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Oracle ADF 11g入門 Oracle Fusion Web アプリケーションの 構成要素の概要 Oracle ホワイト・ペーパー 2007 4

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Oracle ADF 11g入門 Oracle Fusion Web アプリケーションの

構成要素の概要

Oracle ホワイト・ペーパー 2007 年 4 月

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Oracle ADF 11g 入門

アプリケーションの構成要素の理解 開発者ガイドは、Oracle JDeveloper に付

属されているので、すぐに使用できます。

これらのガイドは、Oracle JDeveloperのスタート・ページまたはオンラインの

Oracle Technology Network にあります。

Oracle Fusion アプリケーションの構成要素を理解するため、最初にアプリケーション

が管理する基本タスクを取り上げます。

• データ・アクセス

• ビジネス・ロジックの実装

• ユーザー・インタフェースの表示(データの表示)

• ユーザー・インタラクション

• アプリケーション(ページ)フロー

Oracle Fusion のこれらの基本タスクは、モデル、ビュー、コントローラの 3 つの

異なるレイヤーに分類できます。

ユーザー・インタフェース

の表示

(データの表示)

ユーザー・インタラクション

アプリケーション(ページ)

フロー

データ・アクセス

ビジネス・ロジックの

実装

ビュー・レイヤーは、アプリケーションに対するユーザー・インタフェースを表

示し、コントローラ・レイヤーに対するイベントを発生させます。ビュー・レイ

ヤーのもっとも基本的で重要なコンポーネントは、ページです。Oracle JDeveloperで作成されるページは、ユーザーに対して表示される完全なWebページとなりま

す。ビュー・レイヤーの他の多くのコンポーネントは、以下に記載されています。

TOracle ADF 11g 入門

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Oracle Corporation 発行「Oracle ADF 11g Primer」の翻訳版です。

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コントローラ・レイヤーは、アプリケーション・フローを管理します。Oracle Application Development Framework(Oracle ADF)コントローラは、ユーザー入力

やエラーを処理し、ユーザーが参照するページを決定します。アプリケーション

を管理するためにコントローラ・レイヤーが使用する主な定義は、タスク・フロー

です。Oracle JDeveloperで作成されるタスク・フローでは、開発者がアプリケーショ

ン・タスク(経費報告書の作成、予算の入力など)を定義します。相互に作用し、

ユーザーによるタスクの完了を許可するページおよびロジックが、タスクの定義

に含まれます。経費報告書の作成のタスク・フローには、3 つのページ(経費項

目の入力、経費報告書の送信および確認)とユーザーをページ間でナビゲートす

るロジックが含まれる可能性があります。

Oracle Fusion Web アプリケーションを

作成してみたいですか。 キュー・カードを使用すると、Oracle Fusion Web アプリケーションを作成す

る手順がわかります。キュー・カードは、

Oracle JDeveloper のスタート・ページま

たはヘルプ・メニューにあります。

モデル・レイヤーは、データ・アクセスとビジネス・ロジック実装を管理します。

Oracle Fusionのモデル・レイヤーは、2 つの重要なサブコンポーネントで構成され

ます。1 つ目のコンポーネントは、データおよびビジネス・サービス・レイヤー

にビュー・レイヤーを接続するデータ・バインディング機能です。データ・コン

トロールと呼ばれるこのデータ・バインディング機能は、ADFモデルの主要コン

ポーネントです。データ・コントロールによって呼び出される 2 つ目のコンポー

ネントは、ビジネス・サービスです。アプリケーション・モジュールとOracle ADF Business Componentsは、データ・コントロールによってビュー・レイヤーに接続

されるビジネス・サービス・レイヤーの主要コンポーネントです。この区別によっ

て、他のビジネス・サービスの呼出し、データ・アクセス、ビュー・レイヤー作

成後のビジネス・サービスの実装が可能になります。

ビュー・レイヤー 前述したように、もっとも単純な形式のビュー・レイヤーは、ページに追加され

てモデル・レイヤーにバインドされるユーザー・インタフェース・コンポーネン

ト(表、入力テキスト、出力テキスト、ボタンなど)を使用するページになりま

す。ページのユーザー・インタフェース・コンポーネントを使用してコントロー

ラを呼出し、他のページに移動できます。ただし、Oracle ADF は、豊富で再利用

可能なユーザー・インタフェースを作成できるその他のビュー・レイヤーのコン

ポーネントを提供します。これらのコンポーネントはこの項で説明します。

ページ

Oracle JDeveloperで作成されるページは、ユーザーに対して表示される完全なWebページです。経費報告書の作成例において、開発者は、3 つのページ(経費項目

