「共通互換品番検索システム」利用の手引き (簡 …- 1 -...

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- 1 - 「共通互換品番検索システム」利用の手引き (簡 易 版) 全日本自動車部品卸商協同組合 (略称「全部協」) 事業運営委員会 情報専門部会 1.「共通互換品番検索システム」の開発及び実施経緯について (1)「共通互換品番検索システム」の開発経緯 近年、自動車販売において、自動車メーカーによるOEM車両が年々増加し、 同じ車が複数の自動車メーカーから販売されるようになってきました。これに 伴い同一の自動車補修部品が複数の自動車メーカーから異なる品番で販売さ れています。 部品商から、「これに対応した効率的な検索システムがあれば、部品商は自 動車メーカー各社の在庫確認と迅速な購入ができ大変便利である。」また、「補 修部品の取引条件が自動車メーカーごとに異なっており、有利な取引条件の補 修部品を利用できればより素早く、また自社にとって好条件の部品を検索し納 品することができる。」、そして、「自動車修理のスピードアップ(顧客満足度)、 及び自社の収益アップへとつながる。」などの意見が多く寄せられました。 これらの意見を踏まえ、平成 18 年~平成 19 年に、全日本自動車部品卸商協 同組合(以下「全部協」という。)の前身団体である(社)全国自動車部品商団 体連合会(以下「(社)全部連」という。)では、国の補助金を活用し、「共通互 換品番検索システム」を開発し、互換品番検索データの集積に努めて参りまし た。 その後の公益法人改革に伴い(社)全部連は解散となりましたが、当該「共通 互換品番検索システム」の有効活用を図るため、組合員総意のもと全部協設立 時に、未完成であった「共通互換品番検索システム」を全部協に移管し、さら に各組合員によるデータ入力の協力により、データ構築の多くを重ね整備し、 組合員の利用に応える互換品番検索システムといたしました。 (2)「共通互換品番検索システム」の内容について 「共通互換品番検索システム」は、全部協組合員の補修部品調達・配送業務 を支援するための品番入力により互換品番を検索するオンライン検索サービ スです。 また、「共通互換品番検索システム」は、WEB検索サービスで、基本的に、 「純正部品」⇔他社「純正部品」データ(一部、優良表示もあり)によって構 築されています。 核となる互換品番検索データは、それぞれの組合員が持っているOEM車両 データを組合員自身によるデータ入力システム及びその評価データを集積し

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Page 1: 「共通互換品番検索システム」利用の手引き (簡 …- 1 - 「共通互換品番検索システム」利用の手引き (簡 易 版) 全日本自動車部品卸商協同組合

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「共通互換品番検索システム」利用の手引き

(簡 易 版)

全日本自動車部品卸商協同組合

(略称「全部協」)

事業運営委員会

情報専門部会

1.「共通互換品番検索システム」の開発及び実施経緯について

(1)「共通互換品番検索システム」の開発経緯

近年、自動車販売において、自動車メーカーによるOEM車両が年々増加し、

同じ車が複数の自動車メーカーから販売されるようになってきました。これに

伴い同一の自動車補修部品が複数の自動車メーカーから異なる品番で販売さ

れています。

部品商から、「これに対応した効率的な検索システムがあれば、部品商は自

動車メーカー各社の在庫確認と迅速な購入ができ大変便利である。」また、「補

修部品の取引条件が自動車メーカーごとに異なっており、有利な取引条件の補

修部品を利用できればより素早く、また自社にとって好条件の部品を検索し納

品することができる。」、そして、「自動車修理のスピードアップ(顧客満足度)、

及び自社の収益アップへとつながる。」などの意見が多く寄せられました。

これらの意見を踏まえ、平成 18年~平成 19年に、全日本自動車部品卸商協

同組合(以下「全部協」という。)の前身団体である(社)全国自動車部品商団

体連合会(以下「(社)全部連」という。)では、国の補助金を活用し、「共通互

換品番検索システム」を開発し、互換品番検索データの集積に努めて参りまし

た。

その後の公益法人改革に伴い(社)全部連は解散となりましたが、当該「共通

互換品番検索システム」の有効活用を図るため、組合員総意のもと全部協設立

時に、未完成であった「共通互換品番検索システム」を全部協に移管し、さら

に各組合員によるデータ入力の協力により、データ構築の多くを重ね整備し、

組合員の利用に応える互換品番検索システムといたしました。

(2)「共通互換品番検索システム」の内容について

「共通互換品番検索システム」は、全部協組合員の補修部品調達・配送業務

を支援するための品番入力により互換品番を検索するオンライン検索サービ

スです。

また、「共通互換品番検索システム」は、WEB検索サービスで、基本的に、

「純正部品」⇔他社「純正部品」データ(一部、優良表示もあり)によって構

築されています。

核となる互換品番検索データは、それぞれの組合員が持っているOEM車両

データを組合員自身によるデータ入力システム及びその評価データを集積し

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ているものであり、ただ品番を検索するだけでなく、当該部品に関する組合員

相互間による参考コメントから、利用する上での注意点を確かめることができ

ます。

平成 23 年度全日本自動車部品卸商協同組合の設立以来、組合員のご支持を

いただき続け、幾年に蓄えたデータの充実化、利便性を求めたシステムの改良

から今では大変多くの組合員及び賛助会員たる優良商社にご利用・ご満足いた

だいております。

本システムの利用による各組合員(部品商)の収益の源は、自動車メーカー

のOEM供給差額であったり、調達コストであったりと、各社ケースバイケー

スですが、日々の積み重ねにより本システム利用料以上の増益を得ている組合

員が多く存在します。

2.「共通互換品番検索システム」の利用申込み

① 本システムの利用希望者は、全部協ホームページからお申込み下さい。

(TOP 画面「WEB 互換品番システムログイン」下部「申込みフォーム」よ

りお申し込みいただけます)

