二本松神社の祭礼囃子...

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竹下英二1・銭懸絶之:、二本癒神経の祭耗縫子 r9 2 二本松神社の祭礼囃子 (4〉 「しゃぎり」における太鼓のリズム構造 葉.はじめに これまで,二承鞍紳被の祭礼囃子1こ臠する講萱 澱告を,3躍にわたって,本紀要に揚載してき だ㌔その茎(婚84年§捲)では,祭礼と囃子の 藤要を述べた後,祭で鞍露される7つの字(7町 内〉の難子の中から,ド亀谷馨灘の懸欝の一つであ る,「しゃんぎ鯵至この騎ではヂしゃぎむ」とは 呼ばず葬しゃんぎり」と辱ぶ〉を選び,その奮楽 麟内容と性格を購らかにした。この慈暮を選んだ のは,麟嚢中で最も威勢がよく,音楽的にも麺の 醜欝の基本的な要素を包揺的にもっているからで ある。その2(欝85奪2月)では,薪亀谷簸塗に おける勉の全ての麟蓉,麗ち,「角兵衛∫角兵籍く ずし」「藪露葺豊囃子∫昇殿」の音楽麟内容と性賂 を瞬らかにした。そして,その3(欝8§奪3月) には,醗究範雛を二本頓全体に拡大する講礎とし て必要な,7欝内全て,懸ち,本臨,亀谷㌫,鷺 懸懸},松馨諜緯f,濃麟嚢弩,若宮欝},享轟轟鬱ぎの「しゃ ぎり」(または「し争んぎりあ以下「しゃぎり」と する。)の採譜結果を擾示した。 今遽でほ,(茎),(2)の結果を踏まえた上 で,(3)の採譜結栗の分析を舞い,若干の考察 を試み,二本掻神祇祭礼囃子「しゃぎり」におけ る太鼓の婆ズムに関する一応の結講を塗すことを 意斑する。本論慧,次の3点から購成されている。 (i)二本種神祇の祭礼囃子野しゃぎむ」1こお ける太鼓の馨ズム1まどんな要素から構成されてい るのか。 (2)各臨(各字)の「しゃぎ射における太 鼓の婆ズムはどんな特色をもっているかα (3)二本松神彩ヒの祭美し難二子野しφぎり」にお ける太鼓の婆ズムはどのような構造をもっている か。 竹佐 下藤 英純 なお,分婿と考察にあたっては,譲懸と隅棟に, 聡秘騒葎に二本綴蓋連連合会によって金聾・麟 作されたレコード「二本絞ちょうちんまつり 礼囃子集」(棄芝S琶L-7§2馨~2圭)を主たる鰐 象として購い,現地調査や祭事し薬嚢の録音・録薩 でそれらを榛完することにした。というの雄,こ のレコードは当縛の各醗のギ若連霊が欝らの囃子 をできるだけ忠実に再饗しようとしたものである ということと,この懸饗縁1タズムパターンを響興 的に緩み合せて曝かれる盤賂が強いため,祭礼当 羅の録音では打ち手i人ひとむの綴人様式が色濃 く患て,籍毎の鑓型的な形式を導き議すと瞬時に, 臨懸の疑1較を鴛う場合の基準が決めずらいという ことを考え合せると,レコードのものがより適切 ではないかと鵯薮したためである。 また,郭内舞の難子は,曙穣解隼に亀谷・鴛 灘霧鋳の尽力によって麟鐵されたものであること を前もって捲締しておくことにする。 岩代醗立新殿中学校教論 2.太鼓にお捗る華ズムの構成要素 緯月8醤夕亥llに,7瞬の大鼓台が亀谷環一夕1ト に集合し,患発に先立って曙かれる場合と,羅羅 深夜鴛時前後に毒役所に到着してから,解数繭 に曝かれる場合の,「しゃぎ鯵」のテンポをメトロ ノームで灘ってみると,最も速くなるときはおよ そノニ24§か,それ以上となる。とむわけ後者 の場合は講者よむいっそう速くなりがちである。 というのは,難役醗に至彗着し,しばらくの瞬,そ れが奏されるが,その後7台の太鼓台にそれぞれ 点されていた3騰余のちょうちんの火が消される と,太鼓や笛の音もパタ1ナと騰むやみ,なんとも 言えない薄寂が訪れるだけに,それまでの,各鴎 競っての打ち合いには,これで祭の最高頂場面が 終了してしまうという意識が強く饑き,桂絶なエ ネルギーの爆発が見られるからである。囃子方の 中には,朝からそれまでの畷にかなりの酒を飲ん でいる人もいて,運動神経も穣轟麻痺しているは

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Page 1: 二本松神社の祭礼囃子 (4〉...竹下英二1・銭懸絶之:、二本癒神経の祭耗縫子 罐 2r9 二本松神社の祭礼囃子 (4〉 「しゃぎり」における太鼓のリズム構造

竹下英二1・銭懸絶之:、二本癒神経の祭耗縫子 罐 r9

2

二本松神社の祭礼囃子 (4〉

「しゃぎり」における太鼓のリズム構造

葉.はじめに

 これまで,二承鞍紳被の祭礼囃子1こ臠する講萱

澱告を,3躍にわたって,本紀要に揚載してき

だ㌔その茎(婚84年§捲)では,祭礼と囃子の

藤要を述べた後,祭で鞍露される7つの字(7町

内〉の難子の中から,ド亀谷馨灘の懸欝の一つであ

る,「しゃんぎ鯵至この騎ではヂしゃぎむ」とは

呼ばず葬しゃんぎり」と辱ぶ〉を選び,その奮楽

麟内容と性格を購らかにした。この慈暮を選んだ

のは,麟嚢中で最も威勢がよく,音楽的にも麺の

醜欝の基本的な要素を包揺的にもっているからで

ある。その2(欝85奪2月)では,薪亀谷簸塗に

おける勉の全ての麟蓉,麗ち,「角兵衛∫角兵籍く

ずし」「藪露葺豊囃子∫昇殿」の音楽麟内容と性賂

を瞬らかにした。そして,その3(欝8§奪3月)

