packetcable と packetcable multimedia...packetcable と packetcable multimedia...

42
PacketCable PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存の DOCSIS1.1 以降)ネットワーク上での PacketCable および PacketCable Multimedia 運用のための Cisco CMTS の設定方法について説明します。 機能情報の確認, 2 ページ Cisco cBR シリーズ ルータに関するハードウェア互換性マトリクス, 2 ページ PacketCable 運用の制限事項, 3 ページ PacketCable 運用の情報, 4 ページ PacketCable 運用の設定方法, 11 ページ PacketCable の設定例, 20 ページ PacketCable 運用の確認, 22 ページ PacketCable Multimedia 運用の情報, 26 ページ PCMM 運用の設定方法, 30 ページ PacketCable Multimedia の設定例, 32 ページ PCMM 運用の確認, 33 ページ PacketCable PacketCable Multimedia の高可用性ステートフル スイッチオーバー(SSO, 35 ページ 音声 MGPI サポート, 35 ページ その他の参考資料, 38 ページ PacketCable PacketCable Multimedia に関する機能情報, 40 ページ Cisco cBR コンバージド ブロードバンド ルータ DOCSIS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用) 1

Upload: others

Post on 26-Dec-2019

3 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

PacketCable と PacketCable Multimedia

このマニュアルでは、既存の DOCSIS(1.1以降)ネットワーク上での PacketCableおよびPacketCable Multimedia運用のための Cisco CMTSの設定方法について説明します。

• 機能情報の確認, 2 ページ

• Cisco cBRシリーズルータに関するハードウェア互換性マトリクス, 2 ページ

• PacketCable運用の制限事項, 3 ページ

• PacketCable運用の情報, 4 ページ

• PacketCable運用の設定方法, 11 ページ

• PacketCableの設定例, 20 ページ

• PacketCable運用の確認, 22 ページ

• PacketCable Multimedia運用の情報, 26 ページ

• PCMM運用の設定方法, 30 ページ

• PacketCable Multimediaの設定例, 32 ページ

• PCMM運用の確認, 33 ページ

• PacketCableと PacketCable Multimediaの高可用性ステートフルスイッチオーバー(SSO),35 ページ

• 音声MGPIサポート, 35 ページ

• その他の参考資料, 38 ページ

• PacketCableと PacketCable Multimediaに関する機能情報, 40 ページ

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

1

Page 2: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

機能情報の確認

機能情報の確認

ご使用のソフトウェアリリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされ

ているとは限りません。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソ

フトウェアリリースに対応したリリースノートを参照してください。このモジュールに記載され

ている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、

このマニュアルの最後にある機能情報の表を参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコソフトウェアイメージのサポートに関する情報を検索

するには、Cisco Feature Navigatorを使用します。Cisco Feature Navigatorには、http://tools.cisco.com/ITDIT/CFN/からアクセスできます。http://www.cisco.com/のアカウントは必要ありません。

Cisco cBR シリーズルータに関するハードウェア互換性マトリクス

Cisco IOS-XEの特定のリリースで追加されたハードウェアコンポーネントは、特に明記しない限り、以降のすべてのリリースでもサポートされます。

(注)

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

2

PacketCable と PacketCable Multimedia機能情報の確認

Page 3: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

表 1:Cisco cBRシリーズルータに関するハードウェア互換性マトリクス

インターフェイスカードプロセッサエンジンCisco CMTS プラットフォーム

Cisco IOS-XEリリース 16.5.1以降のリリース

Cisco cBR-8 CCAPラインカード:

• PID:CBR-LC-8D30-16U30

• PID:CBR-LC-8D31-16U30

• PID:CBR-RF-PIC

• PID:CBR-RF-PROT-PIC

• PID:CBR-CCAP-LC-40G-R

Cisco cBR-8ダウンストリームPHYモジュール:

• PID:CBR-D30-DS-MOD

• PID:CBR-D31-DS-MOD

Cisco cBR-8アップストリームPHYモジュール:

• PID:CBR-D30-US-MOD

• PID:CBR-D31-US-MOD

Cisco IOS-XEリリース 16.5.1以降のリリース

Cisco cBR-8スーパーバイザ:

• PID:CBR-CCAP-SUP-160G

• PID:CBR-CCAP-SUP-60G

• PID:CBR-SUP-8X10G-PIC

Cisco cBR-8コンバージドブロードバンドルータ

PacketCable 運用の制限事項•音声コールのパケットドロップを防ぐには、Cisco CMTSでデフォルトのトークンバケット設定(cabledownstreamrate-limittoken-bucketshaping)を使用する必要があります。shapingオプションが使用されない場合(cabledownstreamrate-limittoken-bucket)、パケットドロップが確実に発生します。

•組み込み型マルチメディアターミナルアダプタ(E-MTA)クライアントのみサポートします。スタンドアロンMTA(S-MTA)クライアントはサポートされません。

• PacketCable運用は HCCP N+1冗長性と同時に設定できますが、PacketCableのステートは現用インターフェイスと保護インターフェイス間で同期化されません。スイッチオーバーが発

生した場合、既存の音声発信は続行されますが、ユーザが電話を切ると、保護インターフェ

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

3

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable 運用の制限事項

Page 4: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

イスは以前の発信状態を認識しないため、PacketCableイベントメッセージは生成されません。ただし、新規の音声コールは通常の方法で作成および処理されます。

• PacketCableの音声コールをサポートするアップストリームや、非送信請求許可サービス(UGS)またはアクティビティ検出によるUGS(UGS-AD)を使用するアップストリームでは、200,000 Hzのチャネル幅は使用できません。音声および他の UGS/UGS-ADサービスフローでこのような狭いチャネル幅を使用すると、「DSAMULTIPLEERRORS」が原因でコールが拒否されます。

PacketCable 運用の情報ここでは、PacketCableの運用、PacketCableネットワークのコンポーネント、およびDOCSISケーブルネットワークの他のコンポーネントとの連携に関する概要とその他の情報について説明しま

す。

機能の概要

PacketCableは Cablelabsとその関連ベンダーが提供するプログラムイニシアチブであり、光同軸ハイブリッド(HFC)ケーブルネットワーク上でパケットベースのリアルタイムビデオおよびその他のマルチメディアトラフィックを提供する標準的な方法を確立します。PacketCable仕様はData-over-Cable System Service Interface Specifications(DOCSIS)1.1に基づき構築されていますが、インターネットや公衆電話交換網(PSTN)などの非ケーブルネットワーク上で使用するためにその他のプロトコルで DOCSISプロトコルを拡張しています。

これにより PacketCableは、ケーブルネットワークで発着信されるトラフィックのためのエンドツーエンドのソリューションになっており、異なるネットワークとメディアタイプで構成される

インフラストラクチャ上でマルチメディアサービスを提供するタスクを簡略化します。また、エ

ンドツーエンドのコールシグナリング、プロビジョニング、Quality of Service(QoS)、セキュリティ、請求、およびネットワークの管理の統合アプローチも提供します。

Emergency 911 機能

PacketCable Emergency 911 ケーブルインターフェイスラインカードの優先順位付けPacketCable Emergency 911ケーブルインターフェイスラインカードの優先順位付け機能により、HCCPスイッチオーバーイベントの場合でも、Emergency 911コールをサポートするケーブルインターフェイスラインカードを、非緊急音声コールをサポートするケーブルインターフェイス

ラインカードよりも自動的に優先させることができます。このような場合、現用 HCCPケーブルインターフェイスラインカードが停止すると、保護 HCCPラインカードインターフェイスはEmergency911音声コールへのサービスを自動的に優先させます。この機能はデフォルトでイネーブルになっており、手動でディセーブルに設定することはできません。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

4

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable 運用の情報

Page 5: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

Emergency 911ケーブルインターフェイスラインカードの優先順位付けは、PacketCable音声コールにのみ適用されます。

(注)

HCCPスイッチオーバーイベント中、ケーブルモデムは次の順序で復旧します。

1 Emergency 911音声トラフィックをサポートするケーブルモデム2 非緊急音声トラフィックをサポートするケーブルモデム

3 サービスが停止する T4タイムアウトイベントに近づいているケーブルモデム4 残りのケーブルモデム

Emergency 911音声イベントおよびケーブルインターフェイスラインカードの優先順位付けについての情報を表示するには、特権 EXECモードで show cable callsコマンドおよび show hccpevent-historyコマンドを使用します。

PacketCable Emergency 911 のサービスリストおよび履歴Cisco CMTSルータでの PacketCable Emergency 911コールへの拡張情報サポートには、次の情報および関連する履歴が含まれています。

•アクティブな Emergency 911コール

•最近の緊急 911コール

•通常の音声コール

•最近の Emergency 911コールのあとに行われた音声コール

この機能は、次のコンフィギュレーションおよび showコマンドによりイネーブル化およびサポートされます。

• cable high-priority-call-window

• showcablecalls

• showcablemodem calls

Cisco CMTSルータが Emergency 911コールの記録を保持するコールウィンドウ(分)を設定するには、グローバルコンフィギュレーションモードで cable high-priority-call-windowコマンドを使用します。Cisco CMTSルータから通話ウィンドウ設定を削除するには、このコマンドの no形式を使用します。

PacketCable ネットワークコンポーネントPacketCableネットワークには複数のコンポーネントが含まれます。一部のコンポーネントはDOCSIS 1.1ネットワークに存在するコンポーネントと同じですが、他のコンポーネントは新規のもので、PacketCableネットワークがコールを確立する必要があるエンドツーエンドのインフラストラクチャを構築します。PacketCableのコンポーネントおよびプロトコルは、実装および相互運

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

5

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable ネットワークコンポーネント

Page 6: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

用性を容易にするために、可能な限り既存のプロトコルやインフラストラクチャ上に構築されて

います。

•ケーブルモデム:DOCSIS 1.0またはDOCSIS 1.1ケーブルネットワークに接続する顧客宅内機器(CPE)。DOCSISのケーブルモデムはすべて、インターネットへの高速データ接続を提供しますが、他のケーブルモデムは電話接続などの機能を提供できます。

•ケーブルモデム終端システム(CMTS):DOCSISケーブルネットワークを IPバックボーンネットワークに接続するヘッドエンドベースのルータ。CMTSはDOCSIS 1.1のMACレイヤを制御し、ケーブルオペレータが加入者に対して保証するサービス品質(QoS)の制限を強化します。標準的な CMTSでは、数百~数千のケーブルモデムが使用できます。

