「トゥルネン=スポーツ抗争」と労働者体育家連盟...
TRANSCRIPT
一
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,
十ご
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一
〆
●
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1
ペ
ン
ー
■和
も
少
J・
′
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Y′
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ダ
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ぺヰ
ござ
「
トゥ
ル
ネン
=
ス
ポ
ー
ツ
抗争+
と
労働者体育家連盟
唐
彦
( 2 1 ) = ゥ ル ネ ン = ス ポ ー ツ 抗 争+ と 労 働者 体 育 家連盟
ト
ゥ
ル
ネ
ン
(
Tul
ne
n)
は、
器械体
操
を
中
核
と
す
る
身
体運
動の
体
系で
あ
り、
少な
く
と
も、
F・
L・
ヤ
ー
ン
(
一
七
七
八
-一
八五
二)
の
時代以
来の
伝統を
もっ
て
い
る。
い
わ
ばド
イ
ツ
に
とっ
て、
土
着的文
化
で
あ
る。
他
方、
ス
ポ
ー
ツ
は、
一
九
世
紀
後半に
イ
ギ
リ
ス
か
ら
伝播し
た
外
来文化
で.
あ
る。
こ
の
両
者が
、
一
八
八
〇
年代
半か
ら一
九二
〇
年代に
か
け
て、
そ
れ
ぞ
れ
の
覇権を
争っ
た
事
件を
一
般に
「
ト
ゥ
ル
ネ
ン
=
ス
ポ
ー
ツ
抗
争+
(
以
下
「
抗
争+
と
略)
と
呼ん
で
い
る。
本
稿の
課
題は
、
こ
の
「
抗争+
の
概略を
整
理
し、
そ
れ
が
労働者体
育
連盟
(
A
T
B、
一
八
九三
年結成)
に
お
い
て
い
(
1)
か
なる
形
態
を
とっ
て
あ
ら
わ
れ
た
か
を
考察する
こ
と
に
あ
る。
「
抗
争+
に
つ
い
て
は、
そ
の
結末が
ス
ポ
ー
ツ
の
全盛
時代
の
到
来を
も
た
ら
し
た
こ
とか
ら、
多くの
通
史が
言
及し
て
い
る
が、
各
論的
研究は
少
な
く、
労働者
組織に
つ
い
て
は
皆無
(
2)
に
近い
。
従
来の
「
抗争+
研究の
対
象は
、
ド
イ
ツ
体
育
連盟(
Oe
き・
∽
C
訂
丁
弓ロe
rS
C
どr
芹
以
下D
T
と
略、
一
八
六
八
年
給
成)
と
サ
ッ
カ
ー、
水
泳、
陸上
競技等の
ス
ポ
ー
ツ
競
技連盟
との
組
織的
対
立お
ま
び
理
念論争に
限
られ
て
き
た。
そ
こ
で
ま
ず、
労働者組織の
検討に
入
る
に
先
立っ
て、
こ
の
「
抗争+
の
整
理
を
し
て
お
こ
う。
H組織的
対
立。
こ
の
対
立は
、
C・
ディ
ー
ム
も
指摘して
以
一 橋 論叢 第 七 十七 巻 第一
号 ( 2 2 )
(
3)
い
る
よ
うに
、
D
T
とス
ポ
ー
ツ
連盟
との
組
織原理の
相
違に
起
因
する
。
D
T
は、
共
同
社
会
的な
ク
ラ
ブ
組
織(
T
弓n
くe
邑n)
を
独
自
な
地
方
区
分
制
度(
只
邑∽
-のp
丘
に
よっ
て
統轄する
最
大
の
トゥ
ル
ネ
ン
運
動推
進母
体で
ある
。
「
祖
国の
た
め
に
練達
、
(
1)
有能な
人士
を
育成する+
こ
と
を
目
的に
か
か
げ、
排外
主
義
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
的
な
国
民
教
化
組
織を
自
認
し
て
い
た。
他方
、
ス
ポ
ー
ツ
連盟は
、
こ
の
D
T
と
は
別
に、
「
まっ
た
(
5)
く
独
自に+
成立
し、
世
紀転換期に
は、
す
で
に一
、○
種目の
国
内
競技連盟
を
数え
て
い
る。
こ
れ
ら
の
連盟は
、
国
際競技
連盟
(
I
F)
か
ら
末
端の
ス
ポ
ー
ツ
ク
ラ
ブ
に
い
た
る
統一
組
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
織、
統一
ル
ー
ル
を
もっ
て
お
り、
国
際的に
系列化さ
れ
た
組
ヽ
放で
あ
る。
両
者の
対
立は
、
近
代オ
リ
ン
ピ
ア
ク
復
活
をきっ
か
けに
表
面
化
する
。
と
り
わ
け、
一
八
九
五
年に
設
立
さ
れ
た
国
内オ
リ
(
6)
ン
ピ
ア
ク
委
員会が
問
題で
あっ
た。
国
内で
の
全一
的支配
を
自認
して
い
た
D
T
に
とっ
て、
対
外的に
ド
イ
ツ
を
代表
する
同
委員会の
存在は
、
甘
受で
き
なか
っ
た。
そ
こ
で
D
T
は、
第二
回パ
リ
大
会が
宿敵フ
ラ
ン
ス
の
国
威発
揚に
利用
さ
れ
る
こ
と、
など
四
点に
わ
たっ
て
オ
リ
ン
ビ
γ
ク
運
動に
批判
を
加
チノ
F:L
:
サ
ゝ
.:
十
キ
・
1
L
、
、ミ
ニ
バ
ー
、
-
(
7)
え、
同
委員会に
たい
する
一
切の
協力
を
拒香
した
。
ス
ポ
ー
ツ
連
盟
側に
とっ
て、
こ
の
D
T
との
対立
は、
国内
(
8)
ス
ポ
ー
ツ
体
制確立の
障害と
なっ
て
波及
した
。
D
T
との
会
員資格と
競技会
主
催権
とを
め
ぐ
る
競合
関
係に
ま
で、
発
展
し
て
い
っ
た
の
で
あ
る。
九
〇
年代
末、
「
国
民・
青
年遊戯促進中
央委
員会+
(
Z
A、
一
八
九一
年結成の
協議会組
織)
が
中心
となっ
て
展開
し
た
遊戯運
動の
影響を
受け
、
D
T
内の
ク
ラ
ブ
に
も、
遊戯的ゲ
ー
ム
お
よ
び
陸
上
競技
、
サ
ッ
カ
ー
が
普
及
して
き
た
際、
D
T
は、
ス
ポ
ー
ツ
活
動を
行
な
う
会
員が
ス
ポ
ー
ツ
連盟
と
交
流す
る
こ
と
を
認め
な
かっ
た。
器
械体
操の
軽視を
恐れ
、
ま
た地
方
区
分
別
虔の
枠組の
崩
壊を
懸
念し
た
か
ら
で
あ
る。
しか
し、
非公
式の
交
流が
続出し
た
た
め、
陸上
競技
、
サ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ッ
カ
ー
に
つ
い
て
D
T
独
自の
国
内
選
手
選大
会を
開
催
し、
さ
らに
D
T
理
事会は
、
ス
ポ
ー
ツ
連盟と
の
二
重
加
盟
を
認め
た
「
シ
ュ
ト
ラ
ー
ス
ブ
ル
ク
決
憩+
(
一
九一
〇
年七
月)
を
採択
(
9)
する
。
こ
れ
に
よっ
て
最少
限、
会員の
流出を
阻止で
き
る、
と
考え
た
の
で
あっ
た。
ス
ポ
ー
ツ
連盟に
とっ
て、
こ
の
二
本建て
の
国
内
選
手
権、
二
重
登
録制ほ
、
国
際競技連盟か
ら一
国の
代表
資椿を
問わ
′
;/
▼
2 β
′
†
j
て
ヽ
〉
て ア ‾‾下
町【
■
一 斗
チ:
フ
■t
斗
′
勺
。
タ
暮
包
一
月-
一
≠
串
も
デ
ー・
r一
一
サ}
-
,
も
、
∵
?
