oracle application server 10g(9.0.4) for linux x86 インストール...
TRANSCRIPT
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~
Red Hat Enterprise Linux ASES 21 Red Hat Enterprise Linux ASES 30
MIRACLE LINUX Standard Edition V21 対応版
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール
(Portal 編)
はじめに こ の 資 料 は Oracle Application Server 10g (904) で Oracle Application
Server(OracleAS) Portal を使用するためにMiddle-Tier のインストールタイプ「Portal amp Wireless」をインストールするための手順書です
Oracle Application Server の J2EE アプリケーションやPortalDiscovererFormsReports といったアプリケーションの実行環境は基盤となるサービスを提供するOracle Application Server(OracleAS) Infrastructureと対比してMiddle-Tierと呼ばれますOracleAS Infrastructureは分散して配置されている Oracle Application Serverを統合管理するためのMetadata RepositoryPKI環境を提供する Identity Managementの基盤となる Web シングルサインオンシステムやディレクトリサーバプライベート認証局などから構成されます
Oracle Application Server の Middle-Tier に は 「 J2EE amp Web Cache 」 「PortalampWireless」「BIampForms」という 3 つのインストールタイプがあり用途によって選択しますOracleAS Portal を使用するためにはインストールタイプ「PortalampWireless」か「BIampForms」をインストールします「PortalampWireless」と「BIampForms」ではOracleAS Infrastructureが提供する機能を必要とするため事前にOracleAS Infrastructure をインストールしておく必要があります(インストールタイプ「J2EE amp Web Cache」ではOracleAS Infrastructureは必須ではありません)よってOracleAS Portalを使用するためには「Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」に従ってOracleAS Infrastructure をインストールしておく必要があります 詳細に関しては各プラットフォーム別に提供されている『Oracle Application Server
10g インストレーションガイド』『Oracle Application Server 10g クイックインストレーションおよびアップグレードガイド』および『Oracle Application Server 10g リリースノート』をご参照くださいこれらのドキュメントは Oracle Technology Network Japanからダウンロード可能です
httpotnoraclecojpdocumentindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 2
目次 はじめに 2 目次 3 前提 4
インストール概要 5 インストール 7 インストール事前準備 7 ハードウェア要件の確認 7 ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 8 ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 9 ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 11 カーネルパラメータの設定 13 ホスト名の確認14 インストールするOSユーザー作成15 インストール作業18 インストール後の確認 33 サービスのポート番号の確認 33 OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認34 Web管理コンソールApplication Server Controlの確認 36
サービスの起動停止 38 インストールユーザーの環境変数の設定 38 OracleAS Portalの起動39 OracleAS Portalの停止40
運用上の注意 41 PDKについて 41 Portalスキーマのパスワードの変更 42
アンインストール 49 アンインストール作業 49
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 3
前提
この資料で記述されている手順は次の Linux ディストリビューションパッケージを
対象にしています
Red Hat Enterprise Linux ASES 21 Red Hat Enterprise Linux ASES 30 MIRACLE LINUX Standard Edition V21(Oracle9i Release2対応キット適用済または Update 3以降)
また作業をおこなうシェルとして bashを利用することを前提としています この資料に従って OracleAS Portal をインストールすると企業情報ポータルを構築するためのポータルフレームワークが使用できますOracleAS Portal の使い方については製品に付属の次のマニュアルを参照してください Oracle Application Server Portal Configuration Guide 10g(904) Oracle Application Server Portal Users Guide 10g (904) Oracle Application Server Portal Error Messages Guide 10g(904)
Middle-Tier のインストールタイプ「PortalampWireless」や「BIampForms」を利用するためにはOracleAS Infrastructureが必要ですOracleAS Infrastructureとは異なるマシンに Middle-Tier をインストールすることもできますがこの資料では「Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Infrastructure編~」に従ってインストールされた OracleAS Infrastructure と同じマシンにMiddle-Tier をインストールタイプ「PortalampWireless」でインストールする構成の手順を説明します
~Portal編~ 4 Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順
MetaDataRepository
IdentityManagementOIDSSOOCA
ホスト名 portal21 mycompanycom
Application Server Control Application Server Control
OracleHTTPServer
Web Cache
Portal amp Wireless- Portal
Infrastructure Middle-Tier
インストール時インストール後にInfrastrucureに関連付け
関連付け
図 1 インストール構成
インストール概要 インストールは次の手順で行います
インストール事前準備
OracleAS Portalのインストール
インストール後の確認
bullハードウェア要件確認bullソフトウェア要件確認bullカーネルパラメータの設定bullホスト名の確認bullインストールするOSユーザーの作成
bullOracle Universal Installerを起動インストール
bull動作確認
図 2 インストールステップ
Oracle Application Server 10gはOracle Universal Installerによって GUIでインストールしますOracle Universal Installerはインストールを開始する前にシステム要件が満たされているかどうかチェックしますOracleAS Portal ではユーザーの管理にOracleAS Infrastructure の Identity Management を利用するのでOracle Universal Installer でのインストール中に利用する OracleAS Infrastructure の情報の入力を求められます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 5
Oracle Universal Installerによるインストールは次の手順で行います
終了
ようこそ
oraInventoryの指定
インストールする製品の選択
インストールタイプの選択
プリインストール要件の確認
構成オプションの選択
関連付けるInfrastructureの選択
ファイルの場所を指定
インスタンス名管理者パスワードの入力
構成ツールの実行
図 3 Oracle Universal Installerのステップ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 6
インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認
インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server
10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件
の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま
せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確
認してください
ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 メモリ容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同
じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス
トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで
確認してください grep MemTotal procmeminfo
メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ
さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起
動できない場合があります
2 ディスク容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク
容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h
3 スワップ領域の確認
OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7
領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo
4 X Serverの確認
Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表
示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes
(省略)
depth of root windowの値が 8以上である必要があります
ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25
バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから
カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-32 package glibc-224-32
gcc-296-1081
pdksh-5214-13
openmotif-2130
sysstat-401
compat-glibc-62-2132
libstdc++-296-108181
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8
rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-232-953
gcc-323-20
setarch-13-1
pdksh-5214
openmotif21-2130-8
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9
gnome-libs-141290-341
compat-glibc-7x-224325
compat-gcc-73-296122
compat-libstdc++-73-296122
compat-libstdc++-devel-73-296122
compat-gcc-c++-73-296122
sysstat-4007 compat-glibc-62-2132
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt
4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください
cd usrbin
ls -l gcc g++
gcc -gt gcc296
g++ -gt g++296
5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア
ーキテクチャを設定します
setarch i386
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10
6 Patch 3006854 を適用します
Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854
を適用してください
このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ
れ次の行が追加されます etclibcwaitso
ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)
2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ
ットのインストール
MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー
ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX
Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた
めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり
ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ
ルバージョンを確認しください
MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている
場合は R2キットの適用は必要ありません
CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel
現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml
カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ
ットを適用してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11
① MIRACLE LINUXのインストール
② R2キットのインストール
③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)
さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は
MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして
kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-34ml
gcc-2953-5ml
pdksh-5214-12
openmotif-2130-11
sysstat-407-2ml
compat-glibc-62-2132
libstdc++-2953-5ml
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの
「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX
社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン
アップを行ってください
参考 oranavi
MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール
Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ
たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを
参照してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12
カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
2 shmallshmmaxsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
4 fille-maxの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
5 ip_local_port_rangeの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
6 カーネルパラメータの変更
1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール
(Portal 編)
はじめに こ の 資 料 は Oracle Application Server 10g (904) で Oracle Application
Server(OracleAS) Portal を使用するためにMiddle-Tier のインストールタイプ「Portal amp Wireless」をインストールするための手順書です
Oracle Application Server の J2EE アプリケーションやPortalDiscovererFormsReports といったアプリケーションの実行環境は基盤となるサービスを提供するOracle Application Server(OracleAS) Infrastructureと対比してMiddle-Tierと呼ばれますOracleAS Infrastructureは分散して配置されている Oracle Application Serverを統合管理するためのMetadata RepositoryPKI環境を提供する Identity Managementの基盤となる Web シングルサインオンシステムやディレクトリサーバプライベート認証局などから構成されます
Oracle Application Server の Middle-Tier に は 「 J2EE amp Web Cache 」 「PortalampWireless」「BIampForms」という 3 つのインストールタイプがあり用途によって選択しますOracleAS Portal を使用するためにはインストールタイプ「PortalampWireless」か「BIampForms」をインストールします「PortalampWireless」と「BIampForms」ではOracleAS Infrastructureが提供する機能を必要とするため事前にOracleAS Infrastructure をインストールしておく必要があります(インストールタイプ「J2EE amp Web Cache」ではOracleAS Infrastructureは必須ではありません)よってOracleAS Portalを使用するためには「Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」に従ってOracleAS Infrastructure をインストールしておく必要があります 詳細に関しては各プラットフォーム別に提供されている『Oracle Application Server
10g インストレーションガイド』『Oracle Application Server 10g クイックインストレーションおよびアップグレードガイド』および『Oracle Application Server 10g リリースノート』をご参照くださいこれらのドキュメントは Oracle Technology Network Japanからダウンロード可能です
httpotnoraclecojpdocumentindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 2
目次 はじめに 2 目次 3 前提 4
インストール概要 5 インストール 7 インストール事前準備 7 ハードウェア要件の確認 7 ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 8 ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 9 ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 11 カーネルパラメータの設定 13 ホスト名の確認14 インストールするOSユーザー作成15 インストール作業18 インストール後の確認 33 サービスのポート番号の確認 33 OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認34 Web管理コンソールApplication Server Controlの確認 36
サービスの起動停止 38 インストールユーザーの環境変数の設定 38 OracleAS Portalの起動39 OracleAS Portalの停止40
運用上の注意 41 PDKについて 41 Portalスキーマのパスワードの変更 42
アンインストール 49 アンインストール作業 49
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 3
前提
この資料で記述されている手順は次の Linux ディストリビューションパッケージを
対象にしています
Red Hat Enterprise Linux ASES 21 Red Hat Enterprise Linux ASES 30 MIRACLE LINUX Standard Edition V21(Oracle9i Release2対応キット適用済または Update 3以降)
また作業をおこなうシェルとして bashを利用することを前提としています この資料に従って OracleAS Portal をインストールすると企業情報ポータルを構築するためのポータルフレームワークが使用できますOracleAS Portal の使い方については製品に付属の次のマニュアルを参照してください Oracle Application Server Portal Configuration Guide 10g(904) Oracle Application Server Portal Users Guide 10g (904) Oracle Application Server Portal Error Messages Guide 10g(904)
Middle-Tier のインストールタイプ「PortalampWireless」や「BIampForms」を利用するためにはOracleAS Infrastructureが必要ですOracleAS Infrastructureとは異なるマシンに Middle-Tier をインストールすることもできますがこの資料では「Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Infrastructure編~」に従ってインストールされた OracleAS Infrastructure と同じマシンにMiddle-Tier をインストールタイプ「PortalampWireless」でインストールする構成の手順を説明します
