～ 北九州スマートコミュニティ創造事業 ～

2013年10月29日2013年10月29日

北九州市長 北橋 健治

第１セッション第１セッション（プロジェクトの紹介）（プロジェクトの紹介）（プロジェクトの紹介）（プロジェクトの紹介）

市市の概要の概要 市市の概要の概要

実証実証事業の概要事業の概要

実証実証システムの概要システムの概要

ダイナミックプライシングダイナミックプライシング

これまでの実証結果これまでの実証結果 これまでの実証結果これまでの実証結果

北九州市の概要

大連Kitakyushu

Airportソウル

大連

１０００ｋｍ

東京

北九州

東京

上海

⼈⼝: ９6．8万⼈ 、⾯積: ４８８km2

近代産業発祥の地・北九州

官営⼋幡製鐵所 TOTO 安川電機

東洋初の本格製鐵所の⽴地以降、様々な産業が誕⽣と⽇本の近代化に貢献東洋初の本格製鐵所の⽴地以降、様々な産業が誕⽣と⽇本の近代化に貢献

⾨司港（1935） 太⼑浦コンテナターミナル⾨司港（1935）

アジアとの近接を活かした国際貿易太⼑浦コンテナタ ミナル

灰色のまちから緑のまちへ

19601960年代年代 現現 在在19601960年代年代 現現 在在

灰色灰色のまちからのまちから灰色灰色のまちからのまちから

緑のまちへ緑のまちへ

北九州スマートコミュニティ創造事業＜概要＞

スマ トグリッドスマートグリッド

スマートメータ

事業期間：平成22年度〜26年度（次世代エネルギー・社会システム実証地域）事業期間：平成22年度 26年度（次世代エネルギ 社会システム実証地域）事業費 ：１６３億円実施主体：北九州スマートコミュニティ創造協議会 ７３企業・団体

⺠間⺠間企業企業：新⽇鐵住⾦、富⼠電機、⽇本IBM、安川電機NTT⻄⽇本など６３社、⼤学⼤学：３⼤学、その他その他：７団体

北九州スマートコミュニティ創造事業＜概要＞

東⽥コジェネ

⽔素ステーション

地域節電所 電気⽔素⽔素

環境共⽣マンション（218⼾）

⽔素利⽤実証住宅（7⼾）

・産業リソースを地域で活⽤・産業リソースを地域で活⽤⇒⇒エネルギーの最適化エネルギーの最適化

・消費者が参加する・消費者が参加する新しいエネルギーシステムの構築新しいエネルギーシステムの構築

実証システムの概要＜ＣＥＭＳ関連＞

コミュニティ設置型蓄電池地域節電所（ＣＥＭＳ）

（300kW)

ＣＥＭＳの運⽤画⾯例（系統図） （需給運用計画）（運用計画ナビ） （需要予測）

実証システムの概要＜ＢＥＭＳ関連＞

ギ事業所におけるエネルギーマネジメント

事業所設置の蓄電池BEMS導⼊事業所

BEMS説明画⾯

実証システムの概要＜ＦＥＭＳ関連＞

⼯場におけるエネルギーマネジメント

FEMS導⼊⼯場 ⼯場に導⼊した太陽光発電FEMS導⼊⼯場 ⼯場に導⼊した太陽光発電

燃料電池フォークリフトFEMS画⾯

実証システムの概要＜交通関連＞

⽔素燃料⾃動⾞などを活⽤したエネルギーマネジメント

世界で初めてのFCV２H実証

アイドルストップ中の冷蔵冷凍⾞への給電実証

実証システムの概要＜ＨＥＭＳ関連＞

マンションに設置されたスマートメータと宅内表⽰器・電⼒使⽤量の⾒える化・電⼒使⽤量の⾒える化・ダイナミックプライシングによる電気・ダイナミックプライシングによる電気