A
ノ、
一
ご
( 2 3 ) = ゥ ル ネ ン = ス ポ ー ツ抗 争+ と労働者体 育 豪速盟
(
∽)
れ
る
重
大
問
題で
あっ
た。
つ
い
に一
九一
三
年、
プ
ロ
セ
イ
ン
(
1 1)
陸軍
省が
両
者の
調
停に
乗り
出し
、
皇帝ゲイ
ル
ヘ
ル
ム
二
世
もス
ポ
ー
ツ
大
会に
臨席し
て、
ス
ポ
ー
ツ
が
「
ド
イ
ツ
文
化の
(
1 2)
一
員と
して
受け
入れ
られ
る+
よ
う
協力
を
する
こ
と
に
な
る。
し
か
し
実
質的に
は、
一
九一
〇
年の
「
シ
ュ
ト
ラ
ー
ス
ブ
ル
ク
決議+
は、
ス
ポ
ー
ツ
連盟
側の
勝
利宣
言の
役割をほ
た
し
た。
陸
軍
省が
調
停に
乗り
出した
背景に
は、
すべ
て
の
部隊
の
体
育
活
動の
中心
を
ト
ゥ
ル
ネ
ン
か
らス
ポ
ー
ツ
に
移す
方
針
(
1 3)
転
換(
一
九一
〇
年五
月)
が
あっ
た。
ま
た
同
時点で
の
ス
ポ
ー
ツ
連盟
会員は
三
七
万、
二
九
〇
〇ク
ラ
ブ
(
D
T
ほ、
九
五
(
払)
万
人、
九一
〇
〇ク
ラ
ブ)
に
達し
て
お
り、
十
分な
対
抗基盤
を
確立
し
て
い
た。
した
がっ
て、
D
T
の
交流解禁の
結果
、
一
か
えっ
て
ス
ポ
ー
ツ
連盟
側の
会員増加の
傾向に
拍
車が
か
か
っ
た
の
で
あ
る。
結局
、
一
九二
四
年に
なっ
て、
D
T
は
二
重
登
録制を
廃止
し、
い
わ
ゆる
「
純
化
分
離(
r
2ヤ
已訂Fe
■せ
ぃ
Fei
d
亡
n
巴+
に
よ
っ
て
内
部の
ス
ポ
ー
ツ
部門
を
切
離
した
の
で
あ
る
が、
む
し
ろ
こ
れ
ほ、
「
シ
ュ
ト
ラ
ー
ス
ブ
ル
ク
決
議+
の
事
後処
理
に
す
ぎ
な心
っ
た、
とみ
るぺ
き
で
あ
ろ
う。
-こ
う
して
一
九
せ
紀
末ま
で
ほ、
国民の
身体
鍛練と
訓
育と
を
標捜し
て、
あ
た
か
も
帝王の
ご
と
ぐド
イ
ツ
社
会に
君
臨し
て
い
た
D
T
は+
ス
ポ
ー
ツ
の
興
隆に
押さ
れ
て一
介の
種目
別
競技団
体に
退
位
して
し
まっ
た
の
で
あ
る。
肖理
念論争
。
ト
ゥ
ル
ネン
を
「
ド
イ
ツ
の
本
質が
生
み
出し
(
15)
た
もの+
と理
解し
て
い
た
体
育家は
、
一
八
八
〇
年代
半に
ス
ポ
ー
ツ
が
台頭し
て
き
た
と
き、
「
ド
イ
ツ
の
大地に
な
じ
ま
な
(
1 6)
い
植物+
で
ある
、
と
批判し
た。
こ
の
「
非ド
イ
ツ
的+
な
る
ス
ポ
ー
ツ
の
特
徴と
し
て
ーそ
れ
ゆ
え、
理
念論争の
集中点
と
し
て
1ト
ゥ
ル
ネ
ン
の
擁護
(
1 7)
者E・
ノ
イエ
ン
ド
ル
フ
ほ、
「
一
面
性(
E
Fs
蔓汀
i
g
訂
丘+
、
「
全
力
投入(
く。-
-
e
【
H
旨功
臣N)
+
、
「
闘
争
意
志
(
W-
-】
①
昌ヨ
只p
m
旦)
+
の
三
点
を
あ
げで
い
る。
「
一
面
性+
と
ほ、
各
種器
械体
操
を
縫合
した
ト
ゥ
ル
ネン
の
「
多面
性(
A-
-
s
e
E
昔e
丘+
に
対
置さ
れ
た
ス
ポ
ー
ツ
批判
の
常用
語で
あ
り、
走・
跳・
投な
どに
専門
分
化
した
陸上
競
技が
身
体
諸
器
官の
部
分的
肥
大
と
萎縮とを
進行さ
せ
る、
と
い
う非難の
意味が
含ま
れ
て
い
る。
「
全
力
投入+
は、
「
や
り
過ぎ
(
亡be
rt
r
e-
b亡
n
巴+
と
も
言
わ
れ、
ス
ポ
ー
ツ
に
お
い
て、
健康状
態
を
無視して
疲
労困
癒す
る
まで
全
精力を
投入
す
る
傾向を
指し
、
健康と理
性的意志
鍛練を
うた
うト
ゥ
ル
ネ
ン
お
一 橋論叢 第七 十七 巷 第 一 号 ( 2 4 )
に
対
置さ
れ
た。
ま
た
「
闘
争意志+
は、
「
い
か
な
る
情況下
で
も、
他
人
よ
り
秀
で
た
成
績で
身体
運
動を
行
なお
う
と
する
意芯+
と
定
義さ
れ、
「
競争(
We
tt
打p
mp
-
)
+
形
式
を
とる
ス
ポ
ー
ツ
と
「
国
民
同
胞の
同
族
意識
、
同権
意識
を
育て
る+
ト
ゥ
ル
ネ
ン
と
を
対
此
する
た
め
に
用い
ら
れ
た。
他方ス
ポ
ー
ツ
擁護者か
ら
は、
ス
ポ
ー
ツ
の
台
頭が
「
ト
ゥ
ル
ネ
ン
に
お
ける
身
体
鍛練体
系の
偏狭さ
と
硬
直
性に
たい
す
(
1 8)
る
抗
議+
で
あ
っ
た、
と
指摘さ
れ
て
い
る
よ
うに
、
ス
テロ
タ
イ
プ
化
した
ト
ゥ
ル
ネ
ン
の
運
動体
系を
「
形
式重
視主
義+
と
(
1 9)
して
批判
する
声が
あ
がっ
て
い
七。
ノ
こ
うした
論争の
最大の
特
徴は
、
一
方に
とっ
て
の
長
所が
他
方に
とっ
て
短
所
と
み
な
さ
れ、
二
者択
一
論の
不
毛
な
論難
に
終っ
て
い
た
こ
と
で
あ
る。
一
九一
二
年、
こ
の
事態
を
収
拾する
た
め、
陸上
競技連盟
会長で
あっ
た
C
妄イ
ー
ム
は、
共
存論
を
提唱
+
撃ディ
ー
ム
ほ、
「
ス
ポ
ー
ツ
ほ
個人
の
最高成
績(
H
g訂t】
e-
st
∈
n
巴
を
め
ざ
す、
個人の
鍛練+
で
あ
り、
「
ト
ゥ
ル
ネ
ン
は一
定
の
平
均的成
績(
D亡rC
h
買F
n
吉s-
ei
∽t
u
n
巴
を
目
ざ
す、
大
衆の
鍛練+
で
あ
る、
と
定
義し
、
前者が
目
標
を
達
成す
れ
ば、
同
時に
後者
も
目
標を
達成
する
の
で
あ
る
か
ら、
両者は
「
ド
イ
ッ
国
民の
心
身を
強
化
する
目
標に
お
い
て一
体で
あ
る+
と
主
朗
張
し
た。
こ
の
共
存論は
、
機
能
分
担に
よ
っ
て
両
陣営の
「
和
平+
を
行な
う
意図の
も
と
に
提唱
さ
れ
た
の
で
あ
る
が、
D
T
か
らは
ス
ポ
ー
ツ
弁
護
論に
す
ぎな
い
とみ
な
さ
れ、
相
手に
さ
れ
な
か
っ
た。
こ
う
し
た
折
衷主
義を
も
ち
出さ
ざる
を
え
なかっ
た
と
こ
ろ
に
論争の
も
うひ
七っ
の
不
毛
性が
あっ
た。
論争の
過
程を
回
顧して
ノ
イエ
ン
ド
ル
フ
は、
「
永
遠の
理
(
2 1)
念闘
争+
とい
い、
ま
た
B・
ザ
ウ
ア
ピ
ア
は、
ス
ポ
ー
ツ
が
ド
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ツ
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体
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と
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(
1)
労働者
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結
成
と
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展の
過
程は
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創設に
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橋論
叢、
第
七
十
四
巻、
第五
号を
参照
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(
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期(
一
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九三
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九
〇四
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整理
と
倫理
の
確立
。
第二
期(
一
九
〇五
1一
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、
競
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種目