には,醗究範雛を二本頓全体に拡大する講礎とし

て必要な,7欝内全て,懸ち,本臨,亀谷㌫,鷺

懸懸},松馨諜緯f,濃麟嚢弩,若宮欝},享轟轟鬱ぎの「しゃ

ぎり」(または「し争んぎりあ以下「しゃぎり」と

する。)の採譜結果を擾示した。

 今遽でほ,(茎),(2)の結果を踏まえた上

で,(3)の採譜結栗の分析を舞い,若干の考察

を試み,二本掻神祇祭礼囃子「しゃぎり」におけ

る太鼓の婆ズムに関する一応の結講を塗すことを

意斑する。本論慧,次の3点から購成されている。

 (i)二本種神祇の祭礼囃子野しゃぎむ」1こお

ける太鼓の馨ズム1まどんな要素から構成されてい

るのか。

 (2)各臨(各字)の「しゃぎ射における太

鼓の婆ズムはどんな特色をもっているかα

 (3)二本松神彩ヒの祭美し難二子野しφぎり」にお

ける太鼓の婆ズムはどのような構造をもっている

か。

竹佐

下藤

英純

 ※之

 なお,分婿と考察にあたっては,譲懸と隅棟に,

聡秘騒葎に二本綴蓋連連合会によって金聾・麟

作されたレコード「二本絞ちょうちんまつり 祭

礼囃子集」(棄芝S琶L-7§2馨~2圭)を主たる鰐

象として購い,現地調査や祭事し薬嚢の録音・録薩

でそれらを榛完することにした。というの雄,こ

のレコードは当縛の各醗のギ若連霊が欝らの囃子

をできるだけ忠実に再饗しようとしたものである

ということと,この懸饗縁1タズムパターンを響興

的に緩み合せて曝かれる盤賂が強いため,祭礼当

羅の録音では打ち手i人ひとむの綴人様式が色濃

く患て,籍毎の鑓型的な形式を導き議すと瞬時に,

臨懸の疑1較を鴛う場合の基準が決めずらいという

ことを考え合せると,レコードのものがより適切

ではないかと鵯薮したためである。

 また,郭内舞の難子は,曙穣解隼に亀谷・鴛

灘霧鋳の尽力によって麟鐵されたものであること

を前もって捲締しておくことにする。

※ 岩代醗立新殿中学校教論

2.太鼓にお捗る華ズムの構成要素

 緯月8醤夕亥llに,7瞬の大鼓台が亀谷環一夕1ト

に集合し,患発に先立って曙かれる場合と,羅羅

深夜鴛時前後に毒役所に到着してから,解数繭

に曝かれる場合の,「しゃぎ鯵」のテンポをメトロ

ノームで灘ってみると,最も速くなるときはおよ

そノニ24§か,それ以上となる。とむわけ後者

の場合は講者よむいっそう速くなりがちである。

というのは,難役醗に至彗着し,しばらくの瞬,そ

れが奏されるが,その後7台の太鼓台にそれぞれ

点されていた3騰余のちょうちんの火が消される

と,太鼓や笛の音もパタ1ナと騰むやみ,なんとも

言えない薄寂が訪れるだけに,それまでの,各鴎

競っての打ち合いには,これで祭の最高頂場面が

終了してしまうという意識が強く饑き,桂絶なエ

ネルギーの爆発が見られるからである。囃子方の

中には,朝からそれまでの畷にかなりの酒を飲ん

でいる人もいて,運動神経も穣轟麻痺しているは

Page 2: 二本松神社の祭礼囃子 (4〉...竹下英二1・銭懸絶之:、二本癒神経の祭耗縫子 罐 2r9 二本松神社の祭礼囃子 (4〉 「しゃぎり」における太鼓のリズム構造

2各 礫縫大学教欝学鵡講纂第蓬4弩

ずなのだが,超革色的なテンポから逸§発することな

く糞琴き績…謬る様は圧巻という夕紅まない。「しゃぎり」

はこのように雛野方の気持を高ぶらせるだけでな

く,瞬の人々を興奮の渦の中に巻き込む魅力をもっ

ている。

 健って、このような囃子の録畜から直接に採譜

を行うことはほとんど灘難であり.練習鋳に「君

達」が軽羅髭を習得するため1こ耳1いる臥『羅轟歌(廃絶

した舞}もある〉と太鼓の宰孚さばきの態毒薬を礎蓼訴

にしながら,連続する流れを,婆ズムパターンに

分解することによって,分籔することがはごめて

纏縫となった。

 至〉小太鼓の琴ズムパターン

 小太鼓は一一定の蓼ズムパターンを終始響き統轄

るが(難き手は,小学校菱二学奪から中学校までの

男子である。〉,それ隷書、髭麟に示したように鱗によ

って異なり,アクセントの位置も異なる。小太鼓

は,君達の舞3く大太鼓に余せて奏されるカま,一叢

して終始くり題さ為るという意練で,こグ)磯子の

基盤をなす1声ズムと考えることができる。

 2)大太鹸の撃ズムパターン

 はごめに,大太鼓の1ナズムパターンを亀谷靱を

縫にしてみてみることにするが,この驚の場合は,

「講樫2」(27簑)に示すような蓑の彗ズムパター

ンに分けることができる。

 そして,レコードに録音された事鱗の場合には,

以しのような琴ズムパターンが,

A-C玉一D一亜一F2-FI一至一G一一五一}㍉一一

F隻…亜一A-8垂一。皇一£1一D一五一F2…ド}一

至一G一至一F2-F玉一至一A-C-i-A-C……E一正)一至,という鐸護尋こ接続されて成り立っ

ていることが分る。

 このようにして取り鐵した7町全てのサズムパ

ターンを㎜一覧表にまとめると次の這登りとなるザ諜

鯛3ダ28嚢~29賛)。 表の横の系列には,太鼓台の進行顯にしたがっ

て、左から,本職,亀谷舞,瞥賠鱗,松濁鞠,根鋳

町,若宮範,郭内簿.と醗鬱した。そして,総鎮

守のおかれている本鱗の「しゃぎり」の畔ズムパ

ターンを記し,それと縁むものが勉驚に存在して

いれば○印をっけ,それと類継したものがあれば

実際にその事タズムパターンを記した。また,本臨

にないリズムパターンの場合も講様な考え方をと

総総一至2

藩籬薄 野しゃぎ》涯の串太鼓の饗ズムバターン

   r3r  曲3r  ド3r が3r本瞬      1

騨』一   R L r“  」胤 才

萩 」 箕 オ 寒  」 衆 イ

ー3桝  ←3r  卜3   ~3r        多

”ぞ浮腫舞

一” ヤ茎強募一左夢弱舞一

R  」 只 」 9  L R、

←J r  -3-   3r   阿津r

簸輪舞

9 」 r 』 時 L 曾へ3r   繍    、磁噛    3r

R 」 只 L 9  し に 長骨Jr   ト、ま、  門3肯   嘩桝

   R L ヒ ヒ い し 廠 才   睡3r  け2r  トJr  r3「  拝」一  糎J r郵麟 i  昏      蔭   9  し 9  L  良     ぽ  レ  R  垣  良

鯵、表の最も左麗に銚釐する緯}に穫ズムパターン

を記し,それと購じものが存在している町には○

韓をっけ,類型があればそれを記した。さらに,

レコードには収められていないが実鰹には奏され

ているものについては( )をっ酵て記した。

 一方,表の縦の系列には,弓ズムパターンを醗

遷した。醗羅にあたっては,まず,多くの緊で小

大鼓の讐ズムの中核をなしている.∫)を反復す

ることによって成り立っている畦ズムパターンA

を最擁に挙げ,次に,各露霜舞で箆較的莫迦牲の高

いものを,そして,最後に縫鋳に顛鍛姓が認めら

れない簿独自のものを,それぞれ列記した。

 なお,表は3つにグループ分けされているが,

その穣礎については,鳶,で纏れることにする。

 次に,この表に鍵って各琴ズムパターンの特色

と機能を鹸離することにする。

 ①1ノズムパターンA[ ア藩彗♪プ》〆♪ 攣コ

 この琴ズムパターンは,7町全てに存産し,小                 ずをコ太鼓が基本的にもっている婆ズム,躍ち}♪の反

復によって成り立っている。婬は左巻交譲こ繰り

嵐される。

 鰻麟麹の場合は,この婆ズムパターンに醸らず

地鶏のものと異なっているが,そのことに関して           くみ職の人々は,昔から縫欝fに与しないという字意識

が強かったことと,乏面戸時代善こ遊郭があり,客の

気持を撰きつけるために独特な》ズムが奏されて

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管下奨 ・薩藤続之!1本秘神経の祭礼雛畢 緯 27

譜鰹2 亀谷霧の大大鼓の蟹ズムパターン

Ar」r  6r  [3r  ←3r

l 」   慈 」舜、

一Jr  栖3r  昌3r  酉Jr界む転辞

コ「

3舜

ンr

ヂコ〉ヂコン

ダ」

ユ「

」籍

ンr

 諺

至  一コκン7ン

ン~

9  “

 疹2「一3寒

ン「ヂ

」   グ㌧グ“ ヌプフ ヌ・γコ  7一ラ

   ドヨう3エ  只 し

ラ止

りγぎ

ヌフ

ヅ之

 」

ダ)

