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Cloud / Software as a Service (SaaS) / Global Human Resources / 19b
Oracle Talent Management Cloud実装スタート・ガイド
目次タイトルおよびコピーライト情報
はじめに
1 Oracle Talent Management Cloudの概要
このガイドについて
Talent Managementデプロイメント・オプション: 概要
Oracle Talent Management Cloud Serviceの概要
「アプリケーション」ページのコンポーネントおよび分析の概要
システム・インテグレータとの連携の概要
2 Oracle Cloud: スタート・ガイド
目次
タイトルおよびコピーライト情報
はじめに
用語集
1 Oracle Talent Management Cloudの概要
2 Oracle Cloud: スタート・ガイド
3 Oracle Talent Management Cloudの実装
4 アプリケーション・ユーザー
5 Talent Management作業領域とユーザー・ロール
6 データのアップロード
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Oracle Cloud Application Servicesの購入およびアクティブ化: ハイライト
Oracle Talent Management Cloudのセキュリティ: 概要
サインインおよび設定タスクへのアクセス: 手順
HCM用の設定タスク・リストの生成: 手順
3 Oracle Talent Management Cloudの実装
Talent Management Cloudの人事管理の実装
プロファイル管理の実装: 手順
目標管理の実装
キャリア開発の実装
パフォーマンス管理の実装: 手順
タレント・レビューの実装
後任管理の実装
RecruitingおよびOnboardingの実装: 概要
Learnの実装: 概要
4 アプリケーション・ユーザー
Oracle Talent Management Cloud Serviceのアプリケーション・ユーザーの定義方法
5 Talent Management作業領域とユーザー・ロール
「タレント管理」作業領域: 説明
6 データのアップロード
Oracle Talent Management Cloud Serviceへのデータのアップロード方法
用語集
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Oracleについて | 連絡先 | 使用条件とプライバシ |Copyright © 2011, 2019, Oracle and/or its affiliates.
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Cloud / Software as a Service (SaaS) / Global Human Resources / 19b
Oracle Talent Management Cloud実装スタート・ガイド
Oracle Talent Management Cloud実装スタート・ガイド19B部品番号F18095-01Copyright c 2011-2019, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.
原本著者: Richard D Kellam、Megan Wallace、Tina Brand、Essan Ni Jirman、Sweta Bhagat、Suzanne Kinkead
このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。
ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクルまでご連絡ください。
このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。
U.S. GOVERNMENT END USERS:Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programsinstalled on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software"pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.As such, use,duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, anyprograms installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicableto the programs.No other rights are granted to the U.S. Government.
このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたも
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Oracleについて | 連絡先 | 使用条件とプライバシ |Copyright © 2011, 2019, Oracle and/or its affiliates.
のです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、Oracle Corporationおよびその関連会社は一切の責任を負いかねます。
OracleおよびJavaはオラクルおよびその関連会社の登録商標です。その他の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。
このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に別段の定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。
このドキュメントで使用されている事業所名は架空のものであり、現在または過去に実在する実際の会社を特定するためのものではありません。
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Oracle Talent Management Cloud実装スタート・ガイド
はじめにここでは、アプリケーションを使用する際に役立つ情報ソースについて説明します。
Oracle Applicationsの使用Applicationsヘルプの使用ヘルプ・アイコン を使用して、アプリケーションのヘルプにアクセスします。ページにヘルプ・アイコンが表示されていない場合は、グローバル・ヘッダーで自分のユーザー・イメージまたはユーザー名をクリックし、「ヘルプの表示」アイコンを選択します。ヘルプ・アイコンがないページもあります。Oracle Applicationsヘルプにもアクセスできます。
視聴: このビデオ・チュートリアルでは、ヘルプの検索方法およびヘルプ機能の使用方法を示します。
Applicationsヘルプの使用を参照することもできます。
その他のリソースコミュニティ: Oracleのエキスパート、パートナ・コミュニティ、およびその他のユーザーから情報を入手するには、Oracle Cloud Customer Connectをご利用ください。
ガイドおよびビデオ: Oracle Help Centerにアクセスしてガイドおよびビデオを参照できます。
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トレーニング: Oracle Universityで提供されるOracle Cloudのコースを受けることができます。
表記規則このガイドで使用されるテキスト表記規則を次の表に示します。
表記規則 意味
太字 太字は、ユーザー・インタフェース要素、ナビゲータ・パス、または入力する値や選択する値を示します。
固定幅フォント
固定幅フォントは、ファイル名、フォルダ名、ディレクトリ名、コードの例、コマンドおよびURLを示します。
→ 右矢印記号は、ナビゲータ・パスの要素を区切ります。
ドキュメントのアクセシビリティについてオラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトを参照してください。
このガイドに含まれるビデオは、このガイドで使用可能なテキストベースのヘルプ・トピックの代替メディアとして提供するものです。
オラクル社への問合せOracle Supportへのアクセスサポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報はMyOracle Supportにアクセスするか、聴覚に障害のあるお客様はアクセス可能なOracleサポートにアクセスしてください。
