日本の観光データ

02

訪日外国人旅行者の動向

〈観光庁〉 観光白書 令和元年版 / 〈観光庁〉 経済波及 効果 / 〈観光庁〉 明日の日本を支える観光ビジョン 2016 年 / 訪日外国人消費動向調査（2012/2015/2018）

旅行観光産業の経済 効果に関する調査研究 / 観光庁ホームページ

出所

03

国内旅行市場規模は大きい日本人旅行消費額が全体の約 8 割を占めている

旅行消費額の推移について（2010 年～ 2018 年） 【出所】「観光白書」を元に作成

1

30

20

10

2010 20142012 20162011 20152013 2017 2018

15.4 14.8 15.0 15.413.9

16.1

5.0

1.2

4.4

15.8

4.7

1.1

4.5

16.0

4.9

1.1

3.7

15.8

4.6

1.0

3.5

4.5

1.1

2.0

4.8

1.2

1.4

4.4

1.3

1.1

5.0

1.20.8

5.1

1.11.1

（兆円）

15.8 兆円 60.6％日本人国内宿泊旅行

4.7 兆円 17.9％日本人国内日帰り旅行

1.1 兆円 4.2％日本人海外旅行（国内分）

4.5 兆円 17.3％訪日外国人旅行

2018 年

総額 兆円26.1

全体の

約8割は日本人消費による

04

訪日外国人旅行者数の推移 【出所】観光白書「明日の日本を支える観光ビジョン」2016 年及び、「観光白書」を元に作成

2018 年の訪日外国人旅行者数は、3,119 万人（対前年比 8.7％増）となった。

（万人）

（西暦）0

4,000

5,000

6,000

7,000

3,000

1,000

2,000

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 20182017 2020 2030

2018 年

3,119 万人

過去最高

2020 年

4,000 万人

目標

2030 年

6,000 万人

目標

訪日外国人旅行者数の増加地方創生への貢献、観光を日本の基幹産業へ2―1

05

訪日外国人旅行者数の内訳 2018 年（平成 30 年） 【 資料 】「観光白書」日本政府観光局資料に基づき観光庁作成

訪日外国人旅行者数の内訳は、アジア全体で 2,637 万人（全体の 84.5％）。中でも、東アジアは 2,288 万人（全体の 73.4％）となった。

ASEAN 主要 6 箇国で 333 万人（全体の 10.7％）、北米は 186 万人、また、欧州主要 5 箇国（英・仏・独・伊・西）合計で 112 万人となった。

総計

万人3,119

84.5％

3.8％4.0％

1.8％

6.0％

注意 1：（）内は、訪日外国人旅行者数全体に対するシェア

注意 2：「その他」には、アジア、欧州等各地域の国であっても記載のない国・地域が含まれる。

注意 3：数値は、それぞれ四捨五入によっているため、端数において合計とは合致しない場合がある。

アジア全体 84.5％

中国韓国台湾香港

838 万人

754 万人

476 万人

221 万人

（26.9%）

（24.2%）

（15.3%）

（7.1%）

タイシンガポールマレーシアインドネシアフィリピンベトナムインド

113 万人

44 万人

47 万人

40 万人

50 万人

39 万人

15 万人

（3.6%）

（1.4%）

（1.5%）

（1.3%）

（1.6%）

（1.3%）

（0.5%）

カナダ米国 153 万人 33 万人

55 万人

（4.9%） （1.1%）

北米 6.0％

イギリスフランスドイツ

33 万人

30 万人

22 万人

（1.1%）

（1.0%）

（0.7%）

イタリアスペインロシア

15 万人

12 万人

9 万人

（0.5%）

（0.4%）

（0.3%）

欧州主要国 4.0％

オーストラリア 1.8％

その他 3.8％

訪日外国人旅行者数の増加地方創生への貢献、観光を日本の基幹産業へ2―2

120 万人

06

三大都市圏及び地方部の訪問先推移と「今回したこと」 【 資料 】観光庁「訪日外国人消費動向調査」、日本政府観光局「訪日外客数」に基づき観光庁作成

訪問先（都市 / 地方）別 訪日外客数の推移

（単位：万人）※ 訪日客（一般客）全体の地方部訪問率：54.3%

※

0

500

1,800万人

1,319万人

1,020万人950

万人

383万人

453万人

1,000

1,500

2,000

その他スポーツ（ゴルフ、マリンスポーツ 等）

旅館に宿泊

自然・景観地観光

スポーツ観戦

日本の歴史・伝統文化体験

ショッピング

治療・検診

日本食を食べること

舞台・音楽鑑賞

日本のポップカルチャーを楽しむ

映画・アニメ縁の地を訪問

テーマパーク

四季の体感（花見・紅葉・雪 等）

自然体験ツアー・農山漁村体験

スキー・スノーボード

温泉入浴

注 1：三大都市圏とは、「東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫」の 8 都府県を、地方部とは、三大都市圏以外の道県をいう。