、
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則
統一
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。
第三
期
(
一
九
二
-一
九一
四
年)
、
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一
八
九
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ら
区
別
(
3)
する
基
準を
「
非D
T+
で
あ
る
こ
との
み
に
定
め
た
た
め、
結
成直
後か
ら
ひ
とつ
の
問題が
生
じ
七い
た。
そ
れ
は
「
野蛮ク
ラ
ブ
(
W〓
d
諾r
e
ぎe)
+
と
の
関係
を
ど
う
する
か
の
問題で
あ
る。
「
野蛮ク
ラ
ブ+
と
は、
一
九
世
紀末か
ら一
九一
〇
年代に
か
けて
、
ラ
イ
ン
・
ル
ー
ル
地
方に
数
多く
発
生
して
い
た
賞金
(
4)
か
せ
ぎ
の
集団で
あ
る。
商店主
、
飲食店
主
な
どの
出資に
よ
る
賞金
・
賞品を
目
あ
て
に、
毎日
曜
日
に
レ
ス
リ
ン
グ、
陸上
競技
、
器
械体操の
競
技会に
参加し
、
と
く
に
酒宴を
兼ね
た
入
賞式で
は、
判定
を
不
服と
する
参加
者の
あ
い
だ
で
傷音事
件が
恒
例
となっ
て
お
り、
警官が
出動し
て
ピ
ス
トル
乱
射事
件を
起
すこ
とさ
え
あっ
た。
当
時「
体
育界の
最大の
ガ
ン
+
(
5)
と
み
な
さ
れ
て
い
た
の
で
あっ
た。
しか
し、
こ
れ
らの
幣害は
幣
害
と
して
、
「
野
蛮ク
ラ
ブ+
の
競技会に
は、
よ
り
すぐ
れ
た
記
録
と
成
績と
を
競い
合
うこ
と
の
刺激と
魅力と
が
あっ
た。
若い
労働者体
育家
が
参加
す
る
ゆ
え
ん
で
あ
る。
ま
た、
労働者組織の
ク
ラ
ブ
自体
が
参加
(
6)
を
公
認
する
傾向
も一
部に
ほ
あっ
た。
そ
こ
で
連盟
幹部は
一
八
九五
年の
マ
グ
デ
ブ
ル
ク
総
会を
前
に
し
て、
懸
賞獲得行為を
伴っ
た「
懸
賞ト
ゥ
ル
ネン
(
勺
邑s・
(
7)
t
宅ロe
n)
+
の
是非に
つ
い
て
傘下
の
意見
を
募っ
た。
そ
の
枯
野
一
橋論叢 第 七 十 七 巻 第一
号 ( 2 8 )
果、
連盟内
部に
二
様の
見解が
確認さ
れ
た
の
で
あ
る。
び
と
つ
は、
「
野蛮ク
ラ
ブ+
の
実
態に
目
をそ
む
け
る
あ
ま
り、
賞
の
有無に
か
か
わ
ら
ず、
競争を
伴っ
た
競
技形
式
を
すべ
て
「
懸
賞ト
ゥ
ル
ネン
+
の
枠に
含め
、
こ
れ
を
排除しょ
う
とす
る
立
場で
あ
り、
も
うび
とつ
は、
真の
獲得
行
為と
競技形式
と
を
区
別
して
、
後者を
認め
る
立
場で
あ
る。
すで
に
地
方体
育祭典の
プ
ロ
グ
ラ
ム
と
し
て、
複
数の
テ
ィ
ー
ム
が
体
技
種目
の
投合
点
を
競い
合
う
「
競争ト
ゥ
ル
ネ
ン
つぎ
U
t
t
亡
昌昌)
+
、
「
採点
ト
ゥ
ル
ネン
(
We
ユ亡
n粥St
亡
…e
n)
+
を
実
施して
い
る
地
方、
お
よ
び
フ
ォ
ア
ト
ゥ
ル
ナ
ー
(
く○
ユ亡
ロ①
1
=
助
教者)
の
資格認
定
の
た
め
に
「
検
定ト
ゥ
ル
ネ
ン
(
勺
昌f
亡
n
粥
果
実ne
ロ)
+
を
採用し
て
い
る
ク
ラ
ブ
で
は、
競争を
伴っ
た
競技会
(
認定
会)
の
公
認
化
を
も
とめ
て
い
た。
マ
グ
デブ
ル
タ
の
総会で
は、
H、
金
銭、
賞
品
を
賭
け
た
「
懸
賞ト
ゥ
ル
ネ
ン
+
の
禁
止、
⇔、
「
競
争
ト
ゥ
ル
ネ
ン
+
、
「
採点
ト
ゥ
ル
ネ
ン
+
の
是非は
次
期詮
会まで
各地
区の
判断
に
ゆだ
ね
る、
肖ク
ラ
ブ
内の
「
検
定ト
ゥ
ル
ネ
ン
+
を
奨励す
(
8)
る、
と
の
決
議案が
、
六
七
対一
を
もっ
て
採択さ
れ
た。
こ
の
決議に
よっ
て
「
野
蛮ク
ラ
ブ+
か
ら
は一
線を
画
して
倫理
的
な
退
廃化を
防止
する
こ
とは
確
認さ
れ
た
が、
H項に
み
ら
れ
る
よ
うに
、
競争形
式
全
面
拒否
論と
肯定
論と
が
主
張を
互い
に
ゆ
ずらな
かっ
た
の
で
あ
る。
次
期の
ラ
イ
プ
チ
ヒ
(
一
八
九七
年)
、
ニ
ュ
ー
ル
ン
ベ
ル
ク
(
一
八九
九
年)
の
各
総会で
も
両
者の
主
張は
、
平行
線
をた
ど
り、
結論を
出せ
な
かっ
た。
こ
の
間、
連盟
は、
組
織
規模
を
拡
大し
、
結成当
初九
、
一
一
二
人
(
五
地
区、
ブ)
で
あっ
た
も
の
が、
一
九
〇一
年ま
で
に
四一
(
9)
(
一
三
地
区、
五
六
六ク
ラ
ブ)
に
なっ
て
い
た。
一
二
五
タ
ラ
.
七
七
九
人
こ
の
組
織拡
大の
背
後で
、
い
ま
だ
留保
さ
れ
て
い
る
「
競争ト
ゥ
ル
ネン
+
、
「
採点ト
ゥ
ル
ネ
ン
+
の
名に
よ
っ
て
器
械休
漁の
対
抗戦が
行
なわ
れ
始め
て
い
た。
連盟
は、
結論を
出さ
ざ
る
を
え
な
く
な
っ
た。
第五
回ハ
ー
ブ
ル
タ
総会
(
一
九〇
一
年)
に
お
い
て、
後に
(
1 0)
「
怪物の
規則+
と
呼ばれ
る
こ
とに
な
る、
き
わ
め
て
拘
束
範
囲の
広い
決議が
な
さ
れ
た。
個人対
抗お
よ
び
ク
ラ
ブ
対
抗の
「
競争ト
ゥ
ル
ネ
ン
+
は、
「
経
済生
活の
なか
で
容赦
な
く
生
ずる
あ
の
競争(
只O
n
打
喜蒜ロN
)
と
同
じ+
で
あ
り、
「
ク
ラ
ブ
間の
相互
協調を
損っ
て
し
まゝ.つ
+
か
ら
全
面
禁止に
す
る、
と
(
1 1)
い
う
決
議が
七
三
対一
二
の
票差で
採択さ
れ
た
の
で
あ
る。
そ
して
こ
の
禁止
措置を
啓
蒙する
た
め
に、
機関
紙主
筆、
K・
む
を
ー
ト
ー
、
「
■
ノ
ぐー
′
+
■、
J
事
メ
( 2 9 ) 「 ト ゥ ル ネ ン = ス ポ ー ツ 抗争+ と労働者体 育 家連盟
プ
■
ご
′
㌔
タ
γ
・乱
■メ
タ
■ノ
与
甘
ヂン
(
1 2)
フ
ラ
イ
は、
『
労働者体
育豪
速盟
と
懸
賞ト
ゥ
ル
ネ
ン
』
を
発
行した
の
で
あっ
た。
し
か
し、
こ
の
決議で
は、
「
競争ト
ゥ
ル
ネ
ン
+
の
範囲
が
不
明
確で
あ
り、
い
か
な
る
競技形
式、
種目に
つ
い
て
禁止
さ
れ
て
い
る
の
か、
連盟
技術委員会(
te
c
F
ni
s
c
Fe
Au
琵C
F一
邑)
(
13)
と理
事会との
間で
さ
え
意見が
相
違した
。
こ
の
よ
うに
、
第一
期に
お
い
て
連盟は
、
一
方で
「
野蛮ク
ラ
ブ+
と一
線を
画
す
る
た
めの
倫理
規定を
確
立さ
せ
る
と
と
もに
、
他方
で
連盟
内
部に
複数
存在する
競争的競技形
式を
すべ
て
禁止
措
置に
よ
っ
て
排除し
て
い
こ
うと
し
た
の
で
あ
る。
第二
期は
こ
の
排除策を
改め
、
部分
的に
競
争の
要素を
も
っ
た
活
動様式を
採用
して
い
くこ
とに
な
る。
そ
の
きっ
か
け
は、
不
明
確な
「
競争ト
ゥ
ル
ネ
ン
+
概念に
起
因する
組織
分
裂
の
危機に
あっ
た。
「
競争ト
ゥ
ル
ネン
+
禁止
の
不
満は
、
と
り
わ
け
大
都市地
区の
青
年フ
ォ
ア
ト
ゥ
ル
ナ
一
に
うっ
積して
い
た。
彼ら
は、
(
叫)
技量の
向
上
と
比
較の
た
め
に、
競争の
機会
を
も
と
め
て
い
た。
そ
こ
で
器
械体
操で
ほ、
苦肉の
策と
し
て
審判(
只P
mp
Ec
F
te
ユ
を「
批評家(
只
芝許e
r
)
+
、
「
集計
報
告
者(
Be
【i
c
Fte
r・
∽t
Pt
t
e
ユ+
な
ど
と
呼
び
か
え
て
競技会
を
試み
た
が、
た
ち
ま
ち
】、
)
し
、-一
、
、
′
ご∵
バr
(
u)
「
羊皮
を
か
ぶ
っ
た
狼+
と
の
非難を
受けて
し
まっ
た。
㌢
た、
陸上
競技
、
ボ
ー
ル
ゲ
ー
ム
に
つ
い
て.
は、
「
ほ
こ
りっ
ぼ
く、
煙草の
け
む
り.
