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新型コロナウイルス感染症対応

に関する緊急調査結果

人間工学専門家認定機構

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The Certification Program for Professional Ergonomists

サマリー

1

1. 緊急事態宣言後は80%以上の専門家がリモートワークを経験

2. 業務内容については、会社従業員では約32％、学校関係者では47％がCOVID19の対応関係業務に関わっていることが分かった

3. 約半数は、感染防止、業務継続、健康維持について独自の工夫を実施し、その内容は人間工学に関係する内容も含んでいる

人間工学専門家認定機構会員を対象としたオンライン調査「新型コロナウイルス感染症対

応に関する緊急調査」により、以下のような結果が得られた。



新型コロナウイルス感染症対応に関する緊急調査

調査結果

1. 調査概要

2. 基本属性｜保有資格・年齢

3. 基本属性｜職業・業種

4. 所属組織の新型コロナウィ

ルス対応

5. 最近の業務

6. 個人としての活動

7. 人間工学業務で困ったこと

8. 自分自身や組織の工夫

#P19111 2

調査・資料作成：山本雅康



１．調査概要

3

目的：

• 新型コロナウィルス感染拡大の人間工学専門家の業務への影響、採用した工夫について把握する

• 人間工学的要素が高い「感染予防」「健康維持」「ビジネスの維持（リモートワークを含む）」に焦点を当てる

調査方法オンライン・アンケート調査

対象認定人間工学専門家機構全会員（380名）

期間 2020年5月25日（月）～6月3日（水）

回収数（S） 162



２．基本属性｜保有資格・年齢

• 準専門家の回答が期待を下回ったが、認定専門家の43%の回答を得ることができた

• 年齢も偏りなく分布している

4

68.5%

27.2%

1.9%

2.5%

認定人間工学専門家

認定人間工学準専門家

シニア認定人間工学専門家

認定人間工学アシスタント

11.1%

21.0%

24.7%

27.2%

16.0%

～２９

３０～３９

４０～４９

５０～５９

６０～

Q あなたが現在保有している人間工学の資格についてお答えください。

Q あなたの年齢をお答えください。

S = 162名



３．基本属性｜職業・業種

• 教員が多いが、大学で教鞭をとる認定専門家が多いため

5

6.2%

55.6%9.9%

19.1%

3.7%

5.6% 会社経営・自営

会社従業員

研究機関職員

教員

学生

その他 35.9

1.9

1.9

1.9

2.6

7.1

1.9

1.3

19.9

7.7

3.8

5.8

5.8

2.6

0.0 20.0 40.0

製造業

卸売・小売業

保険業

不動産業

電気・ガス・熱供給・水道業

電気通信業

医療機関

官公庁

学校、大学、教育

研究機関

サービス業

調査業・広告代理業

その他

現在は働いていない

Q あなたの職業についてお答えください。※複数の場合は、メインの業種

Q あなたが現在従事している業種をお答えください。 ※複数の場合は、メインの業種

(%)

S = 162名



４．所属組織の新型コロナウィルス対応

29.5

52.9

47.4

26.3

28.4

28.8

37.8

7.1

12.8

3.8

8.4

5.8

2.6

3.2

5.1

0% 20% 40% 60% 80% 100%

緊急事態宣言直前

緊急事態宣言後

直近1週間

リモートワーク通常出勤とリモートワークの混合通常通りの出勤臨時休業、もしくは仕事減その他

S = 156名（学生を除く）

Q あなたの所属する組織での新型コロナウイルス対応についてお答えください。

• 緊急事態宣言時は半数以上が完全にリモートワークを行っている

• 30%弱は、非常事態宣言前後も含めてリモートと通常勤務の併用している

(%)

6



60.9%28.8%

9.0%

1.3%

５．最近の業務 S=162

• 約60%が業務内容に変更がなく、約38%が対応業務にかかわっている

• 1.3％が業務休止

7

9.0

15.4

17.3

0 10 20

新型コロナウィルス感染予防、

治療、支援

ビジネスを適応するための開発

新型コロナウィルス社内対策

Q あなたの最近の業務について以下からあてはまるものを選んでください。

対応業務にかかわった割合（％）

通常業務の他に対応業務を行った

＊回答から再構成

(%)

通常の業務と変わらなかった


対応業務のみ

業務休止

S = 156名（学生を除く）



５．最近の業務（会社従業員 S=90）

• 会社従業員サブグループでは、32.2%が対応業務にかかわっている

• 対応業務にかかわったもののうち16.7%が「ビジネスを適応するための開発」にかか

わっている

8




(%)

67.8%

25.6%

6.7%



対応業務のみ

S = 90名

7.8

16.7

13.3

0 10 20


治療、支援





５．最近の業務（教員・研究機関職員 S＝47）

• 教員・研究機関職員サブグループでは、約48%が対応業務にかかわっている

• 対応業務のうち、3割弱が組織内対策作りや推進にかかわっている

9




(%)

52.2%

39.1%

8.7%



対応業務のみ

10.6

8.5

27.7

0 10 20 30


治療、支援



S = 47名



６．個人としての活動

10

21.0%

79.0%

S = 162名

Q あなた個人で新型コロナウイルス感染対応に関して行った活動があれば記入してください。

ない

ある

SNSなど社会への情報発信（8）

身近なコミュニティへの情報発信（5）

ワークショップなどへの参加（4）

ボランティアワーク（5）

活動の例（人）

S = 162名

• 業務として以外でも、情報発信やボランティアワークなどの活動を個人で行われた方が

一定数あった



７．人間工学業務で困ったこと

• 実験や調査の中止・中断が最も多く、手法の変更を行っている

• 調査、開発、その他の対面業務をリモートに切り替えることに困っている

3.7

46.9

21.6

34.6

37.7

7.4

9.9

13.0

0 10 20 30 40 50

関係者の感染、隔離による計画の中断・変更

実験や調査が中止・中断

実験や調査の方法を変更

対面業務（授業・ワークショップなど）のリモート対応

調査、開発の打ち合わせのリモート対応

リモート業務での技術的なトラブル

遠隔でできない業務

その他

Q 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、人間工学に関する活動でもっとも困ったことは何ですか。（3つまで）

(%)

S = 162名

11



８．自分自身や組織の工夫-1

• 47.5%の専門家自身や組織で、感染防止、業務継続、健康維持に関して独自の工夫をし

ている。

12

9.9%

11.7%

25.9%

52.5%

Q あなた自身やあなたの職場で、独自に工夫したことを紹介してください。（3つまで）

３案

２案

１案

なし

S = 162名


54

59

15

0 20 40 60

感染防止

業務維持・遂行

健康維持

工夫の案件数



８．自分自身や組織の工夫-2

• 47.5%の専門家自身や組織で、感染防止、業務継続、健康維持に関して独自の工夫をし

ている。

13

Q あなた自身やあなたの職場で、独自に工夫したことを紹介してください。（3つまで）

感染防止オンライン授業の実施

感染防止リモートでの会議やイベントの実施

感染防止オフィスのレイアウト変更

感染防止オフィス使用ルール作り

業務維持リモート化可能業務の仕分け

業務維持リモート化のための業務マニュアル作成

業務維持不足物資の制作

健康維持定期的な運動

工夫の例

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