ひろしま医療情報ネットワーク hmネットについて(薬局用) ·...
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ひろしま医療情報ネットワークHMネットについて(薬局用)
一般社団法人 広島県医師会2020.3
HMネットとは
広島県、広島県医師会が構築し運営するひろしま医療情報ネットワーク(Hiroshima Medical Network)の愛称である。HMネットは、患者様の診療情報を地域の医療機関に開示すること
によって医療情報を共有し、適切で切れ目のない医療や介護を提供するための地域医療連携ネットワークです。広島県から広島県全域を網羅する医療連携ネットワークの構築について要請があり、平成23年度~平成25年度に交付を受けました地域医療再生基金をもとに平成23年度より仕様の検討を行い、平成25年6月より運用を開始しました。平成26年度以降は医療介護等総合確保基金の交付を受け、参加施設の拡大や機能の拡充を行ってまいりました。HMネットに参加した医療機関は、診療情報開示病院の診療情報を
参照できます。また、HMネットで稼働中のグループウェア(オンラインお薬手帳、地域連携パス、共同在宅支援システム、在宅医療/介護支援システムなど)を使用できます。開示病院では、緊密な連携医療機関の確保や患者紹介時の返書の記
載が簡略化できるなどのメリットがあります。
1
2種類のカードについて
2
HMネットは患者さんにカード(診療情報開示カード、HMカード)を提供して運用を行っている。患者さんはカードをご自身の診療情報やお薬情報などを見てもらいたい医療機関に提示することにより情報閲覧が可能となる。
診療情報開示カードについて診療情報開示・参照システムに特化したカードである。HMネットは、運用開始時、診療情報開示・参照システム
のみを運用していたため、本カードのみで運用していた。発行元は診療情報を開示する病院であり、開示病院ごとに発行する。患者さんは開示病院で受けた診療情報をかかり
つけ医に参照してほしいときに、対象開示病院で発行された診療情報開示カードを提示する。
開示病院 開示病院 開示病院
広島 太郎
広島 太郎さんが、広島赤十字・原爆病院、広島大学病院、中国労災病院に通院していた場合、それぞれの病院で診療情報開示カードの発行に同意をし、カードを受け取る。広島 太郎さんが、Kクリニックを受診した時に見てほしい病院の診療情報開示カードを提示することにより対象病院の情報のみ見てもらえる。
3病院のうち、広大の診療情報をKクリニックの先生にみてもらいたい。広大の診療情報開示カードをKクリニックに提示しよう。
【利用可能機能】診療情報開示・参照システム
3
2種類のカードについてHMカードについて
複数の医療機関の診療情報を結びつけるための地域共通ID番号を格納したカードである。現在は、主に開示病院、薬局や在宅診療を行っている医療機関で発行しており、行く先々の病医院や薬局で名寄せを申請することで、診療情報の連結が進む。
薬局
A開示病院 B薬局 C開示病院 D薬局
地域共通ID(34012345678)
施設名 施設コード 患者ID
A開示病院 02,2205,7 0000897
広島 太郎さんはA開示病院で、HMカードの発行に同意し、HMカードを受け取る.A開示病院の診療情報が他施設から参照可能になる。
広島 太郎さんはB薬局にHMカードを提示する。B薬局はHMカードの読み込みを行う(名寄せ)。A開示病院の診療情報、B薬局のお薬情報が他施設から参照可能になる。
地域共通ID(34012345678)
施設名 施設コード 患者ID
A開示病院 02,2205,7 0000897
B薬局 01,4501,3 0097851
地域共通ID(34012345678)
施設名 施設コード 患者ID
A開示病院 02,2205,7 0000897
B薬局 01,4501,3 0097851
C開示病院 01,1013,8 8956789
広島 太郎さんはC開示病院にHMカードを提示する。C開示病院はHMカードの読み込みを行う(名寄せ)。A、C開示病院の診療情報、B薬局のお薬情報が他施設から参照可能になる。
地域共通ID(34012345678)
施設名 施設コード 患者ID
A開示病院 02,2205,7 0000897
B薬局 01,4501,3 0097851
C開示病院 01,1013,8 8956789
D薬局 43,4018,0 0256987
広島 太郎さんはD薬局にHMカードを提示する。D薬局はHMカードの読み込みを行う(名寄せ)。A、C開示病院の診療情報、B、D薬局のお薬情報が他施設から参照可能になる。
4
2種類のカードについてHMネットでは、広島県内で唯一の共通IDを発行し、共通IDに対して名寄せを行うことによって医療機関間の紐付けを行
う。HMカードのQR自体には地域共通IDのみ格納されており、個人認証として使用し、サーバーに蓄積されている診療情報や処方・調剤情報などを参照する。地域共通IDを使い、医療情報を連結することにより、災害や救急時に迅速な対応を行えるように備える。また、地域共通IDは国で進めている医療等共通IDの対応として、地域共通IDの中に予備フィールドを設けている。
広島 太郎
1枚のカードでA開示病院とC開示病院の診療情報、BとDの薬局の調剤情報を見てもらえるので、便利!
