に関する事項

第1章 (略) 第1章 (略)

第2章 特掲診療料 第2章 特掲診療料

第1部 (略) 第1部 (略)

第2部 在宅医療 第2部 在宅医療

第1節 (略) 第1節 (略)

第2節 在宅療養指導管理料 第2節 在宅療養指導管理料

第1款 在宅療養指導管理料 第1款 在宅療養指導管理料

C100~C106 (略) C100~C106 (略)

C107 在宅人工呼吸指導管理料 C107 在宅人工呼吸指導管理料

(1)~(7) (略) (1)~(7) (略)

(8) 脊髄損傷又は中枢性低換気症候群の患者に対して、呼 (新設)

吸補助を行うことを目的として横隔神経電気刺激装置を

使用する場合には、以下のいずれも満たすこと。

ア 関連学会の定める適正使用指針を遵守して使用する

こと。

イ H003呼吸器リハビリテーション料の「1」呼吸

器リハビリテーション料(Ⅰ)又は「2」呼吸器リハ

ビリテーション料(Ⅱ)に係る施設基準の届出を行っ

ている保険医療機関で使用すること。

C107-2~C166 (略) C107-2~C166 (略)

C167 疼痛等管理用送信器加算 (新設)

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(1) 人工呼吸器に依存する脊髄損傷又は中枢性低換気症候

群の患者に対して、呼吸補助を行うことを目的として横

隔神経電気刺激装置を使用する場合には、本区分の所定

点数を準用して算定できる。

(2) 横隔神経電気刺激装置を使用する際に必要なバックア

ップ用体表面不関電極セット、コネクタホルダ、ストレ

インリリーフブートキット、その他療養上必要な医療材

料の費用については、所定点数に含まれる。

C168~C171-2 (略) C168~C171-2 (略)

第3節~第4節 (略) 第3節~第4節 (略)

第3部 検査 第3部 検査

第1節~第2節 (略) 第1節~第2節 (略)

第3節 生体検査料 第3節 生体検査料

D200~D238(略) D200~D238(略)

D239 D239

(1) (略) (1) (略)

(2) 「2」については、混合神経について、感覚神経及び (2) 「2」については、混合神経について、感覚神経及び

運動神経をそれぞれ測定した場合には、それぞれを1神 運動神経をそれぞれ測定した場合には、それぞれを1神

経として数える。また、左右の神経は、それぞれを1神 経として数える。また、左右の神経は、それぞれを1神

経として数える。なお、横隔神経電気刺激装置の適応の 経として数える。

判定を目的として実施する場合は、当該検査を電極植込

術前に1回に限り算定できる。

(3) (略) (3) (略)

D239-2~D325 (略) D239-2~D325 (略)

第4節 (略) 第4節 (略)

第4部~第9部 (略) 第4部~第9部 (略)

第10部 手術 第10部 手術

第1節 手術料 第1節 手術料

第1款~第6款 (略) 第1款~第6款 (略)

第7款 胸部 第7款 胸部

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K474-3~K533-2 (略) K474-3~K533-2 (略)

K537-2 腹腔鏡下食道裂孔ヘルニア手術 (新設)

横隔神経電気刺激装置の電極植込術を行う場合は、本区分

の所定点数を準用して算定できる。

第8款 心・脈管 第8款 心・脈管

K544~K557-3 (略) K544~K557-3 (略)

K559-3 経皮的僧帽弁クリップ術 K559-3 経皮的僧帽弁クリップ術

(1) 経皮的僧帽弁クリップ術は、経皮的僧帽弁クリップシ 経皮的僧帽弁クリップ術は、経皮的僧帽弁クリップシステ

ステムを用いて実施した場合に算定する。 ムを用いて実施した場合に算定する。

(2) 左心耳閉鎖デバイスを用いて、左心耳の永久閉鎖を行

った場合は、本区分の所定点数を準用して算定する。な

お、この場合にあっては、本区分に係る施設基準の規定

は適用しない。

K560~K627-4 (略) K560~K627-4 (略)