{書鐸

グ.」

  ヂ㌦ブヌツ■ ヌツフ ヌツフ   ドきむ         にきう

ご  暮    寒紅

ノ㌧艶ズアフ  ズツ7 ヌツ」r建r

飛  」       荻

グ」ヂヌツコ グ㌦ク“ヌア 7㌧グヌγフ ブン

E

ンノ只ンク 

「良ン3

“亡

クg㌧

苑 .《ぎ     鼠

ク㌧ 蘇

ダツダ》 ダンダン   すヨっi只  勲

          9       9    糞

   ヂン  ヂン!  ヂン   一3一ヤ  r3州    r3r

r匙 只L猟  《 焦

    摸El        韓

年ゑ ノ》 ヂンr3r

ノ・ヅ    ブン    )一r 蒔r  け3r   ク~ン

9   爽    衆 し 汽

           鐸

   参グヌツコヌ7フグン   一3胃  戸主

殺  黛  挺  只   ノ」グヌッフ プン   だまコ   だまう

酵  只融  賑 衆   グ’ブヌツン  ク㌧  プン   亡3r   卜3r    r・3唱

ク㌧〆スァフ ズッコク㌧

蒔・農事至」一=メ}三手

             払    L  群  k        エ          ウン残ララツマヌツコダン

いたことを運由にあげるが,その真鶸の程は分ら

ないし,いっごろどのようにしてこのような1ナズ

ム様式を形成するにいたったかも覇然としない。

 この琴ズムパターンは,曝許を盛り1二げていく

のに極めて有効であり,その際は,鷺然のことな

がら,はむめのうち大太鼓からあまり離さずに打

たれていた季孚が次第に高い点から菖ち降ろされる。

           ヂこり            ②1タズムパターンBU♪含~~璽」

 これには聴毎の類墾がみられるが,それらを…

嬉して工っの婆ズムパターンとみなしたのは,i   ガオコ羅は身と奏さ魏2翻と鎚隷ま・休惣こなるか,休符に近いような弱音でそっと添えられ

る,という点で共還しているからである。とりわ

け,若宮難のものは,2~4拍馨までがかなり弱

い鷺で奏されてお鯵,小太鼓の音にかき漉される

穫の畜である。

 この1タズムパターンは,機して茎拍羅にアクセ

ントがあ瞬ヲ,4捲線こ躍アクセントが反復

されるが,曝二子が高揚してくると,承購}や亀谷籍

の場合は,4餐1醤にもアクセントがっくことがあ

麓襲名峠擁1歎

る。また,若宮鵜のもの1ま.2蕎{蓑から逢撫嚢に

か1ナて婬の振り計1げ方が次第に大きくなむ,鷺がだ

んだん強くなる。 さらに1,籔綺馨ぎのものは,独特

な婬さぱき,つま鯵,季孚どうしを持ち合せる奏法

(麦と表記)がみられるが,1ナズム購造は罎様な

ものと肇1擬し,この1タズムパターンに換えた。           けい   ヅぎキ ③1タズムパターンC[ポ♪擁♪~型1

 リズムパターンBが4拍毎に強打されるのに嬉

して,彗ズムパターンCは亙拍舞と3拍難,5拍

薦と7拍難というように奇数拍が強葺される。

 各霧とも婆ズムの影はほぼ瞬じであり,この後

にはDが直接きたり,鷺が簡充的に入ってからD

がきたりすることが多い。

 この馨ズムパターンに先立ってリズムパターン

Bがくることが髭較的多いが,その場合は,Bが4

拍にi麟アクセントをつけた婆ズムであったので,

それを2揺に1演アクセントをつける馨ズムにす

ることにより囃子のエネルギーを促進させる欝き

がある。

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簿総一12檬島大学教無学藻譲葉第藝号28

慧    9て藁設エ慧9  雌擁箪噸リ 憾藻く9艮畷譲 紹暑ρ鷺欝

  叢 ○

煮建蓼sμ趣鍬緯 簿舶類G襲撃申確紛熟蕃器握・製t徽匝需緑嘩露玉宴。ぞ麩轡縦旨      ㎜

○ ○

ヂ↓舞雪曇違叢雲二叢誌ぜ .艶瓢 , .賓継壕図慧臨画 .露9難り一          eq   血つ           マ           め

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髄 ○

薯菱.誉;…ミ耗ξ義 ○○ ○

  萄○  ・、騨  鐸母(奪

禦裏し、義 禽簿、 )

欝{勢褐囑カ~ 禽講

壌  攣

き翼專F ぐ~

@暑ミ 導虻ミ 』、

論貿無袋黛

_園肇m、葵蒸,

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    ヒ鳶@   宝急    笠r駄○○    差    ζ4

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欝 (葱(   ( へ

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2§本松神挺の薬礼雛子 纏蝕藤縫之竹下英

○ ○ ○

、       、kミミ⊇ミミ三ミミ奪轟畳68益后

�X薬量  マ ? 丁 ?? ↑ ら構考s窪窪

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3春 機鑑大学教欝学鋸論集第麟号

 ⑳撃ズムバターンD[J J凄’攣]

 この1タズムパターンは,構造を1単純な影をして

お諺,1ナズムパターンA・B・Cとともに各墨ぎに

おいて共通性の高い1タズムパターンである。婬さ

ぱきは裂段段R一一一という蓄ぎち方が各蓑警でよく

繕いられているが,祭礼当籤の実漫録麟を分観す

ると,殺し艮L一一一というものも時折みられた。

 このリズムパターンは,各簿若連が「次の琴ズ

ムパターンを繰む1おすまでの時霧1かせぎ」などと

表現しているように,援雑な婆ズムパターンを奏

するまで音を持続させる饑きがある。また,これ

には曝子のテンポを変える働きもある。つまり,

大太鼓奏者は,露分の意図したテンポを小太鼓奏

者に要求し,テンポを次第に速めたり遅くしたり

するが,その鰹,小太鼓奏者が§分の意臠したテ

ンポになるまでこの峯ナズムは打ち続けられる。鍵っ

て,当然のことながら,碧ダン」の打数は捻舞と

か捻打とかといったようにその時々によってまち

まちになる。

 ⑤1声ズムパターンE[」Σ争ゴ」塑】

 これは,本簿,亀谷霧,管緩鴎(以、1講時のレ

コードのものには存在しないが,実溌録畜のもの

1こは存在している),頓岡麓,若宮馨}の5欝巽こ存

在し,」}手ま涯という婆ズムが2回繰り返され

ることが多い。この》ズムパターンの檸さぱきは

疑RL嚢衰しと食し衰L嚢しの2種類があり,各

鰹の奏壽によってまちまちである。

 亀谷緯の1ヌズムパターンE1では,地斑のもの

よりかなむ複雑な影になっている。つまり,それ

は,鶴数拍でサイクルをなしていないために安定

感を欠いて持続するので,せきこんだ感じを与え

るのである。

 なお,若宮籍においては,「しゃぎり」とほぼ

講じ音楽構造をもち,穫対的に音量の小さくなる

「若馨窪手」という囃子が存在するが,これ毒こ1ま

凄}譲ズあ誌(誌は太鼓の表旛を檸で一定時懸押え

つける奏法)という1タズムパターンがみられる。

 ⑥婆ズムパターンF藝ゴ謬5謬5♪ま 型]

