令和元年度 北陸地方整備局総合評価審査委員会 令 …(wto対象外) s型...
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令和2年度 実施計画(素案)
令和元年度北陸地方整備局 総合評価審査委員会
工事関係 P 1~ P25業務関係 P26~ P36
令和2年3月17日北陸地方整備局
資料-2
【公表用】
目 次 【工事関係】
1
1.品質の確保・向上に向けて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 2~ 81)ICT活用工事の実施方針【継続】2)地元企業活用審査型の試行【継続】3)登録基幹技能者の配置【継続】4)技術提案評価型S型(WTO対象工事)の評価5事項数の試行【継続】5)新技術活用促進型の試行【継続】6)直轄工事における新技術の原則化【継続】7)災害対策関係功労者表彰の評価【新規】
2.競争性の確保・向上に向けて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 9~191)台風19号による災害復旧事業(関連含む)の推進【新規】2)自治体実績評価型及びチャレンジ型の試行【継続】3)競争参加資格要件の緩和【継続】4)段階的選抜方式(WTO対象案件)の試行【継続】
3.担い手の確保・育成に向けて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P20~221)技術の研鑽度評価の試行【拡大】2)専任指導者制度の試行【継続】3)若手・女性技術者活躍型の試行【継続】
4.R2年度の施工能力評価型Ⅰ型Ⅱ型の評価項目と配点(案) ・・・・・ P23
5.多様な入札契約制度の取り組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・ P24~251)新技術の活用促進施策(新技術活用促進総合評価落札方式)2)ECI方式の試行
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
2
1.品質の確保・向上に向けて
1)ICT活用工事の実施方針ICT土工、ICT舗装工事、ICT河川浚渫工においては、施工者希望Ⅰ型について、総合評価落札方式の評価項目の対象とする。【継続】(R1実施結果のとおり)なお、舗装工については路盤工5,000m2未満でも現道交通、他工事などの影響を鑑み、施工者希望Ⅰ型とすることができる。
2)地元企業活用審査型の試行【継続】地域の中小企業の活用を通じて円滑・確実な施工ひいては品質向上につなげるため、地元企業の下請け活用率を評価する試行を継続する。
3)登録基幹技能者の配置【継続】工事目的物の品質確保・向上を図るため、優れた技能と調整力を持つ「登録基幹技能者制度」として登録された「登録基幹技能者」の現場配置を評価する対象工事を施工能力評価型Ⅰ型及び技術提案評価型S型(WTO対象外)の全工事で実施する。
4)技術提案評価型S型(WTO対象工事)の評価5事項数の試行【継続】技術提案評価型S型(WTO対象工事)の技術提案を求める評価事項数は、これまで2課題10事項を基本としていたが、1~2課題で5事項の技術提案を求める試行を継続する。なお、2課題5事項の技術提案数を試行する場合、段階的選抜方式の対象の有無も勘案して試行する。
地元企業活用審査型の試行
3
【試行概要】
○中堅企業(一般土木B)を対象とした工事において実施
○地元企業の下請け活用を図るため「当該県内に本店を置く企業」の活用度合を評価
地元企業活用率(%)=
地元企業の1次下請合計金額
1次下請合計金額
・地元企業活用率の配点
①90%以上:Ⅰ型(1点)、S型(1点)
②90%未満:Ⅰ型(0点)、S型(0点)
A社 (県内) B社 (県内) C社 (県外)
元 請
3次下請 3次下請
2次下請 2次下請 2次下請
1次下請 1次下請
2次下請2次下請 2次下請
1次下請
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
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登録基幹技能者の役割
登録基幹技能者の役割は概ね次の業務を内容とし、建設現場における直接の生産活動において中核的な役割を担っています。
❶ 現場の状況に応じた施工方法等の提案、調整等❷ 現場の作業を効率的に行うための技能者の適切な配置、
作業方法、作業手順等の構成❸ 生産グループ内の技能者に対する施工に係る指示、指導❹ 前工程・後工程に配慮した他の職長との連絡・調整
登録基幹技能者の配置
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
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5)新技術活用促進型の試行【継続】生産人口が減少する中、建設現場におけるイノベーションの推進、生産性の向上が喫緊の課題である。本試行は、①新技術導入促進(Ⅰ)型として、施工計画において、実用段階にある技術を有効に活用し、②新技術導入促進(Ⅱ)型として、実用段階に達していない技術を工事の実施過程で実証・検証することにより、新技術を活用した効率的な施工管理、安全管理等による工事品質の向上等につなげるものである。
①新技術導入促進(Ⅰ)型(総合評価落札方式)の試行・技術提案評価型又は施工能力評価型において、発注者が指定するテーマに基づき、
新技術を活用する提案を求め、その妥当性等について評価。・総合評価落札方式のタイプは、施工能力評価型Ⅰ型とする。・発注者が指定するテーマ(○○工の施工計画について)に基づき、新技術活用を求める。
【評価の考え】提案された新技術の活用が有効かつ具体的であると認める場合に加点評価する。⇒ 「企業の施工能力等」の「新技術に対する取り組み」で評価。(1点加点)
②新技術導入促進(Ⅱ)型(総合評価落札方式)の試行・技術提案評価型において、上限額(入札価格の数%程度)を示したうえで、主として実
用段階に達していない新技術の開発、または要素技術の検証に関する提案を求め、当該工事での実施の妥当性等について評価する。契約後、提案に基づき施工を実施し、当該工事の品質向上等の他に公共工事に及ぼす影響等を検証する。