ご意見およびご提案Oracle Applicationsヘルプやガイドに関するフィードバックをお寄せください。Eメールの宛先は[email protected]です。
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実装スタート・ガイド
1 Oracle Talent Management Cloudの概要この章の内容は次のとおりです。
このガイドについて
Talent Managementデプロイメント・オプション: 概要
Oracle Talent Management Cloud Serviceの概要
「アプリケーション」ページのコンポーネントおよび分析の概要
システム・インテグレータとの連携の概要
このガイドについてこのガイドでは、Oracle Talent Management Cloud Serviceの実装におけるいくつかのベスト・プラクティスについて概説します。
注意: このガイドでは、実装プロジェクトを作成するために必要な基本的な要件を取り上げます。このガイドで示されているタスクは、簡単な導入またはパイロット実装の場合を想定しています。このガイドには、完全実装に必要なすべての設定およびセキュリティ・タスクが含まれているわけではありません。
各ステップには、関連するヘルプへの参照が示されています。ヘルプは、特に指定されていないかぎり、OracleFusion ApplicationsヘルプまたはOracle Cloudドキュメント・ライブラリから利用できます。
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Talent Managementデプロイメント・オプション: 概要次の配置オプションが用意されています。
パブリック・クラウド - 一般公衆による利用が許可され、サブスクリプション・ベースで提供されるサービス。追加のライセンスまたはサポートを購入する必要はありません。サービスは、オラクル社またはビジネス・プロセス・アウトソーシング・ソリューションを提供するオラクル社のビジネス・パートナによってインターネット上でホストされます。
プライベート・クラウド - Oracleソフトウェアならびにハードウェアに対して提供され、ファイアウォール内部で利用可能で、オラクル社またはBPOソリューションを提供するオラクル社のビジネス・パートナによってインターネット上でホストされるアプリケーションおよびテクノロジ管理型サービス。オラクル社は、管理、モニター、パッチ適用、セキュリティおよびアップグレード・サービスを提供します。
オンプレミス - ユーザーが購入し、1つ以上のユーザーのサイトでホストされるハードウェア、ソフトウェア・ライセンスおよびサポート。モニター、セキュリティ、パッチ適用およびアップグレードはユーザーが責任を負います。
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ハイブリッド - 既存のレガシー・アプリケーションをオンプレミスで保守し、プライベートまたはパブリック・クラウドでホストされる製品を購入するか、またはこれらのオプションを任意に組み合せるか、いずれかを選択できます。
Oracle Talent Management Cloud Serviceの概要Oracle Talent Management Cloud Serviceは、プロファイル管理、パフォーマンス管理、目標管理、キャリア開発、タレント・レビュー、後任管理、採用とオンボーディング、および学習を含む完全なタレント管理ソリューションです。このソリューションにより、統合企業ソーシャル・ネットワーキング・ツール、ビジネス・インテリジェンスならびにモバイル・データ・アクセスを使用して、ワークフォースの構築、開発および保持をより効率的に行うことができるようになります。
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「アプリケーション」ページのコンポーネントおよび分析の概要「アプリケーション」ページには、次の標準セクションが一部またはすべて含まれています。
ページ上部のグローバル領域にある「ナビゲーション」ツール
追加タスクとコンテンツを示すページを表示する、ページの左側の「コンテンツ」パネル・ドロワーおよび「タスク」パネル・ドロワー
ページ右側にある「タスク」パネル・ドロワーおよび「検索」パネル・ドロワー
ページ右側にある「レポート」パネル・ドロワー
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大部分の作業が行われる、ページ中央の「トランザクション」領域
埋込み分析に加え、追加の分析が含まれているダッシュボード、および追加の分析へのアクセスや作成が可能な「レポートと分析」作業領域へもアクセスできます。
埋込み分析埋込み分析は、トランザクションの完了に役立つ情報またはデータへのアクセスを提供することによって、実用的なインサイトを可能にします。
リアルタイム・レポートリアルタイム・レポートでは、各作業領域の関連レポートや分析にアクセスします。事前定義済の分析が用意されていますが、「レポート」パネル・ドロワーまたは「レポートと分析」作業領域で分析を作成して編集することもできます。オプションで、「レポート」パネル・ドロワーからOracle Business Intelligence (BI) Enterprise Editionにアクセスできます。Oracle BI Enterprise Editionで行うオブジェクトの新規作成および既存オブジェクトへの変更は、Oracle HCM Cloud Serviceにも反映され、使用できるようになります。
対話型ダッシュボード対話型ダッシュボードには次の機能があります。
概要および優先順位を示す情報の要約
迅速な対応およびさらなる調査を可能にする情報の監視
Oracle HCM Cloud Service内のメインとなるダッシュボードは「自分のダッシュボード」で、そこには各種作業領域およびダッシュボードを開くためのスプリングボードがあります。この他に、次の2つのタイプのダッシュボードもあります。
1つ以上のビジネス・プロセスのコアとなるコンテンツが含まれている「トランザクション」ダッシュボード
1つ以上のビジネス・プロセスを補完するコンテンツが含まれている「ビジネス・インテリジェンス」(BI)ダッシュボード
システム・インテグレータとの連携の概要実装するオファリングを決定した後は、先にOracle Fusion Global Human Resourcesを実装して、他のオファリングとの依存関係が確実に満たされるようにする必要があります。
システム・インテグレータは、彼らが持つ実装に関する専門知識を利用して、Oracle HCM Cloud Serviceへの円滑な移行を支援し、また、ラピッド・スタート手順を使用することによって、最短で実装が成功するのを助けます。
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Oracleについて | 連絡先 | 使用条件とプライバシ |Copyright © 2011, 2019, Oracle and/or its affiliates.
注意: Oracle HCM Cloud Serviceと共存させる形でOracle Applications Unlimited HRアプリケーションの使用を継続する予定の場合は、この実装順序には従いません。オファリングの実装順序は、システム・インテグレータに問い合せた上で決定してください。
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実装スタート・ガイド
2 Oracle Cloud: スタート・ガイドこの章の内容は次のとおりです。
Oracle Cloud Application Servicesの購入およびアクティブ化: ハイライト
Oracle Talent Management Cloudのセキュリティ: 概要
サインインおよび設定タスクへのアクセス: 手順
HCM用の設定タスク・リストの生成: 手順
Oracle Cloud Application Servicesの購入およびアクティブ化: ハイライトOracle Cloud Application Servicesは、Oracle Cloud Webサイト(https://cloud.oracle.com)から購入およびアクティブ化します。
全体的なプロセスは次のとおりです。
試用サブスクリプションの要求およびアクティブ化。
サービスの購入およびアクティブ化。
サービスがアクティブ化されていることの確認、サービスの監視および他の管理タスクの実行。
Oracle Cloudサービスの購入と有効化については、『Oracle Cloudスタートガイド』に記載されています。多くの管
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理タスクは、Oracle Cloudサービスの管理および監視ガイドに記載されています。この項の以降の各参照はすべて、これらのガイドのいずれかを指しています。