ケーブルモデムおよび CMTSの動作については、DOCSIS 1.1仕様書を参照してください。(注)

•マルチメディアターミナルアダプタ(MTA):電話および他のエンドユーザデバイスをPacketCableネットワークに接続する CPEデバイス。PacketCable仕様では、2つのMTAタイプ(組み込み型MTA(E-MTA)およびスタンドアロンMTA(S-MTA))が定義されています。E-MTAは DOCSIS 1.1ケーブルモデムに統合されたMTAです。S-MTAは単独のMTAで、DOCSIS 1.1ケーブルモデムをケーブルネットワークに接続する必要があります。

•コール管理サーバ(CMS):中心部に配置されるサーバで、MTAがネットワーク上でコールを確立できるようにシグナリング機能を提供します。CMSはネットワークベースのコールシグナリング(NCS)プロトコルを使用して、認証、許可、コールルーティング、および3ウェイコーリングなどの特殊な機能のサポートを可能にします。PacketCableネットワークは、ネットワークの規模と複雑さに応じて、複数の CMSサーバを含むことができます。

CMSは Common Open Policy Service(COPS)プロトコルの上部に複数のプロトコルを実装して、PacketCableネットワークの他の部分と通信します。

(注)

•ゲートコントローラ(GC):PacketCableネットワーク内でゲートの確立を制御するサーバ。ゲートとは、CMTS内の論理的なエンティティです。サービスフローが要求している QoS機能に対して許可されるようにします。個別のゲートがサービスフローのアップストリーム

およびダウンストリームの方向性を制御します。コールが確立すると、GCは CMTSにそれぞれのゲートを作成するように指示し、各ゲートに一連の許可パラメータを提供します。各

ゲートは CMTSがMTAがコールに対して作成している QoS要求を許可するために使用します。また、GCはコールが許可および確立されるようにコールの両端に 2組のゲートを作成する調整役でもあります。

PacketCableネットワークには複数のGCを含めることができますが、一時に特定のコールを制御するサーバは 1つだけです。通常、同一のワークステーションが CMSと GCサーバの両方を兼ねます。

(注)

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

6

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable ネットワークコンポーネント

Page 7: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

•記録保持サーバ(RKS):各コールの生成時にその情報を収集する課金サーバ。RKSはRemoteAuthentication Dial-In User Service(RADIUS)プロトコルを使用して、CMTSおよび他のPacketCableサーバから課金データを収集します。RKSは各コールのコールデータレコード(CDR)を作成し、その後の処理のためにサービスプロバイダーのデータ処理センターの適切なアプリケーションサーバにその情報を転送します。

DQoS(Dynamic Quality of Service)PacketCableネットワークの主要機能とは、DOCSIS 1.1で提供される動的サービスに似ているDynamicQuality of Service(DQoS)機能です。ただし、DOCSIS 1.1DQoSは、ケーブルネットワーク内でのみサービスを承認およびプロビジョニングし、ネットワーク全体でエンドポイント間で

コールを伝達するために必要なリソースを確保しません。

PacketCable DQoSはネットワーク全体でDOCSIS 1.1サービスを拡張し、リソースをエンドポイント間で動的に承認およびプロビジョニングできるようにします。これにより、サービス不正使用

攻撃の可能性を防ぎ、使用が承認されているサービスを顧客に保証します。

PacketCable 1.0では、E-MTAクライアント用にケーブルネットワーク内のリソース予約でDOCSIS 1.1が使用される必要があります。

(注)

二段階式リソース予約プロセス

PacketCableの DQoSモデルは二段階式のリソース予約プロセスを使用しており、リソースは最初に予約され、その後コミットされます。これにより、双方向での予約プロセスが可能になり、実

際に電話をかける前に接続の両方のエンドポイントでリソースを使用することが保証されます。

MTAがコール要求を行うと、ローカルCMTSはゲートコントローラと通信して、コールのリソースを許可します。リソースが許可されると、CMTSはローカルのリソースを予約し、一方、リモートエンドで必要なリソースに関してリモートエンドとネゴシエートします。

CMTSは DOCSIS 1.1動的サービス追加(DSA)メッセージを使用してリソースを予約し、次に動的サービス変更(DSC)メッセージを使用してリソースにコミットします。

(注)

必要なリソースがすべて使用できるようになると、ローカル CMTSおよびリモート CMTSはリソースにコミットし、トラフィックを流します。使用量のアカウンティングおよび課金は、リモー

トMTAにより検出されてコールが実際に進行するまで開始されません。

DQoSモデルでは、コールの両方のエンドポイント、さらにバックボーンネットワークで同じ帯域幅が予約され、帯域幅はコールの進行中にのみ予約されます。コールが終了すると、ネットワー

クのすべての部分がコールのリソースを解放し、他のユーザがそれを使用できるようになります。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

7

PacketCable と PacketCable MultimediaDQoS(Dynamic Quality of Service)

Page 8: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

DQoS を使用したコールの作成DOCSIS1.1ネットワークはサービスフローを使用してさまざまなQoSポリシーを実行しますが、サービスフローはケーブルネットワークの内側だけに存在します。サービスフローを制御して

ネットワーク全体に広げるために、PacketCableネットワークは「ゲート」を作成し、維持します。

ゲートは接続の両側のCMTS上で作成される論理エンティティで、特定のDQoSトラフィックフローの許可と確立を行います。CMTSはゲートコントローラと通信して、接続の両側でマッチングゲートの作成を行います。

ゲートは単一方向なので、ダウンストリームとアップストリームのトラフィックフローには別の

ゲートが必要です。ただし、1つのコールのダウンストリームゲートとアップストリームゲートには、通常、同じゲート IDが使用されます。各 CMTSはそれぞれ固有のゲートセットを保持するので、双方向のトラフィックフローではゲートを 4つ(ローカルCMTSとリモートCMTSにそれぞれ 2つ)作成する必要があります。

標準的なコールの場合、ゲートは次の各段階を経て、DQoSトラフィックフローが作成されます。

1 ローカルMTAがコール要求を作成し、ゲートコントローラは CMTSにGate-Allocationコマンドを送信します。これに応じてゲートが作成され、Allocatedステートになります。

2 コール管理サーバ(ゲートコントローラと同一サーバの場合あり)はコールの要求を分析し

て、宛先の電話番号を適切な宛先ゲートウェイに変換します。

3 ゲートコントローラはコールを要求するMTAが必要なリソースに対して許可されていることを確認し、Gate-Setコマンドを CMTSに送信し、ゲートを Authorizedステートにします。

4 接続の両側の CMTSはコールに必要なローカルリソースを予約し、ゲートを Reservedステートにします。

5 リモート CMTSおよびローカル CMTSはゲート調整を行うと、それぞれのゲートがLocal_Committedステートおよび Remote_Committedステートになります。

6 両側が必要なリソースをすべて予約すると、各CMTSはそのゲートをCommittedステートにして、トラフィックを流します。

DQoSLite ベースの IPv6 音声サポートDQoSLiteは、IPv4アドレス空間を回収するために、ゲートの概念を使わずに IPv6で個人用音声サービスを検証して提供するモデム中心型ソリューションです。CMTSは、リソースの予約と認証には参加しません。

DQoSLiteは PacketCable 2.0の要素を利用します。SIPに基づく、PacketCable 2.0と同様のプロビジョンメカニズムを使用する DQoSLiteを、ISP用の IP Multimedia Subsystem(IMS)インフラストラクチャに統合することができます。

この新しい DQoSLiteインフラストラクチャに IPv6音声ソリューションを導入する主な要因は次のとおりです。

• SIPまたは IMSに基づいています。

•広範なマルチメディアサービスをサポートします。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

8

PacketCable と PacketCable MultimediaDQoS(Dynamic Quality of Service)

Page 9: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

• IPv4アドレス空間の一部を回収できます。

この機能は、次のコンフィギュレーションおよび showコマンドによりイネーブル化およびサポートされます。

• packetcale authorize vanilla-docsis-mta

• show cable modem{ip-address|mac-address}qos

• show cable modem{ip-address|mac-address}service-flow

• show interface cable slot/subslot/cable-interface-index sid sid

• showinterface cable slot/subslot/cable-interface-index service-flow sfid

動的サービストランザクション ID サポートDOCSIS 2.0はトランザクション間で一意のトランザクション ID(TAID)が必須です。TAIDは一意で、増加しない必要があります。TAIDは送信者によって割り当てられます。TAIDタイムアウトは、送信者と受信者の間で一致しないことがあります。これは TAIDの一意性に影響します。

TAIDは送信者がトランザクションを完了したら再利用できます。同様に、DOCSISでは受信者がSFIDなしでも TAIDでトランザクションを特定できます。これら 2つの要件が組み合わさると、DSDトランザクションと DSA/DSC割り込みトランザクションで問題が発生します。

相互運用性の問題を解決するために、TAIDの一意性が保証される必要があります。これは、同じTAIDを再利用するために CMTSを T10まで待機させることで行われます。この要件を満たすために、新しい TAID割り当てアルゴリズムが使用されます。

既存の 16ビットカウンタを置き換えるために TAIDプールを作成します。この TAIDプールは、TAIDの有効期限を追跡するためにタイマーによってモニタされます。可用性を示すために、プール内の各 TAIDにフラグが割り当てられます。新しい TAIDが要求されると、動的サービスプロセスは TAIDの可用性をチェックします。TAIDが使用可能な場合は、新しいサービスフローに割り当てられますが、それ以外の場合は要求が拒否されます。

TAIDが割り当てられると、タイマーが有効期限 T10で開始し、TAIDの非可用性を示すためにTAIDフラグが falseに設定されます。動的サービスプロセスはタイマーを追跡します。この時間が期限切れになると、タイマーが停止し、TAIDの可用性を示すためにフラグが TRUEに設定されます。

TAIDプールはプロセスの初期化時に割り当てられ、初期化されます。TAIDに関連付けられたすべてのタイマーは、リーフタイマーとしてプロセスの親タイマーに追加されます。

PacketCable サブスクライバ ID のサポートPacketCableサブスクライバ ID機能は、すべてのゲートコントロールメッセージにサブスクライバ IDを追加して、Cisco CMTSルータから返されるエラーコードを強化します。

