oracle crystal ball 仮定の設定（基本編）

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仮定（確率分布）の設定

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はじめに

本資料では、実際にCrystal Ballを使用してセルに確率分布を設定する方法をご紹介いたします。

確率分布について詳しくは、説明ウィンドウをご覧ください。

分布の説明ウィンドウ


確率分布の選択

Crystal Ballメニューの「仮定の定義」をクリックします– をクリックするとウィンドウが立ち上がります

– 「仮定の定義」という文字をクリックするとプルダウンメニューが表示されます


確率分布の設定

数値セルを指定して「仮定（確率分布）」を設定します– 数式が入っているセルには設定できません

セルの書式設定に、分布設定項目が依存します

収入支出利益2 1 1

収入支出利益¥200,000 ¥100,000 ¥100,000

単位を設定

単位はセル書式に対応



Crystal Ball 設定のコピー＆ペーストはCrystal Ballメニューから行います

– Ctrl + Cや右クリックからのコピー＆ペーストでは設定が引き継がれないためご注意ください

定義色の変更とコメントの有無はセルプリファレンスから設定できます– コメントには、仮定の名前（後述）やパラメータ情報が記載されます

カラー設定（デフォルトでは黄緑色）

コメント表示

コピー＆貼付け



自動的に名前を取得（通常は上のセル）– 感度グラフの際に名前が引用されます

– セル参照で、セルに入力されている文字列や数値から名前を付けることも可能です

設定パラメータの変更– 平均値や標準偏差などを設定します

– また、パラメータの入力項目自体を変更することができます• 例えば

– 三角分布：パーセンタイル値で設定

– カスタム分布：分布形状をカスタマイズ

するときに使用します

分布のカット– ボタンをクリックすると、詳細表示に切り替わります

– 入力箇所が増え、ここで分布の最小値、最大値を設定することが可能です• 正規分布など、上限／下限が無限大である分布に制限を設けることが可能です

名前の付与パラメータの設定

詳細表示

分布のカット



累積分布／逆累積分布表示– デフォルトでは確率分布を表示しますが、累積分布／逆累積分布に切り替えることもできます

平均線・座標– グラフをダブルクリックすると、「グラフ・プリファレンス」が立ち上がります

– メニューの「プリファレンス」から「グラフ」をクリックしても同様です

– このメニューから、下図のように補助線を組み込んだり、色を変更することが可能です


カスタム分布

自由・任意に指定が可能です– 論理的な確率分布が適切ではない場合

– 過去のデータをそのまま利用する場合

範囲と確率、値と確率を直接入力します

データからの入力も可能です

相対確率でも可能です– 確率の合計が1や100%でなくてもかまいません

個別入力

データからの入力


カスタム分布演習問題

• カスタム分布演習– Webサイトにあるサンプルファイル「融資プロセスの改善.xls」

• http://www4.kke.co.jp/cb/sample/download/SampleFiles_JP/Loan%20Process.xls

• “Step3” には、カスタム分布が設定されています

– このカスタム分布は「データのロード」機能を使用しています

• “Step5” にカスタム分布を設定する際、シート「データ」を使うとどうなるでしょうか？

融資プロセスの改善

処理時間の目標値： 96

Step 1: 1 1 0.25 対数正規分布（平均，標準偏差）

Step 2: 24 8 24 40 三角分布（最小値，最尤値，最大値）

Step 3: 29 16 32 80% カスタム分布（2条件）

32 48 20%

Step 4: 5 1 8 一様分布（最小値，最大値）

Step 5: 16 （“データ”タブにある実測データを分布に適合）

Step 6: 16 16 4 正規分布（平均，標準偏差）

合計処理時間 91

プロセスステップシミュレーションによる

処理時間仮定のパラメータ

1 時間 24 時間 29 時間 5 時間 16 時間 16 時間


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