6)直轄工事における新技術の原則化5)の方式に加え、NETIS登録技術やICT活用等の新技術を取り入れた工事発注とする。
1.品質の確保・向上に向けて
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
【参考】 令和2年度のテーマ(調整中):NATM関連、PC橋関連、鋼橋関連
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1.品質の確保・向上に向けて
7)災害対策関係功労者表彰の評価【新規】近年、全国各地で大規模災害が発生し、北陸管内を主として、拠点を置いている企業でも、出水対応や応急復旧対応のため、被災地へ派遣かつ災害対応活動を実施していただいている。
北陸地方整備局では、甚大な被害をもたらした災害において、長期にわたり全国各地方整備局等のTEC-FORCE などが活動した地域において、災害対応にあたった団体又は会社を「災害対策関係功労者」として表彰する制度を令和元年度に新たに「災害対策関係功労者表彰」として創設したことから、該当企業等に対し、総合評価において加算点の対象とする。
【令和元年度表彰の対象者】令和元年度台風19号(令和元年東日本台風)で甚大な被害が発生した千曲川流域において、災害対応に当たった企業等。北陸地方整備局長からの災害対策関係功労者表彰企業(表彰者団体数;169者)
【評価の考え方】○令和元年度表彰 ⇒ 令和2年4月~令和4年7月まで(2年4ヶ月)の間、加算点対象。
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
一般土木工事等(舗装工事以外)
舗装工事一般土木工事等(舗装工事以外)
舗装工事
計 20 20 20 20 15 15
同種工事の施工実績 4 4 (5) 3 4 (5) 3 8
工事成績 5 5 3 5 5 6
WLB等認定 1
成績優秀企業・ICT認定企業 1 1 1 1 1
優良工事表彰・災害対策関係功労者表彰 2 2 2 2 2
安全管理優良受注者表彰 1 1 1 1 1
ICT技術の活用 (注3)
新技術に対する取り組み (注4) 1 1 1 1
優良下請け表彰企業活用 1 1
登録基幹技能者配置 1 1
(地元企業活用)又は(若手・女性技術者配置) (注5) 1 1
地域精通度 1 1 (-) 1 1 (-)
地域貢献度(A) ※地域内 災害対応功労者感謝状も対象
地域貢献度(B) ※地域外 災害対応功労者感謝状も対象
企業の施工能力等
別途「国土交通省直轄工事における総合評価落札方式の運用ガイドライ
ン」による
2
3 3 3 3
評価項目
低い ← 工事技術的難易度 → 高い
施工能力評価型 技術提案評価型
Ⅱ型 Ⅰ型
(WTO対象外) S型(WTO) S型<段階選抜>
A型
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令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
災害対策関係功労者表彰の評価
【災害対策関係功労者表彰の有無による加点評価】(新規)
○北陸地方整備局長からの災害対策関係功労者表彰に基づく評価 (+2)
※近年、全国各地で発生している激甚災害レベルの地震、台風、豪雨被害を受け、 「企業の施工能力等」 として災害時の活動実績に伴う表彰に重みをつけることが、今後同様な対応を求めた場合に、企業の工事の施工体制及び工事目的物の品質向上に期待できる。
※優良工事表彰と同水準の価値であるものとして、評価の対象とする。※優良工事表彰(局長)と災害対策関係功労者表彰(局長)は同じ加算点とするが、重複して評価しない。
「企業の施工能力等」配点(項目)基準(案)
令和2年度 北陸地方整備局 総合評価落札方式 配点(項目)基準
一般土木工事等(舗装工事以外)
舗装工事一般土木工事等(舗装工事以外)
舗装工事
計 20 20 20 20 15 15
同種工事の施工実績 4 4 (5) 3 4 (5) 3 8
工事成績 5 5 3 5 5 6
WLB等認定 1
成績優秀企業・ICT認定企業 1 1 1 1 1
優良工事表彰・災害対策関係功労者表彰 2 2 2 2 2
安全管理優良受注者表彰 1 1 1 1 1
ICT技術の活用 (注3)
新技術に対する取り組み (注4) 1 1 1 1
優良下請け表彰企業活用 1 1
登録基幹技能者配置 1 1
(地元企業活用)又は(若手・女性技術者配置)(注5) 1 1
地域精通度 1 1 (-) 1 1 (-)
地域貢献度(A) ※地域内 災害対応功労者感謝状も対象
地域貢献度(B) ※地域外 災害対応功労者感謝状も対象
計 20 20 20 20 15 15
同種工事の施工経験 5 3 5 3 4 6
同種工事の施工経験の立場 2 2 2 2 2 3
同種工事の施工経験の地域精通度 1 1 1 1
舗装施工管理技術者資格の有無 2 2
工事成績 8 8 8 8 6 6
優良工事技術者表彰等 3 3 3 3 3
継続教育の取組状況(技術研鑽度評価含む) 1 1 1 1
計 0 0 10 10 30 60
施工計画テーマ・技術提案課題 10 10 30 60
40 40 50 50 60段階選抜:30総合評価:60
評価項目
低い ← 工事技術的難易度 → 高い
施工能力評価型 技術提案評価型
Ⅱ型 Ⅰ型 (WTO対象外)S型
(WTO) S型<段階選抜>
A型
(注1) ・評価項目で該当が無い場合は、削除する。なお、その場合は、合計点が下がる。(注2) ・特定専門工事審査型は別途配点とする。(注3) ・ICT技術の活用は、ICT技術活用対象工事:施工プロセス全部で活用する場合のみ2点とする。
(注4) ・評価対象の新技術は、入札説明書に示すテーマに対してのNETIS登録技術とする。(注5) ・一般土木工事の場合、地元企業活用は3億円以上、若手・女性技術者配置は6千万円以上2億円未満が対象となる。(注6) ・舗装工事(Aランク)の場合、企業の施工能力等の「地域精通度」は、評価対象外とし、同種工事の施工実績は( )書きの配点とする。
別途「国土交通省直轄工事における総合評価落札方式の運用ガイドライン」に