注意: これらのガイドの内容すべてがOracle Cloud Application Servicesに関連しているわけではなく、たとえば、Oracle Java Cloud ServiceやOracle Database Cloud Serviceにも関連しています。
用語およびユーザー・ロール作業を進める前に、Oracle Cloudについてドキュメントで使用されている用語を理解する必要があります。『Oracle Cloudスタートガイド』を参照してください。参照: Oracle Cloudの用語
Oracle Cloud Webサイトまたは実際のサービスのユーザーのロールについても理解する必要があります。『Oracle Cloudスタートガイド』を参照してください。参照: Oracle Cloudユーザーのロールおよび権限
試用サブスクリプションの要求およびアクティブ化Oracle Cloud Application Servicesは、無料試用サブスクリプションを通じて利用できます。試用サブスクリプションを要求した後は、購入前に使用するためにサービスをアクティブ化、監視および管理します。『Oracle Cloudスタートガイド』を参照してください。参照: Oracle Cloud Service試用サブスクライブの概要
サービスの購入およびアクティブ化社内のバイヤーまたはオラクル社の営業担当が、クラウド・サービスを注文し、注文プロセス中にアカウント管理者に関する情報を指定します。『Oracle Cloudスタートガイド』を参照してください。参照: Oracle Cloudサブスクリプションを購入
アカウント管理者は、サービスをアクティブ化するためのリンクが含まれている電子メールを受信します。アクティブ化の一部として、アカウント管理者は、サービス管理者とアイデンティティ・ドメイン管理者の両方の役割を果たす管理者に関する情報を提供します。『Oracle Cloudスタートガイド』を参照してください。参照: ようこそEメールからオーダーをアクティブ化
次の手順アクティブ化プロセス中に指定された管理者が次の作業を実行します。
サービスがアクティブ化されたことを確認します。『Oracle Cloudスタートガイド』を参照してください。参照: サービスの準備が整っていることを確認
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サービスを管理および監視します。Oracle Cloudサービスの管理および監視ガイドを参照してください。参照: 自分のアカウントの管理参照: サービス固有のタスクの実行
オプションで、企業体系が設定される前に、最初の管理者および実装ユーザーを作成します。
または、管理者が企業体系を設定し、その後、機能実装者などのサービス・ユーザーを作成します。
機能実装者が構成および設定ステップを実行します。
開発者が機能を追加してアプリケーションを拡張できます。
Oracle Talent Management Cloudのセキュリティ: 概要Oracle Human Capital Management Cloud (Oracle HCM Cloud)のユーザーには、機能およびデータにアクセスするためのロールが設定されます。セキュリティ実装は、主に次の要素をどのように管理するかにかかっています。
ロール
アプリケーション・ユーザー
アプリケーション・ユーザーへのロールのプロビジョニング
通常、アプリケーション・ユーザーには次のロールがあります。
HCMデータ・ロール。これは、給与マネージャなどのジョブ・ロールを、そのジョブ・ロールを持つユーザーがアクセスする必要があるデータ・インスタンスに結合させるものです。データ・インスタンスは、セキュリティ・プロファイルで指定します。
抽象ロール。「従業員」、「ライン・マネージャ」など。
このトピックでは、実装の際に実行する、セキュリティ関連の主要なタスクを紹介します。これらのタスクのいずれか、またはOracle HCM Cloudセキュリティ全般の詳細は、Oracle HCM Cloudの保護ガイドを参照してください。
実装ユーザーの定義Oracle HCM Cloudサービス管理者は、実装タスクを実行する実装ユーザーを1人以上作成します。実装ユーザー、および実装ユーザーに必要なデータ・ロールを作成するには、サービス管理者が次のタスクを実行する必要があります。
ユーザーおよびロール同期化プロセスの実行
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このタスクでは、データをLDAPディレクトリからOracle Fusion Applicationsセキュリティ表にコピーして、実装ユーザーが既存のロールを使用できるようにします。
実装ユーザーの作成
実装ユーザーのデータ・ロールの作成
少なくとも1人の実装ユーザーが、「ITセキュリティ・マネージャ」のジョブ・ロールまたは権限を付与されている必要があります。その実装ユーザーが、セキュリティ関連の実装タスクを実行します。
セキュリティ同期プロセスおよびプリファレンスの定義セキュリティ関連の多くのタスクは「セキュリティ・コンソール」で実行します。「セキュリティ同期プロセスおよびプリファレンスの定義」タスク・リストにあるタスクによって、「セキュリティ・コンソール」が初期化されます。次の表に、そのタスクをまとめます。
タスク 説明
アプリケーション・セキュリティ・プリファレンスの管理
「セキュリティ・コンソール」が開くので、そこでエンタープライズ・パスワード・ポリシーの設定やユーザー名のデフォルト形式の定義などの設定タスクを実行できます。
アプリケーション・セキュリティへのユーザーおよびロールのインポート
Oracle Fusion Applicationsセキュリティ表を初期化および保守するプロセスが実行されます。
ユーザー・ログイン履歴のインポート
Oracle Fusion Applicationsへのユーザー・アクセスの履歴をインポートするプロセスが実行されます。この情報は、「非アクティブ・ユーザー・レポート」に必要です。
これらのタスクは、「ITセキュリティ・マネージャ」のジョブ・ロールまたは権限を付与されているユーザーが実行します。
セキュリティの定義Oracle HCM Cloudは、安全を確保した状態で提供されています。アプリケーション・ユーザーがOracle HCMCloudの機能とデータにアクセスできるようにするため、次のタスク・リストにあるタスクを必要に応じて実行します。
人材管理のセキュリティの定義
報酬管理のセキュリティの定義
ワークフォース開発のセキュリティの定義
これらのほとんどのタスクは、実装時に実行することも、必要に応じて後で実行することもできます。これらのタスクには、次が含まれます。
実装ユーザーからのデータ・ロールの取消し
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実装ユーザーは、大量のデータに無制限にアクセスする必要があります。実装後は、HCM実装データ・ロールを実装ユーザーから削除する必要があります。このタスクは、「ITセキュリティ・マネージャ」のジョブ・ロールまたは権限を付与されているユーザーが実行します。
ジョブ・ロールの管理Oracle HCM Cloudセキュリティ・リファレンス実装には、事前定義済の多くのジョブ・ロールと抽象ロールが用意されています。次の作業を行うときに「ジョブ・ロールの管理」タスクを実行できます。
ジョブ・ロールまたは抽象ロールのロール階層の検討。
ジョブ・ロールとカスタム抽象ロールの作成。
ユーザーに割り当てられたロールの表示と、特定のロールを持つユーザーの指定。
「ジョブ・ロールの管理」を使用すると、「セキュリティ・コンソール」が開きます。このタスクは、「ITセキュリティ・マネージャ」のジョブ・ロールまたは権限を付与されているユーザーが実行します。
職務の管理次の作業を行うときに「職務の管理」タスクを実行できます。
ジョブ・ロールまたは抽象ロールの職務の検討。
ジョブ・ロールまたはカスタム抽象ロールの職務の管理。
職務ロールの作成。
「職務の管理」を使用すると、「セキュリティ・コンソール」が開きます。このタスクは、「ITセキュリティ・マネージャ」のジョブ・ロールまたは権限を付与されているユーザーが実行します。
データ・セキュリティの定義HCMデータ・ロールおよびセキュリティ・プロファイルの管理に関するタスクは、次のタスク・リストに表示されます。
人材管理のデータ・セキュリティの定義
報酬管理のデータ・セキュリティの定義
ワークフォース開発のデータ・セキュリティの定義
HCMデータ・ロールを作成するには、「ロールへのセキュリティ・プロファイルの割当」タスクを使用します。特定のHCMデータ・ロールに対応するデータ・インスタンスを指定するには、HCMセキュリティ・プロファイルを作成します。たとえば、一連の個人レコードを指定するには、「個人セキュリティ・プロファイルの管理」タスクを使用します。これらのタスクは、「ITセキュリティ・マネージャ」のジョブ・ロールまたは権限を付与されているユーザーが実行します。
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注意: これらのタスク・リストには、「データ・セキュリティ・ポリシーの管理」タスクも含まれます。この位置に表示される主な理由は、作成した職務ロールに関連付けられたデータ・セキュリティ・ポリシーを移行できるようにするためです。このタスクは無視してもかまいません。