以前は、ゲート IDが個々の CMTSシステムに一意にあるのみで、CMSの代わりに CMTS接続を管理する中央デバイスによって、CMSのすべてのゲートコントロールメッセージの処理がプロ

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

9

PacketCable と PacketCable Multimedia動的サービストランザクション ID サポート

Page 10: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

キシされていました。CMSは単一のCommonOpen Policy Service(COPS)でプロキシデバイスに関連付けられていました。したがって、複数の CMTSシステムを使用している場合、ゲート IDが重複する可能性がありました。

各ゲートコントロールメッセージにサブスクライバ IDが追加されて、CMSとプロキシデバイス間のゲート IDのあいまいさが解消されています。サブスクライバ IDパラメータは、次の COPSメッセージに追加されています。

• GATE-INFO

• GATE-DELETE

• GATE-OPEN

• GATE-CLOSE

サブスクライバ IDは CMSで取得され、Gate-Setメッセージで使用されます。また、CMTSまたはそのプロキシから返されるエラーコードは、ゲート動作障害に関するより具体的な情報を含む

ように強化されています。

この機能を有効にするには、グローバルコンフィギュレーションモードで

packetcablegatesend-subscriberIDコマンドを使用します。

利点

PacketCable機能は、サービスプロバイダーとそのカスタマーに次の利点を提供します。

ケーブルネットワーク上の統合サービス

PacketCableを使用すると、ケーブルオペレータは、ネットワーク全体で、データ接続に加えて、マルチメディアのリアルタイムサービスを提供できます。これらのサービスには、ライフライン

をサポートする基本的なテレフォニー、および競争力の高い拡張コーリングサービスを提供する

テレフォニーが含まれます。オペレータは、既存のネットワークインフラストラクチャを広く活

用しながら、新しいサービスを導入できます。

現在のデータネットワークの標準的な伝送メカニズムとして IPは普及しています。このため、マルチメディア電子メール、リアルタイムチャット、ストリーミングメディア、(音楽やビデオな

ど)、ビデオ会議といった高度なインターネットアプリケーションを数多く実現できます。

PacketCableイニシアチブは、ケーブルオペレータ向けにネットワークアーキテクチャを提供することで、これらのサービスを迅速かつ経済的に実現します。

標準化されたプロビジョニング

PacketCableの仕様では均一でオープン、かつ相互運用可能なネットワークを定義できるため、PacketCableは個々の加入者に IPサービスをプロビジョニングする標準化された効率的な方法を提供します。ケーブルオペレータには、標準化されたプロビジョニングおよびそれに関連する導入

コストの低下が保証されます。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

10

PacketCable と PacketCable Multimedia利点

Page 11: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

相互運用性

顧客宅内機器(CPE)デバイスは、ケーブル設備のVoIPソリューション導入における設備投資の大部分を占めています。PacketCableの仕様では、ベンダーはケーブルオペレータが導入を計画している音声とその他のサービスをサポートするMTAクライアントを構築できます。これらのCPEデバイスは既存のDOCSIS準拠ケーブルモデムに基づくため、開発の時間とコストは最小限に抑えられます。

仕様に対して各種の標準規格に準拠したアプローチを取るため、PacketCableネットワークのその他のコンポーネントとの相互運用性も保証されます。どの PacketCable認定コンポーネントも、PacketCableの標準に準拠したネットワーク内で相互運用できます。

セキュアなアーキテクチャ

PacketCableは DOCSIS 1.1で利用できるセキュリティ機能を基に構築されているため、一般的なサービス不正使用攻撃を防止する高いセキュリティ標準によって、ケーブルオペレータはエンド

ツーエンドでセキュアなネットワークが保証されます。包括的で各種の標準規格に準拠した

PacketCableの仕様は、公衆電話交換網(PSTN)と同程度にセキュアなネットワークを構築するように設計されています。

CALEA サポート

PacketCableアーキテクチャは、1994年の Communications Assistance for Law Enforcement Act(CALEA)に対応するように設計されました。CALEAでは、通信キャリアに対して、裁判所が命じた電子的監視を実施する際に法執行機関に協力することを要求しています。PacketCableネットワークでは、裁判所命令のタイプに応じて、キャリアに提供義務のある 2種類の情報を提供できます。

•コール識別情報:キャリアは傍受ターゲットとのコールに関するコール識別情報を提供する必要があります。通話では、この情報にターゲットからコールした電話番号やターゲットを

コールした電話番号が含まれます。

•コールの内容:キャリアは傍受ターゲットとのコールの内容を提供する必要があります。通話では、このリアルタイムコンテンツは音声による対話です。

PacketCable 運用の設定方法ここでは、PacketCable機能を設定するためのタスクについて説明します。オプションと記載されていない限り、各タスクは必須です。

PacketCable 運用の有効化PacketCable運用をイネーブルにするには、まずユーザ EXECモードで次のコマンドを実行します。この手順は必須です。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

11

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable 運用の設定方法

Page 12: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

手順

目的コマンドまたはアクション

特権 EXECモードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場合)。

enable

例:

Router> enable

ステップ 1

グローバルコンフィギュレーションモードを

開始します。

configureterminal

例:

Router# configure terminal

ステップ 2

すべてのケーブルインターフェイスで

PacketCable運用をイネーブルにします。packetcable

例:

Router(config)# packetcable

ステップ 3

グローバルコンフィギュレーションモードを

終了します。

exit

例:

Router(config)# exit

ステップ 4

PacketCable 運用の無効化PacketCable運用をディセーブルにするには、まずユーザ EXECモードで次のコマンドを実行します。この手順は、Cisco CMTSで PacketCableシグナリングのサポートを止める場合にのみ必要です。

手順

目的コマンドまたはアクション

特権 EXECモードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場合)。

enable

例:

Router> enable

ステップ 1

グローバルコンフィギュレーションモードを

開始します。

configure terminal

例:

Router# configure terminal

ステップ 2

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

12

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable 運用の無効化

Page 13: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

目的コマンドまたはアクション

すべてのケーブルインターフェイスで

PacketCable運用をディセーブルにします。nopacketcable

例:

Router(config)# no packetcable

ステップ 3

グローバルコンフィギュレーションモードを

終了します。

exit

例:

Router(config)# exit

ステップ 4

PacketCable 運用の設定PacketCableの運用に影響するさまざまなパラメータを設定するには、ユーザ EXECモードで次のコマンドを使用します。各パラメータは一般的なPacketCable運用に適したデフォルト値に設定されているため、これらすべての手順は任意です。

手順

目的コマンドまたはアクション

特権 EXECモードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場

合)。

enable

例:

Router> enable

ステップ 1

グローバルコンフィギュレーションモード

を開始します。

configure terminal

例:

Router# configure terminal

ステップ 2

Cisco CMTSのイベントメッセージ要素 IDを設定します。要素 IDを手動で設定しない

packetcableelement-id n

例:

Router(config)# packetcableelement-id 23

ステップ 3

場合、PacketCable運用が有効になると、CMTSは、0~99,999の範囲のランダムな値をデフォルト値に設定します。

Cisco CMTSのゲートデータベースに割り当てるゲート IDの最大数を設定します。

packetcablegatemaxcount n

例:

Router(config)# packetcable gatemaxcount 524288

ステップ 4

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

13

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable 運用の設定

Page 14: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

目的コマンドまたはアクション

T0タイマーをミリ秒で設定します。packetcabletimerT0 timer-value

例:

Router(config)# packetcable timerT0 40000

ステップ 5

T1タイマーをミリ秒で設定します。packetcabletimerT1 timer-value

例:

Router(config)# packetcable timerT1 300000

ステップ 6

グローバルコンフィギュレーションモード

を終了します。

exit

例:

Router(config)# exit

ステップ 7

PacketCable と PacketCable 以外の UGS サービスフローの有効化デフォルトでは、packetcableコマンドを使って PacketCableの運用を有効にすると、非送信請求許可サービス(UGS)サービスフローを要求するときにケーブルモデムが PacketCableプロトコルに従う必要があります。これにより、PacketCableの運用をサポートしないDOCSISケーブルモデムが、DOCSISスタイル UGSサービスフローを使用できなくなります。

PacketCableおよび PacketCable以外の両方のDOCSIS CMが混在するネットワークがある場合、両方のタイプの UGSサービスフローを有効にするには、packetcableauthorizevanilla-docsis-mtaコマンドを使用できます。これはオプションの手順です。

手順

目的コマンドまたはアクション

特権 EXECモードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求され

た場合)。

enable

例:

Router> enable

ステップ 1

グローバルコンフィギュレーションモー

ドを開始します。

configure terminal

例:

Router# configure terminal

ステップ 2

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

14

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable と PacketCable 以外の UGS サービスフローの有効化

Page 15: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

目的コマンドまたはアクション

PacketCableの運用をイネーブルにします。

packetcable

例:

Router(config)# packetcable

ステップ 3

DOCSISスタイル UGSサービスフロー要求を使用できるようにします。

packetcableauthorizevanilla-docsis-mta

例:

Router(config)# packetcableauthorize vanilla-docsis-mta

ステップ 4

DSX認証を有効にします。cable dsx authorization

例:

Router(config)# cable dsxauthorization

ステップ 5

グローバルコンフィギュレーションモー

ドを終了します。

exit

例:

Router(config)# exit

ステップ 6

次の作業

PacketCable以外の UGSサービスフローが有効になっているかどうかを表示するには、showpacketcableglobalコマンドを使用します。

ヒント

PacketCable サブスクライバ ID サポートの有効化GATE-OPENと GATE-CLOSEゲートコントロールメッセージにサブスクライバ IDを追加するには、グローバルコンフィギュレーションモードで packetcablegatesend-subscriberIDコマンドを使用します。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

15

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable サブスクライバ ID サポートの有効化

Page 16: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

手順

目的コマンドまたはアクション

特権 EXECモードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場

合)。

enable

例:

Router> enable

ステップ 1

グローバルコンフィギュレーションモード

を開始します。

configure terminal

例:

Router# configure terminal

ステップ 2

PacketCableの運用をイネーブルにします。packetcable

例:

Router(config)# packetcable

ステップ 3

ゲートコントロールのサブスクライバ ID情報を使用できるようにします。

packetcablegatesend-subscribeID

例:

Router(config)# packetcable gatesend-subscriberID

ステップ 4

グローバルコンフィギュレーションモード

を終了します。

exit

例:

Router(config)# exit

ステップ 5

RKS サーバ用の RADIUS アカウントの設定RADIUSプロトコルを使用して Cisco CMTSルータと記録保持サーバ(RKSサーバ)との通信をイネーブルにするには、次のコマンドを使用します。この手順は必須です。

手順

目的コマンドまたはアクション

特権 EXECモードをイネーブルにします。パスワードを入力し

ます(要求された場合)。

enable

例:

Router> enable

ステッ

プ 1

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

16

PacketCable と PacketCable MultimediaRKS サーバ用の RADIUS アカウントの設定

Page 17: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

目的コマンドまたはアクション

グローバルコンフィギュレー

ションモードを開始します。

configure terminal

例:

Router# configure terminal

ステッ

プ 2

認証、許可、アカウンティング

(AAA)アクセスコントロールモデルをイネーブルにします。

aaanew-model

例:

Router(config)# aaa new-model

ステッ

プ 3

認証用に RADIUSサーバのグループを作成し、RADIUSグ

aaagroupserverradius group-name

例:

Router(config)# aaa group server radius packetcable

ステッ

プ 4 ループコンフィギュレーション

モードを開始します。

group-nameは固有の値で、このグループを識別する任意の文字

列です。

RKSサービスを提供しているRADIUSサーバのホスト名または IPアドレスを指定します。

server {hostname | ip-address} [auth-port udp-port ][acct-port udp-port ]

例:

Router(config-sg-radius)# server radius-server1

ステッ

プ 5

複数のRADIUSサーバを開始するには、必要

に応じてこのコマンド

を繰り返します。CiscoCMTSは、このコマンドで指定した順番に

サーバを使用します。

(注)

RADIUSグループコンフィギュレーションモードを終了しま

す。

exit

例:

Router(config-sg-radius)# exit

ステッ

プ 6

前に作成したグループで定義し

たRADIUSサーバグループを使aaaaccountingnetworkdefaultstart-stopgroupradiusgroupgroup-name

例:

Router(config)# aaa accounting network defaultstart-stop group radius group packetcable

ステッ

プ 7 用して、AAAサービスをイネーブルにします。group-nameパラメータは、ステップ 4で指定したのと同じ名前にする必要があ

ります。

RADIUSホストを指定します。hostnameまたは ip-addressに

radius-serverhost {hostname | ip-address} [auth-portport-number] [acct-port port-number ] [timeout seconds ][retransmit retries ] key0000000000000000

ステッ

プ 8 は、ステップ 5で指定したサー

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

17

PacketCable と PacketCable MultimediaRKS サーバ用の RADIUS アカウントの設定

Page 18: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

目的コマンドまたはアクション

例:

Router(config)# radius-server host radius-server1key 0000000000000000

バのいずれかと同じ値を使用し

ます。また、ステップ 5でauth-portまたは acct-portの値を指定した場合は、ここでも同

じように指定する必要がありま

す。key値は必須で、次に示すように 16個の ASCIIゼロを指定する必要があります。

ステップ5で入力した各 RADIUSサーバでこのコマンドを繰り返

します。

(注)

アカウンティング関連のベン

ダー固有属性(VSA)を認識しradius-servervsasendaccounting

例:

Router(config)# radius-server vsa send accounting

ステッ

プ 9 て使用できるようにCiscoCMTSを設定します。

グローバルコンフィギュレー

ションモードを終了します。

exit

例:

Router(config)# exit

ステッ

プ 10

次の作業

トラブルシューティングのヒント

PacketCable CMSと Cisco CMTSルータ間の接続が完全に確立されておらず、PacketCable CMSがTCPFINメッセージを送ってセッションを正しく終了しない場合は、接続に関する showcopsserverコマンドの出力に COPSサーバが示されます。

PacketCable クライアント承認タイムアウトPacketCableクライアント承認タイムアウト機能は、Cisco CMTSルータで PacketCableの COPSをサポートします。また、この機能を使用すると、Cisco CMTSルータでの COPS Telnet接続のタイムアウト値と COPS Telnetセッションのクリアのタイムアウト値も設定できます。

ネットワークまたは Cisco CMTSルータ上の Telnetのエラーが原因で、不完全な COPSセッションが作成される場合があります。この問題を解決するために、タイムアウトタイマーは、CiscoCMTSルータ上の古い COPS Telnetセッションに割り当てられたリソースをクリアしてクリーニングできるようにします。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

18

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable クライアント承認タイムアウト

Page 19: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

タイムアウトタイマーは、Cisco CMTSルータの各 COPS Telnet接続に適用されます。このタイムアウト設定が期限切れになると、Telnetセッションが終了し、Cisco CMTSルータのサポートリソースがクリアされます。

手順

目的コマンドまたはアクション

特権 EXECモードをイネーブルにします。

enable

例:

Router> enable

ステップ 1

•パスワードを入力します(要求された場合)。

グローバルコンフィギュレーション

モードを開始します。

configure terminal

例:

Router# configure terminal

ステップ 2

PacketCableタイマー値を設定します。

packetcable timer {T0 timer-value| T1timer-value |multimedia T1 timer-value}

例:

Router(config)# packetcable timer T0300000

ステップ 3

例:

Router(config)# packetcable timer T1400000

例:

Router(config)# packetcable timermultimedia T1 400000

特権 EXECモードに戻ります。end

例:

Router(config)# end

ステップ 4

次の作業

トラブルシューティングのヒント

PacketCable CMSと Cisco CMTSルータ間の接続が完全に確立されておらず、PacketCable CMSがTCPFINメッセージを送ってセッションを正しく終了しない場合は、接続に関する showcopsserverコマンドの出力に COPSサーバが示されます。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

19

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable クライアント承認タイムアウト

Page 20: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

PacketCable の設定例ここでは、PacketCableの設定例を示します。

例:PacketCable の通常設定ここでは、デフォルトパラメータを使用して、PacketCableの運用に合わせて設定された CiscoCMTSルータの一般的な設定を示します。この設定を使用するには、ネットワーク内のサーバのアドレスと一致するように、RADIUSと RKSの各サーバの IPアドレスを変更する必要があります。

!version 15.5no parser cacheno service padservice timestamps debug datetime msec localtime show-timezoneservice timestamps log datetime msec localtime show-timezoneno service password-encryptionservice internalservice udp-small-servers max-servers no-limitservice tcp-small-servers max-servers no-limit!hostname Router!no logging rate-limitaaa new-model!!aaa group server radius aserver 10.9.62.12 auth-port 1813 acct-port 1812server 10.9.62.13 auth-port 1813 acct-port 1812!aaa accounting network default start-stop group radius group aaaa session-id commonenable password <delete>!cable modulation-profile 2 request 0 16 0 8 qpsk scrambler 152 no-diff 64 fixed uw16cable modulation-profile 2 initial 5 34 0 48 qpsk scrambler 152 no-diff 128 fixed uw16cable modulation-profile 2 station 5 34 0 48 qpsk scrambler 152 no-diff 128 fixed uw16cable modulation-profile 2 short 6 75 6 8 16qam scrambler 152 no-diff 144 shortened uw8cable modulation-profile 2 long 8 220 0 8 16qam scrambler 152 no-diff 160 shortened uw8cable modulation-profile 5 request 0 16 2 8 qpsk scrambler 152 no-diff 64 fixed uw16cable modulation-profile 5 initial 5 34 0 48 qpsk scrambler 152 no-diff 128 fixed uw16cable modulation-profile 5 station 5 34 0 48 qpsk scrambler 152 no-diff 128 fixed uw16cable modulation-profile 5 short 6 78 7 8 16qam scrambler 152 no-diff 144 shortened uw16cable modulation-profile 5 long 8 220 0 8 16qam scrambler 152 no-diff 160 shortened uw16cable qos profile 5 max-burst 1200cable qos profile 5 max-downstream 2000cable qos profile 5 max-upstream 128cable qos profile 5 priority 5cable qos profile 5 privacycable qos profile 7 guaranteed-upstream 87cable qos profile 7 max-upstream 87cable qos profile 7 privacyno cable qos permission createno cable qos permission updatecable qos permission modemscable qos permission enforce 5cable time-serverno cable privacy accept-self-signed-certificateip subnet-zero!!

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

20

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable の設定例

Page 21: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

no ip domain-lookupip domain-name cisco.comip host tftp 10.8.8.8ip host cnr 10.9.62.17!packetcablepacketcable element-id 12456!!!interface Tunnel0ip address 10.55.66.3 255.255.255.0load-interval 30tunnel source TenGigabitEthernet 4/1/0tunnel destination 172.27.184.69!interface Tunnel10ip address 10.0.1.1 255.255.0.0!interface TenGigabitEthernet 4/1/0ip address 10.9.60.10 255.255.0.0no ip redirectsno ip mroute-cachefull-duplex!interface TenGigabitEthernet 4/1/0ip address 172.22.79.44 255.255.254.0no ip redirectsno ip mroute-cachefull-duplex!interface Cable3/0ip address 10.3.1.33 255.255.255.0 secondaryip address 10.4.1.1 255.255.255.0 secondaryip address 10.4.1.33 255.255.255.0 secondaryip address 10.3.1.1 255.255.255.0ip helper-address 10.9.62.17load-interval 30no keepalivecable downstream annex Bcable downstream modulation 64qamcable downstream interleave-depth 32cable downstream frequency 55500000cable upstream 0 modulation-profile 2no cable upstream 0 shutdowncable upstream 1 frequency 12000000cable upstream 1 power-level 0cable upstream 1 channel-width 3200000cable upstream 1 data-backoff automaticcable upstream 1 modulation-profile 2cable upstream 1 shutdowncable upstream 2 frequency 16000000cable upstream 2 power-level 0cable upstream 2 channel-width 3200000cable upstream 2 data-backoff automaticcable upstream 2 modulation-profile 2no cable upstream 2 shutdowncable upstream 3 frequency 20000000cable upstream 3 power-level 0cable upstream 3 channel-width 3200000cable upstream 3 data-backoff automaticcable upstream 3 modulation-profile 2no cable upstream 3 shutdowncable upstream 4 frequency 24000000cable upstream 4 power-level 0cable upstream 4 channel-width 3200000cable upstream 4 data-backoff automaticno cable upstream 4 shutdowncable upstream 5 frequency 28000000cable upstream 5 power-level 0cable upstream 5 channel-width 3200000cable upstream 5 data-backoff automaticcable upstream 5 modulation-profile 2