よる
2
3 3 3 3
企業の施工能力等
配置予定技術者の
施工能力等
施工計画又は
技術提案
計
8
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
参考:各種表彰等と総合評価における評価(配点)の関係
優良工事に従事した監理技術者・主任技術者
優良技術者表彰 (現場代理人、監理(主任)技術者)
企 業 に対する評価(配点)
技術者に対する評価(配点)
「等」は優良工事に従事した監理技術者や主任技術者を示す
インセンティブ無名誉のみ
優良下請技術者表彰
重複して加算しない
重複して加算しない
【配点】局長2点
又は
事務所長1点
【配点】局長3点
又は
事務所長1点
安全管理優良表彰
優良下請企業表彰
成績優秀企業認定
ICT活用工事優秀企業認定
優良工事表彰
災害対策関係功労者表彰
重複して加算しない
1)台風19号による災害復旧事業(関連含む)の推進【新規】(千曲川河川事務所等における災害復旧工事の運用)
○災害復旧工事における一般土木工事の発注標準と総合評価の加算点千曲川河川事務所において一般土木工事で発注する災害復旧工事については、以下により発注することができる。
①競争参加資格者は、一般土木相当級+下位等級とし、一般土木の工事規模4.5億円未満はC等級を算入、1.6億円未満はD等級を算入することができる。
②総合評価落札方式における加算点評価【B等級+C等級工事】<企業評価> 長野県内施工実績かつ、同種性の高い工事を最も優位に評価。
(地域精通、地元対応の観点から優位評価)<技術者評価>長野県内施工実績かつ、同種性の高い工事を最も優位に評価。
(地域精通、地元対応の観点から優位評価)【C等級+D等級工事】<企業評価> ○○建設事務所管内施工実績かつ、同種性の高い工事を最も優位に
評価。(地域精通、地元対応の観点から優位評価)<技術者評価>○○建設事務所管内施工実績かつ、同種性の高い工事を最も優位に
評価。(地域精通、地元対応の観点から優位評価)
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2.競争性の確保・向上に向けて
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
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令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
千曲川河川事務所における発注標準の設定(災害復旧(大規模・関連含む))
(億円)
WTO(6.8)
(技術的難易度)
Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ
7.2
4.5
3
2
0.6
1.6
Ⅰ
A
C
D
B
B+C(評価;C優位)
※分任官
C+D(評価;D優位)
○ 一般土木工事において、工事規模4.5億円未満はCランクを算入、1.6億円未満はDランクを算入。
○ 上記の工事は、千曲川河川事務所(分任官)発注工事として入札手続きを実施。
○ 適用時期は、工事量等の状況を見ながら判断。
工事難易度評価より、Cランクくい上がり上限ラインと設定(4.5億円)
2級土木施工管理技術者が主任(監理)技術者に配置可能であることから、Dランクくい上がり上限ラインと設定(1.6億円)
本官対象案件
1.6
Dランク工事やD等級
を参集させる工事は、権限代行区間で県発注レベル工事内容を発注する場合に適用。
※WTO(6.9);R2.4~
1)台風19号による災害復旧事業(関連含む)の推進【新規】(千曲川河川事務所等における災害復旧工事の運用)
○災害復旧工事における一括審査方式の活用複数の同種工事を同時期に発注する場合、工事の品質確保と受発注者の負担軽減のため、提出する技術資料の内容を同一のものとする一括審査方式を試行できるが、総合評価落札方式(施工能力評価型Ⅰ型以上)で求める技術資料(施工計画の提案)については、「申請する工事のうち、1つの工事における工程表の立案」を施工計画のテーマとし、提出された工程表が妥当であれば10点を付与するものとする。
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2.競争性の確保・向上に向けて
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
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令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
災害復旧工事における一括審査方式の活用
○ 一括審査方式とは、総合評価落札方式において競争参加資格要件や技術提案又は施工計画のテーマを共通化できる複数工区の発注が同時期に予定されている場合、競争参加申込者が提出する技術資料(技術提案及び施工計画を含む。)の内容を同一のものとすることで、提出資料の簡素化を図るもの。
○ 発注者・受注者双方の業務負担の軽減を図るとともに、スピーディ-な予算の執行に寄与。
A工事 B工事 C工事
求める技術資料(技術提案又は施工計画を含む)は同じもの
競争参加資格要件等を共有化できる複数工事
発注者
受注希望者
希望する工事のみに提出することも可
3件の工事を1度に技術資料を提出
技術資料作成に対する負担軽減
技術資料のスピーディ-な審査・評価
●方式総合評価落札方式(施工能力評価型Ⅰ型)
●施工計画のテーマ「本工事における工程表の立案」
●評価提出された工程表の妥当性の有無
※令和2年6月末までに入札する工事を対象。(検討中)さらに、
技術資料のスピーディ-な審査・評価技術資料作成に対する負担軽減
台風19号による災害復旧工事のみ適用する方式
1)台風19号による災害復旧事業(関連含む)の推進【新規】(千曲川河川事務所等における災害復旧工事の運用)
○技術者(若手)登用実現工事の試行・一般土木工事で発注する災害復旧工事については、配置技術者を効率的に配置できるよう完成日間近の工事に従事している者が他の工事の入札に参加可能とする。また、技術者不足の背景から、1人の熟練技術者が2工事を兼務できる制度も試行する。
