日本臨床整形外科学会雑誌(日臨整誌)投稿規程 - …日臨整誌 vol.33 no.1...

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93号(2008) 128 日本臨床整形外科学会雑誌(日臨整誌)投稿規程 (2 0 0 7 年 6 月 1 日制定) この規定は,日本臨床整形外科学会雑誌(略称「日臨整誌」)に掲載する論文の投稿原稿の 作成および投稿方法などについて定めるものである.本学会から執筆を依頼するものについて は,別途定める. 本雑誌は,整形外科学,運動器医学および整形外科領域の医療に寄与する論文の投稿を受け 付ける. 論文内に記載された意見は著者の意見であり,必ずしも編集者や発行者のものではない.論 文内容の責任は著者にあり,編集者や発行者は,論文の内容に関しての責任を持たない. (投稿資格) 1.主著者および共著者は,原則として本学会会員および理事会が認めた者に限る.本学会か ら依頼した場合はこの限りではない. (著作権) 2.投稿論文はすべて未発表のもの,あるいは他の雑誌に発表予定のないものに限る.掲載後 の論文の著作権および版権は,本学会に帰属する.掲載後は,本学会の承諾なく他誌に掲載 することならびに版権を使用することを禁ずる. 投稿にあたっては,「著作権に関する同意書」に主著者および共著者全員が署名し,これを 提出すること. (査読,採否,編集) 3.会員からの投稿論文は,査読の後,採否は編集委員会で決定する.原稿の加筆,削除およ び書き直しを求めることがある.また編集委員会において,字句の訂正,組版の修正などを 行うことがある. (利益相反の開示) 4.投稿論文は,その内容に影響を及ぼしうる資金提供,雇用関係,その他個人的な関係が明 示されていなければならない. (倫理) 5.投稿論文は,以下の倫理に関する規定を遵守することが求められる(別添資料参照). 5 - 1 .ヒトを対象とした研究にあたっては,ヘルシンキ宣言に基づくこと.その際,インフォー

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93 号(2008)

128

日本臨床整形外科学会雑誌(日臨整誌)投稿規程(2007 年6 月1 日制定)

この規定は,日本臨床整形外科学会雑誌(略称「日臨整誌」)に掲載する論文の投稿原稿の

作成および投稿方法などについて定めるものである.本学会から執筆を依頼するものについて

は,別途定める.

本雑誌は,整形外科学,運動器医学および整形外科領域の医療に寄与する論文の投稿を受け

付ける.

論文内に記載された意見は著者の意見であり,必ずしも編集者や発行者のものではない.論

文内容の責任は著者にあり,編集者や発行者は,論文の内容に関しての責任を持たない.

(投稿資格)

1.主著者および共著者は,原則として本学会会員および理事会が認めた者に限る.本学会か

ら依頼した場合はこの限りではない.

(著作権)

2.投稿論文はすべて未発表のもの,あるいは他の雑誌に発表予定のないものに限る.掲載後

の論文の著作権および版権は,本学会に帰属する.掲載後は,本学会の承諾なく他誌に掲載

することならびに版権を使用することを禁ずる.

投稿にあたっては,「著作権に関する同意書」に主著者および共著者全員が署名し,これを

提出すること.

(査読,採否,編集)

3.会員からの投稿論文は,査読の後,採否は編集委員会で決定する.原稿の加筆,削除およ

び書き直しを求めることがある.また編集委員会において,字句の訂正,組版の修正などを

行うことがある.

(利益相反の開示)

4.投稿論文は,その内容に影響を及ぼしうる資金提供,雇用関係,その他個人的な関係が明

示されていなければならない.

(倫理)

5.投稿論文は,以下の倫理に関する規定を遵守することが求められる(別添資料参照).

5-1.ヒトを対象とした研究にあたっては,ヘルシンキ宣言に基づくこと.その際,インフォー

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93 号(2008)

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ムドコンセント,所属機関の倫理委員会ないしはそれに準じる機関の承認を得ていることが

望ましい.

5-2.個人情報は,関連法規に基づき匿名化する.患者の姓名やイニシャル,各医療機関での

患者番号など,個人を特定できる情報を記載してはならない.匿名化が困難な場合は,文書

による同意を得る.

5-3.動物を対象とする研究では,医学生物学的研究に関する国際指針の勧告の趣旨に沿うこ

と.その際,所属機関の倫理委員会ないしはそれに準じる機関の承認を得ることが望ましい.