第9款~第13款 (略) 第9款~第13款 (略)

第2節~第3節 (略) 第2節~第3節 (略)

第11部~第13部 (略) 第11部~第13部 (略)

第3章 (略) 第3章 (略)

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(別添2参考)

「特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について」(平成30年3月5日保医発0305第10号)の一部改正について

(傍線の部分は改正部分)

改 正 後 改 正 前

Ⅰ 診療報酬の算定方法(平成20年厚生労働省告示第59号)(以下「算 Ⅰ 診療報酬の算定方法(平成20年厚生労働省告示第59号)(以下「算

定方法告示」という。)別表第一医科診療報酬点数表に関する事項 定方法告示」という。)別表第一医科診療報酬点数表に関する事項

1~2(略) 1~2(略)

3 在宅医療の部以外の部に規定する特定保険医療材料(フィルムを 3 在宅医療の部以外の部に規定する特定保険医療材料(フィルムを

除く。)に係る取扱い 除く。)に係る取扱い

001~202 (略) 001~202 (略)

203 横隔神経電気刺激装置 (新設)

人工呼吸器に依存する脊髄損傷又は中枢性低換気症候群の患(1)

者に対して、呼吸補助を行うことを目的として使用する場合に

限り算定できる。

当該材料は、関連学会の定める適正使用指針を遵守して使用(2)

した場合に限り算定できる。

当該材料は、以下のいずれにも該当する医師が使用した場合(3)

に限り算定できる。

ア 当該材料を使用した腹腔鏡手術を3例以上実施した経験を

有する常勤の消化器外科又は小児外科の医師若しくは、その

指導下で当該手術を実施する医師であること。

イ 当該材料を用いた手技に関する所定の研修を修了している

こと。

H003呼吸器リハビリテーション料の「1」呼吸器リハビ(4)

リテーション料(Ⅰ)又は「2」呼吸器リハビリテーション料

(Ⅱ)に係る施設基準の届出を行っている保険医療機関で実施

すること。

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当該材料を使用する前に、横隔神経伝導試験及び 線透視(5) Xによる横隔膜運動の観察等によって、横隔神経の電気刺激によ

る横隔膜の収縮を確認すること。なお、当該材料の算定にあっ

ては、診療報酬明細書の摘要欄に、D239筋電図検査の「2

」を実施した日を記載すること。

204 経皮的左心耳閉鎖システム

関連学会の定める適応基準を満たす非弁膜症性心房細動患者(1)

に対して、左心耳に起因する血栓塞栓症のリスクを低減する目

的で使用した場合に限り算定できる。本品の使用に当たって

は、抗凝固療法と本システムを用いた療法とのリスクとベネフ

ィットの比較衡量により、適切と判断される治療方法を選択す

ること。なお、診療報酬明細書の摘要欄に本品を使用する理由

及び医学的根拠を詳細に記載すること。

当該材料は、関連学会の定める適正使用指針を遵守して使用(2)

した場合に限り、1回の手術に当たり1個を限度して算定でき

る。

当該材料は、関連学会より認定された保険医療機関で使用し(3)

た場合に限り算定できる。なお、関連学会より認定された保険

医療機関であることを証する文書の写しを診療報酬明細書に添

付すること。

当該材料は、当該材料を用いた手技に関する所定の研修を修(4)

了した医師が使用した場合に限り算定できる。なお、その医師

の所定の研修修了を証する文書の写しを診療報酬明細書に添付

すること。

当該材料を使用するにあたっては、関連学会が行うレジスト(5)

リに症例情報を登録すること。

当該材料の使用に伴う合併症について、患者に文書を用いて(6)

説明し、及び同意を取得し、当該文書を診療録に保管するこ

と。

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当該材料の留置後6ヶ月間は、手技を実施した保険医療機関(7)

で患者の指導管理を行うこと。 4~6 (略)

4~6 (略) Ⅱ~Ⅳ (略)