ロール・プロビジョニング・ルールの管理すべてのロール・タイプにおいて、アプリケーション・ユーザーへのロールのプロビジョニングは、ロール・マッピングを作成して制御します。たとえば、「従業員」抽象ロールをすべての従業員に自動的にプロビジョニングするロール・マッピングを作成できます。「ITセキュリティ・マネージャ」のジョブ・ロールを付与されているユーザーがこのタスクを実行すると、「ロール・マッピングの管理」ページが開きます。
サインインおよび設定タスクへのアクセス: 手順テスト環境の準備が整うと、サービスを契約する際に管理者に指定された個人にEメールが送信されます。この電子メールには、サービスへのリンク、一時パスワードおよびMy Oracle Support (support.oracle.com)上にあるオファリング固有のようこそノートにアクセスする方法が記載されています。サインインする前に、このメモを読んで指示に従う必要があります。
実装ユーザーは、実装を開始するために重要な設定タスクを実行します。初期設定の一環として、実装ユーザーを追加して、そのユーザーにログイン資格証明およびOracle ApplicationsのURLを提供します。タスク・リストを生成する前に、実装者およびアプリケーション・ユーザーは、「設定および保守」の「概要」ページでタスクを検索して、設定タスクにアクセスできます。タスク・リストが生成された後は、ユーザーは割り当てられたタスク、または各プロジェクトに含まれているオファリングのタスク・リストにアクセスできます。たとえば、各オファリングの共通アプリケーション構成の定義タスク・リストには、「実装ユーザーの定義」タスクが含まれます。
次の手順では、管理者がオファリングの構成およびタスク・リストの設定をまだ行っていないことを想定しています。
1. オラクル社によって提供されるリンクからOracle Cloud Application Servicesにアクセスします。
2. アクティブ化要求に基づいてオラクル社より提供された管理者ユーザー・アカウントおよびパスワードを使用してサインインします。初回サインインでは、パスワードをリセットするように要求されます。
3. 次のようにして、タスクにアクセスします。
a. 「ナビゲータ」→「設定および保守」作業領域をクリックします。
b. 「設定」ページで、実装するオファリングを選択します。詳細な手順は、オファリング機能領域を使用した設定の管理: 手順を参照してください。
関連項目
「実装ユーザーの定義」タスク: 考慮する点
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実装ユーザーのデータ・ロールの作成: 手順
既存の設定データを更新するタスクへのアクセス: 手順
HCM用の設定タスク・リストの生成: 手順Oracle HCM Cloud Serviceの実装を開始するには、アプリケーション実装コンサルタント・ロール(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)のユーザーが、ビジネス要件に応じてオファリングをオプトインする必要があります。オファリングのオプトインおよび設定を管理するには、OracleApplications Cloud Functional Setup Managerの使用ガイドを参照してください。
HCM機能オファリングの概要この図は、各HCM機能が配置されているオファリングを示しています。
次の手順では、設定タスクにアクセスする方法について説明します。このリスト内のドキュメントは、OracleApplications Cloud Functional Setup Managerの使用ガイド内に記載されています。
1. Oracle Cloud Serviceにサインインします。
Oracle Cloud Services URLを使用して、アプリケーション実装コンサルタント・ロールのユーザーとしてOracle Cloud Servicesにサインインします。「ようこそ」ページが表示されます。
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2. 「設定および保守」作業領域に移動します。
「ナビゲータ」の「設定および保守」を選択して、「設定および保守」作業領域に移動します。
参照: 「概要」の章 - アプリケーション実装の管理の概要
3. 「設定」ページで、実装するオファリングを選択します。現時点では実装する機能領域のみを有効化し、後で必要に応じて追加できます。このオファリングの主要な機能領域は次のとおりです。
ワークフォース配置
ワークフォース開発
報酬管理
採用および候補者経歴
参照: オファリング機能領域を使用した設定の管理: 手順詳細は、次を参照してください。
参照: 「実装要件の収集」の章
参照: 「実装要件の収集」の章 - オファリングの説明
参照: 「アプリケーション実装の管理」の章 - 実装プロジェクト・タスク・リスト: 説明
割当て済タスクを使用した設定データの入力: 手順
関連項目
既存の設定データを更新するタスクへのアクセス: 手順
オファリングの構成: 手順
割当て済タスクを使用した設定データの入力: 手順
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実装スタート・ガイド
3 Oracle Talent Management Cloudの実装この章の内容は次のとおりです。
Talent Management Cloudの人事管理の実装
プロファイル管理の実装: 手順
目標管理の実装
キャリア開発の実装
パフォーマンス管理の実装: 手順
タレント・レビューの実装
後任管理の実装
RecruitingおよびOnboardingの実装: 概要
Learnの実装: 概要
Talent Management Cloudの人事管理の実装ワークフォース開発ビジネス・プロセスにより、組織は従業員の価値を最大化し、個人およびチームの貢献度を管
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理し、法令、組合および組織の労働要件を遵守できます。
企業体系インタビュー・プロセスでは、一連の質問に答え、ビジネスの組織体系に関する情報を提供します。このインタビューにより、ユーザーの企業範囲内のディビジョン、法的エンティティ、部門、ビジネス・ユニットおよび参照データ・セットを作成できます。実際の組織のエンティティは、構成をロードするまで作成されません。
企業体系コンフィギュレータを使用した基本的な企業体系の設定次のリストのタスクは、基本的な企業体系の設定に関連するものです。これらはアプリケーション・ユーザーの作成前に存在しなければならない体系です。これらのタスクの多くは、「設定および保守」作業領域で生成された設定タスク・リストに表示されます。ただし、タスク・リストには、アプリケーション・ユーザーの作成前に実行する必要がない他のタスクも混在している場合があります。
人事管理の設定では、特に指定されていないかぎり、各タスクはアプリケーション実装コンサルタントによって行われます。特に指定されていないかぎり、すべてのドキュメント参照は、Oracle Talent Management Cloud TalentManagement Baseの実装ガイドからのものです。
1. 実装タスクをユーザーに割り当てます。
実行者: アプリケーション実装マネージャ
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「実装プロジェクトの管理」ページで、企業体系の設定に関連するタスクを、アプリケーション実装コンサルタント・ジョブ・ロールを持つ実装ユーザーに割り当てます。
参照項目: Oracle Applications Cloud Functional Setup Managerの使用ガイドの「アプリケーション実装の管理」の章
2. 割当済ユーザーとしてサインインし、割り当てられているタスクを見つけます。
Oracle Fusion Applications URL、ならびに実装ユーザー・ロールに関連付けられているユーザー・アカウントおよびパスワードを使用してサインインします。「割当済実装タスク」タブに移動し、割り当てられているタスクを見つけます。
3. 地理をロードします。
地理情報は、Oracle Fusion Applicationsで、住所入力や、テリトリ管理および出荷など、地理ベースのビジネス・プロセスに使用されます。ロードする地理ファイルは、すでに与えられている可能性があります。そうでない場合は、Vertexファイルを利用できます。
参照項目: 「HCMの地理」の章
4. 地理を管理します。
「地理の管理」タスクを実行すると、ユーザー・インタフェースの住所フィールドの値のリストが有効になります。
参照項目: 「HCMの地理」の章
5. 企業体系を指定します。
「企業体系の指定」タスクを実行し、インタビュー・スタイルのプロセスを使用して企業の高度な体系を指定します。
参照項目: 「企業体系の初期構成」の章
6. ジョブおよびポジション体系を指定します。