(日本臨床整形外科学会学術集会)

6.日本臨床整形外科学会学術集会(JCOA 学会)での発表の内容は,原則として本雑誌に掲

載する.

(論文の種類と字数図表の制限)

7.投稿論文の区分と,それぞれの字数や図表の枚数の制限は,以下のとおりとする.字数

は,本文と文献を合わせたもので数える.

7-1.日本臨床整形外科学会学術集会(JCOA 学会)発表論文

(1)パネルディスカッション,シンポジウムは,10,000 字以内で図表は15 枚まで.

(2)一般口演とポスター発表は,4,000 字以内で図表は6 枚まで.

(3)その他,詳細は編集委員会および学会長が定める.

7-2.日本整形外科学会学術総会

教育研修講演,パネルディスカッション,シンポジウムは,10,000 字以内で図表は15 枚

まで.

7-3.総説,原著

6,000 字以内,図表は8 枚まで.

7-4.臨床経験

4,000 字以内,図表は6 枚まで.

7-5.短報

斬新性があり速やかな掲載を要するもの.3,000 字以内,図表は4 枚まで.

7-6.症例報告

3,000 字以内,図表は4 枚まで.

7-7.編集者への手紙

1,200 字以内.

7-8.その他

その他,整形外科学,運動器医学に関するもの.2,000 字以内,図表は3 枚まで.

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93 号(2008)

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(執筆要項)

8.投稿論文には,A4 版400 字詰め原稿用紙またはA4 版大の用紙を用いる.原稿は,フロッ

ピーディスク,CD-ROM などの電磁媒体または電子メールにても受け付ける.

原稿は,表紙(タイトルページ),要旨,本文,文献,図表,図表説明を,以下の要項に

基づきこの順で書く.編集者への手紙などで文献や図表を要さないものについては,この限

りではない.

原稿は常用漢字,新仮名遣いを用い,横書き,楷書とする.

学術用語は「医学用語辞典」(日本医学会編),「整形外科学用語集」(日本整形外科学会編),

その他各学会が発行する用語集などにできるだけ従うこと.

論文中の固有名詞と外国語は原則として原語で,日本語化した外国語はカタカナで記載す

る.数字はすべて算用数字を用いること.数量は原則として国際単位系(Le Systeme

international d’unit s,SI 単位)に従う(例:μm,mm,cm,m,μl,ml,l,μg,

mg,g,kg,μmol,mmol,mol,Gy,μSv,mSv,Sv,℃).SI 単位以外では,医学

分野で常用されている %,pH,mmHg などを用いること.暦年は西暦の全桁表示を基本と

する(例:2007 年,2007 年度).法文などで和暦での記載を要する場合は,その限りでは

ない.

句読法は,句点は「.」(ピリオド),読点は「,」(コンマ)を用いること.

ワードプロセッサーを用いる場合は,A4版大の用紙に1行40字×25行を1枚とし,文字

の大きさは原則として12ポイント,上下左右に約2~3cmの余白をとって印刷すること.

使用するワードプロセッサーの均等割,禁則処理などの機能により,1 行文字数が40 字

前後になる行が混在することは可とする.

ワードプロセッサーを用いる場合,アルファベット,算用数字,英文記号

(+-=,.:;( )’%など)は半角文字(1 バイト文字)を用いること.

紙への印刷は,レーザープリンターかまたはこれに準じる印字品質で行うこと.印字品質

の目安は,300dpi(dots per inch)以上とする.

手書きの原稿中の欧文は,すべてワードプロセッサーを用い,印刷して記載すること.

紙に記載した原稿には,フロッピーディスク,CD-ROM などの電磁媒体に記録した原稿

を添付することが望ましい.

電磁媒体に記録する原稿の作成や,電子メールによる投稿の際は,別記電磁媒体や電子メー

ルでの投稿(電子投稿)のガイドラインに準じること.

8-1.表紙(タイトルページ)

表紙(タイトルページ)には以下のものを記載する.

(1)論文の題名(和文および英文)

英文表記では,先頭が大文字,固有名詞や商品名など以外は小文字で始まり,末尾にピリ

オドは付けない.

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93 号(2008)

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英文表記の例:

A simple protocol for preventing falls and fractures in elderly individuals

with musculoskeletal disease

(2)著者名,共著者名(和文および英文)

英文表記では,姓名の順で,姓をすべて大文字で表記する.