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

21

PacketCable と PacketCable Multimedia例:PacketCable の通常設定

Page 22: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

no cable upstream 5 shutdowncable dhcp-giaddr policy!router eigrp 48849network 1.0.0.0network 10.0.0.0auto-summaryno eigrp log-neighbor-changes!ip default-gateway 10.9.0.1ip classlessip route 0.0.0.0 0.0.0.0 172.22.78.1ip route 10.8.0.0 255.255.0.0 10.9.0.1ip route 192.168.80.0 255.255.255.0 Tunnel0ip route 192.168.80.0 255.255.255.0 172.27.184.69ip route 10.255.254.254 255.255.255.255 10.9.0.1no ip http serverip pim bidir-enable!!cdp run!!radius-server host 10.9.62.12 auth-port 1813 acct-port 1812 key 0000000000000000radius-server retransmit 3radius-server vsa send accounting!line con 0exec-timeout 0 0privilege level 15line aux 0line vty 0 4session-timeout 33exec-timeout 0 0password <deleted>!ntp clock-period 17179976ntp server 1.9.35.8end

PacketCable 運用の確認PacketCable運用の情報を確認および維持するには、次のコマンドを 1つ以上使用します。

• showpacketcableglobal

• showpacketcablegate

• showpacketcablegateipv6

• showpacketcablegatedqos

• showpacketcablegatecountercommit

PacketCableの設定、要素 IDの値、ゲートの最大数、および CMTSベースのさまざまな DQoSタイマーを確認するには、特権 EXECモードで showpacketcableglobalコマンドを使用します。

Router# show packetcable globalPacket Cable Global configuration:Enabled : YesElement-ID: 12456Max Gates : 1048576Allow non-PacketCable UGSDefault Timer value -

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

22

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable 運用の確認

Page 23: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

T0 : 30000 msecT1 : 300000 msec

ゲートデータベース内の 1つまたは複数のゲートに関する情報を確認するには、次の例に示すように showpacketcablegateコマンドを使用します。

Router# show packetcable gate summaryGateID i/f SubscriberID GC-Addr State Type SFID(us) SFID(ds)13582 Ca8/1/0 3.18.1.4 20.5.0.254 RECOVERY Dqos 7429962 Ca8/1/0 3.18.1.5 20.5.0.254 RECOVERY Dqos 7346354 Ca8/1/0 ------ 20.5.0.254 RECOVERY Dqos 7262738 Ca8/1/0 ------ 20.5.0.254 RECOVERY Dqos 69Total number of gates = 4Total Gates committed(since bootup or clear counter) = 8

ゲートデータベース内の IPv6サブスクライバ IDに関連する 1つまたは複数の PacketCableゲートの情報を確認するには、次の例に示すように showpacketcablegateipv6コマンドを使用します。

Router# show packetcable gate ipv6 summaryGateID i/f SubscriberID State SFID(us) SFID(ds)13582 Ca8/1/0 2001:40:1:42:C0B4:84E5:5081:9B5C COMMIT 7429962 Ca8/1/0 2001:40:1:42:C0B4:84E5:5081:9B5C COMMIT 7346354 Ca8/1/0 2001:40:1:42:C0B4:84E5:5081:9B5C COMMIT 7262738 Ca8/1/0 2001:40:1:42:C0B4:84E5:5081:9B5C COMMIT 69

Total number of gates = 4Total Gates committed(since bootup or clear counter) = 8

ゲートデータベース内の IPv4サブスクライバ IDに関連する 1つまたは複数の PacketCableゲートの情報を確認するには、次の例に示すように showpacketcablegatedqosコマンドを使用します。

Router# show packetcable gate dqos summaryGateID i/f SubscriberID GC-Addr State Type SFID(us) SFID(ds)13576 Ca8/1/0 40.1.43.60 10.74.58.5 COMMIT DQoS 527 52829956 Ca8/1/0 40.1.43.56 10.74.58.5 COMMIT DQoS 525 526Total number of DQOS gates = 2Total Gates committed(since bootup or clear counter) = 346

CiscoCMTSルータを最後にリセットしてから、またはカウンタを最後にクリアにしてから、このルータの状態がCommittedに移行したゲートの総数を確認するには、次の例のようなshowpacketcablegate counter commitコマンドを使用します。

Router# show packetcable gate counter commit

通知済みゲート総数(カウンタの起動またはクリア以降)= 132

緊急 911 コールの確認ここでは、show cable callsおよび show cable modem callsコマンドを使用して緊急 911コールに関連するさまざまなシナリオを確認する方法を、いくつかの例で示します。

次の例に、優先度の高いコールのウィンドウ設定時に Cisco CMTSルータの Cable8/1/1インターフェイスで実行される緊急 911コールを示します。

Router# show cable callsInterface ActiveHiPriCalls ActiveAllCalls PostHiPriCallCMs RecentHiPriCMsC5/0/0 0 0 0 0C5/0/1 0 0 0 0C5/1/0 0 0 0 0C5/1/1 0 0 0 0C5/1/2 0 0 0 0C5/1/3 0 0 0 0C5/1/4 0 0 0 0

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

23

PacketCable と PacketCable Multimedia緊急 911 コールの確認

Page 24: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

C6/0/0 0 0 0 0C6/0/1 0 0 0 0C7/0/0 0 0 0 0C7/0/1 0 0 0 0C8/1/0 0 0 0 0C8/1/1 1 1 0 0C8/1/2 0 0 0 0C8/1/3 0 0 0 0C8/1/4 0 0 0 0Total 1 1 0 0

次の例に、この緊急 911コールが終了したときの Cisco CMTSルータ上の変化を示します。

Router# show cable callsInterface ActiveHiPriCalls ActiveAllCalls PostHiPriCallCMs RecentHiPriCMsC5/0/0 0 0 0 0C5/0/1 0 0 0 0C5/1/0 0 0 0 0C5/1/1 0 0 0 0C5/1/2 0 0 0 0C5/1/3 0 0 0 0C5/1/4 0 0 0 0C6/0/0 0 0 0 0C6/0/1 0 0 0 0C7/0/0 0 0 0 0C7/0/1 0 0 0 0C8/1/0 0 0 0 0C8/1/1 0 0 0 1C8/1/2 0 0 0 0C8/1/3 0 0 0 0C8/1/4 0 0 0 0Total 0 0 0 1

次の例に、音声コールを同じMTAから同じインターフェイス上の他のMTAに発信するときに使用可能な情報を示します。

Router# show cable callsInterface ActiveHiPriCalls ActiveAllCalls PostHiPriCallCMs RecentHiPriCMsC5/0/0 0 0 0 0C5/0/1 0 0 0 0C5/1/0 0 0 0 0C5/1/1 0 0 0 0C5/1/2 0 0 0 0C5/1/3 0 0 0 0C5/1/4 0 0 0 0C6/0/0 0 0 0 0C6/0/1 0 0 0 0C7/0/0 0 0 0 0C7/0/1 0 0 0 0C8/1/0 0 0 0 0C8/1/1 0 2 1 1C8/1/2 0 0 0 0C8/1/3 0 0 0 0C8/1/4 0 0 0 0Total 0 2 1 1

次の例に、同じMTAから同じインターフェイス上の他のMTAに発信した音声コールが終了したときに使用可能な情報を示します。

Router# show cable callsInterface ActiveHiPriCalls ActiveAllCalls PostHiPriCallCMs RecentHiPriCMsC5/0/0 0 0 0 0C5/0/1 0 0 0 0C5/1/0 0 0 0 0C5/1/1 0 0 0 0C5/1/2 0 0 0 0C5/1/3 0 0 0 0C5/1/4 0 0 0 0C6/0/0 0 0 0 0C6/0/1 0 0 0 0C7/0/0 0 0 0 0

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

24

PacketCable と PacketCable Multimedia緊急 911 コールの確認

Page 25: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

C7/0/1 0 0 0 0C8/1/0 0 0 0 0C8/1/1 0 0 0 1C8/1/2 0 0 0 0C8/1/3 0 0 0 0C8/1/4 0 0 0 0Total 0 0 0 1

次の例に、Cisco CMTSルータの cable modem callsコマンドの一定期間にわたる出力を示します(コールステータス情報が変化しています)。コール情報は、コールが終了すると消えます。

Router# show cable modem callsCable Modem Call Status Flags:H: Active high priority callsR: Recent high priority callsV: Active voice calls (including high priority)MAC Address IP Address I/F Prim CMCallStatus LatestHiPriCall

Sid (min:sec)0000.cab7.7b04 10.10.155.38 C8/1/1/U0 18 R 0:39Router# show cable modem callsCable Modem Call Status Flags:H: Active high priority callsR: Recent high priority callsV: Active voice calls (including high priority)MAC Address IP Address I/F Prim CMCallStatus LatestHiPriCall

Sid (min:sec)

次の例に、Cisco CMTSルータ上の新規の緊急 911コールを示します。

Router# show cable modem callsCable Modem Call Status Flags:H: Active high priority callsR: Recent high priority callsV: Active voice calls (including high priority)MAC Address IP Address I/F Prim CMCallStatus LatestHiPriCall

Sid (min:sec)0000.cab7.7b04 10.10.155.38 C8/1/1/U0 18 HV 1:30

次の例に、Cisco CMTSルータ上の緊急 911コールの終了を示します。

Router# show cable modem callsCable Modem Call Status Flags:H: Active high priority callsR: Recent high priority callsV: Active voice calls (including high priority)MAC Address IP Address I/F Prim CMCallStatus LatestHiPriCall

Sid (min:sec)0000.cab7.7b04 10.10.155.38 C8/1/1/U0 18 R 0:3

次の例に、同じMTAから Cisco CMTSルータへの非緊急音声コールを示します。

Router# show cable modem callsCable Modem Call Status Flags:H: Active high priority callsR: Recent high priority callsV: Active voice calls (including high priority)MAC Address IP Address I/F Prim CMCallStatus LatestHiPriCall

Sid (min:sec)0000.ca36.f97d 10.10.155.25 C8/1/1/U0 5 V -0000.cab7.7b04 10.10.155.38 C8/1/1/U0 18 RV 0:30