・当面の間、台風19号による災害復旧事業を推進するため、千曲川河川事務所発注工事のみ対象とし、試行開始時期は、災害復旧に関わる事業や工事量を勘案しながら、将来の改正建業法の施行を踏まえて、決定する。
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2.競争性の確保・向上に向けて
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
【目的】①主任(監理)技術者が働きやすい環境での技士補(若手)の積極的登用。②不調・不落対策(計画的な技術者の配置)。③計画的な工期設定(工事着手できない、現場作業は終わっているが完了検査まで日数のかかる工期の工事を解消)。
Case1.主任(監理)技術者A+技士補※4B (2名で1工事を担当するパターン)
準備期間 主要工種の施工期間 後片付け期間
◎◎◎◎改築工事
(監理技術者Aを専任するが、主要工種の施工期間終了後、その役割は技士補Bを配置。)
◎◎◎◎改築工事(監理技術者Aを専任。)
【運用に向けて】※1;本来、工事完成後に公告された工事に競争参加者可能だか、主要工種の施工期間終了後であれば、その工事に配置予定技術者
として、申請可能。(計画的、かつ効率的な技術者の配置)※2;監理技術者Aの交代時期は、主要工種の工事が終了した時期とし、専任を外れても当該工事の監理技術者として指導を継続する。※3;当該工事の完成時の工事検査は受検必須。※4;技士補の要件(資格制度ができるまでの当面の運用)は、①年齢35歳以下、②技術士または一、二級土木施工管理技士(技士補
試験後は要検討)、③担当技術者として同種工事の経験を保有。※5;公告された工事の競争参加資格の技術審査への対応やCORINSへの登録方法や工事カルテの記載について運用を整理。
監理技術者A専任期間
監理技術者A専任期間
技士補B配置期間
他の工事の入札に参加可能
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準備期間 主要工種の施工期間 後片付け期間入札手続期間
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
技術者(若手)登用実現工事<交替型>の試行 試行開始時期;検討中
【目的】①主任(監理)技術者が働きやすい環境での技士補(若手)の積極的登用。②不調・不落対策(計画的な技術者の配置)。③計画的な事業進捗(技術者不足を解消)。
Case2.主任(監理)技術者A+技士補※4B (2名で2工事を担当するパターン)
準備期間 主要工種の施工期間 後片付け期間
○○維持管理工事(主任技術者Aを配置するが、その役割は技士補Bを専任。)
準備期間 主要工種の施工期間 後片付け期間
【運用に向けて】※1;維持管理工事の難易度により監理技術者の負担増になるため、主要工種が平行作業の場合、マネジメント監理や責任分担の観点
から兼務型の試行対象としない。※2;改築工事は、土工主体なものとし、比較的難易度の低い工事を想定。※3;残業規制を踏まえ、特に技術者Aの仕事量が過度に増えることのないよう社内バックアップ体制の構築を求める。※4;技士補の要件(資格制度ができるまでの当面の運用)は、①年齢35歳以下、②技術士または一、二級土木施工管理技士(技士補
試験後は要検討)、③担当技術者として同種工事の経験を保有。
主任技術者A配置期間
監理技術者A専任期間
技士補B専任期間 主任技術者の立場として「○○維持管理工事」の施工実績として認める。
※主任技術者Aと監理技術者Aは同一人物。※○○維持管理工事と◎◎◎◎改築工事の関係は、同一事務所発注で同一出張所管範囲内とする。
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◎◎◎◎改築工事(監理技術者Aを専任。)
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
技術者(若手)登用実現工事<兼務型>の試行 試行開始時期;検討中
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2)自治体実績評価型及びチャレンジ型の試行【継続】
○自治体の工事成績を評価する「自治体実績評価型」の試行を継続
○「自治体実績評価型」総合評価落札方式の試行対象工事(下記のいづれかの要件の場合)
➀かつて直轄管理区域がなかった地域で、国の工事実績を有する企業が限定されることから、競争性を高めることが必要とされる工事に適用。
➁工事の入札参加者が少ないことから、競争性を高めることが必要とされる工事に適用。
➂その他、災害関連の工事や競争性を高めることが必要とされる工事に適用。
○評価手法・自治体の優良工事表彰も工事成績同様に評価加点行う。【継続】
・さらに、競争性確保を向上させるため、自治体実績評価型を実施する場合、地域貢献度を評価対象外とすることができる。(チャレンジ型の試行) 【継続(R1~)】※評価項目一覧は、p.23参照。
2.競争性の確保・向上に向けて
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
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3)競争参加資格要件の緩和【継続】
○工事難易度が比較的低い(工事難易度Ⅱ以下)場合は、競争参加資格要件である企業と技術者の過去の工事経験に対し、以下のとおり、緩和を認めることができる。
【企業】通常;発注しようとする工事の同種で、施工量の最低規模を実績として求める。
緩和;発注しようとする工事の同種とするが、施工量(規模)は求めない。
【技術者】通常;発注しようとする工事の同種で、施工量の最低規模を実績として求める。
緩和;過去15年間の公共工事(発注機関及び工事種別は限定しない。)に主任(監理)技術者または現場代理人として、従事した実績があればよい。
2.競争性の確保・向上に向けて
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
