知って欲しいpaasの話

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知って欲しいPaaSの話 PaaS勉強会 @jacopen

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Post on 15-Jul-2015

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Technology


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知って欲しいPaaSの話PaaS勉強会 @jacopen

Kazuto Kusama @jacopen

明日は京都で人類の未来を決める戦い

共に戦いましょう!

普段はCloud Foundry関連の仕事もしています

今回

今回

APIの話はあんまりしません

今回

APIの話はあんまりしません

PaaSの話をします

PaaS勉強会

PaaSなら何でもあり

PaaSに関係しそうなものもあり

なぜ我々はPaaS勉強会をやるのか

PaaSってすごい

Buildpack あらゆる言語やフレームワークが 利用出来るようになる仕組み

Github sync Githubにpushするだけで

自動でHerokuアプリも更新される

PaaSってすごい

Azure App Service (Azure Websites) ものすごくカンタンにWebアプリを構築・運用できる

PaaSってすごい

IBM Bluemix

Pivotal Web Services

NTT Com Cloudn PaaS

Cloud Foundry プラットフォーム間の互換性あり。 どのサービスでも同じツール、 同じ操作で利用出来る

PaaSってすごい

OpenShift V3 Kubernetesを内包し、Dockerが

使えるPaaSに

PaaS、使っていますか?

(質問)

PaaSを触ったことある人

(質問)

PaaSをProduction環境で 使っている人

ない

ある

PaaSを触ったことがある※上のグラフは想像です

使っていない

使っている

PaaSをProductionで使っている※上のグラフは想像です

なぜPaaSを使わないか• ベンダーロックインされたくない

• 意外と手間がかかる

• 自由にやれない

• 漠然とした不安がある

ベンダーロックイン

ベンダーロックイン• ベンダーロックイン(英: vendor lock-in)とは、特定ベンダー(メーカー)の独自技術に大きく依存した製品、サービス、システム等を採用した際に、他ベンダーの提供する同種の製品、サービス、システム等への乗り換えが困難になる現象のこと。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ベンダーロックイン

独自技術?

• 一般的な言語やフレームワークを使えるPaaSが殆ど

• Gitのような一般的なツールや、特に支障にならないシンプルなツールを使う場合が殆ど

• これらについてロックインを恐れる必要は無い

コアの PaaS機能

LBaaSDBaaS

3rd Party DevOps

インフラ統合

こういうロックインはある

• 便利に使える機能を活用した結果、ロックインされるという事態は起こりうる

• こういう心地良いロックインまで回避するかどうかは、クリティカル度合いに応じて判断

• 少なくとも、ロックインと言うだけで判断してしまうのは勿体ない!

意外と手間がかかる

意外と手間がかかる• 特にトラブルのとき

• 手元では動くのに・・・

• ログを確認しよう→あれ、どこで見れば?

• PaaSで動かすための修正を入れよう

→ なんか本末転倒じゃね?

• 多くの場合、対処方法はある

• おそらくそれは、これまでのやり方とは違う

• 違うやり方を強いられる

 →PaaSから離れてしまう

自由にやれない

自由にやりたいのに・・・• Apacheのチューニングがしたい

• Nginxのチューニングがしたい

• PHPのチューニングがry

• MySQLのチューニry

• LBのチry

• あry

• ある程度の設定ができるサービスもあるが、基本的にはお任せ

• 簡単に使えることと、詳細な設定ができることは、トレードオフの関係

PaaSに対する漠然とした不安

漠然とした不安• 軽く試した限りでは問題無い

• でも、本番に投入して良いものか、不安

• 具体的にどこが悪いっていうわけじゃないんだけど、なんか、こう、ね?

• IaaS・・・何でも自由に触れる

• SaaS・・・そもそも中身を知る必要が無い

• PaaS・・・これまで知っておく必要があった部分が、ブラックボックス化されていて見えない

PaaSのブラックボックス• 基盤の面倒をみなくて良い→サービス側で隠蔽して、面倒をみる

• 逆にこれが、ユーザーに漠然とした不安を抱かせる原因のひとつでもある

これまでのまとめ

PaaSはすごい

でも実際使うと、ちょっと大変

このミスマッチはどこからくるのか

PaaSは

ベストプラクティスを追求する

PaaSは

ベストプラクティスを追求する

そして、それを強制する

• ログの見方が今までと違う・・・⇒そもそもスケールアウトしたら、個別にログチェックは辛いでしょ。標準出力に出せばPaaS側でアグリゲートするよ

• トラブルシュートのやり方が今までとry⇒ん十台のインスタンスにSSHは厳しいでしょ

• 再起動したらローカルストレージが消える・・・ ⇒ローカルストレージ使う設計だとスケールしないでしょ

モダンでスケーラブルなWebアプリを作るための方法論 http://12factor.net/ja/

12 Factor App

ベストプラクティスとは• 多くの人にとって、反復され、証明された最も効率の良い結果をもたらす慣行

• 多くの人であって、全ての人ではない

• なので、マッチしない人も確実に存在する⇒こういう人達にも、PaaSは仕組みを強制してしまう

使っていない

使っている

実際、使ってる人達からの評価はすごく高い 上手くマッチすれば幸せになれる

さらに• ベストプラクティスは、常に変わりゆく。

• かつてのベストプラクティスに沿って作られたアプリは、PaaSにフィットしないかもしれない

じゃあ、どうすればいいか

• 新しくアプリを作るときは、PaaSでやれないか試してみる

• よく言われるPaaSのメリット • 構築が楽になる • 運用が楽になる

• もう一つ意識して欲しいメリット • PaaSに載るように設計することで、自然とベストプラクティスに沿ったものになる

• 既存アプリの載せ替えは、試してみてダメならムリする必要はない

• 常に世の中のベストプラクティスを追っていれば、どこかのタイミングでPaaSを活用出来るチャンスがやってくる(はず)

PaaSは

ベストプラクティスを追求する

ベストプラクティスは、常に変わりゆく

• 10年後のPaaSは、今とは全く異なるものになっているはず

• きっとPaaSという言葉自体廃れていると思う

• でも、ベストプラクティスを追求するサービスは、絶対に無くならない。そしてそれは、PaaSから発展した何かだと思う

そのためにも

PaaS勉強会に参加しよう!

次回 PaaS勉強会 #26

4/27(月)

イベントページは近日公開!