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個人のキャリアと政治学を学ぶ意義 石井重成 [email protected] http://www.facebook.com/kaishii617 2012年10月25日 プレゼミ

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News & Politics


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Page 1: politics & career development@Musashino university_20121025

個人のキャリアと政治学を学ぶ意義

石井重成 [email protected]

http://www.facebook.com/kaishii617 2012年10月25日 プレゼミ

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Opening

|-- page. 2 |-- Opening

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自己紹介( 「政治」「地方自治」 )

学生団体RING

地方自治研究会aube

|-- page. 3 |-- Opening

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自己紹介(「キャリア」「学び」)

同世代によるキャリアフォーラム

社会人のためのスキルシェアコミュニティ

|-- page. 4 |-- Opening

学生時代に就職活動支援もやっていました

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今日のGoal

自分のキャリアについて考えてみること。

|-- page. 5 |-- Opening

そのための素材(フレームワーク、ディスカッションの機会、僕

個人の考え)を提供します。

主役はみなさんです。

リラックスして自由にご質問ください。(話の途中でも歓迎です)

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まず、みなさんのことを教えてください

|-- page. 6 |-- Opening

1人30秒で自己紹介をお願いします。

・ お名前

・ いま勉強したいと思っていること&その理由

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本日のアジェンダ

|-- page. 7 |-- Opening

1: Will, Can, Must

2: 「夢」×「行動」

3: キャリアと学問

Appendix:就活tips

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Contents

|-- page. 8 |-- Contents

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Will, Can, Must

|-- page. 9 |-- Will, Can, Must

個人のキャリアを考える際に、「Will」「Can」「Must」というフレームワークがある

Will

やりたいこと

Can

できること

Must

やること

夢や興味など 知識や技術など 仕事や活動など

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人によって、3つの円の交わり方が異なる

Will

Must Can

3つの円が重なる部分が大きいほど「充実」を感じることができる

|-- page. 10 |-- Will, Can, Must

Page 11: politics & career development@Musashino university_20121025

しかし、この円を重ねる作業はむずかしい・・

こんな形になってしまったり

Will Must Can

WillとCan/Mustが完全にわかれてしまっているケース

|-- page. 11 |-- Will, Can, Must

Page 12: politics & career development@Musashino university_20121025

しかし、この円を重ねる作業はむずかしい・・

こんな形になってしまったり(part2)

Will

Must

Can

Willが極端に大きく、Can/Mustが小さいケース

|-- page. 12 |-- Will, Can, Must

Page 13: politics & career development@Musashino university_20121025

しかし、この円を重ねる作業はむずかしい・・

こんな形になってしまったり(part3)

Will Must Can

Will/CanよりもMustの極端に大きいケース

|-- page. 13 |-- Will, Can, Must

Page 14: politics & career development@Musashino university_20121025

しかし、この円を重ねる作業はむずかしい・・

こんな形になってしまったり(part4)

そもそもWillが見えないケース (よってCan / Mustとの関係も見えない)

Will Must Can

|-- page. 14 |-- Will, Can, Must

Page 15: politics & career development@Musashino university_20121025

みなさんは自分の3つの円を描くことができますか?

いま、この3つの明確な円を描くことができる方はスゴイ!

|-- page. 15 |-- Will, Can, Must

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どうせなら、Willからキャリアを構築したい

Mustはcanの制約を受ける。前向きなキャリア構築とは、Willを明確化し、Canをひろげ、WillとCanとMustの整合性をとっていくこと。

|-- page. 16 |-- Will, Can, Must

Will Can

やりたいことの明確化 できることの拡張 することの選択

Will Can

Will Can

Will Can

Must

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考えてみよう

「やりたいこと」はどうやったら見つかるのでしょうか・・・?

「やりたいこと」はどうやったら実現できるのでしょうか・・・?

|-- page. 17 |-- Will, Can, Must

グループワークを通じて考えてみましょう!!

