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このたびは、スズキ純正用品をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございました。

本書は、オートライトシステムの取付方法について記載してあります。

取り付け前には本書を必ずお読みいただき、正しい取り付けを行ってください。

本書に記載の取付位置以外の場所、または取付方法以外の方法で取り付けられたものについては取付作業

者の責任となります。取り付け後は、本書及び｢取扱説明書｣を必ずお客様にお渡しください。

また、取付ミスを避けるためにも、取付けはスズキ代理店またはスズキ代理店が指定した販売店でお願い

いたします。

この取付説明書で使用されている記号は、次のようになっています。

、のところは、とくにしっかりお読みください｡

3 1 2 0 1 2 0

安全に関する表示

取付け、取扱方法を誤った、または守らなかった場合は、傷害を負う可能性がある

内容、または物的損害の発生が予想される内容を示しています｡

この用品のために守っていただきたいこと、および、知っておくと便利なことを示

しています｡

品番および適用車種

品 番 適 用 車 種 適 用 年 式

99000-990P4-733 MK32S（スペーシア） 2013 年 2 月～

構成部品

品名 個数

① メインハーネス 1

② コントローラボックス 1

③ライティングスイッチ用白色 5極カプラ

1

④ ライティングスイッチ 1

⑤コントローラ用クッション

（70 × 190）1

⑥ コントローラ用クランプ 1

⑦ ハーネス用クランプ 5

⑧ 照度センサ接続用赤色2極カプラ 1

⑨ 照度センサ 1

⑩ センサ線固定クランプ 2

⑪ 取扱説明書 1

⑫ 取付説明書 1

取付作業者用

オートライトシステム　取付説明書

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取付けに必要な工具

取付け上の留意事項

◎ 取付け作業の前に、車両の電装関係に異常がないことを確認してください。

◎ 取付け作業の前に、必ずバッテリの（－）側コードを外してください。また（－）側コードは（＋）

側コードと接触しないようにしてください。

◎ 車両部品の取り外し及び組立は、車両整備書（サービスマニュアル等）を厳守して行ってください｡

特に、ハーネス類との干渉にご注意ください。

◎ ハーネス、リード線が鋭利な部品と接触したり、その他の部品に噛み込まれたりしないように十分注

意してください。

また、ハーネス、リード線に無理な引っ張りがあったり、不必要な弛みがないように、クランプして

ください。クランプの余分な先端部は、カットしてください。

◎ カプラの端子を抜く作業について、カプラ内のツメ

の勘合を外すときは、ツメを損傷しないように注意

し、同時にツールで端子を傷つけないように抜き出

してください。

◎ 作業中、誤って配線をカプラから全て抜いてしまっ

た場合、接続時に差し位置が識別できるように、抜

き差しする前に作業する配線へ識別用のマークを付

けてください。

◎ 車両側の線色は変更される場合があるため、サービ

スマニュアル（電気配線図集）等で確認してくださ

い。

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1. 取付け作業は、安全な場所に駐車させ、パーキングブレーキを確実に操作してください。

2. 取付け作業中は、エンジンを停止し、エンジンキーを必ず取り外しておいてください。

3. 構成部品および部品点数が、取付説明書通りになっているか、また不良部品の混在等はないかを確認し

てください。

上記の取外し部品に付きましては、サービスマニュアルを参照してください。

－カプラの配線の見方参照－

取付け準備作業

取付け要領手順

1 内装部品の取外し

2ライティングスイッチの交換およびライティングスイッチカプラへの接続

3メインハーネス①「白 / 赤」「若葉」

「黒 / 白」線の接続

4 コントローラボックス②の取付け

5 照度センサ⑨の取付け

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（1） 運転席側のサイドシルスカッフを外し、ダッシュサイ

