ここだけは押さえておきたい『出力できるpdf』(page 2010・2010年2月4日)
Post on 14-Apr-2017
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TRANSCRIPT
吉田印刷所について
データ入稿の受付の変遷
2000年:Illustrator・Photoshop・QuarkXPressなどの
ネイティブデータ入稿開始
2001年:PDF入稿開始
2005年:ワークフローRIPに移行
2009年:APPE(Adobe PDF Print Engine)運用へ移行
4
講師について
印刷通販事業の立ち上げに参加
DTP・データ入稿のオペレーション・技術アドバイス
ウェブ・ブログ・メールマガジンなどメディア担当
セミナー講師
PAGE 2009
DTP Booster
JAGAT 研究会
日本印刷学会 研究会
PAGE 2010
Heidelberg 研究会
5
PDF入稿の現状
弊社ネットアンケート(250名回答)
32%
30%
25%
13% 多い(70~100%)
少ない(~30%)
なし
半分くらい(40~60%)
アンケート:http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20090910/130000.html9
PDF/X-1a対応のソフトウェア使用状況
InDesign
非常に多くの方がPDF/X-1a入稿できる
Illustrator
アンケート: http://blog.ddc.co.jp/mt/news/archives/20100121-115154.html
95% 74%
11
PDF/X-4対応のソフトウェア使用状況
InDesign
意外に多くの方がPDF/X-4入稿できる
Illustrator
アンケート: http://blog.ddc.co.jp/mt/news/archives/20100121-115154.html
68% 59%
12
1ファイルで入稿OK
PDF入稿以前
InDesign/QuarkXPress/Illustrator/Photoshop/フォント
ファイル添付忘れ
フォント
PDF入稿後
PDFファイルのみ
17
印刷向け規格「PDF/X」
PDF/X = 印刷用PDFの仕様を定めたもの
PDF/X は ISO として承認(ISO 15930)
PDF/X-1a
PDF/X-4
カラー:CMYK 透明NG
カラー:RGBもOK 透明OK
21
スムーズなワークフローの構築のために
環境をきちんと整えよう
ルールがないデータ作成は製版側で特殊な作業を行わなければならないこともある
問題があった場合にコミュニケーションが取れる環境になっていますか?
23
スムーズなワークフローの構築のために
出力できるデータを作成しよう
データは正しく出力できて初めて意味がある
PDF入稿であれば、Acrobatのプリフライト機能を利用して、作成側でのチェックもしやすい
24
スムーズなワークフローの構築のために
スムーズなワークフローのためには自社だけでなく、データ作成者側の準備・協力が必要
現場のオペレーターと窓口の営業とデータ作成者とのコミュニケーション能力が問われる
25
PDF入稿、ここに注意
PDF 変換の設定に注意
印刷用の「PDF/X-1a」「PDF/X-4」という設定でも
確認する (自社の設定と整合性があるか?)
裁ち落とし
カラー変換
オーバープリント
27
PDF入稿、ここに注意
PDF保存時のフォントのアウトライン
化に注意(PDF/X-1a)
高解像度のオフセット印刷ではほとんど問題はない
高解像度ではないデバイス(POD・プリンタなど)で
は部分的に文字が太く印刷される場合がある
55
PDF入稿、ここに注意
PDF は修正しづらい
PDFをIllustratorで開くと
ファイルが壊れる場合があります
Acrobatで修正する場合、
修正の多くはプラグインが必要
135,000円
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まとめ
PDF は修正しづらいデータなので、
スムーズなワークフローの構築をし、
ストレートに流れる環境作りをしよう
プリプレス効率化のためには、
データ作成者からデータの受け手までの
データの受け渡しの準備が必要
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