例:SEIKEI Taro

(3)所属機関名(和文および英文)

英文表記では,各語は大文字で始まる.

例:Okachimachi Orthopaedic Clinic

(4)連絡先住所(和文および英文)

和文,英文とも郵便番号を含めて記載する.電子メールで連絡が取れる場合はその電子メー

ルのアドレスを併記する.

例:郵便番号 658-1234 兵庫県神戸市西灘区田畑町2 丁目12-1

2-12-1, Tabata-cho, Nishinada-ku, Kobe city, Hyogo. Zip 658-1234

E-mail [email protected]

(5)電話番号(および,あればファクス番号)

(6)所属地区(都道府県)名

(7)キーワード(5 語まで,和文および英文)

例:Key words :大腿骨頚部骨折(femoral neck fracture),

内固定(internal fixation),

人工股関節全置換術(total hip arthroplasty)

(8)別刷希望部数(朱書.電磁媒体の場合は別刷を希望する部数であることを強調して注記

すること)

8-2.要旨

和文にて400 字以内で記述する.その他の論文(規定7-8)では必須ではない.

8-3.本文

本文は,原則として,緒言または目的,対象および方法,結果,考察で構成すること.症

例報告は,緒言,症例,考察で構成すること.

(1)特定の薬品名,材料名,機器名などを本文中に記載するときは,以下の規定に従って商

品名,商標または登録商標であることを明示して記述する.

登録商標には (○の中のRの右肩文字の記号,registered sign)を,商標または商品名

には (右肩文字のTM,trade mark sign)を付記する.これらの記号の付記については,

各々の製品の包装や説明文書などに書かれていることが多いので,それらを参照すること.

薬品名: 一般名(商品名 または )

diclofenac sodium(ボルタレン )

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93 号(2008)

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材料名,機器名: 一般名(商品名 または ,会社名,会社所在地)

アルミニウム製副子(アルフェンス ,アルケア,東京)

MRI(Magnetom ,Siemens,Munich,Germany)

使用するワードプロセッサーの機能により および の記号が印刷できない場合は,

(R)(TM)と記載することで代用してよい.その場合,論文の末尾に登録商標,商標また

は商品名の記号であることを注記する.

例: diclofenac sodium (ボルタレン(R))

論文の末尾に下記のように記す.

3 ページ12 行目の(R)は登録商標記号.

(2)略語を用いる場合は,初出時に,日本語は正式な表記,欧文はフルスペルまたは和訳を

併記する.CT,MRI など,医学用語として現在一般化している用語は,略語を初出時から

用いてよい.

例: 厚生労働省(以下厚労省と略す)

後縱靭帯骨化症(以下OPLL)

Diagnosis Procedure Combination(以下DPC)

人工膝関節全置換術(total knee arthroplasty,以下TKA と略す)

(3)統計は,検定法と有意水準,コンピューターを用いた場合はソフトウェア名,その制作

者情報とバージョン情報を記載すること.

SPSS 15.0 for Windows (SPSS Inc., Chicago, IL, USA)

S-PLUS for UNIX (version 6,数理システム,東京)

8-4.文献

文献は,本文または図表の説明に不可欠なものに限り,国内外を問わず筆頭著者姓のアル

ファベット順に配列して,番号を付け記載する.本文中の引用個所には文献番号を記入する.

文献の記載方法は以下に示す通りとする.欧文の引用論文の表題名は頭の1 文字以外はす

べて小文字を使用し,同一著者の文献が複数ある場合には発表順に並べる.著者複数の場合

には筆頭著者名のみ記し,共著者名は et al またはほかと記すこと.

(1)雑誌

著者名(姓が先).表題.誌名 発行年;巻:ページ.

雑誌名の省略は,その発行者による正式な略名を用いること.ページは論文の始めと終わ

りを記す.

Justy M, et al. Surface damage to cobalt-chrome femoral head prosthesis. J Bone

Joint Surg Br 1994 ;76 :73-7.

越智 隆弘ほか.慢性関節リウマチの予後診断と手術適応.整形外科 1995 ;46 :880-8.

(2)単行本

著者名(姓が先).表題.編者.書名.版.発行地:発行者(社);発行年.引用ページ.

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93 号(2008)

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Ganong WF. Review of medical physiology. 6th ed. Tokyo :Lange Medical

Publications ;1973. p.18-31.