Ⅱ~Ⅳ (略)

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(別添3参考)

「特定診療報酬算定医療機器の定義等について」(平成30年3月5日保医発0305第12号)の一部改正について

(傍線の部分は改正部分)

改 正 後 改 正 前

(別表1) (別表1)

Ⅰ 医科点数表関係 Ⅰ 医科点数表関係

医学管理等~注射 (略) 医学管理等~注射 (略)

処置 処置

特定診療報 定 義 対応する診療報酬項 特定診療報 定 義 対応する診療報酬項

酬算定医療 薬事承認上の位置付け その他の条件 目 酬算定医療 薬事承認上の位置付け その他の条件 目

機器の区分 類 別 一般的名称 機器の区分 類 別 一般的名称

(略) (略) (略) (略) (略) (略) (略) (略) (略) (略) (略) (略)

光線治療器 機械器具 紫外線治療 赤外線又は紫 054 皮膚科光線療 光線治療器 機械器具 紫外線治療 赤外線又は紫 054 皮膚科光線療J J(Ⅱ) (12)理 器 外線を用いて 法 (Ⅱ) (12)理 器 外線を用いて 法

学診療用 赤外線治療 皮膚疾患に対 学診療用 赤外線治療 皮膚疾患に対

器具 器 する光線治療 器具 器 する光線治療

キセノン光 を行うことが キセノン光 を行うことが

線治療器 可能なもの 線治療器 可能なもの

エキシマレ

ーザ

(略) (略) (略) (略) (略) (略) (略) (略) (略) (略) (略) (略)

手術~放射線治療 (略) 麻酔~放射線治療 (略)

Ⅱ 歯科点数表関係 (略) Ⅱ 歯科点数表関係 (略)

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(別添4参考)

「特定保険医療材料の定義について」(平成30年3月5日保医発0305第13号)の一部改正について

(傍線の部分は改正部分)

改 正 後 改 正 前

(別表) (別表)

Ⅰ (略) Ⅰ (略)

Ⅱ 医科点数表の第2章第3部、第4部、第5部、第6部、第9部、第 Ⅱ 医科点数表の第2章第3部、第4部、第5部、第6部、第9部、第

10部、第11部及び第12部に規定する特定保険医療材料(フィルムを除 10部、第11部及び第12部に規定する特定保険医療材料(フィルムを除

く。)及びその材料価格 く。)及びその材料価格

001~132 (略) 001~132 (略)

133 血管内手術用カテーテル 133 血管内手術用カテーテル

~ (略) ~ (略)(1) (9) (1) (9)

血栓除去用カテーテル (略) 血栓除去用カテーテル (略)(10) ) (10) )

①~② (略) ①~② (略)

③ 機能区分の定義 ③ 機能区分の定義

ア~オ (略) ア~オ (略)

カ 脳血栓除去用 カ 脳血栓除去用

ⅰ~ⅲ ⅰ~ⅲ

ⅳ 直接吸引型 (新設)

次のいずれにも該当すること。

a 脳血栓を除去することを目的として使用するカテーテ

ルであること。

b 脳血栓を直接吸引するためのカテーテルであり、脳血

栓の吸引を補助するためのワイヤーを有しないこと。

~ (略) ~ (略)(11) (23) (11) (23)

134~202 (略) 134~202 (略)

203 横隔神経電気刺激装置 (新設)

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定義(1)

次のいずれにも該当すること。

① 薬事承認又は認証上、類別が「機械器具(12)理学診療器具

」であって、一般的名称が「横隔神経電気刺激装置」であるこ

と。

② 横隔神経の刺激により横隔膜収縮が可能な、人工呼吸器に依

存する患者に対する呼吸補助を目的に使用するものであるこ

と。

機能区分の考え方(2)

横隔神経電気刺激装置は、植込型電極セット(1区分)、体外

式パルス発生器(1区分)及び接続ケーブル(1区分)の合計3

区分に区分する。

機能区分の定義(3)