の
た
ちこ
め
た
空
気の
中で
行な
わ
れ
る
物置小
屋
体
操(
出た
旨ロe
ロt
亡r
ne
n)
+
よ
り
も一
戸
外の
競技会の
ほ
うが
(
1 6)
健康に
も
よ
い
こ
と
を
主
張
した
が
い
れ
られ
なか
っ
た。
こ
うし
た
抗議行動は
、
「
仮に
総会
で
否決さ
れ
て
も
競
争
(
1 7)
ト
ゥ
ル
ネ
ン
を
行な
う+
(
ド
レ
ー
ス
デン
)
等の
決
議に
あ
ら
わ
さ
れ
て
い
っ
た。
さ
ら
に一
九
〇
四
年五
月、
最大の
ク
ラ
ブ
「
フ
ィ
ヒ
テ+
(
ベ
ル
リ
ン
)
が
競争部門を
独立
さ
せ
る
に
お
よ
び、
各
地の
指導者か
ら
組織分
裂ほ
「
時間の
問題+
と
の
(
1 8)
窮
状が.訴
え
られ
た。
組織分
裂か
「
競争ト
ゥ
ル
ネ
ン
+
の
解禁か
、
後者に
腐み
切れ
ば、
青年層は
満足さ
せ
え
て
も
連盟
結成以
来の
中
堅
層
を
失
う。
こ
の
ディ
レ
ン
マ
を
解決
する
た
め
の
試
案が
、
一
九
〇五
年ベ
ル
リ
ン
総会を
前に
キ
ー
ル
地
方
連盟
か
ら
提示
さ
れ
(
19)
た。
同地
方
連盟
は、
従
来の
活
動内
容、
競
技種目
、
競技形式
を
再
整理
し
て、
あ
ら
た
に
「
個人
主
義ト
ゥ
ル
ネ
ン
(
旨d
才-
・
d
亡
巴
賢訂c
Fe
s
T
弓ne
n)
+
と
「
集
団
主
義
的
ト
ゥ
ル
ネ
ン
(
打○-
-
①
kti
ま
邑s
c
Fe
s
T亡r
ロe
n)
+
との
範疇を
設
定
し
た。
前
怨
一 橋論叢 第 七 十 七 巻 第 一
号 ( 3 0 )
者は
、
「
全
体の
犠牲に
お
い
て
個
人
を
発
達
さ
せ
る+
か
ら
「
悪+
で
あ
り
排除すべ
き
で
あ
る
が、
後者は
、
「
個人
を
優
先さ
せ
ず、
全体
の
た
め
の
全
体、
大
衆的
視点
、
■大
衆の
向
上
を
め
ざ
す+
か
ら
「
善+
で
あ
り
奨励すべ
き
で
あ
る、
と
する
。
こ
の
「
集団
主
義ト
ゥ
ル
ネ
ン
+
に
ほ
二
部門
が
設
け
られ
て
い
た。
体
挽部門で
は、
演
技点の
ほ
か
に
「
上
手な
者は
控え
目に
、
弱い
者は
最
善をつ
く
す+
統一
性が
得点で
評価さ
れ、
・
陸
上
競技
、
ボ
ー
ル
ゲ
ー
ム
部門
で
は、
記
録の
ほ
か
に
ル
ー
ル
遵守態度
、
秩序が
得点で
評
価
さ
れ、
両
部門と
も
個人成
蔚
を
公
表
し
ない
こ
と
に
なっ
て
い
た
■。
つ
ま
りこ
の
提案ほ
、
競争全
面禁止
を
集団
対
抗に
限っ
て
解除し
、
さ
らに
そ
こ
か
ら
個人
競争的
要素を
払
拭
した
も
の
で
あっ
た。
一
九
〇五
年の
絵会で
は、
こ
れ
が一
一
一
対七
三
(
2 0)
を
もっ
て
可
決さ
れ
た。
キ
ー
ル
方
式
採択の
結果
、
陸上
競技
、
ボ
ー
ル
ゲー
ム
が
連
盟内に
公
式の
位置を
確
立
した
こ
と、
お
よ
び
競技形
式が
整
理
さ
れ
た
こ
と
に一
定の
前
進面
が
み
られ
た。
しか
し、
総会
の
票差に
あ
ら
わ
れ
て
い
る
よ
うに
競争を
め
ぐ
る
基本
的な
対
立は
解か
れ
て
い
なか
っ
た。
審判者の
裁
量に
左
右
さ
れ
る
採
点
基
準が
競技会の
混
乱
を
生
み、
「
だ
ら
けた
平
和よ
り、
括
(
2 1)
気の
ある
闘
争を+
との
批判
が
出さ
れ
る一
方〔
競争方
式
反
∬
対
着か
ら
ほ
「
集団
主
義的+
な
サ
ッ
カ
ー
競
技に
、
「
集
団
の
(
2 2)
エ
ゴ
イ
ズ
ム
+
が
発生し
て
い
る、
との
指摘が
な
さ
れ
て
い
た。
問
題は
す
で
に、
競争を
公認
する
か
香か
の一
点に
し
ぼ
られ
て
き
た。
そ
こ
で
連盟は
、
「
競争ト
ゥ
ル
ネン
+
の
全面
解
禁の
是
非
に
つ
い
て、
二
回に
わ
た
っ
て
全
会員の
直
接投
票を
行なっ
た。
一
九〇
七
年の
投票で
ほ
賛成
者が
四
〇・
五
パ
ー
セ
ン
しー
一
九
〇九
年の
そ
れ
は
三
九
ニー
パ
ー
セ
ン
ト
で
あ
り、
い
ずれ
も
(
2 3)
解禁が
認め
ら
れ
なか
っ
た。
後に
分
析する
よ
うに
、
こ
の
数
値ほ
、
地
方
に
よっ
て
偏差が
大き
く、
地
方の
自主
的
判断に
(
2 4)
委ね
よ(
との
要求が
い
くつ
か
の
地
区
か
ら
出さ
れ
て
い
た。
しか
し
連盟と
し
て
は、
一
九
〇六
年以
来激化
し
て
い
る
官
憲
側の
覿織解体の
弾圧
に
対
抗して
い
くに
ほ、
地
方
分
散
主
義
(
2 5)
を
採用
する
わけ
に
は
い
か
なか
っ
た。
こ
う
して
、
一
九一
〇年
ま
で
は、
「
集団
主
義ト
ゥ
ル
ネ
ン+
の
奨励
を
行なっ
て
全
面
禁止
措置か
ら
脱却をほ
か
る
の
で
あ
る
が、
こ
の
「
集団
主
義+
∴
思
想ほ
あ
ざ
り
連盟
内に
浸
透して
い
か
なか
っ
た。
第三
期に
は
い
る
と、
連盟ほ
一
挙に
ス
ポ
ー
ツ
種目お
よ
び
、
集
中
(
十÷
山
≠
`
・
.
八
、J
卓
タ
事.
†
ご
一
㌔
韻
事
l
斗
ふ
J
車
争
専
1
)・
■
一
J
ぢ▼
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、
〕
∵-
ノ
㍉
( 3 1 ) 「 ト ゥ ル ネ ン = ス ポ ー ツ抗 争+ と 労働 者体 育 家 連盟
一
兎
そ
れ
の
ク
ラ
ブ
を
認め
、
対
外
的
に
もD
T
に
た
い
す
る
聞争基
盤を
確
立
する
。
そ
の
きっ
か
け
と
なっ
た
の
は、
D
T
の
ス
ポ
ー
ツ
化
と
連盟内
の
実
態
調
査の
結果とで
あっ
た。
前節で
み
た
よ
うに
、
一
九一
〇
年代に
な
る
とD
T
は、
内
部に
相
当
数の
ス
ポ
ー
ツ
競技者
をか
か
え
こ
ん
で
い
た。
こ
の
D
T
との
対
抗上
、
.「
青少
年を
獲得
する
者ほ
未来を
手
中
に
す
る+
とい
う
認
識が
労働者体
育連盟
側に
強くあ
らわ
れ
七。
「
青
少
年が
記録追
求主
義者に
陥っ
て
い
る
か
らこ
そ
ス
ポ
ー
ツ
の
立
場に
立つ
必
要が
あ
る+
の
で
あ
り、
「
個人
評
価の
濫
用が
随所に
あ
る
か
ら
とい
っ
て、
赤子
を
産
湯も
ろ
と
も
捨
て
て
しま
うぺ
き
か+
と
主
張した
機関
紙記
事が
強い
反
響を
呼
(
2 6)
ん
だ
の
で
あっ
た。
ま
た、
一
九一
〇
年暮に
行な
わ
れ
た
実態
調
査に
よ
っ
て、
農村部周
辺
で
は
「
器
械体
操至
上
主
義(
2
宇のe
邑どr
ne
ロ)
+
が
依
然と
し
て
支
配
して
い
る
が、
都市
部で
は
ボ
ー
ル
ゲ
ー
ム
が
好ん
で
行な
わ
れ
て
い
る
こ
と
が
判明
し
た。
さ
ら
に
ま
た
各
ク
ラ
ブ
が、
屋外
運
動場と
ゲ
ーム
指導者の
不
足に
悩ん
で
い
(
2 7)
る
状況が
把
握さ
れ
た。
一
九一
一
年六
月、
第九
回
連盟
絵会
ハ
ノ
ー
フ
ァ
ー
大
会を
前に
、
本部
理
事会は
、
「
必
ずし
も
時代の
要請を
考
慮の
内
〆■叫
に
い
れ
て
こ
なか
っ
た+
こ
と
を
認め
、
「
ス
ポ
ー
ツ
の
流れ
を
押し
と
ど
め
られ
は
⊥な・い
し、
そ
れ
を
望ん
で
もい
ない+
と
(
2 8)
言
明せ
ざる
を
え
な
くなっ
た。
そ
して
同
月三
日、
四
日
に
開
催さ
れ
た
総会で
つ
ぎ
の
三
点
が
決
議さ
れ
た。
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
一
、
連盟
内に
お
い
て
あ
ら
ゆる
個人
対
抗競
技を
許可
する
。
二、
た
だ
し
競技会は
、
地
方
連
盟、
地
区、
ク
ラ
ブ
単位で
行な
うも
の
と
し、
外
来選
手は
対抗
競技に
参加で
き
ない
。
三、
優勝者へ
の
賞品
、
月
桂冠
、
認定
章の
授与は
一
切
禁
(
2 9)
止
する
。
こ
れ
に
よ
り
連盟
結
成一
八
年目
に
し
て、
個人
競争形
式に
ょ
る
器
械体
操が
認
めら
れ、
ス
ポ
ー
ツ
競技会が
公認
さ
れ
る
こ
とに
なっ
た
の
で
あ
る。
続い
て
同
年九
月、
こ
の
基
本
方
針
を
受けて
技術専門
委員会が
「
採点
規
約(
案)
+
の
名
称
で
(
3 0)
統一
ル
ー
ル
を
作成
する
こ
とに
な
る。
残さ
れ
た
問題は
、
ス
ポ
ー
ツ・
ゲー
ム
の
独
立
部
門を
連
盟
内に
つ
く
る
こ
とに
あっ
た。
翌一
二
年一
月、
地
方
連盟
代
表
者会議に
お
い
て
ク
ラ
ブ
内の
独
自組織を
全
国規模で
統轄す
(
31)
る
要求が
出さ
れ、
こ
れ
を
受け
た
第一
〇
回マ
ン
ハ
イ
ム
総会
が、
ス
ポ
ー
ツ・
ゲ
ー
ム
部創設と
連絡
紙創刊の
決定を
行な
ぅ。
・こ
うして
一
九
二二
年七
月、
競技ル
ー
ル
お
よ
び
組
織を
幻
一 橋論 叢 第七 十 七 巻 第一
号 ( 3 2 )
(
3 2)
捻合し
た
ス
ポ
ー
ツ
促進方針案が
作成さ
れ、
長年の
懸案事
項に
一
応の
終止
符を
打つ
。
以
後、
労
働者
体
育家
連盟は
、
他の
労働者組織と
地
域カ
(
3 3)
ル
テ
ル
を
結び
、
D
T、
青
年ド.
