本年度は「rn(リニューアル・ニッケ)1 q 当期の連結業績見通しについて...
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Q 当期の連結業績見通しについてお聞かせください。
本年度は「RN(リニューアル・ニッケ)
130ビジョン第1次中期経営計画(2017
~2019年度)」の最終年度にあたり、通期
の業績予想は、連結売上高1,200億円、連
結営業利益90億円、連結経常利益93億円、
親会社株主に帰属する当期純利益63億円
で、当初予想通りとしています。また、第1
次中期経営計画の目標数値を達成し、前期
比では4事業部全てにおいて増収増益を見
込んでおります。売上高、各利益では過去最
高数値を更新し、営業利益は10期連続増益
となる見込みです。 株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
当社第189期第2四半期連結累計期間(2018年12月1日から2019年5月31
日まで)のニッケレポートをお届けするにあたり、当期間の事業概況をご報告申し
上げます。
Q 当第2四半期の業績の概要についてお聞かせください。
当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績は、連結売上高589億円弱
(前年同期比10.6%増)、連結営業利益42億円強(前年同期比19.3%増)、連結
経常利益44億円余(前年同期比15.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利
益29億円余(前年同期比27.2%増)となりました。セグメント別では、売上高は
衣料繊維事業が前年同期比で減収となったものの、他3事業部が売上を伸ばし増
収となりました。また、営業利益は4事業部全てで前年同期比増益となり各事業
部とも堅調に推移しました。
トップメッセージ/Q&A
連結財務ハイライト
売上高第2四半期累計 通期
(百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益第2四半期累計 通期
(百万円)
営業利益第2四半期累計 通期
(百万円)
1株当たり当期純利益
(円)
第187期(17/11)
4,082
第187期(17/11)
51,980
第187期(17/11)
2,660
103,498
第188期(18/11) (19/11)
53,230
8,348
第188期(18/11)
3,576
5,270
第188期(18/11)
2,304
71.52
第187期(17/11)
第188期(18/11)
110,538
第189期
58,876
120,000(予想)
8,368
第189期(19/11)
4,267
9,000(予想)
5,274
第189期(19/11)
2,932
6,300(予想) 72.26
第189期(19/11)
86.66(予想)
ニッケグループ代表日本毛織株式会社 代表取締役社長
2019年11月期第2四半期は前年同期比で増収増益
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TOP MESSAGE / Q&A
<2019年度連結業績予想>売上高 営業利益
衣料繊維事業 37,500百万円 2,500百万円
産業機材事業 23,200百万円 1,650百万円
人とみらい開発事業 43,200百万円 6,350百万円
生活流通事業 16,100百万円 800百万円
Q 資本政策に関する考え方をお聞かせください。
当社は利益水準に応じて配当を引き上げていくことを基本
方針とし、減配しない安定的な配当施策を継続しております。
配当性向は30%を目安とし、自己株式取得を含む総合的な株
主還元を充実させてまいります。なお、当期中間配当につきま
しては、1株につき金12円とし、支払開始日を8月20日(火)
とさせて頂きましたので、ご高承賜りますようお願い申し上
げます。
当社グループは、全社戦略として「未開の分野に目を向け、
技術とサービスを磨くことにより、オンリーワンの地位を築
き、安定した収益を確保する」ことを掲げております。これか
らも、顧客の声を聞き、そのニーズを捉えた商品やサービスを
提供し続けることにより、更なる企業価値の向上並びに魅力
的な「みらい生活創造企業」を目指すとともに、株主の皆様に
愛され、当社株式を長期にわたり保有頂ける企業となること
を目指してまいります。引き続き、あたたかいご支援とご鞭撻
