平成25年10月

青森県十和田市

東北発コンパクトシティ

推進研究会

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１ 十和田市の概要

２ まちづくりの取組み

中心市街地

稲生川(人工河川）

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【全域図】

1 十和田市の概要

八甲田連峰三本木原台地

奥入瀬川

十和田湖

名 産 にんにく(生産量日本一)・馬肉・長いも十和田湖和牛・ひめます・長ネギ・バラ焼き

十和田バラ焼き

1

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1 十和田市の概要

【都市計画用途区域】

総 人 口： 64,523人

用途内人口：約35,000人

総 面 積：72,567ha

用途内面積： 1,274ha半径２km

【中心市街地】

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1 十和田市の概要

市役所

現代美術館

2

【中心市街地の成り立ち】

幕末の中心市街地

慶応元年新田検地大絵図（新渡戸記念館蔵）

●幕末市街地の形成は、江戸時代の終わり頃(約１５０年前)、新渡戸氏らが、三本木原開拓に着手し、その際に、新町の建設を計画したことにはじまる。

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1 十和田市の概要

1855年 新渡戸傅（南部盛岡藩）ら着手

三本木原台地に奥入瀬川上流から

人口河川（現 稲生川）の開削を実施

1859年 上水に成功

1860年 「十二町四方碁盤目状の都市計画」

（新渡戸十次郎）

稲生町（現中心市街地）において、

土地利用区分（住宅、耕作、商業など）

景観規制（表通り十二町の両側は

柾葺き２階建）を実施

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1 十和田市の概要

【中心市街地の成り立ち】

●明治期～陸軍軍馬補充部が置かれ「馬のまち」として発展

軍馬補充部正門（現在の官庁街通り東側）

1885年 陸軍 軍馬出張所開設

1896年 陸軍 軍馬補充部三本木支部

と改称

馬市によるにぎわい

1945年 解散

軍用地の払い下げ

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市役所

中央病院

現代美術館

十和田観光電鉄線（廃線）

太素公園

商工会議所

消防署

保健所

裁判所

国合同庁舎

県合同庁舎

保健センター

東北電力

中学校

市民プール

広場

中央公園

図書館

公民館

広場

澄月寺

アート広場

上下水道部

公園

青少年ホーム

文化センター

体育施設

公園

稲荷神社

体育センター

農協

中心市街地活性化区域（129ha）

公益施設等 公園･広場 寺･神社【中心市街地 全体図】

中心商店街官庁街通り

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1 十和田市の概要

Art Station TOWADA

稲生川

新渡戸記念館

【中心市街地】○官庁街通り

愛 称 「駒街道」

全 長 約1.1Ｋｍ

総幅員 約36ｍ

日本の道「百選」選定（昭和61年）

官庁街通り全景

歩道(片側約12.5ｍ）8

1 十和田市の概要

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平成20年開館

設計：西沢 立衛 氏

作品：22点（作家21人）

特徴：街へ開かれた美術館

通りから作品が見える

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1 十和田市の概要

○官庁街通り“野外芸術文化ゾーン”

・官庁街通り全体を美術館に見立てて整備

・現代美術館、アート広場、ストリートファニチャーからなる

◆十和田市現代美術館

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2 まちづくりの取組み①

【官庁街通りの空地】（～Ｈ16年度）

・事務所の統廃合や十和田奥入瀬合同庁舎新設に伴う出先機関の転居等により空地が点在

・シンボルロードである官庁街通りの空地の有効活用、景観の維持、中心市街地の活性化が懸案

（仮）教育プラザ

中央病院十和田奥入瀬合同庁舎

アート広場

現代美術館

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○市による交流拠点の整備（官庁街通り）(Ｈ26年度竣工予定）

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◆(仮)教育プラザ整備

設計：安藤 忠雄 氏

機能：図書館、教育、研修

パース図

2 まちづくりの取組み①

○民間事業者による拠点の整備（商店街区）

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◆Art Station TOWADA

（商業複合施設）市観光物産センター入居

Ｈ23年11月オープン

施設正面 施設内広場

2 まちづくりの取組み①

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○市による交流拠点の整備（商店街区）(Ｈ25年度竣工予定）

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◆(仮)市民交流プラザ整備

設計：隈 研吾 氏

機能：福祉、子育て支援、

市民活動アート展示

パース図

イメージ図

2 まちづくりの取組み①

【市街地の拠点施設】

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現代美術館

2 まちづくりの取組み①

(仮)市民交流プラザ

ArtStationTOWADA

再開発(予定)

(仮)教育プラザ

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○郊外に大型店が出店、中心商店街の既存大型店の撤退、空き店舗の増加等が顕著になりにぎわいが減少

○歩行者・自転車通行量の減少

Ｈ8： 7,456人 → Ｈ21：2,649人（▲64.4％）【中心商店街の歩行者・自転車通行量の動向】

7,456

4,1613,587

3,0382,649

0

1000

2000

3000

4000

5000

6000

7000

8000

H８ H1２ H15 H18 H21

区域内の十和田松木屋閉店（H11.8)

区域内のジョイフルシティ十和田亀屋閉店（H12.3）

郊外にイオン十和田ショッピングセンター開店（H17.9）

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2 まちづくりの取組み②

【アートに関する取組みのプロセス】

現代美術館、商店街周辺図

現代美術館

アート広場

商店街

官庁街通り

美術館から商店街まで

約３５０ｍ

商店街延長

約１㎞

商店街店舗総数（Ｈ25年１月末調）

151店舗（うち営業数106店舗）

空き店舗率 約29.8％

ＡＳＴ

（仮）市民交流プラザ

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8

当初計画での施設入場者数見込み

年間45,000人

Ｈ20年度 172,197人（美術館4月開館）

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2 まちづくりの取組み②

【現代美術館来館者】

○十和田市現代美術館→予想以上の反響があり、まちに新たな賑わいを提供している

→どのように活性化へつなげていくか

【商店街】

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2 まちづくりの取組み②

9

ＡｒｔｓＴｏｗａｄａ

外から見える美術館

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ArtsTowada「街に向かってアートが広がっていく」