の入力、経費報告書の送信および確認)を作成する可能性があります。

経費項目の入力 経費報告書の送信 確認

経費項目の入力

本書の後半に記載されているように、アプリケーション・ページは、これよりも

高度な可能性があります。また、以下の Oracle ADF 機能を使用した豊富で再利用

可能なユーザー・インタフェースが作成される可能性があります。

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ページ・フラグメント

ページ・フラグメントが作成され、ページと同じように使用されます。開発者に

とって、Oracle JDeveloper でページを作成する方法とページ・フラグメントを作

成する方法にほとんど違いはありません。この経費報告書の作成の例で、ページ

の代わりにページ・フラグメントの定義として 3 つの同じページを作成できます。

ページとページ・フラグメントの主な違いは、ページ・フラグメントは完全な Webページとして定義されないことです。このため、大きい Web ページの一部として

ページ・フラグメントを使用できます。たとえば、他のコンテンツが表示される

ページ内で経費報告書の作成タスクを表示する場合、ページ・フラグメント定義

としてページを作成します。この機能のため、ほとんどのアプリケーション・タ

スクは、ページ・フラグメントを使用して作成されます。

経費項目の入力 経費報告書の送信 確認

経費項目の入力

ページ・テンプレート

ページ・テンプレートは、ページおよびページ・フラグメントを作成するための

ベースとして使用できる、再利用可能でデータ・バインドされたテンプレートで

す。複数のページで共通する部分が含まれるページが存在する場合、開発者は、

ページの共通部分のページ・テンプレートを作成し、共通の機能を使用するペー

ジまたはページ・フラグメントを作成するためのベースとしてそのページ・テン

プレートを使用できます。ページ・テンプレートでは、開発者がページ・テンプ

レートの使用方法を設定できるパラメータを使用できます(ヘッダーに表示され

るタイトルの設定など)。ページ・テンプレートは、ページの作成時に開発者が

コンテンツを追加できるページ(ファセット)の領域も定義します。このような

ファセットにも、デフォルトのコンテンツを格納できます。

たとえば、すべてのアプリケーション・ページでページ上部のヘッダー(タイト

ルあり)を共有する場合、開発者は、ヘッダーを含むページ・テンプレートを作

成して、ページを作成する他の開発者に対してページ・テンプレートを提供でき

ます。他の開発者がページを作成する場合、ヘッダー・テンプレートに基づいて

ページを作成します。

ページ・テンプレート

ヘッダー(タイトルあり)

ファセット

ページ・テンプレート

に基づくページの作成

ヘッダー(タイトルあり)ヘッダー(タイトルあり)ヘッダー(タイトルあり)

経費項目の入力

ページ・テンプレート

に基づくページの作成

ページ・テンプレート

に基づくページの作成

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リージョン

リージョンは、ページまたはページ・フラグメント内で使用できる Oracle Fusionの強力な新機能です。リージョンでは、機能とユーザー動作に関してポートレッ

トとの同期を考慮します。ただし、ローカル・コンテキストにアプリケーション

機能が含まれている場合に使用されます。外部で使用するためにアプリケーショ

ン機能を公開している場合は、ポートレットが使用されます。

前述したように、開発者は、経費報告書の作成タスクのタスク・フローを作成し

ます。この定義には、3 つのページ(経費項目の入力、経費報告書の送信および

確認)が含まれます。

ページ・フラグメント

経費報告書の送信経費項目の入力

経費項目の入力

確認

タスク・フロー

経費報告書の作成

VA=ビュー・アクティビティ

VA1 VA2 VA3

経費報告書の作成

他のコンテンツ(ワークリストやヘッダーなど)を含むページ内で開発者がこの

タスクをユーザーに対して表示する場合、リージョンを使用して、ページ内のこ

のタスク・フローをラップします。または、Oracle JDeveloper で、タスク・フロー

をリージョンとしてページにドロップします。

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ADFページ

ヘッダー(タイトルあり)

ワークリスト 経費報告書の作成

のタスク・フロー

経費項目の入力

ヘッダー(タイトルあり)

