各osにおいて、opencvをpythonから使う方法
DESCRIPTION
PythonからOpenCVを使うにはラッパーが必要になります。そのラッパーをビルドする方法をまとめました。Python 3系やx64にご利用下さい。スクリーンショットが全くないので、ある程度上級者向けになります。TRANSCRIPT
各OSにおいて、OpenCVをPythonから使う方法
2014-08-28発行 第1版
Katsuhiro MORISHITA
森下 功啓
はじめに
• 本スライドは既にPythonをコンソールから実行できる状態であることが前提です
• Pythonへのパスが通っていることを確認して下さい
–例えば、Windowsであれば以下にパスが通っている必要があります
• C:\python
• C:\python\Scripts
• C:\python\Lib\site-packages
パスが何のことか分からない人は「パス」でググろう
示すのは手順だけ
• インストールの様子など、親切な画像は一切ありません
• ネット検索で補完して下さい
m(_ _)m
WINDOWS編
Python 2.x x86への導入手順
• ビルド済みのOpenCVをダウンロードしてきて、適当なフォルダに解凍
– http://opencv.jp/download
• OpenCVにパスを通す
• OpenCVのフォルダ内にあるcv2.pydを、Pythonのsite-packagesフォルダ内にコピー
*Pythonインタプリタがx64であれば、OpenCVも64 bit版としてビルドされる必要がある
Python 2.x x64/3.xへの導入手順
• ビルドツールをインストール
• OpenCVの最新版をGitHubからダウンロード
• Cmakeでビルド環境を生成
• Cmakeによって生成されたプロジェクトをVisual Studioで立ち上げ
• releaseバージョンとしてビルドを実行
• ビルド済みのフォルダごと、適当なフォルダに配置
– 例えばCドライブ直下
• OpenCVのフォルダ内にパスを通す
– 例: C:\opencv-master\build\lib\Release;C:\opencv-master\build\bin;C:\opencv-master\build\bin\Release;
• OpenCVのフォルダ内にあるcv2.pydを、Pythonのsite-packagesフォルダ内にコピー
*自前でビルドしなくとも、OSが同じ誰かがビルドしたファイルを配置しても導入は可能です。
ビルドツールのインストール
まず以下のツールをインストール
• Cmake
– http://www.cmake.org/cmake/resources/software.html
• Visual Studio 2013 Express/Pro
– Express: https://www.microsoft.com/ja-jp/dev/express/default.aspx
OpenCV最新版をGitHubから入手
• https://github.com/Itseez/opencv
• ダウンロード後、適当なフォルダに解凍
–可能なら、どこかのドライブ直下が良いと思う
– Pythonライブラリをビルドした後はフォルダを移動してはならない
MAC OS X編
導入手順
• ビルドツールのインストール
• OpenCVの最新版をGitHubからダウンロード
–配置するディレクトリに格納
• Cmakeで設定
• makeコマンドでビルドを実行
• make installでインストール
• OpenCVのフォルダ内にあるcv2.pydを、Pythonのsite-packagesフォルダ内にコピー
*自前でビルドしなくとも、誰かがビルドしたファイルを配置しても導入は可能です。
ビルドツールのインストール
• 以下をインストール
–Cmake
• http://www.cmake.org/cmake/resources/software.html
– gcc最新版
• Homebrewでのインストールを推奨
OpenCV最新版をGitHubから入手
• https://github.com/Itseez/opencv
• ダウンロード後、適当なフォルダに解凍
その他、UNIX系編
導入手順
• ビルドツールのインストール
• OpenCVの最新版をGitHubからダウンロード
–配置するディレクトリに格納
• ./configureでmakeの準備
• makeコマンドでビルドを実行
• make installでインストール
• OpenCVのフォルダ内にあるcv2.pydを、Pythonのsite-packagesフォルダ内にコピー
*自前でビルドしなくとも、誰かがビルドしたファイルを配置しても導入は可能です。
ビルドツールのインストール
• 以下をインストール
– make
– gcc最新版
• インストールに利用可能なパッケージ管理ツールはOSにより異なる
OpenCV最新版をGitHubから入手
• https://github.com/Itseez/opencv
• ダウンロード後、適当なフォルダに解凍
Fin.これで明日から
画像処理マスターだお
*http://jemi26.blog100.fc2.com/blog-category-3.html