 この馨ズムパターンには,いくつかの若干異なっ

た1タズムの影をしたものを…琵した。欝と罫【を

共通の馨ズムパターンとみなした条件として,イ)

i拍§は」》,3餐1霧と4拍羅が∫つ涯あるいは ぞラ

フ’〉’となっていること,ロノ蓬擁でiサイクルを

なしていること,ハ)茎拍嚢と4拍羅にアクセン

トがあるということ,の3点があげられるo

1鍵8-12

 なお,亀谷欝と竹縷鞠には,その磐に 壽悔》」

という3拍子でできた,かなり独客な琴ズムパタ

ーンが認められる。 これは,F}の2餐{藝または

3拍難が欠落してできたような彫をしているが,

このパターンの直後にでてくるFtと結びついて,

「ダダスッコダン ダダスッコスッコダン1とい

う縫繕歌にみられるような,講子めよい醤ズムの

流れをつくり議す場合がある。

 ⑦婆ズムパターンG lゴ》ゴ》J J 型ヨ

 これ慧,嘆ズムパターンFと属様に,4擁で至

サイクルをなし,2鰹繰り返して奏されることが

箆較的多いが,3霧娼と4拍繋が基本的には碁

というアクセントのついた彫になっている点が異

なる。

 この蓼ズムパターンにもいくつかの類璽がみら

れる。亀谷鞠のものは,i凝1妻1ま逢拍蓑を癒婬で

持ち鋒ろした復すぐに振り菱二げ,2羅欝の逢類諺

は局じく癒婬で欝ち降ろした後そのまま一定時購

檸えつける奏法である。嬢麟窮のものは,4拍嚢 ドぢうに麟と装鋳的な音が越えられている。

 樗さばきの点で窪難すべきは,大太鼓の表藏を

婬で一定簸闘揮えつける奏法がみられるというこ

とである。この奏法は,鍔しゃぎり」の中ではこ

の琴ズムパターンにのみ存在しているものであむ,

勉の麟護,特にテンポの遅い「豊囃子」に多照さ

れているが,それらから簷馬し,瞬髭籔馭したも

のとも考えられうる。

 ⑧琴ズムパターン}葺特殊灘董ユ

 これは,撮麟瞬と若宮麟の2鱗にのみ認められ

る弓ズムパターンである。飽の瞬ズムパターンに

はみられない4連符厩が含まれているが,若連

卿には,r薯に密伽えた轡では毒となり,それを繰む返すとなると,左春が遂になり

奏するのがかなむ難しいためにそのようにしてい

る.という人もいる。

 また,横縫麹と若宮瞬は地理的には離れている

が,祭礼嶺舞の太鼓進行のときは隣どうしの麗係

にあるため,微分1ナズムを多賭した様式である縷

瞬鱗のものを若宮霧が懸屠・闘化した酵能牲が強

い9

 ⑨移ズムパターン董[特殊型21

 これは亀谷町國膏のものであむ,昭穣解奪に

麟患された郭内麟でも採羅している。

 このパターンはD,碧玉,Gにひき続いて奏さ

れることが多く,これらはF、,Dが右手で終る

Page 7: 二本松神社の祭礼囃子 (4〉...竹下英二1・銭懸絶之:、二本癒神経の祭耗縫子 罐 2r9 二本松神社の祭礼囃子 (4〉 「しゃぎり」における太鼓のリズム構造

管下英ン銭藤縄之!1本穣神経の祭礼雛子 癖 3垂

ため,次に瞬じ蚕手で費つには休止が必要であり,

またGの4餐建1は濤樗で打ち経ろすという特徴が

あるため,持ち降ろした婬を欝び撮む1急げるため

に時間がかかることに,それぞれ起製してアウフ

タクトの1ナズムパターンと績み合わされていると

患われる。これらの繕ぴつきによって,変化と統

一に満ちた,より大きなl/ズムの流れがっくりだ

される。

 なお,この1声ズムパターンは,第4矯の輩が

ノ♪ に変形された場合,嘆ズムパターンAに

つながっていくことが多い。

⑭1タズムパターン3 藍特殊璽3]

 これは,瞥霧麹嶽膏のものであり,鶉内欝でも

採賭している。

 これは,6拍でiサイクルを基本としている。

その場合,2雛羅から5雛難までの婆ズムが亀谷

町の婆ズムパターン1と類継し,1ナズムパターン

」の2粕講およ3拍§を欠落させると ぎ磨極3

となり,鯵ズムパターンGと一致するため,亀谷

騎の2っの1ナズムパターンを統合して麟出された

酵能鮭.も考えられる。

 郭内鑓の場合は,小太鼓の婆ズムが3撫子に鱗

鐡されたために(羅轄艇奪に2拍子に変更した)〔2…,

その分籔に合せなければならず,5,6,7拍と

多様な」のパターンが生まれたと考えてよいだろ

う。

 ⑪撃ズムパターンK藝特殊墾41

 これは,根麟醗特需憂)もので,5拍を茎サイク

ルと大太鼓奏者が意識しているパターンである。

この第5拍舅嬢は,横き続いて奏されるパター

ンG尋こ先立って,ゆとりをもたせるための予講

的な特色をもっている。

 畿に,採譜結果をみると,以一しのA~Kに該麗

しないものも玉,2あったが,それらは遠いテン

ポの申で即興的1こ次から次へと籍たな喜タズムパター

ンが打ち畿されるので,時には斑な饗ズムに変っ

たり,患遅れたり,脱落したり.余計に響きすぎ

たりすることがあるためである◎

3.各跨ぎ)》ズムパターン連結の特徴

 これまで,「しφぎり」の大太鼓の蓼ズムパター

ンをA~Kの縫に分類し,それぞれの特籔と機

能について考察したが.次に,臨毎に,それらが

どのように連結され,どのようなリズム様式の難

罫が影戯されているかをみてみることする。

 》ズムパターン連結表をつくるにあたっては.

中核的なものを,饑えば.承難の場合,C芝を,各

鴛の一…定の位置に難寇し,その羨後に縫の1ヌズム

パターンを糞£1董すること1こした。各行習頭の数‘整

は,中核的な彗ズムパターンをめぐるひとまとま

りの連結の顯番を示す。

 また,1タズムパターン記号の後の分数における,

分母はその》ズムパターンが薄舞でぴとまとまむ

になっているかを示し,分子はその合計の揺数を,                  主導それぞれ示している。健って舞えば,C蓉は,C

の1タズムパターンの場合,8雛でぴとまとまりと                     雄みなし,それが2暴奏されていることを示し」喜

は,」の1タズムパターンの場合,6拍でひとまと

まむなので,それが3籔奏されていることを示し

ている。なお,見やすくするために,分舞は,Ei

6雛,F23拍,G55掘,」5~7拍,K5擁墨洪外の蓼ズムパ歩一ンは全て8拍ひとまとまりとして記入した。さらに,玉音のように管ナズムパター

ンが途中でとぎれて次の1タズムパターンに移って

いる場合はそのまま接続して記したが,舞えば,

   一驚萄》」う灘擁騒謬う謬謬雛    のよう1㍍

璽,騨ち, 鵡象》∫」灘  の末尾とA,躍ち

2繁挙一一一一の冒頭がコンジャンクトしている場

合は,重複部分を〔で示し,そのヒに,重複雛数      うきじ     τ§を記し,至τA喜のように表した。

 以、ヒ,7臨の婆ズムパターン連結表を克てみて

も,亀谷,松縄,若宮,の3織こA→C、の進行が

《本町の讐ズムパターン連繕表〉掻♂星88}婆8亙2~享届享ま~毫~エ8ε下

        ,  ノ        

,      ~

CCCCCCCCCCC

董 芝 3 4 奪 § 了 書 § 轟 正

餐 韓 馨 騒 § § 騒 § § 垂 豊

玉~豊8C

C~茅C

c筆

£~C

 厚   ノテ  8c疹 董〉y βマ

。、肇喋纏 ノ星    ノ盤    謹C響  勝事 β蓄

。峰酵8奮。拶曜峠C拶 駐拶 猛璽 ぎ    ガ    ど

。4酵母。、?搾峠。夢 夏}終 β豊

’8    8    ヂ

。,肇呼畦 14c一 一一一 ’~

Page 8: 二本松神社の祭礼囃子 (4〉...竹下英二1・銭懸絶之:、二本癒神経の祭耗縫子 罐 2r9 二本松神社の祭礼囃子 (4〉 「しゃぎり」における太鼓のリズム構造

32 磁島大学教毒学課論集第軽讐

〈亀谷欝のリズムパターン連結麦〉

2ま蓬§§?8§馨

§馨騒§讐馨§鱗茎

                   ロ

欝舞舞柵舞↑

A 董 玉 董 三 五 董 茎 茎 茎 一.

