「なぜ大学で学ぶのか」 大学教員に問う...講師 新津 泰昭経営学部...

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講師 新津 泰昭 経営学部 経営学科 大学で学んだ知識は、10年後には役に立た ない。そう聞いたらショックですよね。でも 世界は絶えず変化しているので、いずれそ うなるかもしれない。だから、生涯学び続け ることが大事です。そのための「姿勢」を、 学問に向き合うことで養います。 教授 堅田 利明 薬学部 薬学科 私はもともと電気に興味があり大学に進学 したものの、そこで薬学と出会い、大きく進 路を変えました。将来を決めるタイミングや き っ か け は 人 そ れ ぞ れ で す。大 学 で の 多 岐 にわたる学びや人との出会いは人生の大き な財産になるでしょう。 講師 山﨑 新 法学部 政治学科 学問を追究するためである。学問の本質は、 対象に存在する未知を明らかにすることで あり、そのプロセスは実社会における様々 な営為と全く同様だといえる。学問の追究 を通して、社会で必要となる創造力・問題解 決能力を学ぶのである。 教授 義永 睦子 教育学部 こども発達学科 大学の学びでは、経験と理論を行き来しな がら考えを深めていく。「正解がない」「答 えは一つではない」という問いを探求する 過程で探し当てた「大事にしたい感覚や信 念、目指す方向」は、あなたが人生で迷った 時に導いてくれる羅針盤となる。 教授 熊田 博喜 人間科学部 社会福祉学科 みなさんは高校まで「すでにある知識」を 学 ん で き た こ と で し ょう。大 学 で は、自ら 「課題を見出し」 「その課題の事実を明ら かにし」 「その課題の処方箋を描く」ことを 学びます。大学の学問は多様ですが、「課題 を問い続ける」ことは共通です。 教授 Thatsanee Charoenporn データサイエンス学部 データサイエンス学科 A university is not only for the education. But the environment where you can learn and explore without worrying about risks. Friends and instructors encourage our creativity, individual and networking. This is very important for our future professional path. 教授 香春 知永 看護学部 看護学科 自ら「 問 い 」を た て、問 い に 対 する 答 えを 「 探 究 」し、自分 なりの「 知 識 」を獲得する 過程を学ぶこと。将来、経験したことのない 状 況に あっても、「 問い 」を 立 て、打 開 策を 見出す力を、学問を学ぶことを通して身に 付けるのだと思います。 教授 高石 武史 工学部 数理工学科 大学で学ぶことは、いろんなものについて考 え、そこから未来に向かって歩む明るく幅の 広い道に気づかせてくれる機会を持つこと です。そのためには、好奇心を持つことと、物 事の考え方の道筋や仕組みの理解に重きを 置く学びが大事です。 教授 三浦 一朗 文学部 日本文学文化学科 専門的な学びを通じて、それまでの自分に は見えなかったことが見え、世界がまるで 違ったものとして見えてくる。この驚きと 喜びに満ちた世界の再発見こそが大学で 学ぶ醍醐味の一つです。誰かの答を待たず、 学ぶ意味を自分から見出していって下さい。 教授 船越 洋之 経営学部 会計ガバナンス学科 将来像を明確にイメージして目標を設定し、 自ら主体的に努力すること。そうした社会 人として自立するために必要なことを修得 するために、大学で学ぶのだと考えます。も ちろんそれは勉強だけではなく、クラブ活 動や留学でも構いません。 教授 村澤 慶昭 グローバル学部 日本語コミュニケーション学科 無 意 識 に 学 ん で きた ことに「 な ぜ?」と 目 を 向 け、謎 が 解 け た ら 心 底 感 心して「 へ ぇ ~」と 言 って い る 自 分 に 気 づ く。大 学 は そ んな知的好奇心を満たす「知」へ誘うステ キ な 空 間 で す。単 な る 知 識 の 詰 め 込 み と は 異なる自由な学びが、ココにはあるのです。 准教授 石黒 武人 グローバル学部 グローバルコミュニケーション学科 “Is it really true?”(それは本当か?)と批 判的に考える。“ Wh y ? ”(なぜ そうなのか?) を探求する。そして、考え抜いたアイデア を効果的に伝える方法を工夫する。こうし た学びが未来を切り開く力となります。 教授 村松 陸雄 工学部 環境システム学科 「 大 学 の 学 び はロックン・ロールだ!」 社会の即戦力になるために大学に行くのか? いや、批判的思考、主体的判断、知的行動とい う武器を身につけ、既存の価値観を揺るがす、 イノベーティブな変人になろうじゃないか。 教授 齋藤 英里 経済学部 経済学科 学ぶ意味、生きる意味、働く意味。大学とは、 まさにそうした「意味」を考える場なのです。 試験のための学びでは、合格したらそれで 終わりです。学びが本当に身につくために、 様々な知識を受信できるアンテナを高く張 り巡らせて下さい。 准教授 金 政秀 工学部 建築デザイン学科 先のことはわからない?本当でしょうか。 後になって考えるとそこにはヒントがあっ たはずです。大学で学ぶ価値はまさに「少し 先のこと」を学ぶところです。ヒントを必死 になって掴めるかが、卒業後の少し先の将 来に大きく影響するでしょう。 教授 一ノ瀬 正樹 教養教育・哲学 「 私 は 何を知っているのだ ろう?(クセジュ)」。 私たちは限られた知識しか持たず、多くの ことについて無知だ。そうした無知を自覚 し、知識を少しでも広げようと悪戦苦闘し、 視界がぱっと広がる経験をすること、それ こそが大学での学びである。 講師 日野 慧運 人間科学部 人間科学科 「 学ぶ 」とは「 まねる 」こと。大学の教員はそ の道のプロですから、その知識や考え方を積 極的に吸収してください。大学での学びは自 由です。何を学ぶも、広く学ぶも、資格のた めでも、人と違う学びをするのも自由。ぜひ 楽しんでください。 副学長・教授 池田 眞朗 法学部 法律学科 大学で学ぶ最大の目的は「自分を発見する」 ことにあります。数十年後に自分がどうな り た い か を 考 え、そ の た め に 努 力 を す る の が、大学。良い成績で卒業することが大事な のではありません。しっかり自分探しができ たかどうかが問われます。 教授 廣瀨 裕之 教育学部 教育学科 「大いに本を読もう。しかし書かれている ことを鵜呑みにするな」といつも学生に 言っています。「なぜそうなのか」を常に考 え、疑問を持ち、そこに至る過程を探究し てほしいからです。未知数の可能性をどれ だけ伸ばせるか、それが大学での学びです。 教授 David Tedone グローバル学部 グローバルビジネス学科 Should young adults be trained for jobs, to serve the sociopolitical aspirations of a nation, or for personal growth, satisfaction, and transformation? Universities offer a broad range of paths, and you can find diverse opportunities for your future. メッセージ全文は QRコードから 03 04