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3) 競争参加資格要件の緩和【継続】
○要件緩和を行った工事では、以下の評価項目と内容において、同種性の評価を行う。<施工能力評価型Ⅱ型の例>
(1)企業の施工能力(同種工事の施工実績)過去15ヶ年に元請として完成した同種工事の施工実績
【例】 掘削○○○○m3の場合・より同種性が高い施工実績(4点)・・・・ ○○○○m3以上の実績・同種性が高い施工実績(2点)・・・・□□□□m3以上○○○○m3未満の実績・同種性が認められる施工実績(0点)・・・・掘削の実績
→ 要件緩和された施工実績を持つ競争参加資格者は、欠格とはならない。
(2)配置予定技術者の施工能力過去15ヶ年に元請として完成した同種工事の施工経験
【例】 掘削○○○○m3の場合・より同種性が高い施工実績(5点)・・・・ ○○○○m3の実績・同種性が高い施工実績(3点) ・・・・掘削の実績
・同種性が認められる施工実績(0点)・・・・公共工事の実績
→ 要件緩和された施工実績を持つ競争参加資格者は、欠格とはならない。
2.競争性の確保・向上に向けて
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
4)段階的選抜方式(WTO対象案件)の試行【継続】多数の競争参加者が予測される工種等において実施している段階的選抜方式において、一般土木A等級等の工事でWLB(担い手育成)認定企業を評価項目に加え、段階的選抜方式を拡大する。(対象:一般土木A、建築A、港湾土木A(政府調達協定対象工事)等)段階的選抜方式は、受発注者双方の事務量の軽減を目的とする一方で、選抜者の固定化が懸念されることから、選抜者数を15者とする。なお、段階的選抜方式の対象とする場合、2課題10事項の技術提案数の設定も勘案して試行する。
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2.競争性の確保・向上に向けて
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
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1)技術の研鑽度評価の試行【拡大】継続教育の取組状況として、CPD及びCPDSの単位取得に加え、技術論文等も評価の対象に拡大する。技術論文等としては、配置予定技術者本人が執筆した工事における技術開発、創意工夫等で、技術雑誌や学会論文で公開されたものとする。なお、評価対象論文等は、北陸地方整備局管内の話題を中心とした書物や雑誌とする。また、試行対象は、総合評価落札方式施工能力評価型Ⅰ型およびⅡ型とする。
○評価対象技術論文等「北陸の建設技術」技術レポート「北陸地方整備局事業研究発表会」発表論文「北陸道路舗装会議」「北陸橋梁保全会議」「建設技術報告会」技術報文※民間企業が発刊する技術雑誌等は対象外(○○技報、企業名入り雑誌)。※複数名の発表資料等で、連名論文などの場合、筆頭投稿者のみ対象。※工事ごとの競争参加資格条件(入札説明書等)に、上記の評価対象論文リストを掲載。
2)専任指導者制度の試行【継続】経験の少ない配置予定技術者に専任指導者を付け、その専任指導者の実績等を評価する専任指導者制度の試行を継続する。
3)若手・女性技術者活躍型の試行【継続】若手技術者及び女性技術者の経験・技術力の取得、合わせて就労環境改善を図るため、担当技術者の配置を評価する試行を継続する。
3.担い手の確保・育成に向けて
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
配置予定
技術者(若手)
専任指導者
(ベテラン)
配置予定
技術者(若手)
専任指導者
(ベテラン)
配置予定技術者の施工経験 左記、施工経験の立場
① 過去15年間の同種工事
➁ 過去5年間の国土交通省所掌工事
①➁のいずれか
過去15年間の同種工事
過去5年間の北陸地整所掌工事
過去5年間の県・政令市発注(1千万円以上)工事
①➁➂のいずれか
主任(監理)技術者、現場代理人、担当技術者
主任(監理)技術者、現場代理人
主任(監理)技術者、 ➀現場代理人、担当技術者
主任(監理)技術者、 ➁現場代理人、担当技術者
主任(監理)技術者 ➂
地域要件が広域 地域要件が狭域
※➁は、専任指導者制度として緩和している要件
(通常工事は①のみ)
<専任指導者の要件>a) 1級土木施工管理技士b) 過去15年の同種工事c) (監理技術者の場合)
監理技術者資格者証、監理技術者講習修了証
競争参加資格での地域要件
若手技術者の更なる登用を促すため、地域要件に応じて配置予定技術者の施工経験と立場を緩和。
配置予定技術者の施工経験 左記、施工経験の立場
※➁➂は、専任指導者制度として緩和している要件
(通常工事は①のみ)
若手技術者・担い手育成【専任指導者制度】H29:名称変更「専任補助者」⇒「専任指導者」
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一般土木工事で3億円以上の工事を想定
一般土木工事で2億円以上3億円未満の工事を想定
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
工事の規模・難易度
技術者のスキルアップ(育成)
入職~資格取得 配置技術者養成
専任指導者制度
若手・女性技術者活躍型○施工能力評価型Ⅰ型○担当技術者を配置する場合に総合評価で加点
(資格・経験は不問。男性技術者は30歳以下)○工期の1/2以上配置
※若手及び女性技術者の育成を促す工事(試行)の経緯H28. 4 試行開始
○若手技術者の更なる登用を促すため、配置要件は専任指導者とし、施工経験と立場を総合評価で加点
○工事規模により、地域要件の広域・挟域が設定され、この設定に応じ、配置予定技術者の施工経験と立場を緩和
※専任指導者制度(試行)の経緯H24.10 試行開始H29. 4 「専任指導者制度」に改称(補助者→指導者)
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専任指導者制度の試行、若手・女性技術者活躍型の試行
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