 ノ3玉〉一

 ~ 4籔一 」

ぎ蚕’孟

β房

Fメ璽

。躍

。、望

。、讐曙曜

嬬吟

〈唇醗酵の夢ズムバターン遷懲表〉

董窪34落書?諺§§

e暮露酵彗駐彗§彗更

輩正身乙3尋S

童ii玉i

ひゼ 8   

@ @ @ 

              ロ

        峯8  メ♂  ㎜

        エ

        G  G  一

  冷『    

8歪 4蓄  3マ  〃5

  熱   

住 臨  臥  A

3y≦83び   ゆ茅‡亨♂簿 ~? 

4》

舞鉾4づ黄舞訟ρz義

」3」議ぎ議JJJ3 」孟」み」,驚饗バ喜憂鷺表〉

23違S彗?書§§

§鋒§§騒§§き至

重2

董董

C崖 ~

烹一業腰♂峯ヂ

C C C 2C書一

 8

愛牟4冨

ひ 野

ひ豊

 8

墜8擦8

P露

鋒確確峠憾、確確嘩曜

   夏}2 ^域    δ ’」響C、三   Gが ε      蛭8

驚8一♂

A

i鰺魯一i2

3違§§?き

ii藍至墨玉露

   至}♂

c糞多 ♂    8c護  互)擦 8    ~ 盆q- 8

き〉尋

 叢翌)》

茎》荏

 ♂

亙〉4

 ぎ

確確Aぜ 轟A蓄A》 養Aぎ

A誉

〈橿麟符のサズムバターン達意裏〉      甲一3噛

艶譲曜讐

~ポベ

美‘7葦玄‘£‡玄~

  KKKKK

婁裏撮8エ88}圭~ま3

  残政振鼓残

基 

ε 

3 垂 

叢 

§

縫》 高甘 

彗 

轟辱 § 爵∪

3一♂亙季立摩8『8ぶ一ぎ

難疑縫暮暮

4『4警墨84等

んんんん

く若宮締の夢ズムバターン連詩表〉

醗霧峠

                   )

                   荘

置窪遵§§?彗窪書董23毒…§字書§§

自酵馨§暮§登暮i蔓i玉蔓董i墨壷玉2

誰露盤.巽咋馨韓蘇躊跨巽

畦暗暗曝曝曝峠

8一墓参簿4

象査B駐

曙麟.馨解,曙跨曝盤窯曙確畷曙

424ε4ぎパ蓄48μマメ~謀8路♂8~8♂訟♂ぶ茅

C C C C C C C C C C 鰹 C Cεll嘆

 3    /~β鐸  c・撃

A拶 慧8 8    ヂ ■;~   ノ~

3鐸 C藩

曝。♂

£2エ8~y8&

狂G露狂

£8イ萎玄8慮♂

Aβ駐登

若欝轡で纏、 rし争ぎり」とぼぼ隅む音

楽構造をもち、音量の小さくなるギ若磯子窪が連

続レて奏される。上の表の、㊤では拍子木が入ウ

(若雑子への移行慮〉、⑫でも船子素が入る(も

やぎ考〉への移行点》。

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瞥騨英、饒藤縫之:二本絵神経の祭耗雛子 韓 33

〈難内轡のリズムパターン連麩表〉

§董

23遵・導§?舞V

霞幕§§騒舞サ§

唇§

蓋23縫S§7馨§§豊

玉董隻豊至重養墨隻2童22

3毒S

屯乙222§

」 盛ぷ墜3  

置3遜ε至εタぐ  

エ8£妻4蚕     4一夢 雲差 蚕8 8ぎ 亙♂

汽糀   靴靴為熟   β翫G     A ド 

G  A  群

青6㌣ぶ奪合6殊6殊6警鴨よ啄6一落黎盈6魂《6壕£}γ轡よ魂∫}蘭6醜諭雪?海蘿6曳極

議轟義轟轟毳毳」毒鑑轟講議毒鑑JJ峨あ毒毒3謬」議ぎ

4蓄

欝至言勘

畷。4G詳欝,歪

。蕃G素馨

 摩   4c垂藩  〉蚕

 ざ   4   タ   ぷC噸 G垂示 欝痔 璽~

 ざ   ダ   4cゆ G尋 嘗垂茅 聯””

存在しているが,それ以量1多くの鱗紅共遽した婆

ズムパターンの進行はみられず,いかに韓毎にA

~Kの鯵ズムパ歩一ンの連結のし方を嚢麹に1二夫

して独嚢の舞の「し砂ぎむ」をつくりだしている

かが分る。

 ところで,鶏然のことながら,11の7欝}の連結

表は,それぞれの欝麺〉特定の羅き手の藪産であり,

纒人様式を含むものであるので,それらをそのま

ま麟の様式とみなすことはできず,懸人の羅興的

選毅の結漿でもあるといえる。しかし,その鱗人

は驚の様式の墾い手でもあむ,レコ一戦こ録音す

るにあたってはト分に町毎の伝統内容を醗殊した

であろうことを考えると,基本的には購の様式が

体饗されているとみなすこともできるだろう。

 次に,各字の大太鼓の喜タズム儀式を量の薇から

みてみることにする。ゼ表雛は,1}ズム連結表に

基づいて,各字のリズムパターンの頻綾(一と段)

とその麟合(下段〉を示したものである。また,

「褒2達は,各》ズムパターンの大きさが大小ま

ちまちであるためそれだけを単純に鋤較できない

ので,その総締数(上段)とその割合(下段)を

示したものである。ヂ褒3」の左鰭の数字は,頻度

と総拍数の爽鍮からの割合を5段繕1こ分けて示し

たものである。割合を麟序尺度銘したのは,各室

の録齋時難が異なるので頻度開,総拍数懸を単純

に髭較できないからである。そして,紅裏3」の右

麟のアルファベットは,それら講者の5段踏分類

褒1 継ズムパターンの頻度

{ グみ 畢 一 “

 本←・

名  A 釧C P …

猛  碧  G  }{

㎜一一。 一州.

茎 護 巽

町 21亀i5鮎1刻

一搬型 x騰    若宮駿

数麟型

複合型

・審鷺1 ・ 5     5 1

  塁.i i6.4i23、3熱海才一i君     27.引器、3

 3 il欝.71

一煽■5連7卑魁、

2  2

   一一       3竹騰8.§慧.3i

隊麟磁、1』                5r   5 郭内麹       8無8・6i亀騰r語8段9』釜81

馨國1』1国    2.2…   2暮.i

  一一.一し

 5 1iほ7.§

帖下襲ぎ一

    4?