イ
ツ
同
盟
(
】
仁
n
琶e
ロt
岩F・
一
P
n
d
b亡
邑)
に
よ
る
ス
ポ
ー
ツ
の
軍国
主
義化
傾向
に
た
い
す
る
抗
議活動を
展開し
て
い
くこ
とに
な
る。
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
(
1)
D
T
は、
ス
ポ
ー
ツ
と
労
働者
体
育
組
織
と
を
と
もに
「
イン
タ
ー
ナ
シ
ョ
ナ
ル
+
の
名で
非
難し
て
い
た。
「
祖
国
なき
イン
タ
ー
ナ
シ
ョ
ナ
リ
ズ
ム
お
よ
び
(
自由
な
る)
体
育
家は
、
決し
て
ヤ
ー
ン
と
相
容
れ
ない
+
ロTN
-
Zl・
山
野
】
加
£・
S一
芸
ヱ。
ヽ
ヽ
ヽ
ヽ
(
2)
同
連
盟は
、
一
九一
九
年、
「
労働者
体
育・
ス
ポ
ー
ツ
連盟+
と
名
称
変更
する
。
(
3)
くg
l一
口2r
Aユリ
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芹e
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弓ne
旨亡n
d.
内訂Q
ぎ芸b
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ぎ・
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等
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礼
計
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ミ邑
苧革逮
礼
§句
蟄
盗誉声
くe
ユむ
ぁ
く
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-
呂已-
e
♪
日昌n
年0
ロ
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-
00
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∽.
N.
(
4)
「
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ラ
ブ+
に
つ
い
て
は、
数
多く
の
批評
、
批
判
意
見
が
あ
る。
た
と
え
ば、
句
岩¥
只一
.
勺芸
芝宅
言芸崇
喜叫
』
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豆等
・
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さま連
声
くe
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仁eS
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T
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.
A
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【
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-
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・
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-
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-
甲
∽・
-
苫・
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O-
・
-
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-
-
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-
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N・
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N
-
-、
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-
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-
-
苫h
・
宅ロ
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山.
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甲
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、
ATN
、
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(
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、
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乱等
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下
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、
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○
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-
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7)
(
8)
(
9)
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「
くg
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-
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-
ミ.
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、
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1 0)
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1 1)
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1 2)
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ラ
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は、
一
九
〇五
-一
九
〇
九
年の
連
盟
会
長。
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1 3)
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1 4)
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脇に
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ぞ
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二、
三
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審
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が
立
ち
並
ん
で、
どれ
だ
け
高
くあ
る
い
は
遠く
ま
で
ジ
ャ
ン
プ
し
たか
等々
に
つ
い
て
記
録
し、
終
了
後に
各
選手
の
成
績を
集
計
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ば、
わ
が
組織
内の
い
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ク
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ブ
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わ
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わ
れ
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成
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一
目
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と
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張
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1 5)
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1 6)
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ATZ
、
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N・
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1 7)
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一
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記.
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害い.
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(
2 4)
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(
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稿、
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ー
ジ
以
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参照
。
(
2 6)
くg
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.
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雪ロ
ワ
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る
まわ
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ば
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ら
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必然
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との
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た。
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働者体
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ポ
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ツ
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あ
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い
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器
械体
換の
ス
ポ
ー
ツ
化に
門
戸を
開放し
て
い
く
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程に
は、
そ
れ
を
促進する
要素と
抑制する
要素とが
あっ
た。
こ
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え
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27 .8 %ⅩⅠ
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5 ,3 79(6 4)
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2,19 2(4 2)
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6,22 5( 100)
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7,45 3(96)
1 . 都市名は 、 クラ ブ敦 の 多い 怒市 。
2. 各地 区下端の 数字は、 全月数 ( ク ラブ 数) 。
出典) W i】d l】n g . F, .血 乃 d 加 点 ゐ A † 砿 由 ゆ γ也 a
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A r b eit e r T l】 n- Z eit 11 n g ,1 90 9
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S S . 3 4 1f .
3 3
一
橋論叢 第七 十 七 巷 第 一
号 ( 3 4 )
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要素
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連盟の
ス
ポ
ー
ツ
化
傾向の
突破口
を
開い
たの
ほ、
都市
部の
フ
ォ
ア
ト
ゥ
ル
ナ
ー
で
あっ
た
が、
そ
の
動
向
をさ
らに
地
域別に
み
る
と
大
き
な
差
異が
み
ら
れ
る。
別
図の
Ⅰ
か
ら
珊
ま
で
の
表示は
、
一
九
〇九
年現
在の
連盟
地
方区
分
(
只
邑且
で
あ
る。
こ
の
図か
らま
ず
指
摘で
き
る
こ
と
ほ、
労働者ク
ラ
ブ
が
工
業都市を
中
心
に
組織さ
れ
て
い
る
こ
と
で
あ
る。
た
と
え
ば、
連
盟
発
詳
の
地、
ゲ
ラ
(
Ⅴ地
区)
は、
一
八七
〇
年以
降に
急
速に
発達
し
た
絨推
、
鉄、
木
材産
業都市
で
あ
り、
四
〇
〇
名
以上
を
会
員と
する
大ク
ラ
ブ
(
1)
が
存在して
い
た。
ま
た、
ハ
ノ
ー
フ
ァ
ー
(
刃
地
区)
か
らの
報告に
よ
れ
ば、
「
わ
れ
わ
れ
の
ク
ラ
ブ
が
支
配し
て
い
る
と
こ
ろ
は、
多か
れ
少な
か
れ
エ
業が
存在する+
と
さ
れ
て
い
る。
そ
の
反
面、
「
農業地
帯で
働い
て
い
る
住民
を
加
入
さ
せ
る
の
は
困
難+
をき
わ
め、
組織拡
大
に
とっ
て
も
「
荒涼と
して
頑
(
2)
固な
大
地+
は
開拓
を
阻ん
だ。
そ
の
点
は、
村
落共同
体の
保
守
層に
まで
組織を
浸
透さ
せて
い
た
D
T
と
相
違す
る
とこ
ろ
(
3)
で
ある
。
拡張する
工
業都市
、
増加
する
若年労働者
、
新
設さ
れ
る
労働者ク
ラ
ブ、
こ
れ
らが
連盟内の
ス
東-
ツ
支
持勢力を
加
勢し
た
第一
の
条
件で
ある
。
とこ
ろ
で、
図の
各
地
方区
分の
右肩
枠内
は、
一
九
〇
九
牛
朗
に
連盟
が
「
競争ト
ゥ
ル
ネン
+
の
是非を
め
ぐっ
て
直接投票
を
行なっ
た
際、
賛成
意見を
投じ
た
会
員の
百
分
率で
あ
る。
(
五
〇パ
ー
セ
ン
ト
以上
の
地
区を
大
枠で
示
して
あ
る。
ま
た
連盟全
体の
平均賛成
率は
三
九・
二
パ
ー
セ
ン
ト)
。
賛成
率を
地
区
別に
比
較する
と、
偏差の
大き
さ
が
わ
か
る。
た
と
え
ば、
ベ
ル
リ
ン
を
含む
Ⅰ
地
区
は、
七
三・
一
パ
ー
セ
ン
ト
で
ある
の
に
た
い
し、
ル
ー
ル
地
方に
位置する
Ⅵ
地
区
は、
一
三・
六パ
ー
セ
ン
ト
に
と
ど
まっ
て
い
る。
こ
の
こ
と
か
ら、
工
業都市的環境が
労働者体
育家
連盟の
ス
ポ
ー
ツ
化
傾
向
を
一
般に
促進し
た
と
して
も
そ
れ
が
唯一
の
条件で
ない
こ
とが
わ
か
る。
そ
こ
で、
つ
ぎ
に
考慮さ
れ
な
けれ
ば
な
ら
ない
の
は、
同
じ
工
業都市で
も
そ
れ
が
大
都市
圏
を
形
成し
、
周
辺の
衛星
都
市
と
緊密な
交通
で
結ばれ
て
い
る
か
香か
の
条
件で
あ
る。
こ
れ
に
ょっ
て、
日
帰りの
対
抗競
技が
可能に
な
り、
競技会に
も
多様な
職種を
もっ
た
参加
者が
集め
ら
れ
る。
Ⅰ
地
区
(
ベ
ル
リ
ン
)
、
Ⅶ
地
区
(
、、
、
ユ
ン
ヒ
エ
ン
)
で
ほ、
D
T、
ス
ポ
ー
ツ
連盟が
まさ
に
こ
の
条件を
利用
して
ひ
ん
ば
ん
に
競
技会を
開催して
お
り、
ス
ポ
ー
ツ
ク
ラ
ブ
が
多数
存在
㌢いL
■こ
軒
ら
〓
→
、
l・
r、
′
ヽ
J
r 【
斗
少
( 3 5 ) 「 ト ゥ ′レネ ン = ス・ ボー ッ 抗争+ と 労働 者体 育家連 盟
叫
:
ご
す
㌔
・叫■
ヤ
セ
斗
ユ
ノ
斗
恥
麻
㌔
(
4)
し
て
い
た。
労働者組織で
ある
こ
とを
理
由に
ス
ポ
ー
ツ
が
禁
止
さ
れ
る
こ
との
不
合理
を
機関
紙を
通じ
て
訴え
た
の
も、
ま
た
違反
行
為を
指摘さ
れ
た
の
も
大
半が
同
地
区に
所
属
する
フ
ォ
ア
ト
ゥ
ル
ナ
ー
た
ちで
あっ
た。
ま
た、
Ⅸ、
Ⅹ、
m地
区も
交
通の
便を
利
用
し
て
「
野蛮ク
ラ
ブ+
が
発生
して
お
り、
連
(
5)
盟の
周
囲で
競技会が
多数開
催さ
れ
て
い
た。
特
異なの
は、
Ⅵ
地
区
(
ル
ー
ル
地
方)
お
よ
び
Ⅳ
地
区
(
ザ
ク
セ
ン
王
国)
、
Ⅴ
地
区(
テユ
ー
リ
ン
ゲ
ン
)
で
あ
る。
ま
ず、
ル
ー
ル
地
方は
会
員が
少な
く
小
規模な
ク
ラ
ブ
が
点
在
して
い
る。
条件と
すれ
ば、
こ
れ
まで
の
すべ
て
に
妥当
す.