① 電極植込キット

横隔膜へ植え込む電極、皮下へ留置する不関電極、その他電

極を植え込むために使用する材料から構成されるものであるこ

と。

② 体外式パルス発生器

横隔膜を収縮させるための電気刺激を発生させる装置である

こと。

③ 接続ケーブル

体外式パルス発生器と各電極を接続するために使用するケー

ブルであること。

204 経皮的左心耳閉鎖システム

定義

次のいずれにも該当すること。

薬事承認又は認証上、類別が「機械器具(51)医療用嘴管及び(1)

体液誘導管」であって、一般的名称が「心臓内補綴材」であるこ

と。

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非弁膜症性心房細動患者に対して、左心耳に起因する血栓塞栓(2)

症のリスクを低減する目的で使用するものであること。

デリバリーシステム及びアクセスシステムを含むものであるこ(3)

と。

Ⅲ~Ⅷ (略) Ⅲ~Ⅷ (略)

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- 1 -

新たに機能区分及び保険償還価格が設定された医療機器等

(令和元年 9 月 1 日適用)

1.エキシマレーザ

【販売名】 エクストラック(株式会社ジェイメック)

〔決定区分〕

A3(特定包括・既存技術・変更あり)

〔特定診療報酬算定医療機器の区分〕

光線治療器Ⅱ

〔対応する診療報酬項目〕

J054 皮膚科光線療法

<関連する通知の改正>

「特定診療報酬算定医療機器の定義等について」(平成 30 年 3 月 5 日保医発 0305 第 12 号)の一部改正

(令和元年 8 月 30 日付保医発 0830 第 4 号)

別表1のⅠの「処置」の「光線治療器(Ⅱ)」の項を次のように改める。(改正箇所下線部)

改 正 前

特定診療報酬算定医療機器の区分

定義 対応する診療報酬項目 薬事承認上の位置付け

その他の条件 類別 一般的名称

光線治療器(Ⅱ)

機械器具(12)理 学診療用 器具

紫外線治療器 赤外線治療器 キセノン光線治療器

赤外線又は紫外線を用いて皮膚疾患に対する光線治療を行うことが可能なもの

J054 皮膚科光線療法

改 正 後 特定診療報酬算定医療機器の区分

定義 対応する診療報酬項目 薬事承認上の位置付け

その他の条件 類別 一般的名称

光線治療器(Ⅱ)

機械器具(12)理 学診療用 器具

紫外線治療器 赤外線治療器 キセノン光線治療器 エキシマレーザー

赤外線又は紫外線を用いて皮膚疾患に対する光線治療を行うことが可能なもの

J054 皮膚科光線療法

2.中心循環系塞栓除去用カテーテル

【販売名】 脳血栓吸引カテーテル(テルモ株式会社)

〔決定区分〕

C1(新機能)

〔保険償還価格〕(価格は 9 月 1 日時点、10 月 1 日から消費税改定のため価格が変更)

268,000 円(273,000 円)

※ 迅速な保険導入による加算の適用により、令和 2 年 3 月 31 日まで 281,000 円

〔決定機能区分〕

133 血管内手術用カテーテル (9)血栓除去用カテーテル ④脳血栓除去用 エ直接吸引型

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- 2 -

〔主な使用目的〕

本品は、急性期脳梗塞(原則として発症後 8 時間以内)において、組織プラスミノーゲンアクチベータ

ー(t-PA)の経静脈投与が適応外、又は t-PA の経静脈投与により血流再開が得られなかった患者を対象

とし、血流の再開通を図るために使用する。

<関連する告示・通知の改正>

(1) 「材料価格基準」(平成 20 年 3 月 5 日付け厚生労働省告示第 61 号)の一部改正(令和元年 8 月 30

日付け厚生労働省告示第 99 号)

「材料価格基準」の別表Ⅱを次のように改める。 (改正箇所下線部)

改 正 後 改 正 前

001~132 (略)

133 血管内手術用カテーテル

(1)~(8) (略)

(9) 血栓除去用カテーテル

①~③ (略)