令和2年度 北陸地方整備局 総合評価落札方式 配点(項目)基準 (案)
一般土木工事等(舗装工事以外)
舗装工事一般土木工事等(舗装工事以外)
舗装工事
計 20 20 20 20 15 15
同種工事の施工実績 4 4 (5) 3 4 (5) 3 8
工事成績 5 5 3 5 5 6
WLB等認定 1
成績優秀企業・ICT認定企業 1 1 1 1 1
優良工事表彰・災害対策関係功労者表彰 2 2 2 2 2
安全管理優良受注者表彰 1 1 1 1 1
ICT技術の活用 (注3)
新技術に対する取り組み (注4) 1 1 1 1
優良下請け表彰企業活用 1 1
登録基幹技能者配置 1 1
(地元企業活用)又は(若手・女性技術者配置) (注5) 1 1
地域精通度 1 1 (-) 1 1 (-)
地域貢献度(A) ※地域内 災害対応功労者感謝状も対象
地域貢献度(B) ※地域外 災害対応功労者感謝状も対象
計 20 20 20 20 15 15
同種工事の施工経験 5 3 5 3 4 6
同種工事の施工経験の立場 2 2 2 2 2 3
同種工事の施工経験の地域精通度 1 1 1 1
舗装施工管理技術者資格の有無 2 2
工事成績 8 8 8 8 6 6
優良工事技術者表彰等 3 3 3 3 3
継続教育の取組状況(技術研鑽度評価含む) 1 1 1 1
計 0 0 10 10 30 60
施工計画テーマ・技術提案課題 10 10 30 60
40 40 50 50 60段階選抜:30総合評価:60
(注4) ・評価対象の新技術は、入札説明書に示すテーマに対してのNETIS登録技術とする。(注5) ・一般土木工事の場合、地元企業活用は3億円以上、若手・女性技術者配置は6千万円以上2億円未満が対象となる。(注6) ・舗装工事(Aランク)の場合、企業の施工能力等の「地域精通度」は、評価対象外とし、同種工事の施工実績は( )書きの配点とする。
企業の施工能力等
配置予定技術者の
施工能力等
施工計画又は
技術提案
計
(注1) ・評価項目で該当が無い場合は、削除する。なお、その場合は、合計点が下がる。(注2) ・特定専門工事審査型は別途配点とする。(注3) ・ICT技術の活用は、ICT技術活用対象工事:施工プロセス全部で活用する場合のみ2点とする。
別途「国土交通省直轄工事における総合評価落札方式の運用ガイドライ
ン」による
2
3 3 3 3
評価項目
低い ← 工事技術的難易度 → 高い
施工能力評価型 技術提案評価型
Ⅱ型 Ⅰ型
(WTO対象外) S型(WTO) S型<段階選抜>
A型
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4.R2年度の施工能力評価型Ⅰ型Ⅱ型の評価項目と配点(案)
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
5.多様な入札契約制度の取り組み
1)新技術の活用促進施策(新技術活用促進総合評価落札方式)
令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
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令和2年度 工事の総合評価落札方式 実施計画(素案)【工事関係】
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2)ECI方式の試行
目 次 【業務関係】
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1.品質の確保・向上に向けて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P27~311)低入札対策「履行確実性の審査」【継続】2)災害対策関係功労者表彰の評価【新規】3)河川技術者資格保有者の加点(試行)【新規】
2.担い手の確保・育成に向けて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P32~331)総合評価1:3における「評価テーマ1課題」の試行【継続】2)ダイバーシティー推進型業務委託の試行【拡大】3)若手技術者育成支援〔総合評価落札方式(自主的照査併用型)の推進〕【継続】4)地域企業活用〔総合評価落札方式(簡易特別型)の推進〕【継続】
3.R2年度の総合評価落札方式・プロポーザル方式の評価項目と配点(案) ・ ・ P34
4.働き方改革に対応した取り組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・ P35~361)効率的な業務履行体制による適切な執行等
令和2年度 業務の実施計画(素案)
1.品質の確保・向上に向けて1)低入札対策「履行確実性の審査」【継続】
総合評価落札方式で発注する業務のうち、予定価格が1,000万円を超える業務、及び予定価格が1,000万円以下の簡易型、簡易特別型について、低入対策として履行確実性の審査継続する。
2)災害対策関係功労者表彰の評価【新規】近年、全国各地で大規模災害が発生し、北陸管内を主として、拠点を置いている企業でも、出水対応や応急復旧対応のため、被災地へ派遣かつ災害対応活動を実施していただいている。北陸地方整備局では、甚大な被害をもたらした災害において、長期にわたり全国各地方整備局等のTEC-FORCE などが活動した地域において、災害対応にあたった団体又は会社を
「災害対策関係功労者」として表彰する制度を令和元年度に新たに「災害対策関係功労者表彰」として創設したことから、該当企業等に対し、総合評価において加算点の対象とする。
【令和元年度表彰の対象者】令和元年度台風19号(令和元年東日本台風)で甚大な被害が発生した千曲川流域において、災害対応に当たった企業等。
北陸地方整備局長からの災害対策関係功労者表彰企業(表彰者団体数;169者)
【評価の考え方】
令和元年度表彰 ⇒ 令和2年4月~令和4年7月まで(2年4ヶ月)の間、加算点対象。
【業務関係】
27
28
災害対策関係功労者表彰の評価
【災害対策関係功労者表彰の有無による加点評価】(新規)
○北陸地方整備局長からの災害対策関係功労者表彰に基づく評価 (+5)