ワークリスト

ページ内でリージョンとしてタスク・フローを使用するには、特別な要件があり

ます。たとえば、ページではなくページ・フラグメントでタスク・フローを構成

する必要があります。また、タスク・フローをバウンド・タスク・フローにする

必要があります(バウンド・タスク・フローとアンバウンド・タスク・フローの

違いについては、タスク・フローの項を参照してください)。

リージョン内のコンポーネントは、コンテキスト・イベント・フレームワークと

呼ばれるパブリッシュとサブスクライブのメカニズムを通じて、ページ上の他の

リージョンと通信できます。

コンテキスト・イベント・フレームワーク

複数のアプリケーション・コンテンツを組み合わせて豊富なモジュール式のコン

テキスト・アプリケーションを作成する方法で、多くのアプリケーション・ペー

ジが作成されます。たとえば、経費報告書の作成の例でユーザーが経費項目を入

力する場合、ページの別のリージョンに企業の経費ポリシーとガイドラインを表

示することが重要になることがあります。

ユーザーに対して関連情報を表示するために組み合わせる複数のリージョンがペー

ジに含まれる場合、リージョン間の通信が非常に重要になります。ページ上のリー

ジョンが Oracle ADF Business Components(Oracle ADF BC)のアプリケーション・

モジュールを共有している場合、コンテキストは自動的に同期されます。ただし、

データのソースが同じアプリケーション・モジュールにない場合、コンテキスト・

イベント・フレームワークと呼ばれるイベント・フレームワークを通じてこの通

信を処理できます。コンテキスト・イベント・フレームワークは、ページに対し

てページの各種リージョンで作成および使用されるイベントをマッピングする機

能を提供します。

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Oracle ADF Rich Client Components

Oracle ADF は、Oracle Fusion で豊富なユーザー・インタフェース・ページとペー

ジ・フラグメントを作成するために開発者が使用する 100 以上のコンポーネント

を提供します。これらのコンポーネントは、Oracle JDeveloper 内の一般的なパレット

で使用できます。これらのコンポーネントは、次のように分類されています。

• レイアウト・コンポーネント

• 表とツリー・コンポーネント

• LOV コンポーネント

• 入力コンポーネント

• ナビゲーション・コンポーネント

• 出力コンポーネント

• 問合せコンポーネント

• データ表示コンポーネント

宣言的なコンポーネント

宣言的なコンポーネントは、複数の ADF コンポーネントの機能を結合します。宣

言的なコンポーネントには、ビジネス・ロジックがありません。また、データは

バインドされません。宣言的なコンポーネントの重要な特性は、コンポーネント

の開発者が属性を非表示にできることです。このため、利用者は属性を変更でき

ません。たとえば、宣言的なコンポーネントを作成して"Okay"ボタンおよび"Cancel"ボタンをグループ化できます。開発者は、ラベル属性を非表示にできるので、二

次的に利用している開発者は"Cancel"を"Exit"に変更できません。

コントローラ・レイヤー ADF コントローラは、すべての Web アプリケーションに必要である、重要なコ

ンポーネントです。コントローラは、タスク・フローで開発者に定義されたユー

ザー・インタラクションおよびアプリケーション・フローを管理します。

タスク・フロー

Oracle JDeveloper で作成されるタスク・フローでは、開発者がアプリケーション・

タスク(経費報告書の作成、予算の入力など)を定義します。タスクの定義には、

ユーザーによるタスクの実行を許可するページおよびロジックが含まれます。

設計時に、タスクを構成するページとページ・フラグメントは、ページとページ・

フラグメントがビュー・アクティビティの場合、アクティビティとしてタスク・

フローに追加されます。このため、ユーザーがタスク・フロー内のページ間を

移動する場合、特定のアクティビティから別のアクティビティに移行することに

なります。アクティビティは、タスク・フローの構成要素として考慮できます。

開発者によるタスク・フローの作成に重要なビュー・アクティビティの他にもア

クティビティがあります。たとえば、開発者が経費項目の入力ページと経費項目

の更新ページの両方をタスク・フローのビュー・アクティビティとして使用し、

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ユーザーに対して表示するビュー・アクティビティの決定を行う最初のアクティ