④ 脳血栓除去用

ア~ウ (略)

エ 直接吸引型 268,000 円

001~132 (略)

133 血管内手術用カテーテル

(1)~(8) (略)

(9) 血栓除去用カテーテル

①~③ (略)

④ 脳血栓除去用

ア~ウ (略)

(新設)

(2) 「特定保険医療材料の定義について」(平成 30 年 3 月 5 日保医発 0305 第 13 号)の一部改正(令和

元年 8 月 30 日付け保医発 0830 第 4 号)

「特定保険医療材料の定義について」の別表Ⅱに次のように改める。 (改正箇所下線部)

改 正 後 改 正 前

001~132 (略)

133 血管内手術用カテーテル

(1)~(9) (略)

(10) 血栓除去用カテーテル (略)

①~② (略)

③ 機能区分の定義

ア~オ (略)

カ 脳血栓除去用

ⅰ~ⅲ

ⅳ 直接吸引型

次のいずれにも該当すること。

a 脳血栓を除去することを目的

として使用するカテーテルであ

ること。

b 脳血栓を直接吸引するための

カテーテルであり、脳血栓の吸引

を補助するためのワイヤーを有

しないこと。

001~132 (略)

133 血管内手術用カテーテル

(1)~(9) (略)

(10) 血栓除去用カテーテル (略)

①~② (略)

③ 機能区分の定義

ア~オ (略)

カ 脳血栓除去用

ⅰ~ⅲ

(新設)

3.横隔神経電気刺激装置

【販売名】 NeuRx 横隔膜ペーシングシステム(USCI ジャパン株式会社)

〔決定区分〕

C2(新機能・新技術)

〔保険償還価格〕(価格は 9 月 1 日時点、10 月 1 日から消費税改定のため価格が変更)

(1) 電極植込キット 1,240,000 円(1,260,000 円)

(2) 体外式パルス発生器 606,000 円(617,000 円)

(3) 接続ケーブル 4,400 円(4,480 円)

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- 3 -

バックアップ用体表面不関電極セット、コネクタホルダ、ストレインリリーフブートキット、その他

療養上必要な医療材料等については、特定保険医療材料ではなく、新規技術料にて評価する。

準用技術料 C167 疼痛等管理用送信器加算 600 点

K537-2 腹腔鏡下食道裂孔ヘルニア手術 42,180 点

関連技術料 D239 筋電図検査

2 誘発筋電図(神経伝導速度測定を含む。)(1神経につき) 200 点

C107 在宅人工呼吸指導管理料 2800 点

〔主な使用目的〕

本品は、横隔神経の電気刺激により横隔膜収縮が可能な、人工呼吸器に依存する以下の疾患の患者に

対する呼吸補助を行うために使用する。

・脊髄(頸髄)損傷

・中枢性低換気症候群

<関連する通知の改正>

(1) 「材料価格基準」(平成 20 年 3 月 5 日付け厚生労働省告示第 61 号)の一部改正(令和元年 8 月 30

日付け厚生労働省告示第 99 号)

「材料価格基準」の別表Ⅱを次のように改める。 (改正箇所下線部)

改 正 後 改 正 前

001~202 (略)

203 横隔神経電気刺激装置

(1)電極植込キット 1,240,000 円

(2)体外式パルス発生器 606,000 円

(3)接続ケーブル 4,400 円

001~202 (略)

(新設)

(2) 「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(平成 30 年 3 月 5 日付け保医

発 0305 第 1 号)の一部改正(令和元年 8 月 30 日付け保医発 0830 第 4 号)

「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」の別添1を次のように改める。 (改正箇所下線部)

改 正 後 改 正 前

第 2 章 特掲診療料

第 1 部 (略)

第2部 在宅医療

第 1 節 (略)

第2節 在宅療養指導管理料

第 1 款 在宅療養指導管理料

C100~C106 (略)

C107 在宅人工呼吸指導管理料

(1)~(7) (略)