現代アートをまちづくりの活性化のツールとして活用

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【ArtsTowada】

◆まちなかアートの展開

☆まち交大賞

創意工夫大賞受賞(Ｈ22)

☆環境芸術学会賞

大賞受賞(Ｈ24)

☆公共建築賞

特別賞受賞(Ｈ23)

2 まちづくりの取組み②

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・市街地歩行者サイン整備事業（Ｈ22～25）

・アートファニチャー整備事業（Ｈ23～25）

・ＡｒｔｓＴｏｗａｄａプロジェクト・プラン策定事業（Ｈ21～25）

・まちなかアート活動推進事業（Ｈ21～25）

○アートに関連した主な取組み

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市民ワークショップ

歩行者サイン商店街でのアート展示

2 まちづくりの取組み②

策定委員会委員8名

有識者等で構成

検討ワーキングチーム委員26名

年3～5回ワークショップを実施

Ｈ21年度～Ｈ23年度

「現代アート」を活性化のツールとして、市民、商店街、

事業者、学生等の提案・アイディアをまちづくりに反映

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2 まちづくりの取組み②

【ＡｒｔｓＴｏｗａｄａプロジェクト・プラン策定事業】

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中心市街地活性化基本計画区域：129ha

旧十和田市駅

大門公園

神社

中央公園

寺

体育ｾﾝﾀｰ 文化ｾﾝﾀｰ

志道館

体育館

太素公園

駐車場

瀬戸山公園

新渡戸記念館

現代美術館市役所

P

商店街

（仮称）市民交流プラザ

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【市街地歩行者サイン整備事業】

まちづくりのコンセプトを感じてもらいながら、適切に誘導するため、統一的なイメージで整備

2 まちづくりの取組み②

中心市街地活性化基本計画区域：129ha

旧十和田市駅

大門公園

神社

中央公園

寺

体育ｾﾝﾀｰ 文化ｾﾝﾀｰ

志道館

体育館

太素公園

駐車場

瀬戸山公園

新渡戸記念館

現代美術館市役所

P

商店街

野外芸術文化ゾーンと連携し、現代アートの魅力をまちなかへ展開する

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（仮称）市民交流プラザ

2 まちづくりの取組み②

【アートファニチャー整備事業】

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○事業による効果

・現代美術館から商店街へ訪れる人が増加。

・まちなかツアー、スタンプラリーなど、事業

に誘発された活動が生まれた。

・各個店が美術館入館者に対して独自のサ

ービスを行う協賛店事業が行われ、商店主

が積極的に事業に参加。

・回を追うごとにプロジェクト参加店が増えて

いった。 （①13店②58店③75店）

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2 まちづくりの取組み②

【まちなかアート推進事業】

まちなかのにぎわい創出における現代アートの可能性

現代美術館と連携して、商店街を中心としたまちなかを

展覧会場としたプロジェクト

・まちなかツアー

・「店印（みせじるし）をつくろう！手彫りスタンプワークショップ」

・まちなか展示 『店印』スタンプラリー

・手作りマップの作成

・三本木小唄ナイト in 盆フェスタ

・アートまちづくり協賛店「グルメ・ショップガイド」の作成

・アートに関連したお土産の販売

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2 まちづくりの取組み②

【まちなかアート推進事業】

○連動、誘発された活動

三本木小唄ナイト2013

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27

2 まちづくりの取組み②

【まちなかアート推進事業】

【第１弾】（Ｈ21年度）

「美術館を飛び出して、街全体を展覧会場とする」という趣旨に賛同した商店街等１３店舗が参加し、作家と協力して作品を展示

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2 まちづくりの取組み②

【まちなかアート推進事業】

【第２弾】（Ｈ21年度）

商店街にある身近なものに帆布で作ったまわしとシコ名をつけるプロジェクトに商店街58店舗が参加

し、アート作家と協力して作品を展示

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29

2 まちづくりの取組み②

【まちなかアート推進事業】

【第３弾】（Ｈ22年度）

商店街2か所に作品の展

示。また、美術館と商店街（75店舗）を同一

のコンセプトの赤い水玉で飾り、美術館から商店街までのアートによる一体感を演出。

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2 まちづくりの取組み②

【まちなかアート推進事業】

【第４弾】（Ｈ23年度）

商店街でお買いものすると、作家デザインによる紙で包装。

地酒のボトルをオリジナルデザインで作成。

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31

2 まちづくりの取組み②

【まちなかアート推進事業】

【第５弾】（Ｈ24年度）

美術館の企画展と連動して、作家の作品をまちなかの店舗等へ展示。

当初計画での施設入場者数見込み

年間45,000人

Ｈ20年度 172,197人（美術館4月開館）

Ｈ21年度 180,795人

Ｈ22年度 170,447人（グランドオープン）

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Ｈ23年度 142,219人

Ｈ24年度 134,662人

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○歩行者・自転車通行量

【中心商店街の歩行者・自転車通行量の動向】

7,456

4,161

3,587

3,0382,649

0

1000

2000

3000

4000

5000

6000

7000

8000

H８ H1２ H15 H18 H21

区域内の十和田松木屋閉店（H11.8)

区域内のジョイフルシティ十和田亀屋閉店（H12.3）

郊外にイオン十和田ショッピングセンター開店（H17.9）

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H22 H23 H24

2,050 2,111

2,522

Art Station TOWADA開店（H23.11）

十和田市現代美術館開館（H20.4）

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