寺山 和雄.頸椎後縱靭帯骨化.新臨床外科全書 17 巻 1.伊丹康人編.東京:金原出

版;1978.p.191-222.

8-5.図表

(1)図表は,すべてA4 版の用紙に記入または貼付すること.

(2)図表は,そのままで版下に使うことができる品質のものであること.プリンターに出力

したものを用いる場合は,300dpi 以上の印字品質でレーザープリンターで出力したものか,

それと同等の品質のものとする.

(3)写真は,鮮明なものを印画紙に焼き,裏面に論文の題名,主著者名,図の番号を鉛筆で

記入する.特にカラー写真である必要がある場合を除き,白黒写真を掲載する.大きさは手

札大(L サイズ 89mm ×127mm)が望ましい.

(4)スライドフィルム,リバーサルフィルムは,原則として受け付けない.カラー写真であ

ることを必要とするものは,カラースライドフィルム,またはカラー写真やカラーの図表を

受け付けることができる.

8-6.図表説明

(1)各図表には,表題を付けること.

(2)図には,原則として,説明文を付けること.

(3)図表説明は,論文の末尾にまとめて記載する.

(送稿)

9.原稿は,以下に定める方法によって,本学会事務局まで送付すること.

(1)紙に記載した原稿は,コピー2 部(文字原稿,図表とも),著作権に関する同意書ととも

に送付すること.

(2)フロッピーディスク,CD-ROM などの電磁媒体を送付する場合は,破損を避けうる厳重

な梱包を施して送付すること.各電磁媒体の表面,容器には,投稿論文名と主著者名を記す

こと.フロッピーディスクはシールを貼り付けてそれに油性インクで記載する.CD-ROM

はラベル面(記録面ではない側)に油性インクで記載,プリンターで印刷,またはラベル

シールに印刷するか油性インクで記載しそれを貼り付けてもよい.

(著者校正)

10.著者校正は,ゲラ第2 稿で1 回のみ行う.著者校正では,字句の訂正のみができ,内容の

変更,文章の書き換えはできない.人名,地名,その他固有名詞,文献などは著者にて十分

確認すること.

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93 号(2008)

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(掲載料)

11.掲載料は無料とする.

著者からの要請により,特別にカラーの図表を掲載する場合および文字数が規定を超える

場合,別途掲載料金を徴収することがある.

(別刷)

12.別刷は30 部以上10 部単位で作成し,その費用は著者負担とする(別表参照).

(日本臨床整形外科学会学術集会の抄録)

13.日本臨床整形外科学会学術集会(JCOA 学会)での発表に基づく論文を本誌に投稿しな

い場合,学術集会のプログラムに掲載された抄録を本誌に収載する.

(1)その場合,収載された抄録は原著論文とはみなさない.

(2)収載された抄録の著作権は本学会に帰属する.著者および共著者が教育,研究,学術活

動のために,その抄録の全体または一部を複製,再使用することを許諾する.

(3)その抄録の内容を論文にして他誌に投稿することは差し支えない.この場合,発表した

学会と収載された抄録を引用して明示することを原則とする.

(4)第三者による複製,商業利用,宣伝目的の複写には,本学会の承認を要する.

(その他)

14.投稿原稿は返却しない.

(原稿送付先)

15.郵便番号110-0016

東京都台東区台東4 丁目26 番8 号 御徒町台東ビル6 階

日本臨床整形外科学会

電子メールアドレス [email protected]

ファクス 03-3839-5366

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電磁媒体や電子メールでの投稿(電子投稿)のガイドライン

電磁媒体や電子メールでの投稿(電子投稿)の際は,作成された原稿がプラットフォーム

(コンピューター,オペレーティングシステムやソフトウェア)に依存せずに再現できるこ

とを求める.

電子投稿が受け付けられない場合,または原稿の作り直しを求める場合がある.以下の各

項の注意をふまえて投稿原稿を作成すること.

紙媒体の原稿に電磁媒体の原稿を添付する場合にも,本ガイドラインに準じることが望ま

しい.

1.文字原稿の作成にあたっては,以下の各項に留意すること.

1-1.次に示す形式のファイルで作成することを推奨する.

(1)書式情報,書体情報,他の文書やデータとのリンク情報などを含まないテキストファ

イル(以下プレーンテキストファイルという).

(2)PDF(Portable Document Format, Adobe Systems Inc., San Jose, CA,

USA)形式のファイルでテキスト情報を取り出せる形式のもの.