「ジョブおよびポジション体系の指定」タスクを実行し、ワークフォース開発、管理レポートおよび承認に関する運用上のニーズと一致するジョブ、またはジョブおよびポジションのアプローチを指定します。
参照項目: 「企業体系の初期構成」の章
7. 企業構成をレビューします。
「企業構成のレビュー」タスクを実行し、高度な機能要約とともに、作成されるすべてのオブジェク
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トの詳細な技術インベントリをレビューします。情報の紙のコピーを印刷するオプションもあります。
参照項目: 「企業体系の初期構成」の章
8. 企業構成をロードします。
「企業構成のロード」タスクを実行し、企業およびワークフォース配置用の体系を生成します。このプロセスにより、企業内で定義する物理エンティティ、ジョブおよびポジション・インタビューが作成されます。
参照項目: 「企業体系の初期構成」の章
プロファイル管理の実装: 手順Human Resourcesの実装内の追加機能として、Oracle Fusion Profile Managementがあります。Profile Managementは、業界または組織の要件を満たすタレント・プロファイルの開発および管理用フレームワークを提供します。
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プロファイル管理の設定次のリストのタスクは、プロファイル管理の設定に関するものです。これらは、基本的な設定ステップです。これらのタスクの多くは、「設定および保守」作業領域で生成された設定タスク・リストに表示されます。ただし、タスク・リストには、プロファイル管理の使用前に実行する必要がない他のタスクも混在している場合があります。
プロファイル管理の設定では、各タスクはアプリケーション実装コンサルタントによって行われます。特に指定されていないかぎり、すべてのドキュメント参照は、Oracle Global Human Resources Cloudグローバル人事管理の実装ガイドの「ワークフォース・プロファイル」の章からのものです。Oracle Talent Management Cloudタレント管理ベースの実装ガイドの「ワークフォース・プロファイル」の章も参照できます。
1. コンテンツ・サブスクライバを管理します。
「コンテンツ・サブスクライバの管理」タスクを実行して、コンテンツ・ライブラリを使用する機能領域のサブスクライバ・コード、および機能領域ごとに指定したコンテンツ・タイプを確認します。
参照:
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Oracle Fusion Profile Managementコンポーネント: 連携方法
コンテンツ・サブスクライバ: 説明
2. プロファイル評点モデルを管理します。
「プロファイル評点モデルの管理」タスクを実行し、就業者のパフォーマンス、ポテンシャルおよび熟達度レベルの評点のモデルを作成および更新します。
参照:
Oracle Fusion Profile Managementコンポーネント: 連携方法
評点モデル: 説明
3. 教育機関を管理します。
「教育機関の管理」タスクを実行し、就業者が修了した教育機関のリストを作成および更新します。
参照:
Oracle Fusion Profile Managementコンポーネント: 連携方法
4. プロファイル・コンテンツ・タイプを管理します。
「プロファイル・コンテンツ・タイプの管理」タスクを実行し、プロファイルで追跡する様々なタイプの情報を作成および更新します。
参照:
コンテンツ・タイプ: 説明
コンテンツ・タイプのプロパティ: 説明
コンテンツ・タイプおよびコンテンツ項目の作成: 作業例
5. プロファイル・コンテンツ項目を管理します。
「プロファイル・コンテンツ項目の管理」タスクを実行し、コンテンツ・タイプの項目を作成および更新します。
参照:
コンテンツ項目: 説明
コンテンツ・タイプおよびコンテンツ項目の作成: 作業例
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6. インスタンス・クオリファイアを管理します。
「インスタンス・クオリファイアの管理」タスクを実行し、同じプロファイル項目の一意の存在を識別するクオリファイアを作成および更新します。
参照:
インスタンス・クオリファイア・セット: 説明
7. プロファイル・タイプを管理します。
「プロファイル・タイプの管理」タスクを実行し、個人およびジョブ・プロファイルを作成するためのテンプレートを作成および更新します。
参照:
プロファイル・タイプ: 説明
コンテンツ・セクションのプロパティ: 説明
目標管理の実装目標管理では、経営目標を様々な組織レベルごとの目標に変換できるので、マネージャから従業員まで、はっきりした1つの視線を提供します。ビジネス・リーダーはハイレベルでの構想を伝え、マネージャはそれを自分の部下の目標に翻訳できます。
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目標管理の設定次のリストのタスクは、目標管理の設定に関するものです。これらは、基本的な設定ステップです。これらのタスクの多くは、「設定および保守」作業領域で生成された設定タスク・リストに表示されます。ただし、タスク・リストには、目標管理の使用前に実行する必要がない他のタスクも混在している場合があります。
目標管理の設定では、各タスクはアプリケーション実装コンサルタントによって行われます。すべてのドキュメント参照は、Oracle Talent Management Cloud目標管理の実装ガイドからのものです。
1. 就業者目標設定プロファイル・オプション値を管理します。
「就業者目標設定プロファイル・オプション値の管理」タスクを実行し、目標管理の動作を制御するプロファイル・オプションの設定および値を定義します。
「プロファイル・オプション」の章を参照
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目標管理のプロファイル・オプション
2. 目標ライブラリを管理します。
「目標ライブラリの管理」タスクを実行してセントラル・ライブラリ内でパフォーマンス目標を作成および更新し、目標プラン、パフォーマンス文書およびタレント・レビューでこれらを使用できるようにします。
「概要」、「統合」および「目標ライブラリ」の章を参照
目標: プロファイルとの連携の仕組み
目標ライブラリ: 説明
3. レビュー期間を管理します。
「レビュー期間の管理」タスクを実行してレビュー期間を作成および更新します。レビュー期間を使用すると、目標管理およびパフォーマンス評価に関係するプロセスを、期限を定めたビジネス・サイクルに編成できます。
「レビュー期間」の章を参照
タレント管理におけるレビュー期間: 説明
4. 目標プランを管理します。
「目標プランの管理」タスクを実行し、目標プランを管理および更新します。
「目標プラン」の章を参照
目標管理: 説明
目標プラン: 説明
目標プランの作成: 考慮する点
5. 目標適格プロファイルを管理します。
「適格プロファイルの管理」タスクを実行して目標の対象を個人に制限します。
「適格プロファイル」の章を参照
パフォーマンス目標割当での適格プロファイルの使用: 説明
目標管理通知を管理します。「タレント通知の管理」タスクを実行して目標管理通知を有効化または無効化します。
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キャリア開発の実装就業者とマネージャは、「キャリア開発」作業領域を使用して、就業者のキャリア情報を包括的に表示できます。そこでは、就業者のキャリア情報と、就業者がターゲットを達成するために設定した詳細な育成プランを表示できます。就業者とマネージャはどちらも、就業者のキャリア・プリファレンスおよび育成プランを1つのビューで表示できます。
キャリア開発の設定次のリストのタスクは、キャリア開発の設定に関するものです。これらは、基本的な設定ステップです。これらのタスクの多くは、「設定および保守」作業領域で生成された設定タスク・リストに表示されます。ただし、タスク・リストには、キャリア開発の使用前に実行する必要がない他のタスクも混在している場合があります。
キャリア開発の設定では、各タスクはアプリケーション実装コンサルタントによって行われます。すべてのドキュメント参照は、Oracle Talent Management Cloudキャリア開発の使用ガイドからのものです。
1. 機能選択肢を選択します。
ワークフォース開発オファリングの下の「キャリア開発」の機能選択肢を選択して、キャリア開発製品としての動作を決定します。
「キャリア開発設定の概要」の章を参照
「キャリア開発」の機能選択肢: 考慮する点
2. 目標ライブラリを管理します。
「目標ライブラリの管理」タスクを実行してセントラル・ライブラリ内で育成目標を作成および更新し、育成プラン・タレント・レビューおよびタレント・プールでこれらを使用できるようにします。
「目標ライブラリ」および「育成目標の統合」の章を参照