ヤマダタロウ
発行元:○○病院発行日:2018/06/21 MR7 XDGQ
HMカード(地域共通IDの構成)
3 4 0 1 2 3 4 5 6 7 8 予備フィールド
都道府県番号 8桁の固有番号
2次医療圏コード
【利用可能機能】診療情報開示・参照システム、地域連携パスシステム、電子お薬手帳システム、在宅医療支援ツール、健診・検査共有システム、ひろしま健康手帳、救急支援・災害対策システム(運用準備中)など
診療情報開示病院において、現在、診療情報開示カードを発行し運用している病院とHMカードを発行し運用している病院がある。開示病院の意見を考慮しながら、HMカードへの変更を推進し、HMカードに集約していきたい。
5
カード発行枚数の推移について
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
35,000
40,000
45,000
50,000
H2
9.1
H2
9.2
H2
9.3
H2
9.4
H2
9.5
H2
9.6
H2
9.7
H2
9.8
H2
9.9
H2
9.1
0
H2
9.1
1
H2
9.1
2
H3
0.1
H3
0.2
H3
0.3
H3
0.4
H3
0.5
H3
0.6
H3
0.7
H3
0.8
H3
0.9
H3
0.1
0
H3
0.1
1
H3
0.1
2
H3
1.1
H3
1.2
H3
1.3
H3
1.4
R1
.5
R1
.6
R1
.7
R1
.8
R1
.9
R1
.10
R1
.11
R1
.12
R2
.1
R2
.2
R2
.3
HMカード発行枚数推移
45,279
0
20,000
40,000
60,000
80,000
100,000
診療情報開示カード発行枚数推移
84,359
2020年2月末
HMネットのコンセプト
圏域や職種に制限されない医療情報の連携を目指す
広島県医師会ネットワークセンター開示病院
診療所
薬局群
歯科群
地域包括支援センター保健所群
訪問看護事業所群
健診センター
救急隊
診療情報開示・参照機能による連携
グループウェアの利用による連携
6
7
県全域で使用できる共通ネットワークインフラの構築
診療情報
地域連携パス
処方・調剤
在宅医療情報
バイタル情報
命の宝箱
健診・検査情報
回復期病院群
地域包括支援センター保健所群
開示病院
診療所
救急隊
患者
急性期病院群
薬局群
歯科群
介護事業所群
健診センター
広島県医師会ネットワークセンター
訪問看護事業所群
診療情報開示・参照
グループウェア
診療情報の開示・参照もグループウェアの利用も病院枠、医師会枠、2次医療圏枠などに制限されないすべての情報がHMカード1枚で参照可能
参加全施設で利用可能(利用権限をアプリケーションで制限)
・・・
HMネットの機能(コンテンツ)について
広島県医師会ネットワークセンター
紹介
逆紹介
①診療情報開示システム病院群の診療情報を診療所から参照
回復期病院群
急性期病院群
②地域連携パスシステム
・脳卒中地域連携パス・認知症連携パス・胃がん連携パス・肝疾患連携パス電子データで情報を連携
急性期病院
回復期病院
在宅医療(維持期)
③電子お薬手帳システム処方・調剤情報の連携薬の情報を共有・重複処方の予防
薬局群
④在宅医療支援ツール・共同在宅支援システム在宅医療に関わる医師の協働支援
・在宅医療/介護支援システム多職種スタッフの協働支援
地域包括支援センター保健所群
訪問看護事業所群
介護事業所群
開示病院
診療所
⑤健診・検査共有システム健診、検査情報を共有・重複検査の予防
⑥救急支援・災害対策システム災害時や救急対応時に診療情報を閲覧して患者へ対応
⑦ひろしま健康手帳患者がスマートフォンやパソコンでお薬情報の確認、健康管理登録、健診検査結果・電子版命の宝箱登録
健診センター
救急隊
8
or
歯科群
患者
参加施設数について
9
※在宅関係の施設が287施設参加しています。※岡山県の医療機関が14施設、島根県の医療機関が2施設参加しています。総数は、1,034施設となります。
対象施設 現在 割合
総計 5,985 747 12.5%
01広島 2,993 376 12.6%
医科 1,428 209 14.6%
歯科 790 10 1.3%
薬局 775 157 20.3%
02広島西 285 104 36.5%
医科 136 76 55.9%
歯科 69 2 2.9%
薬局 80 26 32.5%
03呉 603 85 14.1%
医科 288 45 15.6%
歯科 157 1 0.6%
薬局 158 39 24.7%