る
情況に
あ
る
に
もか
か
わ
ら
ず、
ス
ポ
ー
ツ
化
傾向
が
進ま
な
か
っ
た
の
は
二
つ
の
理
由に
よ
る。
び
とつ
は「
高炉
、
精錬
、
鉱業労働者が
一
〇万
を
越え
て
い
た
が、
大
半が
ポ
ー
ラ
ン
ド、
イ
タ
リ
ア、
オ
ラ
ン
ダ
人
で
あっ
た
た
め、
労
働者組
織の
結成
が
困
難で
あ
っ
た
こ
と
に
よ
る。
労
働者体
育連盟
の
宣
伝の
場
とし
て
重
要な
位
置を
し
め
て
い
た
労
働組合が
弱
体
で
あっ
た
(
6)
の
は
致
命的で
あっ
た。
も
うひ
と
つ
は、
「
野
蛮ク
ラ
ブ+
の
否
定
的
影
響で
あ
る。
こ
の
ル
ー
ル
地
方ほ
ど
「
野蛮+
が
支
配
し
た
地
方は
ほ
か
に
な
い。
一
九
〇九
年に
は、
同
地
方の
約一
〇
〇
〇
の
「
野蛮ク
ラ
ブ+
の
う
ち、
一
〇
〇ク
ラ
ブ
が
「
自由
、
二∵
″
ニ▼
レ
㍗
∵∴
㍉
ド
イ
ツ
体
育
連盟+
を
結成し
、
懸
賞付
競技会の
開催を
規
約
(
7)
に
う
たっ
た
の
で
あ
っ
た。
前節で
み
た
よ
うに
退
廃の
極に
達
し
た
競
技会
で
あ
る。
こ
れ
に
た
い
する
強い
反
発か
ら、
ス
ポ
(
8)
-
ツ
化
傾向が
か
え
っ
て
停滞
して
い
た
の
で
あ
る。
し
か
し、
ザ
ク
セ
ン
、
テユ
ー
リ
ン
ゲ
ン
は、
労働者の
組
合
組織も
確立
して
お
り、
連盟
会
員も
多い
。
一
九
〇
七
年の
ザ
ク
セ
ン
に
お
ける
調査
で
は、
就業人口
四
五
九万
人
中、
工+
鉱業
、
建腰
労働者が
五
九パ
ー
セ
ン
ト
を
し
め、
そ
れ
の
約四
(
9)
分の
一
が
組合に
加盟
し
て
い
る。
こ
の
強力な
労働組合
を
基
盤に
、
同地
区の
労働者
体
育
家
覿織は
連盟
随一
の
会
員数
、
ク
ラ
ブ
数を
誇っ
て
い
た
の
で
あっ
た。
そ
れ
に
も
か
か
わ
ら
ず、
こ
の
ザ
ク
セ
ン
、
テユ
ー
リ
ン
ゲン
地
区の
反
対
が
ま
さ
に
連盟
全
体の
ス
ポ
ー
ツ
化
傾向を
押し
と
ど
め
た。
そ
の
理
由の
び
とつ
は、
こ
の
地
方で
の
労働者体
育
家
連盟へ
の
牒圧が
過
酷
をき
わ
め
た
こ
とに
も
と
めら
れ
る。
と
り
わ
け、
連盟の
本
拠地ラ
イ
プ
チ
ヒ
で
ほ、
プ
ロ
イ
セ
ン
政
府と
提携した
官
憲が
、
青少
年会
員加
入
阻止
の
目
的で
タ
ラ
(
∽)
ブ
解
散を
含む
系統的な
弾圧
を
加
え
た。
こ
れ
に
対
抗す
る
た
め、
毎
夜
体
育場(
T
弓n
F
巴-
e)
に
集合し
て
討論が
で
き
る
ト
ゥ
ル
ネ
ン
を
会員団
結の
手段
と
して
重
視し
て
い
た
の
で
あ
る。
お
一
橋 論叢 第七 十 七 巻 第一
号 ( 3 6 )
も
うひ
と
つ
は、
同
地
方の
会員の
職
種の
問題が
あ
る。
連
盟が
労働組
合に
結集した
組織労働者に
基
盤
を
置い
て
い
る
こ
とを
前提と
すれ
ば、
と
くに
ザ
ク
セ
ン
に
お
い
て
織
物エ
、
機
械工
、
紡
績工
、
刺しゅ
うエ
、
印
刷エ
な
どの
手工
業的要
素を
もっ
・た
職種の
労働者の
組織化が
進ん
で
い
た
こ
とに
注
目
する
必
要が
あ
る。
右の
四
職
種だ
け
で
二
〇
万
人を
越え
る
(
11)
労
働者が
組合に
組織さ
れ.て
い
た
の
で
あ
る。
こ
れ
らの
労働
者の
身
体
的
必
要は
、
後に
も
触れ
る
よ
うに
、
四
肢・
胸部の
矯正
体
操、
補強
運
動に
あっ
た。
短
時
間に
「
合理
的+
に
こ
の
必
要を
満た
す
寿城体操が
当
面の
支
持を
受けて
も
不
思
議
で
は
ない
。
「
夜、
家に
帰る
と
死ん
だ
よ
うに
疲れ
切っ
て
い
る
の
で
す。
一
日
中あ
くせ
く
働か
ね
ば
な
ら
ない
の
だ
か
ら、
夕
方に
なっ
て
ま
た
苦し
み
た
く
あ
り
ませ
ん。
ス
ポ
ー
ツ
な
ん
(
㍑)
て
知る
必
要も
な
い+
。
こ
うした
労働者に
た
い
し
て、
な
お
身体
運
動の
必
要を
説
く
に
ほ、
器
械体
操
を
中
核
とす
る
ト
ゥ
ル
ネン
が一
並
骨
で
あっ
た。
以
上に
示し
た
よ
うに
、
労
働者
体
育豪
速盟の
ス
ポ
ー
ツ
化
傾向に
促進
的な
条件を
つ
くっ
た
の
は、
一
般に
ド
イ
ツ
社
会
の
工
業化で
あ
る
と
い
え
る
が、
そ
こ
に
は、
①
都市
圏の
拡
大
と
交通の
発達
、
②
組織労働者の
増大と
弾圧の
有無
、
⑧
産
■車
よ
三
一一
ゝl
■
▲
業構造に
お
ける
手工
業的職
種の
比
重、
など
の
諸
要素が
給
お
み
合っ
て
お
り、
大き
な
地
方
椅差が
存在して
い
た
の
で
あ
る。
⇔抑制
的
要素
。
労働者体
育
家
連盟が
結
成
時か
ら基
本課
題に
して
い
た
の
ほ、
「
賃金
労
働者の
立
場か
ら
身
体
運
動の
(
1 3)
問題を
考え
よ
うと
する+
こ
と
で
あっ
た。
「
と
り
わ
け
連日
ゆが
ん
だ
姿勢で
、
あ
る
い
は
有
害な
蒸気の
な
か
で
自らの
労
働力の
大
半を
資本
家の
人
身
御供に
さ
さ
げる
よ
う
強い
られ
(
叫)
て
い
る
人々
+
に
とっ
て、
体
制
内
的
なD
T
の
ト
ゥ
ル
ネン
は、
「
大旦
那
連中の
金
蔵を
守り
、
そ
れ
を
満た
す
能力
を
つ
ける
(
15)
た
め+
の
活
動に
見え
た
の
で
あ
る。
連盟に
結集し
た
労働者は
、
職易に
お
け
る
健康破
壊の
な
(
1 6)
か
で
「
身体
運
動は
生
を、
運
動不
足は
死
を
意味
する+
とい
う
生
存の
問題と
し
て
ト
ゥ
ル
ネン
を
も
と
め、
さ
らに
こ
の
窮
迫
状
態を
共
有する
こ
とか
ら
来る
連帯と
団
結心
をト
ゥ
ル
ネ
ン
の
共同
活
動
に
よ
っ
て一
層
強固な
もの
に
しよ
う
と
した
の
で
あ
る。
そ
れ
ゆ
え、
連盟
会
員は
、
ト
ゥ
ル
ネン
を
「
保健衛
(
1 7)
生の
観点
か
らの
身体の
総合
的教育
体
系+
で
あ
る、
と
評
価
し
て
い
た。
最低
限の
生
存条件を
確保
す
る
た
め
に、
労
働に
よ
る
健康
破壊を
回
復しょ
う
と
する
こ
の
立
場.は
、
多分に
防衛的
な
発
へ
一
∵
ノ
.J
.