~Portal編~ 4 Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順
MetaDataRepository
IdentityManagementOIDSSOOCA
ホスト名 portal21 mycompanycom
Application Server Control Application Server Control
OracleHTTPServer
Web Cache
Portal amp Wireless- Portal
Infrastructure Middle-Tier
インストール時インストール後にInfrastrucureに関連付け
関連付け
図 1 インストール構成
インストール概要 インストールは次の手順で行います
インストール事前準備
OracleAS Portalのインストール
インストール後の確認
bullハードウェア要件確認bullソフトウェア要件確認bullカーネルパラメータの設定bullホスト名の確認bullインストールするOSユーザーの作成
bullOracle Universal Installerを起動インストール
bull動作確認
図 2 インストールステップ
Oracle Application Server 10gはOracle Universal Installerによって GUIでインストールしますOracle Universal Installerはインストールを開始する前にシステム要件が満たされているかどうかチェックしますOracleAS Portal ではユーザーの管理にOracleAS Infrastructure の Identity Management を利用するのでOracle Universal Installer でのインストール中に利用する OracleAS Infrastructure の情報の入力を求められます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 5
Oracle Universal Installerによるインストールは次の手順で行います
終了
ようこそ
oraInventoryの指定
インストールする製品の選択
インストールタイプの選択
プリインストール要件の確認
構成オプションの選択
関連付けるInfrastructureの選択
ファイルの場所を指定
インスタンス名管理者パスワードの入力
構成ツールの実行
図 3 Oracle Universal Installerのステップ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 6
インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認
インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server
10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件
の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま
せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確
認してください
ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 メモリ容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同
じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス
トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで
確認してください grep MemTotal procmeminfo
メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ
さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起
動できない場合があります
2 ディスク容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク
容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h
3 スワップ領域の確認
OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7
領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo
4 X Serverの確認
Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表
示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes
(省略)
depth of root windowの値が 8以上である必要があります
ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25
バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから
カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-32 package glibc-224-32
gcc-296-1081
pdksh-5214-13
openmotif-2130
sysstat-401
compat-glibc-62-2132
libstdc++-296-108181
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8
rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-232-953
gcc-323-20
setarch-13-1
pdksh-5214
openmotif21-2130-8
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9
gnome-libs-141290-341
compat-glibc-7x-224325
compat-gcc-73-296122
compat-libstdc++-73-296122
compat-libstdc++-devel-73-296122
compat-gcc-c++-73-296122
sysstat-4007 compat-glibc-62-2132
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt
4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください
cd usrbin
ls -l gcc g++
gcc -gt gcc296
g++ -gt g++296
5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア
ーキテクチャを設定します
setarch i386
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10
6 Patch 3006854 を適用します
Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854
を適用してください
このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ
れ次の行が追加されます etclibcwaitso
ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)
2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ
ットのインストール
MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー
ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX
Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた
めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり
ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ
ルバージョンを確認しください
MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている
場合は R2キットの適用は必要ありません
CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel
現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml
カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ
ットを適用してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11
① MIRACLE LINUXのインストール
② R2キットのインストール
③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)
さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は
MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして
kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-34ml
gcc-2953-5ml
pdksh-5214-12
openmotif-2130-11
sysstat-407-2ml
compat-glibc-62-2132
libstdc++-2953-5ml
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの
「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX
社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン
アップを行ってください
参考 oranavi
MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール
Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ
たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを
参照してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12
カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
2 shmallshmmaxsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
4 fille-maxの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
5 ip_local_port_rangeの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
6 カーネルパラメータの変更
1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
目次 はじめに 2 目次 3 前提 4
インストール概要 5 インストール 7 インストール事前準備 7 ハードウェア要件の確認 7 ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 8 ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 9 ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 11 カーネルパラメータの設定 13 ホスト名の確認14 インストールするOSユーザー作成15 インストール作業18 インストール後の確認 33 サービスのポート番号の確認 33 OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認34 Web管理コンソールApplication Server Controlの確認 36
サービスの起動停止 38 インストールユーザーの環境変数の設定 38 OracleAS Portalの起動39 OracleAS Portalの停止40
運用上の注意 41 PDKについて 41 Portalスキーマのパスワードの変更 42
アンインストール 49 アンインストール作業 49
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 3
前提
この資料で記述されている手順は次の Linux ディストリビューションパッケージを
対象にしています
Red Hat Enterprise Linux ASES 21 Red Hat Enterprise Linux ASES 30 MIRACLE LINUX Standard Edition V21(Oracle9i Release2対応キット適用済または Update 3以降)
また作業をおこなうシェルとして bashを利用することを前提としています この資料に従って OracleAS Portal をインストールすると企業情報ポータルを構築するためのポータルフレームワークが使用できますOracleAS Portal の使い方については製品に付属の次のマニュアルを参照してください Oracle Application Server Portal Configuration Guide 10g(904) Oracle Application Server Portal Users Guide 10g (904) Oracle Application Server Portal Error Messages Guide 10g(904)
Middle-Tier のインストールタイプ「PortalampWireless」や「BIampForms」を利用するためにはOracleAS Infrastructureが必要ですOracleAS Infrastructureとは異なるマシンに Middle-Tier をインストールすることもできますがこの資料では「Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Infrastructure編~」に従ってインストールされた OracleAS Infrastructure と同じマシンにMiddle-Tier をインストールタイプ「PortalampWireless」でインストールする構成の手順を説明します
~Portal編~ 4 Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順
MetaDataRepository
IdentityManagementOIDSSOOCA
ホスト名 portal21 mycompanycom
Application Server Control Application Server Control
OracleHTTPServer
Web Cache
Portal amp Wireless- Portal
Infrastructure Middle-Tier
インストール時インストール後にInfrastrucureに関連付け
関連付け
図 1 インストール構成
インストール概要 インストールは次の手順で行います
インストール事前準備
OracleAS Portalのインストール
インストール後の確認
bullハードウェア要件確認bullソフトウェア要件確認bullカーネルパラメータの設定bullホスト名の確認bullインストールするOSユーザーの作成
bullOracle Universal Installerを起動インストール
bull動作確認
図 2 インストールステップ
Oracle Application Server 10gはOracle Universal Installerによって GUIでインストールしますOracle Universal Installerはインストールを開始する前にシステム要件が満たされているかどうかチェックしますOracleAS Portal ではユーザーの管理にOracleAS Infrastructure の Identity Management を利用するのでOracle Universal Installer でのインストール中に利用する OracleAS Infrastructure の情報の入力を求められます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 5
Oracle Universal Installerによるインストールは次の手順で行います
終了
ようこそ
oraInventoryの指定
インストールする製品の選択
インストールタイプの選択
プリインストール要件の確認
構成オプションの選択
関連付けるInfrastructureの選択
ファイルの場所を指定
インスタンス名管理者パスワードの入力
構成ツールの実行
図 3 Oracle Universal Installerのステップ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 6
インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認
インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server
10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件
の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま
せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確
認してください
ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 メモリ容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同
じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス
トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで
確認してください grep MemTotal procmeminfo
メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ
さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起
動できない場合があります
2 ディスク容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク
容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h
3 スワップ領域の確認
OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7
領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo
4 X Serverの確認
Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表
示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes
(省略)
depth of root windowの値が 8以上である必要があります
ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25
バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから
カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-32 package glibc-224-32
gcc-296-1081
pdksh-5214-13
openmotif-2130
sysstat-401
compat-glibc-62-2132
libstdc++-296-108181
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8
rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-232-953
gcc-323-20
setarch-13-1
pdksh-5214
openmotif21-2130-8
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9
gnome-libs-141290-341
compat-glibc-7x-224325
compat-gcc-73-296122
compat-libstdc++-73-296122
compat-libstdc++-devel-73-296122
compat-gcc-c++-73-296122
sysstat-4007 compat-glibc-62-2132
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt
4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください
cd usrbin
ls -l gcc g++
gcc -gt gcc296
g++ -gt g++296
5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア
ーキテクチャを設定します
setarch i386
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10
6 Patch 3006854 を適用します
Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854
を適用してください
このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ
れ次の行が追加されます etclibcwaitso
ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)
2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ
ットのインストール
MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー
ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX
Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた
めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり
ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ
ルバージョンを確認しください
MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている
場合は R2キットの適用は必要ありません
CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel
現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml
カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ
ットを適用してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11
① MIRACLE LINUXのインストール
② R2キットのインストール
③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)
さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は
MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして
kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-34ml
gcc-2953-5ml
pdksh-5214-12
openmotif-2130-11
sysstat-407-2ml
compat-glibc-62-2132
libstdc++-2953-5ml
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの
「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX
社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン
アップを行ってください
参考 oranavi
MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール
Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ
たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを
参照してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12
カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
2 shmallshmmaxsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
4 fille-maxの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
5 ip_local_port_rangeの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
6 カーネルパラメータの変更
1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
前提
この資料で記述されている手順は次の Linux ディストリビューションパッケージを
対象にしています
Red Hat Enterprise Linux ASES 21 Red Hat Enterprise Linux ASES 30 MIRACLE LINUX Standard Edition V21(Oracle9i Release2対応キット適用済または Update 3以降)
また作業をおこなうシェルとして bashを利用することを前提としています この資料に従って OracleAS Portal をインストールすると企業情報ポータルを構築するためのポータルフレームワークが使用できますOracleAS Portal の使い方については製品に付属の次のマニュアルを参照してください Oracle Application Server Portal Configuration Guide 10g(904) Oracle Application Server Portal Users Guide 10g (904) Oracle Application Server Portal Error Messages Guide 10g(904)
Middle-Tier のインストールタイプ「PortalampWireless」や「BIampForms」を利用するためにはOracleAS Infrastructureが必要ですOracleAS Infrastructureとは異なるマシンに Middle-Tier をインストールすることもできますがこの資料では「Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Infrastructure編~」に従ってインストールされた OracleAS Infrastructure と同じマシンにMiddle-Tier をインストールタイプ「PortalampWireless」でインストールする構成の手順を説明します
~Portal編~ 4 Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順
MetaDataRepository
IdentityManagementOIDSSOOCA
ホスト名 portal21 mycompanycom
Application Server Control Application Server Control
OracleHTTPServer
Web Cache
Portal amp Wireless- Portal
Infrastructure Middle-Tier
インストール時インストール後にInfrastrucureに関連付け
関連付け
図 1 インストール構成
インストール概要 インストールは次の手順で行います
インストール事前準備
OracleAS Portalのインストール
インストール後の確認
bullハードウェア要件確認bullソフトウェア要件確認bullカーネルパラメータの設定bullホスト名の確認bullインストールするOSユーザーの作成
bullOracle Universal Installerを起動インストール
bull動作確認
図 2 インストールステップ
Oracle Application Server 10gはOracle Universal Installerによって GUIでインストールしますOracle Universal Installerはインストールを開始する前にシステム要件が満たされているかどうかチェックしますOracleAS Portal ではユーザーの管理にOracleAS Infrastructure の Identity Management を利用するのでOracle Universal Installer でのインストール中に利用する OracleAS Infrastructure の情報の入力を求められます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 5
Oracle Universal Installerによるインストールは次の手順で行います
終了
ようこそ
oraInventoryの指定
インストールする製品の選択
インストールタイプの選択
プリインストール要件の確認
構成オプションの選択
関連付けるInfrastructureの選択
ファイルの場所を指定
インスタンス名管理者パスワードの入力
構成ツールの実行
図 3 Oracle Universal Installerのステップ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 6
インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認
インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server
10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件
の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま
せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確
認してください
ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 メモリ容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同
じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス
トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで
確認してください grep MemTotal procmeminfo
メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ
さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起
動できない場合があります
2 ディスク容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク
容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h
3 スワップ領域の確認
OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7
領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo
4 X Serverの確認
Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表
示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes
(省略)
depth of root windowの値が 8以上である必要があります
ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25
バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから
カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-32 package glibc-224-32
gcc-296-1081
pdksh-5214-13
openmotif-2130
sysstat-401
compat-glibc-62-2132
libstdc++-296-108181
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8
rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-232-953
gcc-323-20
setarch-13-1
pdksh-5214
openmotif21-2130-8
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9
gnome-libs-141290-341
compat-glibc-7x-224325
compat-gcc-73-296122
compat-libstdc++-73-296122
compat-libstdc++-devel-73-296122
compat-gcc-c++-73-296122
sysstat-4007 compat-glibc-62-2132
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt
4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください
cd usrbin
ls -l gcc g++
gcc -gt gcc296
g++ -gt g++296
5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア
ーキテクチャを設定します
setarch i386
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10
6 Patch 3006854 を適用します
Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854
を適用してください
このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ
れ次の行が追加されます etclibcwaitso
ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)
2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ
ットのインストール
MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー
ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX
Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた
めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり
ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ
ルバージョンを確認しください
MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている
場合は R2キットの適用は必要ありません
CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel
現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml
カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ
ットを適用してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11
① MIRACLE LINUXのインストール
② R2キットのインストール
③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)
さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は
MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして
kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-34ml
gcc-2953-5ml
pdksh-5214-12
openmotif-2130-11
sysstat-407-2ml
compat-glibc-62-2132
libstdc++-2953-5ml
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの
「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX
社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン
アップを行ってください
参考 oranavi
MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール
Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ
たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを
参照してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12
カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
2 shmallshmmaxsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
4 fille-maxの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
5 ip_local_port_rangeの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
6 カーネルパラメータの変更
1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
MetaDataRepository
IdentityManagementOIDSSOOCA
ホスト名 portal21 mycompanycom
Application Server Control Application Server Control
OracleHTTPServer
Web Cache
Portal amp Wireless- Portal
Infrastructure Middle-Tier
インストール時インストール後にInfrastrucureに関連付け
関連付け
図 1 インストール構成
インストール概要 インストールは次の手順で行います
インストール事前準備
OracleAS Portalのインストール
インストール後の確認
bullハードウェア要件確認bullソフトウェア要件確認bullカーネルパラメータの設定bullホスト名の確認bullインストールするOSユーザーの作成
bullOracle Universal Installerを起動インストール
bull動作確認
図 2 インストールステップ
Oracle Application Server 10gはOracle Universal Installerによって GUIでインストールしますOracle Universal Installerはインストールを開始する前にシステム要件が満たされているかどうかチェックしますOracleAS Portal ではユーザーの管理にOracleAS Infrastructure の Identity Management を利用するのでOracle Universal Installer でのインストール中に利用する OracleAS Infrastructure の情報の入力を求められます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 5
Oracle Universal Installerによるインストールは次の手順で行います
終了
ようこそ
oraInventoryの指定
インストールする製品の選択
インストールタイプの選択
プリインストール要件の確認
構成オプションの選択
関連付けるInfrastructureの選択
ファイルの場所を指定
インスタンス名管理者パスワードの入力
構成ツールの実行
図 3 Oracle Universal Installerのステップ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 6
インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認
インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server
10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件
の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま
せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確
認してください
ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 メモリ容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同
じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス
トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで
確認してください grep MemTotal procmeminfo
メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ
さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起
動できない場合があります
2 ディスク容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク
容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h
3 スワップ領域の確認
OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7
領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo
4 X Serverの確認
Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表
示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes
(省略)
depth of root windowの値が 8以上である必要があります
ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25
バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから
カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-32 package glibc-224-32
gcc-296-1081
pdksh-5214-13
openmotif-2130
sysstat-401
compat-glibc-62-2132
libstdc++-296-108181
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8
rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-232-953
gcc-323-20
setarch-13-1
pdksh-5214
openmotif21-2130-8
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9
gnome-libs-141290-341
compat-glibc-7x-224325
compat-gcc-73-296122
compat-libstdc++-73-296122
compat-libstdc++-devel-73-296122
compat-gcc-c++-73-296122
sysstat-4007 compat-glibc-62-2132
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt
4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください
cd usrbin
ls -l gcc g++
gcc -gt gcc296
g++ -gt g++296
5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア
ーキテクチャを設定します
setarch i386
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10
6 Patch 3006854 を適用します
Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854
を適用してください
このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ
れ次の行が追加されます etclibcwaitso
ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)
2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ
ットのインストール
MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー
ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX
Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた
めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり
ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ
ルバージョンを確認しください
MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている
場合は R2キットの適用は必要ありません
CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel
現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml
カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ
ットを適用してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11
① MIRACLE LINUXのインストール
② R2キットのインストール
③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)
さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は
MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして
kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-34ml
gcc-2953-5ml
pdksh-5214-12
openmotif-2130-11
sysstat-407-2ml
compat-glibc-62-2132
libstdc++-2953-5ml
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの
「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX
社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン
アップを行ってください
参考 oranavi
MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール
Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ
たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを
参照してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12
カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
2 shmallshmmaxsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
4 fille-maxの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
5 ip_local_port_rangeの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
6 カーネルパラメータの変更
1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
Oracle Universal Installerによるインストールは次の手順で行います
終了
ようこそ
oraInventoryの指定
インストールする製品の選択
インストールタイプの選択
プリインストール要件の確認
構成オプションの選択
関連付けるInfrastructureの選択
ファイルの場所を指定
インスタンス名管理者パスワードの入力
構成ツールの実行
図 3 Oracle Universal Installerのステップ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 6
インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認
インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server
10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件
の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま
せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確
認してください
ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 メモリ容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同
じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス
トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで
確認してください grep MemTotal procmeminfo
メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ
さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起
動できない場合があります
2 ディスク容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク
容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h
3 スワップ領域の確認
OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7
領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo
4 X Serverの確認
Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表
示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes
(省略)
depth of root windowの値が 8以上である必要があります
ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25
バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから
カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-32 package glibc-224-32
gcc-296-1081
pdksh-5214-13
openmotif-2130
sysstat-401
compat-glibc-62-2132
libstdc++-296-108181
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8
rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-232-953
gcc-323-20
setarch-13-1
pdksh-5214
openmotif21-2130-8
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9
gnome-libs-141290-341
compat-glibc-7x-224325
compat-gcc-73-296122
compat-libstdc++-73-296122
compat-libstdc++-devel-73-296122
compat-gcc-c++-73-296122
sysstat-4007 compat-glibc-62-2132
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt
4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください
cd usrbin
ls -l gcc g++
gcc -gt gcc296
g++ -gt g++296
5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア
ーキテクチャを設定します
setarch i386
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10
6 Patch 3006854 を適用します
Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854
を適用してください
このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ
れ次の行が追加されます etclibcwaitso
ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)
2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ
ットのインストール
MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー
ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX
Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた
めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり
ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ
ルバージョンを確認しください
MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている
場合は R2キットの適用は必要ありません
CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel
現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml
カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ
ットを適用してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11
① MIRACLE LINUXのインストール
② R2キットのインストール
③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)
さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は
MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして
kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-34ml
gcc-2953-5ml
pdksh-5214-12
openmotif-2130-11
sysstat-407-2ml
compat-glibc-62-2132
libstdc++-2953-5ml
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの
「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX
社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン
アップを行ってください
参考 oranavi
MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール
Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ
たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを
参照してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12
カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
2 shmallshmmaxsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
4 fille-maxの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
5 ip_local_port_rangeの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
6 カーネルパラメータの変更
1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
インストール 次の 3つのステップに分けて手順を説明します 1 インストール事前準備 2 インストール作業 3 インストール後の確認
インストール事前準備 インストール前にシステム要件を確認しますOracle Application Server
10g(904)ではインストーラ(Oracle Universal Installer)によってシステム要件
の事前チェックが行われ要件が満たされていないとインストールを開始できま
せんインストールを開始する前に以降の手順に従って必ずシステム要件を確
認してください
ハードウェア要件の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 メモリ容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためにはOracleAS Infrastructure と同
じマシンにインストールする場合には 15GB 以上異なるマシンにインス
トールする場合には 1GB 以上の物理メモリが必要です次のコマンドで
確認してください grep MemTotal procmeminfo
メモリ容量が少ない場合使用していないソフトウェアは停止してくだ
さい他のソフトウェアがメモリを使用しているとインストーラを起
動できない場合があります
2 ディスク容量の確認
OracleAS Portal をインストールするためには11GB 以上の空きディスク
容量が必要です次のコマンドで確認してください df -h
3 スワップ領域の確認
OracleAS Infrastructure インストールするためには15GB 以上のスワップ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 7
領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo
4 X Serverの確認
Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表
示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes
(省略)
depth of root windowの値が 8以上である必要があります
ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25
バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから
カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-32 package glibc-224-32
gcc-296-1081
pdksh-5214-13
openmotif-2130
sysstat-401
compat-glibc-62-2132
libstdc++-296-108181
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8
rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-232-953
gcc-323-20
setarch-13-1
pdksh-5214
openmotif21-2130-8
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9
gnome-libs-141290-341
compat-glibc-7x-224325
compat-gcc-73-296122
compat-libstdc++-73-296122
compat-libstdc++-devel-73-296122
compat-gcc-c++-73-296122
sysstat-4007 compat-glibc-62-2132
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt
4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください
cd usrbin
ls -l gcc g++
gcc -gt gcc296
g++ -gt g++296
5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア
ーキテクチャを設定します
setarch i386
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10
6 Patch 3006854 を適用します
Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854
を適用してください
このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ
れ次の行が追加されます etclibcwaitso
ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)
2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ
ットのインストール
MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー
ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX
Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた
めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり
ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ
ルバージョンを確認しください
MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている
場合は R2キットの適用は必要ありません
CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel
現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml
カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ
ットを適用してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11
① MIRACLE LINUXのインストール
② R2キットのインストール
③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)
さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は
MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして
kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-34ml
gcc-2953-5ml
pdksh-5214-12
openmotif-2130-11
sysstat-407-2ml
compat-glibc-62-2132
libstdc++-2953-5ml
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの
「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX
社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン
アップを行ってください
参考 oranavi
MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール
Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ
たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを
参照してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12
カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
2 shmallshmmaxsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
4 fille-maxの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
5 ip_local_port_rangeの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
6 カーネルパラメータの変更
1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
領域が必要です次のコマンドで確認してください grep SwapTotal procmeminfo
4 X Serverの確認
Oracle Universal Installer を GUI 環境で実行するためには256 色以上の表
示が可能な X Serverが必要です次のコマンドで確認してください usrX11R6binxdpyinfo | grep window (省略) depth of root window 16 planes
(省略)
depth of root windowの値が 8以上である必要があります
ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Linux Advanced Server release 21ASyenm (Pensacola)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-249-e25以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 249-e25
バージョンが kernel-249-e25未満の場合はRed Hat社のWebサイトから
カーネルをダウンロードしてバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-32 package glibc-224-32
gcc-296-1081
pdksh-5214-13
openmotif-2130
sysstat-401
compat-glibc-62-2132
libstdc++-296-108181
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 8
rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-232-953
gcc-323-20
setarch-13-1
pdksh-5214
openmotif21-2130-8
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9
gnome-libs-141290-341
compat-glibc-7x-224325
compat-gcc-73-296122
compat-libstdc++-73-296122
compat-libstdc++-devel-73-296122
compat-gcc-c++-73-296122
sysstat-4007 compat-glibc-62-2132
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt
4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください
cd usrbin
ls -l gcc g++
gcc -gt gcc296
g++ -gt g++296
5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア
ーキテクチャを設定します
setarch i386
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10
6 Patch 3006854 を適用します
Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854
を適用してください
このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ
れ次の行が追加されます etclibcwaitso
ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)
2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ
ットのインストール
MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー
ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX
Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた
めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり
ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ
ルバージョンを確認しください
MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている
場合は R2キットの適用は必要ありません
CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel
現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml
カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ
ットを適用してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11
① MIRACLE LINUXのインストール
② R2キットのインストール
③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)
さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は
MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして
kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-34ml
gcc-2953-5ml
pdksh-5214-12
openmotif-2130-11
sysstat-407-2ml
compat-glibc-62-2132
libstdc++-2953-5ml
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの
「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX
社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン
アップを行ってください
参考 oranavi
MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール
Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ
たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを
参照してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12
カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
2 shmallshmmaxsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
4 fille-maxの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
5 ip_local_port_rangeの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
6 カーネルパラメータの変更
1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Red Hat Enterprise Linux AS release 3 (Taroon)
2 カーネルのバージョンの確認
kernel-2421-4-EL以上が必要です次のコマンドで確認してください uname -r 2421-4-EL
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-232-953
gcc-323-20
setarch-13-1
pdksh-5214
openmotif21-2130-8
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 9
gnome-libs-141290-341
compat-glibc-7x-224325
compat-gcc-73-296122
compat-libstdc++-73-296122
compat-libstdc++-devel-73-296122
compat-gcc-c++-73-296122
sysstat-4007 compat-glibc-62-2132
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt
4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください
cd usrbin
ls -l gcc g++
gcc -gt gcc296
g++ -gt g++296
5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア
ーキテクチャを設定します
setarch i386
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10
6 Patch 3006854 を適用します
Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854
を適用してください
このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ
れ次の行が追加されます etclibcwaitso
ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)
2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ
ットのインストール
MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー
ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX
Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた
めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり
ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ
ルバージョンを確認しください
MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている
場合は R2キットの適用は必要ありません
CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel
現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml
カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ
ットを適用してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11
① MIRACLE LINUXのインストール
② R2キットのインストール
③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)
さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は
MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして
kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-34ml
gcc-2953-5ml
pdksh-5214-12
openmotif-2130-11
sysstat-407-2ml
compat-glibc-62-2132
libstdc++-2953-5ml
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの
「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX
社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン
アップを行ってください
参考 oranavi
MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール
Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ
たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを
参照してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12
カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
2 shmallshmmaxsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
4 fille-maxの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
5 ip_local_port_rangeの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
6 カーネルパラメータの変更
1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
gnome-libs-141290-341
compat-glibc-7x-224325
compat-gcc-73-296122
compat-libstdc++-73-296122
compat-libstdc++-devel-73-296122
compat-gcc-c++-73-296122
sysstat-4007 compat-glibc-62-2132
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc ibstdc++ glibc-224-32 gcc-296-1081 pdksh-5214-13 openmotif-2130 sysstat-401 compat-glibc-62-2132 libstdc++-296-108181
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はRed Hat Enterprise Linuxに付属の CD-ROMか Red Hat社のWebサイト
からパッケージを入手しインストールまたはバージョンアップを行って
ください
参考 rpmによるパッケージのインストールバージョンアップ方法
パッケージのインストール
rpm ndashivh ltパッケージ名gt
パッケージのバージョンアップ
rpm ndashUvh ltパッケージ名gt
4 次のシンボリックリンクが存在するのを確認してください
cd usrbin
ls -l gcc g++
gcc -gt gcc296
g++ -gt g++296
5 hugemem カーネルが使用されている場合は次のコマンドを使用してア
ーキテクチャを設定します
setarch i386
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 10
6 Patch 3006854 を適用します
Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854
を適用してください
このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ
れ次の行が追加されます etclibcwaitso
ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)
2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ
ットのインストール
MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー
ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX
Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた
めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり
ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ
ルバージョンを確認しください
MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている
場合は R2キットの適用は必要ありません
CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel
現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml
カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ
ットを適用してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11
① MIRACLE LINUXのインストール
② R2キットのインストール
③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)
さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は
MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして
kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-34ml
gcc-2953-5ml
pdksh-5214-12
openmotif-2130-11
sysstat-407-2ml
compat-glibc-62-2132
libstdc++-2953-5ml
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの
「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX
社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン
アップを行ってください
参考 oranavi
MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール
Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ
たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを
参照してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12
カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
2 shmallshmmaxsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
4 fille-maxの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
5 ip_local_port_rangeの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
6 カーネルパラメータの変更
1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
6 Patch 3006854 を適用します
Oracle Application Server 10g (904) JP Update CDに含まれる Patch3006854
を適用してください
このパッチによってファイル「etcldsopreload」が存在しなければ作成さ
れ次の行が追加されます etclibcwaitso
ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合) 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 OSのバージョンを確認
次のコマンドで OSのバージョンを確認してください cat etcissue Miracle Linux Standard Edition V21(Stylax)
2 カーネルのバージョンの確認MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キ
ットのインストール
MIRACLE LINUXの購入時期によってはMIRACLE LINUXのインストー
ル後にMIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット(MIRACLE LINUX
Standard Edition V21を Oracle9i Release 2以降のバージョンに対応させるた
めのアップデートパッケージ集以降 R2 キット)を適用する必要があり
ますMIRACLE LINUXのインストール CD-ROMもしくは現在のカーネ
ルバージョンを確認しください
MIRACLE LINUX Standard Edition V21 Update3をインストールされている
場合は R2キットの適用は必要ありません
CD-ROMに含まれるカーネルのバージョンの確認 mount mntcdrom ls mntcdromMiracleRPMSkernel
現在のカーネルのバージョンの確認 uname -r 249-e2532ml
カーネルのバージョンが kernel-249-3122ml であれば次の手順で R2 キ
ットを適用してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 11
① MIRACLE LINUXのインストール
② R2キットのインストール
③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)
さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は
MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして
kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-34ml
gcc-2953-5ml
pdksh-5214-12
openmotif-2130-11
sysstat-407-2ml
compat-glibc-62-2132
libstdc++-2953-5ml
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの
「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX
社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン
アップを行ってください
参考 oranavi
MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール
Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ
たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを
参照してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12
カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
2 shmallshmmaxsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
4 fille-maxの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
5 ip_local_port_rangeの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
6 カーネルパラメータの変更
1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
① MIRACLE LINUXのインストール
② R2キットのインストール
③ その他セキュリティパッチなどの適用(任意)
さらにカーネルのバージョンが kernel-249-e2532ml 未満の場合は
MIRACLE LINUX 社の Web サイトからカーネルをダウンロードして
kernel-249-e2532ml以上にバージョンアップしてください
3 ソフトウェアパッケージの確認
glibc-224-34ml
gcc-2953-5ml
pdksh-5214-12
openmotif-2130-11
sysstat-407-2ml
compat-glibc-62-2132
libstdc++-2953-5ml
これらのパッケージがインストールされている必要があります次のコマ
ンドで確認してください rpm -q glibc gcc pdksh openmotif sysstat compat-glibc libstdc++ glibc-224-34ml gcc-2953-5ml pdksh-5214-12 openmotif-2130-11 sysstat-407-2ml compat-glibc-62-2132 libstdc++-2953-5ml
パッケージが存在しない場合またはパッケージのバージョンが低い場合
はMIRACLE LINUX に付属の CD-ROM(OpenMotif-2130 は R2 キットの
「MiracleRPMS」ディレクトリに存在します)あるいは MIRACLE LINUX
社の Web サイトからパッケージを入手しインストールまたはバージョン
アップを行ってください
参考 oranavi
MIRACLE LINUX にはOracle 製品のインストールを支援するツール
Install Navigator for Oracle(oranavi)が付属していますoranaviを使っ
たインストール方法につきましてはoranavi に付属のドキュメントを
参照してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 12
カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
2 shmallshmmaxsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
4 fille-maxの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
5 ip_local_port_rangeの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
6 カーネルパラメータの変更
1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
カーネルパラメータの設定 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 semmslsemmnssemopmsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep sem kernelsem = 256 32000 100 142 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