(3)その他,広く一般で用いられているプラットフォームとソフトウェアで作成され,

再現性に支障をきたす機種固有の機能(書式情報,書体情報,他の文書やデータとのリ

ンク情報など)を持たないファイル.

1-2.特定のワードプロセッサーやソフトウェアでのファイル形式のものは受け付けられな

いことがある(多くのソフトウェアで,プレーンテキストファイルおよびPDF 形式の

ファイルに変換する手段が用意されている).

1-3.文字原稿を画像として電子化したものは受け付けられない.

2.ローマ数字や丸の中の英数字,度量衡の単位の記号などでのいわゆる機種依存文字の使用

は避けること.

ローマ数字はアルファベットの半角文字(1 バイト文字)のI,V,X,i,v とx で,度

量衡の単位の記号はc,m,k,g,l などのアルファベットの半角文字(1 バイト文字)の

小文字を用いて表記すること.

登録商標であることを示す (○の中のR の右肩文字の記号,registered sign),商標ま

たは商品名であることを表す (右肩文字のTM,trade mark sign),引用文献番号の肩

文字は,(R),(TM),1),2-4)などと本文中では表記し,論文の末尾に商標記号や文献

番号であることを注記すること( , は機種依存文字である).

機種依存文字については,別記資料1 を参照のこと.

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例: diclofenac sodium(ボルタレン(R))

MRI(Magnetom(TM),Siemens,Munich,Germany)

.....であることが示された1-3).

論文の末尾に下記のように記す.

3 ページ12 行目の(R)は登録商標記号.

5 ページ11 行目の(TM)は商標記号の右肩文字のTM.

7 ページ10 行目の1-3)は引用文献番号の肩文字.

なお,PDF 形式のファイルでフォント埋め込み機能を用いれば,機種依存文字の使用が

可能な場合がある.

3.電子投稿の場合は,半角カタカナ,半角の日本語記号の使用を避けること(いわゆる文字

化けの原因になる).

「」(かぎかっこ),・(中黒)などは,全角の記号(2 バイト文字)を使用すること.

4.日本工業規格(Japanese Industrial Standards,JIS)の漢字コード表がJIS X

0213 :2004(経済産業省 2004 年)に改められたことにより,プラットフォームによっ

て異なる字体の漢字が表示される場合がある.またコンピューターの技術の進歩により,新

旧のプラットフォームの間で表示される文字,字体が異なる場合,一方のプラットフォーム

では表示できる文字が他のプラットフォームでは表示できない場合が生じうる.

人名などで特定の字体で表記する必要がある場合,論文の末尾にどの字体の漢字を記して

いるものであるかを注記すること.

該当するプラットフォームと漢字については,別記資料2 を参照のこと.

例: 逢沢

葛飾

論文の末尾に次のように記す.

2 ページ4 行目の逢は,二点シンニョウの逢.

4 ページ6 行目の葛は,下がかぎの中に人の字の葛.

5.図表の作成にあたっては,以下の各項に留意し,プラットフォームに依存せずに鮮明に再

現でき,そのまま版下に用いることができる品質のものを作成すること.

5-1.図表は次に示す形式のファイルで作成することを推奨する.

(1)PDF

(2)JPEG(Joint Photographic Experts Group)

(3)TIFF(Tagged Image File Format,Microsoft Co.,Redmond,WA,USA

and Adobe Systems Inc.,San Jose,CA,USA)

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(4)その他,広く一般で用いられているプラットフォームとソフトウェアで用いられて

いて,機種依存性なく正確かつ鮮明に再現できるもの.

5-2.図は,TIFF 形式のファイルで圧縮しないものが望ましい.PDF やJPEG などのファ

イル形式に変換する場合は,圧縮率を高く設定すると,データ量が少なくなりすぎること

があるので,注意すること.

5-3.表は,テキストデータを取り出せる形式のPDF 形式のファイルで作成することが望

ましい.

5-4.作成する図表のファイルは,大きさはキャビネ大(2L 127 × 178mm),解像度は

300ppi(pixels per inch)以上を推奨する.この場合,白黒写真1 枚あたり数メガバイ

ト程度のデータ量となるので,これを目安にすること.図表1 枚あたりのデータ量が少な

い場合,印刷が不鮮明なものとなるので,作り直しを求める.

