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2011 日本リメディアル教育学会

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Page 1: Phrase Reading Worksheetと種々の副教材を使った授業設計 教室内学力格差への対応を目指して

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Phrase Reading Worksheetと種々の副教材を使った授業

設計教室内学力格差への対応を目指して

神谷 健一(大阪工業大学)

Page 2: Phrase Reading Worksheetと種々の副教材を使った授業設計 教室内学力格差への対応を目指して

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概要Phrase Reading Worksheet 作成ツールによるプリント

教材を利用した教室内学力格差への対応の試み

最初の段階の学習負担を減らし、徐々にステップアップしていく教材デザイン / 教材提示方法の紹介和訳先渡し → Phrase Reading → 英借文 → 英作文同一のプリント教材を学生のレベルに合わせて多目的に利

2010 年度 工学部 1 年次を対象とした授業での実践事例(一部 2011 年度前期の実践事例を含む)

90 分の授業を細切れに使う授業設計(主教材/副教材)

Page 3: Phrase Reading Worksheetと種々の副教材を使った授業設計 教室内学力格差への対応を目指して

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実践授業の背景「ベーシック・イングリッシュⅠ a 」「ベーシック・イング

リッシュⅠb」

工学部 12 学科( 2011 年現在) 1 年次配当科目。

学生番号によって各学科ごと2〜4クラス分割。クラス指定。

クラスサイズ: 30 〜 45 名。

習熟度別クラス編成ではない。 TOEIC 平均 300 点程度。

前期・後期それぞれ独立科目だがほぼ全員が通年履修。

共通シラバスだが教材選定や授業設計は担当教員裁量。

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実践授業の背景「ベーシック・イングリッシュⅠ a 」「ベーシック・イング

リッシュⅠb」

工学部 12 学科( 2011 年現在) 1 年次配当科目。

学生番号によって各学科ごと2〜4クラス分割。クラス指定。

クラスサイズ: 30 〜 45 名。

習熟度別クラス編成ではない。

前期・後期それぞれ独立科目だがほぼ全員が通年履修。

共通シラバスだが教材選定や授業設計は担当教員裁量。

条件不問!

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Phrase Reading Worksheet作成の手順

1. 意味のまとまりごとに英文に改行を入れる

2. 作成ツール上のボックスに貼り付けて処理する

3. 文番号・句番号・メモ欄などが追加され整形される

4. 各フレーズに対応した日本語訳を入力しておくと、プリント右側に表示させることができる(資料①)

5. 部分消去形式やインデントで文構造を視覚的に提示する形式(資料②)、左右反転させた形式(資料③ /④ )、 Cloze Test 型などを作成可能

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Phrase Reading Worksheetさまざまな形式

前週終了時に翌週分の授業設計に応じた予習プリントを配付。準備しやすい順番に並べると…1. 英語 1列のみで配付2. 英語 1列+ TM の和訳コピー配付3. 階段式(和訳なし)を配付4. 階段式(和訳なし)+ TM の和訳コピー配付5. 英語+日本語 2列を配付6. 階段式(和訳あり)を配付7. 部分消去型で配付8. クローズテスト型など、その他の形式で配付

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Phrase Reading Worksheet授業での活用方法

授業時の活動から復習、試験対策まで 英語+日本語 2列のものを配付して予習内容の確認作業 メモ欄や欄外等に解説事項・板書事項などを記入させる 2つ折りにして英文部分だけを上から順に黙読させる音読作業( Read and Look up など) メトロノームを利用して各 Phrase を等時間隔で黙読させる 2つ折りにして日本語部分だけを上から順に黙読させる 2つ折りにして日本語部分を追いかけながら英語音声を聴く 2つ折りにしてペアで各フレーズ和訳を順に言う練習 2つ折りにして日本語訳から英語に戻す練習

その他、アイデア次第でいろいろと!

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Phrase Reading Worksheet考 察

データベース・ソフトウェアの特徴を生かし、同一のデータから様々なレイアウトのプリント教材を作成可能

授業目的に応じて様々な形態のプリント教材を利用可能

同一のプリント教材を学習者自身が多目的に利用できる(教室内学力格差への対応?)

同一のプリント教材を教員自身が多目的に利用できる(授業の活性化?)

主教材/副教材としてさまざまな場面で応用可能

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年間を通じた授業設計の実例教科書 Lesson ごとに様々な形式の Phrase Reading Worksheet を利用。前期は直読直解に向けて徐々にステップアップしていくことを念頭に、後期は英借文、英作文につなげていくことを念頭に。

1. 英語+日本語 2列を配付し、目を通すことだけを予習とする。

2. 教員用マニュアル(以下 TM )の日本語訳と英語+日本語 2列のものを配付し、こなれた日本語訳と英語の語順の違いに気づかせる。(資料①)

3. TM の日本語訳と部分消去型のプリントを配付し、徐々に予習で埋める範囲を増やしていく。この段階から授業時に 2列のものを配付し予習チェック等を行っていく。(資料②)

4. TM の日本語訳と英語 1列のものを配付し、全ての箇所を埋めさせる。

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年間を通じた授業設計の実例教科書 Lesson ごとに様々な形式の Phrase Reading Worksheetを利用。前期は直読直解に向けて徐々にステップアップしていくことを念頭に、後期は英借文、英作文につなげていくことを念頭に。

5. TM の日本語訳を配付せず、全ての箇所を埋めさせる。

6. 日本語 1列を配付して教科書の英文を右側に書き写させる。(資料③)

7. 左側に日本語、右側に英語の部分消去型を作成し、予習として埋める範囲を少しずつ減らしていく。

8. プリントのフレーズや教科書本文を利用した英借文にチャレンジ。(資料④)

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さまざまな副教材の利用高校までは 50 分授業。 90 分間集中力が持続しない学生が多い。

教室の1〜2割程度は高い学習意欲。英語非専攻クラスの授業内容に退屈してしまう。

Phrase Reading Worksheet を使う学習は 90 分のうち 40~60分程度。残りの時間はさまざまな副教材を利用。

授業時間を細切れに使う意義教室内学力格差への対応授業の活性化教室内学習意欲格差への対応

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授業時間を細切れにする授業設計事例(前期)

1.質問コーナー(毎週/隔週)

2.発音コーナー

3. 教科書を用いた学習 (Phrase Reading Worksheet)

4.ギネスブックを利用したクイズ

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授業時間を細切れにする授業設計事例(後期)

1. 英語で数学・英語で理科

2.発音コーナー

3.質問コーナー(月 1回)

4. 教科書を用いた学習 (Phrase Reading Worksheet)

5. 日本文化発信

Page 14: Phrase Reading Worksheetと種々の副教材を使った授業設計 教室内学力格差への対応を目指して

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まとめ + 雑感教材の工夫と授業時間の細切れ利用

教室内学力格差への対応授業の活性化教室内学習意欲格差への対応授業の長さを感じさせない「英語が楽しくなりました!」リメディアル英語科目への応用可能性

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ご清聴ありがとうございました

神谷 健一(大阪工業大学)

[email protected]