を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
連結財務ハイライト
売上高第2四半期累計 通期
(百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益第2四半期累計 通期
(百万円)
営業利益第2四半期累計 通期
(百万円)
1株当たり当期純利益
(円)
第187期(17/11)
4,082
第187期(17/11)
51,980
第187期(17/11)
2,660
103,498
第188期(18/11) (19/11)
53,230
8,348
第188期(18/11)
3,576
5,270
第188期(18/11)
2,304
71.52
第187期(17/11)
第188期(18/11)
110,538
第189期
58,876
120,000(予想)
8,368
第189期(19/11)
4,267
9,000(予想)
5,274
第189期(19/11)
2,932
6,300(予想) 72.26
第189期(19/11)
86.66(予想)
株主還元第185期(15/11)
第186期(16/11)
第187期(17/11)
第188期(18/11)
1株当たり�配 当 金
中間 8円 10円 10円 10円期末 12円 12円 12円 12円
配 当 性 向 32.2% 32.4% 30.8% 30.4%総還元性向 74.5% 32.5% 30.8% 51.1%
※第186期期末配当は記念配当(2円)を含む。
衣料繊維事業
産業機材事業
3
部門別事業概況
売 上 高 155億 68百万円
営業利益 6億 5百万円
■ 売上高 (百万円)第2四半期 通期
■ 営業利益 (百万円)第2四半期 通期
第188期(18/11)
第188期(18/11)
35,806
1,88216,261
第189期(19/11)
37,500(予想)
418
第189期(19/11)
2,500(予想)
15,568
60526%
売上高構成比
自動車関連や環境関連など幅広い分野で顧客価値提供を目指しています。
【業績概要】・�今期より㈱エミーが通年で連結に寄与。・�車載電装品製造ラインのFA装置、環境用フィルター(中国)の販売が引き続き好調。・�車両向け不織布・縫製糸は堅調に推移。・�ラケットスポーツは国内外とも低調。
■ 売上高 (百万円)第2四半期 通期
■ 営業利益 (百万円)第2四半期 通期
第188期(18/11)
第188期(18/11)
22,213
1,56210,648
第189期(19/11)
23,200(予想)
655
第189期(19/11)
1,650(予想)12,830
915 22%
売上高構成比
ウール由来の先端素材やハイブリッド素材・製品を開発・提供しています。
【業績概要】・�学校制服用素材、一般企業制服用素材は低調に推移。・�官公庁制服用素材は価格改定前の前倒し需要が増加。・�売糸は中国紡績工場売却等により収益改善。・�羊毛原料価格高騰によるコストアップ等が収益を圧迫。
営業利益 9億 15百万円
売 上 高 128億 30百万円
生活流通事業
人とみらい開発事業
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OPERATING RESULTS
売 上 高 215億 70百万円
営業利益 29億 24百万円
売 上 高 89億 7百万円
営業利益 6億 22百万円
■ 売上高 (百万円)第2四半期 通期
■ 営業利益 (百万円)第2四半期 通期
第188期(18/11)
第188期(18/11)
13,830
715
6,925
第189期(19/11)
16,100(予想)
502
第189期(19/11)
800(予想)
8,907 622
15%
売上高構成比
■ 売上高 (百万円)第2四半期 通期
■ 営業利益 (百万円)第2四半期 通期
第188期(18/11)
第188期(18/11)
38,688
5,770
2,798
第189期(19/11)
6,350(予想)
19,395
第189期(19/11)
43,200(予想)
21,570
2,924 37%
売上高構成比
「街づくり=暮らし作り」を通じて人々の未来を豊かにしていきます。
【業績概要】・�商業施設運営はリニューアル効果等で引き続き好調に推移。・�介護関連は入居者数増加で好調。・�建設関連は工事受注が大幅に増加。・�保育関連は新規施設開園で売上拡大も先行投資費用が増加。
