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目的Purpose
方法Method
展望Prospect
インフルエンザウイルスポリメラーゼに結合するペプチドをライブラリーからスクリーニング
新規インフルエンザウイルスポリメラーゼ結合ペプチドとして複数のクローンを単離(一例として、A05クローンを示す)
クライオ電顕を用いた原子分解能でのタンパク質動的構造解析に向けた解析プラットフォームの構築Platform for analysis of proteinstructure dynamics using CryoEM
筑波大学医学医療系 川口 敦史[email protected]
計算科学的手法の活用と新規ペプチドスクリーニング
新たなタンパク質構造決定法として、クライオ電子顕微鏡による単粒子解析法が注目されており、液中でタンパク質が機能する瞬間を捉えた動的な構造解析が可能になると期待されている。一方、高分解能での動態解析には、分子動力学計算や新規画像解析手法との協働が必要である。
分子動力学計算や新規画像解析手法を組合わせた単粒子解析法による立体構造解析を行う。担当機関【1.サンプル調製(筑波大/東大)、2.TEMを用いたネガティブ染色法(筑波大)、3.Talos Arcticaでの観察(KEK/筑波大)、4.変形原子モデルの構築(産総研)、5.立体構造決定(筑波大)】
クライオ電子顕微鏡による動的構造解析を可能にするワンストップでのプラットフォームを構築し、研究拠点として継続的な運用をめざす。いずれは、TIA中核機関だけでなく、他の研究機関や企業、団体との共同研究・共同事業として発展させていくことを目標とする。
動力学計算による各スナップショットを繋ぐ動的構造の解析インフルエンザウイルスのRNAポリメラーゼを標的として、
ウイルスRNA合成に必須となる機能ドメインの探索を行った。
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上記、ウイルスポリメラーゼに加えて、複数の標的分子(白血病関連遺伝子や癌転移能関連遺伝子を含む)について、クライオ電顕を用いた解析を進め、解析プラットフォームの構築を進めています。 パニング回数