ビティを用意する場合、種類の異なるアクティビティがルーター・アクティビティ

と呼ばれるタスク・フローに追加されます。ルーター・アクティビティは、宣言

的な CASE 文を評価し、制御フローをルーティングする場所について決定します。

Oracle Fusion には 2 種類のタスク・フロー(バウンド・タスク・フローとアンバ

ウンド・タスク・フロー)があります。以下に詳細を説明します。

バウンド・タスク・フロー

2 種類のタスク・フローの内の 1 つであるバウンド・タスク・フローには、トラ

ンザクションと再利用をサポートするために追加された特定の機能があります。

バウンド・タスク・フローは、ページ内のリージョンとして使用できる唯一の種

類のタスク・フローです。ほとんどのアプリケーション・タスク・フローは、ト

ランザクションをサポートする追加機能のため、バウンド・タスク・フローにな

ります。これらの機能の一部は、以下のとおりです。

• トランザクションの最初と最後の適切に定義された境界

• 単一のエントリ・ポイントとゼロ以上の適切に定義された終了ポイント

• タスク・フロー内のアクティビティ間のデータをわたすために使用される

pageFlowScope 変数と呼ばれるメモリー・スコープ変数

• トランザクション管理の宣言的なサポート

• タスク・フロー・エントリ時に新規トランザクションを開始可能

• タスク・フロー終了時にコミットまたはロールバックが可能

• 戻るボタン操作の宣言的なサポート

• pageFlow スコープ内に保存するためにタスク・フローのコール元からの

入力パラメータの受け渡しが可能

• 終了時にタスク・フローのコール元に値を戻すことが可能

アンバウンド・タスク・フロー

アンバウンド・タスク・フローにはバウンド・タスク・フローに類似したアクティ

ビティが含まれますが、バウンド・タスク・フローの適切に定義された境界と単

一のエントリ・ポイントは含まれません。アンバウンド・タスク・フローは、パ

ラメータ化できません。また、トランザクションおよび再エントリの特性を定義

できません。このため、リージョンとしてページ内で使用することができません。

アンバウンド・タスク・フローは、BPEL から呼び出すことができないので、セキュ

アなオブジェクトではありません。このため、アンバウンド・タスク・フローは、

バウンド・タスク・フローとは異なる方法でアプリケーションによって使用され

ます。たとえば、経費報告書の作成タスクは、ページのリージョン内で使用でき

るように、バウンド・タスク・フローとして実装されます。ヘッダー、ワークリ

スト、経費報告書タスクを使用したすべてのユーザー・インタフェースを含むペー

ジをタスク・フローにも格納する必要があります。この場合、アンバウンド・タ

スク・フローが効果的です。ビュー・アクティビティとしてアンバウンド・タス

ク・フローにこのアプリケーション・ページを追加すると、このアンバウンド・

タスク・フローを通じてメニュー・ナビゲーションからアプリケーション・ペー

ジを呼び出すことができます。

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ADFページ

ヘッダー(タイトルあり)