生活者に近い所にあって豊かな生活を 開発・提供しています。
【業績概要】・�今期より㈱AQUAが通年で連結に寄与。・�100円ショップ向け商材、生活家電・雑貨等の販売が好調に推移。・�保険事業は引き続き堅調に推移。・�ホビークラフト分野はインク、スタンプとも低調。
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トピックス
当社は、2019年4月に株式会社京都医療設計の発行済株式の80%を取得しグループ会社と致しました。当社は、研究開発センターにおいてライフサイエンス分野における新デバイスの研究並びに開発を進めており、2018年11月には、細胞培養足場材「Genocel」を始めとする、再生医療の領域で活用できる様々な医療用デバイスの対外販売を取り扱う
「株式会社ニッケ・メディカル」を設立し、メディカル事業を柱となる事業とすべく早期育成を図っております。今後は、京都医療設計が持つ医療機関をサポートできる高度な販売力、マーケティング力を活用し、当社開発の医療用デバイス販売を加速すると同時に、当社と京都医療設計が培ってきた研究、開発の知見を活かした、新デバイス開発でのシナジーも見込んでおります。
当社は、2019年4月に株式会社日本馬事普及の株式を取得しグループ会社と致しました。日本馬事普及は1981年設立の馬具販売会社で、ヨーロッパメーカーからの直輸入品や、日本人に合うサイズのオリジナル製品を取り扱い、国内トップクラスのシェアを誇ります。乗馬はお子様からご高齢の方まで、幅広い年齢層の方々に愛されている人気のスポーツで、馬具業界は引き続き安定した成長が見込まれます。今後は当社グループで同じく馬具用品を取り扱っているニッケ商事株式会社(双洋営業部)と一体化することで、業務の効率化を図るとともに、更なる事業の拡大に取り組んでまいります。
TOPICS 01
TOPICS 02生活流通事業
株式会社京都医療設計の株式取得(2019年4月)
株式会社日本馬事普及の株式取得(2019年4月)
京都医療設計本社(京都市山科区) 京都医療設計で取り扱っている医療機器「ステント(左)」と「カテーテル(右)」
ショールームの外観(東京都世田谷区)
<株式会社京都医療設計の概要>代 表 者:代表取締役社長 大橋 一宏本社所在地:京都市山科区四ノ宮神田町4古橋山科ビル設立年月日:1985(昭和60)年11月1日資 本 金:2,200万円事 業 内 容:医療機器等の開発・販売
<株式会社日本馬事普及の概要>代 表 者:代表取締役社長 初鹿野 慎也本社所在地:東京都府中市小柳町2-24-15設立年月日:1981(昭和56)年11月26日資 本 金:4,000万円事 業 内 容:馬具・乗馬用品の販売
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当社は、織物生産および加工技術開発機能を担う印南工場に、日本初となる連続ロープ洗絨機の導入を決定しました。本設備の独創的な機構が揉み効果を実現しており、連続機においてもウール特有の様々な風合いを創造することが可能になります。また、連続処理による安定した品質の確保、生産性の向上等工程改善の可能性が拡がります。衣料繊維事業本部では「RN130 第1次中期経営計画(2017~2019年度)」において、製造力・開発力の強化を掲げております。今後も製品開発、品質向上、生産性向上をより一層強化する設備投資を積極的に進めてまいります。
RN130 第1次中計期間に導入(予定)の主な機械設備
◦エアジェット・レピア織機 44台◦イタリア製拡布型連続タンブラー機 1台◦イタリア製連続ロープ洗絨機 1台 等
TOPICS 03人とみらい開発事業
TOPICS 04衣料繊維事業
ニッケコルトンプラザ 新棟「ツムグテラス」OPEN(2019年3月)
イタリア製連続ロープ洗絨機の導入について
新棟「ツムグテラス」
ニッケコルトンプラザに2019年3月新棟「ツムグテラス」がOPENしました。人と人の関係を「つむぐ」ことをコンセプトに、1階には飲食店や千葉県の物産品を扱うお店など多彩な6店舗をそろえたほか、2階では当社グループが運営するバイリンガル幼児園「Kids Duo International ニッケコルトンプラザ市川」が4月1日に開園しました。また、「ツムグテラス」の開業に合わせ、本館もテナントの入れ替え等一部リニューアルを行いました。今後も当社グループは、地域に根差したショッピングセンターの開発運営に取り組んでまいります。