04広島中央 408 25 6.1%
医科 188 8 4.3%
歯科 104 0.0%
薬局 116 17 14.7%
05尾三 536 10 1.9%
医科 237 6 2.5%
歯科 127 0.0%
薬局 172 4 2.3%
06福山府中 958 121 12.6%
医科 420 84 20.0%
歯科 267 1 0.4%
薬局 271 36 13.3%
07備北 202 26 12.9%
医科 107 20 18.7%
歯科 45 0.0%
薬局 50 6 12.0%
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診療情報開示病院一覧地区 病院 カード
患者
一覧地区 病院 カード
患者
一覧
荒木脳神経外科病院 HM ○ 脳神経センター大田記念病院 開示 ○
五日市記念病院 HM ○ 福山市民病院 開示
広島市民病院 開示 尾道市 尾道総合病院 開示
シムラ病院 開示 ○ 大竹市 広島西医療センター 開示
舟入市民病院 開示 安芸市民病院 開示 ○
土谷総合病院 HM ○ マツダ病院 開示
広島記念病院 HM ○ 佐伯 廣島総合病院 開示
広島赤十字・原爆病院 開示 安佐市民病院 開示
広島大学病院 開示 広島共立病院 HM ○
ヒロシマ平松病院 開示 ○ 広島市立リハビリテーション病院 開示
吉島病院 開示 ○ 安芸高田 吉田総合病院 HM ○
県立広島病院 - 松永沼隈 沼隈病院 HM ○
中国労災病院 HM ○ 寺岡記念病院 HM ○
呉共済病院 HM ○ 府中市民病院 HM ○
呉医療センター HM ○ 三次 市立三次中央病院 HM ○
井上病院 HM 三次地区医療センター HM ○
中国中央病院 開示 ○ 庄原 庄原赤十字病院 HM ○
日本鋼管福山病院 HM 三原 興生総合病院 HM
福山市
呉市
広島市
福山市
安芸
安佐
府中
※呉市医師会病院・福山医療センターが開示システムの整備中である。
・HMカードの発行・名寄せ
患者にHMカードの発行、すでにカードを持っている患者には
自施設の登録(名寄せ)を行う
・処方・調剤情報の集約と閲覧
レセコンに入力した処方・調剤をHMネットセンターサーバーに
集約し、共有
・日薬eお薬手帳の利用
日薬eお薬手帳を利用して他の薬局の調剤情報を閲覧可能
・診療情報の参照
基幹病院の診療情報(検査結果、病名、処方歴など)の参照
・患者の健康情報や命の宝箱の閲覧
患者が自ら入力した健康情報や救急医療シートを閲覧
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薬局でできること
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HMネットの起動
1.VPN(仮想ネットワーク)接続
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HMネット接続の手順 Vol1
①デスクトップ上にある球状のアイコンをダブルクリック。
②Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientという画面が開く。「hm-net(Ipsec)」となっているのを確認し、Connectボタンをクリック。
③ユーザID、パスワードの認証画面が開く。8ケタのパスワードを入力。入力後、OKをクリック。
④タスクバーにアイコンがあり、正常に接続できると南京錠付きのアイコンに変わります。(ない場合は△を押し、隠れているアイコンを表示します)HMネットに接続時は通常のインターネット回線でのホームページは見れない状態となります。
HMネット起動手順 Vol2
• HMネットランチャーを起動
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①デスクトップ上にあるHMネットランチャーアイコンをダブルクリック。
②ユーザーIDとパスワードを入力後、ログインをクリック。
③HMランチャーの画面が起動
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HMカードの発行・名寄せHMカードの発行手順は新規発行とWeb申請による発行の二種類あり、発行手順が異なります。
HMカードの発行(新規発行) Vol1
①HMカード新規発行/再発行/自施設登録(名寄せ)をクリック
②患者のカナ氏名を入力し、「次へ」を選択
③患者の生年月日を入力し、「次へ」を選択
④患者の性別を選択し、「次へ」を選択