 35新

謹5耀∴績i十一一す  2  26 3.蓬144.8…

  ㎜†一

 暗,『一

4馨

2

3.4・

i2

}「一

U皿 

 9u2翫

掌  5

鳩83

“  2

  §

 2証

-・ 8

“3ε

6 1欝.31

58

2§.劇34

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34 醸鶴大学教奮学離譲葉第蓬蓬弩 1§88一茎2

で玉以一とのもの,つまり,両者とも5賑以上のも

の,を太字で,それ以下のものを総字で,また,

レコ㎜ドのものにはでてこないが,実擦には聡い

られでいるものは( ){言の纏字で,示したもの

である。

 これらの結桀から,どのような穆ズムパターン

がどの程度灘いられているか,またリズムパター

ンの種類を多く難いているか少なく繕いているか,

表2 饗ズムパターン毎の総鎗数

・演奏時聡は事毎にまちまちである。パターン懸に重複している捲は,講方の

 嘆ズムパターンに灘算した。

   …    字 名i A

   l亙司一1

鱗型i鵬剛諏   薩嘉          5.7.    ロの

   i畑驚鵬i   Fヨ・魏 型 ы�增c総漿

   1

灘型曝露丁蒸

       ;     判。 聾

       し     劃

     薦毒 38       オ     逢.8!鰺、i i5.3

     騒幅一羅     i3.5153.3 33、i i

           欝1           7.壌1

    廟摂簾   _陣・     321   銭マ

程劇顎,、4’3           露81

星置繋 

建  F 餐

  i7、5i隠・

搬麻、r

   §面一

K  計

5盟

3物i解21. il㌔li2i5

塗籠「r一望・、蔚二』硬前業54

房即警十陣  i2一圭7創

嘉塑       ■

  2了、3

ii

ii3豊

2磐

表3 蟹ズムパタ7ンの量的頻震:上段1総鬚数一ド段:ノぐターン

字  名 A

    本   』二霜覆型i糧麟驚   「   『   一 一 ㎜

    若宮麟        一十尭一一÷2   1磐籔晦

敏鯉座雛闇1

護』纏鋼

c D 麓

創(e)

  3913旺

F

(ξ)

G…「…

42伝

牒綜

坦    ε

 e

    ii

 一一{                 

 駐  D

義血 δ

2〔多    2〔》    26    28 8

i2  22

経料∵,.杜十         2          K         2        ド        一触

4

i

336

」5峨

露 4

5雌灘驚以、t 遵鷲30~4§賑 3瓢2§~29% 2羅緯~i§% i二5~9驚

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瞥下薬“・銭藤縄之1二本籔禅蛙の祭枕雛畢 綿 3毒

が分る。擁えぱ,本職のものは,Cを多難しつつ

B,C,Dを中£耀こ暴嚢み立てられ,ノマターンの種

類は極めて少ない。それに頬して,亀谷麹のもの

は,特建のパターンを多絹することなく,A~G

をまんべんなく難い,しかも至によって醒牲穐し

ていることが分る。また,曙秘37年につくられ

た郭内簿のもの1ま,中核的機能をもつ」を竹譲雛,

Cを亀谷瞬から,縫のものは爾海から,それぞれ

繕嬬・瞬化したことが分る。

 さて,先にみた,7簿み連結表を視覚的により

分むやすくするために,r表雛~「表3蓬をも参

照しながら,穆ズムパターン連詩権造籔董として

まとめてみた。この獲の作成にあたっては,以下

の点に留意した。

 ① 各町内で繕いられているものを全て書き出

す。

 ②太字のアルファベットは,それから羨発し,

そこへ戻るような中核的機能をもつ馨ズムパター

ンを意賺する。

 ③ 矢印は進行方向を示す。進行度合の駕較的

強いものは太線→で尽す(量的な報籔は,夢裏賛

ε表2」を参考にして得った。)

 @ 掘互に進行が認められる場合には蘇→で示

す。一方の進行が縫方に鈍して強い場合には締で

示す。

 以髭の構造園をみると,それらは,

 ① 数種類の華ズムパターンの繕環的進行を中

籔毒 「しゃぎ墾婆の大煮鼓の蓼ズムバターン   遵轄讐造纒  継奪は」就めのバダーンフ

¢N㌧ノド   》

 亀谷職

寸\!蓬>〆x

        脅

 縷麟騰

♪ヒA\珪

 著窯緯       塞

臭マ王》←

雇線ノ  管露覇

・ζ盆

聴診

藝納警

鰺濁舞}

3/  A 6

\C/Dへ憂塞

鰭幾藥」本歌,掻癖霧,巷霧霧

1放窮漿一1

瞥懇馨至,擾濁霧,翼内海「複合覆」

亀谷職

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36 薦島大学教嶽学藻論集第艇碧 玉盤8-i2

心とするもの(これを罫鑑環璽」と響ぶこととする),

 ② 中核的な1タズムパターンからの拡散とそれ

への藪棄を中心とするもの(これをr敏躯型」と

呼ぶこととする),

 ③①と⑫の複合したもの(これを「複合璽」

と響ぶこととする),

の3つ1こ大難墨することができる。欝董ち,

 「婚覆璽」には,本町,椴麟籍,若宮町が,

 薪敏雛型」には,竹懲簿,綬緯籍,郭湾鱗が,

そして,

 「複合型」に慧,亀谷驚が,穏当する。

 相辮的に,「徳澱型」は.安定した様式であるの

で露興盤の度合が少ないのにたいして,「敏雛型」

は,聡き手の多様な羅翼鍵が可能であるから様式

としては流動的であるといえる。

4.二本松における「しゃぎ馨」の酵ズム携造

 これまでのことから,二本穣のヂしゃぎ馨雌1ま,

各宇毎に,共通の婆ズムパターンと独嚢の蓼ズム

パターンとを素材として醒し,それらの量的な翫

合のし方と結びつけ方を二£夫しながら,趣舞塗的な

構造をもった1ナズム様式を生みだしていることが

分った。そこで,次1こ,ここでは,各字の購にど

のような連関盤があり,瞬全体としてどのような

特色があるか,について考察することにする。

 鋳舞多した「瀞13」にはあらかじめ3っのグルー・

プ分けがなされている。ここではそのように分類

した遷趨,それぞれのグループの特色,そしてグ

ループ閣の連麗姓について験試することによって,

「しゃぎり」の1ナズムの全体像を瞬らかにするこ

とにする。

 [第董グループ~《・8・C{擁

 A~Dを第iグループとしてくくった理露とし

ては以下の3点が考えられる。

 Aは,大太鼓の1タズムパターンとして難いられ

るのみならず,小太鼓が終始一貫して瞬き続ける

蓼ズム,または,それに近いものであり,残鯵の

8~Kは小太鼓との連翼において聡かれるという

意練で,この囃子の基盤をなす嘆ズムパターンと

いえる。これらの連関は,分数に』おける分母に小

太鼓の嘆ズムパターンを,分子に大太鼓の箏ズム

パ外ン耀し調えば,恵難絆,款は鰹≒Dなどと表示することができる。そして,

 なε表3]から分るよう1こ,Bは6騒警,Cは5難}(し

かし,レコードのものにはないが,実擦に繕いら

れている竹’襲鰹を含めると6駿),至)は7駿と,

ほとんどの籍で購いられている。従って,これら

A~Dの喜ヌズムパターンは,二本掻の「しゃぎむ、

1こ共通的性烙を与える上で重要な役割を緩むてい

るといえる。

 第2の理癒は,後連するように,第2のグルー

プは闘売約機能,つま鯵,囃子に変位をもたせる

機能が中心になっていて,字毎に微妙な違いをみ

せるいくつ寿〉の類型的ノぐターンの集合体として威

む立ち,第3グループは特定の字に限って存産す

る独衰嫉の強い蓼ズムパターンであるので,第茎

から第2,第3への分化・発展はありえても,第

2,第3から第茎への緩雛はあ叶えない。

 上の2つの還感に超えてさらに,相蝿的に吝い

囃子との比較においても,A~Pが「しゃぎ穆」

の中心的1タズム機能をもっていることがうかがえ

る。戦麟の雛子の再瑳が溝能な数少ないi人であ

る,本鞠の葎藤栄藏翁(大薦3奪生れ)が羅いて

くれたものは次の通むである毛蟹改頁)。それは,

テンポがおよそ」凱鶯5であったから,今醤,

鐵発時や嚢着時に奏されものと疑鼓すると半分か,

それ以下のゆった修した演奏であった。

 これを,醗在,本籍で奏されている,先に掲げ

たく本窃の拶ズムパターン連結表>のものと髭較

すると,現在のもので毒よBlま講等だが,Cは約

2~塁倍,Dは約2焙憂)拍数になっている。これ

は,時代の変此に懸癒してテンポが速くなるにつ

れて,もとのままではあまりにも早く次の1タズム

パターンに移行しすぎて,安定感のないものになっ

てしまうためである。

 撃藤翁喜ま, 「躍孝馨の毒まむめ頃から若連を弓i退し

た終戦直後までの本籍の囃子は,いま私の瞬いた

ようなものである。いまのものはとにかく速すぎ

て,お囃子でなくなっている。ゆっくり歩きなが

ら,ゆつくむ瞬けと上の者にいわれたものだ塀。

瞬む講子でどこまでも打つのが理想だった。また,

東灘鐙お祭の流れを汲むものだから,優雅に曝か

嫁ければならないのだ霧。そして,これは二本松

禅嫉への奉納囃子なので昔から厳賂に守瞬云えら

れてきたものであむ,いま私が羅いた1ナズム以外

のものを入れるようなことでもするものなら,、紅

の者から厳しくしかられたものだ。」と語っている圭%

 また,松岡騎の江購嘉一翁(絹絵43隼生れ)

