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2013年 5月28日(火)16 : 30(開場 16 : 00)Tuesday, 28 May 2013, 16:30 (Doors open at 16:00)
東京大学教養学部 駒場コミュニケーションプラザ北館2階 音楽実習室College of Arts and Sciences, �e University of Tokyo, Music Practice Room, Komaba Communication Plaza
主催:東京大学教養学部スペイン語部会 共催:駒場友の会
■東京大学の学生 教職員 および駒場友の会会員・会友限定■入場無料 予約不要(先着120名) 全席自由■演奏会当日は 学生証 教職員証 会員証・会友証をご携帯ください。
講義とピアノ:下山 静香Lecture and piano: Shizuka Shimoyama
〈主な演奏曲目〉
I. アルベニス(スペイン、1860-1909):コルドバIsaac Albéniz: Córdoba
E. グラナドス(スペイン、1867-1916):嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす
Enrique Granados: Quejas o la maja y el ruiseñor
M. de ファリャ(スペイン、1876-1946):火祭りの踊りManuel de Falla: Danza ritual del fuego
E. レクオーナ(キューバ、1896-1963):真夜中のコンガ/ラ・コンパルサ
Ernesto Lecuona: La conga de media noche / La Comparsa
R. デルガド・パラシオス(ベネズエラ、1863-1902):彼女の優しい顔つき
Ramón Delgado Palacios: La dulzura de su rostro
A. ヒナステラ(アルゼンチン、1916-1983):《3つのアルゼンチン舞曲》より
Alberto Ginastera: De 《Tres danzas argentinas》
H. ヴィラ=ロボス(ブラジル、1887-1959):白いインディオの踊り
Heitor Villa-Lobos: Dança do índio branco
ほか
心揺さぶるピアノ音楽の魅力&スペイン ラテンアメリカ
東京大学教養学部 主題科目・テーマ講義「ラテンアメリカ 異文化と出会う」レクチャー・コンサート
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演 奏 者 プ ロ フィー ル
下山 静香(しもやま しずか)
桐朋学園大学卒業。同・室内楽研究科修了。ヨーロッパ各地での音楽祭・マスタークラスに参加、演奏会に出演。1999年、文化庁派遣芸術家在外研修員としてマドリードへ、故R. M. クチャルスキのもとで研鑽。その後バルセロナのマーシャル音楽院にて、C. ガリガ、故C. ブラーボ、故A. デ・ラローチャに師事。18世紀から現代に至るスペイン音楽を研究、レパートリーを広げる。スペイン各地に招かれ、「スペインの心を持つピアニスト」と賞される。数々のNHKドキュメンタリー、ドラマ、美術展などでピアノ演奏を担当のほか、NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」、NHK-BS「ぴあのピア」、NHK・Eテレ「ららら♪クラシック」、TBS-BS「本と出会う」、NHK・FM「土曜リサイタル」「名曲リサイタル」、フランス国営放送ラジオなどに出演。これまでにスペイン、ベルギー、ルーマニアなどで演奏を行う。室内楽も重要な活動軸とし、チェコ三重奏団、ウィーン・ヴィルトゥオーゾ、チェコフィルハーモニー六重奏団、S. フッソング(acco.)、M. ホッセン(vl.)、L.カンタ(vc.)、A. ニクレスク(vc.)、R. シメオ(trp.)など数 の々海外アーティストと共演。シリーズ化している主宰公演としては、「スペイン・ラテンアメリカ室内楽シリーズ」(2006 ~)、竹村淳氏プロデュースの「ラテンアメリカに魅せられて」(2008 ~)、「下山静香クラシックコンサート 夏の夜に贈り物」(2010 ~)などがある。リリースされたソロCDは5枚、いずれも高評を得る。現在、活発な演奏活動を展開するかたわら、事典を含む共著、書評、音楽誌への寄稿、エッセイ、楽譜の解説・校訂など執筆も幅広く手がけている。桐朋学園大学音楽学部非常勤講師。
スペインの作曲家。民族色豊かなピアノ曲が作品の中心。親しみやすい中期の組曲《スペインの歌》全5曲(1891-94頃)、高度で複雑な技法と深い内容を両立させた後期の名作《イベリア》全12曲(1905-08)など。
Shizuka Shimoyama
I. アルベニス Isaac Albéniz(1860-1909)
作曲家紹介
◆このレクチャー・コンサートは、東京大学教養学部スペイン語部会が担当する主題科目・テーマ講義「ラテンアメリカ、異文化と出会う」(2013年度夏学期・前期課程で開講)の授業の一環として開催されるもので、駒場友の会が共催します。
スペインの作曲家。民族色にショパン風のロマンティシズムを加味し、主にピアノ曲と声楽曲に秀作を残した。出世作《スペイン舞曲集》全 12 曲、ゴヤの風俗画に霊感を受けた代表作《ゴイェスカス》全 6曲(1898-1911)など。
E. グラナドス Enrique Granados(1867-1916)
スペインの作曲家。上記 2人が築いた民族主義楽派をさらに発展させたが、2人とは異なり管弦楽法にも秀で、世界的な名声を博した。バレエ音楽《恋は魔術師》(1914-15)、歌曲《7つのスペイン民謡》(1914-15)、人形劇オペラ《ペドロ親方の人形芝居》(1919-22)、未完の大作カンタータ《アトランティダ》など。
M. de ファリャ Manuel de Falla(1876-1946)
キューバの作曲家。ポピュラー音楽の世界でも活躍、「シボネイ」「そよ風と私」といった有名曲を生んだ。他に数多くのサルスエラ(スペインの民衆的オペラ)や映画音楽があり、また《アフロ=キューバ舞曲集》(1912-30 頃)をはじめとするピアノ曲は、近年再評価が進む。
E. レクオーナ Ernesto Lecuona(1896-1963)
ベネズエラの作曲家。2度ヨーロッパに留学し、帰国後は首都カラカスでピアニストやオルガニストとして活動した。作品は主にピアノ曲で、「赤いバラ」をはじめとする18 曲のベネズエラ・ワルツ、「君はわが幸」をはじめとする13 曲のダンサなどがある。
R. デルガド・パラシオス Ramón Delgado Palacios(1863-1902)
アルゼンチンの作曲家。初期には民族主義の傾向を示したが、後期になると前衛的・新表現主義的な作風に移行した。ピアノ曲《3つのアルゼンチン舞曲》(1937)、ガウチョ(牧童)の生活を描いたバレエ音楽《エスタンシア》(1941)、過激な内容で祖国での上演が禁じられたオペラ《ボマルツォ》(1964)など。
A. ヒナステラ Alberto Ginastera(1916-1983)
ブラジルの作曲家。自国の民族音楽を独自につくり変えた14 曲の「ショーロス」(ブラジル風セレナード)(1920-29)、敬愛するバッハの対位法などを民族音楽に援用した《ブラジル風バッハ》全9曲(1930-45)などが代表作。これらはさまざまな楽器編成による曲で、ときに声楽もそこに加わる。
H. ヴィラ=ロボス Heitor Villa-Lobos(1887-1959)