ワークリスト 経費報告書の作成

のタスク・フロー

各 Web アプリケーションが 1 つのアンバウンド・タスク・フローのみを使用する

ことに注意してください。これらは、1 つ以上の個別の物理ファイルで設計時に

定義されます。ただし、実行時に、これらのファイルは、1 つのアンバウンド・

タスク・フローとしてマージおよびロードされます。また、単一のエントリ・ポ

イントを持つバウンド・タスク・フローとは異なり、ビュー・アクティビティに

よって参照されるアプリケーション・ページのブックマーク可能な URL を使用で

きるように、アンバウンド・タスク・フローのビュー・アクティビティはブック

マーク可能に設定できます。

タスク・フロー・テンプレート

タスク・フロー・テンプレートは、多くの異なるバウンド・タスク・フローで再

利用するために一般的なタスク・フローと動作を取得する機能を提供します。コ

ピーによる再利用と参照による再利用の 2 つのメカニズムが提供されます。例外

処理とは、開発者がタスク・フロー・テンプレートを活用できる領域です。

モデル・レイヤー モデル・レイヤーは、ビジネス・ロジック実装とともにデータ・アクセスを提供

します。Oracle Fusion のモデル・レイヤーは、2 つの重要なサブコンポーネントで

構成されます。1 つ目のコンポーネントは、データおよびビジネス・サービス・

レイヤーにビュー・レイヤーを接続するデータ・バインディング機能です。デー

タ・コントロールと呼ばれるこのデータ・バインディング機能は、ADF モデルの

主要コンポーネントです。2 つ目のコンポーネントは、ビジネス・サービス・レ

イヤーです。アプリケーション・モジュールと Oracle ADF Business Components は、

データ・コントロールによってビュー・レイヤーに接続されるビジネス・サービ

ス・レイヤーの主要コンポーネントです。この区別によって、他のビジネス・サー

ビスの呼出し、データ・アクセス、ビュー・レイヤー作成後のビジネス・サービ

スの実装が可能になります。

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ビュー

コントローラ

モデル

ビジネス・サービス

モデル

データ・コントロール

データ・コントロールは、データがバインドされたページとページ・フラグメン

トを作成する機能を提供します。これらのデータ・コントロールは、XML ファイ

ル、Web サービス、Oracle ADF Business Components などの多くのビジネス・サー

ビスでサポートできます。データ・コントロールは、他の一般的な定義と同じよ

うに Oracle JDeveloper で作成されます。ただし、Oracle JDeveloper でアプリケー

ション・モジュールを作成する場合、実装を簡素化するため、対応するデータ・

コントロールがページ内で使用するために自動的に作成されます。データ・バイ

ンドされたページを作成するには、データ・コントロール・パレットからページ

上にデータ・コントロールをドラッグ・アンド・ドロップします。

プレースホルダ・データ・コントロール

プレースホルダ・データ・コントロールは、ページが作成された後にデータ・ソー

スが接続される UI を最初に開発する方法で、ページとページ・フラグメントを作

成するために使用できます。

ビジネス・サービス

Oracle ADF Business Components は、Oracle Fusion アプリケーションのデータ・ア

クセスとビジネス・ロジックのメイン・ソースです。Oracle ADF Business Components(Oracle ADF BC)には、次の主要オブジェクトが含まれます。

アプリケーション・モジュール

アプリケーション・モジュールは、アプリケーション・データを処理するために

UI クライアントが使用するトランザクション・コンポーネントです。

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エンドユーザー・タスクに関連した論理的な作業における更新可能なデータ・モ

デルおよび最上位レベルのプロシージャと関数(サービス・メソッド)を定義し

ます。アプリケーション・モジュールには、ビュー・オブジェクトが含まれます。

アプリケーションの統合を簡素化するため、アプリケーション・モジュールのサー

ビス・インタフェースを有効にできます。サービス・インタフェースは、サード・

パーティ・アプリケーションで標準的な Web サービス・プロトコルによるビジネ

ス情報の検索、作成、更新、および削除を可能にするプログラム API です。エン

ティティ・オブジェクトにカプセル化されたすべてのビジネス検証ルールも、こ

のプログラム統合 API を通じて自動的に適用されます。

ビュー・オブジェクト

SQL 問合せを表すビュー・オブジェクトは、結果の処理を簡素化します。

SQL を使用して、現行のエンドユーザー・タスクで必要な"形"にデータを結合、投

入、フィルタリング、ソート、および集計します。これには、マスター/ディテール

階層を作成するためにビュー・オブジェクトを他とリンクする機能が含まれます。

エンド・ユーザーがユーザー・インタフェースのデータを変更する場合、ビュー・

オブジェクトは、変更を一貫して検証および保存するためにエンティティ・オブ

ジェクトと連携します。

UI レイヤーの場合、UI とタスク・フローをサポートするために新しいビュー・オ

ブジェクトとアプリケーション・モジュールが作成されます。

エンティティ・オブジェクト

エンティティ・オブジェクトでは、すべての DML 操作を処理することによって、

データベース表の行を表し、データ変更を簡素化します。ビジネス・ルールを一

貫して適用するために、行のビジネス・ロジックをカプセル化できます。エンティ

ティ・オブジェクトは、ビジネス・ドメイン・オブジェクトのレイヤーを作成し

て複数のアプリケーションで再利用するため、基本となるデータベース・スキーマ

の関係を反映する他のエンティティ・オブジェクトと関連付けることができます。

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Oracle ADF 11g 入門 2007 年 4 月 著者:Laura Akel 共著者: Oracle Corporation World Headquarters 500 Oracle Parkway Redwood Shores, CA 94065 U.S.A. 海外からのお問合せ窓口: 電話:+1.650.506.7000 ファクシミリ:+1.650.506.7200 www.oracle.com Copyright © 2007, Oracle.All rights reserved. 本文書は情報提供のみを目的として提供されており、ここに記載される内容

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