2 shmallshmmaxsemmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep shm kernelshmmni = 142 (推奨値) kernelshmall = 2097152 (推奨値) kernelshmmax = 2147483648 (推奨値) kernelshm-use-bigpages = 0
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
3 msgmaxmsgmnbmsgmniの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep msg kernelmsgmnb = 65535 (推奨値) kernelmsgmni = 2878 (推奨値) kernelmsgmax = 8192 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
4 fille-maxの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep file-max fsfile-max = 131072 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
5 ip_local_port_rangeの値の確認
次のコマンドで確認します sbinsysctl ndasha | grep ip_local_port_range netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 (推奨値)
値が推奨値未満の場合は6の手順を行ってください
6 カーネルパラメータの変更
1~5 の手順で値が推奨値未満のものがある場合ファイル
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 13
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
「etcsysctlconf」を編集して必要な行を追加または変更してください vi etcsysctlconf kernelshmall = 2097152 kernelshmmax = 2147483648 kernelshmmni = 142 semaphores semmsl semmns semopm semmni kernelsem = 256 32000 100 142 fsfile-max = 131072 netipv4ip_local_port_range = 20000 65000 kernelmsgmni = 2878 kernelmsgmax = 8192 kernelmsgmnb = 65535
さらに次のコマンドでカーネルパラメータの現在の値を変更します sbinsysctl -p
コマンドの出力結果から値が正しいことを確認します値が誤っている
場合はもう一度ファイル「etcsysctlconf」を編集してこのコマンドを再
度実行します
ホスト名の確認 次の作業を rootユーザーで行ってください
1 ファイル「etchosts」の編集
次のようにドメイン名を含んだホスト名を最初に記述します IPアドレス ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 123456789 portal21mycompanycom portal21
ホスト名には次のような制限があります
「web」もしくは「portal」以外
255文字以内
2 複数のネットワークカードを持つ環境にインストールする場合
インストーラはファイル「etchosts」の最初の名前を使用します複数のネットワークカードを持つ場合は使用するホスト名が最初になるよう
に並べ替えてください
3 DHCP環境にインストールインストールする場合
Linux および Windows の場合は DHCP 環境へのインストールが可能です
DHCP 環境の場合は次のようにファイル「etchosts」を編集してくださ
い
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 14
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
127001 ltホスト名gtltドメイン名gt ltホスト名gt
例 127001 portal21mycompanycom portal21
4 hostnameコマンドの実行
hostname コマンドコマンドを実行してホスト名が設定されていることを
確認してください
例
hostname ホスト名の確認 localhostlocaldomain hostname portal21jporacdlecom ホスト名の設定 hostname 設定したホスト名の確認 portal21mycompanycom
インストールする OSユーザー作成 今回は同じマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので
この手順は省略して以前と同じユーザー「oracleas」で Middle-Tier のインスト
ールを行いますOracleAS Infrastructureと異なるマシンにMiddle-Tierをインス
トールする場合などマシンに始めて Oracle Application Serverをインストール
する場合はこの手順の通りにインストール用のユーザーを作成してください
Oracle Application Serverを rootユーザーでインストールすることはできません
インストール用のユーザーを作成する必要があります以降の作業は root ユー
ザーで行ってください
1 インストール用グループ(oinstall)作成 groupadd oinstall
2 管理者用グループ(dba)作成 groupadd dba
3 インストール用ユーザー(oracleas)作成
ユーザー「oracleas」をデフォルトグループ「oinstall」サブグループ
「dba」として作成しますなお Oracle Application Server を root ユーザー
でインストールすることはできません必ずインストール用のユーザーを
作成してください useradd -g oinstall -G dba oracleas
4 作成したユーザー「oracleas」のパスワード設定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 15
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
passwd oracleas New password
5 ユーザー「oracleas」のシェル制限の設定
ファイル「etcprofile」に次の内容を追加します「 $USER = oracleas 」
「 $SHELL = binksh 」といった大括弧の内側の文字列の両端には必
ず空白を 1つ入れてください(空白がないとエラーになります) if [ $USER = oracleas ] then if [ $SHELL = binksh ] then ulimit ndashp 16384 gtdevnull 2gtamp1 ulimit ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 else ulimit ndashu 16384 ndashn 16384 gtdevnull 2gtamp1 fi fi
6 ハードリミットの変更
ユーザーのシェル制限を有効にするためにハードリミットを変更します
ハードリミットとはroot ユーザーだけが変更可能な上限値で一般ユー
ザーは現在のシェル制限をハードリミットの値まで変更できますハード
リミットを変更するためにはファイル「etcsecuritylimitsconf」に次
の 2行を追加します hard nofile 16384 hard nproc 16384
7 環境変数の設定
① 作成したユーザー「oracleas」でログイン su - oracleas
② 環境変数の確認
次のコマンドを実行して環境変数の設定を確認してください $ env
DISPLAY
「ハードウェア用件の確認」で確認した X Serverを指定します
TMPTMPDIR
これらの環境変数に250MB 以上空いているディレクトリを設定
してください
PATHCLASSPATHLD_LIBRARY_PATH
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 16
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
これらの環境変数に既存もしくはこれからインストールを行う
Oracle ホームディレクトリが含まれていないことを確認してく
ださい
LD_BIND_NOWORACLE_HOMEORA_NLS33TNS_ADMIN
設定されている場合は解除してください
LANG
「ja_JPeucJP」と設定してください(ご使用の Linux のキャラクタ
セットが EUC以外の場合はそれに応じて変更してください)
8 インストール先のディレクトリの書き込み権限の確認
今回はディレクトリ「optoracle」以下に Oracle Application Server をイン
ストールしますこのディレクトリが存在しなければ作成しまたユーザ
ー「oracleas」が書き込み権限を持っていることを確認してください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Portal編~ 17
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
インストール作業 1 インストールユーザー「oracleas」でログイン
su ndash oracleas Password
2 環境変数 TMPTMPDIRに指定したディレクトリの空き領域を確認
環境変数 TMP と TMPDIR に指定したディレクトリに 250MB 以上の空き容量が
あるかどうかを確認します $ df ndashk $TMP $ df ndashk $TMPDIR
3 Oracle Application Serverのメディアをセット
Oracle Application Serverの Disk1を CD-ROMドライブに挿入してマウントしま
す
$ mount mntcdrom
4 ポート番号を指定してインストールする場合 Oracle Application Server 10g(904)のインストーラはインストール時にポート番
号の競合を回避してサービスにポートを自動的に割り当てます
インストール時に OracleAS Infrastructureが使用するポート番号を指定したい場合
は次の作業を行ってください
次のようなポート番号の競合を回避します
実行中のプロセスが使用中のポート
etcservicesファイルで指定されているポート
同一 OS ユーザーで既にインストールされている Oracle ApplicationServer 10g(904)に割り当てられているポート
① staticportsiniファイルを作成
インストールメディアの Disk1 に存在するテンプレートをローカルディス
クにコピーします $ cp mntcdromstageResponsestaticportsini optoraclestaticportsini
② ローカルディスクにコピーした staticportsiniファイルを編集
ポート番号をファイル「optoraclestaticportsini」で指定します各コンポー
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
ネントについてポート番号を指定し「」を削除して有効にします指定し
ないコンポーネントについてはインストーラが自動的にポート番号を割り
当てますOracleAS Portalにアクセスするために HTTPと HTTPSが一般的に
使用するポート番号である 80 と 443 を使用したい場合は例えば次のように
Oracle HTTP Server(OHS)OracleAS Web Cacheの使用するポート番号を指定
します J2EE and Web Cache Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = port_num Oracle HTTP Server Jserv port = port_num Java Object Cache port = port_num DCM Java Object Cache port = port_num Oracle Notification Server Request port = port_num Oracle Notification Server Local port = port_num Oracle Notification Server Remote port = port_num Application Server Control port = port_num Application Server Control RMI port = port_num Oracle Management Agent port = port_num Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = port_num Web Cache Invalidation port = port_num Web Cache Statistics port = port_num Log Loader port = port_num Business Intelligence and Forms Discoverer OSAgent port = port_num Reports Services SQLNet port = port_num Infrastructure Oracle Internet Directory port = port_num Oracle Internet Directory (SSL) port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Server Authentication port = port_num Oracle Certificate Authority SSL Mutual Authentication port = port_num
ポート番号に関する注意
Oracle Enterprise Manager Application Server Control のポート番号をインス
トール後に変更することはできません
OracleAS Infrastructure のインストール中にMetadata Repository を格納する
ために作成された データベースはポート番号 1521248124828080
9090 を使用しますそのため OracleAS Infrastructure と同一のマシンに
Middle-Tier をインストールする場合はこれらのポート番号を指定しないで
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 19
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
ください
65536以上のポート番号を指定することはできません
1024 未満のポート番号を指定する場合はroot ユーザーとしてコンポーネン
トを実行する必要がありますインストール終了時にインストーラではその
コンポーネントを起動できないのでインストール中に後述のような追加手
順を実行する必要があります
競合しているポート番号を指定した場合はインストール後に実行される構
成ツールが正常に終了しない可能性がありますその場合はこの資料の最後
に記述されている方法に従って Oracle Application Serverをアンインストール
した後ポート番号の指定を変更してから再インストールしてください
OracleAS Portal を使用するためには「Oracle HTTP Server port」と「Web
Cache HTTP Listen port」「Oracle HTTP Server SSL port」と「Web Cache HTTP
Listen (SSL) port」に指定するポート番号が一致している必要があります
5 インストーラの起動
次のコマンドを実行して Oracle Universal Installer(OUI)を起動します
インストール中にディスクの入れ替えが発生しますのでマウントポイントデ
ィレクトリ内でインストーラを起動しないことをお薦めしますもしマウントポ
イントディレクトリ内でインストーラを起動した場合インストーラの起動後
にカレントディレクトリを他のディレクトリに変更してください $ mntcdromrunInstaller
インストール時に OracleAS Portalが使用するポート番号を指定する場合は作成
した staticportsini ファイルを使ってインストーラを起動する必要がありますパ
ラメータの文法は OracleAS の Infrastructure をインストールする場合とは異なる
ので注意してくださいまた改行せずに入力してください $ mntcdromrunInstaller oracleiappserveriapptops_staticPorts=optoraclestaticportsini
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 20
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
Oracle Application Server 10g(904)ではインストーラによってシステム要件の
事前チェックが行われシステム要件が満たされていないと「Error
~Continue (yn) [n] 」というメッセージが表示されますメッセージの内容
を確認してから「n」と入力してインストールを中断しインストール事前準
備の各項目をもう一度チェックしてください
MIRACLE LINUXではシステム要件の事前チェックのいくつかの項目につい
て「Failed」と表示されます最後に「Error Packages version not per
Installation requirementContinue (yn) [n] 」と表示されますが表示されるメッ
セージを確認しインストール事前準備の各項目をもう一度チェックした上で
「y」と入力してインストールを継続してください
OUI が起動されると最初に次のようなスプラッシュが表示されます(数秒から
十数秒かかる場合があります)
6 「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします
7 マシンに初めて Oracle製品をインストールする場合
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 21
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
今回はマシンに既に OracleAS Infrastructureがインストールされているので次の
ような画面は表示されません初めてマシンに Oracle製品をインストールすると
きには次のような画面が表示されますので指示に従って適切な情報を入力し
ます
① 「インベントリディレクトリの指定」画面
インベントリにはOracle製品のインストール情報が格納されます
今回は「optoracleoraInventory」を指定します「インベントリディレク
トリのフルパスの入力」に「optoracleoraInventory」と入力して「OK」を
クリックします
② 「UNIXグループ名」画面
インベントリディレクトリの書き込み権限を持つ OS グループの名前を入
力します
今回は「oinstall」を指定します「UNIX グループ名」に「oinstall」と入力し
て「次へ」をクリックしてください
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 22
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
③ orainstRootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「続行」をクリックする前にrootユーザーで
「optoracleoraInventoryorainstRootsh」を実行してください $ su Password optoracleoraInventoryorainstRootsh Oracleインベントリポインタファイルを作成しています(etcoraInstloc) 次のグループ名を変更します optoracleoraInventory 新規グループ名 oinstall
orainstRootsh実行後ダイアログに戻り「続行」をクリックします
8 「ファイルの場所の指定」画面
インストールする OracleAS インスタンスを識別する名前とインストールする
先のディレクトリを指定します今回は「インストール先」に「portal」「パ
ス」に「optoracleproduct904portal」と指定してくださいインストール先のデ
ィレクトリが存在しない場合はインストーラにより自動的に作成されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 23
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
「次へ」をクリックしてください
9 「インストールする製品の選択」画面
「製品の言語」をクリックして「選択された言語」に「日本語」が含まれてい
ることを確認してください含まれていない場合は「使用可能な言語」で「日
本語」をクリックしてから「gt」アイコンをクリックして日本語を選択し
「OK」をクリックしてください
「インストールする製品の選択」画面で「OracleAS Application Server 10g」が選択
されているのを確認して「次へ」をクリックします
10 「インストールタイプの選択」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 24
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
「Portal and Wireless」を選択して「次へ」をクリックします
11 「Middle-Tierインストールの手順のプレビュー」画面
インストール手順のプレビュー画面が表示されます
確認して「次へ」をクリックします
12 「インストール前の要件の確認」画面
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 25
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
チェックボックスをチェックし「次へ」をクリックします
13 「構成オプションの選択」画面
インストール時に実行する構成ツールを選択します
「OracleAS Portal」にチェックがついているのを確認して「次へ」をクリックし
ます
14 「Oracle Internet Directoryへの登録」画面
利用する OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)にアクセスするた
めの情報を入力します
OracleAS Infrastructureの OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力します
今回は OracleAS Infrastructure と同じマシンにインストールしているので
「Host」には現在インストールを行っているマシンの名前を「ltホスト名gtltド
メイン名gt」形式で入力してください「Port」には「Oracle Application Server 10g
for Linux インストール手順 ~Infrastructure 編~」の「インストール後の確認」
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 26
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory port」の値
を入力してください(デフォルトでは「3060」です)
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください
15 「Oracle Internet Directoryに対するログインの指定」画面
OIDに管理ユーザー「cn=orcladmin」でログインするための情報を入力します
「Password」には OracleAS Infrastructureをインストールしたときに「ias_admin」
のパスワードとして指定した値を入力して「次へ」をクリックしてください
16 「OracleAS Metadata Repositoryの選択」画面