⑤入力した条件で登録されている人を一覧表示。本人が一覧にいないことを確認後、「カード新規発行」を選択。(紛失の場合は「再発行」を選択)
⑥入力した内容を確認後、「登録」を選択
本人が一覧にないことを確認し、「カード新規発行」ボタンを押します。
処方箋をお持ちの方のみ新規発行が可能です。処方箋をお持ちでない方はHMネットのホームページからWeb申請で申請するようにおすすめください。Web申請の発行手順はP18をご覧下さい。
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HMカードの発行(新規発行)Vol2
⑦地域共通IDが採番され、「バーコード印字」、「登録内容/同意書印刷」を行う
⑧印字したQRコードのシールをHMカードの台紙に貼る。
⑩同意書は記入して頂き、2ヵ月以内に事務局へ送付。HMカードと一緒に、登録内容、個人情報取扱規程の文書を患者に渡す。
⑨メニュー画面に戻り、「HMカード読み込み(自施設登録)」を開きQRコードをリーダーで読み取る。
HMカードの発行(Web申請)Vol1
①HMネットポータルサイトをクリック
②左メニューの「ユーティリティ」を選択し「地域共通ID発行・名寄せシステム」をクリック
③「バーコード印刷一覧(Web申請)」をクリック
④自施設で受取を希望されている方のWeb申請一覧が表示される
※すでに印刷されたり表示されていない場合はQRコード印刷済みで「表示する」にチェックを入れて検索する
⑤「情報照会」をクリックすると「地域共通ID情報照会」画面へ切り替わる
Web申請でHMカードのお受取希望施設で貴社をご希望された場合、事務局より「HMカードWeb申請一覧」のFAXが届きます。受取希望日までにHMカードの印刷を行いご用意をし、引渡しをお願い致します。
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HMカードの発行(Web申請)Vol2
⑥地域共通IDが採番され、「バーコード印字」、「登録内容/同意書印刷」を行う
⑦印字したQRコードのシールをHMカードの台紙に貼る(処方箋をお持ちでない方は自施設登録はしない。お持ちの方のみ自施設登録を行う。)
⑧同意書は記入して頂き、2ヵ月以内に事務局へ送付。HMカードと一緒に、登録内容、個人情報取扱規程の文書を患者に渡す
名寄せ
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①「HMカード読み込み」をクリック ②QRコード読み取り画面が表示
③HMカードのQRコードを、リーダーで読み取り
④正しく読み取れた場合は、メニュー画面に戻る
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処方・調剤情報の集約と閲覧
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処方・調剤情報をサーバーに蓄積
調剤レセコン
処方・調剤情報
HMネットセンターサーバ
薬歴情報
ネットワークを使って自動連携
USBなどの外部媒体を使って手動連携
調剤レセコンからの情報とHMネットに登録した情報を照合。患者氏名、性別、生年月日が一致すれば処方・調剤情報をサーバーに蓄積
薬局の「ひろしまお薬ネットには即日、患者さんの「ひろしま健康手帳」には翌日にお薬情報が反映される。
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処方・調剤情報を参照(ひろしまお薬ネット)
①「オンラインお薬手帳」をクリック ②HMカードのQRコードを、リーダーで読み取り
下線のついているお薬はクリックすると添付文書が開ける。(約1ヶ月に1回更新)
③当該患者のお薬手帳画面が表示。照会後は、画面右上の×ボタンで閉じる
青いカレンダー部分をクリックすると処方・調剤情報が開ける
日薬eお薬手帳の利用
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日薬eお薬手帳の利用HMネットでは、平成30年7月より電子お薬手帳連携機能が追加しました。これまでもHMネットでは調剤情報を蓄積することができていましたが、HMネットのみで電子お薬手帳として扱うことはできませんでした。このたび、調剤報酬上求められている仕組みが実現できるようになりました。
具体的には
HMネットにスマホアプリ「日薬eお薬手帳」をリンクさせることで、電子お薬手帳の機能を追加しています。