※近年、全国各地で発生している激甚災害レベルの地震、台風、豪雨被害を受け、 「企業の経験及び能力」として災害時の活動実績に伴う表彰に重みをつけることが、今後同様な対応を求めた場合に、企業の業務の履行体制及び成果品の品質向上に期待できる。
※優良業務表彰と同水準の価値であるものとして、評価の対象とする。※優良業務表彰(局長)と災害対策関係功労者表彰(局長)は同じ加算点とするが、重複して評価しない。
業務委託配点表
令和2年度 業務の実施計画(素案) 【業務関係】
技術部門登録 5
同種又は類似業務等の実績内容 5
災害協定に基づく活動実績 5
業務成績(過去4年間) 30
優良業務表彰(過去2年間)【①局長表彰 ②事務所長表彰】※災害対策関係功労者表彰も局長表彰と同じ加算点
① 5② 3
技術者資格 5
同種又は類似業務等の実績内容 5
地域精通度(当該事務所周辺での受注実績)
5
業務成績(過去4年間) 30
優良業務表彰(過去4年間)【①局長表彰 ②事務所長表彰】① 5② 3
指名段階
資格・実績
成績・表彰
参加表明者
成績・表彰
資格・実績
予定技術者
評価段階 評価対象 評価項目 配点表
建設コンサルタント登録等 5
同種又は類似業務等の実績の内容 5
地域貢献度(災害協定に基づく実績) 5
業務成績(過去4年間) 30
優良業務表彰・災害対策関係功労者表彰(過去2年間) 5
技術者資格 5
同種又は類似業務等の実績の内容 5
地域精通度(当該事務所周辺の受注実績) 5
業務成績(過去4年間) 30
優良業務表彰(過去4年間) 5
100
技術者資格 5
同種又は類似業務等の実績の内容 10
地域精通度(当該事務所周辺の受注実績) 10
業務成績(過去4年間) 20
優良業務表彰(過去4年間) 5
目的、条件、内容の理解 15
実施手順の妥当性 10
業務量把握の妥当性 10
地域の実情にあった提案 15
100
入札段階
予定技術者
実施方針
配点合計
指名段階
参加表明者
予定管理技術者
配点合計
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令和2年度 業務の実施計画(素案)
参考:各種表彰等と総合評価における評価(配点)の関係
配点は下表のとおり
※優良技術者表彰以外のインセンティブは無
総合評価落札方式の評価内容、配点下記業種区分ごとに表彰実績を評価
優良業務表彰
下記業種区分ごとに表彰実績を評価
(配点:局長5、事務所長3)
(配点:局長5、事務所長3)
管理技術者
担当技術者
局長 3 2
事務所長
2 1
(例)管理技術者、担当技術者のいずれも局長表彰実績がある場合は、3+2=5点
優良技術者表彰
土木関係建設コンサルタント業務測量地質調査業務補償関係コンサルタント業務建築関係建設コンサルタント業務
業種区分
土木関係建設コンサルタント業務測量地質調査業務補償関係コンサルタント業務建築関係建設コンサルタント業務
業種区分
予定価格が4,000万円以上の場合及び連記業務の場合、全国の地整等の表彰が有効。予定価格が4,000万円未満の場合は、北陸地整の表彰のみ有効。※インセンティブは、港湾関係を除き、
新規 R2.4.1~
【業務関係】
重複して加算しない
災害対策関係功労者表彰
令和2年度 業務の実施計画(素案)
1.品質の確保・向上に向けて
3)河川技術者資格保有者の加点(試行)【新規】近年、災害の激甚化や河川施設の老朽化が懸念されているなか、長大な延長を有する堤防や河道の維持管理をこれまで以上に着実に行っていく必要がある。これからの河川の維持管理の水準を確保・向上していくために、専門技術を持つ技術者として、河川技術者資格(河川維持管理技術者、河川点検士)制度が設けられている。
定期横断測量や流量観測は「測量」として業務発注をしており、作業内容を鑑みると、河川技術者資格の登用により、成果の品質向上に寄与することから、総合評価落札方式の
「技術者の能力等」の評価は、測量士に加えて、河川維持管理技術者や河川点検士を保有する技術者に対し、優位に評価する。
【業務関係】
30
令和2年度 業務の実施計画(素案)
河川技術者資格保有者の加点(試行)
【業務関係】
〇河川定期横断測量及び流量観測は、堤防や河道の横断測量、流水の状況等を現場にて定期的に実施するものであり、測量士に加えて、河川維持管理技術者や河川点検士を保有する技術者を配置する場合、総合評価落札方式の「技術者の能力等」の評価で優位とする。
〇河川管理に関する応用的技術や知識、経験を有する技術者の配置により、成果の品質向上が図られ、予防保全やその河川の維持管理計画に反映することに期待される。
■従来の評価(指名段階) ■今後の評価(案)(指名段階)
分類 評価項目 判断基準 配点 小計
企業の能力等
同種・類似業務 8点
50点地域貢献度 7点
業務成績 30点
業務表彰 5点
技術者の能力等
技術者資格 測量士 必須
50点業務実績 8点
地域精通度 7点
業務成績 30点
業務表彰 5点
合 計 100点
判断基準 配点 小計
8点
50点7点
30点
5点
①測量士かつ河川維持管理技術者(3点)
②測量士かつ河川点検士(1点)
③測量士を有する(0点)
④上記以外は指名しない
3点
50点7点
5点
30点
5点
100点
31
令和2年度 業務の実施計画(素案)
2.担い手の確保・育成に向けて1)総合評価1:3における「評価テーマ1課題」の試行【継続】
品質を確保しつつ競争参加者の負担を軽減するため、「評価テーマを1課題とし、評価項目の配点割合を1:2とする業務」の試行を継続する。
2)ダイバーシティー推進型業務委託の試行【拡大】女性・若手技術者の登用を推進すると共に、技術者の多様性(経験年数、価値観等)
を活かした業務成果の品質向上のため、業務を実施する技術者(管理・担当)の配置構成(年齢、性別)に応じて評価する業務の試行を継続する。
なお、試行対象は、「計画・検討業務のうち、2,000万円以下」に対し、すべての土木関係コンサルタント業務に拡大する。
3)若手技術者育成支援〔総合評価落札方式(自主的照査併用型)の推進〕【継続】3ステージ・アクションの一つとして、予定管理技術者に経験の少ない若手を配置し、
加えて品質を担保するため自主的にベテランの照査技術者(自主的照査技術者)を配置すれば総合評価で加点する。