次の例に、Cisco CMTSルータ上の非緊急音声コールの終了を示します。

Router# show cable modem callsCable Modem Call Status Flags:H: Active high priority callsR: Recent high priority callsV: Active voice calls (including high priority)MAC Address IP Address I/F Prim CMCallStatus LatestHiPriCall

Sid (min:sec)0000.cab7.7b04 10.10.155.38 C8/1/1/U0 18 R 0:36

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

25

PacketCable と PacketCable Multimedia緊急 911 コールの確認

Page 26: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

PacketCable Multimedia 運用の情報PacketCableMultimedia(PCMM)機能は、PacketCableMultimedia用CableLabs®規格の強力な実装です。DOCSIS(DOCSIS 1.1以降のバージョン)ネットワークにより、PCMMは、マルチメディアアプリケーション、音声、帯域幅使用量の多いサービスに強化された QoSを提供します。

Cisco CMTSルータでは、SIPベースの電話や SIPテレビ電話、帯域幅オンデマンドアプリケーション、ネットワークベースのゲームアプリケーション(すべて、ネットワーク上で広範な帯域

幅を要求)に対し、DOCSIS QoSがサポートされます。

ここでは、Cisco CMTSルータ用 PacketCable Multimediaについて、特に、このマニュアルで後述する Cisco IOSコマンドラインインターフェイスで設定する PCMMコンポーネントに関する情報を提供します。

PCMM の概要PCMM機能をサポートするには次のネットワークコンポーネントが必要です。

•アプリケーションサーバ:クライアント要求をアプリケーションマネージャに転送する中継役を担います。

•アプリケーションマネージャ:アプリケーションまたはセッションレベルの状態を管理し、セッションコントロールドメイン(SCD)ポリシーを適用します。

•ポリシーサーバ:RCDポリシーを適用し、アプリケーションマネージャとCiscoCMTSルータ間の関係を管理します。

• Cisco CMTSルータ:DOCSISサービスフローを通じてアドミッション制御を実行し、ネットワークリソースを管理します。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

26

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable Multimedia 運用の情報

Page 27: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

次の図に、PCMM機能のアーキテクチャ概要を示します。

図 1:PCMM アーキテクチャ概要

PacketCable 1.x を介した PCMM の機能拡張PacketCable Multimediaは、既存の PacketCable 1.xの展開と機能性をできるかぎり利用してサービス配信を行うための仕様です。さらに、PCMMは CLIを直接実装して VoIPサービス配信仕様を拡張し強化します。PCMMの主な拡張内容は次のとおりです。

• DOCSIS 1.1サービス品質(QoS)メカニズムに基づく、時間と用量によるネットワークリソース認証。

•イベントベースのネットワークリソースの監査および管理機能

•すべてのインターフェイスを適切なレベルで保護するセキュアなインフラストラクチャ。

• PCMMゲートのインストールと管理にサービスフローの作成、変更、削除機能が追加された PacketCable 1.xの事前許可モデル。ネットワークベースのセキュアなQoSも実現します。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

27

PacketCable と PacketCable MultimediaPCMM の概要

Page 28: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

Cisco CMTS ルータの PCMM および高可用性機能Cisco CMTSルータの高可用性は PCMMアプリケーションおよび PCCMゲート用に作成されたサービスフローの同期のみに対応します。

PCMM ゲート

PCMM ゲートの概要と PCMM DQoS(Dynamic Quality of Service)PacketCable 1.xゲートは、QoSパラメータとポリシーに基づく加入者許可、およびネットワークリソースの特別なエンベロープを定義します。また、PacketCable1.xゲートは、IPアドレスとポートを開始および終了するための分類子を保守します。

サブスクライバ IDは、ケーブルモデムまたはクライアント CPEのいずれかの IPv4と IPv6の両方のアドレスを識別できます。

PacketCable 1.xは事前許可モデルを定義します。PacketCableゲートは、ネットワークリソースの予約要求やアクティベーション要求よりも先に Cisco CMTSに作成されインストールされます。このプロセスはゲートコントロールと呼ばれ、COPSベースのポリシーインターフェイスを通じて Cisco CMTSで管理されます。

PCMMではこの COPSベースのインターフェイスが拡張され、QoSの寿命管理ができるようになりました。PCMMゲートはサービスフローの作成、変更、削除機能を保守し、ネットワークベースの QoSを提供します。Cisco CMTSでは指定の時間に複数の PCMMゲートおよびサービスフローポリシーを保守することができ、これらの PCMMゲートは PacketCable 1.xゲートと完全に相互運用できます。

ケーブルモデムの加入者がネットワーク集中型アプリケーションの帯域を要求する場合、ネット

ワークポリシーサーバは Cisco CMTSルータに Gate-Setメッセージを送信します。このメッセージには、QoS、サービスフロー、この加入者の課金情報が含まれています。このゲートプロファイル情報は Cisco CMTSルータで保守され、PCMMゲート状態と PCMM状態遷移を含みます。

Cisco CMTSルータはケーブルモデムのサービスフローを開始し、Cisco CMTSでの DOCSISリソースの可用性を PCMMに特徴的な帯域幅使用量の多いサービスフローに合わせて最適化します。

制限事項

一部のアップストリームパスで、一部のモデムにベストエフォートサービスフローが認定情報

レート(CIR)とともに設定されている場合があります。そのようなモデムで多数の帯域幅要求がキューイングされた場合は、少数の要求のみがCMTSに送信されます。これは、サービスフローの数に増えるとトラフィック量が増大して送信中の要求が輻輳状態になること、およびパケット

のサイズが小さいことに起因します。このため、CMTSにより少数のベストエフォートサービスフロー要求のみが満たされます。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

28

PacketCable と PacketCable MultimediaPCMM ゲート

Page 29: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

PCMM 永続ゲート永続ゲートとは、オフラインになったケーブルモデムでPCMMゲート情報を保守する機能です。このゲート情報は、ケーブルモデムがオンラインに戻るとすぐにイネーブルになります。ケーブ

ルモデムがオンラインに戻ると、Cisco CMTSルータは保存されていた PCMMゲートをスキャンし、それぞれの PCMMゲートに応じてケーブルモデムへのサービスを開始します。イネーブルに戻ったサービスではそのゲートのトラフィックサポートプロファイルが保守され、新しいオン

ライン加入者に応じて DOCSISリソースが割り当てられます。

PCMM インターフェイスPCMMは、ケーブルインターフェイスラインカードと Cisco CMTSルータのルートプロセッサ(RP)との IPCハンドシェイクを最適化します。また、PCMMインターフェイスの PacketCable1.xからの変更には、COPSインターフェイスおよび分散ケーブルインターフェイスラインカードの処理が含まれます。

PCMM と COPS の間のインターフェイスPCMMは COPSセッションの処理が PacketCable 1.xと異なります。PCMMでの COPSセッションでは、TCPポート番号 3918がデフォルトで使用されます。PacketCableは、TCPポート要求とCOPSセッションに DQoS仕様を使用します。

PCMMモジュールを初めて初期化する場合、ケーブルインターフェイスラインカードとルートプロセッサに PCMMレジストリが追加されます。PCMMモジュールには、PCMM COPSクライアントが Cisco CMTSルータの COPSレイヤとともに登録されます。

PCMM と分散型ケーブルインターフェイスラインカードPacketCable 1.xでは、PCMMは IPCメッセージを使って音声をサポートします。ネットワークプロセッシングエンジン(NPE)やルートプロセッサ(RP)に PCMMゲートが作成されると、PCMMゲートパラメータがケーブルインターフェイスラインカードに送信されます。IPCはNPEまたは RPとケーブルインターフェイスラインカードの間の通信をすべて保守します。

PCMMではイベントメッセージが使用され、Gate-Setメッセージに基づく課金情報をサポートします。DSXが正しく動作すると、分散型ケーブルインターフェイスラインカードのイベントメッセージがラインカードから送信されます。

PCMMモジュールは PCMM COPSクライアントも COPSレイヤとともに登録します。

PCMM ユニキャストとマルチキャストユニキャスト送信では、コンテンツは一意のユーザに送信されます。マルチキャスト送信では、

コンテンツは複数のユーザに同時に送信されます。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

29

PacketCable と PacketCable MultimediaPCMM インターフェイス

Page 30: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

PCMM マルチキャストセッション範囲PCMMマルチキャストグループに対し IPv4 IPアドレスとマスクを指定することで PCMMマルチキャストセッション範囲を設定できます。PCMMマルチキャストセッション範囲により、CiscoCMTSルータは PCMMポリシーサーバから Gate-Setメッセージを受信できるようになります。PCMMマルチキャストセッション範囲が設定されている場合、CiscoCMTSルータで InternetGroupManagement Protocol(IGMP)およびDOCSIS Set-Top Gateway(DSG)などの他のソースを使用してマルチキャストセッションを作成することはできません。

PCMM 運用の設定方法次に示すタスクにより、CMTSルータでPCMM運用をイネーブルにし、その関連機能を設定する方法について説明します。

Cisco CMTS ルータでの PCMM 運用の有効化Cisco CMTSルータで PCMM運用をイネーブルにするには、次の手順を実行します。

手順

目的コマンドまたはアクション

特権 EXECモードをイネーブルにします。

enable

例:

Router> enable

ステップ 1

•パスワードを入力します(要求された場合)。

グローバルコンフィギュレー

ションモードを開始します。

configureterminal

例:

Router# configure terminal

ステップ 2

Cisco CMTSルータで PCMM処理をイネーブルにして表示しま

packetcablemultimedia

例:

Router(config)# packetcable multimedia

ステップ 3

す。このコマンドは、PCMMポリシーサーバから受信した

PCMM COPSメッセージへの応答を、CiscoCMTSルータが開始または停止できるようにしま

す。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

30

PacketCable と PacketCable MultimediaPCMM 運用の設定方法

Page 31: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

目的コマンドまたはアクション

非 DQoS MTAが DOCSIS DSXメッセージを送信するのを許可

します。

packetcableauthorizevanilla-docsis-mta

例:

Router(config)# packetcable authorizevanilla-docsis-mta

ステップ 4

ゲートデータベースの最大

PCMMゲート数を設定します。packetcablegatemaxcount n

例:

Router(config)# packetcable gate maxcount 890

ステップ 5

PCMMゲート処理で使用するT1タイマーのタイムアウト値を設定します。

packetcabletimermultimediaT1 timer-value

例:

Router(config)# packetcable timer multimedia T1300000

ステップ 6

(任意)指定したPCMMゲートカウンタをクリアします。

clearpacketcablegatecountercommit[dqos|multimedia]

例:

Router(config)# clear packetcable gate countercommit multimedia

ステップ 7

特権 EXECモードに戻ります。end

例:

Router(config)# end

ステップ 8

PCMM マルチキャストセッション範囲の設定PCMMマルチキャストセッション範囲により、Cisco CMTSルータで PCMMマルチキャストグループの IPアドレス範囲を使用できます。

はじめる前に

PCMMが、packetcable multimediaコマンドを使用して設定されていることを確認します。packetcablemultimediacommand.