(8) 脊髄損傷又は中枢性低換気症候

群の患者に対して、呼吸補助を行う

ことを目的として横隔神経電気刺

激装置を使用する場合には、以下の

いずれも満たすこと。

ア 関連学会の定める適正使用指針

を遵守して使用すること。

イ H003 呼吸器リハビリテーショ

ン料の「1」呼吸器リハビリテー

ション料(Ⅰ)又は「2」呼吸器リハ

ビリテーション料(Ⅱ)に係る施設

基準の届出を行っている保険医

療機関で使用すること。

C107-2~C166 (略)

C167 疼痛等管理用送信器加算

(1) 人工呼吸器に依存する脊髄損傷

又は中枢性低換気症候群の患者に

対して、呼吸補助を行うことを目的

第 2 章 特掲診療料

第 1 部 (略)

第 2 部 在宅医療

第 1 節 (略)

第 2 節 在宅療養指導管理料

第 1 款 在宅療養指導管理料

C100~C106 (略)

C107 在宅人工呼吸指導管理料

(1)~(7) (略)

(新設)

C107-2~C166 (略)

(新設)

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- 4 -

として横隔神経電気刺激装置を使

用する場合には、本区分の所定点数

を準用して算定できる。

(2) 横隔神経電気刺激装置を使用す

る際に必要なバックアップ用体表

面不関電極セット、コネクタホル

ダ、ストレインリリーフブートキッ

ト、その他療養上必要な医療材料の

費用については、所定点数に含まれ

る。

C168~C171-2 (略)

第 3 節~第 4 節 (略)

第 3 部 検査

第 1 節~第 2 節 (略)

第 3 節 生体検査料

D200~D238 (略)

D239 筋電図検査

(1) (略)

(2) 「2」については、混合神経につい

て、感覚神経及び運動神経をそれぞれ

測定した場合には、それぞれを1神経

として数える。また、左右の神経は、

それぞれを1神経として数える。なお、

横隔神経電気刺激装置の適応の判定を

目的として実施する場合は、当該検査

を電極植込術前に1回に限り算定でき

る。

(3) (略)

D239-2~D325 (略)

第 4 節 (略)

第 4 部~第 9 部 (略)

第 10 部 手術

第 1 節 手術料

第 1 款~第 6 款 (略)

第 7 款 胸部

K474-3~K533-2 (略)

K537-2 腹腔鏡下食道裂孔ヘルニア手術

横隔神経電気刺激装置の電極植込術

を行う場合は、本区分の所定点数を準

用して算定できる。

C168~C171-2 (略)

第 3 節~第 4 節 (略)

第 3 部 検査

第 1 節~第 2 節 (略)

第 3 節 生体検査料

D200~D238 (略)

D239 筋電図検査

(1) (略)

(2) 「2」については、混合神経につい

て、感覚神経及び運動神経をそれぞれ

測定した場合には、それぞれを1神経

として数える。また、左右の神経は、

それぞれを1神経として数える。

(3) (略)

D239-2~D325 (略)

第 4 節 (略)

第 4 部~第 9 部 (略)

第 10 部 手術

第 1 節 手術料

第 1 款~第 6 款 (略)

第 7 款 胸部

K474-3~K533-2 (略)

(新設)

(3) 「特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について」(平成 30 年 3 月 5 日付け保医発 0305

第 10 号)の一部改正(令和元年 8 月 30 日付け保医発 0830 第 4 号)

「特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について」のⅠの 3 を次のように改める。

(改正箇所下線部)

改 正 後 改 正 前

001~202 (略)

203 横隔神経電気刺激装置

(1) 人工呼吸器に依存する脊髄損傷又は中枢性低換気症候群の患者に対して、呼吸補助を行うことを目的として使用する場合に限り算定できる。

(2) 当該材料は、関連学会の定める適正使用指針を遵守して使用した場合に限り算定できる。

(3) 当該材料は、以下のいずれにも該当する医師が使用した場合に限り算定できる。

001~202 (略)

