paraview による可視化 tips

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1 Tips for ParaView 日本語版 Tips for ParaView 日本語版 Fumiya Nozaki 最終更新日: 2014年7月13日

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Page 1: ParaView による可視化 Tips

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Tips for ParaView

日本語版

Tips for ParaView

日本語版

Fumiya Nozaki

最終更新日: 2014年7月13日

Page 2: ParaView による可視化 Tips

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目次

• Tips #1 円柱側面の形をしたカット面の生成 • Tips #2 ベクトルの面内成分の表示 • Tips #3 ベクトルの面法線方向成分の表示 • Tips #4 ベクトルの等間隔表示

今後,逐次追加していきます.

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Tips #1 円柱側面の形をしたカット面の生成

断面: R=const.

円柱の中心軸

R

Page 4: ParaView による可視化 Tips

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Tips #1 円柱側面の形をしたカット面の生成

フィルターでは対応できないので,下記の手順が必要です. Slice

Calculator 1. フィルターを使用して,円柱の軸からの距離を表す変数 R を定義します. 左図の設定は,円柱の軸がX軸上にある場合の設定です.

2. フィルターを使って,R = 指定値の等値面を生成すれば,それが円柱側面に対応します.

Contour

Page 5: ParaView による可視化 Tips

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Tips #2 ベクトルの面内成分の表示

ベクトルを 𝑼 = 𝑼𝑛𝑜𝑟𝑚𝑎𝑙 + 𝑼𝑡𝑎𝑛𝑔𝑒𝑛𝑡 と分解した場合の,

面内成分 𝑼𝑡𝑎𝑛𝑔𝑒𝑛𝑡 のベクトルの可視化方法です.

Page 6: ParaView による可視化 Tips

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Tips #2 ベクトルの面内成分の表示

1. “Pipeline Browser” でベクトルを表示したい面を選択した状態で, フィルターを選択します.

Surface Vectors

2. “Select Input Vectors” に可視化したいベクトル変数を指定します.この変数の面内成分ベクトルを可視化したい場合には,”Constraint Mode” に “Parallel” を選択します.設定が済んだら,”Apply” をクリックします.

3. “Pipeline Browser” で Surface Vectors を選択した状態で, フィルターを選択し,”Apply” をクリックします. 手順2において,”Parallel” の代わりに “Perpendicular” を選択すれば, 面に垂直な成分を可視化できます.

Glyph

上記の方法は面が曲面の場合でも対応可能です

補足

Page 7: ParaView による可視化 Tips

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Tips #3 ベクトルの面法線方向成分の表示

ベクトルを 𝑼 = 𝑼𝑛𝑜𝑟𝑚𝑎𝑙 + 𝑼𝑡𝑎𝑛𝑔𝑒𝑛𝑡 と分解した場合の, 面の法線方向成分 𝑼𝑛𝑜𝑟𝑚𝑎𝑙 の可視化方法です. ⇒ Tips #2 の説明の をご覧ください. 補足

Page 8: ParaView による可視化 Tips

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Tips #4 ベクトルの等間隔表示

1. “Sources” メニューから, を選択し,ベクトルを表示したい位置に平面を生成します.

Plane

Plane

Origin

Point1

Point2

X Resolution

• 3点の座標から,平面の位置を指定します.

• “X Resolution” は,”Origin” と “Point1” とを結ぶ方向の分割数を表します.

• “Y Resolution” は,”Origin” と “Point2” とを結ぶ方向の分割数を表します.

Page 9: ParaView による可視化 Tips

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Tips #4 ベクトルの等間隔表示

2. “Filters” メニューから, を選択 フィルターを選択します.すると,”Change Input Dialog” が表示されるので, • “Input” に OpenFOAM のケースファイル, • “Source” に前のステップで生成した平面

をそれぞれ選択して,”OK” ボタンをクリックします.

Resample with Dataset

Page 10: ParaView による可視化 Tips

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Tips #4 ベクトルの等間隔表示

3. “Pipeline Browser” で “ResampleWithDataset1” (最後の数字は適宜読み換えてください)を選択した状態で,

フィルターを選択します.

表示するベクトルやその他の設定を終えたら,”Apply” ボタンをクリックしてベクトルを描画します.

4. 平面の “X Resolution”,”Y Resolution” の値を調整して,表示するベクトルの数,間隔をコントロールします.

Glyph

Resolution の値を大きくすると,ベクトルが表示される点が増え,点の間隔が小さくなります.

数値を大きくするほど, 処理が重くなるので注意してください.

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Tips #4 ベクトルの等間隔表示

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Tips #4 ベクトルの等間隔表示

それぞれの方向の Resolution を 2倍にすると