目標ライブラリ: 説明
キャリア開発: プロファイルに関連する処理
パフォーマンス管理の実装: 手順パフォーマンス管理では、コンピテンシおよびパフォーマンス目標に関して就業者を評価するためのパフォーマンス文書を作成します。
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パフォーマンス管理の設定次のリストのタスクは、パフォーマンス管理オファリングの設定に関するものです。これらは、基本的な設定ステップです。これらのタスクの多くは、「設定および保守」作業領域で生成された設定タスク・リストに表示されます。ただし、タスク・リストには、パフォーマンス管理の使用前に実行する必要がない他のタスクも混在している場合があります。
パフォーマンス管理の設定では、各タスクはアプリケーション実装コンサルタントによって行われます。すべてのドキュメント参照は、Oracle Talent Management Cloudパフォーマンス管理の実装ガイドからのものです。
1. 就業者パフォーマンス・プロファイル・オプション値を管理します。
「就業者パフォーマンス・プロファイル・オプション値の管理」タスクを実行してOracle FusionPerformance Managementのプロファイル・オプションを設定し、分析と就業者比較で使用される評点モデル、パフォーマンス文書の表示年数範囲および自動保存間隔を定義します。
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「プロファイル・オプション」の章を参照:
Oracle Fusion Performance Managementのプロファイル・オプション: 重要な選択
デフォルトの評点モデル・プロファイル・オプションを入力するとどのようになりますか。
2. パフォーマンス通知を管理します。
タレント・パフォーマンス通知の管理タスクを実行してパフォーマンス管理通知を有効化または無効化します。
3. パフォーマンス・ロールを管理します。
「パフォーマンス・ロールの管理」タスクを実行してロールを定義し、就業者および就業者のマネージャ以外の参加者からのフィードバックを含めるようにパフォーマンス評価の範囲を拡大します。
「パフォーマンス・ロール」の章を参照:
参加者フィードバック: 説明
パフォーマンス・ロール: 説明
4. 適格プロファイルを管理します。
「適格プロファイルの管理」タスクを実行し、パフォーマンス文書に対する適格性を決定するための基準の組合せを作成および更新します。
「適格プロファイル」の章を参照:
パフォーマンス文書との適格プロファイルの使用: 説明
パフォーマンス文書との適格プロファイルの使用: 例
5. プロセス・フロー定義を管理します。
「プロセス・フロー定義の管理」タスクを実行し、パフォーマンス評価のプロセス・フローを作成し、追加するタスク、およびタスクを実行する順序を決定します。
「パフォーマンス・プロセス・フロー」の章を参照:
パフォーマンス・プロセス・フローの設定: 考慮する点
パフォーマンス・プロセス・フロー: 例
6. セクションを管理します。
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「セクションの管理」タスクを実行し、パフォーマンス文書テンプレートに含めるセクションを作成します。
「パフォーマンス・テンプレート・セクション」の章を参照:
パフォーマンス・テンプレート・セクション: 重要な選択
7. パフォーマンス文書タイプを管理します。
「パフォーマンス文書タイプの管理」タスクを実行し、年間やプロジェクト固有などのパフォーマンス評価の様々なタイプに対するパフォーマンス文書タイプを作成します。
「パフォーマンス文書タイプ」、「概要」および「統合」の章を参照:
パフォーマンス文書タイプ: 説明
パフォーマンス文書コンポーネント: 連携の仕組み
8. 質問を管理します。
「質問の管理」タスクを実行して、質問を作成し、質問リストで使用する質問タイプをフォーマットします。
「質問リスト」、「パフォーマンス・ロール」および「パフォーマンス・プロセス・フロー」の章を参照:
質問リストの質問および応答タイプ: 説明
参加者フィードバック: 説明
パフォーマンス・プロセス・フローの設定: 考慮する点
9. 質問リスト・テンプレートを管理します。
「質問リスト・テンプレートの管理」タスクを実行して、質問リスト・テンプレートを定義し、これを基に、フィードバックを求めるために使用する質問リストを作成します。
「質問リスト」、「パフォーマンス・ロール」および「パフォーマンス・プロセス・フロー」の章を参照:
質問リスト・テンプレート: 説明
参加者フィードバック: 説明
パフォーマンス・プロセス・フローの設定: 考慮する点
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10. 質問リストを管理します。
「質問リストの管理」タスクを実行して、質問リストを定義してレイアウトを決定し、パフォーマンスのフィードバックを求めるために使用する質問やセクションを追加します。
「質問リスト」、「パフォーマンス・ロール」および「パフォーマンス・プロセス・フロー」の章を参照:
質問リスト: 説明
質問リストの作成: 手順
参加者フィードバック: 説明
パフォーマンス・プロセス・フローの設定: 考慮する点
11. パフォーマンス・テンプレートを管理します。
「パフォーマンス・テンプレートの管理」タスクを実行し、構造、処理ルール、コンテンツおよび期間などを含むパフォーマンス文書のテンプレートを作成します。
「パフォーマンス・テンプレート」の章を参照:
パフォーマンス・テンプレートの設定: 重要な選択
パフォーマンス・テンプレート・セクションの処理ロールの定義: 考慮する点
パフォーマンス・テンプレートへの適格プロファイルの関連付け: 考慮する点
パフォーマンス・テンプレートの作成: 作業例
12. ターゲット評点分布を管理します。
「ターゲット評点分布の管理」タスクを実行し、パフォーマンス評点のターゲット分布を定義し、必要な評点分布と実際の評点分布を比較します。
「ターゲット評点分布」および「パフォーマンスおよびポテンシャル・ボックス・チャート・ラベル」の章を参照
評点モデルの分布: 説明
パフォーマンスおよびポテンシャル・ボックス・チャート: 説明
13. 適格バッチ・プロセスを管理します。
「適格バッチ・プロセスの管理」タスクを実行し、就業者グループがパフォーマンス評価を使用する
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資格を有するパフォーマンス文書を決定します。
「適格バッチ・プロセス」の章を参照
パフォーマンス文書の適格バッチ・プロセス: 説明
タレント・レビューの実装タレント・レビューは、組織のトレンドの評価、長所の評定、および組織全体のリスク領域の対応の目的で1回以上行われるタレント・レビュー会議が中心です。
タレント・レビューの設定次のリストのタスクは、タレント・レビュー・オファリングの設定に関するものです。これらは、基本的な設定ス
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テップです。これらのタスクの多くは、「設定および保守」作業領域で生成された設定タスク・リストに表示されます。ただし、タスク・リストには、タレント・レビューの作成前に実行する必要がない他のタスクも混在している場合があります。
タレント・レビューの設定では、各タスクはアプリケーション実装コンサルタントによって行われます。すべてのドキュメント参照は、Oracle Talent Management Cloudタレント・レビューおよび後任管理の実装ガイドからのものです。
1. タレント・レビュー・プロファイル・オプション値を管理します。
「タレント・レビュー・プロファイル・オプション値の管理」タスクを実行して、分析を格納するためのフォルダを指定します。会議のレビュー対象就業者はそのフォルダから選択します。
「タレント・レビュー・プロファイル・オプションおよび付加フレックスフィールド」の章を参照:
Oracle Fusion Talent Reviewプロファイル・オプション
2. タレント・レビュー通知を管理します。
「タレント・レビュー通知の管理」タスクを実行し、タレント・レビュー通知を有効化または無効化します。
3. タレント・レビュー・ダッシュボードを構成します。
「タレント・レビュー・ダッシュボード・オプションの構成」タスクを実行し、ボックス・チャート分析のディメンションおよび表示属性を含む、タレント・レビュー会議コンポーネントのオプションを構成します。
「タレント・レビュー・テンプレート」の章を参照:
タレント・レビュー・テンプレート: 説明
タレント・レビュー・テンプレート用のボックス・チャート・マトリックス・オプションの選択: 重要な選択
タレント・レビュー・データ・オプション: 考慮する点
4. タレント・レビュー通知タイプを管理します。
HRT_NOTES_TYPEについて「タレント・レビュー参照の管理」タスクを実行し、今後の参照のためにレビュー通知を分類します。
「タレント・レビュー・タスクと注意」の章を参照:
