open openstackベースの ハイブリッド・クラウドで変わる...

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© 2013 IBM Corporation Open Hybrid Cloud オープン技術で実現する今後の企業システムのあり OpenStackベースの ハイブリッド・クラウドで変わる ITの姿 本アイ・ビー・エム株式会社 システムズ&テクノロジー・エバンジェリスト Linux/OSS 新井 真 @araishin

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  • © 2013 IBM Corporation

    Open Hybrid Cloud

    〜~オープン技術で実現する今後の企業システムのあり⽅方〜~

    OpenStackベースのハイブリッド・クラウドで変わるITの姿

    ⽇日本アイ・ビー・エム株式会社システムズ&テクノロジー・エバンジェリスト  -‐‑‒Linux/OSS-‐‑‒新井  真⼀一郎郎

    @araishin  

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    1.変化の波を捉えたイノベーション

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    2000  億個

    センサーを始めとしたスマート・デバイス

    IT能⼒力力を備えた物理理資産

    12  億台

    無限に広がる情報基盤

    消費者と企業が所有するスマートフォン

    67%

    予測不不能なデータ連携

    クラウド・ベースが占めるITトラフィック

    60,000  件

    拡⼤大するリスクとコスト

    毎⽇日のサイバー攻撃

    Mobile

    ビジネスチャンスを創造する基盤はクラウド・コンピューティングが⽀支える

    変化の波を捉えたイノベーションが必要に

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    Open Hybrid Cloud

    §  選択肢  -‐‑‒    オープン技術とエコシステムで広がるソリューション§  柔軟性  –  異異なるテクノロジーで実装されたシステム間の接続容易易性

    §  迅速性  –  コミュニティーが開発を主導することによる⾼高い品質と機能§  俊敏性  –  ビジネスの変化のスピードに則した早い対応性§  ナレッジ  –  ソリューションを熟知した⼈人的/知的リソースの確保

    オープン・スタンダード

    オープン・アーキテクチャー

    オープン・ソース

    コミュニティー⾰革新

    オープン・コンピューティングのメリット

    コラボレーション  (SNS,  共有サービス)  

     

    データセンター/リソースプール(バックエンド・システム)  

    データと処理の整合性 スマート・デバイスと資産

    次世代 アーキテクチャー

    クラウド環境ではOSSと標準技術が⾶飛躍の鍵

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    Open Hybrid Cloud

    ネットワーク仮想化

    プライベート・クラウド環境 パブリック・クラウド

    オン/オフプレミス

    オンプレミス オフプレミス

    リソースプール

    • 両クラウドを使⽤用可能とするテクノロジー(OpenStack/Open  Daylight)• リソースの仮想化により、動的なリソース提供を迅速化• オープン技術とエコシステムで広がるソリューション

    オープン技術採⽤用による価値

    利利⽤用者のメリット

    イノベーションを⽀支えるオープン・ハイブリッド・クラウド

    • アプリケーションの要求に応じて、ユーザーはパブリック、プライベート両⽅方のクラウド・リソースを統合クラウドとしてシームレスに利利⽤用可能• 幅広いオープンなクラウド・ソリューションを選択可能

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    2.オープンなクラウドで変わる企業のサービス基盤

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    利利⽤用/提供環境を問わない機敏なサービス基盤

    Web FW App FW DB Name Nodes Data Nodes Web FW App FW DB

    リソース オーケストレーション レイヤー

    IaaS管理 レイヤー

    ロケーション依存しないポリシーに基づいた

    仮想マシンのデプロイ (ホスティング用Webレベル)

    高可用ポリシーに基づいた仮想マシンのデプロイ

    (DBレベル)