.
J
メ
ツ
ー
V
ノ
、
一
■
も
ー
ー
■
ゝ
J
ゝ
l
チ㌧
lし
1す
㌢
~′
一、
一一
ノ
ー一
レ
,一
サ
ソ
ナ
与
〆l
i
j
( 3 7 ) 【‾ト ゥ ル ネ ン = ス ポ ー ツ 抗 争+ と労働 者 体 育 家 連 盟
想
を
もっ
て
い
る。
そ
れ
は
「
一
二
時
間も
一
五
時
問もエ
場に
(
1 8)
張り
つ
け
られ
て
い
る
体
育家+
と
して
は、
有無を
言
わ
せ
ぬ
必
要か
ら
生ま
れ
た
もの
で
あっ
た。
だ
が
こ
の
発想
が
確
信に
変じ
、
固定
化し
て
し
まっ
た
こ
とに
よ
り、
後に
ス
ポ
ー
ツ
的
形
式
を
とっ
た
身体
運
動に
た
い
する
「
原理
的反
対
者+
と
呼
(
1 9)
ば
れ
る一
群の
会
員を
つ
く
り
出した
。
彼ら
は、
「
理
性
的
な
身体
養
生
(
く①
r
n
古
口
許
習
「ei
bOⅥ
望】
C
ht
)
の
原理+
、
あ
る
い
は
「
健康
原
理
(
やes
亡
n
d
Fe-
訂pli
nN
i
p)
+
を
尺
度に
し
て
連
盟の
ス
ポ
ー
ツ
化傾
向
を
抑制しょ
う
と
した
の
で
あ
る。
こ
の
固
定
化し
た
「
健康
原
理+
が
二
〇世
紀に
入っ
て
も一
定の
説得性を
もっ
て
き
た
背景に
は、
さ
き
に
ザ
ク
セ
ン
地
方
に
つ
い
て
指
摘し
た
職
種の
問題が
あっ
た
以
外に
、
青少
年の
(
2 0)
健
康水
準の
低
下
と
結核の
問題と
が
あっ
た。
ベ
ル
リ
ン
の
あ
る
学校医
は
報告
し
た。
「
学童の
五
六パ
ー
セ
ン
ト
ほ
腺病
質、
虚弱
、
貧
血
で
あ
る
こ
とが
判
明し
た。
精神的
、
身
体
的な
発
育期に
お
い
て、
すで
に
わが
国
民の
半
数
以
上
が
病
弱で
あ
(
2 1)
る+
。
青年労
働者も
例外
で
は
ない
。
労
働者
体
育
家
連
盟
の
機
関紙は
、
一
九一
〇
年に
「
内な
る
敵+
と
題
して
、
結核予
防に
つ
い
て
の
連続論
文
を
掲載し
、
死
因の
一
五パ
ー
セ
ン
ト
(
2 2)
ほ
結核に
よ
る、
と
警告
して
い
る。
「
ト
ゥ
ル
ネ
ン
が
ね
らい
とし
て
い
る
深
呼吸は
心
臓、
胸
部
お
よ
び
肺を
強
化
する+
た
め、
結核に
た
い
する
「
万
能薬+
(
2 3)
と
な
る。
反
面ス
ポ
ー
ツ
は、
「
同
じ
運
動をい
つ
ま
で
も
続
け
る
あ
の
職
業活
動と
同
様な
活
動で
あ
り、
職業病に
似た
現
象
(
2 4)
を
も
た
ら
す+
か
ら
「
毒草+
で
あ
る
と
非難さ
れ
た。
とり
わ
け、
競争に
よ
る
記
録
追
求が
、
青
少
年を
無分
別に
激
しい
身
体
運
動に
か
り
立て
て
い
る
点を
指し
て、
ス
ポ
ー
ツ
の
「
競争
凰理
(
只○
已昌r
r
昌N
p
ユロN
p)
+
が
非難の
的となっ
た。
し
か
し
そ
れ
に
もか
か
わ
ら
ず、
「
健康原理+
を
根
拠
と
す
る
器
械体
挽至
上
主
義の
立
場は
、
い
くつ
か
の
要因で
変質し
て
く
る。
第一
は、
労働時
間の
短
縮と
賃金
上
昇で
あ
る。
一
二
時
間、
一
五
時問の
労
働を
終え
て
体
育
場に
入
る
の
が
夜八
時
過ぎの
状態で
は、
短
時間に
「
合理
的+
な
体
系をもっ
た
器
械体
操
等で
健康保
持を
行な
うの
が
妥
当で
あ
り、
そ
れ
以
上の
消耗
(
2 5)
的
な
身
体
運
動は
翌日
に
ま
で
影
響を
残
すの
は
当然
で
あっ
た。
だ
が
連盟の
統
計に
よ
る
と一
九
〇五
年か
ら一
一
年ま
で
の
問
に一
日
の
労
働時
間が
毎
年約三
〇
分
ずつ
短
縮さ
れ、
賃金
は
(
2 6)
週
給二
マ
ル
ク
弱の
上
昇を
続け
た、
とい
わ
れ
る。
こ
の
労働条件の
変化の
な
か
で、
ト
ゥ
ル
ネ
ン
支
持者の
主
訂
一 橋論 叢 第七 十 七 巻 第一
号 ( 3 8 )
張
も、
もっ
ぱ
らの
健康防衛論か
ら
微妙
に
変っ
て
く
る。
「
最高記
録
追
求へ
の
努力
は、
理
性的な
限
度に
押さ
え
ね
ば
な
ら
ない+
(
一
一九
〇
九
年)
、
「
ト
ゥ
ル
ネ
ン
と
ス
ポ
ー
ツ
は、
そ
れ
を理
性的に
行
な
う
者に
とっ
て
ほ、
神
経を
引
き
裂くよ
うな
日
々
の
労働に
た
い
す
る
レ
ク
リ
エ
ー
シ
ョ
ン
と
な
る+
(
2 7)
(
一
九一
〇
年)
。
こ
れ
らの
意見は
、
機
関
紙に
濁せ
ら
れ
た
ト
ゥ
ル
ネ
ン
支
持者の
投書か
らの
もの
で
あ
る
が、
健
康
水
準
の
現
状維
持的防衛論か
ら、
漸増する
時間的
、
経
済的余裕
の
な
か
で、
「
理
性+
の
留保
をつ
け
な
が
らも
、
積極
的に
身
体
的能力
を
向
上さ
せ
て
い
く
方
向を
認め
よ
う
と
して
い
る。
ま
た、
後者の
意見の
よ
うに
筋肉
鍛練中
心の
考え
か
ら
神経
刺
激の
解
除に
も
触れ
て
き
たこ
とに
注
目
する
必
安が
あ
る。
第二
に、
ス
ポ
ー
ツ
に
お
ける
「
ト
レ
ー
ニ
ン
グ+
の
積極的
意義が
理
解さ
れ
て
き
た
こ
と
で
ある
。
労働者
組織の
場
合も
、
最初ス
ポ
ー
ツ
の
「
一
面
性+
が
非難さ
れ、
競技会の
た
め
の
「
ト
レ
ー
ニ
ン
グ+
が
健康に
害を
与
え
る
とさ
れ
て
い
た
が、
そ
の
後「
力
量の
少
ない
状態か
ら
計画
的に
そ
れ
を
増大
さ
せ
て
い
くこ
と+
自体
が
「
生
活の
節
制
と
固
く
結び
つ
い
て
い
(
乃)
る+
とい
う評価を
えた
。
とい
うの
ほ、
当
時、
体
育場は
社
交の
場で
も
あ
り、
ト
ゥ
♭.
わ
を
∴
.