タレント・レビュー通知: 説明
5. ポテンシャル評定を管理します。
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「ポテンシャル評定の管理」タスクを実行して、タレント・レビュー会議のレビュー担当者が会議前に就業者のポテンシャルを評点付けするために使用できる質問リストを構成します。
「ポテンシャル評定」の章を参照
後任管理の実装後任管理では、現在、キー・ポジションにある人員の将来後任となる人物を決定する後任プランを作成し、従業員の育成を追跡および管理するためにタレント・プールを作成します。
後任管理の設定次のリストのタスクは、後任管理オファリングの設定に関するものです。これは、基本的な設定ステップです。このタスクは、「設定および保守」作業領域で生成された設定タスク・リストに表示されます。ただし、このタスクは、後任管理の使用前に実行する必要はありません。
後任管理の設定では、タスクはアプリケーション実装コンサルタントによって行われます。すべてのドキュメント参照は、Oracle Talent Management Cloudタレント・レビューおよび後任管理の実装ガイドからのものです。
1. 後任管理参照を管理します。
「後任管理参照の管理」タスクを実行して、ポジションの後任となる準備を分類する後任プラン在職者および後任プラン候補者に割り当てられたHRM_READINESS_CATEGORY参照値をレビューおよび保守します。
参照:
後任管理: 説明
準備カテゴリ参照を削除した場合の影響
RecruitingおよびOnboardingの実装: 概要Oracle Taleo Recruiting Cloud ServiceとOracle Taleo Onboarding Cloud Serviceを使用すると、自動化された採用プロセスにより最良の候補者を見つけ、評価し、採用することができます。ソーシング・ツールを使用すると、希少な人材を探し出すことができます。スクリーニング、アセスメントおよび革新的なクィック・フィルタ技術によって、学生、熟達した専門家、時給労働者などから最良の人材を見つけて選択できます。インタビュー、オファー管理、オンボーディング・ツールによりプロセスを完了することで、新しい従業員を早い段階からエンゲージし、すぐ生産性を高くするために必要なものを確実に揃えておくことができます。
Oracle Taleo Recruiting Cloud ServiceとOracle Taleo Onboarding Cloud Serviceの実装の詳細は、Oracle Help Centerで構
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成ガイドを参照してください。
Learnの実装: 概要Oracle Taleo Learn Cloud Serviceを使用して、オンボーディング、証明要件、規制遵守、ジョブ関連のトレーニングおよび継続的キャリア開発を支援するための学習プランを作成できます。内容領域専門家は、簡単にオンライン学習コースを作成したり、既存のコンテンツを再利用したりできます。
Oracle Taleo Learn Cloud Serviceの実装の詳細は、Oracle Help Centerで構成ガイドを参照してください。
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実装スタート・ガイド
4 アプリケーション・ユーザーこの章の内容は次のとおりです。
Oracle Talent Management Cloud Serviceのアプリケーション・ユーザーの定義方法
Oracle Talent Management Cloud Serviceのアプリケーション・ユーザーの定義方法Oracle Talent Management Cloudサービスの対象ユーザーは、アプリケーション・ユーザーです。アプリケーション・ユーザーは、「従業員」や「ライン・マネージャ」などの適切な抽象ロールを継承します。さらに、社内で定義されたデータ・ロールからのジョブ・ロールも継承します。アプリケーション・ユーザーは、これらの抽象ロールおよびジョブ・ロールを使用してタスクを実行できます。
この表では、Oracle Talent Management Cloudの主要なコンポーネントおよびオプションのために事前定義された主なジョブ・ロールを説明します。
クラウド・サービスまたはオプション 事前定義済のジョブ・ロール
タレント管理 人事管理マネージャ、人事担当者
Compensation Cloud 報酬管理者、報酬アナリスト、報酬マネージャ、報酬スペシャリスト
これらの各ロールによって継承されるロールと権限についての詳細情報は、Oracle Human Capital ManagementCloudセキュリティ・リファレンス・ガイドを参照してください。
アプリケーション・ユーザーに対する準備
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多くの実装タスクは、アプリケーション・ユーザーのためのOracle Talent Management Cloudサービスの準備に関係しています。このフェーズで下した決定により、デフォルトでユーザーを管理する方法が決まります。次のタスクを実行します。
アプリケーション・セキュリティ・プリファレンスの管理
企業におけるユーザー名のデフォルトの形式を定義します。
企業のパスワード・ポリシーを設定します。
アプリケーション・ユーザーへのユーザー・イベントおよびパスワード・イベント(パスワードの有効期限切れなど)の通知を管理します。
会社のHCM情報の管理企業向けの次のオプションを設定します。
オプション 説明
ユーザー・アカウント作成 「新規個人」タスク・フローを使用して個人レコードを作成するときにユーザー・アカウントが自動的に作成されるかどうかを制御します。
ユーザー・アカウント・ロール・プロビジョニング
ロールのプロビジョニングおよびプロビジョニング解除の要求がデフォルトで処理されるかどうかを制御します。
ユーザー・アカウント保守 ユーザー・アカウントの休止および再アクティブ化の要求がデフォルトで処理されるかどうかを制御します。
ヒント: Oracle HCM Cloud以外のアプリケーションを使用してユーザーおよびロールのプロビジョニングを管理している企業もあります。その場合には、ユーザー・アカウントの自動作成および管理が実行されないように、ユーザーおよびロールのプロビジョニング・オプションを設定してください。
デフォルトのロール・プロビジョニングの設定ロール・プロビジョニング・ルール(別名ロール・マッピング)によって、ユーザーが取得できるデータ・ロールおよび抽象ロールの種類と、それらのロールを取得する方法が決まります。実装時に、ロール・マッピングを作成して、「従業員」や「ライン・マネージャ」などの標準的なロールをアプリケーション・ユーザーに自動的にプロビジョニングします。また、いくつかのHCMデータ・ロールを作成して、それらのロールに適切なロール・マッピング作成することもできます。ロール・マッピングを作成するには、「ロール・プロビジョニング・ルールの管理」タスクを実行します。
アプリケーション・ユーザーの作成実装時に、次の方法でテスト用アプリケーション・ユーザーを作成できます。
「ユーザーの作成」タスクを使用
「セキュリティ・コンソール」上で(「ITセキュリティ・マネージャ」のジョブ・ロールまたは権限を付与されているユーザーのみ)
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実装が完了すると、アプリケーション・ユーザーを次のタイミングで自動的に作成することができます。
「新規個人」タスク・フローの「従業員の採用」や「派遣就業者の追加」などを使用して個人レコードが作成されたとき。デフォルトでは、人事担当者およびライン・マネージャが「新規個人」タスクを実行できます。新規個人レコードのユーザー・アカウントが作成されるかどうかは、「ユーザー・アカウント作成」エンタープライズ・オプションで制御されます。
HCMデータ・ローダーを使用して個人レコードが一括ロードされたとき。これらの個人レコードについては、GenerateUserAccount属性をYに設定してユーザー・アカウントの作成を要求します。
ユーザー・アカウントが作成されると、現在のロール・マッピングで指定されたとおりにロールがアカウントに自動的にプロビジョニングされます。
アプリケーション・ユーザー、ロールおよびロール・マッピングの詳細は、Oracle HCM Cloudの保護ガイドを参照してください。HCMデータ・ローダーを使用して個人レコードを一括ロードする操作の詳細は、Oracle HCMCloudとの統合ガイドを参照してください。
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実装スタート・ガイド
5 Talent Management作業領域とユーザー・ロールこの章の内容は次のとおりです。
「タレント管理」作業領域: 説明
「タレント管理」作業領域: 説明Talent Managementには、次の作業領域があります。