「Kids Duo International ニッケコルトンプラザ市川」
連続ロープ洗絨機の外観
設 備
時 期
連続ロープ洗絨機Wanny(イタリアPATEK社製)
2019年11月末(予定)
STOCK INFORMATION / CORPORATE PROFILE株式情報/会社情報(2019年5月31日現在)
株主数 25,809名
発行可能株式総数 � 192,796,000株
発行済株式総数 � 86,478,858株
所有者別株式分布
個人・その他39.44%
外国法人等10.25%
その他国内法人21.12%
金融機関28.13%
金融商品取引業者1.06%
社 名 日本毛織株式会社(通称社名:ニッケ)設 立 1896年(明治29年)12月3日資 本 金 6,465,692,900円従 業 員 数 688名(連結5,667名)本 店 神戸市中央区明石町47番地本 社 大阪市中央区瓦町3丁目3番10号東 京 支 社 東京都中央区八丁堀1丁目2番8号印 南 工 場 兵庫県加古川市米田町船頭440番地一 宮 事 業 所 愛知県一宮市今伊勢町本神戸字河原1番地岐 阜 工 場 岐阜県各務原市鵜沼各務原町8丁目7番地ニッケパークタウン 兵庫県加古川市加古川町寺家町173番地1ニッケコルトンプラザ 千葉県市川市鬼高1丁目1番1号ニッケグループホームページ http://www.nikke.co.jpニッケグループフェイスブック https://www.facebook.com/nikke.group
国内 海外 計連結子会社 43 9 52持分法適用会社 3 0 3
計 46 9 55
株式の概況
大株主株主名 所有株式数(株)
株式会社みずほ銀行 3,198,000株式会社三井住友銀行 3,198,000日清紡ホールディングス株式会社 2,763,000株式会社三菱UFJ銀行 2,540,017株式会社竹中工務店 2,000,000日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 1,819,500日本生命保険相互会社 1,747,285ニッケ従業員持株会 1,492,172帝人フロンティア株式会社 1,396,500株式会社ソトー 1,288,000
会社概況
グループ会社 単位(社)
役員/執行役員
(注)当社の所有する自己株式13,751,157株は上記の表には含めておりません。取締役取締役会議長 佐 藤 光 由代表取締役社長 富 田 一 弥取締役常務執行役員 日 原 邦 明取締役常務執行役員 上 野 省 吾取締役常務執行役員 川 村 善 朗社外取締役 荒 尾 幸 三社外取締役 丹 羽 繁 夫社外取締役 大 西 良 弘常勤監査役 鳥 山 秀 一常勤監査役 小 宮 純 一社外監査役 片 山 健社外監査役 上 原 理 子
常務執行役員 岡 本 雄 博執 行 役 員 木 村 雅 一執 行 役 員 大 橋 一 宏執 行 役 員 石 井 徹 男執 行 役 員 楠 本 景 央執 行 役 員 長 岡 豊執 行 役 員 金 田 至 保
事 業 年 度 毎年12月1日から翌年11月30日まで定 時 株 主 総 会 2月下旬株主総会・期末配当金基準日 11月30日中間配当金基準日 5月31日証 券 コ ー ド 3201公 告 方 法 電子公告
http://www.nikke.co.jp/ir/koukoku/index.html(電子公告できない場合は神戸新聞に掲載します。)
株 主 名 簿 管 理 人特別口座の口座管理機関 三菱UFJ信託銀行株式会社同 連 絡 先 〒541-8502 大阪市中央区伏見町3丁目6番3号
三菱UFJ信託銀行株式会社 大阪証券代行部電話(通話料無料) 0120-094-777
(土・日・祝祭日を除く9:00〜17:00)1.���株主様の住所変更、買取・買増請求その他各種お手続きにつきましては、原則、口座を開設されている口座管理機関(証券会社等)で承ることとなっておりますので、口座を開設されている証券会社等にお問合せください。株主名簿管理人(三菱UFJ信託銀行)ではお取り扱いできませんのでご注意ください。
2.���特別口座に記録された株式に関する各種お手続きにつきましては、三菱UFJ信託銀行が口座管理機関となっておりますので、上記特別口座の口座管理機関(三菱UFJ信託銀行)にお問合せください。ホームページアドレス https://www.tr.mufg.jp/daikou/
3.���未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払いいたします。
株 主 メ モ