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「夢」×「行動」を考えてみる

大手人材企業とのキャリアフォーラムで用いたマトリックス

|-- page. 18 |-- 「夢」×「行動」

行動力

夢の明確度

D C

A B

夢の明確度:成し遂げたいことや学びたいことが明確化されているかの度合い

行動力:様々な経験や価値観を得るための行動を実際に起こしているかどうかの度合い

Aさん:「夢×行動一致型」

⇒やりたいことを明確にし、達成にむけて具体的な行動を起こしている

Bさん:「夢先行型」

⇒やりたいことは明確だが、具体的な行動を起こすことができない

Cさん:「行動先行型」

⇒やりたいことが不明確で、様々なことにとりあえず積極的に参加している

Dさん:「・・・型」

⇒やりたいことが不明確で、具体的な行動も起こすことができない

Page 19: politics & career development@Musashino university_20121025

「夢」×「行動」を考えてみる

みなさんはこの4分類のどこに入ると思いますか?

|-- page. 19 |-- 「夢」×「行動」

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グループディスカッション

|-- page. 20 |-- 「夢」×「行動」

テーマ:「どうすればAに近づくことができるか?」 形式:2グループに分かれてディスカッション(15分)+共有(5分)

参考までに ・ 「自分はなぜそのポジションにいるのだろうか」を意識してみる

・ BからAに近づくためには?

・ CからAに近づくためには?

・ DからAに近づくためには?

・ Aから更なるAに近づくためには? etc..

「正解」はありません。思ったことや感じることを率直に議論してみましょう!

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ディスカッションスタート!

|-- page. 21 |-- 「夢」×「行動」

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ディスカッション内容を共有しよう!

|-- page. 22 |-- 「夢」×「行動」

▷ ディスカッションお疲れ様でした。 次は学問とキャリアについて少し考えてみましょう。

Page 23: politics & career development@Musashino university_20121025

大学での学問は個人のキャリア形成に役立つのか?

|-- page. 23 |-- キャリアと学問

個人の意見としては、「積極的な意味づけ」ができればYES

もちろん「大卒」という肩書きを得ることができるという意味では役立つ。

しかし、研究者を目指さない多くの人にとって、大学で学んだ学問が自分のキャ

リアに「直結」するかどうかはわからない。

つまり、自分の前向きなキャリア形成、

・ Willの明確化

・ Canの拡大

・ Mustの選択

において、学問はどこのフェーズで、どのように寄与するか(またはしないのか)

は人それぞれ。当然、学んでいる分野によっても違いがある。

自分のキャリア形成を考える一手段として学問を捉える思考はありうる。

(少なくとも漠然と授業に出るよりは自分の中で意味を持つ)

Page 24: politics & career development@Musashino university_20121025

政治学は個人のキャリア形成に役立つのか?

|-- page. 24 |-- キャリアと学問

これも、個人の意見としては、「積極的な意味づけ」ができればYES

たしかに、政治家を目指さない人にとって、政治学という学問は自分のキャリア

に「直結」しないものであるかもしれない。

「政治学を学ぶ意義とは?」という問いに対して、高畠通敏さんはこう答える。

それは「知性のメス」をみがくということです。と。

「われわれをとりまく人間的環境を「状況」として全体的に把握し、そこから逃避するのではなく、

これを「人間の条件」として受け入れながら、なおかつ、「状況」に対して「主体的」に働きかけ

ようという態度を養うこと。

「状況」として把握するということは、われわれを取りまく「制度」や「イデオロギー」だとか「権

力」構造などを、流動する人間の現実のなかでの一変数として見透かすということであり、そ

れはとりもなおさず、われわれの内なる「意識」や「習慣」にしがらみになっているものを、突き

はなして観察する態度を養うことである。」

参照:『政治学への道案内』(高畠通敏)

▷ 政治学は個人の自由な自己決定に寄与することができる(かもしれない)

Page 25: politics & career development@Musashino university_20121025

政治学は個人のキャリア形成に役立つのか?

|-- page. 25 |-- キャリアと学問

意見を出し合ってみましょう!