(新設)

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- 5 -

ア 当該材料を使用した腹腔鏡手術を3例以上実施した経験を有する常勤の消化器外科又は小児外科の医師若しくは、その指導下で当該手術を実施する医師であること。

イ 当該材料を用いた手技に関する所定の研修を修了していること。

(4) H003 呼吸器リハビリテーション料の「1」呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)又は「2」呼吸器リハビリテーション料(Ⅱ)に係る施設基準の届出を行っている保険医療機関で実施すること。

(5) 当該材料を使用する前に、横隔神経伝導試験及びX線透視による横隔膜運動の観察等によって、横隔神経の電気刺激による横隔膜の収縮を確認すること。なお、当該材料の算定にあっては、診療報酬明細書の摘要欄に、D239 筋電図検査の「2」を実施した日を記載すること。

(4)「特定保険医療材料の定義について」(平成 30 年 3 月 5 日保医発 0305 第 13 号)の一部改正(令和元

年 8 月 30 日付け保医発 0830 第 4 号)

「特定保険医療材料の定義について」の別表Ⅱに次のように改める。 (改正箇所下線部)

改 正 後 改 正 前

001~202 (略)

203 横隔神経電気刺激装置

(1) 次のいずれにも該当すること。

① 薬事承認又は認証上、類別が「機械器具

(12)理学診療器具」であって、一般的名称

が「横隔神経電気刺激装置」であること。

② 横隔神経の刺激により横隔膜収縮が可能

な、人工呼吸器に依存する患者に対する呼

吸補助を目的に使用するものであること。

(2) 機能区分の考え方

横隔神経電気刺激装置は、植込型電極セッ

ト(1 区分)、体外式パルス発生器(1 区分)及び

接続ケーブル(1 区分)の合計 3 区分に区分す

る。

(3) 機能区分の定義

① 電極植込キット

横隔膜へ植え込む電極、皮下へ留置する

不関電極、その他電極を植え込むために使

用する材料から構成されるものであるこ

と。

② 体外式パルス発生器

横隔膜を収縮させるための電気刺激を発

生させる装置であること。

③ 接続ケーブル

体外式パルス発生器と各電極を接続する

ために使用するケーブルであること。

001~202 (略)

(新設)

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- 6 -

4.心臓内補綴材

【販売名】 WATCHMAN 左心耳閉鎖システム(ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社)

〔決定区分〕

C2(新機能・新技術)

〔保険償還価格〕(価格は 9 月 1 日時点、10 月 1 日から消費税改定のため価格が変更)

204 経皮的左心耳閉鎖システム 1,470,000 円(1,500,000 円)

〔主な使用目的〕

非弁膜症性心房細動患者のうち、以下の 3 つの項目すべてに該当する、左心耳に起因する血栓塞栓症の

リスクを低減する目的で使用する。

・ CHADS2又は CHA2DS2-VASc スコアに基づく脳卒中および全身性塞栓症のリスクが高く、抗凝固

療法が推奨される患者

・ 短期的(45 日間程度)にはワルファリン投与が適応可能と事前に医師により判断されている患者

・ 抗凝固療法を長期間実施できない医学的に妥当な理由を有する患者(HAS-BLED スコア 3 点以上

の出血リスクが高い患者等)

<関連する通知の改正>

(1) 「材料価格基準」(平成 20 年 3 月 5 日付け厚生労働省告示第 61 号)の一部改正(令和元年 8 月 30

日付け厚生労働省告示第 99 号)

「材料価格基準」の別表Ⅱを次のように改める。 (改正箇所下線部)

改 正 後 改 正 前

001~203 (略)

204 経皮的左心耳閉鎖システム 1,470,000 円

001~203 (略)

(新設)

(2) 「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(平成 30 年 3 月 5 日付け保医

発 0305 第 1 号)の一部改正(令和元年 8 月 30 日付け保医発 0830 第 4 号)

「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」の別添1を次のように改める。 (改正箇所下線部)