② 利用料金は、次のとおりです。

・組合員及び賛助会員については、1拠点(営業拠点単位)につき

月額 3,000 円×(100%+消費税%)×利用開始からの月数=利用金額(年

度単位前払い)。ただし、利用拠点が 6 拠点以上利用している組合員及

び賛助会員は割引します。

①利用拠点が 6 拠点以上 10 拠点以下の場合は、1 拠点につき 2,700 円

(消費税別)

②利用拠点が 11 拠点以上 15 拠点以下の場合は、1 拠点につき 2,550 円

(消費税別)

③利用拠点が 16 拠点以上の場合は、1 拠点につき 2,400 円(消費税別)

・組合員及び賛助会員以外の方は利用できません。利用を希望される場合

は、組合に加入するか、賛助会員としての登録を受ける必要があります。

3.「共通互換品番検索システム」の使用方法

全部協のホームページ、「Web 互換品番システムログイン」のアイコンを

クリックするか、インターネット・ブラウザ IE7 以上を起動し、

https://www.adis02.jp/n05232/と入力します。

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ログインの前に事前準備プログラムの設定ください

共通互換品番検索システム利用申込み後、登録完了のご案内を受けましたら

いよいよ利用が可能となります。

全部協 HP「互換品番システムログイン」から上図のログインページにアクセ

スしてください。

ページ最下部から事前準備プログラムをインストール、起動し、ご登録の拠

点電話番号を設定ください。

上記の行程を終えますと上図参照の「同意する(ログイン)」より共通互換品

番検索システムにログインすることができます。

また、このログイン作業の際に検索ページに移らず「会員登録されておりま

せん。1」または「会員登録されておりません。2」というメッセージが表示

される場合があります。

「会員登録されておりません。1」が表示される場合には事務局までご連絡を

お願いいたします。

「会員登録されておりません。2」が表示される場合には事前準備プログラム

をインストールされていない、もしくは事前準備プログラムに拠点電話番号が

未設定の可能性があります。

全日本自動車部品卸商協同組合

事務局

Tel.03―5830―2566

e-mail:[email protected]

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以下、検索に関する 入力画面、入力方法、結果表示、留意点

・検索したい品番を"-"ハイフンを抜いて入力(5 桁以上)「検索」ボタンをクリック

すると検索結果が表示されます。

・チェックボックスより検索結果に優良部品を含むか除くかを選択できます。利用用

途により選択ください。

・表示結果は、各部品商の協力で蓄積されたデータより抽出されています。

いわゆる、同志である部品商の相互扶助の精神で、運営されておりますので、ご理解

下さい

・特に、間違いに関しては、責任を負いかねますので、発注時には、必ず、返品可能

な部品である事を確認されるのが、安全策だと思います。

・後半に記述がありますが、間違いにお気づきの場合は、間違いデータとして、評価

登録にご協力下さい。この評価データは、次回より表示され、利用者にとって、一層

の信頼性が向上します。

また、間違いデータを評価に採点される際には参考コメントを残していただくようお

願いしております。(実際取り寄せたら違ったなど簡単なものでも構いませんが、具体

的に記載いただけますと、入力者がデータ是正をするためのより強い根拠になりま

す。)

・もちろん、新たな情報データもどしどし、登録頂ければ、幸いです。

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表示項目解説①

※「保」は、通常クリックしても、アクションはありません。

このデータを登録したユーザーのみが、保守(修正、削除)できます。

(図には表示されておりませんが自分が入力したデータのみ対応した品番の一番右に

「保」というボタンが表示されます)

表示項目解説②

評価はその品番に対し利用者がつけられる評価です。

互換性があれば=◯

互換性がなければ=×

他情報があれば=☆

のマークで表記し数を表示しています。

また、「新」を押すことによりこちらの画面より新規登録画面に移動することもできます。

・黒欄は検索入力した品番です。

・灰色欄は検索結果の品番を表示しています。

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(優良含む) (優良除く)

・チェックボックスを選択することで検索結果に優良部品を含めて表示するか除いて表示するか

を選択することができます。また、結果表示画面にてチェックボックスを切り替えサイド検索す

ることで on/off の表示をすぐに変更できます。

以上、共通部品検索までの流れでした。次ページより、品番に対する評価、参

考コメント書き込み、新規互換性データ登録の解説です。

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評価、参考コメントの解説(評価『◯正、×誤、☆情報』、コメントの全てを、追加として

取り扱います)

この登録は、共通品番互換検索システム利用ユーザーであれば、どなたでも行えます。

検索結果画面より追加したい品番データを選択し以下の手順で行えます。

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新規互換データ登録画面について

現在未登録の互換データについて登録できます(入力してあるデータへの二重登録はでき

ません。×等元データと異なったデータや限定的にとりつけられるなど情報を書き込みたい

際には上記の「評価、参考コメント」よりお願いします)

また、入力上位者には 4 半期ごとに報償がございます。

・①が元品番入力項目、②が互換品番入力項目です。

チェックボックスから純正部品、優良部品のどちらかのチェックを入れ、メーカーを選

択してください。

また下部にございます品番には"-"ハイフン付で品番を入力してください。

・入力が完了しましたら再度データを確認いただき、『保存』のボタンを押してデータ登録

が完了します。

なお、すでに同様のデータが存在する際には下記メッセージが表示されます

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保守は、登録した本人のみが使用できる画面です。

自分自身で間違いに気づいた場合に、修正、削除を行います。

「登録データ」の消去は、「削除」ボタンで、

「登録データ」の修正は、修正後、「保存」ボタンを押して、処理します。

以上 2015/8/27(改訂)