注 2：それぞれの選択肢について、「今回したこと」として選んだ訪日外国人消費動向調査客のうち、地方部を訪問した人の割合。

訪日外国人旅行者数 地方都市観光へ行動範囲がまだ知らない日本にも広がる3―1

主な「今回したこと」別地方部訪問率

2012 年 2015 年 2018 年

三大都市圏

地方部訪問

87.4%

71.9%

54.2%

74.1%

55.2%

63.3%

48.5%

46.2%

75.0%

57.7%

70.6%

53.2%

73.1%

54.2%

58.3%

46.0%

07

都道府県別訪問率 上位 20 の変化（観光レジャー目的） 【 出所 】観光庁「訪日外国人消費動向調査」（2012 年、2018 年）を元に作成

訪日外国人旅行者 地方都市観光へ3―2

第 1 位

第 2 位

第 3 位

第 4 位

第 5 位

第 6 位

第 7 位

第 8 位

第 9 位

第 10 位

第 11 位

第 12 位

第 13 位

第 14 位

第 15 位

第 16 位

第 17 位

第 18 位

第 19 位

第 20 位

40.8%

40.2%

32.8%

29.7%

11.4%

10.7%

9.4%

8.2%

7.6%

6.6%

6.3%

5.3%

5.1%

4.4%

3.1%

2.9%

2.9%

2.2%

2.1%

2.0%

2018 年 順位 （%）

東京都

大阪府

千葉県

京都府

福岡県

奈良県

北海道

沖縄県

愛知県

神奈川県

兵庫県

山梨県

大分県

静岡県

岐阜県

長野県

広島県

熊本県

石川県

長崎県

第 1 位

第 2 位

第 3 位

第 4 位

第 5 位

第 6 位

第 7 位

第 8 位

第 9 位

第 10 位

第 11 位

第 12 位

第 13 位

第 14 位

第 15 位

第 16 位

第 17 位

第 18 位

第 19 位

第 20 位

50.5%

30.1%

23.4%

13.0%

12.7%

12.5%

11.3%

8.6%

8.5%

6.6%

6.0%

5.6%

4.5%

4.4%

4.0%

3.7%

3.3%

3.2%

2.7%

1.8%

2012 年 順位 （%）

東京都

大阪府

京都府

北海道

福岡県

神奈川県

千葉県

愛知県

山梨県

大分県

兵庫県

熊本県

沖縄県

奈良県

長野県

長崎県

岐阜県

広島県

静岡県

石川県

08

観光産業の日本経済への貢献

09

内部観光消費がわが国にもたらす経済波及効果 【 資料 】2010 年 観光庁「旅行・観光産業の経済効果に関する調査研究」、2017 年 観光庁 HP 統計情報・白書

2010 年

食料品産業

農林水産業

小売業

運輸業旅行

サービス業

飲食店業

宿泊業

49.4兆円

食料品産業

農林水産業

小売業

運輸業旅行

サービス業

飲食店業

宿泊業

424万人

食料品産業

農林水産業

小売業

運輸業旅行

サービス業

飲食店業

宿泊業

23.8兆円

生産波及効果 雇用効果

内部観光消費（国際基準）

27.1兆円

食料品産業

農林水産業

小売業

運輸業旅行

サービス業

飲食店業

宿泊業

55.2兆円

食料品産業

農林水産業

小売業

運輸業旅行

サービス業

飲食店業

宿泊業

生産波及効果

472万人

食料品産業

農林水産業

小売業

運輸業旅行

サービス業

飲食店業

宿泊業

雇用効果

内部観光消費（国際基準）

注 1：生産波及効果とは、新たな需要が生じた際に、結果として産業全

体に生じた効果を示したもの（例えば、旅行・観光消費が発生し、これら

に原材料（中間財）を納めた業者の売上や当該業者に勤務する従業者の

給与の増加によりもたらされた産業全体の新たな生産を反映したもの）。

2017年

内部観光消費がわが国にもたらす経済波及効果2010 年と 2017 年の比較4

10

訪日外国人旅行者数及び旅行消費額の推移（2012 年 /2018 年） 【 資料 】日本政府観光局「訪日外客数」、観光庁「訪日外国人消費動向調査」

訪日外国人旅行者増加がもたらす国内経済への影響5-1

2012 年 2018 年 増加幅 倍

10,846 億円 45,189 億円 34,343 億円 4.2訪日外国人旅行消費額

3,713 億円 13,212 億円 9,499 億円 3.6宿泊費

2,229 億円 9,783 億円 7,554 億円 4.4飲食費

1,179 億円 4,674 億円 3,495 億円 4.0交通費

293 億円 1,738 億円 1,445 億円 5.9娯楽サービス費

3,406 億円 15,763 億円 12,357 億円 4.6買物代

836 万人 3,119 万人 2,283 万人 3.7訪日外国人旅行者数

2012 年 2018 年 増加幅 倍

11

宿泊業における建築物の工事予定額の推移（2012 年／ 2018 年 全国計） 【 資料 】国土交通省「建築着工統計調査」に基づき観光庁作成

訪日外国人旅行者増加がもたらす国内経済への影響5-2

2012 2014 20172013 20162015 2018

（億円）

（年）

0

12,000

10,000

8,000

6,000

4,000

2,000 1,1211,599

1,999

2,581

6,333

9,43110,086

2012年比6 年間で

約9.0倍

12

宿泊業における建築物の工事予定額の推移（2012 年／ 2018 年、地方ブロック別） 【 資料 】国土交通省「建築着工統計調査」に基づき観光庁作成

訪日外国人旅行者増加がもたらす地方経済への波及効果6

北海道 関東 近畿 九州東北 中部 四国北陸 中国 沖縄

（億円）

0

4,000

3,500

3,000

2,500

2,000

1,500

1,000

5003.4倍

対 2012 年

9.5倍

5.9倍

3.0倍6.2倍

6.8倍

7.0倍

52.5倍

14.8倍

12.9倍

2012 年

2018 年