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

31

PacketCable と PacketCable MultimediaPCMM マルチキャストセッション範囲の設定

Page 32: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

(注) • Cisco CMTSルータで PCMMマルチキャストグループのみを設定できます。1つのマルチキャストグループに最大 10のマルチキャストセッションを設定できます。

• PCMMマルチキャスト機能は、マルチキャスト DSIDベースの転送(MDF)に対応しているケーブルモデムでのみサポートされます。

手順

目的コマンドまたはアクション

特権 EXECモードをイネーブルにします。enable

例:

Router> enable

ステップ 1

•パスワードを入力します(要求された場合)。

グローバルコンフィギュレーションモード

を開始します。

configureterminal

例:

Router# configure terminal

ステップ 2

Cisco CMTSルータの PCMMベースのマルチキャストサービスを有効にし、マルチキャス

cablemulticastsourcepcmm

例:

Router(config)# cable multicastsource pcmm

ステップ 3

トセッション範囲コンフィギュレーション

モードを開始します。

PCMMマルチキャストグループのセッション範囲を設定します。

session-range ip-addressip-mask

例:

Router(config)# session-range229.0.0.0 255.0.0.0

ステップ 4

特権 EXECモードに戻ります。end

例:

Router(config)# end

ステップ 5

PacketCable Multimedia の設定例ここでは、Cisco CMTSルータでの PCMM運用の設定例を示します。

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

32

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable Multimedia の設定例

Page 33: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

例:Cisco CMTS ルータでの PCMM 運用の有効化

Router# configure terminalRouter(config)# packetcable multimediaRouter(config)# packetcable authorize vanilla-docsis-mtaRouter(config)# packetcable gate maxcount 890Router(config)# packetcable timer multimedia 30000

例:Cisco CMTS ルータでのマルチキャストセッション範囲の有効化

Router# configure terminalRouter(config)# cable multicast source pcmmRouter(config)# session-range 229.0.0.0 255.0.0.0

PCMM 運用の確認PCMM運用を確認するには、次の showコマンドを使用します。

• showpacketcablegatemultimedia

• showcablemulticastdb

• showinterfacewideband-cable

• showcablemulticastqos

PCMMマルチキャストゲートを確認するには、次の例に示すように showpacketcablegatemultimediaコマンドを使用します。

Router# show packetcable gate multimedia multicast summaryGateID i/f SubscriberID GC-Addr State Type SFID(us) SFID(ds)134 Ca5/0/0 60.1.1.202 2.39.26.19 COMMIT MM 4Total number of Multimedia-MCAST gates = 1Total Gates committed(since bootup or clear counter) = 1

PCMM IPv6ゲートを確認するには、次の例に示すように show packetcable gate multimedia ipv6コマンドを使用します。

Router# show packetcable gate multimedia ipv6 summaryLoad for five secs: 10%/1%; one minute: 9%; five minutes: 9%Time source is NTP, 03:29:42.153 EST Mon Nov 9 2015

GateID i/f SubscriberID State SFID(us) SFID(ds)409 Ca5/0/2 2001:420:2C7F:FC38:58AF:E36A:80:213A COMMIT 1326

16789 Ca5/0/2 2001:420:2C7F:FC38:AC40:A49A:F80A:8D0B COMMIT 132133177 Ca5/0/2 2001:420:2C7F:FC38:DD49:72A3:2ECC:8770 COMMIT 1322

49577 Ca5/0/2 2001:420:2C7F:FC38:485:31DF:C88B:E315 COMMIT 130865953 Ca5/0/2 2001:420:2C7F:FC38:5AB:AA0B:34AD:ACCF COMMIT 133682337 Ca5/0/2 2001:420:2C7F:FC38:5AB:AA0B:34AD:ACCF COMMIT 1337

98721 Ca5/0/2 2001:420:2C7F:FC38:5570:EF2E:7565:D36A COMMIT 1316

115097 Ca5/0/2 2001:420:2C7F:FC38:6009:EF26:F573:7356 COMMIT 1318

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

33

PacketCable と PacketCable Multimedia例:Cisco CMTS ルータでの PCMM 運用の有効化

Page 34: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

131489 Ca5/0/2 2001:420:2C7F:FC38:7D4A:BC50:3FD:CA7 COMMIT 1312147873 Ca5/0/2 2001:420:2C7F:FC38:E83E:8259:AEF6:5624 COMMIT 1332

Total number of Multimedia gates = 10Total Gates committed(since bootup or clear counter) = 1024

マルチキャストデータベースで利用可能なすべての PCMMクライアントエントリを確認するには、次の例に示すように show cable multicast dbコマンドを使用します。

Router# show cable multicast db client pcmmInterface : Bundle1Session (S,G) : (*,229.2.2.12)Fwd Intf Bundle Intf Host Intf CM MAC CPE IP Gate-ID SFIDWi1/1/0:0 Bundle1 Ca5/0/0 0018.6852.8056 60.1.1.202 134 4

特定のワイドバンドケーブルインターフェイスのマルチキャストセッションを確認するには、

次の例に示すように showinterfacewideband-cableコマンドを使用します。

Router# show interface wideband-cable 1/1/0:0 multicast-sessionsDefault Multicast Service Flow 3 on Wideband-Cable1/1/0:0Multicast Group : 229.2.2.12

Source : N/AAct GCRs : 1Interface : Bu1 State: A GI: Bu1 RC: 0

GCR : GC SAID SFID Key GQC GEn512 8196 4 0 512 0

特定のワイドバンドケーブルインターフェイス上のサービスフローの属性ベースの割り当てを

確認するには、次の例に示すように showinterfacewideband-cableコマンドを使用します。

Router# show interface wideband-cable 1/1/0:0service-flow 4 verboseSfid : 4Mac Address : ffff.ffff.ffffType : Secondary(Static)Direction : DownstreamCurrent State : ActiveCurrent QoS Indexes [Prov, Adm, Act] : [4, 4, 4]Active Time : 05:26Required Attributes : 0x00000000Forbidden Attributes : 0x00000000Aggregate Attributes : 0x00000000Multicast Sid : 8196Traffic Priority : 0Maximum Sustained rate : 0 bits/secMaximum Burst : 3044 bytesMinimum Reserved Rate : 250000 bits/secMinimum Packet Size : 0 bytesMaximum Latency : 0 usecsPeak Rate : 0 bits/secAdmitted QoS Timeout : 200 secondsActive QoS Timeout : 0 secondsPackets : 0Bytes : 0Rate Limit Delayed Packets : 0Rate Limit Dropped Packets : 0Current Throughput : 0 bits/sec, 0 packets/secApplication Priority : 0Low Latency App : NoBlaze/JIB3 DS Statistic Index : 0Forwarding Interface : Wi1/1/0:0Classifiers: NONE

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

34

PacketCable と PacketCable MultimediaPCMM 運用の確認

Page 35: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

PCMMベースのMQoSゲートコントローラが正しいセッション範囲で作成されていることを確認するには、次の例に示すように showcablemulticastqosコマンドを使用します。

Router# show cable multicast qos group-qosGroup QOS Index Service Class Control Igmp Limit Override AppDEFAULT mcast_default Aggregate NO-LIMIT1 SDV_SD Single --- No CLI512 SDV_HD Single --- No PCMM

PacketCable と PacketCable Multimedia の高可用性ステートフルスイッチオーバー(SSO)

拡張型高可用性サポート機能により、Cisco CMTSルータでのスイッチオーバーイベント時にPacketCableと PacketCableMultimedia(PCMM)のゲートを同期化できるようになります。この拡張機能はデフォルトで有効になっています。

この機能は、N+1冗長性の場合に作業インターフェイスと保護インターフェイスを関連付けるために使用される、既存のインターフェイス単位の HCCPコマンドを使用します。

アドミッション制御による PacketCable と PCMMPacketCableまたは PacketCable Multimediaネットワークには、アドミッション制御 QoSの恩恵を受ける多数のコンポーネントが含まれます。アドミッション制御は PacketCableおよび PCMMのQoSを次の方法で管理し最適化します。

•音声およびデータの QoS(DOCSIS 1.1以降のバージョンに基づく)

•ケーブルモデム登録

• CMS

•ゲートウェイコントローラ(GC)

•記録保持サーバ(RKS)

•ビデオテレフォニー

PacketCableまたは PCMMのいずれかでアドミッション制御を設定し、その恩恵を受けるには、PacketCableまたは PCMMが Cisco CMTSヘッドエンドで十分に動作する必要があります。

音声 MGPI サポートMultiple Grants Per Interval(MGPI)機能を使用すると、Cisco CMTSルータは、同じケーブルモデムの UGSトラフィックプロファイルを使用して、単一の DOCSISサービスフローに複数のPacketCableMultimediaゲート(アプリケーションフロー)をマッピングすることができます。つ

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

35

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable と PacketCable Multimedia の高可用性ステートフルスイッチオーバー(SSO)

Page 36: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

まり、Cisco CMTSルータでは、単一のサービスフローに基づく各アプリケーションフローの 1間隔あたりの許可の数が増え、これにより 1間隔あたりの複数許可が実現しています。

MGPI機能は、CableLabs PacketCable仕様(PKT-SP-MM-I05-091029)に基づくフロー集約音声のMGPI機能をサポートします。フロー集約MGPI機能により、アプリケーションマネージャはUGSトラフィックプロファイルを使用して、1間隔あたりの許可の数を明示的に設定し、単一ゲートに複数のアプリケーションフローを置くことができます。これにより、イベントメッセー