料⾦変動のお知らせ料⾦変動のお知らせ

節電⾏動節電⾏動

宅内表⽰器 スマートメータスマ トメ タ

ダイナミックプライシング概要

平成25年度夏季料⾦表平成25年度夏季料⾦表

150円/kWh

1010倍倍

75円/kWh

100円/kWh

倍倍

50円/kWh

75円/kWh

15円/kWh

ピーク時間＜夏季＞ 昼間（13時〜17時）＜夏季＞ 昼間（13時〜17時）＜冬季＞ 朝・⼣（8時〜10時、18時〜20時）

これまでの実証結果

ダイナミックプライシング

平成24年度夏季からダイナミックプライシングを適⽤し 概ね20％のピークカット効果を確認21.1

22.0

ダイナミックプライシングピーク時間帯の節電効果

（速報値）

（％）

を適⽤し、概ね20％のピークカット効果を確認20.2

19.6

18 0

19.0

20.0

21.0

スタンフォード⼤学等から、学術的に精度の⾼い貴重なデータであると⾼く評価

15.0

16.0

17.0

18.0 H24度

夏H24度

冬H25度

夏

平成24年度夏季 平成24年度冬季 平成25年度夏季

CO2削減家庭部門におけるCO2排出量 業務部門におけるCO2排出量

2 000

2,500

3,000

家庭部門におけるCO2排出量

CO2排出量

120

140

160

業務部門におけるCO2排出量

CO2排出量28％減

50％減

-CO

2/㎡

年）

-CO

2/戸

・年

）

1,000

1,500

2,000

40

60

80

100 出

量原

単位

（ kg-

出量

原単

位（kg

-

⼀般街区 ⼀般街区

東⽥地区 東 地区

0

500

平成17年度 平成24年度0

20

40

平成17年度 平成24年度

CO

2排

出

CO

2排

出

東⽥地区 東⽥地区

第第２２セッションセッション（プロジェクトを通じた経済成長の可能性）（プロジェクトを通じた経済成長の可能性）（プロジェクトを通じた経済成長の可能性）（プロジェクトを通じた経済成長の可能性）

環境未来都市・グリ ンアジア国際戦略総合特区環境未来都市・グリ ンアジア国際戦略総合特区 環境未来都市・グリーンアジア国際戦略総合特区環境未来都市・グリーンアジア国際戦略総合特区

成長成長への具体的への具体的戦略戦略技術 究組合北九州 ト ミ 推進機構技術 究組合北九州 ト ミ 推進機構•• 技術研究組合北九州スマートコミュニティ推進機構技術研究組合北九州スマートコミュニティ推進機構

•• 城野地区ゼロ･カーボン先進街区城野地区ゼロ･カーボン先進街区•• アジア低炭素化アジア低炭素化センターセンター•• グリーンシティの輸出（スラバヤ市の事例）グリーンシティの輸出（スラバヤ市の事例）

水ビジネス水ビジネス

「国際戦略総合特区」「環境未来都市」に選定（H23.12）

地域や都市の中で⼈が輝く 賑わい 安

グリーンアジア国際戦略総合特区 北九州市環境未来都市

アジアの活⼒を取り込み アジアから世界に向けて 地域や都市の中で⼈が輝く、賑わい・安らぎ・活⼒のあるまちを⽬指す

アジアの活⼒を取り込み、アジアから世界に向けて展開し、アジアと共に成⻑することを⽬指す

本特区地域協議会・構成員【⾃治体】

福岡県・北九州市・福岡市【経済界】

(社)九州経済連合会(社)九州経済連合会福岡経済同友会福岡商⼯会議所北九州商⼯会議所

【⺠間企業】【⺠間企業】延べ300社以上

【⼤学、研究機関等】九州⼤学、九州⼯業⼤学、北九州市⽴⼤学、早稲⽥⼤学北九州市⽴⼤学、早稲⽥⼤学

総合特区事業が着実に進んでおり、今後、県内で

県・両政令市の共同事務局設置

800億円を超える設備投資が⾒込まれています（北九州市内では300億円超） 環境未来都市のイメージ

成長への具体的戦略＜①技術研究組合北九州ｽﾏｰﾄｺﾐｭﾆﾃｨ推進機構＞

名 称 ： 技術研究組合 北九州スマートコミュニティ推進機構名 称 ： 技術研究組合 北九州スマ トコミュニティ推進機構略 称 ： KSCoP理事⻑ ： 岩野 和⽣（東京⼯業⼤学客員教授）