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Page 1: 「なぜ大学で学ぶのか」 大学教員に問う...講師 新津 泰昭経営学部 経営学科 大学で学んだ知識は、10年後には役に立た ない。そう聞いたらショックですよね。でも

講師 新津 泰昭

経営学部経営学科

大学で学んだ知識は、10年後には役に立たない。そう聞いたらショックですよね。でも世界は絶えず変化しているので、いずれそうなるかもしれない。だから、生涯学び続けることが大事です。そのための「姿勢」を、学問に向き合うことで養います。

教授 堅田 利明

薬学部薬学科

私はもともと電気に興味があり大学に進学したものの、そこで薬学と出会い、大きく進路を変えました。将来を決めるタイミングやきっかけは人それぞれです。大学での多岐にわたる学びや人との出会いは人生の大きな財産になるでしょう。

講師 山﨑 新

法学部政治学科

学問を追究するためである。学問の本質は、対象に存在する未知を明らかにすることであり、そのプロセスは実社会における様々な営為と全く同様だといえる。学問の追究を通して、社会で必要となる創造力・問題解決能力を学ぶのである。

教授 義永 睦子

教育学部こども発達学科

大学の学びでは、経験と理論を行き来しながら考えを深めていく。「正解がない」「答えは一つではない」という問いを探求する過程で探し当てた「大事にしたい感覚や信念、目指す方向」は、あなたが人生で迷った時に導いてくれる羅針盤となる。

教授 熊田 博喜

人間科学部社会福祉学科

みなさんは高校まで「すでにある知識」を学んできたことでしょう。大学では、自ら「課題を見出し」 「その課題の事実を明らかにし」 「その課題の処方箋を描く」ことを学びます。大学の学問は多様ですが、「課題を問い続ける」ことは共通です。

教授 Thatsanee Charoenporn

データサイエンス学部データサイエンス学科

A university is not only for the education. But the environment where you can learn and explore without worrying about risks. Friends and instructors encourage our creativity, individual and networking. This is very important for our future professional path.