薬局側:HMネットを通じてeお薬手帳に調剤情報書き込み・他薬局の調剤情報を閲覧患者側:HMネットにリンクしたeお薬手帳で自己データの閲覧・追記
注意:スマートホンアプリの使用が大前提です
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HMネットセンターサーバ
薬歴情報
日薬eお薬手帳の利用
日薬リンク付サーバー
日薬eお薬手帳
お薬情報
ファルモ
NTTドコモ
お薬情報
sony
お薬情報
お薬情報
HMネット参加薬局での閲覧可能範囲について
HMネット参加薬局より集約した処方・調剤情報
日薬eお薬手帳に集約された情報・HMネット参加薬局より集約した処方・調剤情報
・患者がQRで取り込んだ調剤情報・患者が手入力した薬の情報
日薬eお薬手帳以外で集約された情報
他のお薬手帳を使って・患者がQRで取り込んだ調剤情報・患者が手入力した薬の情報
カシャ
【従来】 【平成30年7月以降】
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薬局で日薬eお薬手帳を活用する日薬eお薬手帳の役割は紙のお薬手帳同様、お薬情報の一元管理・閲覧です。いくつかの方法があります。
日薬eお薬手帳におけるワンタイムコードを用いた閲覧
HMカードを用いた閲覧
履歴を用いた閲覧(2回目以降の患者さんのみ)
日薬eお薬手帳以外の電子お薬手帳アプリの閲覧
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日薬eお薬手帳におけるワンタイムコードを用いた閲覧
① 患者さんにおいて、日薬eお薬手帳からワンタイムコードを発行
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②「日薬eお薬手帳」ボタンからeお薬手帳連携専用画面を開く
③患者さんのワンタイムコード(QRコードもしくはコード文字列)を読み込む
Internet Explorerが起動し、お薬手帳画面が表示される
日薬eお薬手帳におけるワンタイムコードを用いた閲覧
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HMカードを用いた閲覧
①患者さんがHMカードと日薬eお薬手帳の連携作業をした後に「日薬eお薬手帳」ボタンからeお薬手帳連携専用画面を開く
②患者さんのHMカード情報(QRコードもしくはHMコード)を読み込む
Internet Explorerが起動し、
お薬手帳画面が表示される
連携作業を行うと、次回からお薬情報が自動更新される為、患者さんは明細書等のQRコードを読込む必要がなくなる
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履歴を用いた閲覧(2回目以降の患者さんのみ)
①「日薬eお薬手帳」ボタンからeお薬手帳連携専用画面を開く
これまでHMカードを用いた閲覧をした患者さんが一覧で表示される。
Internet Explorerが起動し、お薬手帳画面が表示される
②患者さんを選択して「お薬手帳情報閲覧」ボタンを押す
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日薬eお薬手帳以外の電子お薬手帳アプリの閲覧
①患者さんにおいて電子お薬手帳アプリからワンタイムコードを発行
■ワンタイムコードの発行方法は電子お薬手帳アプリによって異なります。患者さん自身に確認してもらいましょう。
■今後、医療情報連携ネットワークを活用していくことを考慮すると、「日薬eお薬手帳」への移行を推奨していくことが望ましいです。
※画面のレイアウトはアプリによって異なります。
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②「日薬eお薬手帳」ボタンからeお薬手帳連携専用画面を開く
③患者さんのワンタイムコード(QRコードもしくはコード文字列)を読み込む
Internet Explorerが起動し、お薬手帳画面が表示される
日薬eお薬手帳以外の電子お薬手帳アプリの閲覧
診療情報開示・参照機能による連携(診療情報の参照)
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診療情報開示・参照運用の流れ
開示病院
開示先設定
開示情報設定
開示期間設定
同意書発行
HMカード(または 診療情報開示カード)を発行(既にHMカードをお持ちの場合は名寄せ)し、患者に渡す
診療所
開示病院が患者から情報開示の同意をとる
患者はかかりつけ医や薬局にカードを提示する