    仮想ネットワークコンテナと仮想マシング

    ループの作成

    接続サービスの 定義

    帯域とQoSの コントロール

    ストレージ・サービスの 定義

    仮想ネットワーク監視サービス

    の設定

    仮想ストレージの プロビジョニング

    ストレージ性能 監視サービスの設定

    APIによるIaaSの デプロイと構成

    サービス 定義 レイヤー

    共有

    基盤

    Job Tracker

    ソフトウェアと インターフェースの

    パターン開発

    運用ポリシーの パターン開発

    Hadoop アプリケーション / テナントA 3層アプリケーション/ テナントA 3層アプリケーション/ テナントB

    IaaS の構築と運用

    Scale-out Scale-out

    Master-Slave

    仮想マシンサービスの 監視有効化

    § ビジネスのスピードに即したSaaSの開発・提供を可能にするサービス基盤

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    外部システムAPI連携でサービス開発を簡易易化

    § 他業種等とのAPI連携による新サービスを容易易にするオープンな連携基盤

    マーケット・プレイス アプリケーションAPI

    APIEconomy

    サービス

    API

    分析

    API

    コマース

    API

    コラボレーション

    API

    センター

    API

    データ

    APIAPISaaS

    PaaS

    IaaS

    Cloud  Operating  Environment

     

    ワークロードの定義・最適化・オーケストレーションSoftwareDefined

    EnvironmentSoftware  Defined  

    ComputeSoftware  Defined  

    StorageSoftware  Defined  Networking

    リソースの定義と最適化

    データストア モバイル 開発運⽤用ミドルウェア サービス

    基幹業務

    サービスと構成のパターン API  と統合サービス

    セキュリティー

    ソリューション

    Hybrid Cloud Interaction

    外部のエコシステム

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    オープンな分析基盤で実現する”個客マーケティング”

    § オープンな分析基盤が、顧客や取引先の多様化するニーズに俊敏に対応するサービスを可能に。

    § スマート・デバイスやソーシャル・サービスの膨⼤大なデータを活⽤用することで、1対1の”個客マーケティング”等の新しいビジネス価値を創造。

    ※”System  of  Record”モデル:データベース・システム等で情報を記憶することを基本としたワークロード・モデル※”System  of  Engagement”モデル:スマート・デバイスやソーシャル・サービスの膨⼤大なデータを活⽤用した新しいビジネス価値を創造するワークロード・モデル

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    § 戦略略的な⼈人材配置によりサービスをパターンとして開発。§ サービス競争⼒力力を向上できる他、社内外での業務効率率率を向上。

    マーケット・プレイス導⼊入⼿手続きパターンの登録

    導⼊入⼿手続きパターンの再利利⽤用

    サービス開発スペシャリスト

    クラウド・ユーザー

    仮想システムパターンの⼊入⼿手

    クラウド・ユーザー

    仮想アプリケーションパターンの⼊入⼿手

    ”パターン化”された基盤でサービス競争⼒力力を向上

    SugarCRM  パターン

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    Open Hybrid Cloud

    リソース オーケストレーション レイヤー

    IaaS管理 レイヤー

    サービス 定義 レイヤー

    共有

    基盤

    § 災害発⽣生時に業務システム単位でバックアップ・サイトへ⾃自動切切替。

    Web FW App FW DB 3-Tier アプリケーション / テナントA

    障害情報の受領と 再構成

    障害が及ぼす アプリケーションへの

    影響精査 バックアップ・サイトへ

    切り替える指示 再構成完了情報の

    受領

    Web FW App FW DB

    3-Tier アプリケーション / テナントB

    柔軟な災害対策環境をマルチクラウドで構築

    代替サイトへの切り替え 新仮想マシンの ロケーション検知

    仮想マシンの グループと

    ネットワークの再構成

    ストレージの動的な再構成

    障害発生ホストの検知 障害情報の通知と 切替情報の通知

    再配置ポリシーに 基づいた影響のある 仮想マシンの再起動

    再構成完了を オーケストレーション・

    レイヤーに通知

    IaaS の構築と運用

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    OSS/標準技術で企業全体でのITコストを最適化

    ⾃自動化

    テスト

    グローバル・クラウド・マーケット

    利利⽤用者

    サービス・パターン l 豊富な選択(インフラ、サービス)l 規模の経済(低コスト・⾼高品質)l 導⼊入・管理理の容易易性l システム間連携l ポータビリティーl 幅広いオープンなソリューションl コミュニティー

    l  SW事業者l サービス・テンプレート事業者l 開発・運⽤用ツール事業者l システム・インテグレーターl クラウド・サービス・プロバイダーl 企業内IT部⾨門l クラウド・リソース事業者l ⼤大学・研究機関l 公的プロジェクト

    TOSCA  処理理系

    OSLC

    データ

    変更更管理理

    監視 要求管理理

    エコシステム

    オープン・ハイブリッド・クラウド

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    3.オープン・ハイブリッド・クラウドを⾒見見据えたプライベート・クラウド環境