Metadata Repository がインストールされているデータベースに対する接続情報を
入力します
デフォルト値が適切なのを確認して「次へ」をクリックします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 27
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
17 「インスタンス名と ias_adminパスワードの指定」画面
インストールする Oracle Application Server に一意の名前を付け管理ユーザー
「ias_admin」のパスワードを指定します
今回は「インスタンス名」に「 portal」「 ias_admin のパスワード」に
「oracle10g」と入力してくださいまた Oracle Application Server を管理する
Application Server Controlにはユーザー「ias_admin」でログインするためこ
こで指定したパスワードは必ず覚えておいてください
ユーザー「ias_admin」のパスワードに指定可能な文字列には次のような制限
があります
数字 1文字以上を含む英数字 5文字以上であること
また指定するインスタンス名には次のような制限があります
英数字(A~Za~z0~9)およびrdquo$rdquordquo_rdquoのみ使用可能
1 つのマシンに複数の OracleAS インスタンスが存在する場合は各イン
スタンス名は一意でなくてはならない
「次へ」をクリックします
18 「サマリー」画面
インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 28
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
内容を確認して「インストール」をクリックします
19 「インストール」画面
① インストール中
次のような画面が表示されてインストールが開始されます
② CD-ROMの交換
インストールの途中次のようなダイアログが表示されます
指示に従って CD-ROMを交換し「OK」をクリックしてください
例 umount mntcdrom
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 29
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
eject
インストールメディアの交換 mount mntcdrom
③ rootshの実行
次のようなダイアログが表示されます
「OK」をクリックする前にOracle Application Server をインストールするデ
ィレクトリ(今回は「optoracleproduct904portal」)に存在する「rootsh」を
rootユーザーで実行してください $ su Password optoracleproduct904portalrootsh Running OracleAS rootsh script The following environment variables are set as ORACLE_OWNER= oracleas ORACLE_HOME= optoracleproduct904portal Enter the full pathname of the local bin directory [Defaultusrlocalbin] 「ENTER」キーを押す The file dbhome already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す
Copying dbhome to usrlocalbin The file oraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying oraenv to usrlocalbin The file coraenv already exists in usrlocalbin Overwrite it (yn) [n] y 「y」キーを押す Copying coraenv to usrlocalbin Creating etcoratab file Adding entry to etcoratab file Entries will be added to the etcoratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of rootsh script Now product-specific root actions will be performed
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 30
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
今回のように同じマシンに既に Oracle 製品がインストールされている場合は
ディレクトリ「 usrlocalbin」に存在するファイル「dbhome」「oraenv」
「coraenv」を上書きするかどうか聞かれますのですべて「y」で上書きして
ください
またインストール開始時にファイル「staticportsini」を使用してOracle HTTP
Serverや OracleAS Web Cacheが 1024未満のポート番号を使用するように指定し
た場合は次のコマンドを実行してください $ su Password cd optoracleproduct904portalApacheApachebin chown root apachectl OHSが 1024未満の chmod 6750 apachectl ポート番号を使用する場合 cd optoracleproduct904portalwebcachebin chown root webcached OracleAS Web Cacheが 1024未満の chmod 6750 webcached ポート番号を使用する場合
実行後ダイアログに戻り「OK」をクリックします
20 「Configuration Assistant」画面
次の画面のように構成ツールが自動的に実行されます
構成ツールが全て終了するのをお待ちください
21 「インストールの終了」画面
インストールが正常に終了すると「OracleAS Infrastructure 10gのインストールが
成功しました」というメッセージとOracle HTTP Server にアクセスするための
URLが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 31
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
「終了」をクリックすると次のようなダイアログが表示されます
「はい」をクリックしインストーラを終了します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 32
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
インストール後の確認 インストール後は全てのサービスが起動しています各サービスの画面にアクセスし
動作確認しましょう
Oracle HTTP ServerOracleAS Web Cache のポート番号と Oracle Enterprise Manager
Application Server Control のポート番号を確認しそのポート番号を使用して OracleAS
Portalと Application Server Control にアクセスします
サービスのポート番号の確認
1 ファイル「optoracleproduct904portalinstallportlistini」の確認
このファイルはインストール時に割り当てられたポート番号になります「Oracle
HTTP Server port」「Web Cache HTTP Listen port」 (この 2 つは同じ値 )と
「Application Server Control port」の値を確認してください
例 [System] Host Name = portal21mycompanycom [Ports] Oracle HTTP Server port = 80 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server SSL port = 443 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Oracle HTTP Server Diagnostic port = 7201 Application Server Control RMI port = 1851 Oracle Notification Server Request port = 6004 Oracle Notification Server Local port = 6101 Oracle Notification Server Remote port = 6201 Java Object Cache port = 7011 Log Loader port = 44001 DCM Java Object Cache port = 7102 Oracle Management Agent port = 1831 Application Server Control port = 1811 Oracle HTTP Server Listen port = 8889 Oracle HTTP Server Listen (SSL) port = 4444 Web Cache HTTP Listen port = 80 Web Cache HTTP Listen (SSL) port = 443 Web Cache Administration port = 4000 Web Cache Invalidation port = 4001 Web Cache Statistics port = 4002 Oracle Net Listener = 1521 Discoverer OSAgent Port = 16003 Reports Services SQLNet port = 1950 Reports Services Visigenics CORBA port = 14000
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 33
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認 1 OracleAS Portalの「ようこそ」画面へのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtplsportal
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては「インストールの終了」画面
に表示される Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「 optoracleproduct904portalinstallportlistini」の「Host Name」項目および
「Oracle HTTP Server port」もしくは「Web Cache HTTP Listen port」項目の値を参
照してください
右上の「ログイン」をクリックしてください
2 OracleAS Single Sign-Onへのログイン
OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます「
ユーザー名orcladmin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
3 OracleAS Portalの管理画面へのアクセス
OracleAS Portal の管理画面が表示されます画面上方に表示されるタブをクリッ
クすることでさまざまな管理機能に切り替えて表示することができます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 34
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 35
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
Web管理コンソール Application Server Controlの確認 Application Server Control はコンポーネントの起動停止や設定の変更アプリケー
ションの配布を行うためのWeb管理コンソールです
1 Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtについては「インストールの終了」画面に表示され
る Oracle HTTP Server にアクセスするための URLまたはファイル
「optoracleproduct904infrainstallportlistini」の「Host Name」項目ltポート
番号gtについては「Application Server Control port」項目の値を参照してください
ログインダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください
2 次のページが表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンク(ltMiddle-
Tier の OracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシンのドメイン名gt
例 「portalportal21mycompanycom」)をクリックすると次の画面が表示され
ます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 36
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
この画面からOracleAS Portal の各コンポーネントの起動停止や設定変更ア
プリケーションのデプロイなどの管理作業を行うことができますなお後述の
ようにコンポーネントの起動停止はコマンドラインのツール「opmnctl」か
ら行うことも可能ですまた設定の変更やアプリケーションのデプロイはコ
マンドラインのツール「dcmctl」から行うことも可能です
OracleAS Portal をインストールした直後はOracleAS Portal が提供するすべて
のサービスが起動しています
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 37
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
サービスの起動停止 OracleAS Portalを起動停止するための手順を紹介します
インストールユーザーの環境変数の設定 各サービスを起動停止するためにはユーザー「oracleas」でログインした後適切
な環境変数を設定する必要があります次のファイル「portal_env」は環境変数設定
の一例です export LANG=ja_JPeucJP export ORACLE_SID=asdb export ORACLE_HOME=optoracleproduct904portal export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOMElib$LD_LIBRARY_PATH export PATH=usrbinusrlocalbinbinusrX11R6bin $ORACLE_HOMEbin$ORACLE_HOMEopmnbin$ORACLE_HOMEdcmbin $PATH export NLS_LANG=Japanese_JapanJA16EUC
「usrbin」が環境変数 PATH に含まれる最初のディレクトリとなるよう設定してくだ
さい
環境変数を設定するためには次のコマンドを実行してください $ portal_env
設定した環境変数を確認するためには次のコマンドを実行してください $ env
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 38
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
OracleAS Portalの起動 OracleAS Portalを起動するための手順は次の通りです
1 OracleAS Infrastructureの起動(OracleAS Infrastructureが起動していない場合)
2 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
3 OracleAS Portalの提供するサービスの起動 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl startall opmnctl starting opmn and all managed processes
4 Application Server Controlの起動 $ emctl start iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Starting Oracle 10g Application Server Control started
OracleAS Portalの起動が完了しましたOracleAS Portalの提供するすべてのサービス
が使用可能になりした
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 39
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
OracleAS Portalの停止
OracleAS Portalを停止するための手順は次の通りです
1 ユーザー「oracleas」でログインして適切な環境変数を設定 $ portal_env
2 Application Server Controlの停止 $ emctl stop iasconsole TZ set to Japan Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control 90400 Copyright (c) 2002 2003 Oracle Corporation All rights reserved Stopping Oracle 10g Application Server Control Stopped
3 OracleAS Portalの提供するサービスの停止 $ $ORACLE_HOMEopmnbinopmnctl stopall opmnctl stopping opmn and all managed processes
4 OracleAS Infrastructureの停止(OracleAS Infrastructureも停止したい場合)
OracleAS Portalの停止が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 40
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
運用上の注意 インストール後に必要な注意点について記述します
PDKについて
OracleAS Portalの提供するポータルフレームワークではポータルページは「ポー
トレット」と呼ばれるモジュールによって構成されます
ト
既存社内
システム
シングル
サインオン
検索フォーム
OTN Japan
ポートレットの開発は OracleAS Portal が提
ますがPDK(Portal Developer Kit)と呼ばれ
細かく応じたポートレットを作成すること
ルページの構築を可能にする「Web Clipp
トやその他いくつかのサンプルも含まれ
PDK を使用する場合には最新版を Ora
URL(もしくはサポートセンター)から入手し
httpotnoraclecojptechportletindexhtml
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal
ポートレッ
Excite Japan 天気予報
日経BP
BizTech News
Portal Web アプリケーション
コンテンツ管理
供するウィザードによって行うこともでき
る開発キットを用いることでニーズにきめ
もできますまた PDK には効率的なポータ
ing」や「Omni Portlet」といったポートレッ
ます
cle Technology Network Japan (OTN)の次の
てください
編~ 41
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
Portalスキーマのパスワードの変更
OracleAS Portal を運用するにあたってはPortal スキーマ (デフォルトでは Metadata
Repository と同一の DB インスタンスのスキーマ「portal」にPortal リポジトリが作成
されます)に SQLPlus でログインして作業を行う必要がある場合がありますPortal
スキーマのパスワードはインストール直後はランダムな値に設定されていますその値
は Oracle Internet Directory(OID)に格納されているので管理ツール Oracle Directory
Manageを使用して確認することができます
① Oracle Directory Managerの起動
まず OracleAS Infrastructure で Oracle Directory Manager を起動しますユーザー
「oracleas」でログインしOracleAS Infrastructure用の適切な環境変数を設定して
次のコマンドを実行します
$ infra_env $ $ORACLE_HOMEbinoidadmin
② ログイン画面
次のようなログイン画面が表示されます
初めて Oracle Directory Manager から OID にアクセスする際にはOID が稼動して
いるサーバのホスト名などの情報を入力する必要があります アイコンをクリ
ックしてくださいなお 2 回目移行のアクセスでは②~⑤の手順は省略されます
③ OIDの登録
編集する OIDを登録するための画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 42
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
「追加」をクリックしてください
④ OIDの情報の入力
OIDが稼動しているホスト名とポート番号を入力する画面が表示されます
「サーバー」には OracleAS Infrastructureをインストールしたマシンの名前を「ltホ
スト名gtltドメイン名gt」形式で入力してください「ポート」には「インストール
後の確認」の「サービスのポートの確認」で確認した「Oracle Internet Directory
port」の値を入力してください(デフォルトでは「3060」です)入力が完了したら
「OK」をクリックします
⑤ OIDの選択
Oracle Directory Managerで編集する OIDを選択します
今入力したホスト名とポート番号が表示されている列を選択して反転させて「選
択」をクリックします
⑥ OIDへのログイン
ユーザー名パスワードを入力します
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 43
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
「ユーザー」に OID の管理ユーザーである「orcladmin」「パスワード」には
OracleAS Infrastructure のインストール中に「ias_admin」のパスワードとして指定し
た値(今回は「oracle10g」)を入力して「ログイン」をクリックしてください
⑦ Portalスキーマのパスワードの格納されているエントリ
次のような OIDの初期画面が表示されます
画面左側のナビゲータペインを次のように辿ってください
エントリ管理
gt cn=OracleContext
gt cn=Products
gt cn=IAS
gtcn=IAS Infrastructure Database
gt orclReferenceName=iasdbltInfrastructureのドメイン名gt
gt OrclResourceName=Portal
gt orclpasswordattribute
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 44
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
⑧ Portalスキーマのパスワードの確認