かかりつけ医や薬局は開示病院の広島
太郎さんの診療情報を参照する
認証
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or
1.VPN(仮想ネットワーク)接続
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診療情報参照(閲覧)の手順 Vol1
①デスクトップ上にある球状のアイコンをダブルクリック。
②Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientという画面が開く。「hm-net(Ipsec)」となっているのを確認し、Connectボタンをクリック。
③ユーザID、パスワードの認証画面が開く。8ケタのパスワードを入力。入力後、OKをクリック。
④タスクバーにアイコンがあり、正常に接続できると南京錠付きのアイコンに変わります。(ない場合は△を押し、隠れているアイコンを表示します)HMネットに接続時は通常のインターネット回線でのホームページは見れない状態となります。
2.Webより診療情報を参照
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診療情報参照(閲覧)の手順 Vol2
①デスクトップ上にあるHMネットランチャーアイコンをダブルクリック。
②ユーザーIDとパスワードを入力後、ログインをクリック。
④他院診療情報をクリック。 ⑤開示医療機関の一覧が表示。診療情報を参照したい開示医療機関をクリック。
③HMネットポータルサイトをクリック。
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診療情報参照(閲覧)の手順 Vol3
⑥QRコードを読み込む
処方歴
検査結果入退院歴
退院サマリ
医用画像
カレンダー参照機能
病名
アレルギー・禁忌画面
※ご注意 下記の病院は薬局からは参照できません。
・広島赤十字・原爆病院
・JA廣島総合病院
・県立広島病院
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診療情報のカードレス開示について
一度カードを読み込めば次回より患者一覧より参照が可能となる仕組み(カードを預かるのは最初の1度目のみ)
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カードレス開示の流れ
・ランチャーHMポータルサイトをクリック
・HMネットのトップページの左側の『他院診療情報』をクリックします。・開示病院を選択
HMカードを読み取って下さい
QRコード読み取りボタンで今まで通りQR読み取り。一度読み取ったデータは次回以降患者リストに表示されます。
QR読み込みで情報参照
✔
患者様をクリックで診療情報参照
一覧から患者様を削除する場合は対象患者様にチェックをつけ『選択した患者を非表示』で一覧から削除されます。
初回参照のみカードを読み取る
対応している病院はHMネットホームページ(http://www.hm-net.or.jp)開示施設一覧の患者一覧に掲載
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患者の健康情報や命の宝箱の閲覧
ひろしま健康手帳
ひろしま健康手帳は、県民がスマートフォンやパソコンで電子版命の宝箱登録、お薬情報の確認、健康管理登録、健診(定期、特定など)結果登録、ひろしまヘルスケアポイントなどを行うコンテンツである。
県民が緊急時の医療に必要な様々な情報を登録しておくこと機能です。命の宝箱(A4紙)に記入したものを写真に撮って登録します。各項目を手入力することも可能です。
薬局から集めた処方・調剤情報を県民が確認できる機能です。飲み薬や薬の量などを確認できます。
県民がバイタル情報(体重、体温、血圧、血糖)を登録する機能です。日々の健康管理に役立てます。
県民が健診(定期、特定など)の健診結果(紙)を写真に撮って登録する機能です。
【電子版命の宝箱】【お薬情報の確認】
【健診(定期、特定など)結果登録】
【健康管理登録】
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インターネットに接続できるパソコンで患者の健康情報(バイタル情報)や処方・調剤情報、健康診断の結果などを確認する機能である。
在宅患者や糖尿病患者の健康状態を確認することが可能である。
※証明書を利用したVPN接続を行う必要はありません!!