し
し
ル
ネ
ン
を
終え
た
後、
飲酒
歓
談
を
行ない
「
体
育の
利益
を
浪
朗
(
2 9)
費する+
こ
とが
多か
っ
た
か
ら
で
あ
る。
そ
れ
ゆ
え
ト
ゥ
ル
ネ
ン
支
持者も
、
「
ト
レ
ー
ニ
ン
グ
な
しに
す
ぐれ
た
成
果
を
も
と
め
よ
う
とす
れ
ば、
必
ず高価な
健康を
犠牲に
せ
ざる
を
え
な
(
3 0)
い+
と
条件つ
き
で
ス
ポ
ー
ツ
の
利点
を
認
め
る
よ
うに
なっ
て
き
た。
第三
ほ、
ト
ゥ
ル
ネン
支
持者が
「
競争原
理+
を二
側面か
ら
把
握
し
始め
た
こ
とで
あ
る。
最初
は
「
階
級
矛
盾が
ト
ゥ
ル
ネ
ン
の
世
界に
まで
お
よ
ぷ+
、
「
弱肉
強食主
義+
と
呼ば
れ
た
(
3 1)
競争ほ
、
一
九
〇五
年に
「
集
団
主
義ト
ゥ
ル
ネン
+
が
提
案さ
れ
た
時
点か
ら、
た
ん
な
る
「
競
争
心
(
We
tt
e-
訂ユ+
と、
集
団の
向
上の
た
め
の
手
段と
し
て
の
「
競技(
We
t
t
打p
mp
{
)
+
(
3 2)
とに
分
け
られ
た。
「
競技+
が
「
一
方に
お
い
て
最
高の
力、
可
能な
力を
奮い
起こ
さ
せ、
他
方に
お
い
て
欠乏
状態を
教え
、
(
3 3)
そ
れ
を
補お
うと
す
る
気持を
起こ
さ
せ
る+
とい
う
見解が
出
さ
れ
た
段階
で、
す
で
に
競争を理
由とし
て
ス
ポ
ー
ツ
を
排除
する
根拠は
失
わ
れ
て
い
た。
さ
らに
、
D
T
か
ら
転入
した
会
員の
う
ち、
「
競争ト
ゥ
ル
ネ
ン
+
経
験者が
き
わ
め
て
高
度な
(
糾)
能力水
準に
達
し
て
い
た
こ
と、
オ
リ
ン
ピ
ッ
ク
大
会の
記
録が
(
3 5)
想
像を
絶する
高度な
もの
で
あっ
一た
こ
と
な
ど
が
会員の
向上
{
†、
-
′
デー
へ
「
ヰ
y
、
サ
ー
)
/
、
す
㌔
斗
叫
サ
メ
■1
甘
ご′ヤ
事
■
も
心
を
刺激し
、
競争形
式の
導入
を
助
けた
こ
とも
見逃せ
ない
。
( 3 9 ) 「 ト ゥル ネ ン = ス ポ
ー
ツ抗 争+ と 労 働者体 育豪 速 盟
最後に
、
労働者体
育豪
速盟
発足期とス
ポ
ー
ツ
を
公
認
し
た
二
〇
年後と
の
変化
を
示
す
た
め
幹部の
言
葉を
対
比
さ
せ
て
お
き
た
い。
「
ト
ゥ
ル
ネ
ン
ほ
大
衆的な
形態
を
と
ら
な
けれ
ば
な
ら
ない
。
首の
骨を
折る
よ
うな
危険き
わ
ま
る
技巧は
絶対に
避
け
るぺ
き
で
あ
る。
…‥
全
身の
カ
と
健康と
を
促進する
た
め
に、
あ
ら
ゆ
る
筋肉と
関
節
と
を
可
能な
か
ぎ
り
均
等に
運
動さ
せ
る
こ
と。
身体
は
こ
の
よ
うに
し
て
きた
え
ら
れ
な
け
れ
ば
な
ら
な
い+
(
一
八
九二
年一
二
月一
一
日、
ラ
イ
プ
チ
ヒ
に
お
け
る
連
盟発足準備会
議で
の
幹部
会決議)
。
「
わ
れ
わ
れ
ほ、
身体
運
動が
健康に
役立
た
ない
と
主
張し
て
い
る
わ
け
で
ほ
ない
-そ
ん
なこ
とは
馬
鹿気て
い
る。
た
だ、
身体
運
動が
健康
を
目
的に
し
て
行な
わ
れ
る
の
で
は
ない
こ
と、
健康上の
利益は
、
趣味を
兼ね
た
実益
なの
で
あ
り、
目
標で
は
な
く効
果(
W首k
亡
n
巴
で
あ
る
こ
と、
を
主
張し
た
い
の
だ+
(
一
九一
三
年一
二
月一
四
日
付
機
関紙
、
F・
ゲィ
ル
ドゥ
ン
ク
「
ス
ポ
ー
ツ
は
目
的か
芸術か+
)
。
こ
:■
ニ㌢
∵一
▲
(
1)
W
蓋亡】
品、
勺.
、
屯§蟄莞計
札
琵
ゝ
ふ
邑等尽Q
ミh・
Je
首N
首
-
¢
-
-.
∽
.-
阜
叫.
(
2)
ノ
5-
d亡
n
甲
句:
e
訂n〔
訂・
∽・
志-
-
N
干
(
3)
くg
-
.D訂
m.
C,
.
句ユe
de
‥
…・
P
a・
〇・
∽・
悪・
(
4)
一
九一
〇
年、
D
T
が
「
シ
ュ
ト
一フー
ス
ブ
ル
ク
決
議+
(
前
節
参照)
に
よっ
て
二
重
加
盟を
認め
た
さ
い
、
最
初に
D
T
を
離
脱し
た
三
六
ク
ラ
ブ
の
所
在
都
市ほ
、
ミュ
ン
ヒ
エ
ン
ー一
〇、
ル
ー
ル
地
方
-一
〇、
ペ
ル
ーリ
ン
ー六
、
ハ
ン
ブ
ル
ク
一三
、
ハ
ノ
ー
フ
ァ
ー
ー二
、
シ
ュ
ト
ゥ
ソ
ト
ガ
ル
イ---二
の
順で
あ
っ
た。
こ
の
地
方
に
ス
ポ
ー
ツ
が
普
及し
て
い
たこ
と
が
わか
る。
く
竿、
鼓さ
ミ卸
礼
等
→
罵声計
ミ
邑-
㌢
a・
〇・
-
ごr
∽・
-
や
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(
5)
く
箪
(
6)
く知
子
(
7)
く惣・
(
8)
くg
-・
(
9)
くg-
・Wこ
d∈
ロ
g-
ヮ.
P.
P
〇.
∽.
N
¢
叶
Wロ
n亡
臼g.
句.
、
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S
.-
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ATN
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岩P
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一N
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S
S.
山九
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Wロn
仁
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甲
句.
-
P
㌣
〇.
∽・
-
巴、
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Wi-
血
F日
野
ワ.
2
ビゐ
ロd
P
S
S
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ト
(
10)
前出拙
稿、
八ペ
ー
ジ
参照
。
(
1 1)
くg
-
・
W--
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ロ
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七・
-
P
P
〇・
∽・
-
宝・
(
1 2)
:
A旨
(
き亡
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∽
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ATN
-
-
害¢
2イ
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∽・
N
ご・
(
13)
句
岩¥
只.
-
h札
ざ鼓b
ぎ
忘-
P
P
〇・
∽
・-
悪■
(
1 4)
向丸
吉
胃Q
鼓1
ミ
聖や
へ
ミ恥
ゝ
さb
恵等、
無Q
軋
芸
寸巴
量
り
葛守
空
下
ヨY言叫
喜恥
真電さ
革Qb
か
邑b
空
白
畠叫恥
悪1
芸・
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g・
戸
F
詔g
・
く.
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戸
〇
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(
Je
首N
首)
-
恥
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S●
-
γ
(
1 5)
e
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dp
・S
S・
串
3 9
一
橋論叢 第 七 十 七 巻 第 一
号 ( 4 0 )
(
1 6)
句
岩y-
只:
h首b
恵設
ぎ忘
.
P
p.
.〇.
∽.
-
ざ.
(
1 7)
く
箪ATN
.
-
雷㌣
宅H.
〓.
∽.
00
ー.
(
1 8)
句
岩y.
声.
惣
邑訂b
守
忘.
P
P
〇.
∽.
-
ご.
(
1 9)
く払
子
A→N
-
空い
.
Zr.
-.
S.
N一
戸
宅【.
-
-.
∽.
-
3.
(
2 0)
健康水
準
低下の
ひ
とつ
の
原
因
と
して
学校
体
育の
施
設
不
足が
指摘さ
れ
て
い
た。
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-
.
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邑.
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2 1)
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雪口
山.
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山
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甲
(
2 3)
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早
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(
2 4)
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S.
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い
00.
(
2 5)
「
生
活
状
態が
苦
しい
場合
、
ス
ポ
ー
ツ
的
な
ト
ゥ
ル
ネ
ン
が
体力
を
奪っ
て
し
まえ
ば、
満足な
食生
酒
や
休
息
など
で
体力
消
耗を
補い
きれ
ない
た
め
に
健康上
の
悪
影
響は
い
ちじ
る
しい
+
(
前
出「
ハ
ー
ブル
タ
決議+
一
九
〇一
年)
。
(
2 6)
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(
2 7)
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-
富戸
山
寺・
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い・
S・
N
-
さ
戸
-
¢
-
〇・
写・
-
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S.
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岩平
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3 2)
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争心
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り、
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叶)
は
奨
励
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