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    オープン・ハイブリッド・クラウド実現へのステップ

    ステップ③ポリシーベース⾃自律律型運⽤用

    ステップ①物理理資源の仮想化と⾃自動化

    ステップ②ハイブリッド・クラウド統合管理理

    v  導⼊入作業を⾼高速化するデプロイメントv  ソフトの導⼊入を⾼高速化・品質向上する⾃自動化

    v  クラウド間で可搬性の⾼高いサービス・パターン化v  拠点をまたいだ柔軟な透過型ネットワーク

    v  ⾃自動運⽤用を効率率率化する情報共有v  クラウド特性に⾃自動最適化

    § 業務に必要な環境を、必要なときに必要な分だけ利利⽤用可能にする柔軟な”オープン・ハイブリッド・クラウド”  は、①仮想化+⾃自動化、②ハイブリッド・クラウド化、③ポリシー・ベース⾃自律律型運⽤用のステップで実現へ。

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    サービス管理理レイヤー(IBM  SmarterCloud  テクノロジーが管理理機能を実装)

    ハイブリッド・クラウド要素技術OpenStack

    OpenStack

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    PureSystemsPower  Systems System  StorageSystem  xSystem  z

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    Open Hybrid Cloud

    250名を超えるIBM社員が参画

    設⽴立立スポンサーとして400名を超えるIBM社員が参画

    プラチナ・メンバーとして参画

    and

    設⽴立立、ボード・メンバーとして参画

    700名を越える専任開発者がオープン・ソース・コミュニティーに参画10,000⼈人を超えるIBM社員がOSSに従事

    設⽴立立メンバーとして参画

    IBMのOSS・コミュニティーへの取り組み

    OpenStack OpenDaylight ONF

    CloudStandardsCustomerCouncil

    OpenVirtualizationAlliance

    oVirt

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    Open Hybrid Cloud

    IBMは企業で第2位の開発貢献

    コア・コントリビューターIBM社員 (コア・プロジェクトの1/5) 12

    IBM社員が OpenStack に貢献 – 財団の設立支援から、品質向上・機能拡張のためのコード開発まで 370+

    IBM社員がプロジェクトをリード

    2

    90

    APR 2012

    Oct 2013 150

    Contributors 2600 Individuals

    1021 Contributors 12,000+ Individuals

    1年半での飛躍的な成長

    OpenStackとIBMの取り組み

    § オープンで相互接続性の⾼高いクラウドは、柔軟なクラウド環境によるイノベーションの推進にクリティカルに。

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    Open Hybrid Cloud

    OpenStackベースのクラウド管理理ソリューションIBM  SmarterCloud  Entry

    vmware Hyper-V KVM PowerVM コンピュート・リソース

    ストレージ・リソース

    ネットワーク・リソース

    VMテンプレート仮想アプライアンス

    MENU• ⾃自動VM展開・削除• 承認ワークフロー• 課⾦金金管理理  

    ユーザー/開発者

    OpenStack

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    Open Hybrid Cloud

    プライベート・クラウドの運⽤用管理理機能を備えたIBM  SmarterCloud  Entry

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    ■仮想マシンのライフサイクル管理理    -VM  の作成・起動・停⽌止・削除の管理理■仮想サーバーに対する操作の承認ワークフロー    -VM  に対する操作のガバナンス

    ユーザー向け■仮想マシンの作成・リソース変更更要求

    ■仮想マシンの起動・停⽌止■仮想マシンプロパティーの表⽰示

    管理理者向け■仮想マシンの作成・変更更の承認

    ■アカウント管理理■VM  カタログの登録・変更更

    基本機能

    ■基本的な課⾦金金機能、メータリングデータの収集■REST  API  サポート    -外部ソフトウエアとの連携

    •  IBM  SmarterCloud  Entry  とは•  複数の仮想化環境をサポートする  IaaS(Infrastructure  as  a  Service)プライベートクラウド管理理ソフトウェアです。

    •  管理理者・ユーザー共通のポータルサイトから以下の機能をご提供します。

    •  IBM  SmarterCloud  Entry  v3.1  では以下のハイパーバイザー(仮想化環境)をサポートし、仮想マシンに対する要求⼿手順を統⼀一することで運⽤用を簡素化することが可能です。ü  VMwareü  KVMü  Hyper-‐‑‒Vü  PowerVM