5-5.図表を作成するにあたっては,Microsoft 社製PowerPoint 獏やその他のプレゼンテー

ションソフトウェアで作成したファイルは,そのままではフォントやレイアウトを作成時

点のとおりに正確に再現することができないことがあるので,避けるべきである.この場

合,PDF,JPEG やTIFF など,プラットフォームに依存しないファイル形式に変換す

ることを推奨する.これら特定のソフトウェアのファイル形式のものは,作り直しを求め

ることがある(多くのソフトウェアで,ファイル形式を変換する手段が用意されている).

5-6.図表の各ファイルには,図表番号と同じファイル名を付けること.

例:fig1-a.tif

tab2-b.pdf

6.作成したファイルの再現性に不安や問題がある場合は,紙に印刷したものを添付すること.

7.電子メールによる送稿の場合,以下の要項に従い送付すること.

(1)文字原稿をテキストファイルで作成した場合は,それを電子メールの本文で送付する.

この場合,1 行全角35 文字以内で強制改行して本文を記述すること(多くの場合,電子

メールのソフトウェアが1 行全角35 文字前後で改行して表示するため).

(2)PDF やJPEG などのファイルは,電子メールの添付ファイルとし,電子メール1 通あ

たりファイルを1 部添付すること.

(3)電子メールのタイトルには投稿原稿であることを明記し,電子メール本文には投稿者

および添付ファイルの情報を記すこと.

(4)紙に印刷した原稿の添付を要する場合は,別途事務局までそれを送付すること.この

場合,図表の印刷イメージを正確に把握する目的から,ファクスでの送付は認められない.

8.電子投稿の際の著作権に関する同意書は,別途本学会事務局まで送付,ファクスで送付,

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93 号(2008)

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またはPDF,JPEG,TIFF などのファイルに電子化して,他のものと同じ電磁媒体に記

録するか,電子メールに添付して送付すること.

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93 号(2008)

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下記の論文を日本臨床整形外科学会雑誌に投稿します.

1.本論文は,他誌に掲載済みまたは掲載予定のものではありません.

2.同様または類似した内容の先行発表や二重投稿と見なされる可能性がある先行発表がある

場合には,これらの論文のコピーを添付し申告します.日本臨床整形外科学会から求められ

たときには,詳しい説明を行います.

3.日本臨床整形外科学会雑誌掲載後の本論文の著作権が日本臨床整形外科学会に帰属するこ

とを承諾します.

年   月   日

論文題名:

筆頭著者署名:

共 著 者 署 名:

著作権に関する同意書

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93 号(2008)

140

□紙媒体の論文では,オリジナル1 部とコピー2 部がそろっていますか.

□可能であれば,紙媒体の論文に電磁媒体の原稿を付けてください.

□英文の表題は論文の内容を的確に表現していますか.

□和文要旨はありますか(規定7-8 以外).

□キーワードは適切なものが5 語以内で記載されていますか.

□キーワードは和文と英文がそろっていますか.

□連絡先の氏名,郵便番号,住所,電話番号(ファクス番号),所属機関名,所属地区(都道

府県)名,電子メールのアドレスは正しく記載されていますか.

□英文の氏名,住所,所属機関名は正しく書かれていますか.

□別刷り希望数は明記していますか.

□本文は,緒言または目的,対象および方法,結果,考察(症例報告は,緒言,症例,考察)の

構成で書かれていますか.

□利益相反,倫理に関する記述はなされていますか(必要な場合).

□文献は正しく記載されていますか.

□文献はアルファベット順になっていますか.

□図表は鮮明ですか.

□図表に表題はついていますか.

□図表番号は適切に付けられていますか.

□図には説明文が書かれていますか.

□紙媒体での投稿の図表の裏には主著者名,論文題名と図表番号が鉛筆で書かれていますか.

□電子投稿の場合,機種依存文字や再現できない文字が記載されていませんか.

□電子投稿の場合,図表は推奨されたファイル形式になっていますか.

□電子投稿の場合,図表はファイルが圧縮されてデータ量が少なくなりすぎていませんか.

□電子投稿の場合,図表のファイル名は適切に付けられていますか.

□電子投稿の場合,必要であれば紙媒体の原稿を付けてください.

□本文中の特殊文字,特殊記号などに関する注記は,論文末尾に分かりやすく書かれていますか.

□電磁媒体には主著者名,論文題名が記されていますか.

□著作権に関する同意書は用意できましたか.

□誤字脱字,人名の誤りがないかもう一度ご確認ください.