目標: 目標ライブラリおよび目標プランの管理、目標の割り当て、自分自身のパフォーマンス目標の管理および組織ならびに直属の部下の目標の管理などのタスクが含まれます。
キャリア開発: 就業者育成目標の管理、目標達成とキャリア成長のためのターゲットの設定および就業者キャリア情報の包括表示を行うためのタスクが含まれます。
パフォーマンス: パフォーマンス文書の設定、監視および管理の促進タスクが含まれます。
タレント・レビュー: タレント・レビュー会議の「概要」ページへのアクセスが含まれます。このページで、会議へのアクセス、レビュー内容の準備などができます。
プロファイル: モデルおよび個人プロファイルの検索、ならびにモデル・プロファイルの管理タスクが含まれます。
後任プラン: 後任プランおよびタレント・プールの作成および管理のためのタスクが含まれます。
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学習: 自分の学習と自分のチームの学習を管理するためのタスクが含まれます(ビデオの発行や推薦、チュートリアルの編成を含む)。
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実装スタート・ガイド
6 データのアップロードこの章の内容は次のとおりです。
Oracle Talent Management Cloud Serviceへのデータのアップロード方法
Oracle Talent Management Cloud Serviceへのデータのアップロード方法Oracle Talent Management Cloudへは、様々なツールを使用してビジネス・オブジェクト・データを一括でアップロードできます。このトピックでは、データのアップロードの主な方法について説明します。これらのデータ・ロード・ツールの詳細は、Oracle HCM Cloudとの統合ガイドを参照してください。
HCMデータ・ローダーHCMデータ・ローダーを使用すると、任意のソースからOracle Talent Management Cloudにデータを一括でロードできます。HCMデータ・ローダーでは次のデータをロードできます。
複雑な階層データ
システム全体を抽出したデータなどの大容量のデータ
オブジェクト履歴
HCMデータ・ローダーは、データの移行と継続的なデータ保守の両方で使用できます。HCMデータ・ローダーを使用する主な利点として、次のものを扱う能力を挙げることができます。
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ほとんどのHCMビジネス・オブジェクト
増分または部分的なデータ・ロード
レコードを一意に識別するための4種類のキー
構成済の付加フレックスフィールドと拡張可能フレックスフィールド、変換データ、ツリー階層、個人イメージおよび文書レコード添付
HCMデータ・ローダーでは次の機能が提供されています。
データ・アップロードの開始、進行状況のモニターおよびエラーのレビューのために使用できる包括的なユーザー・インタフェース
デリミタ付きデータ・ファイル(.datファイル)からデータをロードする機能のサポート
サポートされるそれぞれのビジネス・オブジェクト階層に対応するテンプレート・ファイル。これを独自のデータ・ファイルの基礎として使用可能
サポートされるそれぞれのビジネス・オブジェクト階層の構造および属性をレビューするためのユーザー・インタフェース
データのアップロードを自動化するために使用できるWebサービス
HCMデータ・ローダーのタスクには、「データ交換」作業領域からアクセスします。「人材管理統合スペシャリスト」ジョブ・ロールまたは権限が必要です。
HCMスプレッドシート・データ・ローダーHCMスプレッドシート・データ・ローダーは、データをスプレッドシートからHCMデータ・ローダーのステージ表にインポートする場合に使用します。HCMスプレッドシート・データ・ローダーは、HCMデータ・ローダーがサポートするほとんどのビジネス・オブジェクトをサポートします。スプレッドシートには多くの利点があります。次に例を示します。
スプレッドシートは取扱いが容易です。
カスタム・スプレッドシート・テンプレートを作成し、ビジネス・ケースに合わせたスプレッドシートを生成できます。たとえば、属性の省略、属性順序の変更、属性ラベルの変更、ヘルプ・テキストの追加などを行えます。
データをスプレッドシートからステージ表に定期的に保存できます。そのため、スプレッドシートのサイズ上の制限に起因する制約を受けずに、大量のレコードをロードできます。
エラーはスプレッドシートで報告され、そこで修正できます。
スプレッドシートを使用すると同時にHCMデータ・ローダーの.datファイルを混在させて使用することもで
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きます。たとえば、データのロードはスプレッドシートから行うものの、保守は.datファイルを使用して行うことができます。
ここに記載された方法でHCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用するには、「HCMデータ・ローダー・スコープ」パラメータを「全体」に設定する必要があります。リリース10以降のすべての新しいお客様に関しては、このパラメータはデフォルトで「全体」に設定されており、変更できません。
HCMスプレッドシート・データ・ローダーを含むいずれかのスプレッドシート・ローダーを使用するすべてのユーザーは、Microsoft Excel用のデスクトップ統合を設定する必要があります。
HCMスプレッドシート・データ・ローダーのタスクには、「データ交換」作業領域からアクセスします。「人材管理アプリケーション管理者」のジョブ・ロールまたは権限が必要です。
オブジェクト固有のスプレッドシート・ローダーOracle Talent Management Cloudには、特定のオブジェクト・タイプを対象とした多数のスプレッドシート・ローダーが用意されています。次に例を示します。
「ジョブの管理」ページでは、「スプレッドシートで作成」オプションを選択できます。
「目標ライブラリの管理」ページで「アップロード」をクリックすると、スプレッドシートを生成して目標をアップロードできます。
「プラン構成」作業領域の「プラン」サブタブで「ワークブックで準備」をクリックすると、スプレッドシートを生成して福利厚生プランをアップロードできます。
多数のグローバルHRオブジェクト、タレント・オブジェクト、報酬オブジェクトおよび福利厚生オブジェクト用に、オブジェクト固有の各種スプレッドシート・ローダーを使用できます。ほとんどの場合、次のように操作を行います。
オブジェクトを管理するページでスプレッドシートを作成します。
オブジェクトはアプリケーション表に直接ロードします。
エラーが発生した場合はスプレッドシートで修正し、修正したオブジェクトを再度ロードします。
ほとんどの場合、オブジェクトの作成と更新は両方ともスプレッドシートで行うことができます。
人事担当者や福利厚生スペシャリストなどのユーザーは特定のタイプのオブジェクトを一括で作成することがあるので、シングル・オブジェクトのスプレッドシートにしたほうが使いやすいでしょう。たとえば、そのようなユーザーは、そうしたオブジェクトをサード・パーティのサプライヤからロードする場合があります。しかし、継続的な統合を行うユーザーがそのようなタイプのスプレッドシート・ローダーを使用することは少ないかもしれません。「ジョブの管理」、「目標ライブラリの管理」などのタスクにアクセスできるユーザーは、関連するスプレッドシートからオブジェクトをロードすることもできます。
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Cloud / Software as a Service (SaaS) / Global Human Resources / 19b
Oracle Talent Management Cloud実装スタート・ガイド
用語集D | E | J | S
D
付加フレックスフィールド追加の摘要情報や、顧客ケースのようなエンティティに関する属性の取得に使用される拡張可能なフィールド。コンテキストに基づいて、情報のコレクションと記憶域を構成できます。
育成プラン期限、完了率、開発の目的などの目標詳細が含まれた、就業者のアクティブな育成目標を含むプラン。
E
拡張可能フレックスフィールド1つのコンテキストまたは複数のコンテキスト内の複数の情報のセットを取得するために使用できる拡張可能なフィールド。一部の拡張可能フレックスフィールドでは、コンテキストをカテゴリにグループ化できます。
J
ジョブ・ロール買掛管理マネージャやアプリケーション実装コンサルタントなどのロール。通常、ジョブを構成する職務または職責を識別して集約します。
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S
ステージ表スプレッドシートまたはファイルからレコードをロードする中間表であり、ここで一部の検証が行われます。
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