Page 26: politics & career development@Musashino university_20121025

Appendix:就活Tips

|-- page. 26 |-- Appendix

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就活の3種の神器

|-- page. 27 |-- Appendix

就活は総力戦。「知識」「論理的思考」「情熱」のバランスが重要

Knowledge

Logic

Passion

Page 28: politics & career development@Musashino university_20121025

採用までフロー

|-- page. 28 |-- Appendix

就活は採用のフローを知ることから始まる

ES(エントリーシート)

⇒自己紹介

・ 自分を知らない人が読む

・ さっと読めない文章は×

・ 「会ってみたい」と思うかどうか

筆記試験

⇒最初の足きり

・ SPI2は9割取ろう

・ コンサルなら判断推理/数的推理/GMAT、マスコミは時事問題

面接

⇒就活の肝

・ 人事は面接を最も重視する

・ 相手の趣向に合わせよう(後述)

GD(グループディスカッション)

⇒初対面力が問われる

・ 人当たりは重要、まず自己紹介

・ 喋らなければそこにいる意味なし

※GDと面接は前後することもある

Knowledge

Logic

Passion

Page 29: politics & career development@Musashino university_20121025

OB・OG訪問をしよう

|-- page. 29 |-- Appendix

情報源はいろいろあるが、情報収集と自己アピールの両方に役立つOB・OG訪問は絶対に

したい。面接時にも「生の声」は強い。

OB・OG訪問のやり方

1.学校の就職課にある名簿を見てメール

⇒オーソドックスなパターン。希望の会社に先輩がいるならまずこれ。

2.知り合いを通して

⇒このパターンは意外とある。

3.企業説明会で人事担当者にお願いする

⇒ちょっと気が引けるかもしれないけど、多くの人事担当者は学生から話しかけれるこ

とをうれしく思っている。

Knowledge

Logic

Passion

Page 30: politics & career development@Musashino university_20121025

全てのメッセージにロジックを

|-- page. 30 |-- Appendix

自分のメッセージに根拠が求められる。「なんとなく」は通じない。

Knowledge

Logic

Passion

就活のコミュニケーションはLow Context

人事担当者はその学生を採用した説明責任を負う

実際のビジネスでも、思いつきで仕事は動かない

自分と相手のGAP(前提)を埋めたか?

人事担当が(時には飲み会で)自分の話を簡単に再現できるか?

話の筋・相手のメリットが明確に伝わっているか?

▷ 自己分析の中で、情報や意見を構造化しておく必要がある

Page 31: politics & career development@Musashino university_20121025

構造化するとは?

|-- page. 31 |-- Appendix

情報・意見を構造化するには、ピラミッドロジックを使う

Knowledge

Logic

Passion

メインメッセージ

サブメッセージ サブメッセージ サブメッセージ

個別 メッセージ

個別 メッセージ

個別 メッセージ

個別 メッセージ

個別 メッセージ

MECE・レベル感を合わせる

因果関係・親子関係

▷ ピラミッドロジック = タテの論理 × ヨコの論理

Page 32: politics & career development@Musashino university_20121025

因果関係・親子関係(1)

|-- page. 32 |-- Appendix

因果関係とは、上下の階層が結論・根拠の関係になっていることをいう

Knowledge

Logic

Passion

因果関係

私には リーダーシップがある

私は3人兄弟だ 新しい企画を 推進した

キャプテンを やっていた

結論

根拠 根拠 根拠

Why so?

So What?