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竹下英㎜1・鑑藤縄之1一二奉籔神経碓祭祝磯子 緯 37

〈欝藤栄蔵髭のリズムパターン連結表〉

腿。凄喋喋    餐

麗。響喋喋欝。4峠峠麟。β響8蓄    叢薦。輝 欝望嘩

麗。握3ダ嘩解。・夢野窒響

館。窟P望醇雛。4ひ肇醇1繋α蒙喋喋鷺。護β夢β蓄豊2c,髪喋喋

茎3c・嬉喋喋    鑑擁。藩 登ダ昨騰。4駐夢β多露。ギ醗酵露。護野望畷    多鰺。響 麟ダ昨露。ダ野望醇僻。{窒峠…{〉潜水繋縛琳三の蹴、’♪p l

であるの㌶薄して、欝藤翁のものは、顕露鋤である.

 また、{舞藤翁の場合、

Cl蓄よ  躁毒葛難

    玉2搬が欝繰、

    総掘が晒1、

藝〉は.

    鰯ゆ{1懇1、

    欝拍が§轡、

    纏雛が騒織、である。

は,野昇殿や驚兵籍はほとんど昔と購じだが,しゃ

ぎりの打ち方慧少し変った。昔のしゃぎりはどの

字もだいたい購じだが,多少違っていた。昔は進

鴛顯にしゃぎ鯵の遠さは変えなければならず,先

頭め本革弩は一番速く,最後尾の若宮は一番遅かっ

た。しゃぎりは人の心を高ぶらせる囃子だから,

競争心が高まると,蒼い人がポンプ小屋から鳶鷲

をもってきて,隣の字の小太鼓の疲にぶちさして,

けんかになった鯵,練習時の子どもたちのこぜり

あいも絶えなかった。しゃぎりは人の心をいき鯵

たたせるカがある語と語っている。

 醸iかに,江灘翁の言うように「しゃぎむ」は人

の心を最もかきたてる囃子であ善,その点はいま

も蕾も菱蟹まない。縫って,戦羨のものもかなり

威勢のよい,嬉嚢を強く喚起するものであったこ

とは懸違いない。しかし,今騒のものと比較する

とはるかに,夢}藤翁の害うように,決まったパター

ンをゆったりとしたテンポで,アクセントをっけ

ずに振纒の少ない音萎灘こよってどこまでも響き続

け,平静な精講を醸し出していたはずである。

 攣藤翁の羅いてくれたものが,以羨はどの字に

もそのままの形C’野塾で伝承されていたとは        兎考えら醜い.し就,鵬でも,C雫唇を反復して曙いたという譲i鍵はないにしても,それ

らを中心的なパターンとして皺む込みながら,軽

重の差はあるにしても弛めパターンを簾秣し,ど

の簿でも,一方で若干の独自牲を示しっっ,縫方

で共通的牲賂を共有することにより奉納囃子とし

ての統一性を保っていたはずである。総鎮守のあ

る本臨は「露本垂と呼ばれ,祭礼では中心的な役

割を果し,囃子を守っていこうとする意識は極め

て強く,異なったパターンを取り入れることには

纒めて消極的であったがゆえに,比較的古い型を

守りえたともいえるが,このことも上のことを是

認するための蓬癒のiつとなるであろう。換一言す

れば,轄もやを縫って,砂舞遠を太鼓台を覗きま

わしながら,ゆっくりと穏やかに練鯵歩く奉納囃

子としての「しゃぎ鱗の瞬ズムは,多様多彩な

畦ズムパターンが蓉まぐるしく変化するものでは

なく,箆較的少ない1フズムパターンを反復させた

り,再現させたむしながら聯かれていたはずであ

り,その燦には,第2,3のグループが中心的役

割を握っていたとは考えられず(それらが若干混

合していたとしても),A~亙)が重要な機能を果し

ていたはずである。

 以.との3点の理露から,1タズムパターンA~D

は,「しゃぎむ」の婆ズムパターンの申では,戦

繭,戦後を問わず最も基本的なものとみなすこと

ができる。

髪第2グループ~E・F・G窪

 1ナズムパターンE・F・Gを第2グループとし

てiつにまとめあげた鍵蓑蛾ま,いずれも囃子の中

で中心的機能を果すというよ蓼も補完的な役割を

握っているという点である。擁えば,終始D-

B5(A)一C}一狂(ε玉,E2)の叢姦びつきを基

Page 14: 二本松神社の祭礼囃子 (4〉...竹下英二1・銭懸絶之:、二本癒神経の祭耗縫子 罐 2r9 二本松神社の祭礼囃子 (4〉 「しゃぎり」における太鼓のリズム構造