改 正 後 改 正 前

第 2 章 特掲診療料

第 1 部~第 9 部 (略)

第 10 部 手術

第 1 節 手術料

第 1 款~第 7 款 (略)

第 8 款 心・脈管

K544~K557-3 (略)

K559-3 経皮的僧帽弁クリップ術

(1) 経皮的僧帽弁クリップ術は、経皮

的僧帽弁クリップシステムを用い

て実施した場合に算定する。

(2) 左心耳閉鎖デバイスを用いて、左

心耳の永久閉鎖を行った場合は、本

区分の所定点数を準用して算定す

る。なお、この場合にあっては、本

区分に係る施設基準の規定は適用

しない。

第 2 章 特掲診療料

第 1 部~第 9 部 (略)

第 10 部 手術

第 1 節 手術料

第 1 款~第 7 款 (略)

第 8 款 心・脈管

K544~K557-3 (略)

K559-3 経皮的僧帽弁クリップ術

経皮的僧帽弁クリップ術は、経皮的

僧帽弁クリップシステムを用いて実

施した場合に算定する。

(3) 「特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について」(平成 30 年 3 月 5 日付け保医発 0305

第 10 号)の一部改正(令和元年 8 月 30 日付け保医発 0830 第 4 号)

「特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について」のⅠの 3 を次のように改める。

(改正箇所下線部)

改 正 後 改 正 前

Page 27: 日医発第 - Med...1別添1の第2章第2部第2節第1款C107に次を加える。(8)脊髄損傷又は中枢性低換気症候群の患者に対して、呼吸補助を行うことを

- 7 -

001~203(略)

204 経皮的左心耳閉鎖システム

(1) 関連学会の定める適応基準を満たす非弁膜症性心房細動患者に対して、左心耳に起因する血栓塞栓症のリスクを低減する目的で使用した場合に限り算定できる。本品の使用に当たっては、抗凝固療法と本システムを用いた療法とのリスクとベネフィットの比較衡量により、適切と判断される治療方法を選択すること。なお、診療報酬明細書の摘要欄に本品を使用する理由及び医学的根拠を詳細に記載すること。

(2) 当該材料は、関連学会の定める適正使用指針を遵守して使用 した場合に限り、1回の手術に当たり1個を限度して算定できる。

(3) 当該材料は、関連学会より認定された保険医療機関で使用した場合に限り算定できる。なお、関連学会より認定された保険医療機関であることを証する文書の写しを診療報酬明細書に添付すること。

(4) 当該材料は、当該材料を用いた手技に関する所定の研修を修了した医師が使用した場合に限り算定できる。なお、その医師の所定の研修修了を証する文書の写しを診療報酬明細書に添付すること。

(5) 当該材料を使用するにあたっては、関連学会が行うレジスト リに症例情報を登録すること。

(6) 当該材料の使用に伴う合併症について、患者に文書を用いて説明し、及び同意を取得し、当該文書を診療録に保管すること。

(7) 当該材料の留置後6ヶ月間は、手技を実施した保険医療機関で患者の指導管理を行うこと。

001~203 (略)

(新設)

(4)「特定保険医療材料の定義について」(平成 30 年 3 月 5 日保医発 0305 第 13 号)の一部改正(令和元

年 8 月 30 日付け保医発 0830 第 4 号)

「特定保険医療材料の定義について」の別表Ⅱに次のように改める。 (改正箇所下線部)

改 正 後 改 正 前

001~203 (略)

204 経皮的左心耳閉鎖システム

定義

次のいずれにも該当すること。

(1) 薬事承認又は認証上、類別が「機械器具

(51)医療用嘴管及び体液誘導管」であって、

一般的名称が「心臓内補綴材」であること。

(2) 非弁膜症性心房細動患者に対して、左心耳

に起因する血栓塞栓 症のリスクを低減する

目的で使用するものであること。

(3) デリバリーシステム及びアクセスシステ

ムを含むものであること。

001~203 (略)

(新設)

(日本医師会医療保険課)