簡易ポータルについて
43
ひろしま健康手帳ビューワをクリック
HMネットランチャーのログインIDとパスワードでログイン
簡易ポータルはこちらをクリック
HMネットホームページ http://www.hm-net.or.jp/「既にHMネットに参加されている医療機関」をクリック
44
簡易ポータルについて
カード読み込み・利用者管理をクリック 連携先を新規連携をクリック
HMカードを読み込むまたは、HMコードを手入力
この方と連携するをクリック
一覧から参照したい患者さんのメニューをクリック
簡易ポータルについて
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46
参加済み薬局における Q&AQ1.調剤レセコンに情報がない方や処方箋を持っていない患者さんより
カード発行を受けたときはどうしたらよいですか?A1.Web申請で申請するようにおすすめください。
患者さんがWeb申請を行ったのち、「バーコード印刷一覧(Web申請)」で即時発行が可能です。
Q2.薬局から病院の診療情報は参照できますか。A2.参照できます。
Q3.患者さんがHMカードを忘れた場合でもお薬情報が参照できますか。A3.名寄せを行った患者のみ参照可能です。
参加費用・利用料について
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参照施設(概算初期導入費)
項目 費用 補助(国または県)/病院負担
VPN証明書 ¥8,640 補助
HMネット参加PC環境設定・インストール 費用 ¥50,000 補助
インターネット回線 実費 薬局の設備を利用
自施設の任意で設置するセキュリティ装置 実費 薬局の設備を利用
バーコードリーダ ¥9,072 補助
シールプリンター(希望する場合のみ) ¥10,098 補助
合計 ¥77,810(今年度は実費以外は全額補助)
参照施設(月額利用料)参照 月額利用
医科 ¥4,120
歯科 ¥4,120
薬局 ¥3,090
※その他 認定書やポスター、チラシを配布
※VPN証明書(¥1,060)やアカウント(¥520)の追加は、別途加算
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その他のグループウェアについて
地域連携パス
紙運用している地域連携パスを電子化してセンターサーバーに情報を蓄積し、多職種で連携
HMネットセンターサーバ認知症疾患医療センター
診療所回復期
急性期生活期
認知症 胃がん 脳卒中
急性期病院群 診療所
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在宅医療支援ツール
共同在宅支援システム・・・医師同士の協働を支援するシステム
HMネットセンターサーバ
共同診療共用カルテDB
・・・・・・・・・広島 鈴木 山田
広島 花子さん宅
主治医
副主治医
協力医
今日は急患で訪問できないなー
私が代わりに訪問します。
過去の訪問診療記録はHMネットをみてね。
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在宅医療支援ツール
在宅医療介護支援システム・・・在宅医療や介護に係わる多職種の協働を支援するシステム
HMネットセンターサーバ
指示書・計画書
電子連絡ノート
広島 花子さん宅
自宅の大学ノートを写真に撮ってUPバイタル情報を登録患者の状態(写真・動画)に撮ってUP
主治医
薬剤師
訪問看護士
血圧が高いなー先生に聞いてみよう
ヘルパー
褥瘡の状態を写真で共有
残薬は?
51
健診・検査共有システム
健診・検査の情報を共有するシステム
健康支援センター
認証
診療所患者はかかりつけ医にカードを提示する
開示先設定
開示情報設定
開示期間設定
同意書発行
52
HMカードを発行(既にHMカードをお持ちの場合は名寄せ)し、患者に渡す
ミニマムデータ統合システム
重要最小限のデータ(ミニマムデータ)を共通IDにより集約管理し利活用
53
ミニマムデータDB(SS-MIX)
共通ID管理システム
ミニマムデータを共通IDで紐づけて集約管理
送信
送信
送信
広域災害対策救急診療支援オンライン電子お薬手帳
など
利活用
共通ID保有者の患 者 基 本 情 報病医院受診情報アレルギー情報薬 剤 禁 忌服 薬 情 報 等 のミニマムデータを送信
送信
送信
病院 診療所
歯科
薬局
救急支援・災害対策システム
HMネットは、患者が自ら申告する情報と医療提供施設から提供される診療情報の2種類が存在する。当システムでは収集された情報を救急・消防にて活用するための機能を提供。救急隊は、登録された情報に許可されたタブレットから名前を検索するだけで、基本情報にアクセス出来る搬送後は搬送先の病院を施設の一覧から選択して今後の搬送に活かせる情報にする。
HMネットセンターサーバ
ひろしま健康手帳ミニマムデータDB
救急隊が患者氏名で患者を検索。命の宝箱や薬歴情報、既往歴、かかりつけ医を確認し、搬送先を決定
命の宝箱登録
※搬送連絡搬送連絡時コントロールセンターがあれば診療情報を搬入先に事前に送る事が可能
コントロールセンター参照
薬局
病院
患者
54
グループウェア・その他の機能
3つのログイン方法
ID、パスワードを入力
医師資格証でのログイン
Felicaカードでのログイン55
56
広島県医師会 HMネット事務局〒732-0057 広島市東区二葉の里三丁目2番3号TEL:(082)568-2117