□投稿の各規定についてもう一度ご確認ください.

□他の雑誌に投稿していませんか.

投稿前チェックシート

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93 号(2008)

141

資料1 電子投稿の際に留意すべき文字

1.以下の文字の例は機種依存文字ではない.使用して差し支えない.

(1)2 バイト文字の記号類の一部

゜仝々〇/\~±×÷℃

(2)2 バイト文字のギリシャ文字

ΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩ

αβγδεζηθικλμνξοケρστυφχψω

(3)ひらがな,カタカナ(2 バイト文字)

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてのなにぬねの

はひふへほまみむめもやゆよわをん

がぎぐげござじずぜぞだぢづでどばびぶべぼぱぴぷぺぽ

ゐゑぁぃぅぇぉっゃゅょゎ

アイウエオカキクケコサシスセソタチツテノナニヌネノ

ハヒフヘホマミムメモヤユヨワヲン

ヴガギグゲゴザジズゼゾダヂヅデドバビブベボパピプペポ

ヰヱァィゥェォヵヶッャュョ

(4)漢字(2 バイト文字)

JIS 第一水準(JIS X 0208-1983,亜から腕まで)

JIS 第二水準(JIS X 0208-1983,弌から瑤まで.JIS X 0208 :1990 では凜熙を追加)

(5)半角英数字

ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ

abcdefghijklmnopqrstuvwxyz

0123456789!"#$%&'()*+,- ./: ;<=>?@[]^_{│}

2.以下の文字は,現在言われているところの機種依存文字,または電子投稿の際,正確に伝

送,再現されない可能性が高い文字の例である.( , ,闍,闢などが含まれている).

これらは原則として使用しないこと.電子投稿に際して人名などで使用する時は,PDF

形式のファイルでフォント埋め込み機能を用いるか,論文の末尾に注記するか,または紙媒

体に印刷したものを添付すること.

(1)修飾文字(マル囲み英数字,小カッコ囲み英数字,ピリオド付き英数字など)

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93 号(2008)

142

(2)囲み文字,修飾カナ,省略文字など

(3)その他の記号

(4)半角カタカナ,半角日本語記号

アイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨワヲンァィゥェォッャュョ。「」、・゚

(5)ローマ数字

(6)異体字など

闍闢

論文での記載例

Unicode などの汎用的な文字コード体系の情報を付記することを推奨する.

本文中: 高橋氏は.....

論文末尾:5 頁12 行目の高は,はしごの高(Unicode 9AD9).

本文中: ボルタレン(R)

論文末尾:4頁10行目の(R)は,登録商標記号の○の中のRの肩文字(Unicode 00AE).

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日臨整誌 Vol.33 No.1 93 号(2008)

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資料2

(1)2004 年,経済産業省はJIS 漢字コード表をJIS X 0213 :2004(通称JIS2004)に改め

た.この漢字コード表で示される漢字の中に,それまでとは異なる字体が例示されている漢

字が168 字ある.また,同じ漢字の異なる字体に異なる文字コードを割り当てたものが10

字ある.(この変更をコンピューター上で実現するものとして,2007 年に発売が開始された

Microsoft 社製のオペレーティングシステムWindows Vista がある).

例:

(これらはWindows Vista 上ではこの字体で表示され,Windows Xp 上では逢葛

祇巷薩辻鄭灘楢禰となる)

(2)Microsoft 社製のオペレーティングシステムWindows Vista を使用することにより表

示される文字の中で,それ以前の M i c r o s o f t 社製のオペレーティングシステム

(Windows Xp など)や他のプラットフォームでは基本的に表示されないか,または異な

る文字が表示される可能性があるもの.

例:

(これらはWindows Vista 上では表示できるが,Windows Xp 上では基本的に表

示されない)

資料3

● ヘルシンキ宣言

DECLARATION OF HELSINKI, Ethical Principles for Medical Research

Involving Human Subject (WORLD MEDICAL ASSOCIATION, 2004)

http ://www.wma.net/e/policy/b3.htm

● 医学生物学的研究に関する国際指針の勧告

INTERNATIONAL GUIDING PRINCIPLES FOR BIOMEDICAL RESEARCH

INVOLVING ANIMALS (COUNCIL FOR INTERNATIONAL ORGANIZATIONS

OF MEDICAL SCIENCES, 1985)

http ://www.cioms.ch/frame_1985_texts_of_guidelines.htm