画面右側の属性「orclpasswordattribute」の値が「Portal」スキーマのパスワードを示
しています
また Portal スキーマのパスワードを変更する場合一般的な DB のスキーマのように
SQLPlusなどから直接変更してはいけませんPortalスキーマのパスワードの情報は
mod_plsql の DAD などでも保持されておりそれらに対しても同時に変更を反映する
必要がありますそのため Portal スキーマや SSO のパスワードの変更はApplication
Server Control から行いますSSO スキーマのパスワードの変更方法については
「Oracle Application Server 10g(904) for Linux x86 インストール手順 ~Infrastructure編
~」を参照してくださいPotalスキーマのパスワードの変更方法は次の通りです
① インスタンスのホームページの表示
WebブラウザでApplication Server Controlのインスタンスのホームページにアクセ
スします
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 45
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
「Infrastructure」タブを表示してください
② 「Infrastructure」タブの表示
「Infrastructure」タブが表示されます
ページ左下のリンク「スキーマパスワードの変更」をクリックします
③ パスワードの変更画面の表示
パスワードの変更画面が表示されます
パスワードの変更画面で「PORTAL」にチェックをつけて選択し「パスワード」
及び「パスワードの確認」項目に設定したいパスワードを入力します入力が完
了したら「OK」をクリックします
④ パスワードの変更結果の確認画面の表示
パスワードの変更結果の確認画面が表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 46
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
⑤ インスタンスのホームページの表示
Portalスキーマのパスワードを変更した場合Oracle HTTP Serverを再起動する必要
があります再びインスタンスのホームページにアクセスしてください
「HTTP Server」にチェックをつけて選択し「再起動」をクリックしてください
⑥ Oracle HTTP Serverの再起動
次のような確認画面が表示されます
「はい」をクリックしてください
⑦ 再起動の処理中
再起動中は次のような画面が表示されます再起動が完了するまで暫くお待ちく
ださい
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 47
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
⑧ 再起動の完了
再起動が完了すると次のような画面が表示されます
これで Portalスキーマのパスワード変更が完了しました
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 48
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
アンインストール インストールした OracleAS Portalをアンインストールする手順は次の通りです
アンインストール作業
1 コンポーネントの停止
「サービスの起動停止」の章を参照してOracleAS Portal を停止しますなお
OracleAS Infrastructureは必ず起動しておいて下さい
2 インストーラの起動
インストールユーザー「oracleas」でログインして次のコマンドを実行しOracle
Universal Installerを起動します $ mntcdromrunInstaller
3 「ようこそ」画面
「製品の削除」をクリックします
4 削除するインスタンスの指定
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 49
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
削除するインスタンスをチェックします
今回は「portal」をチェックして「削除」をクリックします
5 確認ダイアログ
削除するコンポーネントの詳細が表示されます
「はい」をクリックしてください
6 削除ダイアログ
次のようなダイアログで削除の進行状況が表示されます
7 削除完了ダイアログ
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 50
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
削除が完了すると次のようなダイアログが表示されます
「閉じる」をクリックします
8 インストーラの終了
「取消」をクリックして OUIを終了します
9 ファイルディレクトリの削除
インストーラでは削除されないファイルやディレクトリがありますので手動で
削除します
① ORACLEホームディレクトリ
rootユーザーログインして削除した Oracle Application Serverインスタンスの
ORACLE ホームディレクトリを削除します次のコマンドを実行してくだ
さい $ su Password rm ndashrf optoracleproduct904portal
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 51
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
② etcoratabの削除済みインスタンスのエントリ
etcoratabファイルから削除したインスタンスに関する記述を削除します $ vi etcoratab This file is used by ORACLE utilities It is created by rootsh and updated by the Database Configuration Assistant when creating a database A colon is used as the field terminator A new line terminates the entry Lines beginning with a pound sign are comments Entries are of the form $ORACLE_SID$ORACLE_HOMEltN|Ygt The first and second fields are the system identifier and home directory of the database respectively The third filed indicates to the dbstart utility that the database should Y or should not N be brought up at system boot time Multiple entries with the same $ORACLE_SID are not allowed optoracleproduct904portalN この行を削除
10 OIDから OracleASインスタンス情報を削除
OracleAS Infrastructureの Oracle Internet Directory(OID)のエントリに格納されてい
るOracleASインスタンス情報を手動で削除します
ユーザー「oracleas」で OracleAS Infrastructure用に環境変数を設定して次のコマ
ンドを実行します $ ldapdelete -h ltOIDのホスト名gt -p ltOIDのポート番号gt -D cn=orcladmin -w ltorcladminのパスワードgt -x orclApplicationCommonName=ltOracleASインスタンス名gt cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
ここでltOID のホスト名gtltOID のポート番号gtltorcladmin のパスワードgtは
インストール時に指定した OIDに関する情報と同じです
ltOracleAS インスタンス IDgtについては「管理ツール Application Server Control
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 52
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 53
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 54
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
日本オラクル株式会社 Copyright copy2004 Oracle Corporation Japan All Rights Reserved
無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり掲載されている情報は予告なしに変更されることがあ
ります日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしませんまた本書の内容に
関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
の確認」で確認したltOracleAS インスタンス名gtltマシンのホスト名gtltマシン
のドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)となります
例 $ ldapdelete -h portal21mycompanycom -p 3060 -D cn=orcladmin -w oracle10g -x orclapplicationcommonname=portalportal21mycompanycom cn=IAS Instancescn=IAScn=Productscn=OracleContext
OID に格納されている OracleAS インスタンスの情報はここで使用したコマ
ンドラインのツール「ldapdelete」の代わりにOracle Directory Manager で確認
および変更することもできますOracle Directory Manager の起動方法について
は「Oracle Application Server 10g for Linux インストール手順 ~Infrastructure編
~」の「運用上の注意」を参照してください
「エントリ管理」項目の「 cn=OracleContex cn=Products cn=IAS cn=IAS
Instances」の下の各エントリにOracleAS Infrastructure に関連付けられた
OracleAS インスタンスの情報が格納されています各エントリの属性
「orclapplicationcommonname」にOracleAS インスタンスの名前が格納されて
いますアンインストールした OracleAS インスタンスの情報が格納されている
エントリをクリックして選択し アイコンをクリックすると削除することが
できます
11 OracleAS Single Sign-Onのパートナアプリケーション情報を削除
OracleAS Single Sign-On にパートナアプリケーションとして登録されている
OracleAS Portalの情報を手動で削除します
① OracleAS Single Sign-Onへのアクセス
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ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
OracleAS Single Sign-Onのトップページが表示されます
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画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
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と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
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関連したいかなる損害についても責任を負いかねます Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です文中に参照されている各製品名及びサー
ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gtplsorasso
ltホスト名gtltドメイン名gtについてはOracleAS Infrastructure の Oracle HTTP
Server にアクセスするための値となります次のような画面が表示されます
画面右上の「ログイン」をクリックしてください
② OracleAS Single Sign-Onへのログイン
次のような OracleAS Single Sign-Onのログイン画面が表示されます
ユーザー名orcladmin
パスワード OracleAS Infrastructure のインストール時に指定した
「ias_admin」のパスワード(今回は「oracle10g」)
と入力してください ③ OracleAS Single Sign-Onのトップページ
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画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
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⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
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と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 57
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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
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-
- 前提
-
- インストール概要
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-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
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- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
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-
- アンインストール
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- アンインストール作業
-
画面上方の「SSO Server管理」をクリックしてください
④ OracleAS Single Sign-Onの管理画面
3つの管理項目が表示されます
中央の「パートナアプリケーションの管理」をクリックしてください
⑤ パートナアプリケーションの管理
パートナアプリケーションの一覧が表示されます
ここでアンインストールした OracleAS Portalの情報を削除しますlt今回イン
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 55
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
Oracle Application Server 10g(904) for Linux インストール手順 ~Portal編~ 56
と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
ます $ infra_env $ $ORACLE_HOMEdcmbindcmctl destroyinstance ndashi ltOracleASインスタンス名gt
ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
以上で OracleASのMiddle-Tierのアンインストールは完了です
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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-
ストールした Middle-Tierの OracleASインスタンス名gtltマシンのホスト名gtlt
マシンのドメイン名gt(例 「portalportal21mycompanycom」)と表記されてい
るパートナアプリケーション及び今回インストールした OracleAS
Portal(例 「Oracle Portal(portal)」)と表記されているパートナアプリケーシ
ョンの 2つについて左側の「 」アイコンをクリックして削除します
⑥ 確認画面
それぞれ次のような確認画面が表示されますので「はい」をクリックします
この作業を正確に行わないと次回以降の Middle-Tier のインストールで構成ツ
ールの実行に失敗する場合があります
12 OracleASインスタンス情報の確認
アンインストールした OracleASインスタンスの情報がOracleAS Infrastructureに
残っていないことを確認します
① Application Server Controlへのアクセス
ブラウザを起動し次の URLにアクセスしてください
httpltホスト名ドメイン名gtltポート番号gt
ltホスト名gtltドメイン名gtltポート番号gtについては OracleAS Infrastructure の
Application Server Controlにアクセスするための値を入力してくださいログイ
ンダイアログが表示されます
ユーザー名ias_admin
パスワードOracleAS Infrastructure のインストール時に指定した「ias_admin」の
パスワード(今回は「oracle10g」)
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と入力してください
② 次の画面が表示されます
ここで「スタンドアロンインスタンス」項目に表示されるリンクにアンイ
ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
③ Middle-Tierの OracleASインスタンス情報の手動削除
Middle-Tier のインストールを強制終了した場合などMiddle-Tier の情報が残っ
ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
OracleAS Infrastructure 用の適切な環境変数を設定して次のコマンドを実行し
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ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
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-
- 前提
-
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- インストール
-
- インストール事前準備
-
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-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
- サービスのポート番号の確認
- OracleAS Portalの「ようこそ」画面の確認
- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
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- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
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- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
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- アンインストール作業
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と入力してください
② 次の画面が表示されます
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ンストールした OracleAS インスタンスの名前が存在しないことを確認してくだ
さい存在していない場合はアンインストール作業は完了ですもし存在し
ている場合は次の手順に進んでください
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ていることがありますその場合はユーザー「oracleas」でログインし
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ここでlt OracleAS インスタンス名gtは削除する OracleAS インスタンス名です
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-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
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- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
-
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- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
-
- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
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- PDKについて
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ビス名は米国 Oracle Corporation の商標または登録商標ですその他の製品名及びサービス名はそれぞれの所有者の商標または登録商標の可能性があります
- はじめに
- 目次
-
- 前提
-
- インストール概要
- インストール
-
- インストール事前準備
-
- ハードウェア要件の確認
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux21の場合)
- ソフトウェア要件の確認(Red Hat Enterprise Linux 30の場合)
- ソフトウェア要件の確認(MIRACLE LINUX Standard Edition V21の場合)
- カーネルパラメータの設定
- ホスト名の確認
- インストールするOSユーザー作成
-
- インストール作業
- インストール後の確認
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- Web管理コンソールApplication Server Controlの確認
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- サービスの起動停止
-
- インストールユーザーの環境変数の設定
- OracleAS Portalの起動
- OracleAS Portalの停止
-
- 運用上の注意
-
- PDKについて
- Portalスキーマのパスワードの変更
-
- アンインストール
-
- アンインストール作業
-