Page 33: politics & career development@Musashino university_20121025

因果関係・親子関係(2)

|-- page. 33 |-- Appendix

親子関係とは、上下の階層が概要・詳細の関係になっていることをいう

Knowledge

Logic

Passion

親子関係

ダイエット方法

食事制限

概要

詳細

運動

揚げ物を 食べない

スイーツを 食べない

エステに 通う

ランニングを する

Page 34: politics & career development@Musashino university_20121025

MECEとレベル感

|-- page. 34 |-- Appendix

・ メッセージをブレイクダウンする際に、モレとダブりをなくす

・ 同じ階層のメッセージのレベル感をそろえる

Knowledge

Logic

Passion

MECE

男性 熟女 女性

MECE(Mutually Exclusive Collectively Exhaustive)とは、モレなくダブりなくカテゴライズすること。この場合ダブりがある。

レベル感

生物

哺乳類 シャケ 甲殻類

同じ階層のレベル感を揃えないと違和感を感じる。

Page 35: politics & career development@Musashino university_20121025

何かを伝える際にはピラミッドを描く

|-- page. 35 |-- Appendix

ESや面接などの自己表現の場では、ピラミッドロジックを用い、誰が聞いても分かりやすい

メッセージを用意する。

Knowledge

Logic

Passion

私は御社に貢献できる

目的を達成するために努力できる

リーダーシップがある 社風が合う

OB・OGさんと価値観や仕事感が合う

資格勉強を継続した

バイトで失敗経験を生かした

授業のGWをリードした

部活で副部長を務めた

▷このケースだと、3つの階層を用いてメッセージを伝えることが出来る。

Page 36: politics & career development@Musashino university_20121025

本気で思っていると伝わる

|-- page. 36 |-- Appendix

会って話してみると、本気でそう思っているかどうか分かってしまう。

Knowledge

Logic

Passion

なんかうわべで喋ってるな

自信ないの かな・・・

このフレーズ就活本に載ってたな・・

▷ 自分のメッセージに自信を持つ (=自信が持てるまで考える)

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青の炎

|-- page. 37 |-- Appendix

熱意の押し付けは傍迷惑?! 戦略的に伝えることが重要

Knowledge

Logic

Passion

論理と熱意の比重

熱意

論理

導入 本章 結論

▷ 論理(ロジック)から熱意(パッション)へ

▷ 相手(面接官)の趣向に合わせて比重をコントロールする

Page 38: politics & career development@Musashino university_20121025

Closing

|-- page. 38 |-- Closing

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みなさんへのメッセージ

|-- page. 39 |-- Closing

木は天まで伸びられない

「日本の経済成長の物語を見ていると、この言葉が浮かんでく

る。木は太陽の光を求めて成長する。

伸びれば伸びるほど他の木よりも光を浴びることができ、子孫

も繁栄できる。そのために木は必死に伸びようとする。

しかし無限に伸びることはできない。

根っこの支える力がいつか持たなくなり、これまでの成長を支

えたその高さが自らの崩壊要因となっていく。」

引用:『GNH もう一つの<豊かさ>へ、10人の提案』

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みなさんへのメッセージ

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「小さな物語」

個々人がそれぞれに描く理想の生き方・人生を意味する。 人々の数だけこの小さな物語は存在する。

「大きな物語」

社会全体が理想とするような社会や国のあり方を意味する。 「小さな物語」の総和であり、延長線上にあるべきものである。

バブル崩壊とその後の経済停滞ともに、日本社会全体で共有してきた「大きな物語」が崩

れ落ち、それに同化していた「小さな物語」も描けなくなった。

日本の戦後とは、経済成長(GDPの増加)を目指した歴史であり、「経済大国」や「所得倍

増」は疑われることのない「大きな物語」であった。

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みなさんへのメッセージ

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一度きりの 就活

意義の見えない勉強

僕は何をしたいんだろう・・

偏差値で 決まる進学

「大きな物語」を消失し、当たり前がどんどんなくなってきているのに、

私たちの社会はとても「マニュアル化」されているように思える

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みなさんへのメッセージ

|-- page. 42 |-- Closing

自分の幸せを自分で定義してください。

自分の「小さな物語」をつくっていってください。

今日のワークショップが少しでもみなさんのお役にたてれば幸いです。

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ご清聴ありがとうございました!

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