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    Open Hybrid Cloud

    クラウド・ コンピューティング

    アプリケーション・ サーバー

    サービス・ オリエンテーション

    サービス・オリエンテッド・ アーキテクチャー

    システム連携

    ソーシャル・ ビジネス

    オープン・クラウド・ アーキテクチャー

    June 1998: IIBMはApache GroupとOSSのApache HTTPサーバー開発のために技術協定を組みました。今では新しいアプリケーションサーバー市場を

    OSSが牽引しています。

    September 1999: IBMは市場のトレンドを踏まえてLinuxに年間6000万ドルの戦略的投資を行い、コミュニティーの

    中での開発に参加開始しました。

    November 2001: IBMは4000万ドル相当のソフトウェア資産をコミュニティーに寄贈し、有力な150社のベンダーや開発コミュニティと集結して、ソフト

    ウェア開発のエコシステム形成に寄与しました。

    September 2012: IBMはOpenStack財団の設立に、パートナーとともに1000万ドルと5600人の社員を投資し、ダイナミックなクラウドのエコシステムの形成に寄与しました。

    IBMはお客様のイノベーションを推進する為にオープン・ソースに投資し続けています

    Apacheeclipse OpenStack

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    Open Hybrid Cloud

    ワークショップ、セッション、および資料料は、IBMまたはセッション発表者によって準備され、それぞれ独⾃自の⾒見見解を反映したものです。それらは情報提供の⽬目的のみで提供されており、いかなる参加者に対しても法律律的またはその他の指導や助⾔言を意図したものではなく、またそのような結果を⽣生むものでもありません。本講演資料料に含まれている情報については、完全性と正確性を期するよう努⼒力力しましたが、「現状のまま」提供され、明⽰示または暗⽰示にかかわらずいかなる保証も伴わないものとします。本講演資料料またはその他の資料料の使⽤用によって、あるいはその他の関連によって、いかなる損害が⽣生じた場合も、IBMは責任を負わないものとします。  本講演資料料に含まれている内容は、IBMまたはそのサプライヤーやライセンス交付者からいかなる保証または表明を引きだすことを意図したものでも、IBMソフトウェアの使⽤用を規定する適⽤用ライセンス契約の条項を変更更することを意図したものでもなく、またそのような結果を⽣生むものでもありません。

    本講演資料料でIBM製品、プログラム、またはサービスに⾔言及していても、IBMが営業活動を⾏行行っているすべての国でそれらが使⽤用可能であることを暗⽰示するものではありません。本講演資料料で⾔言及している製品リリース⽇日付や製品機能は、市場機会またはその他の要因に基づいてIBM独⾃自の決定権をもっていつでも変更更できるものとし、いかなる⽅方法においても将来の製品または機能が使⽤用可能になると確約することを意図したものではありません。本講演資料料に含まれている内容は、参加者が開始する活動によって特定の販売、売上⾼高の向上、またはその他の結果が⽣生じると述べる、または暗⽰示することを意図したものでも、またそのような結果を⽣生むものでもありません。  パフォーマンスは、管理理された環境において標準的なIBMベンチマークを使⽤用した測定と予測に基づいています。ユーザーが経験する実際のスループットやパフォーマンスは、ユーザーのジョブ・ストリームにおけるマルチプログラミングの量量、⼊入出⼒力力構成、ストレージ構成、および処理理されるワークロードなどの考慮事項を含む、数多くの要因に応じて変化します。したがって、個々のユーザーがここで述べられているものと同様の結果を得られると確約するものではありません。

    記述されているすべてのお客様事例例は、それらのお客様がどのようにIBM製品を使⽤用したか、またそれらのお客様が達成した結果の実例例として⽰示されたものです。実際の環境コストおよびパフォーマンス特性は、お客様ごとに異異なる場合があります。

    IBM、IBM  ロゴ、ibm.com、Power  Systems、PureSystems、およびSystem  zは、世界の多くの国で登録されたInternational  Business  Machines  Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での  IBM  の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。  

    Linuxは、Linus  Torvaldsの⽶米国およびその他の国における登録商標です。

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