ドトリムのクリップを外して、ダッシュサイドトリム

を取り外してください。

（2） コラムホールカバーを取り外してください。

（3） ステアリングコラムカバー上下を取り外してくださ

い。

（4） インストルメントパネルセンタガーニッシュ、運転席

側のセンタベントルーバ、フロントピラーインナトリ

ム、インストルメントクラスタパネルを外し、スピー

ドメータを取り外してください。

（5） メインハーネス①をステアリングサポートメンバに

沿って通っている車両側ハーネスとクランプ⑦で仮

固定して、メインハーネス①の白色 5極カプラをライ

ティングスイッチまで通してください。

1 内装部品の取外し

バッテリターミナル（－）が外れていることを確認して

ください。

5

（1） ライティングスイッチに接続させている白色 13 極カ

プラを外し、ライティングスイッチを取り外してくだ

さい。

（2） AUTO 付ライティングスイッチ④を取り付けてくださ

い。

（3） (1) で外した白色 13 極カプラのリテーナを浮かせ、

「黄」「空」「赤」「黒」「青」線をカプラから抜いてく

ださい。

2 ライティングスイッチの交換およびライティングスイッチカプラへの接続

カプラ端子配置図を参照して、誤接続がないように作業

を行ってください。（6ページ参照）

作業前に、抜き差しする配線にマークを付けておくこと

を推奨します。（取付け上の留意事項：2 ページ参照）

6

（4） 下記の図を参照して、ライティングスイッチの白色 13

極カプラにメインハーネス①の「赤 /白」「赤」

「赤 / 黄」「黒」「白 / 赤」「桃 / 黒」「緑」線を差し込

んでライティングスイッチに接続してください。

（5） 下記の図を参照して (1)で抜いた 5本の線をライティ

ングスイッチ用白色 5極カプラ③に差し込み、リテー

ナーを閉めて、メインハーネス①の白色 5極カプラと

接続してください。

- カプラ端子配置図 -

メインハーネス①の固定は、照度センサの取付け時に行

います。

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（1） ジャンクションボックス中央に接続されている白色

16極＋14極カプラのとなりの白色25極カプラを外し

てください。

（2） 白色 25 極カプラのリテーナを浮かせ、図の示す位置

に、メインハーネス①の「白 / 赤」「若葉」「黒 / 白」

線を差し込んでください。

（3） 白色 25 極カプラを、ジャンクションボックスへ接続

してください。

（1） コントローラボックス②にコントローラ用クッショ

ン⑤を貼り付けてください。

（2） メインハーネス①とコントローラボックス②をジャ

ンクションボックスに接続されているハーネスにク

ランプ⑥でしっかりと固定してください。

コントローラを固定するクランプは、アジャストスク

リュの調整時、コントローラの脱着を行うので余長分

を切り取らないようにしてください。

（3） メインハーネス①の「白 /赤」「若葉」「黒 /白」線を

車両側の配線とクランプ⑦で固定してください。

（4） で仮固定したクランプ⑦をしっかり固定してくだ

さい。

3 メインハーネス①「白 /赤」「若葉」「黒 /白」線の接続

4 コントローラボックス②の取り付け

メインハーネス①に無理なつっぱり、余分な弛みがない

ように車両側へ固定してください。

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（1） ステアリングコラムカバーのパーテーションライン

を基準に、照度センサ⑨を両面接着テープで接着し、

固定クランプ⑩を接着してください。

取付位置については、左図を参照してください｡

（2） 照度センサ⑨と固定クランプ⑩を接着した後、照度セ

ンサ⑨の先端から直線上に 40mm の位置へ 4.5mm の穴

を開けてください。

（3） (2) で開けた穴へ、照度センサ⑨のハーネスを通し、

固定クランプ⑩で照度センサ⑨のハーネスを固定し

てください。

5 照度センサ⑨の取り付け

接着面の油分、ほこりを取ってください。

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（4） 照度センサ⑨の「赤 / 白」「黒」線を赤色 2 極カプラ

⑧へ差し込んでください。

（5） 照度センサ⑨のハーネスをメインハーネス①の赤色 2

極カプラと接続してください。

（6） メインハーネス①の白色5極カプラと照度センサの赤

色 2極カプラを、車両側ハーネスとクランプ⑦で固定

してください。

（7） メインハーネス①と車両側ハーネスをクランプ⑦で

固定してください。クランプ⑦ :A の部分は、メイン

ハーネス①と車両側ハーネス、および照度センサ⑨の

ハーネスを固定してください。

（8） ステアリングコラムカバーを復元してください。

（9）取外した部品を復元してください。

・固定前、チルトステアリングを操作した時に、メイン

ハーネス①および照度センサの配線が噛み込まないこ

とを確認した後で、メインハーネス①を固定してくだ

さい。

・ステアリングのチルト摺動時、メインハーネス①と照

度センサの配線が、つっぱらないように注意してくだ

さい。

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接続の点検

線　色 端子番号 正　常　値

白 / 赤

黒 / 白

赤

赤 / 白

黒

赤 / 黄

桃 / 黒

緑

白 / 赤

赤 / 黄

若葉

1・20

19

12・26

10・24

11・25

3

8

23

13

15

7

常時 12V

イグニション「ON」時 12V

ヘッドランプ不灯時 12V、Hi ビーム点灯時 0V（Hi ビーム OFF → ON:12V → 0V）

ヘッドランプ不灯時 12V、Lo ビーム点灯時 0V（Lo ビーム OFF → ON:12V → 0V）

導通点検

0V、TAIL“ON”時 12V

AUTO 時 導通あり、AUTO 以外で 導通なし（+: 桃 / 黒 [8] -: 黒 [O]）

12V、AUTO ヘッドライト点灯時 0V

12V、TAIL“ON”時 0V

導通点検

イグニッション“ON”時 12V（除くクランキング時）

回路図

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1. 灯火類（フロントポジションランプ、ヘッドランプ、テールランプ、ブレーキランプ等）が、マニュア

ル操作（AUTO 以外の位置）で正常に作動することを確認してください。

2. 車両の電装系（パワードアロック、パワーウインドー、電動格納ミラー等）が、正常に作動することを

確認してください。

3. ライティングスイッチを AUTO の位置にして、イグニッションスイッチを ON にしてください。

明るい時は、照度センサ周辺を徐々に暗くし、スモールランプ、テールランプおよびヘッドランプが順

番に点灯することを確認してください。

また、暗い時は、白熱灯で照度センサ周辺を徐々に明るくし、ヘッドランプおよびフロントポジション

ランプ、テールランプが順番に消灯することを確認してください。

4. ライティングスイッチを AUTO の位置にして、イグニッションスイッチを ON にしてください。

照度センサ周辺の明るさを急激に変化させた時、フロントポジションランプとヘッドランプが、連続し

て点灯（消灯）することを確認してください。

5. 点灯タイミング調整機構付（コントローラ側面のアジャストスクリュ）で、右へ廻すと照度が明るめで

早く点灯し、左側へ廻すとその反対で点灯タイミングは遅く点灯します。

取扱説明書通りに作動しない場合は、下記のハーネス接続を確認してください｡

1. 暗くなっても点灯しない場合

・「黒 /白」線イグニッションスイッチ ON で 12V

・「若葉」線イグニッションスイッチ ON で 12V（クランキング始動中以外）

2. ライティングスイッチの作動不具合

・ライティングスイッチカプラ白色 13 極の「白 /赤」「赤 /黄」「赤 /白」「黒」「赤」線の差し込み

位置を確認してください。

取付け完了後の点検

フロントポジションランプ等、ランプ関係の確認は、目

視にてランプ自体を確認してください。

正常に作動しなかった場合