ジ、ボリューム、および時間の使用制限が集約されたビューが表示されます。

DOCSIS 3.0 E-MTA での音声サポートPacketCableおよびPCMMサービスが、組み込み型マルチメディアターミナルアダプタ(E-MTA)でサポートされます。E-MTAは、物理的な音声デバイス、ネットワークインターフェイス、およびVoIPトランスポート、クラス機能シグナリング、QoSシグナリングに必要なすべてのシグナリングおよびカプセル化機能へのインターフェイスを含むネットワーク要素です。

PacketCable と PCMM コールトレースシグナリング情報を効果的にキャプチャするため、この機能では設定された数のPacketCableまたは PCMMゲートのシグナリングをバッファします。デフォルトで、10のユーザ設定のゲートトレースだけがバッファに保存されます。指定した数に達したら、それ以降のゲートシグナリング

情報はバッファされません。トレースされるゲートの 1つが削除されると、新しいゲートのゲートシグナリングがバッファされます。

Cisco CMTSルータでの PacketCableおよび PacketCableMultimediaゲートのコールトレース機能を有効にするには、グローバルコンフィギュレーションモードで cabledynamic-qostraceコマンドを使用します。コールトレースをイネーブルにする必要がある加入者の数を指定する必要があり

ます。

PacketCable と PCMM 統計情報の確認次のコマンドを使用すると、Cisco CMTSルータの PacketCableおよび PCMMの統計情報を確認できます。

• showinterfacecabledynamic-servicestatistics

• showinterfacecablepacketcablestatistics

• showpacketcablecms

ケーブルインターフェイスに基づいたダイナミックなサービスの統計情報を確認するには、次の

例のように show interface cable dynamic-service statisticsコマンドを使用します。

Router# show interface cable 7/1/0 dynamic-service statisticsUpstream Downstream

DSA REQ 0 5DSA RSP 5 0DSA ACK 0 5

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

36

PacketCable と PacketCable MultimediaDOCSIS 3.0 E-MTA での音声サポート

Page 37: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

DSC REQ 0 5DSC RSP 5 0DSC ACK 0 5DSD REQ 0 0DSD RSP 0 0Retransmission counts

Upstream DownstreamDSA REQ 0 0DSA RSP 0 0DSA ACK 0 0DSC REQ 0 5DSC RSP 5 0DSC ACK 0 0DSD REQ 0 0DSD RSP 0 0

ケーブルインターフェイスに基づいたPacketCable IPCの統計情報を確認するには、次の例のように show interface cable packetcable statisticsコマンドを使用します。

Router# show interface cable 7/1/0 packetcable statisticsPacketcable IPC Statistics on RPMsg create gate gate gate set dsd

gie set del notify notifySent 0 10 0 0 0Rcvd 0 0 0 10 0Packetcable IPC Statistics on LCMsg create gate gate gate set dsd

gie set del notify notifySent 0 0 0 10 0Rcvd 0 10 0 0 0

PacketCableクライアントに現在接続されているすべてのゲートコントローラを確認するには、次の例ように show packetcable cmsコマンドを使用します。

Router# show packetcable cmsGC-Addr GC-Port Client-Addr COPS-handle Version PSID Key PDD-Cfg1.100.30.2 47236 2.39.34.1 0x2FF9E268/1 4.0 0 0 02.39.26.19 55390 2.39.34.1 0x2FF9D890/1 1.0 0 0 2

PacketCable接続がダウンしたCOPSサーバを含むすべてのゲートコントローラを確認するには、次の例に示すように show packetcable cmsコマンドを使用します。

Router# show packetcable cms allGC-Addr GC-Port Client-Addr COPS-handle Version PSID Key PDD-Cfg1.100.30.2 47236 2.39.34.1 0x2FF9E268/1 4.0 0 0 02.39.26.19 55390 2.39.34.1 0x2FF9D890/1 1.0 0 0 21.10.30.22 42307 2.39.34.1 0x0 /0 4.0 0 0 0

ゲートコントローラの統計情報を確認するには、次の例に示すようにキーワード verboseを指定した show packetcable cmsコマンドを使用します。

Router# show packetcable cms verboseGate Controller

Addr : 1.100.30.2Port : 47236Client Addr : 2.39.34.1COPS Handle : 0x2FF9E268Version : 4.0Statistics :

gate del = 0 gate del ack = 0 gate del err = 0gate info = 0 gate info ack = 0 gate info err = 0gate open = 0 gate report state = 0gate set = 0 gate set ack = 0 gate set err = 0gate alloc = 0 gate alloc ack = 0 gate alloc err = 0gate close = 0

Gate ControllerAddr : 2.39.26.19Port : 55390Client Addr : 2.39.34.1COPS Handle : 0x2FF9D890

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

37

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable と PCMM 統計情報の確認

Page 38: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

Version : 1.0Statistics :

gate del = 0 gate del ack = 0 gate del err = 0gate info = 0 gate info ack = 0 gate info err = 0gate open = 0 gate report state = 0gate set = 2 gate set ack = 2 gate set err = 0PCMM Timers ExpiredTimer T1 = 0 Timer T2 = 0 Timer T3 = 0 Timer T4 = 0

GC-Addr GC-Port Client-Addr COPS-handle Version PSID Key PDD-Cfg1.100.30.2 47236 2.39.34.1 0x2FF9E268/1 4.0 0 0 02.39.26.19 55390 2.39.34.1 0x2FF9D890/1 1.0 0 0 2

その他の参考資料

関連資料

マニュアルタイトル関連項目

『Cisco IOSMaster Commands List, All Releases』Cisco IOSコマンド

『Cisco CMTS Cable Command Reference』

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/cable/command/reference/cbl_book.html

CMTSコマンド

『N+1 Redundancy for the Cisco CMTS Routers』

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/cable/configuration/guide/cmts_nplus1_redun_ps2209_TSD_Products_Configuration_Guide_Chapter.html

N+1冗長

システムクロックの設定に Network TimeProtocol(NTP)または Simple Network TimeProtocol(SNTP)を使用するようにCiscoCMTSルータを設定するには、『Cisco IOSConfiguration Fundamentals Configuration Guide』の「System Management」セクションの「Performing Basic System Management」章を参照してください。

NTPまたは SNTPの設定

標準

タイトル標準1

『PacketCable™ Specification MultimediaSpecification』

PKT-SP-MM-I06-110629

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

38

PacketCable と PacketCable Multimediaその他の参考資料

Page 39: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

タイトル標準1

『International Telecommunications Union (ITU)X.509 Version 3.0 standard』

ITU X.509 V3

『PacketCable™ Event Message Specification』PKT-EM-I03-011221

『PacketCable™ Dynamic Quality-of-ServiceSpecification』

PKT-SP-DQOS-I04-021018

『PacketCable™ Network-Based Call SignalingProtocol Specification』

PKT-SP-EC-MGCP-I04-011221

『PacketCable™ Electronic SurveillanceSpecification』

PKT-SP-ESP-I01-991229

『PacketCable™ Internet Signaling TransportProtocol (ISTP) Specification』

PKT-SP-ISTP-I02-011221

『PacketCable™ MTA Device ProvisioningSpecification』

PKT-SP-PROV-I03-011221

1サポートされている標準がすべて記載されているわけではありません。

MIB

MIB のリンクMIB

選択したプラットフォーム、Ciscoソフトウェアリリース、およびフィーチャセットのMIBを検索してダウンロードする場合は、次のURLにある Cisco MIB Locatorを使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

この機能によってサポートされる新しいMIBまたは変更されたMIBはありません。

RFC

タイトルRFC

『The MD5 Message-Digest Algorithm』RFC 1321

『The Kerberos Network Authentication Service(V5)』

RFC 1510

『Remote Authentication Dial In User Service(RADIUS)』

RFC 2138

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

39

PacketCable と PacketCable Multimediaその他の参考資料

Page 40: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

タイトルRFC

『Resource ReSerVation Protocol (RSVP)』RFC 2205

SDP: Session Description ProtocolRFC 2327

『The COPS (Common Open Policy Service)Protocol』

RFC 2748

シスコのテクニカルサポート

リンク説明

http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html右の URLにアクセスして、シスコのテクニカルサポートを最大限に活用してください。これ

らのリソースは、ソフトウェアをインストール

して設定したり、シスコの製品やテクノロジー

に関する技術的問題を解決したりするために使

用してください。このWebサイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.comのログイン IDおよびパスワードが必要です。

PacketCable と PacketCable Multimedia に関する機能情報Cisco Feature Navigatorを使用すると、プラットフォームおよびソフトウェアイメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigatorを使用すると、ソフトウェアイメージがサポートする特定のソフトウェアリリース、フィーチャセット、またはプラットフォームを確認できます。

Cisco Feature Navigatorには、http://www.cisco.com/go/cfnからアクセスします。Cisco.comのアカウントは必要ありません。

次の表は、特定のソフトウェアリリーストレインで各機能のサポートが導入されたときのソ

フトウェアリリースのみを示しています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一

連のソフトウェアリリースでもサポートされます。

(注)

機能情報リリース機能名

この機能が Cisco cBRシリーズコンバージドブロードバンド

ルータ上のCisco IOSXEEverest16.6.1に統合されました。

Cisco IOS XE Everest 16.6.1PacketCableと PacketCableMultimediaユニキャスト

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

40

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable と PacketCable Multimedia に関する機能情報

Page 41: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

機能情報リリース機能名

この機能が Cisco cBRシリーズコンバージドブロードバンド

ルータ上のCisco IOSXEEverest16.6.1に統合されました。

Cisco IOS XE Everest 16.6.1PacketCableと PacketCableMultimediaマルチキャスト

この機能が Cisco cBRシリーズコンバージドブロードバンド

ルータ上のCisco IOSXEEverest16.6.1に統合されました。

Cisco IOS XE Everest 16.6.1DQoSLiteベースの IPv6音声サポート

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

41

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable と PacketCable Multimedia に関する機能情報

Page 42: PacketCable と PacketCable Multimedia...PacketCable と PacketCable Multimedia このマニュアルでは、既存のDOCSIS(1.1以降)ネットワーク上でのPacketCableおよび

Cisco cBR コンバージドブロードバンドルータ DOCSIS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド(Cisco IOS XE Fuji 16.7.x 用)

42

PacketCable と PacketCable MultimediaPacketCable と PacketCable Multimedia に関する機能情報