ビ組合員 ： ㈱安川電機、富⼠電機㈱、⽇本アイ･ビー･エム㈱拠 点 ： 北九州市⼋幡東区東⽥

成長への具体的戦略＜②城野地区ゼロ･カーボン先進街区＞

城野地区ゼロ カ ボン先進街区への展開城野地区ゼロ・カーボン先進街区への展開

まちづくりの基本的⽅向（１）ゼロ・カーボンの観点（１）ゼロ カ ボンの観点（２）⼦育て⽀援・⾼齢者対応の観点（３）次代に継承し続ける持続可能な

まちづくりの観点まちづくりの観点基盤整備の⽅向性（１）歩⾏者・⾃転⾞利⽤を重視した道路整備（２）低炭素に配慮した整備（２）低炭素に配慮した整備

様々な低炭素技術や⽅策を総合的に取り⼊れ、ゼロ・カーボンを⽬指す

成長への具体的戦略＜③アジア低炭素化センター＞

平成22年6⽉ 開設

公害克服やものづくりの過程で⽣まれてきた環境技術やこれまでの国際協⼒で構築してきた都市間ネットワークの活⽤れまでの国際協⼒で構築してきた都市間ネットワ クの活⽤

北九州市 ⽇本の環境技術を集約し 環境ビジネスの⼿法で北九州市、⽇本の環境技術を集約し、環境ビジネスの⼿法で、地域の活性化とアジアの低炭素化を推進

平成25年9⽉ 北九州市のノウハウを体系的に整理した北九州平成25年9⽉ 北九州市のノウハウを体系的に整理した北九州モデルを作成（⽇本初）

廃棄物処理

成長への具体的戦略＜④グリーンシティの輸出（スラバヤ市の事例）＞

排⽔処理（河川の浄化）廃棄物処理スラバヤ市から廃棄物処理計画策定の⽀援要請。㈱⻄原商事が廃棄物からの資源物回収事業等を検討。 カリマス川⽀流の排⽔管

理に関するマスタープランの策定など。中規模処理施設 建設

排⽔処理（河川の浄化）

中規模処理施設の建設・管理運営事業を実施中。

CO2削減の定量化⼿法の調査

コジェネレーション（蒸気＋電気供給）＆省エネ事業スラバヤ⼯業団地：ＳＩＥＲ

北九州スマートコミュニティ創造事業の技術・ノウハウの輸出⼿法の調査

スラバヤ市で⾏う事業について、削減可能なCO2量の定量化⼿法を検討する。（IGES）る。（IGES）

⽔道⽔の浄化

経済産業省「インフラ・システム輸出促進調査事業」

太陽光発電・⼩型脱塩浄⽔装置による

電気･⽔道等インフラ未整備地域で、太陽電池と脱塩機能を有する浄⽔装置

⽔道⽔の浄化⽔道⽔（飲料不可）を浄化する給⽔機を設置し、安⼼・安全な⽔を提供する事業を検討中。

太陽光発電 ⼩型脱塩浄⽔装置による飲⽤⽔供給事業

（ＲＯ膜）を⽤い、清浄な飲⽤⽔を安価に供給する。

水ビジネス <ベトナムへ高度処理（BCF）を輸出＞

【第１ステップ】 ＪＩＣＡ草の根技術協力事業（平成22～24年度）

対象：ベトナム国ハイフォン市（北九と友好都市関係）

内容：北九の高度処理（ＢＣＦ）の実証プラントを設置。

関連する浄水技術の移転。（効果検証を含む）

北九州市が国内特許を有する高度処理技術ＢＣＦ（生物接触ろ過）

微生物による浄化作用を利用した高度浄水処理施

設で 水道水源の有機物対策として有効（アンモニア

１年間の実証実験の結果、BCFの有効性が確認された。

設で、水道水源の有機物対策として有効（アンモニア

性窒素、マンガンも除去が可能）

通常の高度処理と比べ

・建設コスト： 約1/2

【第２ステップ】 小規模浄水場へ導入

ハイフォン市は、自己資金で小規模浄水場（5,000ｍ3/日）にBCFを導入することを決定。2013年5月に着工。同年1２月に竣工予定。

・ランニングコスト： 約1/20

することを決定。2013年5月に着工。同年1２月に竣工予定。

北九のBCFは、途上国にも輸出可能であることが証明された。

【第３ステップ】 主力浄水場へ導入

主力浄水場（10万ｍ3/日）への本格導入に向けた機運が高まっている。主力浄水場にも早期にBCFを導入させ、ハイフォンの多くの市民か

日本の無償資金協力（14億円）を用いBCFを日本のクオリティーで整備し、

BCF普及に向けた広告塔としたい。

ベトナム国内・東南アジア諸国へ拡大

【断面図】らBCF処理水に対して高評価を受けることが必要。ハイフォン市をベトナム国におけるBCF普及の広告塔としたい。

北九の高度処理（ＢＣＦ）の海外ビジネス展開

ベトナム国内 東南アジア諸国へ拡大

ウォータープラザとは

ウォータープラザについて

ウォータープラザとは◇ 海水淡水化と下水の膜処理を組み合わせた先進の造水システム

◇ 官民一体で、海外での事業化に向け実証研究、セールスプロモーション

【特 徴】 テストベッド

海水淡水化 システム

テストベッド

下水膜処理エリア

低環境負荷

低コスト

省エネ

【特 徴】

【体 制】 経産省

下水の膜処理システム

膜ろ過エリア

【体 制】NEDO 経産省

国交省

ＧＷＳＴＡ(日立／東レ／水道機工)