教授 香春 知永

看護学部看護学科

自ら「 問い 」をたて、問いに対する答えを「探究 」し、自分なりの「 知識 」を獲得する過程を学ぶこと。将来、経験したことのない状況にあっても、「問い」を立て、打開策を見出す力を、学問を学ぶことを通して身に付けるのだと思います。

教授 高石 武史

工学部数理工学科

大学で学ぶことは、いろんなものについて考え、そこから未来に向かって歩む明るく幅の広い道に気づかせてくれる機会を持つことです。そのためには、好奇心を持つことと、物事の考え方の道筋や仕組みの理解に重きを置く学びが大事です。

教授 三浦 一朗

文学部日本文学文化学科

専門的な学びを通じて、それまでの自分には見えなかったことが見え、世界がまるで違ったものとして見えてくる。この驚きと喜びに満ちた世界の再発見こそが大学で学ぶ醍醐味の一つです。誰かの答を待たず、学ぶ意味を自分から見出していって下さい。

教授 船越 洋之

経営学部会計ガバナンス学科

将来像を明確にイメージして目標を設定し、自ら主体的に努力すること。そうした社会人として自立するために必要なことを修得するために、大学で学ぶのだと考えます。もちろんそれは勉強だけではなく、クラブ活動や留学でも構いません。

教授 村澤 慶昭

グローバル学部日本語コミュニケーション学科

無意識に学んできたことに「 なぜ?」と目を向け、謎が解けたら心底感心して「 へぇ~」と言っている自分に気づく。大学はそんな知的好奇心を満たす「知」へ 誘うステキな空間です。単なる知識の詰め込みとは異なる自由な学びが、ココにはあるのです。

准教授 石黒 武人

グローバル学部グローバルコミュニケーション学科

“Is it really true?”(それは本当か?)と批判的に考える。“Why?”(なぜそうなのか?)を探求する。そして、考え抜いたアイデアを効果的に伝える方法を工夫する。こうした学びが未来を切り開く力となります。

教授 村松 陸雄

工学部環境システム学科

「大学の学びはロックン・ロールだ!」社会の即戦力になるために大学に行くのか?いや、批判的思考、主体的判断、知的行動という武器を身につけ、既存の価値観を揺るがす、イノベーティブな変人になろうじゃないか。

教授 齋藤 英里

経済学部経済学科

学ぶ意味、生きる意味、働く意味。大学とは、まさにそうした「意味」を考える場なのです。試験のための学びでは、合格したらそれで終わりです。学びが本当に身につくために、様々な知識を受信できるアンテナを高く張り巡らせて下さい。

准教授 金 政秀

工学部建築デザイン学科

先のことはわからない?本当でしょうか。後になって考えるとそこにはヒントがあったはずです。大学で学ぶ価値はまさに「少し先のこと」を学ぶところです。ヒントを必死になって掴めるかが、卒業後の少し先の将来に大きく影響するでしょう。

教授 一ノ瀬 正樹

教養教育・哲学

「私は何を知っているのだろう?(クセジュ)」。私たちは限られた知識しか持たず、多くのことについて無知だ。そうした無知を自覚し、知識を少しでも広げようと悪戦苦闘し、視界がぱっと広がる経験をすること、それこそが大学での学びである。

講師 日野 慧運

人間科学部人間科学科

「学ぶ」とは「まねる」こと。大学の教員はその道のプロですから、その知識や考え方を積極的に吸収してください。大学での学びは自由です。何を学ぶも、広く学ぶも、資格のためでも、人と違う学びをするのも自由。ぜひ楽しんでください。

副学長・教授 池田 眞朗

法学部法律学科

大学で学ぶ最大の目的は「自分を発見する」ことにあります。数十年後に自分がどうなりたいかを考え、そのために努力をするのが、大学。良い成績で卒業することが大事なのではありません。しっかり自分探しができたかどうかが問われます。

教授 廣瀨 裕之

教育学部教育学科

「大いに本を読もう。しかし書かれていることを鵜呑みにするな」といつも学生に言っています。「なぜそうなのか」を常に考え、疑問を持ち、そこに至る過程を探究してほしいからです。未知数の可能性をどれだけ伸ばせるか、それが大学での学びです。

教授 David Tedone

グローバル学部グローバルビジネス学科

Should young adults be trained for jobs, to serve the sociopolitical aspirations of a nation, or for personal growth, satisfaction, and transformation? Universities offer a broad range of paths, and you can f ind diverse opportunities for your future.

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