4)地域企業活用〔総合評価落札方式(簡易特別型)の推進〕【継続】地域防災の担い手確保として、地元企業の受注機会を創出するため、定常的又は簡易
な業務について、地域要件を「当該県内に本店を有する」とした試行を継続する。対象業務の予定価格については、H30年度より2千万円以下に拡大しており、継続
する。
【業務関係】
32
33
建設コンサルタント業務等の品質確保には、業務を実施する技術者の多様性(経験年数、価値観等)が有効な場合があります。また、担い手の確保・育成のためにも、女性・若手技術者を積極的に配置がすることが必要です。これらを踏まえ、女性・若手技術者を含む多様性を加味した技術者の配置により、業務成果の品質向上を図る「ダイバーシティー推進型」業務を試行。
<対象業務>プロポーザル方式により発注する概ね予定価格2,000万円程度以下の
「計画・検討系業務」等を対象とする。※各事務所1件以上(総合事務所においては治水・道路毎に1件以上) 試行
【拡大】R2~プロポーザル方式により発注する土木関係コンサルタント業務を対象とする。※各事務所1件以上(総合事務所においては治水・道路毎に1件以上) 試行
<評価方法>配置予定技術者の構成(年齢、性別)に応じて評価し、管理技術者、担当
技術者(登録順位の上位2名までが対象)の構成により、実施方針の「その他(地域の実情にあった提案)」の10点満点のうち、「多様性」に最大5点を分配する。
【多様性5点】次の全ての要件を満たし、かつ管理技術者を含めた技術者を3名以上配置
している。①女性技術者を配置している。②若手技術者(30歳以下)を配置している。③配置予定技術者の最年長と最年少の年齢差が20歳以上である。
【多様性2点】次の全ての要件を満たし、かつ管理技術者を含めた技術者を3名以上配置
している。①女性技術者を配置している。②若手技術者(35歳以下)を配置している。③配置予定技術者の最年長と最年少の年齢差が15歳以上である。
※年齢評価の考え方当初設定する履行期限(工期の末日)時点の年齢で評価する。
「多様性5点」の例
「多様性2点」の例
担当(男性)35歳
管理(男性)50歳 管理(男性)55歳 管理(女性)45歳
担当(男性)30歳
担当(男性)50歳担当(男性)40歳
担当(女性)30歳 担当(男性)30歳
担当(女性)35歳
(例1)
(例1)
(例2)
(例2)
(例3)
(例3)
管理(男性)50歳 管理(男性)55歳 管理(女性)45歳
担当(男性)50歳担当(男性)40歳
担当(女性)40歳
担当(女性)40歳
担当(男性)35歳
令和2年度 業務の実施計画(素案)
ダイバーシティー推進型業務について
【業務関係】
評価項目 プロポーザル
技術者資格 4
同種又は類似業務等の実績の内容 8
地域精通度(当該事務所周辺の受注実績) 8
業務成績(過去4年間) 24
業務表彰(過去4年間) 6
目的、条件、内容の理解 10
実施手順の妥当性 10
業務量把握の妥当性 10
業務に関する知識 10
地域の実情にあった提案 10
評価テーマ
実施方針
予定技術者
配点合計 200
技術提案書の特定
100
評価項目 プロポーザル
建設コンサルタント登録等 5
同種又は類似業務等の実績の内容 10
業務成績(過去4年間) 30
優良業務表彰・災害対策関係功労者表彰(過去2年間) 5
技術者資格 5
同種又は類似業務等の実績の内容 5
地域精通度(当該事務所周辺の受注実績) 5
業務成績(過去4年間) 30
業務表彰(過去4年間) 5
技術提案書の提出者 選定
参加表明者
予定管理技術者
配点合計 100
評価項目簡易型(1:1)
標準型(1:2)
技術者資格 5 6
同種又は類似業務等の実績の内容 10 12
地域精通度(当該事務所周辺の受注実績) 10 12
業務成績(過去4年間) 20 26
業務表彰(過去4年間) 5 10
目的、条件、内容の理解 15 18
実施手順の妥当性 10 12
業務量把握の妥当性 10 12
地域の実情にあった提案 15 18
的確性 - 28
実現性 - 28
独創性 - 18
100 200
入札段階
予定技術者
実施方針
評価テー
マ
配点合計
評価項目簡易型(1:1)
標準型(1:2)
建設コンサルタント登録等 5 5
同種又は類似業務等の実績の内容 5 5
地域貢献度(災害協定に基づく実績) 5 5
業務成績(過去4年間) 30 30
優良業務表彰・災害対策関係功労者表彰(過去2年間) 5 5
技術者資格 5 5
同種又は類似業務等の実績の内容 5 5
地域精通度(当該事務所周辺の受注実績) 5 5
業務成績(過去4年間) 30 30
業務表彰(過去4年間) 5 5
100 100
指名段階
参加表明者
予定管理技術者
配点合計
34
○総合評価落札方式(簡易公募型1:1、通常型1:2)の評価項目と配点(案)
○プロポーザル方式の評価項目と配点(案)
3.R2年度の総合評価落札方式・プロポーザル方式の評価項目と配点(案)
令和2年度 業務の実施計画(素案) 【業務関係】
令和2年度 業務の実施計画(素案)
4.働き方改革に対応した取り組み
1)効率的な業務履行体制による適切な執行等
①ウィークリー・スタンスの徹底【継続】・一週間における受発注者相互ルールや約束事、スタンスを目標として定め、計画的に業務を履行し業務環境等を改善。
【対象業務】測量業務、地質調査業務、土木関係建設コンサルタント業務
②適切な履行期間の設定【継続】・品質確保の観点から、必要な履行期間の確保に留意し履行期限が年度末(2~3月)に集中することがないよう平準化に取り組む。
③業務発注時の設計図書作成(条件明示の徹底)【継続】・発注者の条件明示の遅延等による履行期限圧迫、作業の手戻り等を回避し、業務成果品質確保を図る。
④業務のWEB会議の試行について【新規】
・打合せ時などの移動時間を減らすために、スケジュール調整により、TV会議システ
ム、Web会議等で打合せを実施。(設計図書、協議書類、打合せ書類、設計図面の
紙ベースの書類を減らし、電子化媒体を活用。)
→ 成果品の品質確保、並びに担い手の確保・育成に向けた就業環境の改善に繋がる。
35
【業務関係】
令和2年度 業務の実施計画(素案) 【業務関係】
36
業務のWEB会議の試行について