北九州市※国内外から高い注目（視察者4,400人 うち海外から66ヶ国 1,000人）

◇ ウォータープラザを中核として整備（平成２７年供用開始）

※ 日明浄化センタ 管理棟を建替え

水ビジネスの国際戦略拠点づくり

日明浄化センター新管理棟

※ 日明浄化センター管理棟を建替え

＜技術・製品の展示＞＜国際研修の実施＞ ＜先端技術の開発＞＜ビジネスマッチング＞

人材育成 情報交流

水ビジネス

産業観光 環境学習

研究開発

水ビジネスの

国際戦略拠点

６６ つつ のの 柱柱

第第３３セッションセッション（今後の展望・中長期的な課題）（今後の展望・中長期的な課題）（今後の展望・中長期的な課題）（今後の展望・中長期的な課題）

北九州市新成長戦略北九州市新成長戦略 北九州市新成長戦略北九州市新成長戦略

普及モデル普及モデル 普及モデル普及モデル

北九州市地域エネルギー拠点化推進事業北九州市地域エネルギー拠点化推進事業

イ 輸出に向けた北九州 デ 構築イ 輸出に向けた北九州 デ 構築 インフラ輸出に向けた北九州モデルの構築インフラ輸出に向けた北九州モデルの構築

北九州市新成長戦略

北九州市新成⻑戦略北九州市新成⻑戦略

国内潜在需要に適応したサービス産業振興国内潜在需要に適応したサービス産業振興地域企業が元気に活動し続ける環境整備地域企業が元気に活動し続ける環境整備

＜５つの⽅向性＞

⾼付加価値ものづくりクラスターの形成⾼付加価値ものづくりクラスターの形成

国内潜在需要に適応したサービス産業振興国内潜在需要に適応したサービス産業振興

ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ需要を取り込むﾋﾞｼﾞﾈｽ拠点の形成ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ需要を取り込むﾋﾞｼﾞﾈｽ拠点の形成

ギギ

地域企業が元気に活動し続ける環境整備地域企業が元気に活動し続ける環境整備

地域エネルギー拠点の形成地域エネルギー拠点の形成

【⽬標像】新たな技術と豊かな⽣活を創り出すアジアの先端産業都市

＜成果⽬標＞

平成２７年度まで平成３２年度まで

○市内総⽣産（名⽬） ４兆円○新たな雇⽤創出 ８，０００⼈ ○市⺠所得 政令市中位

産･学･官･⺠による新成⻑戦略の推進

西日本地域の貨物拠点空港を目指して

国際貨物：週1便（仁川⇨北九州⇨成田）（仁川 北九州 成田）

北九州市

東九州⾃動⾞道の開通３つの高速の結節点 北九州市

北九州空港

東九州⾃動⾞道

３つの高速の結節点

時間距離の短縮

普及モデル＜北九州市地域エネルギー拠点化推進事業＞

洋上⾵⼒

⽯炭

LNGLNG太陽光

北九州市は、エネルギー問題を解決する受け⽫として国内有数の適地

インフラ輸出に向けた北九州モデルの構築

相⼿のニーズに応じて、技術やノウハウ等を組み合わせ、パッケージ化

インフラ輸出先の電気 ⽔◆北九州モデルの例北九州市の インフラ輸出先の電気・⽔・

資源・公害情報・交通データ北九州市の

エコタウン上下⽔処理技術

ｽﾏｰﾄｺﾐｭﾆﾃｨ公害防⽌技術(CP)

官⺠連携による知識の構造化

都市環境インフラのパッケ ジ化

知識の構造化

パッケージ化

海外展開（パッケージのセット、要素）

グ プ グ ポ

OECDグリーンシティ・プログラム

タ より

OECDグリーンシティ・プログラム 北九州レポート発表記念会議（平成２５年１０⽉１８⽇）

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