3書 蕎鶏人常数糞学熱論葉第曇号

本1こした「舞舞嚢璽」の磯垂二野である若紫蓄鬱ぎと,害彗会

は少ないが講嫌な結びつきをもつ亀谷鰹のもので,

£は囃子に変化をもたせるために重要な役割を棄

している畠また,Fは,竹懸鱗,郭内簿,亀谷晦

のいずれにおいても,「敏財型」の灘子ないしはそ

の部分において,惑羅と衡量の縫1系における後者,

躍ち健霧的位置にあるものとみなすことができる。

さらに,G慧.亀谷臨,瞥霧驚,擾懸馨弩,郭内麹

では,Fと縫嶽に衛星的後難を握い,と鯵わけ秘

濁舞ではその重要雛ヨが高い。また,Gには,雛の

機能もあむ,綴鹸難では,終嬉馨ド駁一Gザ蕪一

A1一£)の餐{びつきを基本とした「鱈環萎穀」の囃

子の中で,1ヌズムに変化を誓え,変{雛こ富んだ欝

調をつくりだす役割を藏じている。

 このように,第2グループのパターンは,囃子

に変化を纏える役割,換嘗すると,骨継となるパ

ターン闘を充実さぜて,難子をより多彩なものに

するための鶴亮的機籠を果しているといえる。

 これら3つのノfターンのうち,G尋ま§鬱ぎのもの

にみられ縫絹頻度も最も高いのに薫要して,£,F

はそれに比べて耀いる麟も畷られ,綾絹頻度も低

く,第2ダループの綾絹頻度はまちまちである。

また,これらを第壷グループに含めなかったもう

iっの理想は,それが字攣1にそれぞれ微妙な違い

をみせるいくつかの類藥的ノfターンの集合{本であ

るからである。

 さらに,Gは痩霧する籍も多く,鑓羅頻度も決

して低くないという点だけを考えると,あるいは

第重グループに含めてもよいかもしれないが,鷺

充的機能のことを考え合せて第2グループに含む

ものと享ll欝参した。

[第3グ膨一プ~H・1・」・K3

 これはある特定の字に醸って存在する,嬢互に

連縫のない懸盤的叛パターンから成り立っている。

 }繋ま若露韓にもあるが,根麟醗特奮のものであ

ろう。というのは,これは綴織醗の1タズム様式を

斉一にするパターンであるからである。この講籍

は,太鼓台の進行顯が隣どうしなので,恐らく若

宮麹は根麟鷺から繕購・瞬銘したものとみなして

よいだろう。また,」は管欝麹特;有のものであろ

う。というのは,邸内籍の囃子は亀谷瞬と管網町

の詣導のもとに新しく生まれたものであるからで

ある。至は亀谷欝,Kは摂鑛舞}特有‘のものである

ことは聡らかであるσ

 これまでのことから,二本植の「しゃぎり」の

欝88一董2

大太鼓の1タズム様式は,基本的なパターンである

A~○,闘充的なパターンであるE~G,そして

字独嚢のノぜターンである翼~Kを素季尋とし,字1こ

よって,「鱈覆型」.「放射型涯,それら濁音を

含む「複合型」.のいずれかの連結購造をもつも

のである,と継妻禽づけることができる。

§.おわ》に

 _二本総神社の祭礼囃子「しゃぎり」は原初的な

ものからはじまり,絶えざる麗麗を続け,これま

で1こ極めて洗練された様態がっくりだされてきた。

そして,今醸では,二本掻縫)「しゃぎり」様式の

舞格をなす「基本的なノ寸ターン雄,灘二子に変{とを

譬える「闘充的パターン」,そして字独嚢の懸盤

をプ罫す「季寄殊的なノ{ターン」が妻箋雑1こ纏み込まれ

て,7つの字によって独幾の1ヌズム様式が形成さ

れている,ということが分った。

 今後の課題として,この囃子の変遷過程を措き

妾奏すため1こ,伝播過程や近隣地ま或のものとの漢1わ

りなどを楚握すると瞬時に,笛の縫律や瞬ズムな

どの分観を行うことが必要である1了1。また,福島鋲

全体の祭囃子の系統牲を掘握するために,調査・

考察の地車を広げていかなければならない。

最後に,これまでお盤話になった二本掻毒の多

くの方々に心から感謝の意を表したいの

         [注〕

(D  そのiは,鞍下英二・饒藤純之「二本松

紳挺の祭純囃子一一一亀谷織のくしゃぎり>に

ついて」,その2は,賛下英二・佐藤純之r二二

水掻神祇の祭純雛子(2)一一一亀谷麹」,そ

の3は,竹下英二・鶴藤純之ヂ二本松禅挺の祭

礼囃子(3)」 (注「し令ぎり」譜擁集)の繰

題で,ゼ福轟大学教脅学藻譲葉(人文科学蕩霧雄

の36,37,39号に,それぞれ掲載した。

(2〉 二本麺棒祇祭礼囃子は聡秘綴奪3月舞

露こ編轟県教育委員会から県文建購の嶽定を受

けたが,それを機会1屯 γ野~~ギ鍾斧 と修

整した(薄単は竹籤欝のノ曙ターン,後辛は亀谷

露}のノ{ターンであり,再考を統合イとしたものと

いえる)。

(3) i§87隼驚月露醸こ揮藤翁宅において

録音し,話をうかがった。

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磐下英…『い鑑藤縄之1『『二本糧禅娃の祭純雛子 鶴 3§

(護) 明治・大正顛には,太鼓は太鼓台の上に

のって曝くのではなく,歩きながら畷継た。

(5) 絹猿建都氏は,二本擾の囃子は京蔀の蔽

園囃子の流れを汲んで継ると書籍伝えられている

が,講者の懸名,楽器の構成などの鷺較綾討を鴛つ

た結果,現在のもの紅はそ㊧ような麗係が顕著に

みられると1まいえず,むしろ歎舞伎の下座音楽の

影響を大きく受酵て疑る,と旛擁している。(槻癒

達鄭紅二本鞍蓬こお纏る祭礼囃子の藤流 そみ二」,

婚82,橿鳥渓絡学会ζ福島の髭浴邊3?~妬頁)

 また,筆者も,そのi,その2,で捲締したよ

うに,笛の分極によってこの点を一臨裏づける

ことができた。しかし,現在の二本彰}の祭事し彗縫子

は,京蔀の紙霧雛子よりも時代的に後の音楽,つ

まむ中啓・近選薬楽などく歌舞鼓囃子,懸流の笛

や太鼓なども含めて)の影響を締らか勇かたちで

受けたことは確かだとしても.異体的な開運姓が

瞬らか菱こできる段隙こはなく,さらに今後の講糞

が必要である。

(§〉 欝欝隼欝舞舞鍮こ江嚢翁宅でう勲がっ

 た話の一編である。

(?) これまでに行った調査・分極1に基づいて,

 §下のところ,一徳次のような飯議を立てて華

 る。

 二庫総め祭礼囃子の音楽嶽式1ま,禅楽太鼓の

織式,鼓率心の様式,そして璽在の榛式と,3

遽にわたって変銘してきた。(そのi,臆~5§

頁を参照のこと)。

 奉論で論むているのは,当然のことながら,

第3鱗のものであるが,これ1ま幕末雛から,基

礎的靉靆,発展的靉靆,懸盤的段贈,の3鱗を

経て今雛こ至って疑るG

ASt畷y搬FestivaiM慧sic滋N撫。懲懲&もs慧/4/

…丁短R盤y癒盤ic S包銀。も慧re oぞD欝欝P&r総…

盆暮i獲}AK至}8}鷺?A   Yos鼓室y鍍麹圭SA?o

 丁盤琶玉》rese溢璽}興〉er捻3峯簸rt oξ&ser玉es o蓄st醸墨茎{}s孟簸翼灘。灘醗ε美tS畿Fesもlvε護M慧s重。.

丁飴興r鈴seoεt娠S夢鱒er重S$S夢8融1董yto盤雄ec隻¢&r議琶出y塗麟cs繊。臆reo奮6澱鑓夢a醜語。嚢ε○ぞt袖嚢嚢鶏も騰,t艶s絵癖i.

難eS擁9滋購S隻Cζ0登S重stSG懸CO曲搬t融0ギ嶺邊撚㈱磁ε薯or圭忌SO釜r墾yt嚢翻C照tt琶撒S.

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     轟.∫沸海》 難き》ぬ 毒》」》ま 轟、擁碁

  2.贈se簸改攣3茎癒¥も麺豊。舞もt鱗s

     ε、ざゑ碁  ぜ》∫》」あのゴあμ

  3.膿童鐸2癒ぎ撫翻。韓ttg羅s

     曇麟倉ぞt魏sε麟嶺。嚢盤量(6孟st漉ts)瞼s饑餓圭£幽rsty董e嘘童磯。&曲e醗段艶ぞ罫轍

     so搬琶顯量鱗e馨t臆鐙s.

難鱒&yt墨。球茎潔sty董馨so蜜S蓋罐r童cre翫te曲yt鎗sむve簸礁。獄alc&誌ec亙&ss圭{童e盤sfol董ows=

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  2、r藤&墨七y警e

    reci夢roca七沁麟etwee縫G鍛eβ撫et農r躍atも8騰a簸透SO贈sat藤t暮0簸es、

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    農eo欝欝os墨もe o髭疑罐綴至駐r鍛6r露呈a至盤硫童。盤.

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麟 橿羅大学教欝学翻譲葉第磁弩 謄88一董2

【参 考董

(i)平地を練む歩く太鼓台

(3) 若連の厳しい§が光る練習

(5) 音と婆ズムに集中して曝く子どもたち

         ダや しかた(2〉 太鼓台の中の離子方

(魂)  中学生葬ま;奉誰各的な毒孚さばき

(6) 小学校低学年は小著予勝軍