謎pcとの付き合い方(lilo東海道 2015/5発表分)
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古いPC向けのカスタマイズ
● 最低メモリ:64MB (HDD起動:32MB)● 初代Pentium以降● 新旧さまざまなPCに(局所的に)対応– PC/ATは多種多様な機種があるため、フォーカスする機種を定めて対応
spmachine
● ここん独自のスクリプトで、癖のある謎マシンの挙動をコントロールする仕組みを備えている– 起動スクリプトのうち、X.org が動く直前に作動
– だいたいはX.orgの画面表示に関する修正
(本来手で書く必要がある /etc/X11/xorg.conf.d/* を全自動で入れる仕組みを持っている)
– タッチパネルドライバを起こしたりするのもここ
– あと、ちょっとした修正で間に合う場合はここ
syslinuxメニュー
● どうしても spmachine で自動判定できない際に、起動時のメニューに特定機種の項目を出すことがある– といっても、今のところ強制フレームバッファモード(Force Framebuffer) と PCG-C1 のみ
–
– ここに入るのは、機種名を特定する手段がない場合に限られる
ドライバを修正することも...
● これも基本的には普段やらない手段● と言いつつ、近年は古いx.orgドライバは動かないケースが増えているので修正することがある– パッチは基本的に他ディストリ(Debian, Ubuntu, Arch, Gentooなど)から持ってくる
● カーネルにパッチを当てることもある– Libretto 50用のpata-legacyパッチなど
● 単にモジュールの入れ忘れということもある– Broadcomの有線LANなど
HP Thin-Client 2533t
● CPU : VIA C7 1GHz● Memory : 1GB● Flash Memory : 1GB● Graphics : VIA Chrome 9● Windows XP Embedded● 頑丈らしい● 最近まれにヤフオクなどにあるらしい
いろいろ調査
● VIAだとよくX.orgのopenchromeが動かない→なのでシャットダウンという流れが考えられる– デバイス名をお聞きしたうえで、そのへんをちょこっと直したビルドを作った
– しかし動かない
● 他のディストリでの調査をお願いする– 前述の通り (Puppyの古いものでは動くらしい:おそらくは2.6.1x 世代)
● ネットを調べる– 「動かねーよ」という叫びしか聞こえない
ヤフオクで買って調べてみた
● 確かに落ちる、しかし状況によって落ちるポイントが違う
● debugモードで調べてみた:その結果、本番のudevが起動する段階(つまりすべてのデバイスをwakeする部分)で発生することが判った
● いろんなジャンルのドライバをblacklistしてみた:関連性がない
● もしかして、と思いついてACPIを無効にしてみた:当たり!